自己分析にはノートを使う!書き方から活用テクニックまでを徹底解説!

自己分析にはノートを使う!書き方から活用テクニックまでを徹底解説!

はじめに

大学3年になりますといやが上にも就職活動の準備をしなきゃ…という気分になりますよね。

業界研究や企業研究なども大切ですが、絶対にやっておきたい事の一つがノートを使った自己分析です。

これを実施しておくことによって、今後の就職活動が楽になります。

ではノートを使った自己分析はどうすれば実施できるのでしょう?本文では自己分析ノート作成のルールから、手順までを徹底解説しています。

それに従って進めてゆけば、あなたならではの自己分析ノートが簡単に出来上がります。

「自己分析もやらなきゃな…」なんてお考えの皆様はぜひトライしてみてください。

それはきっと内定を引き寄せてくれるはずです。

書くことで頭を使おう

人間は書くことによって頭を使います。

つまり書くことが「考える」ことに繋がっているのです。

物事を熟考するためには書くことをオススメします。

手を動かして、漠然と頭に思い浮かんでいることを書き起こしてみてください。

自己分析にノートをおすすめする理由とは?

就職活動最初のフェーズともいえる自己分析。

スマホやノートなど様々な道具を使って自己分析を実施する事が可能ですが、基本的にはノートの使用をおすすめします。

その理由はノートに手書きの方がより直感的に表現できるからです。

大きな矢印を引いて、結論を書く事も自由自在。

写真を貼ったり、資料を貼ったりもスムーズです。

スマホのアプリも便利にはなりましたが、直感的に色々と書き込むという面ではまだまだ手書きには及びません。

それゆえに自己分析はノートの利用をおすすめするというワケです。

ページをまたいでの見直しという面でもノートに分があります。

そもそもなんで自己分析が必要なの?

自己分析を済ませておいた方が、その後の就職活動が楽に・有利に進められます。

自己分析を行うのはそれなりの時間と労力を必要としますが、トータルで考えた場合、実施しておいた方がはるかにメリットがあります。

ではなぜ就職活動が楽に・有利になるのでしょうか?就職活動にはエントリーシート作成がつきものです。

自己分析を実施しておけば、それら質問に対してスムーズに答えられるようになりますし、その回答に厚みが出ます。

だからこそ面接官の心に響きますし、内定を引き寄せる事ができるのです。

では自己分析を行わないとどうなるのでしょう?例えば長所・短所を考える事を想定してみます。

自分自身をしっかりと見えていない状態ですから、それらは行き当たりばったりな答えになりがちです。

面接で「あなたの長所とそれが活きた場面について教えてください」なんて事を聞かれようものなら「えーっと…、長所は人当たりが良いところですかねぇ…。

それでだれとでもすぐに仲良くなれます…」などしどろもどろな回答になりがちです。

これでは面接通過は望めません。

このような事のないように採用活動が本格化する前に自己分析をしっかりと実施しておきましょう。

就職活動は「急がば回れ」です!

自己分析で魅力的なエピソードを見つける

自己分析を行うことで自分の性格が可視化されます。

また、自分自身を客観視するいい機会にもなるでしょう。

自分の経歴を網羅的に洗い出すことで、今まで視野に入っていなかった魅力的なエピソードも見つかること間違いなしです。

ぜひ自分らしさを自己分析によって発見してみてください。

自己PR・志望動機に使える

自己分析を行い、自分の性格を俯瞰的に知る事で、就活に大変役に立ちます。

就活では自身の性格を自分なりにアピールしなければいけない機会が増加します。

自己分析を行うことで今まで見えなかったエピソードのつながりを見つけ出し、より濃密な自己PRができるかもしれません。

自己分析から得たエピソードは

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 自身の強み
  • 長所・短所
  • 志望動機
  • 将来のビジョン

等のいろいろなアピールに使用できるのです。

自己分析はやっておいて損はないといえます。

ノートを使った自己分析の書き方

それでは早速ノートを使った自己分析の方法について解説してゆきたいと思います。

必要な道具はノートとボールペンのみ。

あとは自らの記憶があれば誰でも簡単に自己分析ノートを作ることが可能です。

まずはじっくりと時間をかけて以下のステップを試してみてください。

自己分析の書き方ルールとは

自己分析ノートを作成するのであれば、まずは書き方ルールを決定します。

いくつかのルールがありますが、まずはノート選びについてご紹介。

ノートは大きい方がベターです。

大学の授業ではB5サイズという人も、ぜひA4サイズのノートを手に入れてみてください。

このサイズであれば資料を貼るのもラクラクですし、たっぷりのスペースがあるため、書き込みもしやすくなります。

続いてはページの使い方についてです。

最初に書き込む際には左ページのみを利用します。

そして1行事にスペースを空けておきます。

自己分析を続けてゆきますと、「コレはこうかも!」であったり「コレはやっぱり違った…」であったり、さらに書き込みたい事が出てくるもの。

それを書き込むスペースとして改行分と右ページを残しておくのです。

思い返して新たに書き足す際にはそれらスペースを存分に利用してください。

二つ目のルールは、一度書いた内容は絶対に消さないという事です。

コレは違ったと思ってもその内容は消してはいけません。

自己分析ノートを作成していますと「やっぱり元のアイデアの方が良かった」なんて事が往々にしてあるからです。

絶対に消せないよう、基本的にはボールペンの使用をおすすめします。

上記3つのルールを守れば、自己分析ノートの使い方としては基本的にOKです。

人によっては最初の記述と追記とで色分けする事もありますが、これに関しては好みの問題です。

やりやすい方を選択してください。

ただし、色分けにあまりにこだわりますと、思った時にボールペンが無くて書き込めない…なんて事になってしまうため、ほどほどに。

まずは過去の自分を箇条書きしてみる

ルールがはっきりとしたところで、過去の自分について振り返ってみましょう。

幼少期、小学校低学年、小学校高学年、中学校、高校、大学と何があったか、思い出せる範囲でとにかくリストアップしてゆきます。

このフェーズでは内容にこだわる必要はありません。

とにかくできる限り、記憶を呼び覚ましてゆきましょう。

書いていて「コレは要らないかな…」なんて事を思う瞬間もあるかもしれませんが、書き込む事をおすすめします。

そういったちょっとした事が新たな記憶を呼び覚ましたり、新たな気づきをもたらしてくれる可能性があるからです。

これを続けていますと、内容はかなりプライベートで、人には見せられないものになってゆくはず。

自己分析ノートは人に見せるものではないので、赤裸々に記載しておきましょう。

その方が今後の作業で良い結果をもたらしてくれます。

過去の記憶から魅力的なエピソードを選定

ある程度過去の自分をリストアップする事ができれば、続いてはその中から自分にとって重要だと思うものをピックアップしてください。

人によっては絵画コンクールでの入賞かもしれませんし、人によっては友人の転校かもしれません。

気になる理由を深く考える必要はありません。

何か心に引っかかったものに印を入れてゆきましょう。

あまりに印を入れすぎますと、今後の作業が大変になってしまいますので、1ページに2個程度を目安に考えてみてください。

どうしても気になるポイントがあれば数を増やしてOKですし、どうしても気になるポイントがなければ、そのページは飛ばしてもOKです。

エピソードを掘り下げる

記憶の中から気になるポイントが見つかったなら、続いてはそれを深掘りしてゆくフェーズです。

まずは「なぜその話題が気になったのか」について考えてみましょう。

「楽しい想い出だから」かもしれませんし「褒められてうれしかった記憶があるから」かもしれません。

あるいは「いまだに後悔しているから」なんて事もあるはずです。

その答えに対し、さらに「なぜ」を繰り返します。

なぜ「楽しい想い出」と思ったのか、なぜ「後悔しているのか」、その理由を探ります。

「人生初の受賞だったから」など、何かしらの理由が思い出されてくるはず。

このように「なぜ」を最低5回繰り返します。

簡単ではありませんが、必ず5回以上考えてみてください。

考えたプロセスも踏まえて、右ページに書き込んでおきましょう。

未来に何を求めるのか、再度考えてみる

自己分析ノートを作る最後のフェーズは「未来に何を求めるのか、再度考えてみる」という事です。

自己分析ノートを作成する目的は自分の未来を見据えるという事ですから、このフェーズは欠かせません。

過去の記憶に対し「なぜ」を繰り返していますと、あなたのコアとなる部分が見えてくるはずです。

どういった事に対してうれしいと感じたのか、何に関して後悔を続けているのか、それこそがあなたの考え方を決める部分です。

それらを何度も読み返していますと、あなたという自分がシンプルに理解できます。

それを利用して未来に何を求めるのかも見えてくるもの。

