営業職に転職したいけど、未経験だし…、志望動機とか自己PRで何を書けばよいの…。なんてお悩みの方はいませんか?もしそんなお悩みをお持ちでしたら何はともあれ本記事をチェックしてみてください。志望動機・自己PR作成のポイントについて例文付きで徹底的に解説しています。さらには営業職で求められる人材像についてもご紹介。営業職への転職活動に役立つ情報がきっと見るかるはずです。
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未経験から営業職への転職はあり?
未経験から営業職を目指していると「そもそも未経験者って採用されるの?」と疑問に思うはず。その疑問の答えは「採用される可能性は十分にある」です。事実、営業未経験から営業職に転職し、活躍している人は数多くいます。企業側も新たな風を求めて、まったくの未経験者を採用することも多々あるものです。
営業職で求められる人材像とは?
続いては営業職で求められる人材像についてご紹介していきます。これら人材像を意識しながら転職活動を行うことによって、内定を得られる可能性はグッと高まるものです。また、日常的に意識しておけば、付け焼刃ではない本当の実力として転職活動に挑めます。
顧客の話をしっかりと聞くヒアリング力
営業職というと話がうまく、自社商品を上手に顧客に売り込むといったイメージを持っている人もいるかと思います。確かに話が上手な人も多いのですが、必ずしも話が上手である必要はありません。それよりも重要なのが「顧客の話を聞く力」です。
顧客が営業担当者に伝えてくれる情報は必要最低限です。なのですが、その情報だけでは次の一歩にはつながりません。顧客がどんな事を考えているのか、どんな事に困っているのか、そういったことを聞き出さなくては、適格な提案ができないからです。
ですから、話を聞く力が問われます。顧客の一言一言に耳を澄まし、時にはうなずき、時には合いの手を入れ、じっくりと話をしてもらってこそ、顧客との深い関係が築けます。
顧客の隠れた要望を見つけ出す洞察力
顧客は自分の要望に自分で気づいていないことも案外あるものです。「作業を効率化したいから最新の設備を導入したい」なんて相談を受けたとして、それを鵜呑みにしてはいけません。作業が遅れがちな本当の理由は、実は不良発生率が高く、何度もやり直しが発生しているのかもしれませんし、熟練したスタッフの不足によるものかもしれないからです。
できる営業担当者は顧客の状況をしっかりとチェックしています。現場の混乱ぶりなども頭に入ってるため「最新の設備も良いのですが、〇〇についても導入してみてはいかがでしょう?不良の発生源が見つかるはずです!」といった提案が可能です。
顧客が抱えている隠れた要望を見つけ出し、提案をすることができれば、顧客からの信頼感はグッと高まります。次に何か困ったことがあった場合「××さんに相談してみよう」となるものです。
ここぞというタイミングでの提案力
営業は結局のところ、モノを売らなくては仕事になりません。そしてモノを売るのに必要なのがここぞというタイミングでの提案力です。モノを売るにはタイミングがあります。夏が近づいてきたなという時期ですと、水着やTシャツが売れますが、夏の終わりにそれらを手に入れる人はまれです。営業先である工場や小売店も同じです。
忙しさのピークが過ぎた頃なら、工場を改善する何かが売れますが、忙しさのピークですと、工場の改善をする余裕はありません。何かが流行りそうというタイミングですと小売店はこぞって購入しますが、流行りのピークでは次の流行に目を向けるものです。
営業担当者は早すぎず・遅すぎず、ここぞというタイミングで商品の提案をします。そのためには時流を読む力もも必要ですし、いざとう時に備えた準備も必要です。そういった地味な努力もあってこそ、一流営業担当者になれるのです。
未経験から営業職へ、志望動機作成ポイントとは?
続いては未経験から営業職への転職、志望動機作成のポイントについてチェックしていきたいと思います。いずれも大切なポイントですから、しっかりと意識しておきましょう。
なぜその会社なのか、そしてなぜ営業職なのかを明確に
未経験から営業職への転職ですと、人事担当者は「なんでウチのわざわざ営業なんだろう?」と思うものです。採用活動には時間もお金もかかるので、担当者は慎重になるものです。ですから担当者の疑問には丁寧に答えていく必要があります。そのために必要なのが「なぜその会社なのか、そしてなぜ営業職なのかを明確にする」ということです。
「会社で扱っている商品が好きでそれを世に広めたい」であったり、「海外進出に関わりたい」であったり、皆様それぞれ理由があるはず。それを明確にしておきましょう。なお「福利厚生が良さそうだから」であったり、「残業が少なそうだから」といった自分本位な理由はNGです。
これまでの経験・スキルを営業職としてどう活かせるのかを明確に
皆様は営業未経験ですから、直接的に「営業できます」と面接官に伝えることはできません。けれど間接的になら伝えることが可能です。それが「これまでの経験・スキルを営業職としてどう活かすのか」ということです。
プレゼンが得意であったり、接客経験があったり、あるいは商材を仕事で使った経験であったり、これまでの経験が活きる部分がなにかしらあるはず。それは志望理由でしっかりとアピールしておきましょう。それによって「営業も大丈夫そう」という印象を与えることに繋がります。
転職後にどんなキャリアを描きたいかを明確に
転職希望者に対し面接官は「ウチの会社では長く働いてくれるんだろうか?」という疑問を浮かべるものです。採用活動に使った時間やお金を回収するためには、それなりの期間働いてもらわなくてはなりません。一方で転職を希望しているということは、今の職場を辞めようと思っていることに他なりません。ですから、長く働いてくれるんだろうか…という疑問を浮かべるのは当然と言えます。
その疑問に答えてくれるのが転職後のキャリアビジョンです。5年後、10年後の姿が明確になっているのなら、少なくともすぐに辞めてしまうことはなさそうです。またそれだけ真剣に営業という仕事を考えていることの証明にもなってくれます。
例文でチェック|志望動機
貴社営業職を希望している理由は貴社製品の利用経験があること。そしてそれを世に広めるお手伝いをしたいと考えたことからです。現職は〇〇株式会社の××工場で、設備管理の仕事をしております。ご存知かと思いますが、××工場では製品の梱包用に貴社製品が使われております。設備管理という仕事柄、貴社製品のメンテナンスをすることもあるのですが、日常的なメンテナンスのしやすさは工場内設備でも群を抜いています。また、いざという時には貴社営業の方がすぐに対応してくれるため、ずいぶんと助かりました。
工場での仕事にはやりがいも感じているのですが、外に出て働きたいという気持ちが高くなり、転職を考えることになりました。そこで思ったのが「貴社設備を世に広める仕事がしたい」ということです。ユーザーの視点・気持ちはしっかりと理解していますので、営業職として活かせるものと考えております。将来的には顧客の要望をくみ取り、新たなソリューションを提供できる営業を目指したいと考えております。
未経験から営業職へ、自己PR作成ポイントとは?
続いては自己PR作成のポイントについて見ていきたいと思います。志望動機と並ぶ重要項目ですから、しっかりと作り込み、面接官に「ウチに来てほしい」と思わせましょう。
アピールポイントを絞り込む
自己PRで大切なことがアピールポイントを絞り込むということです。せっかくだからと様々な話題を自己PRに盛り込む人がいるのですが、たいていの場合、「で、結局この人は何が言いたいんだろう…」ということになってしまいます。そんなことにならないよう、アピールポイントは絞り込んでおきましょう。
当然ですが、アピールポイントは「営業の仕事で役立つもの」でなくてはなりません。「コミュニケーション能力に自信がある」であったり「気力・体力には自信がある」などが営業的なアピールポイントです。
話は出来る限り具体的に
アピールポイントを決めたなら、それを補強する具体的エピソードも考えておきましょう。例えば「気力・体力には自信があります」とだけ言われても、どれくらいタフなのか伝わってこないですよね。
一方で「毎年フルマラソンを走っています」と言われれば、かなりタフであることがいやがうえにも感じられます。具体例は仕事に関連していた方が良いので、「その気力・体力をベースに現職では〇〇な曲面を乗り越えました。」などと加えるとなお良しです。
結論⇒具体例⇒結論の順で
伝わりやすい自己PRを考えるためには構成も大切です。基本的には「結論⇒具体例⇒結論」の順で考えましょう。「気力・体力には自信がある」⇒「フルマラソンを走っている。その気力体力でハードな局面も乗り越えた」⇒「気力・体力を活かして営業の仕事も頑張りたい」といった具合です。
例文でチェック|自己PR
人の気持ちを察する力。これが私のアピールポイントです。現職ではITコンサルでのバックオフィスとして、社内のサポートを担当しているのですが、スタッフの行動をしっかりとチェックしていますと「このタイミングでこれが必要になる」といったことが見えてきます。それを先んじて用意しておくことで、仕事はずいぶんと効率化されました。営業という仕事も人の気持ちを察する力は重要かと存じます。それを活かして、お客様満足度の高い営業を目指しております。
まとめ:未経験からでも営業職は目指せる!
未経験から営業職を目指す皆様に向け、営業職で求められる人材像、志望動機作成のポイント、自己PR作成のポイントと見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
最初にご紹介した通り、営業職は未経験からでも転職が可能です。また営業職は努力の結果が目に見えやすく、やりがいを感じやすい仕事と言えます。営業職に転職したいという人は今回ご紹介したポイントをしっかりと押さえ、ぜひチャレンジしてみてください。自分らしいスタイルで自分らしく働ける、理想の職場に出会えるかもしれません。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート