1月からのインターン参加を考える際は、まだ間に合うのか、情報解禁の3月までどのように過ごせば良いのか困ってしまうものです。
3年生の1月といえば多くの人が就活に向けて動いている時期なので、何もしていなければ、焦ってしまうのも無理はありません。
そこで今回は、大学3年生の1月からインターン参加などの準備を進める場合、何をすべきなのかを具体的に解説していきます。
3年生の1月から就活準備を始める際は、時間が限られているからこそ、今からでも始められることを効率的に進めていきましょう。
1月からのインターン参加は遅い?
1月からインターン参加を考えたり本格的に就活準備を始めたりするのは、正直言って遅いといえます。
実際のところインターンの募集はまだあるものの、1月の時点では、すでに募集を締め切っている企業も少なくありません。
その場合は同業他社や周辺の企業のインターンに参加したり、本選考に向けて準備を始めたりすることが必要といえます。
なお、気になる企業のインターンがまだ募集中であれば、とにかく早めに準備しエントリーを済ませることが大切です。
先ほど1月からの準備では遅いとは伝えましたが、これからやるべきことを整理し徹底的に準備を進めれば、手遅れになることはありません。
3年生の1月であれば、まだ本選考開始までは時間が残されているため、少しでも効率よく就活準備に取り掛かりましょう。
一般的な学生の1月のインターン状況
1月からのインターン参加を考える際は、まず、一般的な大学生のインターンの状況をチェックしておきましょう。
一般的な大学3年生は、1月の時点では、すでにサマーインターンや秋インターンに参加している場合が多いです。
そのうえで12月~1月の冬インターンに参加し、いよいよ迫る本選考に向けて準備を進めている状況になります。
すでに複数のインターンに参加している学生は、就活の軸がしっかり決まっていたり、インターン選考を通じて面接にも徐々に慣れてきたりしています。
そのため、そういった準備万端の学生と比べると、1月の時点で何もしていない人は出遅れていると言わざるを得ないでしょう。
しかし、今からでも準備に徹底的に向き合えば本選考には間に合いますし、募集している企業があれば冬インターン参加も可能です。
周りに追いつくためには、就活エージェントなどの支援サービスも積極的に活用し、対策を確実に進めていきましょう。
本選考も開始
1月の時点では、すでに本選考が始まっているケースもあります。
たとえばその代表例にはベンチャー企業や外資系企業があり、これらの企業は、その他の企業と比べて早い段階で本選考のエントリーをスタートさせることが特徴です。
そのため、気が付いた頃にはすでに募集を締め切っているパターンもあります。
冷静に周りの状況を把握したうえで就活準備を始めるためには、気になる企業・業界の本選考は始まっていないか確かめることも重要です。
まだ始まっていない状況でも、エントリー開始を間近に控えているケースもあるため注意が必要です。
その場合は具体的な選考スケジュールをチェックし、自己分析・業界研究などを重ねたうえで、急いでES作成などの準備に取り掛かる必要があります。
1月に行われる冬インターンとは
3年生の1月からインターン参加を考える際は、1月に行われる冬インターンの特徴を事前にチェックしておきましょう。
冬インターンの特徴を先に把握しておけば、参加すべきか判断しやすくなります。
また、あわせて冬インターンの応募・選考の方法や流れなどもチェックしたいところです。
ここからは1月に実施される冬インターンについて、重要なポイントをそれぞれ見ていきましょう。
なお、冬インターンについて詳しく解説している記事は、以下をチェックしてみてください。
冬インターンの特徴
冬インターンとは、12月~2月の時期に開催されるインターンのことを指しています。
基本的には1日~1週間程度の短期的なインターンであり、会社説明や質疑応答、簡単な業務体験、グループワークなどが行われます。
冬インターンは、サマーインターンや秋インターンと比べて参加率が高く、多くの就活生が参加することで知られています。
理由は、本選考を直前に控えた時期のインターンであり、就活生のほとんどが高い意識で情報収集したいと考えているからです。
また、冬インターンは採用活動の一環として実施される傾向も強く、そのまま本選考の優遇チャンスをもらえる場合もあります。
このようにさまざまなメリットがあるため、冬インターンは参加する学生が集中しやすく、その分倍率も上がり傾向にあります。
なお、開催時期は学校の授業やテストと被ることもあるため、参加する際はスケジュール管理に注意が必要です。
応募方法
冬インターンに応募したい場合は、基本的に企業の公式ホームページから登録を済ませ、直接企業に応募する形を取ります。
企業の採用ページで登録を済ませるとマイページにアクセスできるようになるため、そこから必要事項を入力し、インターンのエントリーを済ませる流れです。
冬インターンの募集を探す際は、ホームページのほかには就活サイト、キャリアセンターの案内を見ることも大事です。
企業によっては、就活サイトなどでしか案内を載せない場合もあるからです。
1月の時点では、企業によっては募集を終了していることもあるため、とにかくさまざまな方法を駆使して募集を探すことが重要といえます。
なお、冬インターンの詳しい探し方については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
選考方法
冬インターンでは、選考が行われるケースも多いため、選考方法と対策についてもチェックしておきましょう。
まず、冬インターンの選考の特徴や流れは、本選考とほとんど変わりません。
選考に臨む際はESを提出し、面接やグループディスカッション、Webテストといった選考を受けることになります。
本選考さながらの流れでインターン参加可否が決まるため、冬インターン参加は、選考に慣れる意味でもメリットがあるといえます。
冬インターンは傾向として倍率が高いため、基本的に選考対策なしで臨むことは避けましょう。
対策は自分一人で進めるのではなく、周りの人や就活エージェントなどのサポートのプロに相談することが大切です。
ES添削や模擬面接などの的確なサポートを受けられるため、これから準備を始める場合でも選考合格の可能性を高められます。
なお、冬インターンの選考についての詳しい情報は、以下も参考にしてみてください。
1月のインターンに参加するメリット
1月のインターンに参加したいときは、まず、参加のメリットから考えることも大切です。
あらかじめインターン参加のメリットを理解しておけば、1月のインターン参加も検討しやすくなるでしょう。
また、そもそも就活準備をほとんど始めていない人は、インターンについて何もわからない…というケースもあるはずです。
そのためここからは、以下のメリットについて詳しく解説していきます。
- ホームページではわからない情報を得られる
- 本選考の練習になる
- 優遇が得られやすい
以上のメリットは、これから始まる本格的な就活で役立つ重要なメリットになります。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
ホームページではわからない情報を得られる
1月のインターンに参加すれば、まず、ホームページではわからない情報を得られます。
そのため、情報収集や企業研究の面で冬インターンでは大きなメリットを感じられるでしょう。
インターンでは、会社説明や質疑応答を通じて、実際に働く社員の声を聞くことができます。
それらはすべてホームページには載っていないリアルな内容であり、事業内容などについてもより詳しく理解を深められます。
わからないことがあれば直接質問できるため、良い機会になることは間違いありません。
また、インターンに参加した際は、社員だけでなく周りの学生ともコミュニケーションが取れます。
情報を共有し合えば良い刺激を受けることができ、モチベーションアップにもつながるでしょう。
本選考の練習になる
1月のインターンは、本選考の練習になるという意味でも、参加のメリットがあるといえます。
前述のとおり、インターンの選考と本選考には、あまり変わりはありません。
ES提出や面接、グループディスカッション、Webテストなど同じ選考方法が取り入れられているため、本選考の雰囲気を感じられることが大きな特徴です。
中でも面接は、誰でも緊張するものなので、実践的な練習の機会をつかんでおけばそれに越したことはありません。
本選考でうまく自分をアピールできるように、インターンの選考から十分に練習を重ね、雰囲気に慣れておきましょう。
面接ならではの空気感に慣れておくだけでも、本選考の緊張対策にはつながるものです。
また、グループディスカッションなども発言するためには慣れが重要なので、インターン選考を通じて場数を踏むことは重要といえます。
優遇が得られやすい
1月のインターンに参加するメリットといえば、場合によって優遇を得られることも挙げられます。
冬インターンは、本選考につながる採用の一環としてとらえている企業が多く、インターンを通じて高評価を獲得できれば優遇を受けられる可能性があります。
優遇とは、具体的には早期選考に案内してもらえるなどのチャンスが挙げられます。
気になる企業から優遇を得られれば、ほかの学生と比べてより有利に選考を進められるため、内定獲得につながりやすいことがメリットです。
もし1月の時点で就活をほとんど行っていなかったとしても、インターンを通じて優遇を得られれば、状況は大きく変わります。
遅れを取っていた状況を一気に変えられるため、インターンでは、好印象を残せるように積極的に発言したり質問すると良いでしょう。
1月からインターン参加のためにやるべきこと
1月からインターン参加を検討する際は、しっかりと気になる企業の冬インターンへの参加を決めて本選考にも備えられるように、やるべきことを事前に整理しておく必要があります。
やるべきことはさまざまあるため、前もって整理しておけば、時間がない中でも計画的に冬インターンの参加準備を進められるでしょう。
おもにやるべきことは、以下のとおりです。
- まずは本選考の締め切りをチェック
- 自己分析
- 業界・企業研究
- 就活の軸の決定
- ES対策
- 面接対策
- テスト対策
- グループディスカッション対策
- OBOG訪問
これらは今後の本選考を突破するためにも重要なことであり、就活準備としてすべて欠かせないことです。
では、それぞれの対策を詳しく見ていきましょう。
まずは本選考の締め切りをチェック
1月の時点では、そもそも企業によっては本選考が始まってしまっているケースがあるため、準備を始める際は本選考の締め切りチェックから行いましょう。
本選考の開始時期が早い業界・企業には、外資系企業、テレビ業界、ベンチャー企業などがあります。
これらの業界・企業は、早ければ10月頃から本選考をスタートさせる場合もあります。
そのため、まずは本選考のスケジュールをチェックしたうえで、全体の状況把握から始めることが重要となります。
選考が早い企業の中に気になる企業がある人は、締め切りを確かめたうえで、ESだけでも急いで書いておくのもおすすめです。
ただしその際は、急いでいるからといって適当に書かず、自己分析・企業研究などはしっかり行うことが大切です。
自己分析
就活準備では、必ず自己分析を実践しましょう。
自己分析とは、これまで歩んできた人生を振り返ることで、自分の人柄や価値観、強み、苦手な部分、将来像などを自分でしっかり理解することです。
就活において自己分析が重要なのは、自己分析で自分の強みや能力、自分らしくいられる環境などを知っておかなければ、適性のある仕事や業界は見えてこないからです。
そのため、自己分析をまったくやらなかったり適当にこなしたりすると、エントリー後にミスマッチを感じる原因になります。
自己分析で自分の適職を見極めれば、企業に響くアピールがしやすくなり、一つひとつの伝える能力や強みに説得力が増します。
説得力のあるアピールができれば、採用担当者からは興味を持たれやすくなるため、その分内定に近づくといえます。
なお、自己分析は自分だけでやらず、仲の良い人や両親に相談したりツールを活用したりすることも大切です。
自己分析の効果的なやり方については、以下をチェックしてみてください。
業界・企業研究
1月から就活の準備を始める際は、業界や企業に対する研究も欠かさず行ってください。
業界研究・企業研究は、業界や企業の現状、今後、現在の取り組みについて勉強することを指します。
自分の志望する業界・企業とはどのようなところなのか、明確に知らなければ、深みのある志望動機は伝えられません。
さらに、業界・企業研究の深度を高めていくことは、なぜ自分がその仕事に向いているのか伝えるうえでも必要となります。
面接やESでは、採用担当者は自社のこと、業界のことをどのくらい知っているのか必ずチェックするものです。
より理解を深めており、その姿勢がわかるアピールができれば、志望度の高さや熱意が伝わります。
