【大学3年生】3月は何をするべき?スケジュールと対策方法を徹底解説!【26卒】

【大学3年生】3月は何をするべき?スケジュールと対策方法を徹底解説!【26卒】

大学3年生の3月というと、いよいよ本格的に就職活動がスタートする時期です。

早い人は大学に入ってすぐにインターンシップに参加する人や企業が主催する就活イベントなどに参加するという人もいることでしょう。

3年生の3月から就職活動に参加するのはもう遅い?と思っている人もいるかもしれません。

しかし、就活対策としてできることはたくさんあります。

今回は、3年生の3月にある就活イベントや就活対策について詳しく紹介します。

3月から就活を始めるのは遅い?

3月からの就活は、正直あまり早いとはいえず、むしろ一般的なペースと比べると遅れている状況といえます。

3月は情報解禁のタイミングであるため、その時期を境に就活を始めれば良いイメージはありますが、情報解禁=就活を始めるのに最適な時期というわけではありません

3月までには多くのタイミングでインターンが実施されているため、多くの学生はインターンに参加し準備を進めているものです。

ほかには、自己分析や業界・企業研究を進めている学生も少なくありません。

そのため、3月の情報解禁の時点で何も準備していない人は、準備を着々と進めている人と比べて遅れていると言わざるを得ないでしょう。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

遅れていると言っても、巻き返せないわけではないことも確かです。効率よく準備を行えば巻き返すことは十分可能なので、まずはとにかく、早めに準備に取り掛かりましょう。

3月の就活が重要な理由

3月の就活が重要である理由は、3月が実際の選考と就活対策が同時に進むタイミングだからです。

この時期の過ごし方次第で選考の結果は大きく変わってくるため、1日1日を無駄にしないように準備を進めることが重要といえます。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

無為に過ごしているとあっという間に選考は進んでしまうため、エントリーを逃したり書類選考の対策が間に合わなかったりする原因になってしまいます!

企業の採用情報をチェックしながらエントリーを済ませ、選考に通るための対策を万全にする必要があるため、3月はとにかくやることが多いのが特徴です。

季節の変わり目に就活に忙殺されれば、体調を崩しやすくもなります

体調管理もしつつ着実に準備を進める必要があるため、スキマ時間も最大限に活用しつつ、就活を成功に導きましょう

3月の就活スケジュール

まずは、就活を計画的に進めるために、3月の具体的な就活スケジュールを把握しておきましょう

そのためここからは、時期ごとに3月の就活スケジュールをまとめていきます。

3月の就活スケジュールを簡単にまとめると、以下のようになります。

3月のスケジュール
  • 3月1日:情報解禁
  • 中旬:情報収集と準備の強化
  • 下旬:一次面接

このように時期ごとにやるべきことを前もって把握し、就活成功につなげることが重要です。

では、3月の就活スケジュールの詳細を次の項目から解説していきます。

3月1日:情報解禁

3月は、各企業が新卒採用に向けて情報を解禁します。

そのため3月1日当日を迎えたら、まずは事前にリストアップした志望企業・気になる企業のプレエントリーを済ませましょう。

一気に情報が解禁されて就活生が皆動き出すため、この流れには乗り遅れないように心掛けましょう。

あわせて会社説明会の予約も入れる必要がありますが、人気企業は予約が殺到することが考えられます。

満席になれば予約は締め切られてしまうので、知らないうちに満席→受付終了とならないためには、とにかく早めに動いて予約できるように備えておくことが重要です。

なお、3月1日の段階で気になる企業や進みたい業界、将来のビジョンがまったく定まっていない場合は、急ピッチで自己分析や業界研究などを進める必要があります

自己分析・業界研究・企業研究などを並行して進めながら自分の方向性を絞り、気になる企業へのエントリー手続きを済ませましょう。

中旬:情報収集と準備の強化

3月中旬になれば、選考も近づいてくるため、情報収集と選考対策の準備を一つひとつ強化する必要があります。

各社の選考スケジュールをよく確認したうえで、OBOG訪問を行ったり説明会に参加したりして、細かい情報をより多く仕入れていきましょう。

就活は「情報」がとにかく重要になるため、多くの情報・知識を取り入れることで、業界・企業について理解を深めるようにしてください。

また、3月が終わる頃にはいよいよ面接も始まります。

エントリーシートをしっかり仕上げつつ、面接練習に本格的に取り組むことが大切です。

なお、ES・面接対策についてこれまで何も準備してきていない場合は、キャリアセンターや就活エージェントなどに相談し効率的に準備を進めることをおすすめします。

下旬:一次面接

3月下旬を迎える頃には、最終選考の締め切りもあり、企業ごとに続々と面接も開始されます。

一次面接の通過率は一般的に30%~50%が目安なので、多くの企業にエントリーした場合は、どれだけ良い結果でも半数以上は落ちることを想定しておきましょう。

ただし、当然ですが対策が不十分であれば落ちる可能性は高まるため、人によってはほとんど面接に通らないことも出てきます。

特に志望動機や自己PR、ガクチカなどの頻繁に聞かれる質問は、自分の魅力を最大限伝えるための重要な質問になります。

エントリーシートをもとに深掘りの質問をされるケースも多いため、自分のビジョンは明確に持つ必要があります。

企業ごとにどのような質問が来るのか、何を重視される傾向なのかを十分に研究し、万全に準備を整えたうえで一次面接突破を目指しましょう。

なお、3月から準備を始める場合は初旬のエントリーから下旬の面接まで一気に状況が変化するため、事前にそのことをよく理解しておいてください。

就活を成功させるための3月の過ごし方

企業へ履歴書などの応募書類を送るのは、3年生の3月以降という人が多いといいます。

エントリーシートや履歴書などの応募書類を作成し、説明会に参加する、志望する会社へエントリーするなど、この時期から本格的に就活がスタートします。

そういった意味でも、大学3年生の3月は、就活のイベントが目白押しで、計画的に進める必要があります。

志望している会社に応募するためには、どの企業へ応募するか判断し、説明会に参加しする、エントリーシートを提出するなど、就活の最初の一歩を踏み出さなければいけません。

3月の過ごし方
  • 自己分析の深堀り
  • エントリー開始
  • 説明会
  • エントリーシートの提出
  • テストセンターの受験

自己分析の深堀り

3月からの就活を成功に導くためには、自己分析の深掘りが欠かせません。

自分のことをよく理解していなければ魅力的なアピールはできないため、何に興味があるのか、どのような場所で活躍できるのか、何を目指したいのかなどのビジョンは明らかにしておきましょう。

自分の長所・性格を分析して企業選びの基準にしたり、エントリーシートや履歴書に記載するアピールポイントを知ったりするうえで、自己分析の深掘りは重要なプロセスといえます。

面接では、エントリーシートに記載された内容をもとに質問されるケースも少なくありません。

そんなとき自己分析が足りていないと、明確な受け答えができず、伝えたいことに詰まってしまいます。

必要に応じて自己分析ツール・診断なども活用しながら、自分について十分に理解を深めましょう。

エントリー開始

「企業へエントリーする」という言葉をよく耳にしますが、エントリーとはどういった意味があるのでしょうか。

エントリーといっても、「企業へ応募する」という意味ではありません。

就活生にとって一番頭を悩ますのが、応募する企業を決めることです。

複数の会社に興味がある場合は、まずは企業の情報について調べる必要があります。

選考における説明会などの有無、選考までのスケジュール、応募方法など、就活に必要な情報をあらかじめ調べる行為が、エントリーです。

エントリーをすることで、「この会社に応募したい」という自分の意思を企業に伝え、選考に必要な情報を得ることができます。

エントリーによって得られた詳細な情報をもとに、選考に申し込みをするかどうか判断していきます。

エントリー=応募と混同されがちですが、エントリーをしたからといっても企業に応募したことにはなりません。

説明会

就活において欠かせないイベントといえば、説明会です。

説明会へ参加することで、企業の雰囲気を確認でき、事業内容や理念などを理解し、応募する企業を絞りやすくなります。

会社説明会は、企業側にとっても会社をPRする絶好の機会であり、本選考に進んでもらえるように、様々な取り組みが行われます。

中にはなかなか話す機会がない会社の重役に直接質問できる場を設けていることもあります。

一般的には複数の企業が参加する合同説明会と1つの会社が自社で行う単独の会社説明会という2つの種類があります。

どの企業へ応募したら良いのかわからないという人は、一度合同説明会に参加してから、就活を本格的に始めるのが良いでしょう。

もし希望の業界や職種が決まっている場合は、単独説明会に参加し、会社の雰囲気を確認して事業内容や労働条件などについて情報収集を行うとスムーズに就活を進めることができます。

