【大学生必見】短期アルバイトの志望動機ポイント解説

【大学生必見】短期アルバイトの志望動機ポイント解説

はじめに

大学生になるとサークル活動をはじめ、コンパや趣味の活動など遊ぶ機会も広がります。

その分、遊ぶお金を稼がなくてはとアルバイトを頑張りたい学生も多いことでしょう。

日頃の定期的なアルバイトにプラスしておこづかいを増やしたい方や、大学の授業と部活動などが忙しく、定期的なアルバイトがしにくい方におすすめなのが短期バイトです。

はじめての短期バイトにおすすめのアルバイトや、採用されるための志望動機を解説します。

短期アルバイトに志望動機は必要?

そもそも短期のアルバイトに志望動機は必要なのでしょうか?

志望動機を作成する前に短期バイトの志望動機の有無を確認しておきましょう。

志望動機が不要な企業もある

短期のアルバイトは、場合によっては志望動機を求めない企業もあります

自身が応募するアルバイトが詳しく志望動機を求めるかどうかはよく確認しておきましょう。

志望動機が不要と指示されていても、簡単な動機は尋ねられる可能性がある事に注意してください。

短期バイトの志望動機は気合を入れすぎなくてOK

短期バイトは長期間のアルバイトよりも先行が緩い場合が多いです。

そのため気を張って面接の準備を行う必要はありません。

但し、よく聞かれる質問について漠然と答えを用意しておいた方が、面接が円滑に進行しやすいです。

まずは短期バイトの種類を知っておこう

短期バイトとは、たった1日や数時間の単発から、数日程度で終わる、短期間のアルバイトを指します。

週に数回など継続的に働く一般的なアルバイトとは異なり、募集要項にある期日や期間だけ働けばよく、その後は継続的に拘束されるわけではありません。

お給料は基本的にその日払いや、期間が終わったときにまとめて支払われます。

予定が空いているときだけ気軽に働くことができ、すぐにお給料がもらえるので、遊ぶお金を用立てたいときにも便利です。

ここでは大学生に特に人気のある3種類の短期バイトをご紹介します。

イベントスタッフ

イベントスタッフはさまざまな種類のイベントの設営や当日の運営、後片付けなどをサポートするお仕事です。

地元のお祭りなどの小さなイベントから、大規模会場で開催される各種のセミナーやイベント、大学生にも人気のアーティストのコンサートやライブイベントなど幅広いイベントで募集が行われています。

イベントスタッフにもさまざまな職種があるので、自分にできそうな仕事を選ぶことが大切です。

たとえば、1日で高額を稼ぎたい、力仕事や体力には自信があるといった男子学生には、イベント会場の設営や後片付けの仕事が人気です。

イベント前日の夜から朝方にかけて徹夜でステージの設営やイスを搬入して並べるといった仕事で、深夜帯なので時給がアップします。

そのほか、当日の会場整備や、女子学生なら受付や案内の仕事もあります。

派遣スタッフ

派遣スタッフはあらかじめ、単発の仕事をメインに扱う派遣会社に登録しておき、希望する日程や希望する仕事にその都度応募して、その現場に派遣されて仕事をする形式です。

派遣される仕事もさまざまで、数時間や1日で終わる仕事から、数日から1週間程度の仕事などがあります。

仕事の種類もさまざまで引越しの手伝いや、百貨店でのセール会場のレジの補助スタッフ、試食販売スタッフ、イベントの受付や案内スタッフ、工場での検品や軽作業、運送業者での梱包や仕分け、事務所での伝票入力など多彩な仕事があります。

どれもその場で簡単な説明を受ければ、すぐにできる仕事ばかりです。

登録しておくと、希望条件などに合わせて、直近で募集する求人の案内がメールや電話で連絡されたり、派遣会社のサイトに掲載されたりするので、希望が合う仕事に応募します。

試験監督

試験監督は各種学校の受験や検定や資格試験、塾などの模擬試験などの会場で、問題用紙を配ったり、答案を回収したり、試験開始の合図や終了の合図を行ったり、試験中に受験生の監視をするお仕事です。

時間的には数時間から1日の拘束となり、数日かけて行われる試験であれば、数日連日のアルバイトも可能です。

試験中だけでなく、事前に問題用紙などの整頓や枚数確認をする作業や、回収した答案の枚数確認などをするケースもあります。

学校の入試は例年1月から3月頃に集中しますが、各種検定や資格試験などは年間を通じてどこかで行われているので、うまくいけば、毎月でも仕事が探せます。

志望動機を考える際に意識するべきポイント

短期アルバイトの中には人手不足で、とにかくすぐにスタッフを得たいと、履歴書に志望動機を書こうが書くまいが簡単に採用されてしまうようなケースもあります。

一方、倫理観のある真面目な人材を求める試験監督の仕事や、老舗百貨店など礼儀やマナーに優れた人材を希望する仕事などでは、履歴書もしっかりチェックされることになります。

