小売業社のインターンシップに参加する場合の志望動機

小売業社のインターンシップに参加する場合の志望動機
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

インターンシップは職業体験ができる制度ですが、就活生にとっては企業調査の一環でもあり、また、その企業に将来入りたいと考えてアピールすることが目的であるケースも多いでしょう。

希望している会社のインターンシップに参加できればよいですが、合格しなければ参加できません。

合格するためには志望動機をしっかり固めておくことが重要になります。

そこで、インターンシップ合格に役立つ志望動機の整理の仕方について紹介します。

インターンシップを実施している企業はたくさんありますが、その中でも小売業の会社のインターンシップを目指す場合についてお伝えします。

 

【事務職インターンシップの志望動機】志望動機で見られるポイント

志望動機では主に以下の3つのことが見られています。

以下の点を意識しながら志望動機を書いていきましょう。

会社や業界の理解

まず志望動機では応募する会社や業界の深い理解を示すことが重要です。

会社や業界についての理解が深いと、よく調べており、志望度が高いと判断されたり、本当に自分がその会社・業界でやりたいことができるのかなどを知ることができます。

会社とマッチしているか

次に会社とマッチしているかどうかが見られています。

たとえ優秀な人材でも、行う業務や社風、働き方に合っていなければ、会社で活躍することは難しくなります。

そのため、企業は自社とマッチしている人材を中心に採用しています。

志望度

もちろん志望動機では志望度が見られています。

企業は高いコストを払って採用活動を行っており、できるだけ内定辞退者を出したくないと考えています。

そのため、志望度が高く、内定辞退などしないかどうかは特に見られています。

小売業の仕事で役立ちたいという熱意を伝える

小売業のインターンシップに合格するための志望動機のポイントの1つ目は、小売業の仕事で役立ちたいという熱意を伝えることです。

実際の社員採用面接でも熱意を伝えることは大切だといわれています。

面接官は面接において、書類審査ではわからない熱意を確認することも目的の1つにしています。

そのため、インターンシップの面接では熱意を伝えることを軽視してはいけないのです。

志望動機の文言を検討する前に、本気でこの会社のインターンシップに参加したいのかどうかを自分なりに検証し、確固たる意志を持って志望動機の整理を行うことが大切です。

熱意があるふりをするだけでは簡単に見破られてしまう可能性が高いですので、本気でインターンシップに参加したいという気持ちを大切にしましょう。

なぜ小売業界を選んだのかを伝える

Interior of shop of clothes 小売業のインターンシップに合格するための志望動機の2つ目のポイントは、なぜ小売業界のインターンシップを選んだのかです。

世の中には数多くの業界が存在します。

インターンシップ採用側としてもなぜ小売業を選んだのかについては興味がありますし、将来の人材として検討対象に入れるかどうかの判断にも影響があるでしょう。

志望動機の核となる部分ですので、しっかり整理する必要があります。

説得力のある志望動機にするためには、小売業界に興味を持ったきっかけを過去に体験したエピソードを交えて伝えるのが効果的でしょう。

体験談は興味深く聞けるものですし、きっかけに納得してもらえれば志望動機全体に説得力が生まれます。

なぜこの会社に応募したのかを伝える

小売業のインターンシップ合格に役立つ志望動機のポイントの3つ目は、なぜ応募先の会社を選んだのかです。

小売業界を志望した理由について説得力のある説明ができたとしても、会社選びの理由を上手く説明できなければ志望動機全体の迫力がなくなってしまう可能性があります。

小売業界には数多くの会社が存在していますので、なぜこの会社を選んだのかを明確に説明することが大切なのです。

ポイントは、応募先の企業の強みに触れて、それに魅力を感じたという流れにすることです。

強みを正確に把握していること自体もアピールにつながります。

注意点としては、その強みに魅力を感じる理由をしっかり説明できることです。

一般的な説明ではなく、自分とのつながりにおいて魅力的であることを説明できるようにしましょう。

小売業に向いていることをアピールする

小売業のインターンシップ合格のための志望動機のポイントの4つ目は、自分が小売業に向いているというアピールを志望動機の中にさりげなく入れることです。

小売業に向いている人の特徴は、元気なこと、タフなこと、そして細かいことに気がついて臨機応変に対応できることなどといわれています。

そのため、志望動機の中で自分にはそういった特徴があり小売業に向いていると考えていることを伝えるのです。

そういった話を聞くと、面接官としては応募者が現場で実際に働いている姿をイメージするでしょう。

そういったイメージを抱かせることができれば印象に残り、インターンシップの面接に合格しやすくなるでしょう。

 

【不動産業界の志望動機】志望動機の7つの構成

不動産業界は金額も大きな取引を動かしたり、大規模な建設を行ったりしていく業界ですから、しっかりとした判断力や決断力、忍耐力なども必要です。

営業職を中心に流出入も多い業界であるため、企業としては、ストレス耐性があり、企業の社風や仕事をしっかりと理解して業績を上げ、長く定着してくれる人材を求めています。

そのため、どれだけ自社にマッチする人材かを、志望動機を通じて厳しくチェックしています。

選考に通るために、どのように志望動機を構成すべきか確認していきましょう。

志望動機の7つの構成

  1. 結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

  2. 理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

  3. エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

  4. 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

  5. 行動:そのため私は〇〇を行いました

  6. 結果:その結果〇〇になりました

  7. 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

1.結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

最初に述べるべきは結論です。

その企業を志望した一番のポイントを明確にしましょう。

結論からスタートすることに慣れていない方、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

ですが、企業にとっては一番知りたいのが、自社のどんなところに魅力を感じて志望したのかです。

これにより、どれだけ自社を理解しているかや、その人の熱意や入社意欲の強さが伝わってきます。

企業の担当者としては、就活生が他社にもエントリーしていることは了解済みですから、自社が本命なのか否かを、志望したポイントから見極めようとしています。

他社と差別化が図れるようなポイントを最初に挙げることで、選考者が興味を持ち、あなたに注目して話を聞いてくれるようになるのです。

2.理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

次に、結論で挙げた志望動機に至った理由を述べましょう。

どのような経験から、エントリーした企業で仕事をしたいと思ったかを具体的に述べます。

「大手だから。」、「有名だから。」、「収入が高いから。」といった表面的な理由や単純な理由は避けてください。

自分の過去の経験などに基づき、こんな仕事がしたいと思った、この企業で働く目的を見出したといった理由を挙げることがポイントになります。

ご自身の経験が企業を志望する動機に結び付いたとアピールすることで、自社が本命かもしれないという入社意欲の高さや熱意を伝えやすくなります。

3.エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

結論、理由を述べたら、入社後の活躍に結び付くエピソードを紹介しましょう。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどう貢献できるかをアピールできる経験を選ぶことがポイントです。

不動産業界をはじめ、その企業で活躍するにはどのような能力が求められるか、業界研究や企業研究をしっかり行って理解しましょう。

企業が求める人物像にマッチする自分の能力や強みがあるかを検討し、それに合ったエピソードがないか、過去の経験の棚卸しを行います。

その中から1つだけエピソードを選び、どのような経験だったかを簡潔に説明してください。

4.問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

過去の経験から1つを選ぶ際に押さえておきたいポイントがあります。

それは自分が何らかの問題に直面し、それを乗り越えたり、解決したりするために自ら行動を起こし解決したエピソードであることが、アピール材料として大切だということです。

過去の経験談をただ話しても、昔話や思い出話になってしまいます。

面接官はあなたの昔語りや美談を聞きたいと思っているわけではありません。

あなたがどんな人物であり、入社後にどんな活躍をしてくれそうな人物なのかをエピソードから知りたいと思っています。

そのためには、何らかの問題に直面し、それを自らの行動で乗り越えたといった成果が見える内容であることが必要となるのです。

5.行動:そのため私は〇〇を行いました

経験の概要を説明し、直面した問題についてわかりやすく状況説明をしたら、それに対して、あなたがどのような行動に出たのかを説明しましょう。

行動は入社後の活躍につながるような、不動産業界の仕事をしていくうえで必要となるような行動であることがベストです。

直面した問題に対して自ら考え、自ら能動的に取った行動であることが求められます。

誰かが考えて、誰かの指示で行った受動的な行動や、誰かに行ってもらったという行動ではなく、自らが動いた積極的な行動をアピールしましょう。

動ける人材であること、決断力があること、根性があることなど、自分の強みが発揮できた行動を示せるエピソードを紹介してください。

6.結果:その結果〇〇になりました

行動に出たところまでを話したところで安心してしまい、その結果を伝え忘れる方も少なくありません。

ビジネスをしていくうえでは、結果が求められます。

とくに不動産業界は大きな取引がなされるため、営業活動や顧客から相談を受けた段階から実際に取引が成立するまで長い時間がかかることもあるほか、結果として契約に至らない場合も少なくありません。

いかに交渉に時間をかけたり、顧客のコンサルティングを丁寧に行ったりしても、成約につながらなければ、企業の業績に貢献できません。

そのため、エピソードの紹介においても、行動を出たところまでで終えるのではなく、その結果、どうなったのかを具体的に説明するようにしましょう。

7.結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

エピソードの結果を述べたら、最後の総括としての結論を述べます。

これはあなたを売り込む最後のメッセージとなります。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどのような貢献ができるかを具体的に述べてください。

ただ単に「経験を活かして頑張ります。」はNGです。

これでは、どの企業でも使い回しができるので、本当に自社が本命なのかと疑われてしまう可能性があります。

最後まで気を抜かず、手を抜かず、その企業への入社意欲の高さと熱意をアピールし切りましょう。

そのためには、その企業の他社との差別化ポイントや、企業が求める人物像、その企業の仕事のスタイルなどに照らし合わせ、〇〇という点で貢献をしたいと具体的に伝えることが大切です。

志望動機のまとめ方に迷ったときはプロのアドバイスを聞こう

1706_1_7(3) インターンシップに合格するための志望動機のまとめ方に迷ったら、就活のプロのアドバイスを聞いてみましょう。

採用面接だけでなくインターンシップの面接対策のヒントがもらえる可能性があります。

ジョブコミットの就活対策セミナーなどに積極的に参加してみることをおすすめします。

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