エントリーシートの提出

すべての企業ではありませんが、就活では書類選考の一つとして、エントリーシートの提出が求められることがあります。

履歴書は決まったフォーマットで項目が設定されていますが、エントリーシートは会社独自の質問が盛り込まれていることがほとんどです。

就活の情報が解禁となる3月以降に、エントリーシートの提出を求める企業が多いといいます。

「なぜこの会社を選んだのか」など、面接などではエントリーシートの記載内容をもとに質問をするケースもあるのです。

シート自体は説明会で配布する場合やエントリー後に郵送で送られてくるケースが多いといいます。

また、企業のHPなどからダウンロードして提出する方法もあるでしょう。

履歴書と同様の重要書類の一つですので、空欄などはせず、全項目を記載してから企業へ提出しましょう。

テストセンターの受験

3月の就活では、志望企業へのエントリーとあわせて、テストセンターでの受験も押さえておきましょう。

企業によって、エントリーの条件として、テストセンターでの受験を必須にしているケースがあるためです。

そのため、事前に受験を経験しておけば、テストに慣れておくことができます。

慌てて受験に臨むと、テストセンターという普段と違う環境に戸惑ってしまい、良い結果を出せない可能性があるため注意が必要です。

なお、あらかじめテストセンターで受験を済ませておくと、その結果は今後の就活で使いまわすことができます。

逐一受験が必要になるわけではないため、安心してエントリー手続きを行ううえでは、落ち着いて受験できるタイミングで受験を終わらせておくことが重要といえます。

3年生の3月までにやるべきこと10選

大学3年生の3月は、就活が本格的にスタートするタイミングです。

慌てて就活に取り組むと、企業から内定を貰えたものの、入社してから「イメージが違った」といった問題に直面する可能性があります。

就活の目的や意味を明確にするためには、就活対策を行う必要があるでしょう。

3年生の3月までにやるべきこと10選
  • 適職診断を受ける
  • 就活の軸を再確認する
  • 企業研究をする
  • 選考を経験する
  • WEBテスト対策
  • ES・履歴書の準備
  • 面接対策をする
  • OB・OG訪問
  • 就活マナーの勉強
  • 就活に必要なものの準備

適職診断を受ける

3年生の3月の就活に際して、事前に行っておくべきことの一つに、適職診断が挙げられます

適職診断では、自分の能力や性格、興味関心などにマッチする仕事・業界を知ることができます。

就活の軸を定めたり企業選びの基準にしたりできるため、就活を本格的に始める際は、適職診断は欠かせない準備の一環になるでしょう。

「〇〇に携わりたい」「△△に興味がある」などのざっくりとしたイメージはあっても、いざ就職となると、目指すべき方向性には迷うものです。

自分に向いているのか、本当に長く続けられるのかなど、ぼんやりとしたイメージだけでは適職・適性は判断しにくいでしょう。

そんなとき適職診断ツールがあれば、簡単な質問に答えるのみで自分に向いている仕事・業界が見つかります

診断ツールは無料で利用できるため、就活を始める前はぜひ活用しておきましょう。

就活の軸を再確認する

3月から就活を始める前には、就活の軸をあらためて確認しておくことが重要です。

就活の軸とは、自分が企業を選ぶうえで大切にしたいポイントのことを指します。

方向性の決定や企業選びにおいて就活の軸の軸は非常に重要なため、事前にぶれずに方向性を定められる軸を定めておく必要があります。

就活の軸は人によってさまざまなことが挙げられ、主にやりがいや給与などの待遇面、成長環境などがあることが特徴です。

就活の軸に沿って志望企業を選べば、ミスマッチが起こりにくくなり、入社後も自分らしく働けるうえに長く仕事を続けることができます。

反対に就活の軸を定めていなかったり、軸があいまいだったりすると、ミスマッチの大きな原因になるため要注意です。

就活の軸は面接でもよく聞かれる質問の一つなので、就活を本格的に始める際は、あらためて確認したり聞かれたときの答え方を整理したりすることが重要といえます。

なお、就活の軸を決めるときのポイントについては、以下をぜひ参考にしてみてください。

企業研究をする

3月から就活を始める際は、事前に、企業研究を十分に進めておく必要があります。

企業研究とは、興味のある企業・気になっている企業について事業内容や強み、業界における立ち位置などを調べることです。

さまざまな角度から企業のことを知る良いチャンスになるため、あらためて、自分がその企業に向いているか・どのような活躍ができるのか知ることにつながります。

企業研究をしなければ、新卒採用にあたって企業がどのような人材を求めているのかがわからないため、効果的なアピールはできないでしょう。

つまり、深く企業研究・分析を重ねれば重ねるほど、企業について理解が深まるため良いアピールができるようになります。

入社したい意欲を伝えるうえでも企業研究は重要な準備といえるので、就活を始める際は、しっかりと企業研究を進めておきましょう。

企業研究を進める際のノートのまとめ方については、以下をぜひチェックしてみてください。

選考を経験する

3月からの就活を成功させるためには、事前に選考を経験しておくことが重要です。

3月の情報解禁を経て、本選考で初めて選考を受けるのでは、経験不足からなかなか自分の魅力を伝えられない可能性があります

選考で必要以上に緊張したり焦ったりしないためには、前もってインターンや早期選考を通じて、選考の流れや雰囲気をつかんでおくことが重要です。

インターンの選考は本選考とほぼ同じ流れ・雰囲気で進むため、「アピールを人から評価される」という場面を経験するうえでは良い機会になります。

また、企業・業界によっては3月よりも前の段階で選考が行われるケースがあるため、事前にエントリー・面接などを経験しておくと本選考でその経験が活きる可能性があります。

近年は就活の早期化が進んでいるため、早期選考に通り、そのまま内々定を獲得して就活を終える学生も少なくありません。

経験の一つとしてエントリーした早期選考で内々定が出れば、3月以降に別の企業にエントリーする場合でもある程度の余裕をもって選考に望めるでしょう。

なお、冬インターン参加のポイントについては、以下をぜひ見てみてください。

WEBテスト対策

3月からの就活に備えるためには、事前にWebテスト対策を十分に進めておく必要があります。

Webテストとは、多くの企業がエントリーにあたって実施している適性試験の一つです。

SPIや玉手箱などが代表的ですが、どのWebテストの受験が必要なのかは企業により異なります。

Webテストは、問題の難易度自体はそこまで高いものではありませんが、問題形式や時間配分に慣れることは重要といえます。

対策ゼロの状態で受験しても良い結果は得られないことが多いため、まずは、問題集を解いて対策を万全にしましょう。

Webテストは問題数が非常に多いため、特に早く解くことや時間配分を調整することは大切です。

通学時間などの隙間時間を積極的に活用し、テスト対策は万全にしておきましょう。

なお、SPIのテストセンターでの受験については、以下をチェックしてみてください。

ES・履歴書の準備

3月からの就活を効率よく進めるためには、事前に、エントリーシートや履歴書をしっかりと準備しておくことが重要です。

志望動機や自己PRを含めた選考書類を作成し、複数の企業に対応できるようにしておく必要があります。

書類選考は、本選考における最初の関門であるため、その後の選考を受けるためには十分な準備が欠かせません。

抽象的でわかりにくいアピールばかりでは、企業の採用担当者に魅力を感じてもらえず、多くの就活生がいるなかで自分の印象を残せません

採用担当者にインパクトを与えるためには、具体的でその企業に合ったアピール文を書き、自分の魅力や強みを最大限アピールすることが重要となります。

エントリーシートの書き方・作成するうえで重要なポイントなどは以下の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

