【例文あり】ガクチカでサークル活動をアピールする際の最強の構成!

【例文あり】ガクチカでサークル活動をアピールする際の最強の構成!
「この記事を読んでわかること」

・サークルのガクチカで企業が見ているポイント

・ガクチカでサークルは話せるのか

・サークルのガクチカを話す際の注意点

・企業に刺さるサークルのガクチカの特徴

・ガクチカをより魅力的にする文章構成やテクニック

・サークルをガクチカにする際によく出る質問

・サークルのガクチカ例文

「この記事をおすすめしたい人」

・サークルをガクチカの内容にしていいかわからない人

・サークルを一生懸命やってきた人

・サークルをガクチカとしてアピールしたい人

・サークルのガクチカの書き方がわからない人

・サークルのガクチカで他の就活生と差をつけたい人

・例文を参考にサークル活動のガクチカを書きたい人

エントリーシート作成で、頭を悩ます話題の一つがガクチカですよね。

「頑張った事」と言われてもサークルのみんなで遊んでたくらいで…なんて人も少なくないはずです。

けどちょっとお待ちください。

サークルで遊んでいた事だって、見方を変えれば頑張ってきた事と言えるかもしれません。

本記事ではガクチカの書き方から、サークル活動をテーマとした例文、そしてNG例まで徹底的に解説しています。

ガクチカ作成でお悩み中の皆様はぜひ本文を参考にしてみてください。

ガクチカ作成の糸口がきっと見つかるはずです。

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【サークルのガクチカ】なぜ、ガクチカが聞かれるのか?

まず、企業がどうしてガクチカを聞くのか考えてみましょう。

学生時代に経験したことをそのまま仕事にできる人はほとんどいないでしょう。

そこで、入社後に仕事をしていくうえで、会社に今まで取り組んできたことを活かせるかどうか、アピールすることが必要です。

以下の見出しでは、なぜガクチカが聞かれるかを紹介していきます。

今までどんなことに挑戦してきたのか

企業はガクチカから「学生時代どのようなことに挑戦してきたか」を見ます。

ここでは、部活動で良い結果を残した人はいい評価を受けます。

ただ、その結果だけを評価するのではなく、過程に重きを置いて書くことが大切になります。

例えば、ある課題を解決するために目標を掲げ、その目標を達成するために意識して実践したこと、またその経験から学んだことを書くと良いです。

やりがいは何か

企業はガクチカから「やりがいは何なのか」を見ます。

せっかく苦労して入社しても、続かなければ意味がないので、やりがいを見出す必要があります。

やりがいをもって仕事をすることは仕事を主体的に取り組むため、また自分の成長のために明確に決めておいた方が良いです。

自分の人柄が社風に合うかどうか

企業はガクチカから「自社に合う人柄かどうか」を見ます。

これも「やりがいは何か」と似ていて企業に合わない人柄だと、すぐに辞めてしまい企業としては大きな損失になるからです。

企業は、どのようなことを頑張り、そこから何を学び、どう行動したかを聞き、その人の人柄を判断します。

【サークルのガクチカ】企業がサークルというガクチカで見ているポイント

企業は、就活生のガクチカを知りたがっています。

では、なぜガクチカを知りたいのでしょうか。

企業は、ガクチカで就活生の何を見ているのでしょうか。

その企業側の意図がわかれば、ガクチカで何を伝えれば良いのかが明確になります。

企業は、就活生のガクチカで見ているポイントは大きく分けて2つあります。

まず、1つ目は「あなたのモチベーションがどんなところで出るのか」という点です。

2つ目は、「ガクチカで学んだことを仕事に活かすことができるか」という点です。

この2つについて、詳しくご紹介します。

主体性が表れている

企業がガクチカで見ているポイントの一つは、主体性です。

企業では、ただ与えられた仕事を受動的にこなすのではなく、より質の高い仕事ができないか、より効率的に進められないかなど、能動的に考えて行動する姿勢が求められる場面も多くあります。

主体性を持っていることは、より高い成果を得るための行動力や仕事への意欲がある、という評価にも繋がるでしょう。

そのため、ガクチカで語る経験談や取り組みに関しても、誰かに指示されて行動したのではなく、自らが考えて目標に向かって行動した、ということを示すことが重要です。

チームの目標に向かって努力した経験だとしても、その中で自分はどのような目標や役割意識を持って取り組んだのかをアピールしましょう。

あなたのモチベーション部分

企業が、ガクチカを通して知りたいことの一つに、「あなたのモチベーション部分」があります。

あなたのモチベーションがどんなところで出るのかということを企業は知りたいのです。

どんな時にどのように頑張ることができるのかそれがわかるようなガクチカを伝えましょう。

たとえば、サークル活動でのガクチカを話すとします。

この場合、どんなサークルに所属していたかは、さほど重要ではありません。

運動系や学業系、さまざまなサークルがありますが、企業はそこを見てはいません。

それよりも、サークル活動を通して、何を学んだが、何を得たのかが重要です。

そのため、サークルでどんな活動をして、どんな困難があって、どうやって乗り越えたのかを伝えるようにしてください。

それにより、あなたのモチベーション部分が企業側に伝わります。

仕事での再現性

企業が、ガクチカを通して知りたいことのもう一つに「仕事での再現性」があります。

あなたがガクチカから学んだポイントを把握して、それを仕事でも活かすことができるのかどうかを企業は見ています。

たとえ、どんなに良いガクチカがあっても、それを仕事に活かすことができなければ、なかなか採用までに至りません。

そのため、ガクチカを伝える時は先述した「何を得たのか」ということだけでなく、そこで得たことをどう仕事に活かすかもあわせて話すようにしましょう。

企業や業界によって、活かせる学びが変わってきます。

ガクチカは、1つのエピソードだけを用意するのではなく、企業や業界ごとに作っておいてください。

その方が、企業とのマッチングもしやすいです。

ガクチカの中に、必ず埋め込むようにしましょう。

入社意欲があるかどうか

企業がガクチカを通して知りたいことの一つとして、入社意欲も挙げられます。

上述の通り、企業はガクチカからその学生がどのようなことにモチベーションを感じるのかをくみ取ろうとしています。

その価値観や原動力から、学生がなぜその企業を志望するのか、その企業でどのような仕事をしたいのかを見ています。

また、アピールしているスキルや能力が企業の求めている人物像にマッチしているのかという観点からも、学生の入社意欲を判断しています。

企業理解を深め、仕事の再現性とともに学生時代の経験を通して企業でどのように活躍、貢献していきたいかをアピールすることが重要です。

【サークルのガクチカ】特別なポイントがないとサークル活動はガクチカにならない?

特別なアピールポイントがないとサークル活動はガクチカとして扱えないでしょうか?

サークルに所属していただけで、特別な活動をしていない学生や、特徴のない一般的なサークルに所属していた学生はガクチカにサークル活動のことを書いてもいいのか不安になるでしょう。

ここからは、特別なアピールポイントがないと企業にガクチカとしてアピールできないのか詳しくお話します。

活動内容はあまり重視されない

実は、サークルの活動には企業はあまり注目していません。

活動内容が特別である必要はないのです。

サークルの内容が重視されていないなら、逆に何が重視されているのか疑問に思うかもしれません。

企業は学生の人柄を知りたいのです。

そのため自分が何をどう頑張ったのかが伝えられれば何も問題はありません。

特別な活動内容でなくても、自身の努力が伝わればいいです。

特別な役職についてなくても問題なし

ガクチカでサークル活動をするなら特別な役職についていないといけないように思われがちです。

しかし、先ほどもいいましたように企業は学生の人柄に興味があります。

何等か役職を持ってそれにおけるエピソードを話すことも有効ですが、別に役職についていなかったとして問題はありません。

自分なりに自分が努力したことを上手にアピールできるようにしましょう。

【サークルのガクチカ】企業に刺さるガクチカの学びの要素

エピソードについて話す部分までは自分の経験からある程度対策をせずとも書けることでしょう。

しかし、企業が重視しているのはエピソードそのものではなく、その先の学びについてです。

よって、実際に企業が好印象を持つ学びがどのようなものかについても確認していきましょう。

自身のサークル活動の経験に下記のようなものが当てはまるか考えてみてください。

企業に刺さるガクチカの学びの要素

・責任感

・協調性

・行動力

・課題解決能力

責任感

責任感はどのような仕事においても重要視されているので、あなたがどのような企業を受けるにあたってもアピールすることができれば良いでしょう。

社会人になると、自分の仕事に対して責任を持って業務をこなすことが強く求められています。

特に企業の採用担当者が「就活生の中には、いつまでも学生気分で就活をしている人がいる」と懸念している場合もあるので、自分はそのような無責任な人間ではないとアピールすることが良いでしょう。

何か問題が生じた際に他人のせいにするのではなく、自分に責任があると考えられる自責思考が非常に重要であるとされています。

一見、自分とは関係のないことでも、自分事として捉えられる当事者意識を持っていることも積極的にアピールしていきましょう。

企業の看板を背負っている一員として責任感を持つことは、どのような場面においても重要であると言えます。

よってサークル活動の中で責任感を持って取り組んだことがある人は積極的にアピールすることができれば良いでしょう。

責任感についてより詳しく知りたいと考えている方は、こちらの記事もぜひ併せて確認してみてください。

協調性

どのような仕事においても、自分一人で全てが完結するということはありません。

同僚はもちろんのこと、お客様や他の業界の方など様々な人と関わりながら求められる成果を導いていくことが必要とされています。

つまり、面接で伝えるべき協調性とは、立場の異なる人の意見も尊重しつつ、自分の意見とすり合わせながら成果につなげることができる力のことを指しています。

協調性がある人物は、取引先や異なる部署の人と円滑に関係の構築を図ることができ、仕事の成果にもつながることが多いです。

また、その1回限りではなく、継続的に仕事を獲得するためにも他人との関係を重視して仕事をすることは最重要と言っても過言ではありません。

サークル活動は、コミュニティの範囲が広く、より協調性を求められることが多かったという人も多いでしょう。

そこで、協調性を持って取り組んだことについて思い出してみてください。

協調性に関してアピールする方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、そちらも確認してみてください。

行動力

行動力に自信がある人はぜひ、積極的にアピールしていきたいところです。

何事も受け身の人よりも、企業のために能動的に意見を出したり、新しいことに挑戦し続けたりする人の方が評価されやすい傾向にあります。

特にベンチャー企業においてはこの傾向が強いですが、一般企業にも行動力は求められています。

行動力があるということは、仕事の成果を上げるために積極的、主体的に取り組む姿勢があることを指しています。

若手でも自分の意見を発信して与えられた業務だけをこなすのではなく、どのようなことでも挑戦を後押ししている企業であれば、行動力を積極的にアピールすることが重要です。

人数が多いサークルにおいて、行動力を発揮して物事をこなした経験がある人は積極的にアピールしていきましょう。

行動力についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を確認してみてください。

課題解決能力

課題解決能力も様々な職場で求められる能力なので、積極的にアピールすることができれば良いでしょう。

課題を見つける力はもちろんのこと、その課題を解決することができる力も課題解決能力の一つです。

どちらか一方が欠けていては意味がありません。

課題の発見ができ、解決に至らなければアピールできませんし、課題を解決することができても見つけられなければ受け身の人だと思われてしまいます。

そこで、サークルの中で何か問題に直面したことがないか思い出してみましょう。

その解決のために具体的に何をしたのか細かく思い出し、課題解決ができる要素は何かあぶり出すことで、より企業の採用担当者に良い印象を与えられる文章を作成できるはずです。

【サークルのガクチカ】まずはガクチカの書き方をチェック!意識すべき5つのポイント!