また、応募人数が多い人気の仕事も志望動機がチェックされることがあるので、短期であっても志望動機はしっかりと書いておくことが大切です。

志望動機の作成にあたって、どのような点に気をつければいいか、ご紹介します。

求人と自分の条件がマッチしてるかを把握しておく

短期アルバイトは誰でもすぐにできるような仕事が多く、「未経験可」「学生歓迎」などとうたわれていることも多いため、詳しく内容を確認せず、日程が合うかと給料の高さにつられて気軽に応募しがちです。

ですが、自分に合った仕事でないとうまくいかずに仕事先で迷惑をかけたり、数日続く短期アルバイトの場合は、1日目で嫌になってしまい、もう行きたくないと無断欠勤したりするなどして迷惑をかけてしまう方も少なくありません。

やはり、自分の能力や得意なことに合っているかや、自分が興味を持って取り組める仕事であるかを、しっかり確認した上で応募することが大切です。

その上で、志望動機には自分の能力や特技、経験などを活かせる仕事だと思ったので応募したといった内容をアピールしましょう。

なぜ短期のアルバイトを志望するかをはっきりさせる

アルバイトもさまざまあり、大学生の多くが定期的かつ継続的なアルバイトをしているのが一般的です。

そうした環境で、なぜ短期アルバイトに興味を持ったのかや、仕事をしてみたいと思ったのかを明確にしておきましょう。

すぐにお金が必要、遊ぶお金や欲しいものを買うお金が欲しい、生活費や学費の不足に充てたいなど金銭的な目的で希望する方は多いと思います。

一方、いろいろなことにチャレンジしてみたい、募集している仕事に興味がある、1回やってみたかったなど、仕事そのものに興味がある方もいることでしょう。

また、イベントに興味がある方、人気のアーティストのライブ会場で仕事をしたいといった方もいるかもしれません。

なぜ、志望するのかを明確にしておきましょう。

お金が必要な理由は隠さずに伝える

短期アルバイトの志望者は大学生に限らず、お金がすぐに必要、プラスαの収入が欲しいなど金銭的な目的で志望する方が多く、仕事を依頼する側や採用を担当する側も、それは十分に理解しています。

そのため、お金が必要だからなんて言ったら採用されないかもなどと不安になる必要はありません。

むしろ、どんな目的でお金が欲しいのかを伝えることで、応募者が多く全員の採用が難しいケースでは、必要な目的をチェックして採用してもらえる場合もあります。

漠然と遊ぶお金が欲しいとか欲しいものがあるからではなく、留学資金を溜めたい、資格試験の受験をしたい、海外旅行や帰省のための資金が欲しい、親に頼れないので学費を稼ぎたい、コロナ禍でアルバイトを切られてしまったなど、具体的な理由を伝えるほうが採用確率が高まります。

企業側のメリットにつながる内容を伝える

アルバイトの場合では、「稼ぎたい」「家から近いからこのアルバイト先を選んだ」といったように条件が良かったから志望したと伝えることが多いです。

もちろんそういったことを伝えるのも大切ですが、アルバイト先には自分を採用することでどのようなメリットがあるのかを伝えることにより、採用されやすくなります。

「稼ぎたい」という志望理由であれば、その分たくさんシフトに入ることができる、お金を稼がないといけないためバイトをすぐにやめる可能性は低いなどといったような内容を追加します。

このように企業側が採用するメリットを伝える事によって、企業側も採用したらどういったメリットがあるのかを想像しやすくなり、採用されやすくなります。

短期バイトの志望理由で好印象を与えるためには

短期バイトの面接は先にも述べた通り、気張って準備する必要はありません。

しかし、どうせ受けるなら好印象を獲得しておくに越して事ないでしょう。

そのため、志望動機について志望企業に好印象を与えるちょっとしたポイントをこう網に分けてお話します。

余裕のある方はぜひ参考にしてみてください。

家から勤務地の距離もポイント

実は、「家から勤務地までが近い」ことも十分にアピールポイントになりえます。

これをアピールすることで企業には

  • 通勤費用の削減

  • 通いやすい(バックレなどの恐れがない)