モノを作ることに喜びを感じているのであれば、独自の製品を生み出している会社が良いのかもしれません。

あるいは人とのふれあいに魅力を感じているのであれば、サービス業も良いでしょう。

人と関わるよりも基本的には自分の世界で生きていきたいという人であれば、プログラマーなどもおすすめです。

完全に人と関わらない仕事はありませんが、比較的人と関わらない仕事は確実にあります。

安定を求めるタイプ、変化を求めるタイプ、それぞれで目指す先は全く異なります。

それを見つけ出す事ができれば、自己分析ノート作成は終了です。

なお、プライベートが赤裸々に綴られたノートですから、そうそうに処分したい!と考える人もいるかもしれませんが、それはおすすめできません。

せっかく労力を使って作ったノートですから、しばらくは取っておきましょう。

就職活動の合間合間で見直せば、モチベーションアップにもつながります。

個人的には就職後も取っておく事をおすすめします。

入社3年ほどは「果たしてこの仕事で良かったのかな…」なんて悩みが生じやすい時期です。

そんな時にノートを見直せば、自分なりの答えを見つけるヒントになってくれるからです。

自己分析を成功させるポイント

自己分析の方法は上記で示しました。

次に自己分析を成功させるためのポイントをお話します。

自身の自己分析をよりクオリティーの高いものにするために、ぜひ参考にしてみてください。

エピソードは少なくてOK

自己分析でエピソードを多く思いつかずに焦る必要はありません。

また、せっかく多く思いついたからといって全てを自己分析に活用することも不要です。

自己分析や面接の自己PRに重視されているのはエピソードによる自分らしさです。

つまりエピソードの量より質が求められているということになります。

量にはこだわらず、質を重視してみましょう。

経験の具体性を意識しよう

前述のとおり、エピソードは「具体性」が大事です。

エピソードをできるだけ少量に絞って、掘り下げることに尽力しましょう。

経験に関する記憶を掘り起こすだけでなく、自身の感情も一緒にメモしておきましょう。

感情や価値観を結びつけて書いておくことで自分らしさをより魅力的にアピールすることができます。

自分らしさの一貫性を見出そう

自分の性格を聞かれても基本的に一言では表せないのが当たりまえでしょう。

しかし、面接ではわかりやすさを重視します。

そのため自分の性格は一つ特徴的なものを絞って拡張しながら話すことが好ましいです。

自己分析ではエピソードの整理ができます。

さらに、エピソードを管理することで、同じ系統の自分らしさを多角的に発見できます。

ぜひ自分らしさを広く説明できるように自己分析を心掛けてみましょう。

とにかく手を動かすこと

自己分析にノートを使うには、ノートの特性を活用する必要があります。

そのため、思ったことを積極的に書いてみてください。

最初はとにかく手を動かすことが大事です。

初期段階では不要なメモを書くことも大切です。

簡単なメモでも、あとあと他のメモと結びつく可能性を持ちます。

最初から簡潔に書く必要はありませんので、自己分析にあたってとにかく書くことを意識してみましょう。

自己分析の結果を就活にどう活かすか?

自己分析の結果は就職活動に活かさなくては意味がありません。

ではどう活かせばよいのでしょう。

まずは自分の性格や考え方を客観的に把握する事です。

それだけで自分の長所・短所が見えてきますし、自己PRも容易になります。

また、前章でも述べた通り、自己分析の結果は自分の進む道を考える指標になってくれます。

就職活動をする際に、目につくすべての企業に応募するというのは不可能です。

自分の中でいくつかに絞り込み、第一志望を決めなくてはなりません。

そこで自己分析の結果が大活躍してくれます。

その他のおすすめ自己分析方法

ノートに書く方法の他にも自己分析方法はあります。

ぜひ自分にあった自己分析方法を探してみてください。

モチベーションブラフ

モチベーショングラフとは、自身の人生を振り返って当時のモチベーションや感情の起伏をグラフ化する自己分析方法です。自身の人生をグラフにすることで気分の盛り上がりなどが簡潔に把握できます。

マインドマップ

マインドマップもモチベーショングラフと似ています。

自身の経歴とともに性格や人柄、価値観なども考察するための方法です。

ジョハリの窓

ジョハリの窓は窓に見立てて自己分析を行う方法です。

項目を分けて考えられるので自己分析しやすいかもしれません。

まとめ:自己分析ノートを使って就活を有利に進めよう!

自己分析ノート作成方法についてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?最初にお伝えした通り、自己分析ノートを作成しておけば、就職活動の効率がグッとアップしますし、面接での受け答えにもしっかりと厚みがでるものです。

また過去の自分を振り返る良いチャンスでもあります。

それなりに時間も労力も必要とする作業ですが、だからこそ就職活動初期に済ませておきましょう。

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