人材業界への転職希望者必見|採用担当者の心をつかむ志望動機とは?

人材業界への転職希望者必見|採用担当者の心をつかむ志望動機とは?

人材業界への転職をお考えの皆様、志望動機作成は済みましたか?なんだか書くべきことが思いつかない…というのであれば、いったん筆をおき、本記事をチェックしてみてください。人材業界を目指すうえで大切なポイントから、志望動機作成の注意点、さらには人材業界を目指すうえでおすすめの資格まで徹底的に解説しています。気になる情報がきっと見つかるはずです。

人材業界を目指すなら付け焼刃の対策ではダメ!

人材業界への転職を考える際に、最も大切なことは「付け焼刃の対策ではダメ」ということです。なにせ人材業界で働く人は転職のプロフェッショナル。当たり障りの無い志望理由を作成しても、彼ら・彼女らの心を動かすことはありません。

内容が無い志望理由を提出しますと「添削したい」という気持ちになってしまいます。当然ですが、それでは内定には繋がりません。人材業界への転職を考えるのであれば、じっくりと時間をかけて挑むことが大切です。

人材業界の種類

一口に人材業界と言っても、そこにはいくつかの種類があります。まずはどんな仕事があるのかについてチェックしていきたいと思います。

人材紹介

人材業界を代表する仕事が人材紹介です。転職エージェントと呼ばれることもあります。人材紹介の主な仕事は、中途採用を検討している企業に対し、文字通り人材を紹介することにあります。そのため、登録者を募り、登録者のスキルなどを正確に把握しておかなくてはなりません。

人材紹介の将来性

かつては終身雇用が一般的で、転職する人はレアなケースでした。ですが今では転職するのは一般的なこと。今後はますます転職者が増えていくものと考えられます。ですから人材紹介という仕事は今後ますます求められていくはずです。

人材派遣

人材業界のもう一つの業態が人材派遣です。登録者をいわゆる非正規社員として企業に派遣します。正社員として働くほどではないけれど、パートよりは仕事がしたいという人に人気です。

人材派遣の将来性

一般的な世の中の流れとして、人件費削減のため、正規社員を減らし非正規社員を増やそうという傾向にあります。なので人材派遣の仕事は安泰なのかというと、悩ましい部分もあります。いわゆる派遣切りなどが社会問題となり、そういった問題が取り上げられるたびに改正派遣労働者法の改正などが行われます。それによって人材派遣会社は大きな影響を受けることがあるからです。

人材業界で求められる能力・スキルとは?

続いては人材業界で求められる能力・スキルについてご紹介していきたいと思います。日常からそれらを意識しておくことで、人材業界への転職は有利になるものです。

人当たりの良さ

人材紹介にしても人材派遣にしても、人材業界は結局のところ「人」が重要な要素です。ですから、何よりも人とのつながりを大切にしなくてはなりません。そして人とのつながりのきっかけを作ってくれるのが人当たりの良さです。初対面で「この人なら信頼できる」という印象を与えなくてはなりません。表情や喋り方を工夫するだけで人当たりの良さはずいぶんと良くなるものです。

ヒアリング力

人材業界ではヒアリング力も欠かせない要素です。多くの場合、人はそれほど多くのことを語ってくれません。持っているスキルなど何も言わずとも伝えてくれそうに思いますが、そうではないもの。「こんな経験はありますか?」と質問をしてはじめて、「あっ、そういえばずいぶん昔にそんな案件も担当したなぁ…」なんて返事が返ってくる程度です。本人はそれを経験やスキルだと認識していないからです。

ずいぶん昔だったとしても、経験値には変わりありませんし、それを求めている企業は数多くあります。言葉の端々や、経歴などの情報から色々なことを想像し、それを質問に変える。そして経験やスキルを聞き出す。それができるからこそ、人材業界で働けるのです。

提案力

人材紹介にしても、人材派遣にしても、最終的には「こんなお仕事どうですか?」と提案することが仕事です。そこで「はい、挑戦してみます!」という返事をもらえない限り仕事にはなりません。そこではやはり提案力がモノを言います。「〇〇さんの経歴ですと、このお仕事はやりやすいと思いますよ」であったり「ちょっとジャンルは異なりますが、××に緒戦してみませんか」であったり。

経歴やキャラクター、スキルなどを総合的に判断して、納得してもらえる提案をすることがなによりも肝心なことと言えます。提案した仕事は提案した人の人生に少なからず影響を与えるものです。相手のことを一番に考え、慎重かつ大胆になれるかがキモと言えます。

人材業界への転職|伝わる志望動機を作成する5つのポイントとは?

