【自己PRって何書けばいいの?】 長期インターンでの自己PRの効果的な書き方教えます

【自己PRって何書けばいいの?】 長期インターンでの自己PRの効果的な書き方教えます

はじめに

長期インターンでは書類選考が設けられていることが多いです。

この書類選考を通じて、企業側はインターン希望者がどのような人物かを判断します。

倍率の高い企業では書類選考で落とされるケースも少なくありません。

そのため、事前に自己PRの上手な書き方を理解しておくことが大切です。

この記事では、書類選考で自己PRをどのように書けば良いかわからない人へ向けて、詳しい書き方を解説します。

自己PRの書き方

はじめて自己PRを書くのは難しいですよね。

この記事を読んでいただければ、どうやって書けば良いのか具体的なイメージが湧いてくるでしょう。

まずは「企業が自己PRで知りたいこと」からチェックしてみてください。

そもそも企業が自己PRで知りたいこと

企業が自己PRで知りたいことは主に2つあります。

その2つとは学生の能力と学生の人柄があげられます。

学生の能力

企業側は書類選考で学生の持つ能力(強み)を把握しようとしています。

これまで学習してきたことやスキル、保有資格などです。

このような強みを活かし、企業内で活躍できるかどうかを確かめます。

スキルは実務に就いてから習得していくものですが、適正の有無を確認するために必要な項目となっています。

経験値なども求められるので、なるべく細かく記載することが大切です。

人柄

価値観や考え方など、希望者の人柄も大切なポイントです。

企業側は自社で働きやすい人間かどうかを知りたいと考えています。

たとえば、周囲と協力できる、思いやりがある、社交的などさまざまな観点から人柄がチェックされます。

人柄が合わなければ希望者本人への精神的な負担になりかねません。

長期インターンがお互いのメリットとなるよう設けられた項目だと考えておきましょう。

長期インターンの自己PRで使える構成

自分の能力(強み)と人柄をわかりやすく伝えるには、PREP法という方法がおすすめです。

PREP法は4つの構成で順序立てて話を展開する方法となっています。

<PREP法の順序>

PREP法は

・結論 ・理由 ・具体例 ・結論

の4つに分かれています。

論理的に内容を伝えられるので、相手は情報を受け取りやすくなります。

ここから、PREP法について具体的に解説していきます。

魅力的な自己PRをより的確に伝えられるよう、参考にしてみてください。

【Point】自分の強み

自分の強みが採用担当者の目に留まるよう、キャッチーなワードを使ってみましょう。

比喩表現を使う、具体的な数字を入れるなど、一目見て注目してもらえるようなワードがおすすめです。

ただし、あまりに誇張しすぎた表現や意味が理解できない内容は逆効果かもしれません。

あくまでも伝わりやすさ、読みやすさを心がけてください。

【Reason】過去の具体的な出来事

強みは端的に伝えるだけでなく、強みを形成した具体的な出来事も示します。

強みに根拠を持たせるイメージですね。

注意点として、専門用語は多用せず、誰にでもわかる文章で書くことを意識しましょう。

自分の書く文章は、相手も同じレベルで理解しているとは限りません。

情景が多い浮かぶような内容を意識することが大切です。

【Example】出来事で得た成果

根拠を示した後は、出来事から得た学びや成果を定量的に伝えましょう。

具体性を持たせることで、自己PRの説得力がアップします。

たとえば、「自分の働きでアルバイト先の売上が5%アップした」、「塾講師として3名の生徒を有名大学へ合格させた」などです。

得られた成果から、どのように強みへつながるのかも記載するとより効果的です。

【Point】自分の強みが企業に貢献できることを伝える

自分の強みがどのように企業へ貢献できるのかも伝える必要があります。

再現性を持たせることで、自分の強みや人柄がさらに伝わりやすいです。

【Reason】や【Example】で説明した内容も踏まえると、よりわかりやすくなります。

長期インターンの自己PRを考える際の注意点

自己PRを考える際は、ほかの学生よりも、自分をより良く見せようと内容を盛りたくなるものです。

また、いくつもの企業にエントリーしなければならないからと、同じようなアピールを使い回そうとする人も少なくありません。

しかし、こういった発想は長期インターンの選考において大きな落とし穴となるため、注意する必要があります。

特に注意しておきたいポイントは「無理にアピールをしない」「具体的なアピールをする」「企業研究をしておく」の3つです。

くわしく見ていきましょう。

無理にアピールをしない

エントリー先の面接官に受けの良いことを言おうとして、話の内容を実態よりも大きく盛ってしまう学生は少なくありません。

強く興味をひかれる企業や、インターンへの参加が就職につながる企業となれば、自分を良く見せたくなるのは当然のことでしょう。

しかしながら、そういった背伸びのアピールは、かえって逆効果となる可能性が高いです。

応募してきた学生を審査する担当者はその道のプロです。

自分を優秀だと見せようとして知識をひけらかしたところで、そのあとの質問で、実際にどれだけの実力があるのか容易に見破られてしまいます。

不相応な自慢をするのではなく、今自分が認識している知識量やスキルをふまえながら、自分の長所といえる部分をアピールしましょう。

具体的なアピールをする

自己PRの際に、自身の努力や頑張りばかりをアピールして、具体的にどの程度の実績や実力があるのかをつかめない内容になってしまう学生がいます。

どれだけあなたが頑張って取り組んでいることを主張しても、数値や目標の達成度合いをはっきり示さなければ、相手にはその実態が伝わりません。

数字を用いるなど具体的な根拠を示して、はじめてあなたの自己PRを聞く人がその内容をイメージできるように説明しましょう。

また、まだ数字では表現できないような内容も、取り組むにあたって定めている目標を示すのが効果的です。

自分がインターンで何を目標に設定しているのか、その目標をどれだけ達成したいのか、具体的な言葉を使って説明しましょう。

企業研究をしておく

長期インターンに応募するにあたって、企業研究はとても重要です。

もし実際に就職することを考えていないとしても、インターン先がどういった事業を手掛けている企業なのか理解していなければ、その企業が採用したくなるようなアピールはできません。

また、長期インターンでは業務内容や事業のジャンルに沿ったプロジェクトに取り組むこととなります。

事業内容を把握しないまま参加してしまうと、ほかのインターン参加者や指導をされる社員の方に迷惑がかかりますし、せっかくの機会に有意義な経験を積むこともできません。

エントリー先の事業内容を調べたり、どのような人材を求めているのか応募要項から読み解いたりと、事前に十分な企業研究を行ったうえで、その傾向に合った自己PRを考えましょう。

自己PRの強みやエピソードがわからない人は自己分析をしよう

自己PRの強みやエピソードがわからない場合、まずは自己分析を十分に行ってみましょう。

自己分析は自分の強みや価値観を明確にできる効果的な方法です。

自分も知らない意外な強みや特徴、価値観などを知れるチャンスにもなります。

自己分析の仕方

自己分析はモチベーショングラフやマインドマップを使うのがおすすめです。

モチベーショングラフは自分の人生を可視化できるツールです。

何に対してモチベーションが上がるのか、どのように問題をクリアしてきたかなどを明確にできます。

具体的な使い方はこちらの記事が参考になります。

マインドマップは自分を客観視できるツールです。

紙の中心にテーマ(仕事の主義や将来の目標など)を書いて、そこから連想できるイメージを枝葉のように書き連ねます。

各枝葉でも同様のことを繰り返していくうちに、自分の考えや内面を書き出しているはずです。

こうして自分を客観視することで、固定概念や価値観にとらわれない自己分析ができます。

自己分析に役立つサイト

自己分析に役立つサイトを利用するのもおすすめです。

就活市場

就活市場では就活準備やインターンシップ、説明会の情報などが毎日配信されています。

就活に関わる最新情報をキャッチしたい人にはおすすめのサイトです。

以下のページで、自己分析について詳しく解説されているので参考にしてみてください。

キミスカ

キミスカでは自己分析をサポートできるツール「適性検査」が利用できます。

自分がどのような人間なのかを項目別(性格の傾向や思考力の傾向など)に分析してくれます。

会員登録必須なので、 以下のページを参考にしながら利用してみてください。

適性検査は1回しか受けられません。

十分に時間を取り、検査項目には正しく回答しましょう。

16personalities

16personalitiesでは性格診断テストが受けられます。

複数の質問に対し、自分がどの程度当てはまるかをチェックしていく形式のテストです。

詳細な結果を出してくれるので、自己分析の参考になるでしょう。

12分程度ですべて回答できます。

16personalitiesをつかう

長期インターンで使える自己PRの例文

ここまで、インターンの自己PRを考えるうえで大切なことについて解説しました。

これらをふまえて、長期インターンの選考において、どういった自己PRを考えていけば良いのでしょうか。

応募する業種や職種によって研修テーマや内容が変わるため、選考でアピールすべき内容はそれぞれ異なってきます。

当記事では「Webマーケティング」「エンジニア」「営業」の3つの職種について、それぞれ自己PRの例文を用意しました。

ぜひ参考にしてみてください。

webマーケティング

PREP法に照らし合わせて、自己PRの例文を紹介します。

【Point】 自分の強みは根気強く、物事をやり通す力があるところです。

【Reason】 この強みは高校時代、陸上競技部で3年間長距離をやり通した経験があるからこそ得たものです。

【Example】 はじめは地味な距離走や筋力トレーニングを続ける毎日でした。

どうして陸上部に入ったのかと後悔するほど辛く、辞めようかと思った日もあるほどです。

先輩たちに辛いことを相談し、励ましてもらいながらコツコツと練習を積み上げていきました。

努力を続けてきた結果、半年で記録が20秒近く縮まり、強い達成感があったのを覚えています。

この経験から根気強さが結果につながることを学びました。

【Point】 今でも接客業のアルバイトで自分の強みを発揮し、クレーマー対応にもめげずに向き合っています。

Webマーケティングでは根気強さが求められると思います。

この根気強さを活かし、貴社のインターン業務に携わって成果を出したいです。

エンジニア

私の強みは、一つひとつの小さな課題を冷静に解決していけることです。

この強みは、大学でプログラミング研究会に参加する中で培ってきたものです。

研究会では競技大会への参加に取り組み、提示された課題を解くためのプログラミングに挑むこととなりました。

大会では、制限時間の中で問題の原因を特定したり動きを改善したりすることが求められます。

そこで、課題内容を要求することに合わせて細かく分け、それぞれに優先度をつけて作業するくせをつけました。

その結果、最初は制限時間内に全体を実装できなかったのが、最終的に制限時間より10分以上も早く完成させられるほど作業がスムーズになりました。

インターンシップではこれまで培ったプログラミングスキルを活用し、課題に取り組みたいです。

そして経験を糧にして、エンジニアとしてフリーで稼げるようになりたいと考えています。

営業

私の強みは、主体性を発揮して周りを引き込んでいけることです。

大学ではイベントサークルの企画を任され、アイデアをまとめ上げたり進捗を管理したりする役割を引き受けていました。

メンバーが学業やバイトと並行して参加しているため、思うように時間が取れず、企画担当になった当初は進捗が滞ることもあったのです。

そこで、私から率先して声を上げ、短時間でもオンラインでのミーティングを行って、進行状況を共有するよう働きかけました。

結果、サークルで進捗をうまく管理できるようになり、仕事の融通をメンバー間で積極的に進める様子も見られるようになったのです。

インターンシップでも私の主体性の強さを活かし、活発に意見交換を進めながら取り組みます。

そして、学生のうちから営業職を経験することで、就職するときには同年代と差をつけたいです。

さいごに

長期インターンを目指す人は、ほかの学生より早く就活に向けて動いている人だと思います。

「出遅れているんじゃないか」「他の人はもっと積極的に動いているのでは」など心配する必要はありません。

焦らず行動し、自分を徹底的に見つめ直す時間を取ることが大切です。

自己分析を繰り返して、企業に自分の強みを効果的にアピールしましょう。

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