という印象を抱きます。

通うしんどさや労力が不要であるためきちんと勤務してくれそうという期待を持たれるのです。

一見安直な志望動機に感じるかもしれませんが、実は立派な志望動機になりえる「家からの距離」をぜひアピールしてみてください。

箇条書きでも

志望動機は箇条書きでも良いです。

寧ろ箇条書きの方が見やすいような項目は積極的に箇条書きを活用しましょう。

短期のアルバイトは特に志望動機を深く掘り下げられることはありません。

箇条書きでかくことで企業側も志望者の動機を効率的に理解することができます。

空欄は避けよう

これは大前提ですが、志望動機を空欄で提出することは避けましょう。

志望動機が求められていなくても、志望動機欄を空欄のまま提出してしまうと余白が増加してしまいます。

余白が多いとやる気がない印象を抱かせてしまう恐れがあるのです。

漠然とした内容でかまいませんのでなるべく志望動機欄を空白で提出することは避けましょう。

具体的な経験やエピソードを交える

応募するアルバイト先に活かせるようなエピソードや経験を具体的に話すことによって、文章に説得力をプラスすることができます

短期アルバイトに活かせるような経験やエピソードとしては、過去に行っていたアルバイトや学生時代の部活動経験、普段の私生活など使えるエピソードは数多くあります。

例えば、派遣スタッフのアルバイトを志望している場合で高校時代運動部に所属していたのであれば、高校時代運動部に所属していて体力には自信がありますといったように、志望動機にアピールポイントを盛り込むことで熱意が伝わりやすくなります。

しかし経験やエピソードを志望動機に入れることは必須ではないため、無理に盛り込んだような関連性の薄いエピソードは書かないようにしましょう。

短期のアルバイト志望動機例文

では短期アルバイトの志望動機はどのように書けば、選考が厳しい仕事のケースや、応募者が多く採用確率が低いケースでも採用されるのでしょうか。

大学生に人気の高い3種類の短期アルバイトを例に、志望動機の例文をご紹介します。

これはあくまでも例ですので、応募する短期アルバイトの仕事内容やご自身の特性などに合わせ考えてみてください。

例文①イベントスタッフ

私は今回開催のイベントを裏方として支えたいと考えて志望しました。

実はこのイベントには中学生の頃から親と一緒に5回にわたって参加しており、昨年も大学の友達と参加させていただきました。

毎年楽しみにしているイベントですが、どのように運営されているのかに興味を持ち、裏方として参加したいと思ったのが志望動機です。

私は高校時代に学園祭の実行委員を務めた経験があり、イベントの企画や会場の設営に携わりました。

会場設営のための長時間の重労働などにも慣れており、体力的にも自信があります。

規模はまったく異なりますが、流れなどもつかみやすく、指示に従って手順通り進めてスムーズな作業が可能です。

多くの方が楽しみにしているイベントの成功のために裏方として貢献したいので、ぜひ手伝わせてください。

例文②派遣スタッフ

私が御社の派遣スタッフに登録したいのは、空き時間を使ってさまざまな仕事にチャレンジできるためです。

母子家庭で育ったため、親の仕送りが経済的に難しく、現在は奨学金を得ながら、アルバイトをして学費と生活費を自分で賄っている状況です。

母親に楽をしてもらうためにも、専門資格を取得して将来に役立てたいと考えております。

資格の勉強をするために教材費などの費用が必要なため、プラスαの収入を得たいと思い応募させていただきました。

体力には自信があり、手先も器用なので引越しや軽作業、販売の仕事や事務作業まで幅広く柔軟にこなせる自信があります。

日程が合う限り、さまざまな仕事をご案内いただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

例文③試験監督

私が試験監督のアルバイトに応募したのは、長く憧れていた仕事だからです。

幼少期より受験経験も多く、入試や検定試験などさまざまな試験を経験してきました。

その際に試験監督と接する機会が多かったのですが、受験していた頃は、学校の教員や検定試験のスタッフが行っているのだと思っておりました。

緊張感のある試験会場で時間通りに問題用紙を配り、合図や時間の管理、受験生の監視などを行う様子を見て、いつか自分もやってみたいと考えていたのです。

大学生になってアルバイトを探すようになり、学生など一般の人が応募できることを知り、ぜひともと思い応募させていただきました。

私は学生時代には学級委員長を常に務め、高校では生徒会長も務めた経験がありますので、正義感や倫理観が強いです。

指示に従い、誠意を持って真面目に務めさせていただきますので、ぜひチャレンジさせてください。

【短期アルバイトの志望動機】熱意と同様に長く続ける意思も大事!

