就活の中でも、特に苦手意識を持っている人が多いのが「グループディスカッション」です。
何せ皆様は会議の経験がほとんどないはずですから、ディスカッションせよといわれても何を喋れば良いのかわからない…と委縮してしまうものです。
そんな中で妙に話の上手い学生が、「僕が司会進行役を引き受けます!」などと言って、グループディスカッションを進めてゆくものですから、ますます委縮してしまって…。
そして「グループディスカッションが苦手…」となってしまいます。
けれどご安心ください。
「グループディスカッションが苦手」という事と「グループディスカッションでの評価が低くなる」というのは必ずしもイコールではありません。
苦手意識を持っていたとしても、ちょっとした事に気を使えば、それなりの評価は得られるものです。
本文では苦手な人がグループディスカッションを乗り切るための5つのポイントについて解説してゆきます。
グループディスカッションを乗り切って、内定を手に入れるために、ぜひチェックしてみてください。
さらにはグループディスカッションでチェックされているポイントについても解説しています。
そもそもグループディスカッションって何?という人にも役立つ情報満載ですから、そちらもお見逃しなく。
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就活時のグループディスカッションは「苦手=低評価」とは限らない
人前で喋ることが苦手…という人にとって、グループディスカッションは就職活動の中でも心が重くなることの一つですよね。
けれど、「グループディスカッションが苦手」という事と「グループディスカッションの評価」という事はまったく次元が異なる話です。
苦手…と思っていても、案外高い評価を得ているかもしれません。
今回はグループディスカッションに苦手意識を持っている人に向け、苦手ながらも高評価を得るためのポイントについて解説してゆきたいと思います。
そもそもグループディスカッションは何を見られているの?
そもそもグループディスカッションの評価ポイントはどこにあるのでしょう?チェックポイントがわかればグループディスカッション中に取るべき行動も見えてきます。
まずは代表的な5つのチェックポイントについて見てゆきましょう。
それぞれバランスよく高評価を得ることが、グループディスカッション通過のカギを握っています。
積極性
グループディスカッションでは積極性が見られます。
どれだけ議論に加われるのか、どれだけ議論に貢献できるかがチェックポイントです。
ただし注意点が一つ。
「積極性」というと発言の量が多ければ多いほど良いようにも見えますが、必ずしもそうではありません。
無駄に多く発言するよりも、ポイントを抑えて発言した方が高評価につながることは多々あるものです。
協調性
協調性も重要なチェックポイントの一つです。
グループディスカッションで与えられた課題に対し「共通のゴールを目指せるのか」がカギを握ります。
自分なりの意見を持つ事は重要ですが、それに固執してはいけません。
他人の意見を非難したり、自分の意見を押し通そうとするなどがあると「協調性」の評価は下がってしまいます。
自分だけが目立つではなく、チーム全体で素敵な結果を出すという事をしっかりと意識しておきましょう。
論理的思考力
社会人として仕事を進めるためには論理的思考力が欠かせません。
当然ながらグループディスカッションでもチェックされるポイントの一つです。
論理的思考力をアピールするためには、自分の意見に対し、なぜそう思うのかをきちんと説明する必要があります。
また、他人の意見にコメントする場合にも、「●●という理由で、××だと思う」と理由をはっきりさせるのも重要です。
理由を伝える際には「相手に伝わる」という事をしっかりと意識してください。
リーダーシップ
リーダーシップもグループディスカッションでチェックされています。
グループディスカッションのゴールである、チームとしての結論に向けて、時には議論を白熱させ、時には議論を抑え、方向を修正し、最終的な落としどころを見つけ出す。
こういった事でリーダーシップを発揮できます。
なお、グループディスカッションには司会進行役を務める人がいるものですが、その役割を果たさずとも、リーダーシップはアピールできます。
議論が脇道にそれたときに指摘したり、タイミングを見計らって結論を出すように促したり、面接官は様々な点をチェックしているものです。
姿勢や態度
グループディスカッションというと「発言」に目が行きがちですが、姿勢や態度も案外しっかりとチェックされています。
面接官と1対1で対峙している時には、ビシッとキメていても、学生同士の会話となるとついつい油断するもの。
椅子の座り方、発言していない時の姿勢、声の出し方など、悪い印象を与えないように気をつけておきましょう。
社会人となり、お客さんと仕事をする上で、態度が悪いというのは致命的です。
苦手な人がグループディスカッションで抑えておきたいポイントとは?
続いてはグループディスカッションが苦手…という人でも高評価が得られる5つのポイントについて解説してゆきたいと思います。
ちょっとだけ意識を変える事によって、評価はずいぶんと変わってくるはずです。
目立つ必要は無いことを理解する!
グループディスカッションというと「目立ったモノ勝ち」といったイメージもあるかもしれませんが、そうではありません。
目立っていなくても議論に貢献できていれば、それで十分に評価されます。
オリジナリティの高い意見を言う、議論の方向を決定づける発言をする、他人の意見の良い部分を見つけ出すなど、自分にできる事をすればそれで十分です。
タイムキーパーを志願してみる
グループディスカッションが苦手…という人にとって、司会進行役を買って出るというのはまずありえない話だと思います。
けれど、タイムキーパーであれば試してみるのも良いかもしれません。
「残り15分なので、そろそろチームとしての意見をまとめませんか?」、「残り5分なので最終的な結論を導きましょう」など、議論にしっかりと爪痕を残す事が可能です。
ただし、時間のチェックを忘れて「あっ、残り3分しかない…!」なんて事にならないように注意してください。
ボディーランゲージで主張する
「人前での発言がどうしても苦手…」という人はとにかくボディランゲージです。
人の意見に対し、やや大げさにうなずく。
相手の目をじっと見る。
考え込むような動作をするなど、声は出していなくても、面接官に対し存在感をアピールする事は可能です。
無理にカッコつける必要は無い
グループディスカッションでは目立とうとしてついついカッコをつけたくなるものです。
自分を賢く見せようと使いなれないビジネス用語を織り交ぜてみたり、自分の意見の方が優れていると主張してみたり、あるいはとにかく発言数を多くしようとしてみたり。
これらは全く意味がないどころか、場合によっては評価を下げる事にもつながります。
他人がカッコつけているからといって、自分もマネする必要はありません。
練習には積極的に参加する
グループディスカッションですが、練習すればするほど場慣れするものです。
大学のキャリアセンターなどでは練習会なども実施しているはずなので、チャンスがあれば積極的に参加する事をおすすめします。
就活で緊張するのは当たりまえ!
日頃から緊張しがちという人は、グループディスカッションなどで猛烈に緊張してしまう事もしばしばです。
けれど、就活で緊張するのは当たり前の事です。
周りの人が落ち着いて見えるとしても、それは落ち着いて見せようとしているだけです。
あなたを評価する側にいる面接官だって、就活生だった時には緊張していました。
そのため緊張が直接的に低い評価につながるという事はありません。
緊張しているのは当たり前と思って就活に挑んでください。
「グループディスカッションが苦手なら実践で対策をしよう
グループディスカッションの苦手意識がなかなかぬぐえないという場合、実践で対策してみましょう。
大学のキャリアセンターなどでも練習会を実施していますが、より実践的なのが就活サポート会社主催の練習会です。
参加しているのは様々な大学の、様々な学部学科の学生たち。
異なるバックボーンを持つ就活生が集まっているため、その雰囲気はリアルそのもの。
他学生の発言や、グループディスカッションの流れなど、学ぶ事は多くあります。
実勢んでの対策は、経験すればするほどスキルアップへと繋がってゆくものです。
チャンスがあればとにかくトライしてみてください。
また、他大学の就活生と触れ合う事は、就活の情報収集やモチベーションアップという意味でもおすすめです。
まとめ:グループディスカッションが苦手でも就職はできます!
グループディスカッションに苦手意識を持っている人に向け、その対策方法を見てきましたが気になる情報は見つかりましたか?
あなたにとって「グループディスカッションのゴール」はそれなりの評価を得て、次のステップに進み、最終的には内定をつかみ取ることです。
グループディスカッションで目立つ事や、スマートなふるまいをする事がゴールではありません。
グループディスカッションが苦手なら苦手なままでOKですから、苦手なりにも評価される事を目指してください。
最終的にはそれが内定へと繋がってゆきます。