いざ就職活動を始めようと思っても、やり方がわからずなかなか進められない、という就活生は少なくありません。
この記事では、新卒の大学生に向けて、就活のやり方を徹底解説していきます。
就活スケジュールや、就活を始めてから就職までにやるべきこと、最速で内定を獲得するためのポイントまで全て紹介していますので、ぜひ今後の就活の参考にしてください。
【就活のやり方】就活とは
就活とは、大学生が卒業後に働くための企業を探す活動のことです。
多くの大学生は、3年生のうちに準備を始め、内定獲得を目指します。
- 自己分析・適職診断をして向き不向きを確認する
- 企業研究をして行きたい企業を探す
- エントリーして選考を受ける
【就活のやり方】本格的に始めるべき時期はいつ?
就活の進め方として、大学3年生の早い時期、具体的には、9月ごろから準備を始めるのが理想的です。
企業研究や自己分析を行うことで、自分に合った業界や企業を大学生のうちに見つけやすくなります。
特に、夏休みのインターンシップに参加することで、業界の動向を知ったり、自分の適性を確認したりできるため、大学生のうちに、早めの時期にインターンに参加することをおすすめします。
本格的な就活が始まる前に準備を進めておくことで、大学4年生までに余裕を持って行動でき、スムーズに進めることができます。
【就活のやり方】26卒の就活スケジュールと流れ
就活のステップは「自己分析」→「仕事研究」→「応募書類作成」→「エントリー」→「選考」→内定の順で進んでいきます。
26卒の就活スケジュールは、大学3年生の夏頃からスタートするインターンシップを皮切りに、冬頃から本格的なエントリーが始まります。
4年生の3月から6月にかけてはエントリーシートの提出や面接がピークとなり、4年生の7月から9月にかけて内定が出始めるのが一般的です。
就活のやり方として、このスケジュールに合わせて準備を進めていくことが大切です。
もし周りに24卒、25卒の就活経験者がいるなら、どれくらいの時期に何をしていたか、体験談を聞いてみるのもおすすめです。
木下恵利
ただし、近年では就活スケジュールが早期化してきており、3年生のうちに内定を獲得することもできるようになってきています。
自己分析や業界分析など、できることはなるべく早めに進めていくことが大切です。
早め早めに就職活動の流れを確認しておいて、実践していきましょう。
【就活のやり方】服装や髪型を用意する
就活を始める前には、企業探しやエントリーシートの作成、面接対策以外にも行うべき準備があります。
それは、就活にふさわしい見た目を整えることです。
就職活動はアルバイトの面接とは異なり、ビジネスマナーをわきまえた社会人を目指す者として、ふさわしい見た目で臨まなくてはなりません。
木下恵利
就職活動の選考では、ともに仕事をやっていくために必要な人柄や価値観など、内面を重点的に評価してはくるものの、やはり第一印象を決定づけるのは身だしなみになります。
就活を始める前に、就職活動にふさわしい見た目を整えましょう。
1-1.就活ファッションを準備しよう
就活を始めるにあたって、まずは就活用のファッションを準備します。
ファッションといっても、ここでは手の込んだものではなく、スーツを用意するだけで構いません。
企業の担当者は、基本的にスーツで対応してくれます。
そのため、就活生であるこちら側も、スーツを着て選考に応じるのがマナーになります。
木下恵利
ここで着用するスーツは、リクルートスーツを基本にしておきましょう。
リクルートスーツは、黒やネイビーといった寒色で無地の柄のものが多く、一般的なビジネススーツと比べて安価に購入できるのが特徴です。
就活を行う時期にもよりますが、夏用と秋冬用の2着をそろえておくと、いつでも快適に着こなせます。
同時に落ち着いた色のネクタイと、男性は白のワイシャツ、女性は白のブラウスに肌色のストッキングを準備しておきましょう。
1-2.身だしなみをそろえよう
スーツを準備したら、次は髪型や顔まわりの身だしなみにも気を配りましょう。
髪やメイクは、就職活動に適したものにすることで、清潔感が備わって企業側に好印象を持たれます。
たとえば髪型は、男性の場合は長すぎてボサボサならば短くカットし、女性の場合は、普段より落ち着いたメイクに仕上げるなどの工夫を凝らしましょう。
木下恵利
また、髪の色を明るく染めている場合は、黒髪もしくは落ち着いた色へ戻しておきましょう。
髪型やメイクの身だしなみを整えたら、一度スーツも着用して、鏡で自分の姿を確認してみてください。
そして髪型やメイクに手直しを入れてみて、本番当日でもすぐに同じような状態を作れるようにしておきます。
選考によっては、多くの就活生が集まる場合もあるため、自分だけ身だしなみが浮いてしまわないように心がけましょう。
【就活のやり方】自己分析をする
まず行うのは自己分析です。
自己分析は就活の中で最も重要なステップだといえます。
木下恵利
自己分析をすると、自分がどういった仕事に就きたいか、仕事に何を求めているか、自分の強みや弱みは何なのかといったことが明らかになります。
企業が採用にあたって重視するのは、あなたの人柄や会社への熱意ですが、自己分析をすると自分がどういう人間でどんなことに興味があるのか把握することが可能なのです。
自己分析といっても、やみくもに行ってはいけません。
適切な自己分析の手順があるので紹介します。
過去の経験を振り返る
まずは、あなた自身の過去の経験を振り返ります。
ここで振り返るものは人より優れているものであるとか、何か成功した経験である必要性はありません。
成功失敗は関係なく、自分が一生懸命取り組んだ経験を振り返ってみましょう。
木下恵利
一生懸命に取り組んだ経験の中には、あなたのことを客観的にどういう特徴を持った人物なのか、理解を深められるヒントがあります。
まずは思いつく限り、そのような経験を箇条書きにしてみましょう。
その後なぜその活動を始めたのか、なぜ活動を続けられたのか、問題や課題が出てきた場合はどのように対処したかを、それぞれの経験に対して分析していきます。
これを繰り返していくことで、それぞれの経験に共通するパターンがいくつか見えてくるはずです。
これがあなたの強み、アピールポイントとなります。
やりたい仕事・興味のある業種などを見つける
過去の経験を振り返った後は、自分にとってのやりたい仕事や興味ある業種は何なのかを見つけます。
前述の項目で、一生懸命取り組んだ理由や継続できた理由を探しましたが、これらは自分がどのような状況でモチベーションを上げられるのかを把握するよい手がかりです。
木下恵利
この情報を元に自分のやりたい仕事を見つけ出せれば、志望動機も作成しやすいだけでなく、その仕事に対して長くモチベーションを維持し続けられます。
自分の人柄を相手に深く伝えるためには自己PRを、働くことへの熱意を強くアピールするためには志望動機が重要となってきます。
採用担当者に響く自己PRや志望動機を作るためにも、やりたい仕事や興味ある業種を見つけて、それに向けて真っすぐ対策を講じるのが近道です。
【就活のやり方】企業研究・業界研究をする
自己分析で自分の能力や価値観が明らかになったら、それをどんな仕事で活かせるのか、できるだけ幅広い視点で業界や企業など仕事研究を行いましょう。
就活生はどうしても知名度が高い企業や消費者向けに商品を展開しているBtoC企業に目がいきがちですが、BtoB企業や知名度が高くない会社の中にも優良企業はたくさんあります。
対象を狭めて隠れた優良企業に就職できる可能性を潰すのはもったいないですから、視野を広げ出来る限り多くの企業をピックアップするようにしてください。
自己分析で進みたい業界に関しては、ある程度把握できるでしょう。
しかし、その業界の中には様々な企業が存在します。
企業規模、年収、経営方針、社風、得意分野などは企業によって様々です。
あなたがどういった点を重視するか、よく考えて応募する企業を選ぶ必要があります。
社会的ステータスを気にする人なら大企業や年収の高い企業がいいでしょうし、働きやすさを第一に考えるなら風通しの良い社風だったり福利厚生が充実している企業を選んだほうが望ましいです。
木下恵利
企業研究に当たって大切となるのは、できるだけ多くの情報を集めることです。
インターネットでちょっと調べれば年収や社員の平均年齢、社風といった情報は出てきますが、それだけで満足せず、IR情報やキャリア形成に関してなど幅広い情報を集めることを心掛けてください。
キャリア形成に関する情報の集め方には、OB訪問や口コミサイトを見るなどがあります。
競合他社と比べてどのような強みがあるのか、伸ばすべきポイントはどこなのかといった情報まで仕入れておくと良いですね。
面接で良く聞かれるのは「なぜこの企業なのか」という点です。
