「大学時代、塾講師のアルバイトを頑張っていたけれど、これってガクチカにできるの?」
「塾講師の経験を就活でアピールするには、どのようなことを強調すれば良いのだろうか」
「塾講師の経験を上手くアピールするための例文を読みたい」
このような悩みや疑問を抱える人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は塾講師の経験をガクチカでアピールする際の注意点やポイントはもちろんのこと、例文を10つ紹介していきます。
塾講師の経験は、教育系に限らず、さまざまな業界を志望する人にとって強力なアピールポイントとなります。
ぜひこの記事を参考に、あなたが塾講師のアルバイト経験を通して得たスキルや知識を効果的にアピールし、第一志望への就職を叶えてください。
- 塾講師をガクチカにするポイント
- ガクチカの書き方
- 塾講師の経験でアピールできること
- ガクチカを伝える際の注意点
- 塾講師をガクチカにした例文
- 塾講師をガクチカにするポイントを知りたい人
- ガクチカの書き方を知りたい人
- 塾講師の経験でアピールできることを知りたい人
- ガクチカを伝える際の注意点を知りたい人
- 塾講師をガクチカにした例文を知りたい人
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【塾講師のガクチカ】塾講師のガクチカをアピールするのはありきたり?
塾講師の経験は、十分にガクチカとして活用できます。
確かに塾講師のアルバイト自体はそこまで珍しい体験ではありませんが、ガクチカではそもそも題材がありきたりかどうかは問題になりません。
企業が知りたいのは学生一人ひとりの考え方や価値観、物事への取り組み方、総合的な人柄の特徴などです。
そのため、どのように頑張ってきたか詳細を述べればガクチカとして十分にアピールでき、能力や強みは企業にも伝わるものです。
塾講師のアルバイト経験では、さまざまな課題や困難と向き合ってきたでしょう。
ガクチカでは、その経験のプロセスを伝え、自分がどのように物事に取り組む人なのかをアピールすることが大切です。
塾講師経験をガクチカでアピールするには差別化がカギ
塾講師の経験はガクチカとして十分アピールに役立ちますが、とはいえ珍しい経験でないことも事実なので、アピールする際はいかに差別化を行うかがカギになります。
塾講師の経験があり、それをガクチカのエピソードに選ぶ学生は決して少なくありません。
そのため、特に差別化を意識せずにガクチカを書いてしまうと、「また塾講師のエピソードか…」と採用担当者に思われてしまう可能性があります。
そのため、内容を工夫して差別化を図ることは必ず忘れないようにしましょう。
なお、差別化のために話を大げさにしたり、珍しいエピソードをむりやり持ってきたりする必要はありません。
ガクチカの差別化ポイントは、基本的にエピソードを具体的にわかりやすく述べることです。
同じ塾講師のガクチカでも、人によって経験することの詳細は異なるため、その詳細を省略したりあいまいにしたりしないことが重要といえます。
【塾講師のガクチカ】塾講師の経験に対して企業が抱く印象
塾講師経験のガクチカを書くときは、そのエピソードを聞いた際に企業がどのような印象を抱くのか、詳細をチェックしておく必要があります。
あらかじめ企業が抱く印象を理解しておけば、アピールポイントを絞ることで、より魅力的なガクチカが書けるでしょう。
塾講師の経験に対して企業は、おもに以下のような印象を抱く傾向があります。
- 真面目で責任感がある
- 人とかかわることが好き
- 社会人マナーが備わっている
社会人として、いずれも多くの企業・業界で活きる魅力になるため、塾講師経験はガクチカでアピールしやすいといえます。
では、印象の詳細を一つひとつ紹介していきます。
真面目で責任感がある
企業は塾講師経験をアピールする学生に対して、真面目で責任感のある印象を持ちます。
実際に塾講師経験を持つ人の多くは、教育系の仕事を目指していることが多く、仕事柄真面目で堅実なイメージにつながりやすいのでしょう。
真面目であることは、さまざまな仕事を行ううえで必要な強みといえます。
真面目で責任感のある人は、最後まで一つのことをやりきる力があるため、忍耐力や粘り強さも長所になる可能性があります。
責任感があるからこそ面倒見がよく、周りに対してよく気が回る人も多いはずです。
特に集団指導の経験があれば、周りに対する気遣いの姿勢や視野の広さも、自然と鍛えられているといえます。
そのため、責任の重いポジションや業務などに携わりたいと考えている人は、ガクチカの題材に塾講師経験を選ぶことは向いている可能性があります。
なお、責任感が強いという長所について詳しく知りたいときは、以下の記事もチェックしてみてください。
https://shukatsu-ichiba.com/article/12750
人とかかわることが好き
企業は塾講師経験をガクチカのエピソードとして聞くことで、その就活生には「人とかかわることが好きな人」という印象を持つでしょう。
なぜなら、塾講師は生徒やほかの塾スタッフ、保護者など多くの人と常にやり取りする仕事だからです。
そのため、ある程度人とのかかわりを前向きに楽しめる人でなければ、塾講師ではやりがいを感じられません。
「人とかかわることが好き」という性質は、たとえば接客業・サービス業・人材業界などを志す際に特に評価される傾向にあります。
これらの仕事も人とのかかわりなしでは務まらないため、従事する際は、さまざまな人とコミュニケーションをとることでやりがいを感じられます。
そのため、塾講師のガクチカでエピソードを具体的に述べる際は、人とかかわることが好きというイメージと乖離しないように書くことが大切です。
社会人マナーが備わっている
企業は、就活生が塾講師の経験があるとアピールしてきた際は、ある程度社会人マナーが備わっているというイメージを持つ傾向にあります。
塾講師は、その塾の方針にはよるものの、人生の先輩として生徒のお手本になるようなふるまい・身だしなみなどが求められる場合があります。
そのため、塾講師をある程度長く続けていれば、大人として必要なマナーは身についている可能性があるといえます。
大人としてふさわしい対応ができることは、今後社会に出ていくうえでプラスに働くことは間違いないでしょう。
正しい敬語の使い方についても、しっかりしている人も多いといえます。
そのため塾講師のガクチカの内容を伝える際は、社会人マナーを学んだうえでその質を磨いてきたことも、ぜひアピールしたいところです。
【塾講師のガクチカ】塾講師の経験でアピールできる能力
塾講師のアルバイト経験で学んだことは、どのようなアピールにつながるのでしょうか。
塾講師の現場経験を通して身に付けられる、就活でアピールできるスキルの代表例は下記の通りです。
ぜひ参考にして、採用担当に自分が魅力的な人材であることを伝えましょう。
- 信頼関係
- 課題発見・解決力
- 傾聴力
- 教える力
信頼関係
「生徒や保護者との信頼関係の構築」が重要なアピールポイントです。
信頼関係を築くには、生徒一人ひとりの学習スタイルや目標に寄り添い、理解や進捗に合わせた指導を行う必要があります。
たとえば、定期的にフィードバックを実施して成績の変化を伝えることで、生徒は自分の成長を実感しやすくなります。
保護者とも進捗や課題について密にコミュニケーションを取ることで、安心感を提供し、指導への信頼感を高められます。
このように、生徒や保護者からの信頼を得るために工夫したエピソードを具体的に示すことで、コミュニケーション力や責任感といった強みを効果的にアピールできます。
課題発見・解決力
塾講師としての仕事は、生徒一人ひとりの学習の進捗や理解度を見極め、それに応じて指導内容や方法を変えていくものです。
生徒がつまづいている箇所や理解が浅い部分を正確に把握し、その原因を見つけ出すことは、講師としての最も基本的なスキルです。
つまり、課題の発見という能力が養われます。
また、課題を発見した後、それをどのようにして解決していくかを考え、実践するプロセスも非常に重要です。
たとえば、生徒が数学のある部分を理解できないとき、それは教材の問題なのか、基礎知識の欠如なのか、あるいは指導方法に問題があるのか、その原因を追求し、具体的な解決策を実行に移す能力が求められます。
これにより、課題解決のスキルも磨かれると言えるでしょう。
このような塾講師としての経験は、ビジネスの現場でも非常に役立ちます。
会社での業務では、様々な問題や課題が日々発生します。
それらの課題を早期に発見し、適切な解決策を策定・実行できる人は、チームや組織にとって非常に価値のある存在となります。
塾講師の経験を通じて培った「課題発見・解決力」は、多岐にわたる業界や職種での仕事においても高く評価されるスキルと言えるでしょう。
傾聴力
塾講師としての役割は、単に学習内容を伝えるだけではありません。
生徒一人ひとりの状態や考えを理解し、それに対応する指導を行うための情報収集が必要です。
その際、生徒が話す言葉や表情、態度から情報を汲み取る「傾聴」の技術が必須となります。
例えば、生徒が特定の数学の公式を理解できていないと感じたとき、その背景には「基礎的な知識が不足している」「先生の説明の仕方が合わない」「興味やモチベーションが低い」など、さまざまな要因が考えられます。
それを正確に把握するためには、生徒の言葉や反応をしっかりと受け取る傾聴力が不可欠です。
このような傾聴の経験は、ビジネスの現場で非常に有効です。
社内のコミュニケーションや取引先、顧客との対応で、相手の意見や要望、懸念を正確に理解し、それに適切に対応するための第一歩は「傾聴」です。
傾聴力があれば、よりスムーズなコミュニケーションが可能となり、トラブルの未然防止や顧客満足度の向上に寄与します。
こちらの記事もほかの就活生によく見られていますのでぜひ参考にしてみてください。
教える力
まず、「教える力」とは、単に知識を伝える能力だけではありません。
相手の理解度やニーズを把握し、それに合わせて内容や方法を調整する柔軟性、そして複雑な情報や概念を分かりやすく整理・伝達するスキルが含まれます。
これは塾講師が日常的に行う指導の中で自然と磨かれる能力であり、長期間塾講師として働いていた人ならば、多くが身に付けているはずです。
ビジネスの現場では、この「教える力」は非常に有効です。
新入社員のトレーニング、部下や同僚への業務の説明、クライアントや取引先へのプレゼンテーションなど、多岐にわたる場面でこのスキルが求められます。
教える能力が高ければ、相手の理解を促進し、業務の効率化や質の向上に貢献できます。
また、「教える力」には、相手の視点に立つことの重要性を深く理解するという要素もあります。
塾講師は、生徒の理解度や感じている困難を把握し、その都度指導方法を調整する必要があります。
この経験は、ビジネスの現場での相手の立場や視点を尊重し、効果的なコミュニケーションをとるための基盤となります。
協調性
塾講師の経験をガクチカにすれば、自分の魅力として協調性をアピールできる可能性があります。
塾講師は意外とチームで協力し合わなければならない場面も多いため、協調性を鍛えてきたことをアピールすれば、ガクチカとして説得力が高まる可能性があります。
協調性は、どこの企業・業界にいっても、人と一緒に働く以上多かれ少なかれ求められることです。
特にチームワークを重視する企業では、協調性があることは、エントリーするうえでもはや必須条件になることも多いでしょう。