企業はミスマッチを避けるためにも、自社に強い興味関心を持っている人・高い入社意欲を持っている人を採用したいと考えています。
そういった企業の意図もよく理解したうえで、業界・企業研究はしっかりと実践しましょう。
なお、具体的な研究方法については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
業界研究:
企業研究:
就活の軸の決定
1月から始める就活準備の中では、就活の軸も必ず定めるようにしてください。
就活の軸とは、仕事内容・キャリアビジョン・具体的な働き方などの譲れない条件のことを指しています。
将来働くうえでこの条件だけは譲れないという思いをもとに、就活の軸を決めていきます。
就活の軸が定まっていれば、志望先企業も絞り込みやすくなり、ESや面接でも説得力のあるアピールができるようになります。
ブレない自分の軸をもとに就活を進めていけるため、この時期の中では必ず決めておきましょう。
なお、就活の軸を決めるためには自己分析が必須となるので、自己分析もあわせてじっくり進めることが重要です。
就活の軸は面接で聞かれることも多いため、軸を決める際は、面接における答え方も考えておくと良いでしょう。
就活の軸の例、具体的な決め方などは、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
ES対策
1月から就活準備に本格的に取り掛かる際は、ES対策ももちろん欠かせません。
ES(エントリーシート)は、基本的にどの企業に応募する際にも提出必須となるものなので、ES=学生の第一印象ととらえておくことが大事です。
ESを通じて企業の採用担当者は初めて学生のことを知るため、積極的なアピールが欠かせないのはもちろんのことです。
また、字の綺麗さや各欄の埋め方などでも学生の印象は決まるので、雑な字で提出しないことなども重要なポイントになります。
各欄を埋める際は、白い余りの部分が目立たないように意識し、入社意欲の高さを積極的に伝える必要があります。
なお、ESに記載する項目は企業によりさまざまで、難易度にも違いがあります。
中にはかなり高難易度のES提出を求められるケースもあるため、その際はとにかく時間をかけて作成することが重要です。
また、ES作成は自己完結で終わらせず、第三者に添削してもらうことも大切です。
ES作成については、以下の記事もぜひチェックしておきましょう。
面接対策
1月からのインターン参加に向けて就活準備を行うのであれば、面接対策も当然重要なものとなります。
面接を採用の際に重要視する企業はたくさんあるため、面接対策をおろそかにすれば、内定獲得が難しくなるといっても過言ではありません。
そのため、まずは頻出質問を一通りチェックし、どのような答え方をすべきかしっかりまとめていきましょう。
面接では、答えたことに対して深掘りの質問が来るため、質問に備えてより具体的に答えられるように準備することも大切です。
面接対策もES対策と同様に、一人で準備することは避けましょう。
むしろ一人で受け答えの練習をすることは困難なので、周りの人やキャリアセンター、就活支援のプロなどに相談することが必要不可欠となります。
インターンや本選考の面接でよく聞かれる質問については、以下の記事を見てみてください。
テスト対策
1月からのインターン参加を目指し就活準備を始める際は、テスト対策も忘れずに行いましょう。
インターンも本選考も、選考の過程ではWebテストの受験が必要とされるケースが多いです。
Webテストの難易度はそこまで高くありませんが、出題形式や時間配分などにはある程度慣れておくことが大切です。
対策なしで受験すると、解答や時間配分のコツがわからないせいで、ほとんど良い結果が出せない可能性があります。
ただし、1月からの就活準備では、満足にテスト対策の時間が取れないことも事実です。
そのため時間を有効活用してテスト対策を行うのであれば、通学時間中に過去問を解くなどの対策を進めると良いでしょう。
解き方のコツや時間配分がわかりにくい場合は、本や学習サイトなどをチェックしてみましょう。
グループディスカッション対策
1月からのインターン参加に向けて準備する際は、グループディスカッション対策も必要といえます。
企業によっては、インターンの選考もしくは本選考でグループディスカッションを取り入れるケースがあるため、対策しなければうまく発言できずに終わってしまう可能性があります。
グループディスカッションでは、企業は学生の立ち回り方、論理的思考力、人柄などを細かくチェックしたうえで適性を判断しています。
ディスカッションの内容はさまざまですが、企業によっては難しいテーマが出題されるケースもあり、何を発言すれば良いのかわからず困ってしまう人は少なくありません。
その際は、自分なりに何か発言したりリアクションを取ったりすることが重要なので、とにかく練習ではディスカッションに慣れる必要があります。
グループディスカッションについては練習できるアプリもあるので、対策の際はぜひ活用してみましょう。
グループディスカッションを突破するコツは、以下を参考にしてみてください。
OBOG訪問
1月から始める就活準備では、OBOG訪問も必要になってくるでしょう。
企業のことを深く知るうえで、OBOG訪問は最も近道になるため、就活を進める際は常にOBOG訪問の機会を見つけながら動くことが大切です。
OBOG訪問の際は、その企業で働いている社員のリアルな声を聞くことができ、企業研究につながります。
どのような環境で働くのか、働いてみて仕事をどう感じているのかなどを聞けば、より自分に合っている企業・業界か判断しやすくなるでしょう。
結果、面接やESにおいてアピールの説得力を上げることができます。
訪問するOBOGの探し方は、OBOG訪問アプリやキャリアセンターでの相談が挙げられます。
アプリを活用する場合は自分で動く必要がありますが、キャリアセンターであれば、うまくいけばOBOGの情報を提供してもらえることがあります。
1月締め切りのインターン情報
1月にインターン参加を考える場合は、1月締め切りのインターン情報をチェックしておきましょう。
1月に冬インターンの締め切りを設けている企業は、以下が挙げられます。
- 富士フィルム(1/6)
- 日本総合研究所(1/6)
- ドイツ銀行グループ(1/13)
- LION(1/15)
- 三井住友海上火災保険(1/16)
傾向としてメーカーやIT、金融系の企業が多くみられることが特徴です。
1月締め切りのインターンは、ほかと比べて遅く開催されるインターンなので、採用に直結するケースも少なくありません。
特に技術系職種のインターンが多く開催される傾向にあり、参加すれば、そのまま早期選考や採用につながる可能性が考えられます。
具体的な開催スケジュールとプログラムの内容は、よくチェックしておきましょう。
1月開催インターンで優遇をもらために
冬インターンといえば、優遇をもらえるチャンスがあることが大きな利点です。
1月から就活準備を始めるのであれば、少しでも遅れを取り戻すためにも、優遇をもらうチャンスは逃したくないところです。
1月開催のインターンで優遇をもらうためには、以下のポイントを実践してみましょう。
- 積極的にコミュニケーションをとる
- >あいさつやマナーを意識する
- 成長意欲を見せる
上記の点はインターン参加においてそもそも重要なポイントですが、より意識的に実践すれば、好印象を持ってもらえる可能性があります。
では、優遇を受けるためのポイントを詳しく見てみましょう。
積極的にコミュニケーションをとる
まずは、インターン参加中は社員に積極的に質問しましょう。
会社や仕事内容について細かく質問してくる学生には、人事は好印象を持つものです。
強い興味関心や入社意欲が感じられるため、「このような学生に入社してもらいたい」と感じてもらえるでしょう。
実際にインターンはリアルな情報を知るための良い機会なので、企業について理解を深めるために、この機会を活かさない手はないでしょう。
なお、グループワークが行われる場合は、率先して発言することで空気を牽引することが大事です。
ただし、必要以上に長く話す行為や人の話をさえぎってまで発言しようとする行為は、自分勝手さが目立つためNGなのは明らかです。
積極性は大事ですが、不自然なほどにアピールしすぎることは避けましょう。
あいさつやマナーを意識する
1月のインターンで優遇をもらうためには、あいさつや基本的なマナーを意識して行動する必要があります。
これらの行動は社会人として当たり前の心がけですが、より意識的に行動することで、真面目で協調性のある印象を与えられます。