その問いに明確に答えられるよう、各企業の強み・弱み・差別化のポイントなどをきちんと調べましょう。
企業の情報をどこで手に入れるのか
就活生が企業の情報を手に入れる方法は多岐に渡ります。
まず、企業の公式ウェブサイトは情報源として非常に信頼性が高いです。
ここでは企業の事業内容、経営理念、社風、社員の声などを知ることができます。
また、企業の年報や決算説明会の資料も貴重な情報源です。
これらを通じて、企業の財務状況や経営方針、今後の展望などを詳しく知ることが可能です。
さらに、企業の採用説明会やインターンシップも重要な情報を得る場です。
直接企業の人と話すことで、ウェブサイト上では得られないリアルな情報を得ることができます。
さらに、SNSや口コミサイト、業界専門誌も役立つ情報源です。
ただし、これらの情報は公式情報とは異なり、あくまで参考の一つであることを忘れないようにしましょう。
情報収集は就活の大切な一部ですが、情報の信憑性を確認し、自分自身で吟味する能力も必要です。
企業の評価(口コミ)もみてみよう
企業の評価をどう見るかは、就職活動の重要な一部です。
企業が公表する情報だけでなく、第三者からの評価や社員の口コミも合わせて考慮することが求められます。
しかし、情報が多すぎてどの情報を重視すべきなのか迷うこともあるでしょう。
本章では、企業の評価をどう見るべきか、具体的な視点とその判断基準を解説します。
まず、企業のビジョンや経営方針を理解することが重要です。
これは企業の目指す方向性を示すもので、ここに共感できるかどうかが働くモチベーションに直結します。
次に、事業内容や業績も重要な視点です。
安定して利益を上げている企業は経済的に安定していると言えますが、新規事業に挑戦している企業は成長の機会があります。
また、企業の風土や働き方も見るべきポイントです。
これは企業がどのような価値観を持ち、どのように働くことを推奨しているかを示しています。
自分の働き方や価値観と合致しているかを見極めることが大切です。
最後に、企業の評判や社員の口コミも参考にしましょう。
ただし、これらは一部の意見であることを忘れないようにし、多角的に情報を集めて判断することが求められます。
以上の視点を持つことで、自分に合った企業を見つけることができるでしょう
【就活のやり方】ES・履歴書を作成する
応募する企業が決まったら、履歴書やエントリーシートといった応募書類の作成にとりかかりましょう。
応募書類の項目の中で最も重要なのは、「自己PR」と「志望動機」です。
企業によって求めている人物像は異なりますから、自己PRは企業によって内容を変える必要があります。
志望動機も「なぜこの企業なのか」を説明する必要がありますから、企業によって記載内容を変えるのが好ましいです。
自己PRをまとめる際は具体的なエピソードも含めて伝えるとより効果的です。
また、あなたの長所が企業にどのように貢献できるのか、採用担当者がイメージできるような表現を心掛けましょう。
間違っても、就活のハウツー本に載っている記載例をそのまま引用するようなことはしてはいけません。
人事担当者は採用のプロですので、そのようなかりそめの文章では簡単にはじかれてしまいますよ。
繰り返しになりますが、志望動機では「貴社でないとダメなんだ」ということを強く訴えるようにしてください。
かといってゴマすりのような文章も良くないので、「私のやりたいことを実現するには貴社が適している」という目線で、自分の興味と関連付けて記載するようにしましょう。
ちょっと難しいかもしれませんが、逆にいうと良い志望動機が書ける就活生は多くありませんので、しっかり書ければそれだけで採用担当者の目にとまるでしょう。
【就活のやり方】説明会・セミナーに参加する
説明会やセミナーは、企業の方針や求める人材像を直接学ぶ絶好の機会です。
しかし、ただ参加するだけではその価値は半減します。
ここでは、説明会やセミナーを最大限に活用する方法をご紹介します。
まず、参加前に行うべき事は企業リサーチです。
企業の基本情報、業績、ビジョン、採用情報などをあらかじめ調査し、具体的な質問を考えておきましょう。
また、説明会やセミナーでしか得られない情報を得るためには、積極的に質問を行うことが重要です。
その際、自分がどのような立場で、どのような視点から質問をするかを明確にすると、より具体的で深い回答を得られます。
