はじめに
インターン選考の際、ESの提出を求められることがあります。
いくつかインターンを受けたいと企業にESを送ったものの、すべて落ちてしまったという学生もいるでしょう。
では、どうすればESを通過できるのでしょうか。
ここでは、インターン選考でESの通過率をよくするポイントについて紹介します。
インターンで選考を行う理由
インターンは就活の選考とは異なりますが、なぜ選考を行うのでしょうか。
これは就活の一次面接と同様で、たくさんの学生が応募するからという理由があります。
企業によっては希望者全員がインターンに参加できるケースもありますが、ほとんどの企業が定員数を設けています。
定員数よりもたくさんの学生が応募することがほとんどなので、選考をして定員数まで絞ります。
あわせてインターンでは、自社にとって有益になる学生を探したいと考えています。
インターンに参加した学生を内定するケースもあるのです。
そのためインターン選考を行い、魅力な学生を探します。
複数社のインターン参加する学生が多く、その点を企業側も理解しています。
しかし自社を1番と思ってくれる学生、強く自社を希望する学生と一緒にインターンにて時間を過ごしたいと考えているのです。
インターンは簡単には開催できません。
選考に時間や手間をかける必要や実際インターン開催中は人員を割く必要もあります。
せっかく手間暇かけてインターンを開催したのにも関わらず、自社を心から希望する学生に出会えなかった、自社にとって有益な学生を見つけられなかったということでは意味がありません。
上記で述べた理由から、インターン選考を行い自社にとってメリットがある学生を探します。
インターン選考でES(エントリーシート)を提出するときのポイント
インターン選考にて、ESを提出する際のポイントを押さえましょう。
紙にてESを提出する場合、webで提出する場合があります。
それぞれ特徴を押さえるとともに、注意点があるので見ていきましょう。
紙のES(エントリーシート)を提出する場合
はじめに紙のESについてですが、手書きであるという点に注目しましょう。
自分の字で書くこととなりますが、字をとても上手に書くとまではいいませんが、他人が見て読みやすいようにしてください。
字が小さい、字が汚いなど、他人が見て読みにくい場合はESが通らない傾向があります。
自分の字は自分で見ると読めるかもしれませんが、他人から見るとそうでないことが考えられます。
不安な方は、親しい友人や家族などに確認してもらい読みやすいか聞いてみましょう。
インターン時だけではなく、今後本選考にて手書きのESを提出する機会があるかもしれません。
本選考に向けての練習と考え、他人から見て読みやすい字を書きましょう。
書き直しをしたものもNGですので、書き損じをした場合は最初から書き直しましょう。
はじめは緊張して何度も失敗する可能性があります。
まずは練習用と考え、間違えても最後まで記入して、間違えずスムーズに書けるようになったら清書で別の紙に書く方法もよいでしょう。
ウェブで提出する場合
続いてウェブで提出する場合ですが、紙との違いも含めて説明していきます。
紙の場合は、自由に記入することができるという点があります。
たくさん書きたい場合は、ある程度字を小さくして記入することができます。
字が小さすぎて読みづらいのはNGですが、ある程度小さくしても問題ありません。
しかしウェブは文字入力数が決まっているため、決められた文字数の中で自身をアピールしなくてはいけません。
ついいろいろ盛り込みたくなりますが、簡潔にわかりやすく述べるようにしましょう。
紙に記入する場合は改行をすることや文字の大きさを変えるなど工夫して見やすくすることができます。
ウェブも同様で『』でくくる、文字の大きさを変えて見やすくするなど工夫ができるので活用しましょう。
ウェブでは顔写真の提出を求められるケースがあるので、エントリーシートに添付する、挿入するなどスムーズにできるよう練習しましょう。
あらかじめ写真はパソコン内にスキャンなどして入れておく、エントリーシートはある程度作っておくことが大切です。
企業によっては、ウェブ上にてエントリーシートを提出する際の制限時間を設けているケースがあります。
エントリーするとボタンを押してから、1時間以内に提出する必要があるなど、制限時間が設けられている際は、スピーディーに作成しなくてはいけません。
一から作成していると時間がかかってしまうため、ある程度下書きを作っておいて、その企業に合わせてある程度文言を変えて作成し直すなどできるだけ時間を節約できるよう下準備しておきましょう。
ウェブでエントリーシートを提出する場合、顔写真の添付のことも考えてパソコンで作業するのが好ましいでしょう。
スマートフォンなどでは文字入力もしづらく時間がかかってしまいます。
加えて、ネット回線が安定しているか確認しましょう。
週末や夜の時間帯など、インターネットを利用する人が集中する場合はネット回線が落ちやすくなります。
こまめにバックアップを取り、スピーディーに作成そして提出するとベストです。
すべて作成し終わり提出する際に、再度バックアップを取りましょう。
その際、誤字脱字をチェックして正しい日本語になっているのか確認してください。
あわせて見やすいESになっているのか、全体を見直すのもコツです。
パソコンで入力した場合、どこかミスをしていることが多いので確認しましょう。
どの企業にどのような内容のエントリーシートを提出したのか、後から見てわかるようにするためです。
ESにはこう書いてあったがと、面接で質問されるかもしれません。
その際、自分が何を書いたのかわからないという事態に陥らないようにすることができます。
ESが通らなかった場合も、後から振り返り次の改善点につなげることができます
インターン選考のES(エントリーシート)で人事が見ているポイント
インターン選考のESで、企業の人事はいったい何を見ているのでしょうか。
どうESを作成してよいかわからず、インターネット上に掲載されている例文などを拾って、少し文章や言葉を変えて提出する学生がいます。
しかし少し変える程度ですと、人事にはバレてしまいます。
他の学生も同じ考えで例文をコピーして提出することがあり、さっきも見たような構成だとバレてしまうのです。
ESに華やかな経歴を記入したほうがよいのではないか、輝いている姿を連想させる内容にしなくてはいけないと意気込む学生もいます。
しかし実際、目立たないけれども頑張っている、強い意志を感じるという学生がESを通過しています。
オリジナルで作成する必要がありますが、どんな点を人事は見ているか項目別に見ていきましょう。
インターンに興味を持った経緯
インターンに興味を持った経緯を知りたいと企業側は考えています。
学生のうちになぜ社会人経験をしたいと思ったのか、会社説明会ではなくなぜインターンに参加したいと考えたのかといった経緯を聞いてきます。
社会人として学生の内から仕事のやりがいを感じたい、その業界について深く知れるのがインターンだと思ったからといった経緯もあるでしょう。
なんとなくインターンに参加してみたいと思ったから、最近話題になっているからといった経緯はNGです。
なぜインターンでなくてはいけないのか、しっかり説明できる経緯を考えましょう。
なぜこの会社なのか?
たとえば企業が携わっている事業に興味を持った、今大学で学んでいることをより掘り下げられると思ったからといった理由があるでしょう。
同じ業界の他の企業ではいけないのか、なぜ自社である必要があるのかと細かく聞かれます。
たとえば同業界の他の企業とは違い、若手も発言できる環境が気に入ったなどと、その企業を強く希望する理由が必要です。
本採用はもちろん、インターン選考時にも自社の社風に合うか、自社の考えに合うかと見られています。
ESを提出する企業についてしっかりと情報収集をし、その企業の傾向や携わっている事業をはじめどんな企業か理解を深めましょう。
調べているうちに、どんどんその企業に興味が深まりインターンに参加したいと感じるかもしれません。
友人も目指している会社なので、同じ業界を目指している私も一緒に参加しようと思ったという理由ではESは通過できないでしょう。
インターンを通じて何を学びたいか?
インターンにただ参加するということではなく、有意義なものにしてほしいと企業側は考えています。
企業側はインターンを開催するために時間をかけていますし、人員を割くなど費用もかけています。
せっかく手間暇かけて開催するのですから、インターンを通じてしっかり学んでほしいです。
そのため、ES提出時にインターンを通じて何を学びたいのかと質問します。
御社の力になりたいです、貢献したいです、頑張りますといったぼんやりとした理由はNGです。
御社が携わっている○○の事業について、インターン中に少しでも触れ、現場の雰囲気を感じたいですなどと具体的に理由を述べましょう。
自分がインターンに参加することで何を学べるのか、そして何を手にすることができるのか将来像をイメージしてみましょう。
企業側はインターン生募集をする際、インターンではどのようなことをするのか、何ができるのかなどと詳しく情報を掲載しています。
しっかりと企業側が発信している情報を読み、そして理解して自分にとってどうプラスになるのか考えましょう。
インターン選考ES(エントリーシート):まとめ
インターン選考時にESの提出を求められたら、どうすればよいかと不安になるかもしれません。
紙で提出する場合、ウェブで提出する場合と状況に応じて押さえておくポイントが異なります。
紙でもウェブでも人事が見ている点は同じですので、どんなことを見られるのか理解を深めましょう。
自分にとってインターンに参加するとどうプラスに働くか考えながら、オリジナルの文章にて作成してください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート