目次[目次を全て表示する]
はじめに
仕事に追われて忙しすぎて大変という人ばかりではありません。
中には会社に行っても仕事が暇で辛い人もいるはずです。
暇であるとなかなか時間が経ちませんし、1日が非常に長く感じて苦痛です。
また何のために会社に行っているのか、無駄な時間を過ごしている気にもなるでしょう。
暇すぎて仕事に行きたくないと感じたときは、いったいどうすれば良いのでしょうか。
「暇」という状況についての考え方や対処法について解説します。
仕事が暇で行きたくないときの対処法
「今日も相変わらず暇だろうな」と思うと、朝から憂鬱で仕事に行く気が失せてしまいます。
暇な状態をなんとか打破するための方法を考えてみましょう。
まったくどうしようもないわけではありません。
嫌だ嫌だと思っていると、余計に嫌になってしまうのではないでしょうか。
諦めるのではなく暇な時間をどうにかする対処法を前向きに考えて、できそうなことから実践したいものです。
上司にやることがないかを聞きに行く
仕事は与えられるものではなく、自分で見つけるものです。
物事に対して受け身な人が増えていますが、仕事ができる人は受動的ではなく能動的であると言えるでしょう。
自分の持ち場でやることがなくなったときに、自分から仕事を探す方法として上司に聞いてみるのも一つです。
「何か私にできることはありませんか?」と、一言声をかけてみましょう。
上司から、「それならこれをして欲しい」と何かしらの作業や用事を頼まれるかもしれません。
また新しい仕事を教えてもらえる可能性もあります。
他の人の手伝いに回されることもあるでしょう。
いずれにせよ、上司に聞いてみると何かやることができるはずです。
また上司にも、何かやりたいという前向きな姿勢を評価してもらえます。
資料整理などの雑務を行う
自分のやるべき仕事はすべて終えてしまって暇というのであれば、普段手を付けない雑用をしてみてはどうでしょうか。
たとえば年末にしか行わないデスクの掃除や整理整頓をするのも良いでしょう。
面倒臭くておろそかにしていた書類の整理や、1年のスケジュールをカレンダーに書き込むなど、探せばいろいろな雑務があるはずです。
どれも地味な作業ではありますが、やっておいて無駄なことではありません。
デスクがきれいになって使用ファイルなどが整理できれば、仕事もやりやすくなることでしょう。
自分の周りだけでなく、職場の掃除をすればスタッフみんなが働きやすい環境になります。
暇なときにしかできないことを、暇だからこそやってみてはどうでしょうか。
今後のキャリアを考えた学習をする
やるべき仕事がすべて完了して暇を持て余しているのであれば、キャリアアップにつながる勉強をすれば時間を有効に使えます。
自分の将来を見据えて、何をすべきかを考えてみましょう。
必要な資格があるのならそれを取得するための学習をすれば良いのです。
何か覚えなければならない知識があるならば、それに関する参考書を読むなどできる範囲での勉強をしてはどうでしょうか。
暇な時間を有効利用すれば、パソコンスキルを磨くこともできます。
将来につながる勉強をしたくても、なかなか時間が取れないという人も多いものです。
そんな中で、自由に使える時間があることは幸せだといえます。
せっかく時間があるのなら、積極的に自分磨きやキャリアアップをしていきましょう。
何もすることがないなら、早く仕事を切り上げていいか上司に相談する
仕事が暇でストレスが溜まる人は、何もすることがない時間をもったいなく感じていることが多いです。
この時間を自分の趣味や家族との時間などに使いたいと思うのでしょう。
それでイライラしてしまうのであれば、いっそのこと上司にやることがないので早く切り上げていいかどうかを聞くほうがスッキリします。
1人で悶々としているより、上司に相談すれば上司も「そうだな、もう今日は帰っていいよ」と言ってくれるかもしれません。
オンオフのメリハリをしっかり付けることも大切です。
無駄な時間を少しでも有効に使えるように、上司と話し合ってみましょう。
そもそも仕事が本当に暇なのかを考えよう
仕事が暇というのは、本当に職場が暇なときもあれば、自分1人の思い込みや勘違いであるケースがないとは言い切れません。
まずは冷静に、本当に職場が暇なのかどうかを考えることが大切です。
自分1人が暇だとすると、仕事に対しての取り組み方を考えてスキルアップしていく必要があります。
できる仕事内容が限られていて仕事が振れない可能性がある
職場の形態によっては、しっかりと各自に仕事が分担されているところもあります。
その場合、それぞれができる仕事が限られてきて、忙しい人と暇な人に分かれてしまう可能性も出てくるでしょう。
会社自体は決して暇なわけではないけれども、すべての人に平等に仕事量を振り分けることができないので、暇に感じる人が出てくるわけです。
暇だと感じたときは、会社の仕組みにも目を向けてみることも大事です。
特に工場などは、それぞれの担当に仕事が振り分けられていることが多いといえます。
そして担当パートによって、作業内容も仕事量も大きく異なるのではないでしょうか。
信頼されていないから仕事を任せてもらえない
少なからずショックな話かもしれませんが、自分の仕事の実力や経験値から仕事を任せてもらえないこともあります。
実際のところ、実務経験の長い人でなければできない仕事があるのは事実です。
同期であっても、覚えの良い人と悪い人がいるのは仕方ありません。
なかなか覚えられない人は、人よりも努力して時間をかけて覚えていくしかどうしようもないのです。
暇だと感じている人の中には、まだ自分への信頼が浅くて仕事を与えてもらえない可能性もあります。
そのために今時点では、できる仕事量が少なくて暇に感じてしまうのです。
しかしながらそのような場合は、暇だと言っている場合ではありません。
少しでも新しい仕事を任せてもらえるように、使える時間を利用してできることから学習・スキルアップをしていきましょう。
他の人はまだまだ仕事が残っている可能性もある
職場にはいろいろな部署があり、自分の部署は仕事が終わっていても他の部署はまだまだやることが残っている場合もあります。
自分の部署だけを見て、暇だと捉えてしまうのは良くありません。
職場全体を見て、他の人がまだやらなければいけないことがあるようなら、「手伝いましょうか?」と声を掛けてみましょう。
もちろん作業内容によっては、その部署の慣れた人でなければできない仕事もあります。
しかしながら他の部署の人間でも手伝えることもあるはずです。
社会人は自分の周りだけではなく、広い視野で物事を見ることが大切です。
他の部署を手伝うことで、自身もスキルアップできますし学びがあることでしょう。
そして職場の人間の絆も深まるに違いありません。
それでも仕事が暇と感じるなら転職することも視野に入れよう
暇であることに対していろいろな対処法を考えたけれども、やっぱり暇であり今後もその状態は変わらなさそうというのであれば、転職という形もあります。
毎日モヤモヤとした気分で会社に行くよりも、思い切って環境を変えたほうが良い方向に進むかもしれません。
新しい職場で、やりがいを感じる仕事に出会える可能性は大いにあるでしょう。
暇であることを理由に転職する場合は、次の仕事は暇ではないところを見つけることが必要です。
同じ繰り返しで悩まないためにも、企業研究をしっかりして慎重に転職先を探したいものです。
自分のやりたいことや目的を定かにして、焦らずに転職活動を進めていきましょう。
転職エージェントなどを活用して、職場の仕事内容や仕事量なども把握した上での企業選びが大切です。
とはいえ、反対に仕事が忙しすぎて残業や休日出勤が続くのも大変なものです。
転職を考える際はまた失敗しないように、感情や勢いだけで急ぐのではなく冷静な思考でじっくりと考えなくてはなりません。
まとめ
仕事が暇だという悩みを抱いている社会人は、決して少なくはありません。
その悩みに対してどう動くかは、皆それぞれです。
まずは上に述べたように、上司に相談するなりキャリアにつながる学習時間に充てるなり、自分なりの対処法を行ってみましょう。
そしてそれでも改善できない場合は、転職を視野に入れる手もあります。
いずれにせよ、前向きに自分らしくイキイキと働けるように考えていきたいものです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート