仕事を辞めたいけど辞められない!理由別の退職方法を伝授

仕事を辞めたいけど辞められない!理由別の退職方法を伝授

はじめに

仕事を辞めたいと思っているのに辞められないという人は意外と多いものです。

今回は、仕事が辞められない理由と原因、さらに辞める方法や伝え方の例をご紹介します。

ぜひ参考にして仕事を辞めたいけど辞められないという状況を打破してください。

仕事が辞められない理由:今の環境を変えるのが怖い

仕事を今すぐ辞められない理由として今の環境を変えるのが怖いという人もいます。

今よりも収入の良い職場に出会えるだろうか、今後の生活面が心配だといったものから新しい職場の人間関係が不安といった、さまざまな理由があるようです。

原因

今の環境を怖いと考えてしまうのは、お金の問題や自信のなさがネックになっていると考えられます。

今現在、ある程度の貯金があり、自分のスキルに自信があれば、ゆっくりと転職活動が行えるため、思い切って退職の意思を会社に伝えることができるかもしれません。

辞める方法

もし、収入面に大きな不安があって今の現状を変えるのが怖く仕事を辞める決断ができないのであれば、まずは転職先が決まるまで現状のまま維持していくか、土日に副業をして収入を増やす努力をしてみましょう。

また、転職先が決まったとしても安定した収入が得られるようになるまでは、節約を心がけることが大切です。

ただ頭の中で悶々と今の現状を変えることが怖いと考えているのであれば、まずはどうすればその不安をなくせるのか現在頭を悩ませている問題に向き合う努力をすることが大切です。