また、参加後は必ず振り返りを行い、得た情報を整理し、それが自身の就職活動にどう活かせるかを考えましょう。
説明会やセミナーは、企業と直接コミュニケーションを取ることができる大切な機会です。
その価値を最大限に引き出すためには、事前の準備と事後の振り返りが欠かせません。
【就活のやり方】エントリーする
応募書類が書けたら、次は希望の企業にエントリーしましょう。
勘違いしている方も多いですが、エントリーというのはあくまでその企業に興味がありますという意思表示にすぎません。
エントリーしたからといって説明会に参加したりエントリーシートを提出する必要があるわけではないので、その点、覚えておいてください。
最初の段階では、エントリーする企業数は出来る限り多いほうが良いです。
]2019年卒の平均エントリー数は、27.2社というデータも出ています。
エントリーシートとは、企業に提出する正式な応募書類です。
通常は履歴書と一緒に提出することになります。提出方法ですが、近年は多くの企業がエントリーシートをWEBで提出することを求めてきます。
一般的には、WEBで提出する場合、履歴書は手書きでなくパソコンで作成したもので問題ありません。
最近では、パソコンが無い方でも作成できるよう、履歴書が作成できるスマホのアプリもありますよ。
書類選考で落選した者には連絡を行わない企業も多いので注意して下さい。
【就活のやり方】選考対策をする
就職活動は、自分の将来を左右する重要なプロセスであり、適切な対策が求められます。
このセクションでは、就職活動における対策の具体的な方法を解説します。
まず、情報収集は欠かせません。
企業の公式ウェブサイトやSNS、業界専門の情報サイト等を活用し、業界や企業の最新の動向、求人情報、選考の流れ等を把握しましょう。
次に、自己分析を行い、自分の強みや適性を明確にし、それを企業が求める人材像と照らし合わせることが重要です。
また、面接対策は必須で、自己PRや志望動機、過去の経験をどう表現するかを事前に準備しておくと良いでしょう。
さらに、履歴書やエントリーシートの書き方を学び、自分を最大限にアピールできるものを作成しましょう。
これらの対策を実行することで、就職活動を有利に進めることができます。
また、就職活動は長期戦なので、自己管理も忘れずに。
健康管理、メンタルケア、時間管理にも注意しましょう。
成功のための対策は、計画性と自己理解、そして行動力が鍵となります。
【就活のやり方】選考を受ける
書類選考に通過できれば、いよいよ本格的な選考へと入ります。
選考の形式は筆記試験や面接、グループディスカッションなど、企業によってもさまざまです。
いずれの選考形式でも、ある程度の準備や対策をしておかなければ、時間を無駄に浪費してしまう可能性があるため気をつけましょう。
多くの企業では、書類通過後の最初の選考で、筆記の適性検査を行います。
適性検査を兼ねて行われる筆記試験を突破できたら、一次面接へと進んでいく流れになります。
今回は筆記と面接について、それぞれどのような問題や形式で行われるケースが多いのかを見ていきましょう。
下記を参考に、どちらもある程度の準備を整えてから、本番に臨むようにしてください。
選考の種類1: 筆記試験
筆記試験では、主に適性検査が実施されます。
適性検査は、大きく分けて「能力」「性格」の2つを診断するものになります。
この適性検査については、選考前に実施する企業もありますが、SPIや玉手箱といったWebテストを、書類審査を通過した後の筆記試験として用意している企業が多いです。
能力を問う試験では、その企業や業界によって特徴的な問題が出題される場合もあります。
たとえば外資系の企業であれば、英語力を問うために英語の問題が出題されるほか、トレンドに敏感でなければならない業界では時事問題が頻出するケースもあるため、事前に対策を講じなくてはなりません。
性格の設問は、就活生が自社に合う人材であるかどうかを判断するために用意されています。
選考の種類2: 面接
筆記試験の通過後は、いよいよ面接を受けます。
面接の形式には、大きく分けて「個人面接」「集団面接」の2つがあります。
個人面接では、企業側の複数の面接官に対して、就活生側は1人のみです。
面接者が1人だけである形式なので、企業側は就活生の人となりを十分に観察してくることが想定されます。
そのため、事前に準備した回答をいかに自然に展開し、よい印象を与えられるかが重要です。
一方の集団面接では、就活生が複数同席する状態での面接となるため、周囲の人の空気感に圧倒されず、いかに自分らしく振る舞えるかが重要になってきます。
したがって、第一志望である企業の面接を受ける前に、ほかの企業の面接や模擬面接などの練習を重ねて経験値を積んでおくのがおすすめです。
そうすることで本番でも練習どおりの成果を出せて、想定外の質問にも落ち着いて対処できるようになります。
【就活のやり方】内定を獲得する
全ての選考を通過したら、晴れて内定です。
内定は正式な決定ではありませんが、法的な拘束力を持ちますので、一度出た内定が覆ることは無いので安心してください。
また、内定後でも就活を続けることは可能です。
自分の納得できる内定先が見つかるまで就活を続けるのもひとつの手です。
自分の人生を左右することになるため、じっくり考えましょう。
【就活のやり方】内定を承諾する
内定を獲得して終わりではありません。就活では、内定を獲得した企業に本当に入社するかどうか、というところまで考える必要があります。
内定を承諾する際には、慎重に判断することが大切です。
まず、その企業が自分に合っているか、そして自分の将来にとってベストな選択かどうかをしっかり考えることが重要です。
また、内定承諾のタイミングについても、他の企業の結果を待っている場合は、内定をもらった企業に誠実に対応しながら、無理のない形で調整することが求められます。
承諾したら、次のステップに向けての準備を進めましょう。
【就活のやり方】入社する
内定を承諾したら、入社に向けた準備が始まります。
就活のやり方としては、入社前に会社の文化や業界の動きについて理解を深めておくことがポイントです。
特に、入社前の研修や自主学習を通して、安心して新しい環境に飛び込めるように準備を整えておきましょう。
入社後は、積極的に学びながら、社会人としてのスキルをどんどん身につけていくことが求められます。
【就活のやり方】企業研究をしよう!
企業研究は就活の中でも特に重要なステップであり、自分がどの企業で働くことが自己実現に繋がるのか、また、どの企業が自分の能力を最大限に活かせるのかを見極めるためのものです。
企業研究を行う際のポイントは、企業の事業内容、ビジョン、働き方、社風、そして自分が具体的に何をしたいのかという目標を明確にすることです。
まずは、企業の公式ウェブサイトやSNSを確認し、企業の基本情報を把握しましょう。
さらに、業界ニュースや取材記事も活用し、企業の最新の動向や社会的な評価を理解することも重要です。
また、OB・OG訪問やインターンシップなどを通じて、直接情報収集を行うことで、より深い理解が得られます。
企業研究は一見面倒かもしれませんが、自分にとって最適な企業を見つけるための重要なプロセスなので、しっかりと時間をかけて取り組みましょう。
【就活のやり方】最速で内定を獲得するためのポイント
ここでは3年生でもまだ間に合う就活での差別化を図る4つの方法について紹介します。
3年生になって焦る前に、まずは効率的に成功までたどり着くまでの道のりを再確認してみましょう。
インターンシップへの参加も重要になってきますし、就職エージェントを最大限に利用することも必要です。
また、就職イベントへの参加も意欲的にこなしていきたいところです。
こうした活動を効率的に行っていくことによって、就活成功までたどり着くことができます。
1.社会人との関わりを広げる
社会人と繋がりを持つことで、業界、仕事に対するイメージが湧きやすくなります。
インターネットの企業研究だけでなく、実際に働いている人の生の声を聞くことで、より詳しい社内情報を得ることができる可能性があるのです。
社会人との繋がりを広げるためには、知り合いから話を聞く、OB訪問をするといった方法があります。
OB訪問は自分の通っている学校の卒業生を訪ね、直接話を聞く方法です。
大学では就職課で卒業生の就職情報を教えてもらえることがあります。
興味のある業界、企業に卒業生がいる場合には活用すると良いでしょう。
2.インターンシップへの参加
インターンシップへの参加は重要になってきます。
ただし、なんとなく参加するインターンシップは時間の無駄だと言えるでしょう。
インターンに参加するためには、それなりの時間を使うことになりますので、しっかりと何を得るのか、何を知りたいのかを明確にして参加する必要があります。