ガクチカを作成する際に、いきなり文章を書き始めていませんか?だとしたらいったん手を止めてください。

面接官の心に響き、面接官を納得させるガクチカを作成するためにはポイントがあります。

文章を作る前に、まずは以下の5つのポイントを意識してください。

ポイント①:まずは「伝えたいこと」を明確にする

ガクチカを考える際に最も重要な事は「伝えたい事を明確にする」です。

当たり前と思われるかもしれませんが、就活生のガクチカを見てみますとこのポイントがあいまいなもの。

読んでみても「結局何が言いたかったのかなぁ」なんて事は珍しくありません。

そうなってしまう原因は「テーマがあいまいなまま文章を書き始めているから」です。

うっすらとテーマを決め、それとなくエピソードを決めて書き進んでいるうちに、だんだんと元のテーマからズレてしまい。

こんな状況になってしまっても書いた本人はズレに気付きにくいものです。

幸いにしてズレに気づいたとしてもどこをどう修正すれば良いのかわからず、手を付けられなくなってしまいます。

当然ですが、それをそのまま提出したところで採用担当者には伝わりません。

上記のような事が無いようにするためにも、まずはガクチカの柱となるテーマを明確にしてください。

なお、テーマを考える際に色々と盛り込みたいという気持ちになるかもしれませんが、一つに絞り込みましょう。

その方が文章も書きやすくなりますし、採用担当者の理解も得やすくなります。

そもそもガクチカは「成果」について直接的に評価するものではありません。

そこに至るプロセスや文章力などからあなたの人となりを探ろうとするものです。

ポイント②:伝えたい事をサポートしてくれる「具体例」を用意する

ガクチカを作成する際に具体例は欠かせません。

例えば「野球サークルで練習を頑張りました」とだけ言われても、採用担当者としては「はぁ、そうですか頑張りましたね」以外の感想を持ちようがありません。

当然ながらそれではガクチカとしての意味を全く持たない事になります。

そこで具体例の登場です。

「野球サークルの全国大会出場を目指し、日々練習を重ねてきました。
 
 結果としては、予選大会の準決勝敗退です。
 
 残念ながら夢はかなわなかったのですが、我々の強みや改善すべき点はずいぶんと明確になりました。
 
 来年には後輩が夢をかなえてくれると信じています。」

以上のようなガクチカでは、かなりハードな練習を続けてきた事が想像できますし、この人の人となりもそれなりに見えてきます。

このように具体例を入れる事によって、相手に伝わりやすくなりますし、信憑性にもつながります。

また、そこから人となりについて様々な事が想像されるため、あなたへの興味もアップするというわけです。

なお、ポイント①で考えた「伝えたい事」と、ポイント②で考えた具体例がしっかりとかみ合っている必要があります。

これがかみ合っていないと、面接官には伝わりません。

ポイント③:「得られた結果」を明確にする

ガクチカでは「得られた結果」も重要です。

例えば「フットサルサークルで学生リーグ制覇を目指し練習を続けた」とだけ言われたら、結果が気になりますよね。

ここに「準優勝を果たした」であったり、「残念ながら一回戦敗退したものの、相手チームは優勝した」といった話が加わっていれば読む側も納得です。

学生時代に力を入れた事ですから、その結果として何が得られたのかも大切です。

成果についてもしっかりと明確にしておきましょう。

ポイント④:「読む人の事」を意識して文章を書く

ガクチカを作成する際、「読む人の事」をしっかりと意識して文章を作成するようにしてください。

例えば学生時代にマイナースポーツサークルでの活動に力を入れたとします。

そしてガクチカには「〇〇(競技名)に力を入れました」とだけ書かれていたとしたらどうなるでしょう?

ここで世間一般に「〇〇」という名前が浸透していなければ、スポーツを頑張った事すら伝わりません。

読む人の事を意識するのであれば「マイナーなスポーツではありますが〇〇に力を入れました。〇〇とは」とスポーツに関する説明まで書くはずです。

これならば読み手の心にスッと入るものです。

ポイント⑤:「面接で使われる」ことも意識しておく

ガクチカに書かれている内容は面接で突っ込まれる事もしばしばあります。

「大学時代にボランティアサークルでの活動頑張ったとありますが、どんなボランティア活動か教えてください」といった具合です。

その質問に対してはおそらくすんなりと答えを出す事ができるはずです。

そこで会話が盛り上がれば、面接の雰囲気は良くなり、好印象を与える事にもつながって行きます。

面接官に突っ込まれるか否かは、面接官に興味を持ってもらえるか否かです。

せっかくですから「面接官の興味をそそる」ガクチカ作成を心がけてみてください。

【サークルのガクチカ】サークル活動で好印象のガクチカを作成するコツ

サークル活動についてガクチカを作成し、好印象を獲得するにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか?

ガクチカは、自分の人柄をアピールすることが大切です。

そのため、自分らしさが十分に伝わるように好印象を獲得するコツをお話します。

3つのポイントに分けて説明していきますので、参考にしてみてください。

結論は最初に明示

ガクチカに関わらず、エントリーシートや面接のどの場面でも、結論を最初に明示することは好印象を与える大きなポイントになります。

結論を最初に伝えることは常に意識するようにしましょう。

ガクチカで結論を最初にアピールすることには意味があります。

結論を最初に明示しないままエピソードなどをアピールするケースを考えてみてください。

最初から今までの経験について話すと、企業は学生の話の軸が見えずに話の重要ポイントを理解しないまま漠然と聞くことになります。

あなたの話の要点がわからないまま、話がすすみ、集中力も切れてしまうでしょう。

そうなると企業にあなたの魅力が伝わりません。

結論やポイントを先に明示しておくことで、企業はあなたが何に関するエピソードを話し、どこが話の要点なのかを理解することができます。

あなたの話の道筋を提示し、理解しやすい構成を作ってあげましょう。

結果より過程を重視した説明

企業は功績や経歴よりも、努力した過程を重視します。

これは、人柄が努力した過程に表れやすいことが理由です。

経歴や功績はあくまで過去に過ぎません。

企業に入社後、過去の功績や経歴は意味を成しません。

入社後大事になるのは、どのように課題を解決するのかという人柄の部分なのです。

そのためガクチカでは過程を重視して具体的に自分の人柄を理解してもらうようにしましょう。

企業に貢献する意思を示そう

就活においては、どうしても内定をもらうことをゴールとして設定しがちです。

しかし、内定をもらえると今度は実際に企業の一員として働きだすことになります。

企業はあなたが自社の一員として貢献してくれる人材かどうかを見極めているのです。

自分からい企業に貢献する意思を示すと、企業もあなたと働くことが想像しやすくなります。

また、自分から積極的に入社後のことを話すと、入社意欲もアピールできますから、ぜひガクチカは企業に貢献する意思を示して終わるようにしましょう。

【サークルのガクチカ】ガクチカでサークルのことを話すメリット

ガクチカでサークルのことを話すメリットはたくさんあります。

チーム内におけるあなたをアピールしやすいというメリットがありますし、自分のマネジメント能力を相手に伝えるのも役立つでしょう。

さらに、サークルのポジションから、入社後の社内におけるポジションをイメージさせやすいというものもあります。

これらを踏まえた回答を心がければ、相手に自分をアピールすることができるのではないでしょうか。

強みや弱みをアピールしやすい

企業はガクチカで語られる経験や取り組みから、その学生が持っている強みと弱みが何かを知り、その学生が入社後に活躍できる人材かどうかを見ています。

サークル活動は学生が自ら選択して取り組むものであるため、自分の興味や関心、強みや弱みが反映されやすいものです。

そのため、ガクチカでサークルのことを話すことで、自分の強みや弱みを的確にアピールしやすいというメリットがあります。

サークル活動では、サークル内でどんな役割を担ったか、メンバーとどのように関わったか、どのような目標を持って取り組んだか、課題に対してどう向き合ったかなど、一人ひとりの強みと弱みが表れやすい具体的な場面が多くあるでしょう。

そうした具体的なエピソードを交えてサークル活動をアピールすることで、企業に自分の強みと弱みが的確に伝わりやすくなります。

チーム内におけるあなたをアピールしやすい

ガクチカには、自分の大学生時代の生活が集約されていると言っても過言ではありません。

ガクチカを話すだけで、相手にいろいろなことが伝わるのです。

たとえば、ガクチカを伝えることができれば、チーム内におけるあなたをアピールすることができます。

あなたはチーム内でどういった存在なのか、チーム内における重要度はどれくらいなのか、チームの仲間からは頼られる存在なのか、などなど色々なポイントをアピールできるのです。

チーム内にには、どんなメンバーでもポジションというものがあります。

そして、会社、社会にも同様にポジションがあります。

このポジションというのは、意外に重要であって、サークル内でのポジションと会社内でのポジションには共通するものも多いです。

そのため、企業の人たちは、サークル内でのあなたを知って、企業内でのあなたを想像するのです。

こうすれば、あなたがどのくらい活躍できるかがある程度予測できてしまいます。

こう考えれば、ガクチカのアピールは、面接において非常に重要なポイントであることがわかるのではないでしょうか。

マネジメント経験をアピールしやすい

ガクチカのメリットは、マネジメント経験をアピールしやすいということです。

企業において、なんらかのマネジメントをする場合には、このポイントは非常に重要になってくるでしょう。

たとえば、スポーツ系のサークル活動をやっていて、質の高い練習メニューを組み上げて、サークルの成績を上げた。

これは立派なマネジメント経験になります。

また、イベントサークルなどで、自分がイベントを企画して、普段よりも多くの観客を動員したなどの結果も、あなたのマネジメント経験の賜物と言えるでしょう。

こういったマネジメントは、企業活動においても通じる部分がたくさんあるので、こういった経験をした大学生は、企業から見て頼もしいと感じます。

そのため、ガクチカをアピールしても、マネジメント経験とはなんの関係もないような事柄は避けたいところでしょう。

単純に楽しかったというエピソードを添えられても、なんの評価をすることもできないのです。

入社後の社内でのポジションをイメージさせやすい

ガクチカでサークルのことを話すメリットは、自分のサークル内でのポジションを相手に伝えることによって、社会でのあなたのポジションを相手にイメージさせやすい点です。

このイメージが企業の貢献に直結するようなイメージであった場合は、採用される可能性はいっきに高くなります。

しかし、サークル内でのポジションが企業でのポジションに連動するということは、逆にマイナスイメージにつながる可能性もあることを踏まえなければなりません。

サークル内でいてもいなくても変わらないようなポジションだと思われてしまった場合、極端ですが企業には必要ないと切り捨てられてしまう可能性があるのです。

そのため、ポジションをイメージさせるといっても、ポジティブなポジションをイメージさせなければなりません。

【サークルのガクチカ】サークルの話をガクチカで伝える際のおすすめの構成

サークルの話をガクチカで伝える際のおすすめの構成を紹介します。

結論をアピールして、その理由を紹介する方法もあります。

また、問題を提起して、それに対して、どういう行動を取ったのか、その結果、どのような成果を得られたのか、というように順序立ててアピールする方法もあるでしょう。

こういったエピソードをいくつか用意しておけば、就活の際に非常に役立ってくれます。

おすすめの構成

・結論

・理由

・エピソード

・問題

・行動

・結果

・結論

結論:私が学生時代に頑張ったことは〇〇のサークル活動です(アピールポイント)

