自己PR「強み」の見つけ方!人事が好む強みって何?

はじめに

就活の際、ES(エントリーシート)や面接などで必ずといってよいほど求められるのが自己PRです。

自分で自分のことをPRすると題されていることからもわかるように、自己PRでは、自らの強みを見つけて、それをアピールしなければいけません。

本コラムでは、人事に訴えかけやすい自己PRの強みの見つけ方を説明します。

過去の自分から強みを見出そう

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自己PRの内容が思い浮かびにくい場合、まずは過去の成功体験を振り返るとよいでしょう。

たとえ天性の才能による成功で、特別努力したという自覚が持てないものであったとしても、あなたが成功したのは、なんらかの強みがあったからという可能性が高いです。

じゃんけんで勝ったなどの運による成功の場合はこの限りではありませんが、入試など実力が必要になる場での成功にはそれに伴った実力があるはずですので、まずはそれを見つけていきましょう。

自己PR「強み」で人事が見ているポイント

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見つけた強みは、人事の印象に残るものでなければなりません。

世界で唯一無二の珍しい強みなどであれば、強みそれ自体が大きな武器として注目される可能性がありますが、大抵の場合は、真面目さや行動力など、誰でも思い付く可能性のあるありふれた強みが書かれることになります。

そこで、人事は、強みそのものによる差別化ができないほとんどの学生については、その強みが強みだと思う理由、強みが過去に発揮された場面、障壁に当たった場合の強みを活かした乗り越え方、そして実際に入社した場合の社内での強みの活かし方が、主に見られるポイントです。

まず、自らの強みをきちんと理由を付けてPRできるかは、その学生の論理的思考力を判断するのに用いられます。

どんな業界であれ、論理的に物事を考え、正しい結論を出す能力は企業を発展させるために必要な能力ですので、ベンチャーなど成長志向の強い企業であればあるほど、重視される傾向があります。

次に、過去に強みが発揮された場面と将来的な社内での強みの活かし方は、その強みを持って企業に対してどのような貢献ができるか、あるいはしたいかを見極めるために用いられるポイントです。

今の時代、バブル以前は安泰だと思われていた企業でも窓際社員を置いておく余裕などありませんから、このポイントはどんな業界でも等しく重視されるといっても過言ではありません。

裏を返せば、学生にとっても、最も重点を置いてアピールするべきポイントになるといえるでしょう。

一方、障壁に当たった場合に強みをどう発揮したか尋ねる企業は、学生が長期的に自社で働いてくれるかを重視しています。

これは、昨今離職率が高まっており、人材育成がしづらくなっていることが大きな要因です。

この手の質問をする企業は、入社後に挫折を経験しても、それを乗り越えて働き続けてくれるタフな人材を入れることで、離職を防ごうと考えている可能性が高いでしょう。

したがって、このような企業相手には、自己PRの際も、継続的に意欲が続くことをうまく示すとポイントが上がります。

自己PR「強み」の伝え方のポイント

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自己PRにおいて強みを表現することで求められるポイントや伝えられるポイントは、どういう切り口に重点を置くかによって変わってきます。

しかし、いずれの場合でも、一定の基本的な伝え方は存在しますので、意識しておくとよいでしょう。

結論から話そう

強みについて話す際には、何を強みだと思っているのか、最初に明確にしましょう。

そうすることによって、面接の場であれば、人事担当者にとって、その学生の真価を見極める適切な質問を考える時間が与えられます。

また、意見を最初に出すことで、自信に溢れているという印象を与える効果もあります。

これらの点は、ESなど、書き言葉での自己PRの場合も同様です。

はじめに結論が明示されていることで、人事の人は限られた時間の中で、どんな観点から内容を重点的に読むかすぐに決めることができ、続きを読んでもらいやすくなるからです。

エピソードを交えよう

PRを行う際には具体的に強みが発揮された場面を、エピソードとして挿入するとよいでしょう。

抽象的な話に終始して、一切体験談が入っていない場合、人事からすれば、あなたのPR内容が本当のことなのか、単なる妄想なのかも判別できません。

しかしながら、エピソードをうまく取り込むことによって、学生の主張が妥当であることを強調することが可能です。

無論、このことは、エピソードの絡め方が方向違いであれば逆効果になることを意味しますので、どんなエピソードを選ぶにせよ、打ち出した強みとの関連性は、遅くとも面接前には、あらかじめ説明できるようにしておきましょう。