1つのインターンで、必ず1つや2つの収穫があるように、事前に目標を立てて、参加するのが望ましいです。
また、過去にインターンシップに参加した人たちの体験談を確認するのも良いでしょう。
体験談に加えて、自分の経験が組み合わさることによって、よりいろいろなことを知れるでしょう。
3.就職エージェントの利用
就職エージェントは、効率的に就活に取り組みたいなら、決して外せないコンテンツだと言えるでしょう。
さまざまな面でバックアップしてくれますし、特定の企業に合わせた面接対策なども行ってもらえます。
少ないチャンスをより確実にものにするためのコンテンツとも言えますので、これを利用しないのはもったいないです。
就職エージェントを利用するなら、こちらからも積極的にアプローチしましょう。
ただ待っているだけでは、向こうもどう接していいかわからない可能性もありますので、こっちから何がほしいや何を目指しているなどを発信していくことが重要になってきます。
大学生の就活成功のためのコンテンツなので、就職エージェント側も全力でバックアップしてくれるでしょう。
4.就職イベントの参加
さまざまな就職イベントへの参加は、なんらかのきっかけを与えてくれるかもしれません。
このくらいの時期まできっかけを得られずにいると、どうしても焦りがちです。
しかし、就活のきっかけというものは、意外なところにあるものなので、こうしたイベントに参加するのもおすすめになります。
就職イベントはいろいろなところでやっているので、特定のイベントに偏るのではなく、思い切っていろいろなタイプのイベントに参加してみるのも良いでしょう。
【就活のやり方】よくあるQ&A
ここでは就活のやり方に関するよくある質問集を紹介します。
多くの大学生が疑問に思っていることを回答していきますので、一通り目を通してみると良いでしょう。
Q「大企業が正解なの?」
大企業は確かに安定しているので、正解という考え方もできます。
しかし、自己分析によっては、自分の向き不向きがあることがわかるはずです。
そのため、誰でも大企業は正解とは言い切れないのです。
大企業よりもベンチャー企業のほうが向いている人がいるのも確かです。
Q「資格って絶対必要なの?」
就活のときに資格を持っているとアピールポイントになります。
しかし、資格を持っているだけでは意味がありません。
資格を取得した時点で即戦力になることは珍しいので、無意味に資格を取得するだけでは意味がありません。
もちろん、人事もこれを知っています。
しかし、自分が進むべき道において、絶対に必要な資格の場合は、大学生のうちに取れるなら取得しておいて損はないでしょう。
重要なのは目的意識です。
Q「全滅したら終わりなの?」
何月に全滅したかによるでしょう。
まだ、時間が残されているなら、就職エージェントに一度相談して、仕切り直してみるのも良いです。
現状のあなたをしっかりと分析したうえで、ピッタリの道を示してくれるかもしれません。
Q「いつ終わればいいの?」
就活がいつ終わるかは、自分で決めます。
自分が納得できるところで就活は終わりになります。
ただし、就活にも妥協は必要で、妥協イコール負けというわけではないので、適度に落とし所を見つけるのも一つの選択肢だと言えるでしょう。
【就活のやり方】完璧に理解して大成功させよう!
この記事では、就活のやり方について、大学生向けにスケジュールや流れ、やるべきことを全て解説してきました。
紹介した中でも一番大切なのは、最初に行う「自己分析」です。
就職が成功するかしないかは自己分析の出来にかかっているといっても過言ではありません。
自分の過去のことは思い出せるものは全て思い出し、絞り出すようにして頑張った経験を列挙しましょう。
自己分析の結果、自分の強みややりたいことが分かったら、それをもとに自己PRや志望動機の作成を行います。
自己分析以外で悩む就活生が多いのは面接ですが、面接では答える内容よりも、しっかりと受け答えできるかが重要です。
最初は緊張して上手くいかないかもしれませんが、明るくはきはき受け答えができるよう何度も練習してください。
就活が不安な学生は多いですが、上記のステップを確実に行うことを意識し、是非とも就職活動を成功させましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
就活は、大学生にとって初めての大きな挑戦であり、どの時期に何をすればいいのか計画的に進めることが重要です。