サマーインターンのESが面倒くさい人必見!ES選考を突破するための3つのポイント

サマーインターンのESが面倒くさい人必見!ES選考を突破するための3つのポイント

はじめに

「サマーインターン応募してる?」「サマーインターン参加決まったよ」

夏休みが近づくと、そんな会話がうっすら聞こえてきます。

サマーインターンに参加した方がいいのはわかっているけど、どうしたらいいのかわからない人や、サマーインターンにエントリーしたはいいけれど、エントリーシート(ES)を出すのが面倒くさいという人は意外と多いのではないでしょうか?

この記事では、そんなサマーインターンのESをこれから出したいという人に向けて、サマーインターンになぜ参加するのか、ESでよく聞かれる質問、そしてESで意識すべき3つのポイントについて解説します。

これからのサマーインターンをどう乗り切るか、参考にしていただければと思います。

【サマーインターンのES】サマーインターンに参加する目的は?

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サマーインターンに参加しようと考えている学生のみなさん、そもそもサマーインターンに参加する目的は明確にできていますか?

サマーインターンに参加する目的が明確でないと、サマーインターンの選考を通過できないばかりか、サマーインターンに参加しても何も意味がなかったということにもなりかねません。

「サマーインターンなんて意味ないよ」という先輩も一部ではいるようですが、そうした先輩の多くはサマーインターンに参加する前に、その目的を明確にできていなかった人たちです。

サマーインターンには大きく分けて、

・セミナー型インターン
・プロジェクト型インターン
・内定直結型インターン

の3つがあります。

これからサマーインターンへの参加を考えるみなさんは、きちんと目的を考えて、自分に最適な形式のインターンを選びましょう。

セミナー型インターン

期間 1Day
選考 基本的にない
目的 ・幅広く業界研究をする
・おおまかに企業研究をする

セミナー型インターンは企業説明会に近いインターンです。

1日で行われることが多く、選考は基本的にありません(一部エントリー者数が非常に多い企業では、選考がある場合もあります)。

ただ、選考はなくとも定員数が決められており、先着順のセミナーもありますので、参加したいと思ったらすぐにエントリーすることを心がけましょう。

まだ志望業界や希望職種が決まっておらず、幅広く業界を見たいという方におすすめのインターン形式です。

セミナー型インターンへの参加を考える場合は、今の自分の興味にとらわれず、なるべく幅広い業界のセミナーに参加することを意識しましょう。

プロジェクト型インターン

期間 3~5Days
選考 ES→Webテスト→面接がある
目的 ・深く企業を理解する
・職種を理解する

プロジェクト型インターンはインターンの参加者同士でチームを組み、事業立案や課題解決に挑戦するインターンです。

3~5日程度の時間をかけてプロジェクトに取り組み、最終日には社員の方にプレゼンテーションを行ってフィードバックをもらうという流れが一般的です。

実際の業務に近いプロジェクトに挑戦できるため、実際の業務に対するイメージをつかむことができるほか、社員の方とコミュニケーションがとれるため、より深い企業研究が可能になります。

すでにある程度志望業界が絞れている方や、やりたい仕事をなんとなく考えられている人におすすめです。

内定直結型インターン

期間 3~5Days
選考 インターン後に最終面接がある
目的 早期選考や早期内定のルートに乗る

中には、サマーインターンを本選考の一部としているような企業も存在します。

通年採用や早期選考を行っているような外資系企業やベンチャー企業に多く見られるインターンです。

インターンの内容はプロジェクト型インターンとさほど変わりませんが、インターンの優秀者が最終面接に案内されるという点が異なります。

インターンまでの選考だけでなく、インターンの参加中も選考が行われているため、しっかりと準備をしてインターンに臨む必要があります。

企業が「内定直結型」と銘打っていることもありますが、内定直結と言われていない場合にも事実上選考の一部とされているようなサマーインターンもありますから、内定直結型かどうかは選考フローをよく確認して判断しましょう。

【サマーインターンのES】ESでよくある質問

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選考のあるサマーインターンに参加するための、第一の関門がエントリーシート(ES)です。

エントリー数が多く高倍率のサマーインターンでは、一定以上のクオリティのESでないと足切りをくらってしまい、面接すら受けさせてもらえないということが往々にして起こります。

就活を始めたばかりで、これまでESを提出したことがないという人は特に注意が必要です。

サマーインターンのESではどんなことが聞かれるのか、よくある質問とその対処法をご紹介します。

学生時代に力を入れたこと

サマーインターンのESでもっともよく聞かれるのが、「学生時代に力を入れたこと」いわゆるガクチカに関する質問です。

3年生の夏の時点では自己分析が十分ではなく、志望業界や希望職種が固まっていない学生も多いということを企業は理解しています。

そんななか、企業があなたの能力や人柄を判断する材料としてもっとも重視するのが「ガクチカ」なのです。

したがって、ガクチカはそのエピソードであなたの人柄や強みを端的に表せるものが効果的です。

具体的なガクチカの書き方に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

志望動機系

次に多い質問が、志望動機に関する質問です。

一言で志望動機といっても、聞かれ方が企業によって少しずつ異なるのが厄介なところです。

サマーインターンの志望動機で聞かれる質問は大きく分けて以下の3つです。

・サマーインターンに参加したい理由
・業界を志望する理由
・企業を志望する理由

特に、「サマーインターンに参加したいと思った理由」がサマーインターンのESではもっともよく聞かれる質問です。

「サマーインターンの志望理由」を問われたときは、ただ単にサマーインターンを志望する理由を述べるだけではなく、下の例文のように業界や企業に興味をもったきっかけもあわせて述べられると高評価を得られます。

私はインターンを通じて〇〇という職種に対する理解を深めるために応募しました。(インターンの参加目的)
私は△△がきっかけで、~~業界に興味をもちました。(業界を志望する理由)
なかでも貴社の□□な点に魅力を感じ、実際に社員の方のお話を聞きながらインターンに挑戦することで、〇〇に関する学びを得たいと考えています。(企業を志望する理由)

 

このように、自分が問われていること伝えたいことは何なのかをきちんと意識してESの構成を考えることが大切です。

詳しい志望動機の書き方についてはこちらの記事を参照してください。

自己PR

自己PRもESでよく問われるものです。

よくガクチカと同じようなことになってしまうという悩みを抱える就活生がいますが、その悩みをもつのは正しいです。

どちらも自分の人柄や強みを伝えるためのものですから、似通ってしまうのはむしろ良い傾向といえます。

自己PRで意識すべきことは、経験よりも自分の人柄を伝えることをメインにすることです。

エピソードはあくまでも、自分の人柄や強みを伝える補足程度に考え、ESではそこまで詳しく書かないようにしましょう。

面接で深堀りしてもらう材料となるエピソードを、自己PRにも書いておくくらいの意識が望ましいです。

詳しい志望動機の書き方についてはこちらの記事を参照してください。

【サマーインターンのES】ESを書くときに意識すべき3つのポイント

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サマーインターンのESを通過するには、どのようなことを意識してESを書けばよいのでしょうか?

サマーインターンのESを書くときに意識すべきポイントが3つあります。

①相手に内容が伝わるかどうか
②企業の目的とマッチしているか
③複数のパターンを用意しているか

の3つです。

これらを意識しないまま、やみくもにESを書いて提出していっても思うような結果は出せません。

逆にこれらを意識的にESに取り入れることで、サマーインターンのESで落とされることはまずなくなると言っていいでしょう。

それぞれについて詳しく解説していきます。

相手に内容が伝わるかどうか

ESを書くときには、「相手に内容が伝わるかどうか」を意識することが大切です。

自分が書いてある内容を理解できても、あなたの話を初めて聞く企業の方にとっては書いてある内容がサッパリわからないということは、意外にもよく起こりえます。

こうした残念な結末を防ぐために、ESを書くときは物事をわかりやすく伝えることを意識しましょう。

人に物事をわかりやすく伝えるには、PREP法を活用するのがおすすめです!

PREP法とは物事を端的に伝えるときの手法で、「主張(P)」「理由(R)」「具体例(E)」「結論(P)」の順に文章を組み立てます。

相手に伝わりやすく、ストーリー性もあるため読みやすい文章に仕上がるとされています。

必ずしもこの形式にしなければならないというわけではありませんが、最低限、一番言いたいことを先に伝え、次にその理由を述べるというクセを付けておくことをおすすめします。

企業の目的とマッチしているか

ただのエピソードの羅列やあなたの自慢話で終わってしまっているESは、良いESとは言えません。

大切なのは、あなたのエピソードや強みが、企業の求める人材や、企業が進んでいきたい方向性とマッチしているかどうかなのです。

したがって、「私は企業の求めているものをきちんと理解できていますよ!」ということを企業に示すことが非常に大切です。

実際、「私の〇〇という強み(経験)は、貴社の△△でも活かせるものだと考えています。」といった一言があるだけで、ESの評価はグンと高まります。

ほかの就活生に差をつけるためにも、企業の目的を意識してESを書くように心がけましょう。

複数のパターンを用意しているか

業界を幅広く見るために、サマーインターンではたくさんのESを提出しなければならないということもあるでしょう。

一つ一つのESに思った以上に時間がかかり、本当に出したい企業のESにあまり時間をかけられなくなってしまったという事態に陥る就活生もいます。

そんな事態を避けるためには、一つのエピソードに対して複数の字数で答えを用意したり、複数のエピソードを用意しておくことがおすすめです。

あらかじめ用意してあるESのストックが多ければ多いほど、一つのESにかかる時間も減らせますし、その後の面接でも話の種を増やすことができます。

複数の字数を用意しておく

ESでは、一つのお題に対して複数の字数で答えを準備しておくのが望ましいです。

ガクチカであれば、400字が一般的ですが、200~300字で書くことを求められることもあります。逆に500~600字で詳しく述べることを求める企業もあるのです。

そうはいっても、いきなり複数のパターンを作るのは大変ですよね。

まずは、それぞれの質問に対する答えを400字で作成して、それより少ない字数や多い字数を求められて書いたときに、きちんと記録として残しておいてストックを溜めておくことをおすすめします。

複数のエピソードを用意しておく

一つのガクチカや自己PRを作り込むのももちろん大切なことです。

しかし、すべての業界に広く当てはまる強みを考えるのは難しいことです。

また、ESを通過したあとの面接では、「ES以外のエピソード」を求められることもよくあります。

したがって、エピソードを複数用意しておき、企業に合わせてエピソードを選べるようにしておくと、時間と労力をかけすぎることなく質の高いESを量産することができます。

【サマーインターンのES】サマーインターンに参加する意味ってあるの?