面接対策をする

3月からの就活で失敗しないようにするには、あらかじめ、面接対策をできる限り万全にしておく必要があります。

どのような業界・企業にエントリーするにも、選考の一つとして面接は避けて通れません。

面接は企業にとって本人の能力や人柄を見極めるうえで重要な選考にあたるため、面接こそ十分な対策が欠かせません。

面接対策では、想定される質問を企業ごとにピックアップし、具体的な答えと深掘り質問されたときの対応を考えておくことがまず重要です。

そのうえで、模擬面接を行い、より良い話し方を研究しましょう。

企業が求める回答をスムーズに伝えられるように、模擬面接を通じて何度も練習を重ねておきましょう。

あがり症な人・緊張しないか不安な人でも、何度も練習を重ねればスムーズな対応はできるようになるものです。

面接で聞かれることの内容については、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

OBOG訪問

3月からの就活に備えるなら、OBOG訪問も欠かせません。

OBOG訪問とは志望企業・業界で働く先輩に対してアポを取り、働き方や職場の雰囲気などの内部事情から選考対策まで、話を直接聞くことです。

OBOG訪問をあらかじめ済ませておけば、多くの情報を収集できるため、企業研究につながります。

どのような志望動機で選考に通ったのか、面接ではどのような質問をされたのかなどのリアルな情報が聞けるため、就活をより有利に進めるうえでOBOG訪問は良い機会になるでしょう。

直接アドバイスを受けることが良い刺激になり、就活のモチベーションアップにもつながるため、OBOG訪問は積極的に行うべきといえます。

アポの取り方はさまざまな方法が挙げられますが、おすすめは大学のキャリアセンターを通じたやり取りや、OBOG訪問アプリを活用する方法です。

なお、OBOG訪問のやり方については、以下の記事を参考にしてみてください。

就活マナーの勉強

3月からの就活に備えるためには、就活マナーの勉強も済ませておきましょう。

敬語の使い方・身だしなみ・メールの書き方などの基本的なビジネスマナーを学んでおけば、人事とのやり取りや面接の受け答えなどのシーンで役立つはずです。

基本的なマナーが身についていることは、総合的な印象の良さにつながります。

反対にビジネスマナーがなっていないと、どれだけ魅力的なアピールをしても印象はマイナンバーになってしまいます。

マナーや身だしなみの乱れは心の乱れからくるともいわれるため、マナーの悪い人には不誠実な印象を持つ人がほとんどです。

マナーに対する勉強・理解が不十分な状態では、選考対策自体も十分とはいえません。

とはいえ3月に入ってから慌てて勉強するのでは、ほかにやるべきことも多いからこそ、うまく身につけられない可能性があります。

そのため、就活が本格化する前に、できる限り基本的なビジネスマナーは学んでおきましょう。

就活に必要なものの準備

3月の就活に備える際は、ほかに、必要なものの準備を整えることも挙げられます。

たとえば、スーツ・靴・鞄・筆記用具・コートなどがあります。

これらは説明会・選考の際に必要不可欠となる重要なアイテムなので、遅くとも3月に入るまでにはそろえておきましょう。

3月に入ってから慌てて必要なものをそろえようとすると、たとえばサイズの在庫がないせいで希望したものとは違うスーツ・コートを買わざるを得なくなるなどのトラブルにつながります。