サークルの話をガクチカで伝えるのにおすすめの構成は、結論から話して、そこに理由を付け加える方法です。

サークル活動における結論とは、自分が学生時代に頑張ったことは○○のサークル活動ですという部分になります。

これがアピールポイントになってきますので、しっかりと相手に意識させることが重要になってきます。

理由:なぜならば、〇〇で〇〇ということがあったからです

サークル活動を頑張ったというのは良いですが、どのように頑張ったのか伝えなければなりません。

単純にサークル活動を頑張って、楽しかったというのであれば、単なる感想文にしかなりません。

どのような経験をしたからこそ、このサークル活動を頑張れたという内容にしなければ、相手に響くことはないでしょう。

具体的には、○○で○○ということがあったので、○○のサークル活動を頑張りました、という内容にします。

たとえば、○○のサークル活動でリーダーを任されたので、サークルに参加する仲間たちに良い思い出を作ってもらいたいと頑張ったというケースもあるでしょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇をしていました

ガクチカでサークル活動を頑張ったことを伝えたいなら、サークルに関するいくつかのエピソードを用意しておきたいところです。

サークル活動のエピソードにも起伏がほしいところで、単純に頑張った、単純に大会で優勝した、などでは足りないでしょう。

サークル活動をするうえで、どんな問題が発生し、その問題に対して、どんな解決策を導き出したのか、その結果、どのようなことがサークル活動に起こったのか、というように順序立てて相手に伝えたいところです。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

これは非常に重要な部分です。

サークル活動をしていて、なんらかの問題に直面したエピソードでなければ、とても平坦な物語になってしまいます。

ガクチカでサークル活動のエピソードを紹介するメリットは、サークルでの活動を通じて、あなたが会社に必要なのかどうかの判断基準になるからです。

そこで重要になってくるのが、問題解決にどういった対応をする人間なのかという部分なのです。

たとえば、サークル活動のリーダーをしていて、サークル活動のチームワークに亀裂が走ってしまう、これもあなたの力量が試される問題だと言えるでしょう。

これに対する、問題解決行動をしっかりとエピソードにすることによって、相手に自分をアピールすることができるというわけです。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

ココも重要なポイントです。

問題に対して、どのような対策をする人間なのか、ということが試されているわけですので、ここでしっかりとアピールすることができなければ、採用は難しいと言えるでしょう。

問題に対して、どう向き合えるかは企業では非常に重要です。

問題を解決できれば、企業の成果につながるわけなので、企業の生命線と言える部分でもあります。

そのため、ここでは、「私は○○と考え、○○を行いました」というような文章を企業の目線を踏まえたうえで紹介すると良いでしょう。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

問題に対して、自分なりに行動した結果、どのようなことが起こったのか結果をアピールします。

ここは当然、ポジティブな内容にする必要があり、○○した結果、○○となり、○○に対して、大きく貢献することができた、というような内容にすると良いでしょう。

○○に貢献したという部分は、そのまま会社への貢献と置き換えてみてください。

こうして考えれば、自分の行動が会社にとって役立つということをアピールすることができるのです。

社員は企業に貢献することが第一なので、ある意味では、1番重要なポイントだと言えるかもしれません。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