PREP法

自己PRの書き方や話し方の参考になるのが、PREP法と呼ばれる文章構成です。

PREP法では、内容の最初と最後にポイント(Point)を明示し、間に理由(Reason)とエピソード(Episode)を挟みます。

この構成は、序論、本論、結論という一般的な論構成を応用したもので、理由をエピソードによって補強することで、説得力を持ってPRを行うことができるという点で優れています。

このため、自己PR文を書く際は、PREP法は、基本文法の一つだといっても過言ではないでしょう。

自己PR「強み」の例

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自己PRで求められるポイントと書き方のポイントをそれぞれ見てきましたが、早速それを踏まえた具体的なPR例を見ていきましょう。

それぞれのPRには、その人ならではの貢献の仕方のシナリオまで盛り込んでいるので、PREPに当てはめて内容がどうなっているか、人事が見る点に対してどんな答えが出されているか、一つひとつ詳しく調べ、実際にPRを書いたり話したりする際の参考としてください。

1行動力

私の最大の強みは、行動力です。

私は常にスケジュール帳を携帯しており、何か課題を発見した場合、すぐにその解決策を考え、スケジュールとして実行することを習慣付けているからです。

この習慣は、私が貴社のインターンに参加したときに考えたアイデアでした。

半年前に実施された貴社のインターンでは、完全な新規事業の立案が課題として出されましたが、その時点では、私のチームは、なんとなく現状に満足した生活をしていた学生が多く、一切うまいアイデアを思い付くことができませんでした。

しかし、なぜか私たちの隣のテーブルで話し合っていたグループは、ポンポンとアイデアを出せているように見えました。

そこで、私は、そのグループに配置されていた友人に秘訣を尋ねたところ、そのグループのリーダーが、日頃から将来的な起業を目標としており、社会をさらによくするために必要な課題について考えていたからだということを教えてもらいました。

私は、その例に倣って、普段意識的に見て見ぬふりをしている日常生活の些細な不満をできるだけ書き出し、すぐにできる解決策を見つけて実行することで状況を改善するという訓練を、自分自身に課すことにし、現在に至るまで続けています。

その結果、インターンの新規事業立案においても、具体的なアイデアが数多く浮かべられるようになりました。

私は、その効果を実感し、グループの副リーダーとして、グループ全員に私が考えた方法を実践するようにしてもらいました。

効果は目に見えるように発揮され、提唱した私自身でさえも驚くほどでした。

当初アイデア一つ思い付けなかった私たちのグループは、アイデアを思い付くのみならず最も迅速に検証に移し、PDCAサイクルを回すトップグループへと成長することができたのです。

最終的に、私たちはインターンシップでの最優秀賞も獲得したので、私はこの方法の正しさを確信し、常に発見した課題を迅速に解決するべく振る舞うこととしています。

このように、私は課題を発見次第、解決のための行動計画を立て、それに基づいて行動に移すことができます。

貴社に入社した暁には、社会や貴社の運営しているサービスについて、まだ誰も思い付いていない課題や改善点を率先して発見し、解決に向けて迅速に働く所存です。

2責任感

私の強みは、責任感です。

与えられた役目をこなすことや仮に失敗した場合にはそれ相応の対処をすることは、当然のことだと考えているからです。

私は、大学3年生の頃、納期を厳守しなければならないWebライターのお仕事をさせてもらっておりました。

ライターとしての仕事は、調べるべき内容を押さえ、記事の書き方の指定も守りつつ、期限内に確実に記事を完成させる必要があるという、困難な仕事でした。

しかし、給料をいただく以上、納期まで2時間しかないような急な案件でも、確実に責任を持ってこなすように心掛け、ライターとして働き始めて3ヶ月目以降は、継続して月間最優秀編集者賞を受賞することができました。

このように、私は与えられた職を、期限を守りつつ高い品質水準で遂行することが可能です。

貴社に入社した暁には、編集記者として、責任を持ってどんな記事であっても、期限内に高いプロ意識を持って書き上げることをお約束します。

3チャレンジ精神

私の武器は、常に新しいことに挑戦しようというチャレンジ精神です。

新たなことに挑戦し続けることで、自分の視野が広がり、能力が伸ばせることは、とても楽しいことだからです。

時間に比較的ゆとりがあった学生時代は、必修ではなく学科の専門と関係の薄い選択科目をあえて受講したり、留学生との交流イベントに足を運んだり、限られた場所でしか食べることのできない珍獣の肉を味わってみたり、合計で15の資格を取得したり、学生起業をした友人の下でCIOとしての仕事を行ったりなど、とにかくさまざまな活動に取り組んできました。

