未経験へのキャリアチェンジは志望動機がカギを握る【例文でチェック】

未経験へのキャリアチェンジは志望動機がカギを握る【例文でチェック】

憧れの仕事があるけれど、未経験だし、転職ってできるのかな…なんて考えている人いませんか?結論から言えばキャリアチェンジはそこまで珍しいことではありませんし、キャリアチェンジで大成功をおさめる人も数多くいます。

そんなキャリアチェンジを成功させるカギは「志望動機」です。

本記事では志望動機作成のポイントから、IT業界、事務職、営業職、へのキャリアチェンジを想定した例文、そして志望動機作成の注意点についてご紹介しています。

キャリアチェンジを検討したいという人はぜひ本文をチェックしてみてください。

気になる情報がきっと見つかるはずです。

未経験への転職・キャリアチェンジは珍しいことではない!

未経験への転職やキャリアチェンジというと、とにかく大変というイメージがあるもの。

確かに簡単ではありませんし、一般的とは言えません。

けれど、キャリアチェンジが特別なケースかと言えば、そうでもありません。

憧れの業界にチャレンジして、転職を成功させる人は数多くいます。

憧れの業界があり、どうしても挑戦してみたいと思えるのであれば、それは挑戦してみるしかありません。

10年後「あの時転職しとけばなぁ…」なんて思うのはイヤですよね。

転職で未経験者に求められること

未経験な分野への転職、いったいどんなことが求められているのでしょうか?もちろん業界での経験は全くないので、それらはアピールできません。

けれど、未経験だとしても、アピールできることは沢山あるはずです。

志望動機作成の前に、アピールすべきポイントについて見ていきたいと思います。

未経験でも活かせることは何か

そもそも仕事が仕事である以上、人と人とのつながりは欠かせません。

サービスや商品を欲しがる人がいて、そこに対してサービスや商品を提供できるからこそ、仕事が成り立ちます。

サービスや商品に資料などを含めますと、すべての仕事は同じような仕組みのもとに成り立っていることがわかります。

それぞれサービスを提供する方法は異なりますが、本質は同じです。

ですから、未経験であろうとなかろうと、共通している部分はあるものです。

まずはそれらについて考えてみてください。

それは大きなアピールポイントとなるはずです。

そしてもう一つ言えることが、意外な経験が思わぬ形で役に立つということです。

例えば工場勤務から飲食へと転職した人がビールサーバーの修理・点検で役立つなんて話は挙げればキリがありません。

基本的に異業種からの転職者を欲しがる企業は「あたらしい風」を求めています。

転職活動を機にこれまでのキャリアを一度棚卸ししてみてください。

そしてそれぞれのキャリアが活きるシチュエーションを想像してみましょう。

思わぬアピールポイントが見つかるかもしれません。

未経験へのキャリアチェンジ、志望動機作成のポイントとは?

続いてはキャリアチェンジの志望動機作成に関する3つのポイントについてチェックしていきたいと思います。

それぞれ大切なポイントですから、自分なりの答えをしっかりと見つけ出してください。

なぜキャリアチェンジを目指すのか

キャリアチェンジの志望動機で一番大切ともいえるのが「キャリアチェンジを目指す理由を明確にする」ということです。

人事担当者は「●●業界からなぜウチに?」と当然ながら思います。

その疑問に明確に答えられない限り「ひやかしで受けているのかな…?」と思われてしまうものです。

ですから、まず考えるべきは「キャリアチェンジを目指す明確な理由」です。

しかもそれは面接官を納得させられるものでなくてはいけません。

誰が聞いても「あぁなるほどね。

だったらウチの業界だよね」となる必要があります。

「その業界への憧れ」があるのはもちろんですが、それを踏まえてのもう一歩が欠かせません。

なぜその業界を選ぶのか

業界は星の数ほど存在する中で、なぜその業界へのキャリアチェンジを考えたのでしょう。

そこを明確にすることも志望動機を考える上で大切です。

例えばIT系を目指すといった場合、ITコンサル、SE、SIer、プログラマーなどなど、様々な職種・業界が存在しています。

その中でなぜその業界なのか、それが明確になっていないと「ウチじゃなくても良くない?」と思われてしまうものです。

当然ですが、「なぜその業界なのか」が明確になっていない状況で面接を通過するのは困難です。

自分一人で考えていますとだんだん煮詰まってしまうので、考えた意見を誰かに聞いてもらうのもおすすめです。

経験・スキルを新しい職場でどう活かす予定か

新卒採用者と違い、中途採用者にはそれなりの経験・スキルが求められます。

手ぶらで問を叩き「入れてください」と言っても断られるのがオチです。

ですから、これまでの経験・スキルを新しい職場でどう活かしたいのか、きちんと整理しておく必要があります。

「業界は違いますが、●●の経験は××といったシーンできっと役立つはずです。」そう力強く断言できるのであれば、信頼感はグッと増すものですし、それは面接通過をグッと引き寄せてくれるものです。

キャリアチェンジの志望動機を書くコツ

キャリアチェンジに関する志望動機を書く際には、さまざまなコツがあるのをご存知でしょうか。


何も知らずに書き始めても良いですが、転職を成功させる上で重要なポイントがいくつかあります。


つまり、その内容を理解しているのかどうかで、結果は大きく変わってくるのです。


ここでは志望動機を書く際に、必ず覚えておいてほしいことを4つ紹介します。


もしわからない人は、実際に転職をする前にこの内容を頭に入れておいてください。

 

志望動機の構成を考える

まず根本的に大切なのは、どんな相手に説明しても理解してもらえるように、わかりやすく書くことです。


そこで必ず考えてほしいのが、実際に書き始める前にどんな構成で書くのか?ということ。


あらかじめ構成をきちんと決めておくことによって、そのあとで書く文章全体の質が大きく変わってくるでしょう。


例えば、どんな志望動機を書くにしても、最初は必ず結論から話し始めるようにしてください。


そのあとに理由を付け加えて、そこから本格的にエピソードの話に入っていくのがポイントです。


そして終盤は、自分がエピソードの内容から得た気づきを伝えたり、入社後の活躍を期待させるようなアピールをするようにしましょう。


これでどんな人でも、相手に刺さる志望動機が作れます。

志望理由をはっきり述べる

志望動機を伝える際に、常に意識していてほしいのが志望理由を明確に伝えるようにすることです。


当たり前のことではありますが、これが意外とできていない人も決して少なくありません。


例えば、志望動機を伝えているはずなのに、その企業の特徴を理解していることをアピールしてしまっていませんか?

志望動機を伝える欄では、あくまでもなぜ自分が志望しているのかを伝えることが肝心です。

つまり、話が脱線してしまわないように気をつけないといけません。
 

たとえ良いことを言っていたとしても、志望動機からズレた内容になっていたら、それだけでマイナス評価につながってしまうおそれがあ

ります。

そのため、今自分が何を書かなければいけないのかを、忘れないようにしましょう。

一貫した内容を述べる

志望動機を書いていく中で、人によってはさまざまな理由を書いてしまうケースもあるかもしれません。

実際に複数の理由がある人も、もちろんいるでしょう。

しかし、だからといって何でも書きまくるようなことだけは避けてください。

その理由は、色々な志望動機が記載されていることによって、相手は「この人は結局どういうところが動機につながっているんだろう?」

と考えてしまうことになるからです。

つまり、どんなに頑張って書いても、理解してもらえないおそれが出てきてしまいます。
 

だからこそ、あらかじめ意識してほしいのが、一貫した内容を伝えることです。
 

あれもこれも伝えるのではなく、相手が一発でわかるような内容にすることを心がけてください。

転職理由をポジティブに述べる

基本的に転職をする理由の中には、ネガティブな内容も含まれていることがあるでしょう。

例えば、前職で人間関係がうまくいかなくて、転職を決めた人もいるはずです。

とはいえ、その内容を転職の際に伝えることは避けた方が無難だといえます。

なぜなら、ネガティブな転職理由は決して相手に対して良いイメージを与えないからです。

もちろんそれが事実だったとしても、転職の場では伝えないようにしましょう。
 

あくまでも、相手に対して「この人と仕事がしたい」と思わせることが大切です。
 

そのため、必ず転職理由の内容はポジティブな内容だけに絞るようにしてください。
 

もしまだ何もない場合は、実際に採用担当者に会う前に、ポジティブな転職理由を作っておくようにしましょう。

 

例文でチェック、キャリアチェンジの志望動機

続いてはキャリアチェンジの志望動機の例文をチェックしていきましょう。

IT業界、事務職、営業職、それぞれのパターンを掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

IT業界へのキャリアチェンジ

現職では食品会社で営業の仕事を担当しています。

情報の共有はメールベースで行われていたのですが、システムを導入することになりました。

システムは外注をしたのですが、そこでやり取りを担当したのが私でした。

ITシステムの導入ということで、ちょっと硬いやり取りを考えていたのですが、まったくそんなことが無かったということにまずは驚かされました。

我々チームで共有すべき情報は何か、現状の問題点は何か、どうすれば使いやすいシステムとなるのか、事細かなヒアリングが行われ、求めている以上のシステムとなりました。

システム導入を機に作業効率は大幅にアップし、同じ人数でより多くの案件をこなせるようになったことへの驚きは未だにはっきりと覚えています。

それこそがIT業界に興味を持ったきっかけです。

そして、IT関連の仕事をしたいという思いが募り、今回応募させていただきました。

営業担当という仕事柄、クライアントが何を求めているのか、ヒアリングしていく能力に関しては問題ないものと思っています。

ITに関してはまだまだこれからですが、基本情報技術者試験には合格しており基礎は身に着けていると自負しております。

技術に関しては今後もしっかりと伸ばしていく所存です。

事務職へのキャリアチェンジ

現職では食品会社で営業の仕事を担当しています。

個人個人の営業ではなくチームで動くスタイルです。

私が担当していたのはメンバーそれぞれの情報を取りまとめ、報告資料を作ると共に、営業成績アップのためのサポートをするというものです。

わかりやすい資料にするため、ちょっとした工夫を凝らしていたところ、それが大きな結果を生み出すことに繋がりました。

その経験から、サポートする側の仕事の面白さに気付き、事務職へのキャリアチェンジを志すようになりました。

御社では食品の販売もしていますし、そこで必要とされる事務作業に関しては最低限理解していると自負しております。

これまでの経験・キャリアを活かし、御社事業のサポートをしていきたいと考えております。

なおWord、Excel、PowerPointは問題なく使えますし、MOSも取得しております。

営業職へのキャリアチェンジ

現職では食品会社で事務職を担当しております。

やりがいもある仕事なのですが、人と話す事が好きなこと、そしてより広い世界で仕事をしたいと感じ営業職を志すようになりました。

御社製品に関しては、個人的に愛用していたということもあり、その素晴らしさはしっかりと理解しております。

それをより広めるお手伝いができればと考えております。

なお、事務職を担当していたということもあり、資料の整理は得意としております。

分かりやすい資料は営業という世界でもしっかりと活きるはずです。

しっかりとした資料に基づく営業スタイルを構築する所存です。

 

人事職へのキャリアチェンジ例文

現職では食品会社の総務で仕事をしています。


なぜ今回転職をしたいと思ったのかというと、現職を通じてよりたくさんの人とのコミュニケーションができる、快適な組織作りがしたいと強く思うようになったからです。


私自身はこれまで人事として活躍したことはありませんが、現職を通じてさまざまな部署とコミュニケーションを取ることが多かったので、そういう意味では人事にも当てはまるところであると感じております。


そのため、総務の仕事で培ったスキルはもちろん、細かいところにも気づける視野の広さや管理能力を使って、より良い組織作りに貢献できると考えております。


これから貴社のビジネスをさらに拡大させていく上でどれも必要不可欠な要素になると思いますので、入社の際には人一倍努力していきたい所存です。

 

転職者必見!志望動機作成の注意点

悪い志望動機として「当たり障りがない」というものがあります。

「なんとなく言いたいことはわかるけど、だからなに?」と思われるタイプの志望動機です。

例えば志望動機に「コミュニケーションには自信があります。

それを活かして営業活動に取り組めればと考えています。」と書かれていたとします。

言いたことはわかるけど、「で?」という気持ちになりますよね。

それが「海外のクライアントとのやり取りも多く、コミュニケーション能力には自信があります。

タフな交渉も問題ありません。

それを活かして新規取引先を開拓していきたいと考えています」であれば、かなり具体的ですし、面接官に伝わりやすくなるものです。

当たり障りのない、なんとなく良さそうな志望動機では印象に残ることはありません。

具体性を意識して、面接官の心に刺さる志望動機を作成してください。

まとめ:未経験へのキャリアチェンジは志望動機が大切!

キャリアチェンジの志望動機について、そのポイント、例文、注意点とみてきましたが気になる情報は見つかりましたか?未経験への転職は大変なものですが、憧れの仕事にチャレンジできるチャンスでもあります。

ポイントや例文を参考に、皆様なりの志望動機を作り上げてください。

それはきっと素敵な未来へとつながっていくはずです。

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