不安や心配なことを紙に書き出して、どうすればこの問題を解決できるのかを考えてみましょう。

そして何よりも自分に自信を持つことが大切です。

自分は、やればできる人間だ、新しい職場でも活躍できると自信を持って行動することも勇気を出して前に進めるコツとなります。

伝え方の例

退職についてお話したいことがあるのですが、お時間をいただいてもよろしいでしょうか。

大変申し上げにくいのですが、〇月末で退職したいと考えております。

これまで温かくご指導いただき、ありがとうございました。

○○さんを始め、職場の皆さまには大変感謝しております。

ですが、私は○○業界に以前から興味があり、年齢的なことを考えても今が転職のラストチャンスだと思いました。

自分の力でどこまでやれるのか不安がないと言ったら嘘になりますが、自分のキャリアを今以上に向上していきたいという思いは時間が経っても強くなるばかりです。

〇〇業種で自分の力を試してみたいという気持ちを捨て切れず、大変勝手ではありますが退職の意志を固めました。

勝手な理由で皆さまにはご迷惑をおかけしますが、了承いただきますようよろしくお願いいたします。

仕事が辞められない理由:引き止められそうだから

人手不足により退職したいという思いを伝えても会社に引き止められてしまうかもしれないといった不安を抱えている人もいます。

自分が今、会社からいなくなってしまったら仕事が回らなくなってしまうのではないか、業務に支障が出てしまうのではないかと思っていませんか。

そんな方は、まず人手不足で会社に引き止められたときにどのように対処することがベストなのかをチェックしてみましょう。

原因

上司に退職したいという気持ちを伝えても、それを阻止し引き止められてしまうというケースは、もしかしたら人手不足が理由になっているかもしれません。

このような場合、たとえ会社が人手不足で深刻な状況に陥っていたとしても、あなた自身がそれを会社の代わりに考える必要はありません。

万が一、人手不足が理由で引き止められたとしても、あなたには何も責任はありません。

堂々と仕事を辞めたいということを伝えても問題はないのです。

辞める方法

もし、人手不足でなかなか仕事を辞めることができないと悩んでいるのであれば、できるだけ早く退職したいという気持ちを上司に伝えることが大切です。

余裕を持って退職したいという意思を伝えることで会社側にも準備期間を設けてもらうことができます。

また、新しい人員を確保するための採用活動を会社側も無理なくスタートすることもできるでしょう。

遅くとも3ヶ月前までに退職する意思を上司に伝えておけば、会社側も余裕を持って採用活動を行うことができるはずです。

伝え方の例

お忙しい中、申し訳ありません。

誠に勝手ではございますが、新しい分野での仕事にチャレンジしたいと思い退職を決意いたしました。

会社側の準備の都合もあるかと思いますので、余裕を持って退職できればと考えております。

身勝手な申し出ではございますが、どうか私の退職の意思を汲み取っていただければうれしく存じます。

仕事が辞められない理由:引き継ぐ相手がいない

今抱えている仕事を引き継ぐ相手がいないと同僚や上司に迷惑をかけてしまうのではないかと思ってしまう責任感の強い人もいます。

一緒に会社で働いている人に迷惑をかけてしまうから仕事を辞めたいということを言い出すことができないと悩んでいる人も少なくないようです。

原因

自分が今仕事を辞めてしまったら周囲に迷惑をかけてしまうという気持ちは、責任感の強さからきているものです。

確かに社会人として途中で投げ出してしまうことは周囲に迷惑をかけてしまうこともありますが、まずは何よりも自分の気持ちと向き合うことが大切です。

周囲の人間もあなた自身がもっとやりがいを感じて楽しく仕事をしてほしいと願っているのではないでしょうか。

仕事を辞めたいのに引き継ぐ相手がいなくて辞めることができないと悩んでいるのであれば、まずは上司にその気持ちを素直に伝えてみましょう。

辞める方法

気持ち良く退職するには、最終出社日までに仕事の引き継ぎをしっかり行わなければいけません。

後任が決まっていれば比較的スムーズに引き継ぎを行うことができますが、後任がいない場合、まずは上司と引き継ぎについての面談を行うといいでしょう。

退職をする際に行う引き継ぎは、業務内容によって違いがあります。

まずは、業務内容をまとめて引き継ぎのスケジュールを組んでおくと安心です。

また、スムーズに引き継ぎが完了するように営業職の場合は顧客リストを作成するなど、ファイルを整理しておくことも忘れてはいけません。

伝え方の例

お忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございます。

突然ですが、〇〇月末までに退職させていただきたく、今回はお時間を作っていただきました。

これまで大変お世話になり感謝してもしきれません。

しかし、今後の将来について考えてみたところ、新たな分野で自分の力を試してみたいと思うようになりました。

今後は、退職までにスムーズに引き継ぎが行えるようご相談させていただく時間を設けていただければと思っております。

私のほうでは、業務内容および引き継ぎのスケジュールも組んでおります。

また、顧客リストを作成してファイルにまとめておきましたので、適任者が決まり次第、すぐに引き継ぎを行います。

誠に勝手ですが、〇〇月末までに退職したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

仕事が辞められない理由:上司に言うのが怖い

仕事を辞めたいのに辞められないという人の大多数の意見として挙げられるのが、上司に辞めるということを伝えるのが怖いといった理由です。

上司にお世話になったからこそ言えないという人がいる一方で、自分を否定されてしまうのではないかという恐れによって、退職することを伝えられずにいるという人も多く見受けられます。

原因

上司に仕事を辞めたいと伝えると怒られるのではないかと思っている人や、しつこく引き止められてしまうのではないかと思っている人もいるようです。

しかし、このような上司は、本当にあなたのことを思って怒ったり引き止めたりしている場合と会社の利益のために引き止めているケースがあるため、自分の目でしっかりと見極めなければいけません。

冷静になって考えてみると上司がどのような思いで自分に言葉をかけて向き合っているのかを判断できます。

辞める方法

誰でも上司に仕事を辞めたいということを伝えるのは、怖くて勇気がいるものです。

もし、もうすでに仕事を辞めるという気持ちに揺らぎがなく、自分の意思は変わらないのであれば上司に退職したいという気持ちを早急に伝えるべきです。

たとえ怖い上司を目の前にしたとしても、やはり自分の気持ちをはっきりと伝えなければ前に進むことはできません。

怖い上司であったとしても退職してしまえば、もう二度と顔を合わせることはありません。

上司に自分の気持ちを伝えるのは最後なんだと腹をくくり、自信を持って仕事を辞めたいという今の気持ちを伝えてください。

伝え方の例

今の職場に特に不満は持っておりませんが、新しい分野の仕事に挑戦してみたいと数ヶ月前から真剣に考えるようになりました。

これまで職場の皆さまには、良くしていただき、大変感謝しております。

しかし、今後の自分のキャリアや生き方を考えたときに、このままでは皆さまの優しさに甘えてしまい、成長できないのではと考えました。

自分の将来と真剣に向き合ってみたところ、〇〇の仕事をしたいと思うようになりました。

そのために今自分がすべきことは、目標に向かって行動することだと思います。

そして〇〇のような経験をすることが必要です。

しかし、今の会社ではそれを実現することは難しく、新たな環境で自分自身を見つめ直してみようと思いました。

身勝手な理由で申し訳ありませんが、自身の考えは今後も変わないと判断したため、退職する決意をいたしました。

〇〇月末を持って退職したいと考えておりますので、ご了承いただければと思います。

仕事が辞められない理由:辞めた後のことが何も決まっていないから

今すぐ会社を辞めたいと思っていても先のことが何も決まっていなければ、誰でも不安になってしまいます。

これまでの経歴や実績があったとしても、やはり転職先が決定していなければ上司に退職の意思を伝える勇気が出なくても何ら不思議ではありません。

原因

今の仕事を辞めた後のことは何も決まっていない状態なのに、仕事が辞めたくて仕方がないという人も多いです。

しかし、転職先が決まっていないだけでなく、貯金が少ない上にやりたいことや目標が明確に定まっていない状態で行動するのは大変危険です。

不安や心配の気持ちだけが残り、鬱々とした気持ちで過ごすようになってしまうだけでなく、退職するという気持ちにすら自信が持なくなってしまうこともあるでしょう。

辞める方法

もし、仕事を辞めたいと思っていても何も先のことが決まっていなくて不安だという方は少なくないと思います。

まずは積極的に行動して転職先を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

とはいえ、転職できればどこでも良いという考えで動いてしまうと、またこんなはずではなかったのにと入社してから後悔してしまう可能性もあります。

やりがいや目標を持って新しい転職先で自分の能力を生かして楽しく働いていきたいのであれば、まずは自分が求めている仕事は何なのかを明確にすることが大切です。

現在、ハローワークに相談して転職先を見つける方法だけでなく、転職サイトに登録して自分に合った職場を見つけることもできます。

専門的な知識を持ったプロのアドバイザーに相談することもできるので、転職の悩みを抱えているのであれば思い切って相談してみるといいでしょう。

もし、お金の問題を抱えているなら自分の貯金残高を確認し、最低3ヶ月程度の収入分の残高があるか確認してみると安心です。

最低でも収入の3ヶ月分程度の貯金残高があれば、ゆっくりと転職活動を行ます。

収入がない状態で転職活動を行うのは大変危険です。

まずはお金のゆとりがあることを前提に転職活動を行うことをおすすめします。

伝え方の例

お忙しい中、時間を作っていただき、ありがとうございます。

急で申し訳ありませんが、〇〇月に退職したいと考えております。

これまで至らない点が多かった私に温かく接していただき、サポートしてくださったことに感謝の気持ちしかありません。

しかし、最近体調がすぐれないことが多く、今後責任を持って続けていくという自信が持てなくなってしまいました。

そこで、もっと自分のペースで仕事をしたいと思い、転職活動を始めました。

自分の能力を生かしながらマイペースで働ける仕事を探し、前向きに頑張っていきたいと思っております。

辞めても良いと判断する基準

仕事を辞めるという決断をするときには、誰でも悩むものです。

周りの人から「そんなことで仕事辞めるの?」と思われないか不安になります。

そこで仕事を辞めるときの判断の基準になるようなポイントをいくつか紹介します。

辞めたい理由を振り返ってみる

迷っているときはなんとなく感情に引きずられているだけで、実際には大したことではなかったということもあります。

一度落ち着いて考えてみて、そもそも仕事を辞めたいと感じた原因はなんだったのか振り返ってみましょう。

振り返ってみた結果、仕事を辞めたい理由がはっきりしているのであれば行動に移してみると良いでしょう。

辞めたい理由が自分以外の要因

仕事を辞めたいと感じる原因が自分以外の要因なのか、それとも自分次第でどうにかなるものなのかを判断する必要があります。

例えば職場の対人関係においては自分の言動を変えることで解決できるケースもあります。

しかし、どれだけ働いても給料が低かったり長時間の労働を強制されたりといったような、自分ではどうにもできないようなことが原因であるならば辞めることを考えても良いでしょう。

体調を崩しそう・うつ病などの精神障害を発症しそう

長時間労働で体を酷使したり夜勤などの不規則な勤務によって体調に問題が出るような場合は仕事を辞めるべきだと言えます。

「今辞めてしまったら会社に迷惑がかかる」などと考えてしまう人もいますが、そのために自分を犠牲する必要はありません。

むしろ体調を崩してしまった方が会社にとっても不利になります。

仕事のストレスは気づかないうちに溜まって行くものなので、体調に問題が生じるようであれば早めに対応するようにしましょう。

仕事を辞めた後どうすればいいの?

様々な理由で仕事を辞める決断をしたとしても、辞めた後は何をすれば良いのでしょうか?

給与や待遇の良い会社に転職できるかや、そもそも新しい転職先が見つかるのかなど仕事を辞めた後も不安は残ります。

また仕事のストレスでやる気を失っていたり辞めた後のことを考えていなかったりする人もいます。

そこで仕事を辞めた後何をしたら良いのか、不安を解消するための方法をいくつか紹介します。

実家に帰る

仕事に疲れているのであれば、まずはゆっくり休みましょう。

疲れている状態で転職活動をしても焦っていたり冷静な判断ができなかったりすることがほとんどで、良い転職先に巡り合えません。

一度ゆっくり休むことで気分のリフレッシュにもなるし、何より時間的にも金銭的にも余裕が生まれることで転職先をじっくりと選ぶことができます。

旅行に行く

会社で働いているとどうしても毎日同じような人間関係や場所でしか関わりが持てなくなり、世界が狭まってしまいます。

気づかないうちにストレスも溜まってしまうでしょう。

仕事を辞めたあとやりたいことが決まっていないという人は一度好きなところへ旅行に行ってみると良いでしょう。

自由に好きなところを旅することで自分の世界や価値観が広がり、やりたいことも見えてくるかもしれません。

転職先を探す

元の会社の待遇に満足できなかったという人は自分にあった会社への転職を考えてみると良いでしょう。

しかし前の会社より良い待遇で転職できるか、またそもそも転職先が見つかるか不安になると思います。

そんな人は転職サービスを利用するもの良いでしょう。

転職サービスを使えば仕事を辞めた後の転職先探しから収入の交渉まであらゆる不安を解消してくれます。

また、もしやりたい仕事が決まっている場合は仕事を辞める前から転職活動をしておいた方が、辞めた後にスムーズに次の仕事に移ることができるでしょう。

まとめ

ここでは、仕事を辞めたいのに辞められないのはなぜかという点に注目し、理由別に原因や辞め方、伝え方について解説しました。

仕事を辞めて自分に合った職場で活き活きと働きたいと思っている方は、今回の記事を参考にして役立ててみてください。

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