協調性があれば、周りに対してよく気が利くのはもちろんのこと、総合的にコミュニケーション能力も高い場合が多いです。
そのため、必要なコミュニケーションを欠かさずに現場の仕事になじんでいけるだろう、と企業からは期待されやすいといえます。
人とのかかわりが多くチームワークが大事になる業界・職種を目指す際は、塾講師のガクチカでぜひ協調性をアピールしてみましょう。
相手の立場に立って考える力
塾講師の経験は、相手の立場に立って考える能力があるという証明にもなります。
そのため、ガクチカのエピソードとして塾講師の経験を伝えれば、相手の立場に立って考える力を効果的にアピールできる可能性があります。
塾講師を務める中では、生徒一人ひとりの言葉に耳を傾け、それぞれに合った指導を行わなければなりません。
そのため、塾講師の経験がある程度長ければ、相手の立場に立って考える力は自然と鍛えられるでしょう。
特に、実際に生徒の立場に立って行動し課題や困難を解決してきた経験があれば、そのことを具体的に伝えることで評価は得やすくなります。
就職後は、たとえば顧客相手に的確なサービスの提案が必要な場面などでは、相手の立場に立って考える力は活きやすいといえます。
生徒一人ひとりに対する理解力の高さに自信をもって塾講師を務めてきた人は、ぜひガクチカを通じてその能力の高さをアピールしてみましょう。
プレゼンテーション能力
塾講師の経験をガクチカのエピソードとして取り上げれば、プレゼンテーション能力をアピールできる可能性もあります。
なぜなら、生徒に対する指導・説明に日々従事していれば、自然とプレゼンテーション能力や説明スキルは身につくからです。
塾講師経験で鍛えられたことで、わかりやすく説明する能力に自信がある人やプレゼンが得意な人は、ガクチカではぜひその強みを伝えたいところです。
プレゼンテーション能力が高ければ、営業や会議などさまざまな場面でわかりやすい説明ができ、サービスや商品の魅力を的確に伝えられます。
また、プレゼンテーション能力や説明スキルが高い人は話すことがそもそも得意なので、総合的にコミュニケーション能力にも優れているといえるでしょう。
なお、塾講師経験のガクチカでプレゼンテーション能力をアピールするのであれば、わかりやすく内容を述べることが何よりのプレゼンテーション能力の証明になります。
ガクチカがわかりにくいと、口だけの印象になってしまうため注意が必要です。
周囲を巻き込む力
塾講師の経験をガクチカのエピソードとして伝える場合は、周囲を巻き込む力もアピールしやすいといえます。
たとえば改善の必要性などを提案し、指導方針やカリキュラムを変更したなどの経験があれば、その巻き込み力は高い能力といえるからです。
周囲を巻き込んで良い影響を与えられる人は、就職後も、積極的にリーダーシップを発揮できる可能性があります。
そのような能力は課題解決能力や主体性にも通ずるものがあるため、活躍のポテンシャルが高い人材として、魅力を感じてもらえる可能性は高いでしょう。
そのためエピソードを述べる際は、どうやって周囲を巻き込んだのか、共同して成果を出すうえで何に苦労したのかなど、詳細を丁寧に伝えていく必要があります。
具体的なエピソードで周囲を巻き込む力をアピールすれば、信憑性も高まり、企業からは評価されやすくなるでしょう。
【塾講師のガクチカ】ライバルと差別化するコツ
塾講師のガクチカをありきたりなもので終わらせないためには、ライバルであるほかの就活生のガクチカと、どのように差別化するかが重要となります。
差別化を心がけてガクチカを作成すれば、一見ありきたりに見える塾講師のガクチカも、魅力的に感じてもらえるでしょう。
塾講師のガクチカをライバルと差別化する際は、以下のコツが重要です。
- 塾講師のアルバイトを始めたきっかけを伝える
- 業務内容を具体的に説明する
- 自分なりに工夫したことを挙げる
- 数字を盛り込んで具体的に伝える
- 企業が求める人物像を意識して作成する
- 完成したガクチカを第三者に添削してもらう
ガクチカにオリジナリティを加える際は、ぜひ上記のコツを実践していきましょう。
では、コツ一つひとつを詳しく解説していきます。
塾講師のアルバイトを始めたきっかけを伝える
塾講師のガクチカをほかと差別化するのであれば、塾講師のアルバイトを始めたきっかけ、塾講師の仕事に興味を持った理由などを伝えることが大事です。
ガクチカは、「なぜ」「どうやって」という詳細の部分に差別化ポイントがあり、それらに積極的に触れることで自分の人柄を明確に伝えることができます。
「なぜ」という行動の動機を伝えれば、企業側に仕事に対する価値観や物事の考え方、興味関心などをアピールできます。
どのようなポイントで興味を持ったりやりがいを感じたりするのかは、やはり人によって違うものです。
そういった考え方の違いから、それぞれの人柄や価値観がわかるため、詳しく伝えてもらえれば企業は自社に合うかどうかを判断しやすくなります。
塾講師のアルバイトを始めた要因がわかれば、本人に興味を持ったり親しみを抱いたりするきっかけにもなるでしょう。
業務内容を具体的に説明する
ガクチカで塾講師経験のエピソードを伝える際は、業務内容をより明らかにする必要があります。
業務内容の説明を「塾講師」の一言で済ませてしまうと、オリジナリティが出にくくなり、抽象的な印象も強くなります。
結果、ほかの学生との間で埋もれてしまいやすくなり、採用担当者の印象には残らない可能性があります。
塾講師と一口にいっても、具体的な業務内容はそれぞれ違うものです。
個別指導か集団指導か、教えていた生徒の学年、おもに受け持っていた教科、保護者とのやり取りなど、業務内容は具体的に伝えるべきでしょう。