続いては未経験から人材業界へ進む際、チェックしておきたい志望動機作成の5つのポイントについて考えていきたいと思います。いずれも重要な要素ですから、自分なりの答えをしっかりと見つけ出してください。

1. なぜ人材業界なのか、そしてなぜその会社なのかを明確に

まず重要なのは「なぜ人材業界なのか、そしてなぜその会社なのかを明確にする」ということです。他業種からの転職希望者ですと、必ず「なんで人材業界なの?」という疑問が浮かびます。その疑問を残したままでは、何を伝えようとしたところで「で、なんで人材業界なの?」というところから抜け出すことができません。それでは内定は勝ち取れないですよね。

2. 転職希望理由は包み隠さず

転職を希望するということは、現職を辞めたいということに他なりません。もちろんポジティブな理由もあるでしょうが、多かれ少なかれネガティブな思いがあるはず。人材業界ではそういった事情を嫌というほど理解しています。ですから、転職を考えた理由についても包み隠さず伝えておきましょう。下手に隠すよりも、伝えてしまった方が話はスムーズになります。

ただし、「上司との仲が悪くて…」などととストレート過ぎる言い方はNGです。あくまでもオブラートには包んでください。

3. これまでの経験・スキルをどう活かしたいのか

他業種からの転職とは言え、これまでの経験・スキルが活かせる部分もあるはずです。例えば営業職であれば「コミュニケーションが得意」でしょうし、事務職であれば資料作りなどは得意なはず。それはいずれも人材業界で使えるものです。思わぬ経験が思わぬ形で活きることは良くあることですので、自分の経験・スキルについて一度棚卸しをしてみてください。

4. 転職後のビジョンは明確に

他業種からの転職ですと「本当にやっていけるかなぁ…」という疑問が付きまとうもの。それを解消してくれるのが転職後のビジョンです。それを示しておけば、業界の研究をしっかりと行っているということも伝えられますし、それゆえに希望の本気度も伝わるもの。それだけで内定はグッと近づきます。

5. 誤字脱字は絶対にNG

志望動機を書き上げたら、誤字脱字や伝わりにくい文章が無いか、徹底的にチェックしておきましょう。履歴書は人生を左右する重要な書類です。そこに誤字脱字があるということは、大切な書類作成でミスをするという可能性を示唆します。そんな人を雇いたくはないですよね。

そのため人材業界では履歴書に誤字脱字など無いよう、徹底的に指導するものです。そんな業界に履歴書を送るのですから、いつも以上に誤字脱字には気を付けなくてはなりません。

人材業界への転職を有利にしてくれるおすすめの資格

未経験からの転職ですと、経験者と比較してハードルはどうしても高くなるものです。そんなハードルを低くしてくれるのが資格の存在。ここでは人材業界を目指すうえでおすすめの資格についてご紹介していきます。

キャリアコンサルタント

人材業界で最も重宝されるのがキャリアコンサルタントの資格です。2016年以降、国家資格として認定され、一躍人気資格となりました。人材業界からも毎年多くの人が受験しています。正直簡単に取れる資格では無いのですが、だからこそ取得することに価値があるともいえます。ぜひ挑戦してみてください。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

人材業界では人にまつわるデータの管理がなによりも大切です。そのため事務的な作業も多く発生します。そこで役立つのがMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)です。本家本元であるマイクロソフトがオフィス製品の熟練度を保証してくれるのですから、これ以上ない信頼度と言えます。

またMOSがおすすめの理由として、試験の受けやすさがあります。日本全国のパソコン教室などで、随時試験を実施しているため、今日申し込んで、週末に受験するなんてことも可能です。しかも合否はその場でわかるので、結果を待つといったことも必要ありません。履歴書の資格欄が寂しいなぁ…なんて時にもおすすめです。

TOEIC

人材業界を訪れるのは日本人だけではありません。日本で仕事をしている外国人だって訪れます。その多くは日本語が堪能ですが、密にコミュニケーションを取るためには英語を交えた方が良いこともしばしばあります。そういったこともあり英語が使える人材への需要は高まる一方です。そして英語力を示すのに最も有効な方法はTOEICといえます。英語に自信があるのなら、是非とも受験しておきましょう。

まとめ:ポイントを押さえた志望動機で人材業界への転職を目指そう!

人材業界への転職を考えている皆様に向け、人材業界で求められる人物像や志望動機作成のポイント、そしておすすめの資格とご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

最初にご紹介した通り、人材業界の人々は転職のプロフェッショナルです。ですから、付け焼刃的な対策をしても内定を勝ち取ることはできません。しっかりと、じっくりと時間をかけて準備することがなによりも大切と言えます。

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