【新卒採用】IT業界希望者必見!人気の大手企業はどこ?

【新卒採用】IT業界希望者必見!人気の大手企業はどこ?

新卒に大人気の就職先と言えばIT系です。そんなIT企業の中でも、高い人気を誇るのが大手企業の数々。皆様の中にも、IT系大手が第一希望という人も多いですよね。そんな皆様に向け、本記事ではIT業界でもとりわけ人気の高い大手企業を厳選し、その事業内容と共にご紹介していきます。これから就活をスタートさせるという人も、ある程度目標が絞れてきた人も、ぜひ本文をチェックしてみてください。気になる企業が見つかるかもしれませんよ。

IT業界といっても種類は様々!

大手企業の紹介に入る前にまず認識して欲しいことがIT企業と一口に言っても種類は様々ということです。IT企業の中にはGoogleもあればバッファローもあります。メルカリやZOZOTOWNもIT企業です。それぞれ事業内容が大きく異なっているのは言わずもがなですよね。

IT業界をざっくりと分類してみると?

就職活動をするにあたりIT業界というくくりはいささか大きすぎます。そこでまずはIT業界をざっくりと分類していきたいと思います。それぞれの仕事内容・特徴についてご紹介していますので、気になる業種を探してみてください。

いかにもIT業界なWEB系

IT業界というと「遊び心のあふれるオフィスで、カジュアルな服装で仕事をする」なんてイメージを持っている人も多いですよね。まさにそんな雰囲気で働いているのがWEB系と呼ばれる人たちです。

WEB系の主な仕事は不特定多数の人に対し、ネットワーク経由でサービスを提供するというもの。国内企業ですとメルカリやZOZOTOWN、海外ですとFacebookやAmazonなどがそれにあたります。

WEB系が台頭した背景にはスマホの存在が欠かせません。電車での移動中など多くの人はスマホを見ています。そこでWEB系のサービスを利用しているという人も少なくありません。

ちょっとお堅いイメージのSIer・ITコンサル

IT業界はカジュアルなイメージだけではありません。SIerやITコンサルと呼ばれる人達はちょっとお堅い感じで仕事をしています。服装は基本的にスーツです。

SIerやITコンサルの基本的な仕事内容はと言いますと、企業や官公庁向けに、活動を支援するためのシステムを導入するというもの。例えば製造業であれば、原材料、仕掛品、製品在庫、注文、生産計画、設備の稼働状況、設備のメンテナンス計画などが密接に絡み合っています。それを人手で管理するのは不可能です。まして製造拠点が複数ある場合、情報はさらに複雑化します。

それを管理しているのが専門のシステムです。製造業を例に考えていますが、一口に製造業と言っても、大量生産品もありますし、受注生産品もあります。自動車のように莫大な部品の数を誇る製品もあれば、樹脂を型に流し込むのみという物もあります。それらを同じシステムで管理するのは無理があります。

企業向けのシステムは業態に合わせカスタマイズされ、独自のシステムを構築します。それを担うのがSIerやITコンサルというワケです。大規模なシステムの導入となりますと、数千万円から数億円規模のプロジェクトとなります。

現場感のあるハードウェア系

IT業界というとソフトにばかり目が行きますが、ソフトを利用できるのはサービスを提供するサーバーがあり、ネットワークにつながるための物理的な配線がなされてるからです。無線とて、その先には基地局があり、そこから先は物理的に繋がっているものです。

それらを維持・管理するというのもIT業界の大切な役割です。仕事中の服装は作業着で、ポケットにはカッターナイフやドライバーなど最低限の工具を忍ばせています。ハードウェア担当者は工事現場のようなスタイルで働いています。

ただし、分類は難しくなりつつある

ザックリとIT業界を分類してみましたが、IT業界は明確に分類しにくくなっています。例えばAmazonを考えてみますと、基本的には不特定多数の人にむけサービスを提供しているWEB系です。なのですが、Amazonではクラウド上でのサーバーレンタル事業も行っています。そこではハードウェアを専門とする部隊もいます。

あるいはAppleを考えてみますと、基本的にはiPhoneやMacを作るハードウェアメーカー的な位置づけです。けれどご存知の通りiCloudやApple MusicといったWEB系のサービスにも力を入れています。

このように、IT業界ではこの企業はこのジャンルと明確な線引きが難しいのです。

IT業界を代表する国内大手企業と言えば?

続いてはIT業界を代表する国内大手企業についてご紹介していきたいと思います。事業内容についてもざっくりと解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

NTTデータ

安定のNTTグループで、IT事業を展開しているのがNTTデータです。従業員数は約11,000名で、2018年度の売上高は連結で2兆1,636億円となっています。

NTTデータの事業内容

NTTデータが力を入れている事業の一つが大規模システムの導入です。クライアントの抱える問題を見つけ出し、クライアントにとって使いやすいシステムを導入するということが求められます。

特長

NTTデータ最大の特徴がNTTグループであるということ。NTTといえばかつては電電公社として国営の企業として通信事業を一手に担っていました。そのため、NTTグループにしかできないということは未だに多く、日本国内においては圧倒的な存在感を示しています。

富士通

IT業界で様々なサービスを展開しているのが富士通。従業員数は約130,000名、2018年度の売上高は3兆9524億円です。いかに巨大な企業であるかが伺えます。

富士通の事業内容

富士通というとノートパソコンなどを連想される方も多いかと思いますが、事業規模として最も大きいのがSIerとしての事業です。

特長

富士通の特徴は日本国内のみならず、グローバルに事業を展開しているという点です。売り上げの約35%は海外で展開されたものです。グローバルに働きたいという人にもおすすめの職場と言えます。

野村総合研究所(NRI)

いわゆるシンクタンクの国内最大手の一つが野村総合研究所(NRI)です。従業員数は約6,000人、2018年度の売上高は5,012億円となっています。

野村総合研究所(NRI)の事業内容

野村総合研究所(NRI)ではシンクタンクとしての活動はもちろんのこと最近ではIT事業にも力を入れています。特に金融系システムに強く、国内で圧倒的なシェアを誇っています。

特長

最近ではシンクタンクとITコンサルの境目が曖昧になりつつあり、野村総合研究所(NRI)でもコンサル的な仕事に力を入れています。一方でやはりコンサルティングファームとは文化が異なっており、コンサルのガツガツした感じは良くも悪くもありません。

ソフトバンク

ソフトバンクと言えばもはや説明不要の有名企業です。従業員数は約75,000人で2018年度の売上高は9兆6022億円となっています。

ソフトバンクの事業内容

ソフトバンクの事業内容で最も大きいものはやはり携帯電話の事業です。皆様の中にもソフトバンクユーザーがいますよね。スマホでネットワークにつながるのが当たり前になった現代において、IT企業としての側面も大きくなっています。

特長

ソフトバンクの特徴は、様々な事業を展開しているということ。ヤフージャパンの設立(現在は子会社化)であったり、米国スプリントの事業を買収したり、あるいは人型ロボットであるPepperを発売してみたりと様々です。

楽天

日本国内最大級のインターネット通販事業者といえばやはり楽天です。従業員数は約18,000人、2018年度の売上高は1兆101億円となっています。

楽天の事業内容

楽天の主力事業と言えばやはり通販サイトの運営です。楽天市場を利用したことがある人も多いですよね。そのほか、オンラインでの株式や楽天カードといった事業にも力を入れています。

特長

楽天を特徴づけているのが社内の公用語が英語ということ。そのため海外出身者も数多く活躍しています。今後はより一層のグローバル展開も期待できます。

大手にはない良さがあるベンチャー系

ここまでは超が付くほどの大企業についてご紹介してきましたが、IT業界は大企業ばかりではありません。明日の大企業化を夢見て、多くのベンチャー系企業がしのぎを削っています。そこには大手にはない良さもあります。

ベンチャー系のメリット

まずはベンチャー系のメリットについてご紹介していきます。最大のメリットと言えるのが「色々な仕事に携わることができる」ということです。自分で企画を考え、自分で資料を作り、自分で営業を行い、自分でサービスの骨組みを作り…。仕事に関する最上流から最下流まで一通り経験することが可能です。それを経験しておけば、たいていの仕事はこなせるようになります。

大企業ですと自分が担当できるのはほんの少しの部分に限られます。自分が何のために何をやっているのか見失ってしまうことすらあるほどです。人によってはやりがいを感じられず、退職を考えるようになるほどです。一方のベンチャー系であれば、自分が何のために何をやっているのかはっきりと見えますし、それが成功したときの喜びは大きくなるものです。

ベンチャー系のデメリット

もちろんベンチャー系にもデメリットは存在しています。一番のデメリットといえるのが「忙しくなりがち」ということ。何せスタッフが少ないため、ちょと誰かに頼むなんてことはできません。やりたいことがあるのなら、自分の時間を削るしかありません。

もう一つのデメリットが、不安定さです。大企業であれば事業は安定していますし、よほどのことが無い限り会社が無くなるなんてことはありません。働く場としては非常に安心できます。一方のベンチャー系は、何かあれば「解散」ということも起こり得るものです。

そんな時、自分の身を助けてくれるのは経験です。メリットでも触れましたが、ベンチャー系ですと様々な仕事を経験できます。それを上手く活かしていけば、転職先は見つかるものです。

まとめ:大手だからではなく、何がしたいかが重要!

IT業界の大手企業についてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?最初にご紹介した通り、IT業界と一口に言っても、その業種や仕事内容は様々です。今回ご紹介した大手企業も、企業ごとにカラーは大きく違います。そんな中で「大手だから」という理由だけで就職先を選んでしまいますと働きはじめてから「ちょっと違ったかも…」なんてことに成りかねません。

仕事選びは結局のところ「自分が何に興味を持っているのか」と「将来的にどんな自分になりたいか」で選ぶことが大切です。そして自分なりの基準で選んだ企業だからこそ、就職活動に力が入りますし、それは内定をグッと引き寄せてくれるものです。まずは自分が何に興味を持っているのか、もう一度冷静に考えてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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