時間を守る、話をよく聞くなどの基本的なマナーがなっていなければ、どれだけ発言の内容が素晴らしくても「組織には向かない人柄」と判断されてしまいます。
組織の中で協力しながら行動することを意識し、マナーのある振る舞いを心がけましょう。
しっかり挨拶をしたうえで社員とコミュニケーションを取ること、してもらったことに対して感謝の言葉を伝えることも、忘れずに意識してください。
当たり前の行動を当たり前にできる人こそ、組織の中では評価されるものです。
成長意欲を見せる
1月のインターンに参加し優遇をもらうためには、積極的に成長意欲を見せることも必要です。
成長意欲のある人は、どのような企業でも必要とされるため、高評価の対象になります。
インターン中は、難しいテーマでグループワークに臨むことも多いため、まったく内容がわからず対応に困ってしまうことも少なくありません。
しかしその際は、わからないままで受け身でいるのではなく、積極的に質問したり自ら必要なことを調べたりすることが重要です。
アドバイスを受けた際は、素直にアドバイスの内容を実践し、学ぶ姿勢を見せることも大事になってきます。
成長意欲を見せれば「入社後も積極的に成長してくれる」と期待されやすいため、優遇につながる可能性があります。
1月以降の就活スケジュール
1月からインターンに参加し、本選考に備える際は、1月以降の就活スケジュールを把握しておくことも大事です。
一般的な就活スケジュールを理解しておけば、内定獲得までの全体の流れが見えるため、やるべきことも整理されてきます。
「いつ何があるのかわからない」と困っている人は、まず就活スケジュールを把握したうえで就活準備に臨みましょう。
2月
2月は、比較的遅めの冬インターンが開催される時期であり、一部企業の早期選考の時期でもあります。
そのため1月中に参加できるインターンがない場合は、2月開催のインターンも積極的にチェックしておきましょう。
本選考とかなり時期が近いため、選考の練習になるだけでなく、そのまま本選考につながる可能性もあります。
早期選考については、基本的には前述のとおり一部の企業のみになります。
多くの企業は3月から情報解禁となるため、2月は本選考に向けて、ES作成や面接対策などに力を入れていきましょう。
対策の進みが悪いときや自分一人での対策に限界を感じたときなどは、積極的にキャリアセンターや就活エージェントなどに相談してみてください。
3月
3月は、大手企業をはじめとした各社の情報解禁の時期です。
新卒向けの情報がいっせいに解禁され、ここからいよいよエントリーが受付開始となります。
そのため、3月は多くの就活生が一気に動き出すせわしない時期といえます。
エントリーが始まれば、とにかくES作成に追われることになるため、毎日忙しく動くことになるでしょう。
1月から就活準備を始める場合は、この情報解禁のタイミングまでに2か月近く時間があります。
ほかの学生と比べると確かに出遅れてしまっていますが、この3月に照準を絞って行動すれば間に合うため、必要な対策と1月からじっくり向き合うことが重要です。
わからないことがあれば、すでに就活準備を始めている友人や、キャリアセンターなどに積極的に相談しましょう。
4月
就活生にとって、3年生の3月~4年生の4月は非常に忙しい時期となります。
4月はさまざまな書類の締め切りとテストが重なるため、スケジュール管理を徹底し、体調を崩さないように注意しながら動くことが大切です。
多くのやるべきことに追われる状態になるため、なるべく柔軟に動けるように、普段からスケジュールを調整しておくことも重要といえます。
プライベートの予定を入れすぎると、書類提出が間に合わなくなったり選考対策が不十分になったりする原因になります。
ほどよく息抜きはしながら、忙しい4月を乗り切りましょう。
なお、この頃にはES・テスト・面接・グループディスカッションなどの選考対策はしっかり済ませておくべきです。
忙しい中で基礎を固めている余裕はないため、1~2月の間に準備を万全にしましょう。
5月
忙しい4月を経て、5月を迎える頃には、書類選考の結果が出そろうことになります。
そのため、5月は面接を受けることが多くなるタイミングです。
面接はやはり選考の中で最も緊張するポイントなので、5月は4月ほどの忙しさはないものの、別の意味でナイーブになりやすい時期といえます。
面接を突破するためには、質問の受け答えを完璧に対策することも重要ですが、練習を重ねることで面接に慣れることがとにかく大事になってきます。
そのため、5月は実際に面接を受ける傍らで、模擬面接などの練習を重ねていきましょう。
なお、模擬面接を行うことで面接に強くなるためには、就活エージェントなどのプロにサポートしてもらうことが一番です。
また、必要に応じてOBOG訪問を行うこともおすすめです。
どのように就活の乗り越えたかアドバイスしてもらうことで、面接突破、そして内定につながりやすくなります。
長期インターンにも参加しよう
就活を本格的に始める前にインターンに参加するのであれば、夏・秋・冬の短期インターンだけでなく、長期インターンの参加も検討してみましょう。
長期インターンは通年募集があるため、好きなタイミングでエントリーできます。
そのため短期インターンと比べると倍率も低く、受かりやすい傾向にあります。
また、長期インターンで経験したことはガクチカにもでき、貴重な体験として具体的にアピールできることがポイントです。
長期インターンは短期インターンとは異なり、社員と同じように業務を任されることが特徴です。
そのため、現場の雰囲気をじかに感じながら企業・業界について知ることができ、就活準備の良い機会になることは間違いないでしょう。
出遅れた中で少しでも本選考を有利に進めたいのであれば、長期インターンに参加しながら選考対策を進めることもおすすめです。
1月のインターンに関するよくある質問
ここからは、1月のインターンに関してよくある質問を紹介していきます。
1月からインターン参加などの就活準備に取り掛かる場合は、以上のような疑問や不安がつきものです。
あらかじめよくある質問を見ておけば、疑問や不安が解消されることで、出遅れている状態でも冷静に就活を進めていけます。
1月からの準備でも必要なことをしっかり押さえて就活に臨むためにも、質問の回答はよくチェックしておきましょう。
1月の時点では、企業によっては本選考が始まっているパターンがあるので、内定を持っている学生もいます。
選考が早い企業は、サマーインターンから早期選考につながることも珍しくなく、秋を迎える頃には選考の流れが本格的に始まります。
それでも多くの企業は3月から情報解禁となりますが、中には早いケースもあるため注意が必要です。
より出遅れてしまわないためにも、就活を始める際は、気になる業界・企業の選考スケジュールをよく確認することが大事です。
なお、ほかの学生が内定を持っているからといって、必要以上に焦ることはありません。
焦らずに今の自分にできることを整理し、必要に応じて、内定を持っている人にはわからないことをさまざま質問してみることもおすすめです。
冬インターンに参加する人の割合は、50%くらいが目安になります。
全体の半数が冬インターンには参加するため、ほかの時期のインターンと比べると、倍率は上がりやすくなります。
よって、選考突破のための難易度もやや上がるため、冬インターン参加の際は選考対策もしっかり押さえておく必要があります。
なお、冬インターンだけでなくすべてのインターンを含めると、全体でインターンに参加した人の割合は9割にのぼります。
たくさんの人がインターンに参加し、情報収集や業務の疑似体験などを行っているため、やはりインターンは意義深いものといえるでしょう。
1月からの就活では時間がないため焦る気持ちも生まれやすいですが、インターンには多くのメリットがあるため、積極的に今から参加できるインターンを探してみてください。
しっかり対策して1月からでも内定を勝ち取ろう!
冬インターンに1月から臨む場合は、これから来る本選考の対策も含め、選考対策などを万全に行う必要があります。
1月の時点で何もしていない人は、一般的な就活生のペースと比べてかなり出遅れていることにはなりますが、1月からでも冬インターンに参加したうえで準備を始められたのであればまだまだ間に合います。
言ってしまえば情報解禁まで何もしない人も意外に少なくないため、そういった人たちに差をつけて、満足のいく結果を勝ち取ることが重要となります。
そのためには、自己分析や企業研究、選考対策などはすべて徹底的に行うことが大事です。
今後は準備としてやるべきことをおろそかにせず、しっかり対策したうえで、1月からでも内定を勝ち取りましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート