未経験から営業職への転職ってできるの?求められるスキルや志望動機作成のポイントをチェックせよ!

未経験から営業職への転職ってできるの?求められるスキルや志望動機作成のポイントをチェックせよ!

会社に籠って働いていますと「外で仕事がしたい…」なんてことを思うもの。そしてそれを叶えてくれる仕事が営業職です。気になっている人も多いですよね。そんな営業職ですが、転職を成功させるためには押さえておきたいポイントがあるのをご存知でしょうか?本記事では求められるスキルや志望動機作成、さらにはおすすめの資格など、ポイントを徹底解説していきます。ぜひチェックしてみてください。

未経験から営業職への転職は可能なのか?

未経験からの転職を考える場合、「未経験だけど採用される可能性ってあるの…」と不安になるもの。ご安心ください。未経験から営業職への転職は可能ですし、毎年多くの人が未経験から営業職への転身を果たしています。ですから、未経験だから…と不安にならず、勇気をもって挑戦してみてください。

未経験で営業職に転職ができる理由

未経験から営業職への転職は可能なのですが、ではなぜ可能と言い切れるのでしょう。その理由についてご紹介していきたいと思います。

商材の知識は入社後にしか学べないから

営業という仕事は結局のところ「商材」を売る仕事です。営業として仕事をするためにはその「商材」についてメリット・デメリットなどをしっかりと理解しなくてはなりません。なのですが、その「商材」について詳しく知ることができるのは入社後です。特に市販されていないような商材ですとなおさら。入社後になって初めて商材を見たなんてことも普通と言えます。

前職で視点が人より多いから

営業職は営業経験だけがモノを言う職場ではありません。例えば「辞書の営業経験がある」という人と「工場勤務経験がある」という人がいたとします。彼らが工作機器の営業を担当した場合、どちらが有利でしょう?同じくらいのコミュニケーション能力であれば、おそらく工場勤務経験者の方が有利なはずです。どんなシーンでどんな使われ方をするということをある程度想像できるからです。

このように営業職で求められる経験はなにも「営業経験」だけではないのです。それよりもむしろ、様々な視点を持つ人がいた方が営業職は上手くいくものです。

営業職で求められる3つのスキルとは?

続いては営業職で求められるスキルについてチェックしていきたいと思います。それらを意識して転職活動を進めていけば、内定を得られる可能性はグッと高まるものです。

クライアントの真の課題を見つけ出すヒアリング力

営業というと「話上手」というイメージがあるかもしれませんが、それよりも大切なことは人の話を引き出し、それを漏らさずフォローする「ヒアリング力」です。どんな商材の営業であれ、クライアントは「〇月×日に××を100個届けてください」など、必要最低限のことしか教えてくれないものです。もちろんこれだけでも注文を取れているのですから御の字と言えますが、これだけでは発展性がありません。

より深く営業するためには「最近はこんな商品が流行っている」であったり「こういったことを実現したい」であったり、クライアントが抱える想いに踏み込まなくてはなりません。そしてそれを可能にすることこそヒアリング力というワケです。

ここぞという時の提案力

何かを買ってもらう場合、提案力も欠かせません。「この商品は良いものだからそのうち売れるだろう」なんてことは基本的にないものです。ですから、然るべき相手を見つけて、然るべきプレゼンをし、納期や価格についてしっかりと打ち合わせをしなくてはなりません。そこで問われるのが提案力というワケです。

同じ商材を欲しがるにしてもA社は「効率性」に着目しているかもしれませんし、B社は「ランニングコスト」に着目しているかもしれません。ここでA社に対し効率性をアピールできるか、B社にはランニングコストをアピールできるか、提案力が問われます。

タイミングを逃さないタイムマネジメント力

モノを売るにはタイミングも重要です。お腹がいっぱいの時にお惣菜売り場を歩いても心がときめかないように、欲しくないタイミングで提案されても商材が売れることはありません。例えば夏に繁忙期を迎える会社に対し、夏真っ盛りのタイミングで営業に訪れたらどうなるでしょう?「すいません、今は忙しいんでまたにしてください…」と言われるのみです。

できる営業マンはタイミングを逃しません。2月上旬にA社に××をプッシュして、下旬にはB社に〇〇をプッシュする!といったことをあらかじめ考えて行動しているものです。

未経験から営業職への転職、志望動機作成の3つのポイントとは?

続いては未経験から営業職を目指す場合の志望動機作成で欠かせないポイントについて解説していきたいと思います。いずれも重要なポイントですからしっかりと考えて、自分なりの答えを見つけ出すことが欠かせません。

なぜその会社の営業職を選んだのか

未経験からの転職ですと、採用担当者は「なんでウチなんだろう?しかもなんで営業職志望なの?」ととにかく頭にハテナマークが浮かぶものです。それに対して適切な回答がない場合、最後までハテナマークが付きまといます。それでは「よくわからないからちょっと違うかな…」となってしまい書類選考通過もままなりません。

なぜその会社を志望しているのか、そしてなぜ営業職なのか、そこには皆様なりの想いがあるはずです。それを明確にして「入りたいんだ!」という気持ちをしっかりとアピールしてください。

これまでの経験・スキルが営業職でどう活かせるのか

営業職未経験ですと「この人は営業大丈夫かなぁ…?」と思われるものです。採用する側からしてみれば当然ですよね。転職活動を成功させるためにはその不安に対してもしっかりとケアしておく必要があります。それが「これまでの経験・スキルをどう活かすのか」ということです。

例えば企画としてプレゼンする機会が数多くあったのであれば「プレゼン能力には自信があります」とアピールできますし、接客経験があるのなら「知らない人と話すのが得意です」とアピールできるはずです。このように、これまでの経験・スキルが営業職として活かせることはきっとあるはずなので、それを志望動機内でしっかりと明記しておきましょう。

今後はどんなキャリアパスを考えているのか

採用担当者が不安に思うこととして「ウチでは長く働いてくれるんだろうか」ということが挙げられます。なにせ皆様は会社を辞めて、新しい職場を探しているのですから、そう思われて当然です。また、採用活動には時間もお金もかかるため、雇った人にすぐ辞められてしまっては、コストがかかるばかりで会社に利益は発生しないものです。ですから、採用担当者としては長く働いてくれる人を雇いたいと思います。

それに応えるのが今後のキャリアパスです。「貴社でこんなキャリアを積んで、こんな営業マンを目指したい」と明確な姿があるのなら、すぐに辞めることはなさそうに見えますよね。

営業職の1日スケジュール

転職希望者としては営業職が実際にどんな働き方をしているのかが気になるもの。そこで営業職のとある1日をベースにその働き方について見ていきましょう。

午前

出勤してまずはメールのチェックです。商品に対する問合せ、納品した商品に対する質問など、クライアントからのメールが届いていることもあるので、まずはそれに対応していきます。

メールの対応が終わると、外回りの準備に取り掛かります。基本的な準備は前日に済ませているので、スケジュールを確認し、資料を最終確認すればOKです。

今日は午前に1件の訪問があるので、10:00頃にオフィスを出ます。11:00にクライアント先に到着。早速新商品の説明をします。それが終わると12:00ころ。気になっていたお店でランチを済ませます。クライアント先にあまりに近いと、お客さんと遭遇する可能性もあるので、ちょっと離れたところを選ぶのがポイントです。

午後

お昼を済ませ、近所のカフェに移動しメールをチェックします。対応できるものはその場で対応し、重要な件に関しては上司にメールを転送します。そうこうしているうちに13:30、次の訪問先に移動します。

14:00に2件目の訪問先に到着。担当者と打ち合わせを行い、先日納品した商品の感想や要望などをヒアリングします。また現場に伺い、商品本体の稼働状況をチェックしておきます。本日の訪問はこれにて終了。オフィスに戻ります。

夕方以降

16:00頃オフィスに戻りました。とりあえずメールをチェックし、必要あれば対応しておきます。それが終われば本日の訪問結果についてまとめておきます。反応や要望など、大切な資料です。必要な情報に関しては、製品開発部にもフィードバックしておきます。

17:00には定例のミーティングです。それぞれの状況について共有し、フォローが必要なモノに関しては必要なリソースを割り当てます。ミーティング終了後は翌日の準備です。訪問先をチェックし、資料を一通りそろえ、本日の仕事は終了です。

営業職への転職|志望動機を例文でチェック

私が貴社営業職を志望している理由は、貴社のお肌と環境にやさしい石鹸を世界に広める仕事がしたいと感じたからです。現職では化粧品の販売員をしております。手を洗う機会が多く、手荒れに悩まされておりました。そこで出会ったのが〇〇(商品名)です。

手荒れは緩和されましたし、何よりもスーパーマーケットなどで手軽に買えるという点が気に入っております。また、〇〇について調べていたところ、工場のゴミゼロ運動など、環境に配慮したモノづくりをされていることを、そして〇〇を世界で販売しようとしていることを知りました。

現職では仕事柄、アジア域のお客様の対応も多く、中国語会話には自信があります。それを活かして、アジア域での営業活動のお手伝いができればと考えております。

営業職への転職であると有利な資格とは?

続いては営業職への転職が有利になるおすすめ資格についてご紹介していきます。資格(知識)を持っているというアピールにもつながりますし、営業職への情熱をアピールすることにもつながります。

営業士検定

営業にはマーケティングやプレゼンといったスキルが欠かせません。その能力を証明してくれるのが営業士検定です。問われる内容は営業にとって役立つ知識ばかりですから、資格取得を目指さなくとも、知識だけでも得ておくことをおすすめします。

販売士検定

小売店について詳しく知りたいなら販売士検定にもチャレンジしてみてください。小売店の成り立ち、仕事の流れなど必要な知識を一通り得ることが可能です。それを知った上で小売店に営業に行けば鬼に金棒というワケです。

TOEIC

商材にもよりますが、日本国外への販売を強めている業種は少なくありません。そこではやはり英語力があるに越したことはありません。ペラペラですとまではいかないまでも、600点以上あれば、ある程度のアピールに繋がります。

まとめ:営業職はやりがいを感じられる仕事!

営業職について未経験から転職できる理由、求められるスキル、志望動機作成のポイントなどについて見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?皆様が志望している通り、営業職はやりがいを感じられるおすすめの職種です。今回ご紹介したポイントを押さえ、ぜひ転職活動に挑戦してみてください。

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