先程から、サークル活動を企業での活動に置き換えてアピールすることが重要だと言っています。

その理由がこの結論の部分です。

サークルでのエピソードは、最終的にはその経験が企業に対してのどのような貢献につながるのかという部分につながっていくのです。

そのため、結論の部分は、「サークルでの○○の経験が、企業での○○ということに役立つ」というアピールをする必要があります。

あなたが企業に役立つということを明確にイメージさせることができれば、いっきに採用の可能性は高まるでしょう。

いうならば、これまでの段階は、結論に至るまでの布石なのです。

【サークルのガクチカ】例文でチェック:サークル活動をベースとしたガクチカとは

前章ではガクチカ作成のポイントについて解説してきましたが、続いては具体的な例文をご紹介してゆきたいと思います。

サークル活動自体はもちろんのこと、サークル活動での役職、そして新歓コンパといったイベントをテーマとしています。

例文①:スポーツ系サークルでの活動をガクチカに活かす

大学で最も力を入れていたのが、バスケットサークルでの広報活動です。

私が所属していたサークルは全国大会出場実績もある強豪として知られていました。

とはいえ私が入った直後にメンバーが減ってしまい、活動自体が困難というレベルにまで落ち込んでいました。

そこで、バスケットの練習はもちろんなのですが、サークル活動自体を盛り上げる事も大きなテーマとなりました。

そこで私が担当したのはメンバーを増やすという事です。

最初の目標は次の春、新入生への勧誘に定めました。

新入部員勧誘のため、色々と企画したのですが、結果は悲惨なものとなりました。

一応は数名のメンバーが入ったのですが、卒業生の分を引くとトータルではマイナスです。

このままではサークル消滅の危機という事で、とにかく失敗の原因を徹底的に考えました。

失敗の原因として私が考えたのは発信力の不足です。

そもそも存在を知らないサークルに入ってくれる新入生が居るはずもありません。

前回の失敗を踏まえ、次の春にはとにかく徹底的に準備を進めました。

そこで行ったのがブログによるサークル活動の紹介です。

過去の戦績、日々の練習、コンパなどの様子を伝える事にしました。

またブログを宣伝するためにはSNSでの発信も欠かせません。

その結果、多くの新入生が我々のサークルに興味を持ってくれ、今では大所帯となっています。

ブログの更新とSNSでの発信は、今やサークル活動の名物となっており、後輩たちが引き継いでくれています。

例文②:イベントや企画系サークルでの活動をガクチカに活かす

最も力を入れていたことはイベントサークルでの活動です。

私が所属していたイベントサークルは、大学生だけではなく、外部のお客様にも楽しんでもらえるような企画を考えるという活動をしていました。

例えば有名人に来てもらって対談していただいたり、観客参加型のトークショーをしていただいたりなど様々な活動をしました。

イベントサークルならではの苦労として、その人自身の魅力を引き出すことができ、どの層にもわかるような質問や対談内容を考えることが大変でした。

ある時、お客様が全く来ないイベントがありました。

そこで私たちは、イベントの広報活動がうまくいってなかったのではと考えました。

私たちが行っていた広報活動というと、来ていただく有名人の紹介の情報が過多であり、観客参加型のイベントであることをあまり伝えきれていませんでした。

私たちはこのことからゲストの素晴らしさだけではなく、観客も一緒に楽しめることを広報することが重要だと気付きを得ました。

この経験を活かして、次のイベントからは情報の半分を観客が楽しめるポイントの紹介に充てました。

また、そのイベントに興味を持ってくれそうな学生たちにSNSで広報活動を行い、効率よくイベントの広報活動を行いました。

その結果、そのイベントのチケットは売り切れ、たくさんの方がご来場していただきました。

この経験から顧客が何を求めているのかというニーズの分析能力と顧客に合わせた広告ができるという能力の重要さに気づくことができました。

例文③:バンドサークルでの活動をガクチカに活かす

最も力を入れていたことはバンドサークルでの活動です。

私が所属していたバンドサークルは、自分自身でメンバーと演奏したい楽曲や演出まで考え、お客さんの前で披露するという活動を行っていました。

ある時、メンバーとバンドの方向性について衝突したときがありました。

これは誰もが自分のバンドをよりよいものにしようと考えるからこそ生まれた衝突であり、なかなか話がまとまりませんでした。

これまで、何度も話し合ってお互いが許しあえる妥協点を見つけ、解散することなくやり続けてきました。

私たちは解散という言葉は出さずに、どのようにすれば誰もが満足できるバンドの形になるかを何度も話し合いました。

話し合いの時には何度もメンバーとコミュニケーションをとり、メンバー自身が演奏したい楽曲や表現方法をくみ取ることで、自分自身の妥協点を1つずつ見つけることができました。

