【例文あり】営業職の転職活動|職務経歴書の自己PRはこう攻める!

【例文あり】営業職の転職活動|職務経歴書の自己PRはこう攻める!

営業職から営業職への転職をお考えの皆様、自己PRはもう書きあげましたか?何を書こうか迷っている…なんて場合にはぜひ本記事をチェックしてみてください。

営業職向け自己PR作成で押さえておくべき3つのポイント、伝わりやすい構成例、そして法人営業・個人営業向けの例文と盛りだくさんでお送りしています。さらにはコレはNGな自己PR例についてもご紹介。営業職から営業職への転職をご希望であれば、気になる情報がきっと見つかるはずです。

営業職の転職は職務経歴書の自己PRがカギを握る!

営業職から営業職への転職。職務経歴書で最も力を入れるべき項目は何だと思いますか?それは「自己PR」です。営業職への転職では一般的に「即戦力」が求められます。ですから、自己PRで「自分はこんなことができます!」ということを明確にしておかなくてはなりません。

逆に言えば具体的な自己PRであなたの実績をしっかりとアピールすることができたなら、それは内定に繋がる可能性をグッと引き上げてくれるということでもあります。

営業職の自己PR作成、3つのポイントとは?

例文をチェックする前に、自己PRを作成する際に必ず抑えておきたいポイントについてご紹介していきたいと思います。営業職ならではのポイントですから、しっかりとチェックしてください。

営業の実績を出来る限り具体的に記載する

営業職は実績が見えやすい部門です。ですから転職を考える場合には、その実績を明確にして相手に示す必要があります。そこで求められるのは出来るだけ具体的なものです。皆様それぞれに守秘義務などもあるはずですから、それを踏まえた上で、可能な範囲で具体的に伝えるようにしましょう。

営業職は大きく分けて3つの要素で成り立ちます。3つの要素とは「どんな商品」を「どんなクライアント」に「どれだけ売ったか」です。

例えばお菓子の営業と、工作機器の営業ではその仕事内容は大きく異なります。どんな商品を扱ったのかを伝えることができれば、それだけで聞き手は想像しやすくなります。

どんなクライアントなのかも大切です。既存顧客向けと新規顧客向けの営業ではやはり仕事内容が異なりますので、主にどちらを担当していたのか明確にしておきましょう。

そして最後は数字です「○○件の新規顧客を開拓した」であたったり「〇〇円の売上があった」など、可能であれば数字で示す事をおすすめします。とはいえ、具体的な数字を出せないケースもあるもの。そういった時には「こういったクライアントにこういったものを販売していました」など、エピソードを具体的にすることで、相手への伝わりやすさを確保しましょう。

自分なりの営業経験・スタイルを示す

営業と一口に言っても、「既存顧客の要望を聞きだすことが得意」という人もいれば「新規顧客に商品の良さを伝えるのが得意」という人もいます。職務経歴書では自分の営業経験やスタイルをしっかりと示しておきましょう。営業職と言えばやはり信頼感が大切なもの。こういった細かな点についてもしっかりと記載しておくことで、人事担当者の信頼感が得られるものです。

転職先で経験をどう活かしたいかを示す

自分の営業経験を新しい職場でどう活かしたいのかも示しておきましょう。それによって、あなたの本気度が伝わるからです。ここがあいまいですと、「別にウチじゃなくても良いのでは…」なんてことを思われてしまいます。当然ですが、そう思われてしまいますと、面接通過は難しくなってしまいます。

人事にウケが良い自己PRの書き方

続いては人事に受けが良い自己PRの方法についてご紹介していきたいと思います。それはずばりPREP法を用いること。さっそくチェックしていきましょう。

PREP法

PREP法とはわかりやすいプレゼン資料を作り出すためのテクニックです。PREPとはPoint(要点)、Reason(理由)、Example(例)、Point(要点)の頭文字をとったもの。これら要素をこの順番で記載すると伝わりやすい資料のできあがりというワケです。プレゼン資料作成のテクニックですが、それは自己PR作成にも応用可能です。それでは早速、そ詳細について見ていきましょう。

結論を最初に書こう

PREP法ではまずは結論から書いていきます。この場合は自己PRですから、「自分のウリはコレです!」という内容になります。面接相手に印象を残せるよう、端的に鋭い言葉を選んでください。

結論に至った理由

結論の次には結論に至った理由を記載していきます。「自分のウリはコレです!」ということに対して、なぜそう思うに至ったのかを考えてみてください。

具体的なエピソード

続いては具体的なエピソードを記載していきます。なぜ具体的なエピソードが必要かと言いますと、話に信ぴょう性を持たせるためです。例えば「英語での営業が可能です」とだけ伝えれらても、どのレベルで営業活動ができるのか不明です。人によっては通訳を介する前提かもしれませんし、人によっては飛び込みで営業できるというレベルかもしれません。

ここで具体的なエピソードの登場です。「海外の見本市に出展して、複数の契約をモノにしてきた」というのであれば、かなりのレベルであることが想像できます。また見本市への出展経験もアピールすることが可能です。

このように、具体的なエピソードを盛り込むことで、話の信頼性がグッと高まりますし、あなたの経験が想像しやすくなります。営業に関する具体的なエピソードは必ず盛り込むようにしてください。

結論が思いつかない…なんて場合には「話として盛り上がる営業エピソード」を考えてみるのもおすすめです。そこから結論や結論に至った理由を考えていきますと、無理なく話は繋がります。

再度結論を書いてまとめる

そして再度結論を述べます。「このように私のウリは〇〇という部分です。それを活かして御社営業でお役に立ちたいと考えております。よろしくお願いします。」結論を繰り返すことで相手の印象に残りやすくなることと、具体的なエピソードを経た上で、もう一度繰り返すことで「より深いレベルで相手に届く」というメリットがあります。

例文でチェック、職務経歴書の自己PR

続いては職務経歴書の自己PRについて、例文をご紹介していきます。ここまでご紹介してきた3つのポイントやPREP法と見比べながらチェックしてみてください。

法人営業向け自己PR例

私がPRしたいポイントは「新規顧客獲得力」です。現状では事務職向けクラウドサービスの営業を担当しております。新規に立ち上げたサービスですから、売上などはまだまだなのですが、本サービスは着実に顧客を増やしています。営業はチームで担当しており、先月の契約件数は15件で、そのうちの7件は私が直接担当したものです。

それだけの契約数を得られたのは細かな情報発信にあります。SNSを活用し知名度を増やしつつ、定期的にセミナーを開催しております。契約に繋がったほどんどはセミナー経由でコンタクトを取ったお客様です。

クラウドサービスの営業ということもあり、とにかく興味を持ってもらうことが大切だと思っています。セミナーでは良い部分と共に、今後システムを改善すべきポイント、そしてこれまで改善してきたポイントについてもお話させていただいております。

既存の営業方法ももちろん大切です。その一方で新たな営業方法を試す事も大切だと考えております。セミナー実施はもちろんですが、貴社製品の魅力を最大限に伝える方法を見つけ出し、新たな顧客獲得につなげていきたいと考えております。

個人営業向け自己PR例

個人営業ということで「お客様から信頼を得る」ということをモットーに営業活動を続けてきました。中古営業車の販売を担当しており、主なお客様は地元で個人店を営んでいる方です。

商品が商品だけに、定期的な需要はそれなりにあるものです。ですから既存のお客様を大切にしつつ、余裕のある時に新規顧客の開拓にあたっておりました。会社の規定で詳しい数字は記載できませんが、定期的な売上は確保しております。

信頼を大切にしていた故だと確信しておりますが、既存のお客様からの紹介で私を尋ねてくれるお客様も多くいます。個人営業ですし、とにかく信頼感を大切に仕事を続けていきたいと考えております。貴社での仕事でも、まずはお客様と信頼関係を作るつもりです。

これはNGな自己PR例とは

続いてはコレはNGな自己PR例についてチェックしていきたいと思います。営業職の自己PRで一番のNGポイントはとにかく曖昧であるというもの。

例えば「担当していた商品の売上が10%アップしました。」と書かれていたとします。数字も示されていますし、一見良さそうなのですが、コレはかなりあいまいです。もともとの売上がまったくわからない中で10%というのは特に意味を持たない数字だからです。「新規クライアント10件を獲得しました。」であれば、件数として把握できますが「%」はかなりあいまいな単位といえます。

また個人的な貢献が売上アップにつながったのか、チームとしての売上がアップしたのかも伝わってきません。そういった意味でもNGです。

守秘義務などで具体的に伝えにくい情報もあるのは事実です。けれど面接官に何かしらの情報が伝わらなくては意味がありません。数字で書けないのならエピソードを充実させるなど、相手に伝わる工夫が大切です。

まとめ:営業ならではのポイントを抑えて自己PR作成!

営業職での転職希望者に向け、自己PR作成のポイント、書き方、例文と見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?営業職から営業職への転職ですと「即戦力」が求められるものです。ですから、自己PRにいかに具体的な情報を盛り込めるかがカギを握るものです。

今回ご紹介した3つのポイントを参考に、そしてPREP法を用いて、皆様なりの自己PRを作成してみてください。これまでの営業経験としっかりとした自己PRがあれば、新たな道はきっと拓けます。それはきっと素敵な未来へつながっているはずです。

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