3月以降は気候も温かくなっていきますが、地域やタイミングによってはまだまだ寒さが続きます。

防寒グッズとして、手袋やマフラーなども必要に応じて用意しておきましょう。

また、髪を染めている人はできるだけ早めに黒に染め直しておくことが大切です。

3月から就活を始めるポイント

次に、3月から就活を始める際に重要なポイントをいくつか紹介していきます。

3月からの就活は、早めに準備を始めている人やすでに早期選考を通過している人などと比べると、遅いと言わざるを得ません。

そのため、これから就活に取り掛かる場合は、ポイントを押さえて効率的に準備を進める必要があります。

就活のポイントは、以下のとおりです。

Point
  • 優先順位をつける
  • 積極的にイベントに参加する
  • 就活に慣れる
  • 就活エージェントに登録する

以上の点を意識して就活に臨めば、3月からの準備でも遅れを取り返せるでしょう。

では、重要なポイントをそれぞれ解説していきます。

優先順位をつける

3月から就活を始める人は、周りと比べて出遅れてしまっている状態です。

そのため、まずはやるべきことに優先順位をつけ、効率よく準備をこなしていくことが重要です。

優先順位をつけて一つひとつの準備に取り掛かれば、何をすれば良いのかわからない状態でも、すぐにやるべきことが見えてきます。

そのため、まずはやるべきことをリストアップし、一つひとつの期限を把握しましょう

そのうえで、終わらせなければならない期限に基づいてやるべきこと・準備に優先順位をつけ、わかりやすいように並び替えてください。

優先順でやるべきことを並び替えれば、今すぐやるべきこと・数日~数週間以内にやるべきこと・徐々に進めておくべきことなどをそれぞれ把握できます。

「何もやっていないせいで、何から始めれば良いのかわからない」と困ったときは、まずは優先順位をつけて就活に取り組みましょう。

積極的にイベントに参加する

3月から就活を始める際は、積極的にイベントに参加し、情報収集やモチベーションアップにつなげることが重要です。

3月1日に情報が解禁されれば、多くの企業は就活生に向けて説明会などのイベントを開催します

気になる企業の説明会に参加すれば、企業について理解を深める良い機会になるため、企業研究につながります。

直接企業の担当者に質問できれば、よりリアルな情報を入手することもできるでしょう。

また、説明会に参加してきているほかの学生は、同じ志をもった仲間・ライバルです。

説明会などのイベント参加を機に交流を持てば、良い刺激につながるのは間違いないでしょう。

モチベーションを高めるための良いきっかけになるため、3月から就活を始める際は、積極的にイベント参加を検討しましょう

就活に慣れる

3月からの就活では、とにかく、就活という場・雰囲気に慣れることが重要です。

説明会などの情報収集関連のイベントだけでなく、早期選考やインターンの選考などに挑戦できるイベントに参加してみると、本選考に向けて慣れることができます。

本選考という本番に対して良い練習の機会になるため、意識やモチベーションを高めること、雰囲気をつかんで過剰に緊張しないようにすることなどの観点では重要なチャンスといえます。

事前に就活ならではの雰囲気に少しでも慣れておけば、いきなり本選考を受けるより、自分の力を発揮しやすくなります。

本命の志望企業の面接で頭が真っ白になってしまい、大失敗…ということも防げるでしょう。

本選考に向けて練習したり慣れたりする機会があれば、積極的にその機会は逃さないようにしましょう。

就活エージェントに登録する

3月からの就活を成功させるポイントとして重要なのは、就活エージェントに登録することです。

3月はエントリーや説明会参加、そして本選考などたくさんのことと向き合わなければならない時期なので、そんな多忙な中で準備を効率的に進めるためにはプロのサポートが欠かせません。

就活エージェントは、多くの就活生を毎年サポートしてきている就活支援のプロです。

プロから具体的なアドバイスを受けられれば、志望動機や自己PRなどの重要なアピールもより魅力的なものにブラッシュアップできるでしょう。

模擬面接にもとことん付き合ってもらえるので、面接が不安な人にとっても良いサポートになるはずです。

また、就活エージェントに登録すれば、自分に合った企業を紹介してもらえる場合もあります

登録・相談は無料なので、3月からの就活を成功させるためにも、登録は積極的に済ませておきましょう。

3月以降の就活スケジュールとポイント

次に、3月以降の就活スケジュールとポイントをそれぞれ整理していきます。

3月以降の就活は、学年も4年生になり、選考もより本格化していくことが特徴です。

3月以降もやるべきことを整理し、計画的にこなすことは重要なので、事前にスケジュールはしっかりチェックしておきましょう。

特に3月下旬から4月にかけては、せわしなく動くことになる場合が多いです。

4月・5月・6月それぞれのやるべきことと就活成功のポイントを解説するため、詳細を確認したうえで、内定獲得につなげてください。

4月のポイント

4年生の4月は、書類選考結果が出るタイミングになります。

そのため、一次面接を受ける機会が多くなり、ほとんどの就活生は面接対策に一生懸命取り組むようになります

面接を対策なしで切り抜けることは難しいため、想定される質問の整理と模擬面接は欠かさず行いましょう。

模擬面接の機会がなかなか取れない場合は、就活エージェントに相談し、専任担当者に徹底的に付き合ってもらうことをおすすめします。

何度も模擬面接を重ねて練習すれば、大事なアピールで頭が真っ白になってしまうなどの失敗を防げます。

なお、4月はあわせて試験対策も進められると良いでしょう。

4年生の4月の就活の進め方については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

5月のポイント

5月に入ると、選考が徐々に本格化していきます。

一次面接を経て二次面接…と選考が進むため、人によっては5月頃に内々定が出ることもあるでしょう。

なお、5月が終わる頃には、半数前後の就活生が1社以上の内定をもらっているといいます。

そのため、内定獲得を目標にする時期は、4月~5月が目安になるでしょう。

ただし、あくまで目安の一つなので、4月~5月付近で内定がないからといって過剰に焦る必要はありません。

夏にはまだ夏季採用のチャンスが来るため、ここまでに内定が出なければ完全に終わり…というわけではありません。

まずは目の前のことに一生懸命向き合い、万全に準備を整えたうえで選考に臨むことが重要です。

なお、5月の就活のポイントについては以下をチェックしておきましょう。

6月のポイント

6月に入ると、就活を完全に終える4年生が増えてきます。

そのため、この時点で内定が一つもないと、焦ってしまう人も多いでしょう。

しかしエントリー・選考のチャンスはまだ残されているため、頑張ったものの内定を獲得できなかった人、3月からの本選考の流れに乗り切れなかった人などは、夏季採用に照準を絞りましょう。

6月には、夏季採用のエントリーが始まるタイミングを迎えます。

夏以降もチャンスはあるものの、時期を追うごとにどんどん絞られていくことは事実なので、ここで内定を獲得する心意気でより気合を入れてエントリーすることが大切です。

夏季採用でこそ失敗を避けるためには、あらためて自己分析を行ったりアピールの内容を見直したりすることが重要といえます。

6月からの就活のポイントや成功の秘訣については、以下の記事をぜひ確認しておきましょう。

3月の就活に関するよくある質問

最後に、3月の就活に関してよくある質問をまとめていきます。

3月からの就活を成功させるうえで重要なのは、事前に疑問や不安を解消し、少しでも効率よく準備を進めることです。

特に3月はやるべきことが山積みの状態なので、わからないことはよくある質問などを見て、すぐに解決しておきましょう。

3月の時点では、約2割の学生が内々定を持っているといわれています。

最近は就活の早期化が進んでいるため、一部の業界・企業では、インターンなどを機に一部の学生に対して早期選考を実施するからです。

たとえば、外資系全般、放送・マスコミ、ベンチャー企業などはほかと比べて選考が早い傾向にあります。

なお、約2割の就活生が内々定を持っているからといって、焦る必要はありません。

3月からの就活スタートでも、やるべきことを着実にこなしていけば問題ないため、焦らずに一つひとつの準備としっかり向き合うことが重要です。

会社説明会には、10社~20社を目安として参加を検討しましょう。

多くの説明会に参加すれば、業界の情報を収集したり、モチベーションを高めたりするうえで良い機会になります。

ただし、やみくもに多くの会社説明会に参加すれば良いわけではありません。

せっかく参加するからには、しっかりと目的意識を持つことが重要といえます。

なぜ参加するのか、何を知りたいのかを明確にし、1回1回のチャンスを無駄にしないようにしましょう。

なお、時間がない場合は5社~10社ほどに絞り、優先順位をつけたうえで参加することをおすすめします。

「〇社エントリーするべき」という決まりはありませんが、傾向として、20社~30社ほどエントリーする学生が多いです。

そのため、エントリーする会社の数に悩んだときは、一つの目安にしておきましょう。

ただし、エントリー数は一人ひとりの学生の就活状況にもよるため、あくまで参考程度にしておくことが重要です。

なお、エントリー数を増やせば増やした分だけ、1社に対してかけられる時間と手間が少なくなってしまいます。

結果として内容の薄い書類を提出しているのでは意味がないため、むやみやたらにエントリーすれば良いわけではないことに注意しましょう。

まとめ

大学3年生の3月は、就活が本格的にスタートするタイミングです。

企業へのエントリーがスタートし、説明会に参加したり、選考を進める企業を絞ったりと、最も慌ただしい時期といえるでしょう。

就活がうまく進めば、早ければ4年生の夏前には企業から内定を貰える可能性があります。

今回紹介した就活対策を参考に、志望する企業から内定を貰えるように頑張りましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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