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「ポイントを抑えてESを書かなければいけないのはわかったけど、そこまで面倒くさい思いをしてESを書いて何かいいことがあるの?」 という人もいるでしょう。

確かにきちんと準備をしたとしても、ESが面倒くさいことに変わりはありません。

ESを頑張って書いたのに面接で落とされてサマーインターンに参加できない人も多くいることですし、どうせ参加できないのならESも書きたくないですよね。

しかし、面倒なESを提出した暁には、その苦労を補って余りあるほどのメリットがあるのです。

ここでは、サマーインターンに挑戦するメリットを3つご紹介します。

サマーインターンへの参加は就活生の間で徐々に当たり前になりつつあります。

面倒くさがってエントリーしなかったことであとから後悔しないように、メリットをしっかり理解しておいてください。

早くから就活モードになれる

早くから就職モードになれるというのが、実は選考のあるサマーインターンに挑戦する一番のメリットです。

選考のあるサマーインターンは高倍率になることも多く、挑戦しても参加資格を得られないということが度々起こるでしょう。

しかし、それでもサマーインターンに挑戦する価値はあります。

なぜなら、サマーインターンの選考を通して就活の準備ができるからです。

サマーインターンのESや面接をきっかけに就活を始めた方は、仮にサマーインターンの選考で落ちたとしても、その後の就活に活かすことのできる財産を手に入れることができます。

人より早く就活の準備ができ、自分の強みや弱点をきちんと把握することができるという点で、早くから「選考」というものにチャレンジしておくことはとても効果的なのです。

早期選考・早期内定のルートに乗れる

冒頭でもお話しした通り、サマーインターンに参加すると早期選考・早期内定につながる選考ルートに乗ることができます。

内定直結でなくとも、選考ありのインターンならば、サマーインターンへの参加が決まった時点で、本選考の一部の選考をスキップしてもらえることが多くあります。

就活のスケジュールが全体的に早期化しているなかで、選考が受けられるチャンスをなるべく増やしておくのはおすすめの戦略です。

就職後のイメージがつかめる

サマーインターンでは、実務をベースにしたプログラムを経験できたり、実際に企業で働く社員さんからフィードバックをもらえたりします。

学生が、企業でどんな仕事をどのように行うかのイメージをつかむためには、やはりサマーインターンがもっとも効果的な環境なのです。

確かに企業説明会やOBOG訪問を活用して、企業で働くイメージをもつこともできます。

しかし、早くから就活を意識しているみなさんだからこそ、ぜひサマーインターンに挑戦して、他の就活生よりも鮮明に就職後に企業で働くイメージを描いておくことをおすすめします。

【サマーインターンのES】思い切ってESを出してみよう!

サマーインターンに参加してみようと思った方は、今すぐにそれを行動に移しましょう。

以前にESを出そうと思って放置してしまっている人は、これまで紹介してきたポイントを踏まえて、すぐにESを書き始めることをおすすめします。

最後にESを出すうえで注意しておくべきことを紹介しておきます。

ESは早めに出そう

「この企業のインターンに参加してみたい」と思ったら、すぐにエントリーをしてESを書くようにしましょう。

その日忙しくてESを書く時間がとれなかったとしても、なるべく早く時間をとってESを提出することを心がけてください。

間違っても、締切までまだ時間があるからと後回しにしてはいけません。

サマーインターンの募集は企業ごとにスケジュールが異なっており、次から次へと新しい募集が始まってしまいます。

したがって、気がついたらESの提出期限に追われてしまっているということになりかねません。

「参加したい」と思ったらすぐに行動を起こすことが何よりも大切です。

不安なら添削してもらおう

ESを提出することに不安があったり、どうしてもサマーインターンに参加したい企業があるという就活生は、一度誰かにESを添削してもらうことをおすすめします。

自分では伝わるように書いているつもりのESでも、第三者の目からみるとよくわからない文章になってしまっているということは多いです。

自分以外の誰かにESを見てもらうことで、そうした事態を防ぐことができます。

ESを見てもらう相手としては、友人や先輩のほか、就活エージェントや大学のキャリアセンターもおすすめです。

まとめ

サマーインターンのES、面倒くさいと感じてしまいますよね。

しかし、サマーインターンで他の学生より早く頑張っておけば、その後の就活をスムーズに進めることができるということが、わかっていただけたかと思います。

サマーインターンの参加する目的を明確にして、きちんとポイントを抑えて、まずはESの突破を目指しましょう!

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