短期のアルバイトでは、遅刻や無断欠席をしない、契約終了までしっかりと仕事をやり切ってくれるといった当たり前のことができる人材を採用したいと考えています。

そのため熱意や内容の深い志望動機ももちろん必要ですが、それ以上に長く続けるという意思をしっかりと伝えることが何よりも大切です。

ここまで志望動機を伝える際のポイントをいろいろ伝えてきましたが、長く続けるという意思をしっかり伝えることが一番重要です。

基本的に短期アルバイトは通常のアルバイトに比べて選考が緩いことが多く、コミュニケーションを人並みにとることができて長く続ける意思がある人ならば採用される可能性が高いです。

ただ長く続けますと言っても説得力がないため、長期的にここで働くという意思がこもった志望理由を伝えて、採用されるにふさわしい人材になりましょう。

NGな志望動機も確認しておこう

では、逆に採用されない可能性が高い志望動機はどのような点がNGなのでしょうか。

その仕事にマッチしていないと考えられたり、人格や人柄的に問題があると思われたりするケースや、応募者が多数いる場合に他の人を優先させたいと思われてしまう志望動機はNGにあたります。

落とされがちな例としては、お金が欲しいと言っても、もっぱら遊ぶ金欲しさの例と、やる気がまったく見られないような例です。

どのような点がNGか見ていきましょう。

例文①

私がイベントスタッフの仕事に応募したのは、友人と遊ぶためのお金が足りないからです。

大学ではテニスサークルに所属していますが、飲み会やキャンプ、バーベキュー、温泉旅行などさまざまなイベントが行われています。

イベントを楽しむためにも、日頃のコンビニのアルバイトだけでは資金が足りず、単発のアルバイトをしたいと考えました。

しかも、今回のイベントは私が好きなアーティストも出演するため、間近で見られるのでワクワクしています。

楽しみながらアルバイトができ、しかも、たった1日で高額が稼げるので、ぜひやりたいと思い、志望しました。

改善ポイント 遊ぶお金欲しさ

もっぱら、遊ぶためにお金が欲しい、日頃のアルバイトだけではお金が足りないほど遊びたいといった目的が先に立ってしまっています。

また、仕事面でも好きなアーティストが出演していて、それを間近で見たいといった希望を述べてしまっているのもNGです。

好きなアーティストが出演している点を話すのはOKとしても、それを裏方としてしっかり支えたいなど、仕事に対する責任感や貢献をアピールしなくてはなりません。

改善するとすれば、次のようにしましょう。

私は多くの人が楽しみにしているイベントをサポートしたいと考え、志望しました。

私が好きなアーティストも出演しているため、裏方として支えて、イベントを安全かつ盛大に成功させたいと考えています。

夜間の仕事なので、短時間でも高額のお給料が得られるのも、志望した理由の1つです。

テニスサークルに所属していますが、活動費用が多額にかかるため、日頃のアルバイトだけでは足りずに困っています。

不足する資金を補い、サークル活動を充実させたいと思い志望しました。

例文②

私が試験監督のアルバイトを志望したのは、はじめてでも簡単にできると思ったからです。

短期アルバイトを行うのははじめてなのですが、試験監督なら問題を配って、答案を回収し、後は時間がすぎるのを待っているだけなので、誰でもできると思いました。

未経験でも応募可とあったので、応募させていただきました。

お正月に実家に帰省を考えていますが、夜行バスではなく、新幹線で帰りたいと考えているため、ちょうどよいお金が手に入るので、志望した次第です。

学生時代に何度も試験を受けているので、試験監督の仕事もなんとなくわかるので大丈夫だと思います。

改善ポイント やる気が見えない

試験監督は試験を適正に行うために重要な役割を果たします。

不公正な行為がないように監督するのはもちろんですが、教室ごとに平等になるよう、時間の過不足なく正確に行う必要がある、責任ある仕事です。

にもかかわらず、誰でもできそう、はじめてでも問題ない、受験経験からなんとなくわかっているから大丈夫では、真剣度が伝わらず、任せて安心とは思われません。

責任感を持ち、やる気がある人にお願いをしたいので、落とされる確率が大です。

改善するなら次のようにしましょう。

私は毎回多くの受験生が真剣勝負を行う試験の適切な運営を成功させたいと考え、志望しました。

私も過去に受験したことがある検定試験で、多くの受験生が集まり、緊張感ある場に試験監督の方がスムーズに進行、管理してくれたおかげで、安心して受験ができました。

その様子を肌身で感じていたので、はじめてでもお役に立てるのではと考えています。

試験後に実家に帰省する予定があり、その費用に充てられるタイミングであるのも、ぜひチャレンジさせていただきたい理由です。

【短期アルバイトの志望動機】まとめ  

短期アルバイトは志望動機なんて見ていないと思われがちですが、仕事の種類や応募人数が多数いる場合などには、しっかりチェックされています。

もっぱら遊ぶ資金目当てであったり、やる気がなく、仕事に対する誠意や真面目さが感じられない志望動機や、責任感が感じられなかったりすると、どんなに人手不足ですぐに人材を確保したい場合でも採用されない虞があるので気をつけましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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