こうして、誰も我慢することがない今のバンドができたと考えています。

バンドサークルはメンバーの変動が激しく、たびたびメンバーが変わるバンドもありましたが、私たちは3年間、同じメンバーで大好きなバンドを続けることができました。

これはバンドを続けるうえでのコミュニケーション能力や相手が何を演奏したいのかというニーズを分析するという能力があったからこそだと思います。

また、それらの能力を活動を通して成長させることで、より高い能力が得られたと実感しています。

この経験で培ったコミュニケーション能力と相手が求めるニーズを分析する力を今後活用していきたいと思っています。

例文➃:会計係など、サークル活動での役職をガクチカに活かす

私が最も力を入れていたのがサークル活動での会計係です。

初めは軽い気持ちで引き受けたのですが、想像以上に大変で、神経を使う仕事に驚かされました。

一円のミスも許されない反面、学生同士の気楽さで、「あっゴメン、部費ちょっと待って」というメンバーも少なくないからです。

一度大きなミスを発生させてしまい、サークル全員に迷惑をかけてしまった事もあります。

けれど、それをきっかけとして、会計管理の方法を見直す事になりました。

一番問題だったのが、お金の流れとそれを記録するタイミングとの時間差です。

そこで、サークル全員でカレンダーを共有する事になりました。

部費を徴収するタイミングも分かりやすくなりましたし、受けっとたタイミングでそれを記録します。

そのほか、支払いに関しても、発生するたびにそれを記録します。

スマホで記録できるため、タイムラグが発生してしまう事もほとんどありません。

万が一モレが合っても、部員全員でチェックができるため、誰かがミスに気付いてくれます。

ミスを生み出さないためには仕組みづくりと、チェックする仕組みの両方が大切という事を実感しています。

例文➄:新歓コンパなどのイベントをガクチカに活かす

大学時代の大きな想い出の一つにサークルでの新歓コンパを企画したときの事があります。

そういったイベントの幹事をするのが初めてだったため、何をどう手配すればよいのかすらわからない状況でした。

先輩に相談してみたところ「未経験ならではのイベントを考えてみてよ。」

と言われてしまい、ますます悩んでしまう事に。

ですが、同時に言われた「失敗しても大丈夫だから」の一言を信じ、とにかく考えてみることに。

思えば、私がサークルに入った時の新歓コンパはボーリングをした後で、同施設のレストランで食事を楽しむというものでした。

確かに面白かった記憶もあるのですが、席が固定されており、遠くの人と喋れずに残念だった事も思い出しました。

そこで、流動的に楽しめる「立食パーティー」を企画する事になりました。

とはいえ予算も限られていますし、ホテルなどを使うワケにはゆきません。

そこで大学内の施設について調べたところ、多目的ルームを見つけ出しました。

もちろんサークルでの利用も可能です。

ただし、新歓コンパで使う例はなかったようです。

管理していた自治会に連絡をしたところ、イベントの趣旨を理解してもらえ、幸いに新歓コンパでの利用も認められました。

結果としては大盛り上がりの新歓コンパとなりました。

流動的に話ができるという事と、コンパ後には皆で大掃除をする(決まりでせざるを得ない)事で、一体感が生まれ一気に打ち解けます。

それ以来、その場所での新歓コンパは伝統となっています。

「新しい事にチャレンジする楽しさ」を覚えた事は私にとっての大きな財産です。

例文⑥:サークル長などまとめ役の役職をガクチカに活かす 

私が学生時代に力を入れたことは所属サークルでのリーダーシップとチームワークの向上です。

メンバーのモチベーションを維持し、団結力を高めるため、定期的なミーティングを主導し、様々なイベントを企画立案しました。

各メンバーの特技や関心事を把握し、それを活かすことで、全員が活躍できる環境を作り上げました。

時には問題も発生しましたが、その都度冷静に判断し、チームをまとめ上げることで解決策を見つけ出すことができました。

この経験から、どのような状況下でもポジティブに行動し、チーム全体を動かして目標達成に導く力を身につけることができました。

貴社に入社した後も、この経験を活かし、チームワークの向上と目標達成に向けて積極的に貢献していきたいと考えています。

例文⑦:サークルを立ち上げた経験をガクチカに活かす

学生時代に最も力を注いだのは、自分の興味と志向を生かし農園サークルを立ち上げたことです。

このサークルは学生と地域の方々が集い、実際に農作業を通じて学び合い、交流を深める場として設立しました。

メンバー募集からコンセプト確立、予算管理、イベント企画といった多岐にわたる課題に直面しましたが、これらを乗り越える過程で積極的な姿勢と柔軟な思考がいかに重要であるかを実感しました。

リーダーとして、メンバー一人ひとりの意見を尊重し、多様なアイデアを取り入れることで、より豊かで意義のある活動を実現することができました。

この経験から、チームでの協働の大切さ、そして多様な意見を統合して新たな価値を生み出す力を身につけることができました。

貴社に入社後も、この経験を活かし、新たなプロジェクト立ち上げに際して積極的に貢献し、チームを成功に導いていきたいと考えています。

【サークルのガクチカ】これはNG!すべてのサークル活動がガクチカに使えるワケでは無い!

サークル活動はガクチカにおすすめのテーマですが、すべてのサークル活動がガクチカに使えるというワケではありません。

例えば「副リーダーとしてサークル活動を盛り上げました」といったありきたりな内容ですと、面接官の心に刺さることはありません。

あるいは社風と合わない話もNGです。

例えば、ITベンチャー系など、新しいアイデアを求められがちな職場に対し、「サークル活動を通じ、伝統を守ることの大切さを実感した」といった内容ですと、やはり違和感を覚えてしまいます。

【サークルのガクチカ】ガクチカでサークル活動の飲み会などを話してもいいの?

ガクチカの中で、サークル活動の飲み会などの話をしても良いのかわからないですよね。

飲み会となると半分遊びのようなものだしと考えている人も多いでしょう。

サークル活動において、飲み会も活動の一つです。

きちんと自分の学びとなり、得た経験があるのなら、もちろん飲み会の話もして良いでしょう。

しかし、ガクチカにおいてサークル活動の飲み会をアピールするには、企業によっては難しいかもしれません。

ここでは、どんなエピソードがアピールになるのか、難しい企業はどんな業界かご紹介します。

アピールになっているなら問題はない

先述した通り、サークル活動における飲み会は、ガクチカとしてきちんとアピールになっているのであれば問題ありません。

では、どのような場合がアピールとなるのでしょうか。

たとえば、飲み会の幹事をしていた場合です。

飲み会だとしても、サークル全員の人数を把握して予約するなど、管理能力が問われます。

それが、大人数のサークルになればなるほど、予約や場所決めは大変です。

幹事をこなす機会があったり、それが多かったりするとそれは立派なアピールポイントになります。

そのため、しっかりとガクチカのアピール内容としてつなげられるなら、ぜひ取り入れましょう。

管理能力というのは、どんな職業でも重要なスキルです。

それができる人は、重宝されますのでガクチカとしてうまくつなげてみてください。

企業によって使い分けよう

先ほど、サークル活動における飲み会をうまくアピールにつなげられるなら取り入れても良いとご紹介しました。

しかし、それは企業によって変わることは覚えておきましょう。

たとえば、比較的新しいベンチャー企業の場合、ガクチカとして捉えられる可能性はあります。

しかし、銀行などのお堅い企業は、管理能力の面でアピールできるとしても、少し難しいかもしれません。

銀行系の企業で管理能力をアピールする場合は、ほかのエピソードを使ってアピールするほうが無難です。

そのため、飲み会をガクチカとしてアピールする場合は、企業のことをしっかり見極めましょう。

応募する企業に合わせてアピールできるように、ガクチカは複数用意してください。

業界や職種ごとに合わせて大枠を用意しておくと、企業ごとのガクチカも作りやすいです。

娯楽として捉えるのはよくない

加えて、飲み会=ただの娯楽として捉えていると企業に伝わらないよう注意しなければなりません。

飲み会を、メンバー同士の親交を深める場やチームの団結力を高める場として、企画力や実行力を活かして盛り上がるイベントを開催した、というような経験を書くのであれば、人間性や能力のポジティブなアピールに繋がるでしょう。

しかし、飲み会をただの娯楽として捉え、楽しかった話やメンバーと仲良くなれたという内容だけで終わってしまうと、企業にマイナスのイメージを与える可能性があります。

飲み会を何のために開催したのかという目的意識や、準備や当日を通して何を学び、どのような成長を遂げたのかを具体的に書きましょう。

【サークルのガクチカ】サークル活動をガクチカで話す際の注意点

サークル活動をガクチカで話す際、ただサークル活動で起こったことを話すのではありません。

サークル活動の何を話すかがとても重要となります。

企業側が知りたいこととあなたが話したいことにズレが生じてしまうのを防ぎましょう。

まず、1つ目は、「サークルの活動内容は重要ではない」ということです。

2つ目は、「あなたの人柄をアピールする」ということが挙げられます。

3つ目は、「あなたが成長したことで得たことをアピールする」ということです。

この3つについて、詳しくご紹介します。

サークルの活動内容は重要ではない

企業は、あなたのガクチカにおいてサークルの活動内容を知りたいわけではありません。

あなたがサークル活動において、何を成し得たかを知りたいのです。

そのため、ほかの人が経験していないようなサークル経験をアピールする必要はありません。

興味を持たれることはあっても、そうした経験が直接あなたの評価につながるわけではないのです。

先述した通り、企業がガクチカであなたを見るポイントに「あなたのモチベーションがどんなところで出るのか」、「ガクチカで学んだことを仕事に活かすことができるか」という点があります。

この2つを満たすようなアピールをする必要があるのです。

そうなると、サークルの活動内容が重要ではないことはご理解いただけると思います。

あなたの人柄をアピールする

企業は、あなたのガクチカを通して、あなたがどんな人間なのか知りたいと考えています。

あなたがどんな考えで何をなぜ行ったのかということを知りたいのです。

そうすることで、企業側も自社の社風に合っているのかを判断することができます。

そのため、あなたの人柄がわかるようなエピソードをガクチカに取り入れてください。

たとえば、サークル内で揉め事があって、それをあなたが解決したとします。

「サークル内の空気が悪くなることが良くないと判断したので、2人から詳しく話を聞きました。

どちらの意見も良い面と悪い面があると思ったので、その折衷案を2人に出し、双方納得の話し合いができました。

そのおかげで、サークル内の空気も良くなり、結果も出すことができました。その2人には、今でも感謝されています。」

以上のような文章にすると人柄が出るでしょう。

あなたが成長したことや得たことをアピールする

企業は、ガクチカを通して何を学んだのか、そしてそれを入社後にどう活かしていくかを知りたいと考えています。

ガクチカで学んだこと、得たことを知ることで、その人の成長を知ることができます。

企業は、あなたの人柄やモチベーションなど、とにかくあなたがどんな人間なのかを知りたいと考えています。

それを知ることによって、自社に貢献できる力があるかどうかを判断するのです。

企業も、せっかくなら自社に少しでも貢献し、長く勤めてくれる人を採用したいと考えます。

その判断材料として、ガクチカでの経験を聞くことは必須なのです。

また、企業は、それに伴いどう成長したのかも知りたいと考えています。

成長具合を知ることで、自社に入社してからどう成長する可能性があるのかも予測することができるのです。

【サークルのガクチカ】サークルのガクチカを作成する際によくある質問

サークルのガクチカを考える上で、さまざまな疑問が思い浮かぶ人もいるでしょう。

ここでは特に多い、ガクチカに関するよくある質問について3つ答えます。

成果がないと書けない?

まずそもそも成果がない人は、ガクチカとして書くことができないのではないか?と考えている人もいるかもしれません。

結論からいうと、たとえ成果が出なかったエピソードしかなかったとしても、まったく問題はないので安心してください。

その理由は、何事も結果がすべてではないからです。

特に企業にアピールする際には、結果よりもそれまでのプロセスに注目されます。

つまり、どのような経緯があって、どんなことを考えて取り組んできたのか?そして、結果を踏まえた上でどんなことを反省したのか?などを、ここで盛り込むことが重要です。

そうすれば、成果の有無にかかわらず高く評価してもらえるでしょう。

間違っても、嘘をついてエピソードを盛らないようにしてください。

役職がないとアピールできない?

ガクチカではさまざまなアピールをする人がいますが、他のライバルのことを考えると、ついすごいことを伝えなければいけないと考えてしまうかもしれません。

例えばサークルの部長じゃないといけないんじゃないかと不安になるかもしれませんが、決してそんなことはないため、心配しなくても大丈夫です。

前述したとおり、本人がどんな役職だったのかよりも、今まで何を目標にどんな努力をしてきたのかが、もっとも評価される部分になります。

また、役職の経験がなかった人は、特に何も良いエピソードが思いつかないこともあるかもしれません。

その場合は、先に自己分析をしてみるのもありです。

過去を1年ごとに細かく振り返ってみるだけで、何か忘れていた素晴らしいエピソードが出てくる可能性があります。

すでにやめたサークルの話でもいい?

サークルのエピソードを話したいと思っていても、途中でやめてしまった経緯があるパターンもあるでしょう。

もちろんその場合でも、企業にアピールするガクチカとして使って問題ありません。

ただし、サークルをやめたことを伝える際には、必ずなぜやめることになったのかも、しっかり伝えるようにしてください。

そこが不明確だと、企業に対してネガティブなアプローチになってしまうおそれがあります。

あるいは、たとえやめた事実があったとしても、そこはあえて伏せておくのも1つの手です。

特に大した理由がない場合はマイナスの印象を与えるだけになってしまうため、注意してください。

【サークルのガクチカ】ガクチカでサークル活動をアピールする際に嘘をついたらバレる?

ガクチカでサークル活動をアピールする際に嘘をついたらバレるのでしょうか。

嘘は、基本的にバレると考えてください。

企業もガクチカは学生を判断するうえで、力を入れている部分です。

そのため、企業はあなたのアピール内容に対して深堀をしていきます。

そこで、矛盾が生じたりしてしまうと嘘なのではないかとバレることはあります。

基本的にガクチカで嘘の出来事を話すことはやめておきましょう。

嘘だとバレてしまえば、評価どころの話ではなくなってしまいます。

ガクチカでは、本当のことを話すようにしましょう。

ガクチカで嘘をつくような人を企業側も採用したくないです。

たとえ、嘘がバレなくても企業とのミスマッチが生じ、あなたが就職後に大変な思いをするでしょう。

【サークルのガクチカ】まとめ:サークル活動のエピソードでガクチカを乗り切ろう!

サークル活動のエピソードを使ったガクチカ作成方法について見てきましたが、ポイントはつかめましたか?

ご紹介してきた通り、サークル活動はガクチカの格好のテーマです。

サークル活動自体ももちろんですが、サークルでの役職、サークルで企画したイベントなど、様々な切り口で考えてみてください。

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