それによって、私は他の人の持っていない、私だけのスキルセットを手にすることができたことが、大学時代の一番の収穫です。

このように、挑戦を続けることで、他の人にはまねのできない、唯一無二の人材になることができます。

挑戦を貴ぶ風土の貴社に入社した際には、CIOに就いていた頃のように、職業の面で次々と新しいことを考え、挑戦することで、貴社の成長に貢献するつもりです。

4継続力

私は、物事に継続してあたることができます。

なぜならば、私は継続こそ力なりという言葉を座右の銘として、ちょっとした挫折であきらめないことの大切さをよく理解しているからです。

私の卒業研究は、3年生の後期から1年半かけて行う必要がある長期的なプロジェクトでした。

人工知能の開発に携わる研究なのですが、それまでに受講した講義では人工知能に特化した講義が少なかったため、研究にあたってはほぼ一から人工知能の作り方を学習する必要がありました。

それでも、私は担当教授に積極的に教えを乞うことで、最初の1ヶ月で最低限の基礎部分をマスターすることができました。

ただ、知識をマスターしただけで作れるほど、人工知能は簡単なものではありません。

実際の開発にあたっては、基礎的なアルゴリズムを理解して作ったはずなのに、なかなか思ったように動作せず、バグと戦い続ける日々でした。

しかしながら、一つひとつ継続してバグを潰していったことで、遂に動くようになり、最終的には研究室の先輩が去年開発したアルゴリズムに比べて、12%精度が高い顔識別AIを作ることができました。

このことから、困難に当たっても継続して努力することの大切さを痛感した私は、今でもこのAIの改良に取り組んでいます。

このように、私は継続することの大切さを知っているため、貴社のシステム開発部門に入社した暁には、発生するであろうバグに負けずに、最後までシステムソフトウェアの開発に貢献することができること、間違いありません。

5忍耐力

私は、どんな状況にも忍耐強く立ち向かえることを強みとしています。

私は、短い人生の中でも、なかなか思い通りに進まない事態にも直面し、それを乗り越えてきたからです。

大学1年のときに加入した野球部は、リーグ最弱のひどい有様で、記録的な連敗数を更新しているような状況でした。

リーグ内には、推薦入試で入った甲子園出場選手などが在籍している全国屈指の強豪校なども含まれているため、スポーツ推薦を行っていない私たちの大学がリーグ優勝を飾ることがほぼ非現実的なのはやむを得ないところです。

それでも、いくら何でも連敗がまったく止まらない現状は、あまりにもひどすぎました。

そこで、私は自分たちの学年の部員で対策チームを作り、どうすれば状況を改善できるか、映像分析などによって詳しく研究することとしました。

練習メニューも教養科目として学習したスポーツ科学の知見を取り込み、積極的に改善を先輩方に提案したところ、先輩方も快く受け入れてくださり、彼らも勝つために必要な努力を惜しまないことを宣言してくれたのでした。

新メニューの改善を続けた結果、私たちは、徐々にですが相手チームからの失点を抑え、得点につながらなくても、少なくともヒットくらいは打てる程度まで成長しました。

しかしながら、残念ながら連敗は、大学三年生になって部のキャプテンを任されたその年の春季リーグでも、まだストップさせることができませんでした。

このままでは終われないと考えた私は、キャプテンとして、私はOBのプロ野球選手の方を招いてお話を伺ったり、監督やコーチも巻き込んで練習メニューの改善を重ねたりなど、徹底して対策を講じました。

そして、秋季リーグで、遂に歴史的な連敗記録にストップをかけることに成功したのです。

相手は、スポーツ推薦はないものの、甲子園出場選手が複数在籍している古豪で、私たちにとっては大金星といってよい結果でした。

残念ながらリーグでの勝利はその1勝のみで終わってしまいましたが、この貴重な1勝を通じて、不遇でも耐え、常に抜け出す道を模索していれば必ずチャンスが来ることを学びました。

貴社は今、外資企業に買収されたばかりで、大きな転換点に直面していると聞きます。

私がそのような貴社にあえて入社したいと考えたのも、大学時代のように長い不遇に耐えて、成功や回復に向けた具体的な行動を起こすことで、貴社が困難な状況を乗り越える支えになれると確信しているからです。

自己PR「強み」まとめ

いかがでしたか。

人事の心に訴えることのできる強みは、説明の過程がしっかりしていて、仕事に役立つ見通しもしっかり立つ内容が基本となります。

企業が望むツボを確実に押さえつつ、PREP法などを応用した論理的な自己PRによって強みを売り込み、人事の心と採用への道を一気に掴んでいきましょう。


 

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