具体的に伝えれば、どのような塾でどのような講師だったのかがスムーズにつかめるため、最終的に入社後の活躍イメージにもつながりやすくなります。
また、具体性が高まれば、詳細の部分はほかの学生と丸被りすることはなくなります。
結果、差別化を図ることができて印象にも残りやすくなるでしょう。
自分なりに工夫したことを挙げる
塾講師のガクチカでは、自分なりに工夫したことを述べることで、明確な差別化を図る必要があります。
生徒とどのように向き合ってきたのか、カリキュラムを変更するために自分なりに取り入れた対策は何かなど、工夫したことを具体的に伝えることが重要です。
ガクチカでは、そもそも題材自体の個性やオリジナリティはそこまで重要視されておらず、工夫や努力の内容がおもに評価の対象となります。
本人なりに工夫したことは取り組みの過程であり、その過程から本人の人柄や価値観、強みなどは伝わってくるからです。
そのため、課題や困難と向き合って何らかの努力・工夫を重ねてきた場合は、その内容を詳しく述べるようにしましょう。
工夫の内容に具体性がないと、エピソード自体がわかりにくくなるだけでなく、信憑性も薄れてしまいます。
結果として差別化にもつながらないため、強い印象を持たせるうえでは、工夫・努力の内容に具体的に触れることが重要です。
数字を盛り込んで具体的に伝える
塾講師のガクチカでエピソードの内容を伝えるときは、数字を盛り込み、話の具体性を高めることが大切です。
課題や施策の内容、結果などの部分で数値化できるところを数値化して表現すれば、どのような状況だったのかがわかりやすくなります。
具体性が高まるため、納得感のあるエピソードになることで、採用担当者には大きなインパクトを与えられるでしょう。
塾講師のガクチカの場合、たとえば「指導方法を〇〇にした結果、定期テストの点数が10点上がった」「教え子5人が全員志望校に合格した」などの表現が挙げられます。
特に成果を伝える際は数字を用いると、自分の働きかけによって成果を得られたということの説得力が出ます。
逆に数字を一切入れずに表現してしまうと、「定期テストの成績が良くなった」「教え子が志望校に合格した」という表現になることで、抽象的な印象になるため注意が必要です。
企業が求める人物像を意識して作成する
ガクチカを伝える際は、企業が求める人物像を意識して作成することも重要です。
ガクチカは頑張ったことの事実を伝えることが目的ではなく、企業の採用ニーズに合ったアピールをし、のちに内定獲得につなげることが最終的なゴールだからです。
そのため、塾講師のガクチカを書く際は、事前の企業研究が欠かせません。
企業研究を重ねて志望先企業の社風や理念、事業内容について理解を深めておけば、企業がどのような人材を求めているか判断しやすくなるでしょう。
その求める人物像に沿ってアピールをすることが、最終的に内定獲得につなげるポイントです。
企業のニーズとマッチしていなければ、どれだけ魅力的なガクチカでも、その企業からは評価されない可能性があるため注意しましょう。
完成したガクチカを第三者に添削してもらう
作成したガクチカについて、ほかの学生との差別化を図るためには、完成したガクチカを添削してもらうことが大切です。
第三者にガクチカを添削してもらえれば、いまいちな表現だけでなく些細な誤字脱字、言葉の使い方が間違っているポイントなどがわかります。
結果、わかりにくい部分が解消されたりつまらないミスを防げたりするため、ガクチカの完成度はアップするでしょう。
ガクチカの完成度が総合的にアップすれば、より具体的でわかりやすい内容になり、ほかの学生との差別化も成功しやすくなります。
なお、完成したガクチカを添削してもらう相手は、友達や家族などが挙げられます。
実際に見てもらう際は、違和感を抱いた部分について遠慮なく指摘してもらうようにしましょう。
また、必要に応じて就活エージェントの書類添削サービスを利用することも大切です。
【塾講師のガクチカ】塾講師の経験を深ぼる方法
これまでご紹介した通り、受かるガクチカを作成するには、これまでの経験の深掘りが重要です。
あなたのポテンシャルや人柄が伝わりやすくなるのはもちろん、選考の場で行われる質問の対策にもつながります。
面接では、伝えたガクチカに対して質問がある場合が多いですが、事前に経験を掘り下げて考えをまとめておけば、その際に焦らず答えられます。
経験をしっかりと掘り下げておき、内定の確率をアップさせましょう。
- 塾講師をした理由
- どの業務に自分が力をいれたのか
- 塾講師で工夫したポイント
- 入社後に活かせること
塾講師をした理由
まず数あるアルバイトの中で、なぜ塾講師を選んだのか自分なりに考えてみてください。
多くの学生は飲食店など、一般的にサービス業のアルバイトをする割合が高いといえます。
企業はガクチカ等の学生の回答から、学生一人一人の人柄を図っています。
「なぜ」というポイントは自分らしさをアピールできるポイントですので、ぜひよく考えてみてください。
動機を掘り下げていくとガクチカの回答に関して自分らしさが格段に向上します。
どの業務に自分が力をいれたのか
経験を深掘る際は、どの業務に自分が力を入れたのかを振り返るのが効果的です。
塾講師といっても、その業務内容は多岐にわたります。
数多くある業務の中から、あなたがどの業務に力を入れて、努力したり工夫したりしたのかを振り返ってみましょう。
まずは業務内容を細かく分類し、自分がそれぞれに対してどう行動したのかを書き出してみるのがおすすめです。
力を入れた業務を書き出したら、企業の求める人物像にふさわしいエピソードを選びましょう。
塾講師で工夫したポイント
塾講師として、生徒との接し方や生徒の管理など、自分なりに工夫したポイントはありますか?
前述の項目以外にも、他の塾講師と情報交換を積極的にかわすことや、一人の学生との向き合い方など、塾講師のバイトで努力や工夫したエピソードをぜひアピールしましょう。
ここでも自分らしさが重要です。
自分で考えて行動できる学生は企業に入社後も積極的に自身で考えてくれる印象を与えます。
業務の効率化や、生徒への向き合い方などを向上させるために何かしたことがあれば、ぜひ具体的に説明できるようにしましょう。
入社後に活かせること
塾講師のアルバイトをして学んだこと、成長、自身の人柄やスキルは企業に入社後どのように活かせるでしょうか?
ガクチカはそれまでのエピソードと結び付けて将来のビジョンをアピールして締めましょう。
企業はあくまで一緒に働いてくれる人、企業に貢献してくれる人を探しています。
そのため、学生側から積極的に企業に貢献する意思をアピ―ルすると、好印象に繋がるのです。
【塾講師のガクチカ】わかりやすく伝えるためのおすすめ構成
ガクチカにおいて、エピソードのオリジナリティ(独自性)は大切です。
マインドマップで深掘りをして、ぜひ自分だけしかしていないであろう経験や自分だけの強み・価値観を見つけ出してみてください。
一方、ガクチカをエントリーシートに書くときや面接で話すとき、その構成にオリジナリティはいらないのです。
なぜなら、物事をわかりやすく伝えるための型はある程度決まっているからです。
企業の採用担当は、限られた時間のなかで多くの候補者のガクチカに目を通さなくてはならないということを忘れないようにしましょう。
- 結論:どんな経験をしたか
- 理由:なぜその経験をしたのか
- エピソード:具体的な経験の内容
- まとめ:経験から学んだこと
この構成はPREP法と呼ばれます。
以下ではこれらについて詳しく解説していきます。
ガクチカは「わかりやすい」ことが大前提、オリジナリティはエピソードや強み・価値観でアピールしましょう。
結論:どんな経験をしたか
ガクチカに限らず、就活においては書くときも話すときも、まず結論から述べるようにしましょう。
相手の質問に対してまず簡潔に答えるというのは、ビジネスの基本でもあります。
企業の採用担当は質問に対する答えがいつまでも返ってこないと、「この候補者は仕事ができなそうだな…」と不安になってしまうのです。
相手を不安にさせないためにも、まず結論から話すことを徹底しましょう。
ガクチカであれば、いつ、どこで、どんな経験をしたのかを端的に述べましょう。
理由:なぜその経験をしたのか
次にその経験をしたきっかけや、その経験をしようと思った理由を述べます。
塾講師のガクチカであれば、なぜ塾講師をしようと思ったのかや、具体的にとった施策や工夫についてなぜそれらを行ったのかの理由を述べることになります。
自分の強みや価値観を絡めて、説得力のある理由を相手に伝えましょう。
課題:その時の課題
エピソードを伝える際、その際にどのような課題が合ったのかを詳しく説明する必要があります。
企業はエピソードを聞くことを通して、どのような課題を、どのように工夫して乗り越えたかを知りたがっています。
そこで詳しく課題について話すことで、より鮮明にエピソードを想像できます。
行動:その時に何を考え、どう行動したか
企業は志望者の経験について尋ねることを通して、問題が発生した際にどのようなことを考え、どう行動したかを知りたがっています。
工夫する能力や、問題に対してどのように取り組めるかを確認しているのです。
問題解決能力があるかどうかを確認し、志望者が入社した際に即戦力として活躍できるかを確認しています。
結果:行動の結果どうなったか
企業はエピソードを尋ねることを通し、行動の結果、どうなったかも確認しているのです。
志望者が努力や工夫ができるかどうかを尋ねることはもちろん、結果を出せる人材であるかも、企業は知りたいものです。
実力主義の風潮が強まっている昨今、結果を出せる人材は重宝されます。
まとめ:経験からの学びや企業への貢献
多くの就活生はガクチカをエピソードトークだけで終えてしまいます。
しかし、ガクチカであなたの魅力を最大限に伝えたいなら、経験からの学びや企業への貢献にまで踏み込んで話をまとめましょう。
すなわち、経験から何を学び、それを志望する企業でどのように活かしたいと考えているのかまでをまとめとして述べるということです。
これができる就活生は数少ないため、塾講師のガクチカでここまで踏み込んで語ることができたなら、企業の採用担当はあなたを次の選考へ進めたくなること間違いなしです。
【塾講師のガクチカ】ガクチカを伝える際の注意点
学生時代に力を入れたことを伝える際の注意点には下記のようなものが挙げられます。
それぞれの注意点を抑えることで、マイナスイメージを避け、採用担当により良い印象を与えられることでしょう。
- 専門用語を多用しない
- わかりやすい表現で伝える
- 個人の成果ばかりアピールしない
- アピールにならないので避けた方が無難
専門用語を多用しない
塾講師のガクチカを作成するときは、専門用語を多用しないように十分に注意しましょう。
たとえ志望先が学習塾の企業でも、ESチェックや面接を担当する採用担当者は、専門用語には詳しくない可能性があります。
そのため、文章は一般的かつ平易な表現にすることが必要です。
なお、専門用語を使うと「知識がない人に対して配慮がない」「自分の知識を不必要に誇示しているように見える」などの印象を持たれる可能性があります。
結果として、良い評価にはつながらないため、専門用語の多用は避けましょう。
塾講師として長くアルバイトを続けていれば、人によっては、知らず知らずのうちに専門用語を使ってしまうこともあるため注意が必要です。
無意識のうちに難しい専門用語を説明なしに使っていないか、不要な専門用語が含まれていないかなどのポイントも、添削の際には念入りにチェックしてもらいましょう。
わかりやすい表現で伝える
塾講師のガクチカのエピソードを伝える際は、わかりやすい表現をとにかく意識しましょう。
理由は簡単で、わかりやすい表現のほうが、採用担当者が内容・アピールポイントをスムーズに理解できるからです。
「〇〇の経験から△△することは大事だと学ぶことができた」とアピールするよりは、「塾講師経験を通じて〇〇の大事さを学んだ」とアピールしたほうがシンプルでわかりやすいでしょう。
そのため、塾講師のガクチカを見直す際は、一文一文を細かく見ながら少しずつ表現をわかりやすくしていきましょう。
ちょっとした表現の工夫のみでも、全体的に見直せば、内容を読んだり聞いたりしたときの印象は変わるものです。
少しでも全体的にわかりやすさや簡素さを取り入れてうまくまとめれば、物事をわかりやすくまとめられる能力を評価してもらえる可能性もあります。
個人の成果ばかりアピールしない
塾講師のガクチカを述べる際は、個人の成果ばかりをアピールしないことが大切です。
自分の成果しか述べていないと、かえって信憑性が低く感じられたり、独りよがりな内容に見えてしまったりする可能性があります。
工夫して取り組んだことや周囲の人と協力して行ったことなどは、皆で連携したことをしっかり強調して伝える必要があります。
エピソードの登場人物が自分しかいなかったり、またはあまりに少なかったりすると、その状況を想像しにくい場合もあります。
そのため、施策を一緒に行った人や相談した相手などは、できるだけ詳しく書くと良いでしょう。
塾講師のガクチカを完成後に見直す際は、自分の成果ばかりをアピールしていないか、入念にチェックしてみてください。
アピールにならないので避けた方が無難
塾講師のガクチカを伝える際は、アピールになる内容かどうか十分にチェックすることも大事です。
結果としてエピソードの内容が薄かったり具体性に欠けていたりすると、ガクチカとして良い内容とはいえません。
採用担当者から積極的に興味を持ってもらえないどころか、準備不足なイメージばかりが強くなるため、ネガティブな評価を受けてしまう可能性があります。
そのため、ガクチカのエピソードを書くにあたって、あまり具体的に書けない場合はアピールしないほうが無難といえます。
抽象さが目立って印象が悪くなるくらいなら、別のエピソードを選んだり塾講師ではなく別の題材にしたりする対策が必要ということです。
そのため、ガクチカ作成後に内容を見直したり周りの人に添削してもらったりする際は、企業が魅力を感じる内容かどうかしっかりチェックしましょう。
【塾講師のガクチカ】ガクチカの例文12選
ここからは「塾講師のアルバイト」をテーマにしたガクチカを、例文で紹介していきます。
「結論→理由→エピソード→まとめ」の構成にも注意しながら、塾講師の経験からどのようなガクチカを作ることができるのか、参考にしてみてください。
「出来のよくない生徒と個人面談をした」という何気ない一場面をガクチカにしていますが、自分の強みや経験からの学びをきちんと盛り込んで自分だけのエピソードとなるように工夫しています。
何気ない経験も、自己分析次第でオリジナリティのあるエピソードに発展させられるのです。
- チーム力を身に着けた
- 課題解決能力を身に着けた
- 業務を効率化できた
- 信頼関係を構築できた
- 生徒のモチベーションを上げた
- 行動力を発揮できた
- 傾聴力を発揮できた
例文①チーム力を身に着けた
私は塾講師のアルバイトにて、従来はなかった個人面談を取り入れ、生徒の学力向上に努めました。
当塾の集団授業では生徒に寄り添った指導ができていないと感じ、問題を見つけたら主体的に行動するという自身の強みを活かして、授業後の個人面談を導入しました。
課題だったのは、他のアルバイトの先生との連携です。
当塾では曜日ごとに講師と教科が変わるため、頑張っているのに成績が伸び悩んでいる生徒の情報を先生間で共有することが困難でした。
私はベテランの先生と相談をし、他の曜日の先生にも生徒の様子に気を配ってもらうようお願いして日報にて情報交換をするよう働きかけました。
そして交換した情報に基づいて、問題を抱える生徒と授業後に面談を実施しました。
結果として、面談した生徒5人の生徒のうち4人を上位のクラスに昇級させることができました。
この経験から、課題を抱える相手に対してチームの力で寄り添うことの大切さを学びました。
この学びはワンチームを掲げる貴社の営業部門でも活かせるものだと思っています。
例文②課題解決能力を身に着けた
学生時代に最も力を入れた経験は、塾講師としてのアルバイトで新人研修プランを立案したことです。
私が塾講師として働き始めた時は新人研修は特に決まったプログラムがなく、新人講師は先輩講師の指導に頼る形でした。
しかし、新人講師からのフィードバックや自分自身の経験から、研修の必要性を痛感しました。
私は積極的に新人研修プランの立案を提案し、実際にその内容の策定に取り組み、授業の進め方、生徒へのアプローチ、問題解決のテクニックなど、初心者が授業を円滑に進めるための基本的なスキルや知識を網羅する内容を組み込みました。
また、研修を通じて、新人講師が先輩講師とのコミュニケーションの場を持つことも重視しました。
これにより、新人講師も「不安や疑問を直接先輩に相談できる環境を持つことができた」と喜んでくれました。
この研修プログラムの導入により、新人講師の授業品質が向上し、生徒からの満足度も高まったと感じます。
この経験を通して、チームの課題を発見し、それを解決するための計画を立て、実行する能力を養うことができました。
例文③業務を効率化できた
学生時代に特に力を入れたことは、塾講師としてのアルバイトで業務効率化に取り組んだ経験です。
この取り組みを通して、問題解決能力やチームワークの重要性を痛感しています。
当初、私がこの塾に入った時、複数の生徒を対象とした指導が難しく、生徒一人ひとりのニーズに応えることが難しいと感じました。
また、教材の整理や配布、授業の進行など、業務の流れに無駄が多く感じられました。
そこで私は業務効率化の取り組みを開始しました。
まず、教材の整理方法を見直し、効率的な配置や分類方法を導入することで、必要な教材を迅速に取り出せるようにしました。
また、授業の進行プランを事前にしっかりと計画し、生徒たちとのコミュニケーションを密に取ることで、各生徒の進度やニーズに合わせた指導を実現しました。
この経験を通して、単に効率を追求するだけでなく、その背景にある真の目的や価値を見極めることの重要性を学びました。
例文④信頼関係を構築できた
私が学生時代に力を入れたことは中学生向けの個人指導塾で生徒との信頼関係を築くことです。
私は初回の授業では自分のことを色々と話し、自分を開示することで相手に信頼を持ってもらうよう努めました。
このアプローチにより、多くの生徒が早い段階で打ち解けてくれました。
結果として、授業に対して前向きな姿勢を持つようになり、特に1人が毎回のテストで赤点を取ってしまう、苦手な数学で100点を取れたと誇らしげに見せてくれた時は、これ以上ないやりがいを感じました。
この経験から、信頼関係を築く能力がいかに重要であるかを学びました。
今後、この信頼関係を築く能力を活かし、クライアント企業とも早い段階で打ち解け、強固なビジネス関係を構築し、貴社に貢献したいと考えています。
例文⑤生徒のモチベーションを上げた
私が学生時代に力を入れたことは、塾講師として生徒のモチベーションを上げることです。
多くの生徒が宿題をこなしてくれないことが塾全体の課題であったため、解決を目指しました。
そこで「なぜ勉強しなければならないんだ」と宿題を放棄する生徒には、「勉強は絶対にしなければならないわけではないが、勉強した方が将来の選択肢が広がる」ということを説明しました。
その結果、生徒は納得して宿題をこなしてくれるようになりました。
この経験から、強制せずにモチベーションを高めることで、逆にやる気を失わせるリスクを回避しながら、相手のやる気を引き出す方法を学びました。
貴社においては、人に応じてアプローチ方法を変えつつやる気を引き出すことで、多くのメンバーがモチベーション高く取り組めるようなリーダーを目指したいと考えています。
例文⑥行動力を発揮できた
私が学生時代に力を入れたことは、行動力を発揮して塾講師として新たな授業を行うことです。
生徒の成績が伸びて保護者の方から感謝されることにやりがいを感じ、さらに良い授業を展開しようと考えたからです。
そこで、英語が苦手な生徒には英語字幕と日本語字幕を同時に表示させたテレビアニメを視聴する宿題を出し、数学が得意な生徒には、高校に入ってからつまずきやすい分野を教え、あらかじめ苦手意識を取り払いました。
その結果、生徒たちは高校入学後、塾を卒業したにも関わらず、スムーズに授業を理解できたと報告に来てくれました。
この経験を通じて、行動力を発揮し、柔軟に対応することが大切であると学びました。
貴社に入社してからも、必要とされる行動を率先して行い、スムーズに業務が進むように取り組みたいと考えています。
例文⑦傾聴力を発揮できた
私が学生時代に力を入れたことは塾講師として、生徒一人ひとりの話をしっかりと聞くことです。
話を聞くことで信頼関係を築き、授業に前向きに取り組んでほしいと考えたからです。
例えば、話してばかりの小学生の生徒には、話を真剣に聞くことで信頼を獲得し、最終的には授業時間内は集中して取り組んでくれるようになりました。
この経験から、相手の話をしっかりと聞き、何を求めているのかを理解することが重要であると学びました。
貴社でも営業職として様々なクライアント企業の担当者とやり取りする際、しっかりと話を聞くことを大切にします。
そして、何を求めているのか、何が課題なのかを深く理解した上でオーダーメイドの解決策を提案し、人として信頼され、長期契約を勝ち取る所存です。
例文⑧ 教える力を身につけた
例文⑨ 協調性を発揮できた
例文⑩ 相手の立場に立って考える力を磨いた
例文⑪ プレゼンテーション能力を高めた
例文⑫ 周囲を巻き込む力を発揮した
【塾講師のガクチカ】ガクチカのNG例文3選
ここからは塾講師のアルバイトをガクチカにする場合のNGな例文を紹介します。
以下の例文と悪い共通点があると感じた方は修正し、本番までにクオリティの高い文章を完成させられるように対策しましょう。
- 自分の成果だけをアピールする
- 社会人として当たり前のことをアピールしない
- 具体性がない
例文①自分の成果だけをアピールする
私が学生時代に力を入れたことは塾講師として多くの生徒の成績を伸ばすことです。
私は教育学部に在籍しており、自分の指導力を高めるためには塾講師として働くことが最も近道であると考えました。
塾においては、様々な成績の生徒がおり、中には学校にすらまともに登校できていない子もいましたが、一人ひとりの成績だけでなく、私生活や好きなことなどについて聞くことでメリハリを持って授業に取り組んでもらえるよう工夫しました。
これにより、生徒の成績は平均して20点ほど伸び、多くの保護者の方々から大いに感謝されました。
この経験を通じて自分の指導方法は素晴らしいものであると実感しました。
貴社に入社した際にもこの能力を活かして多くの後輩の方々を指導していきたいと考えています。
例文②社会人として当たり前のことをアピールしない
私が学生時代に力を入れたことは塾講師としてのアルバイトです。
高校までは朝が弱く、なかなか時間通りに登校することができませんでしたが、アルバイトはお給料を頂いて働いているということもあり、絶対に遅刻しないように心がけていました。
具体的には出勤時間の30分前までには最寄りの駅に着くようにし、必ず遅刻しないように近くのカフェで大学のレポートなどをこなしていました。
これにより、一度も遅刻や欠席をすることなく、塾講師として4年間働き続けることができ、勤勉さを塾長からも感謝されました。
貴社に入社してからもこの勤勉さを活かし、一度も遅刻や欠勤することなく勤め上げたいと考えています。
例文③具体性がない
私が学生時代に力を入れたことは塾講師として生徒の成績を伸ばすことです。
私が担当した複数の生徒は成績があまり良くありませんでしたが、一人ひとりの話を積極的に聞き、何が苦手なのかを聞き出すことでその苦手を解決し、成績を伸ばすことができました。
この経験は非常に私にとって重要なものとなり、自分の指導力に自信を持つ結果となりました。
また、生徒とのコミュニケーションを通じて相手の話をしっかりと聞く、つまり傾聴力を身につけられたことも大きな自信の1つです。
この能力を活かして、貴社に入社した暁には、営業職として活躍し、多くのクライアントと良好な関係を築きながら御社に貢献したいと考えています。
【塾講師のガクチカ】ガクチカは添削をしてもらおう
完成したガクチカは、一度誰かに見てもらったり聞いてもらったりして、添削してもらうことをおすすめします。
自分ではわかりやすい文章だと思っていても、他の人にとっては読みにくい、伝わらないということがしばしば起きるからです。
無意識のうちに、自分にしかわからない前提知識や状況を説明せずにガクチカを話していることは実は多いのです。
こうした問題は、他の人に添削をしてもらうことでしか解決できません。
添削してもらう人としては、
✓先輩
✓OBOG
✓就活エージェント
などがおすすめです。
一度見てもらっておけば、自信をもってガクチカを話すことができるので、ぜひ添削をしてもらいましょう。
就活市場LINEでも、就活生のES添削を受け付けています。
まずは気軽に相談しに来てくださいね。
まとめ
塾講師のアルバイト経験はガクチカにすることができます!
しかし、大学生に人気のアルバイトのひとつであるがゆえに、塾講師をガクチカにして差別化をするためには他の経験以上にきちんと自己分析をしておく必要があります。
また塾講師に限らず、ガクチカを伝えるときにはPREP法に従って結論ファーストで話しましょう。
そして完成したガクチカは、他の人に添削してもらいましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート