目次[非表示]
【文字数別のバイトのガクチカ例文】はじめに
ガクチカは面接でよく聞かれる質問の1つです。
企業がガクチカを聞く理由は、主に2つあり、「人柄・価値観を知るため」「最後まで取り組む力を見るため」が挙げられます。
本記事ではガクチカを書く際のポイントを文字数に焦点を当て、解説していきます。
アルバイト経験に限らず、ESを書く際にも非常に役立つので、是非最後まで参考にしてみてください。
【文字数別のバイトのガクチカ例文】ガクチカの書き方
思ったことを書くだけでは質の良いガクチカをつくることはできません。
以下で、ガクチカの構成と含めるべき内容を解説していきますので、是非作成時の参考にしてください。
ガクチカの構成
ガクチカを書く際に意識すべき点は、伝わりやすく、読みやすいことです。
相手に伝わりやすいガクチカの構成としては、「結論→エピソード→結論」の順に書くことがおすすめです。
最初に結論を置くことで相手が何について話すのかを理解できます。これは「結論ファースト」と呼び、社会人の基本となりますので、是非ここで習得しておきましょう。
結論の後にはエピソードを続けましょう。そうすることで、結論を前提に、どんなことがあったのか、聞き手がイメージしやすくなります。エピソードを述べる際は、課題、行動、結果の順に述べましょう。
最後の結論では、その経験から何を学んだのか、今後どう生かすのかを述べましょう。
ガクチカに含めるべき内容
ガクチカの構成を確認したところで、次にガクチカに含めるべき内容を解説していきます。
ガクチカに含めるべき内容は2点ありますので、確認していきましょう。
①生じた課題やその課題を乗り超えたエピソードを含める
アルバイト中に課題が生じることは少なくありません。
ガクチカで、その課題を乗り越えた経験を話すことで、「問題発見力」「解決力」を持っていることのアピールすることが出来ます。
十分にアピールするためには、「どのような課題があったのか」、そして「どのように乗り越えたのか」を伝えることが大切になります。
また、その際の変化などを具体的な数値で表せる場合は、数値を使って表しましょう。そうすることで説得力を増すことが出来ます。
特別なエピソードがない場合
「アルバイトでは本当に何もなく、順調だった」という人もいるのではないでしょうか。
その場合は、仕事がスムーズに進むように心がけていたことや、注意を払っていたことを話しましょう。そうすることで、主体性を評価して貰えるでしょう。
②何を学んだかを含める
アルバイト中に課題に直面した経験から、新たに学びをえたことを伝えることで、成長をアピールすることが出来ます。
そうすることで、採用担当者は「この人は、うまくいかないことがあっても、それを乗り越えることが出来るだろう」と良い評価をするでしょう。
ただし、注意点として、仕事を通じて学んだ経験を話しましょう。
具体的に言うと、「仲間と楽しく働く大切さを学んだ」よりも「与えられた仕事でも目的意識を持って働くことの大切さを学んだ」など、仕事に直結する学びを伝えることが重要となります。
【文字数別のバイトのガクチカ例文】文字数別の例文
ガクチカは文字数が指定されることもありますが、指定がない場合は何文字を目安にすればいいのかわからないと悩む人もいるでしょう。
指定がない場合は、300~400字を目安に書きましょう。
以下で、「200字」「300字」「400字」の文字数別の例文を紹介しますので、作成の際の参考にしてください。
【200文字程度の例文①】バイトリーダーとしてリーダーシップを発揮した経験(190文字)
そこではバイトリーダーを任されていたのですが、当初は仕事ができないメンバーにキツく当たってしまい、結果的に店員の出勤率を下げてしまいました。(②エピソード:課題)
この失敗から、「メンバーをどう生かすか」に意識し、指導を変えた結果、チーム全体の出勤率が上がり、店の活性化に貢献することができました。(②エピソード:行動、結果)
この経験から、リーダーシップについて学ぶことが出来ました。(③結論)
【200文字程度の例文②】無遅刻無欠席を貫いた経験(204文字)
私は出勤の20分前には店に到着するようにスケジュールを管理することで無遅刻無欠席を貫きました。(②エピソード:行動)
この行動を意識した結果、店長から責任感の人材であると評価され、1日の売上の集計を取る業務を任せてもらえるようになりました。(②エピソード:結果)
この経験から、責任を持って仕事に取り組むことが、信頼関係に繋がることを学びました。(③結論)
【300文字程度の例文①】接客態度を意識した経験( 282文字)
私の勤めていた居酒屋は団体で来店するお客様が多く、特に金曜日の夜はどの席も満席となります。(②エピソード:課題)
私はお客様により楽しんで頂くために、「持ち前の笑顔とフランクさを生かし、お客様を盛り上げる存在になろう」と意識し、接客していました。
具体的には少し砕けた口調を使ったり、いつもの2倍声を大きく出すといった行動をしました。(②エピソード:行動)
その結果、金曜日の夜はリピーターのお客様で半分程度埋まるような状態を作ることができました。(②エピソード:結果)
私はこの経験を生かし、お客様が話しやすいような和やかな雰囲気をつくことを意識したいと考えています。(③結論)
【300文字程度の例文②】効率性を重視した経験(300文字)
私は洗い場担当をしていたのですが、お客様が多い時間帯なこともあり、洗い物が多く、お皿をその都度洗っていては店が回らない状況でした。(②エピソード:課題)
そこで「時間ごとに区切り、まとめ洗いをする」ことを意識して行動しました。
具体的には、お皿が溜まるのが30分ほどの周期だったので、「10分間で今あるお皿を全部洗って、20分で別の作業をしよう」と意識して働いていました。(②エピソード:行動)
その結果、20分短縮することができ、その時間を後輩の指導や厨房の清掃に充てることができるようになりました。(②エピソード:結果)
この経験から、効率性を意識して行動することで業務の回転率を一気に引き上げることができると学びました。(③結論)
【400文字程度の例文】チーム内でコミュニケーションを活発に行った経験(368文字)
私はホールを担当しておりましたが、ホール担当は、品切れしているメニューを通してしまわないよう、常に原材料がどれくらいで無くなるのかを把握しておく必要がありました。しかし、私は品切れしている商品のオーダーをとってしまい、お客様に迷惑を書けてしまいました。(②エピソード:課題)
私はこの失敗を生かし、私はキッチン担当と積極的にコミュニケーションをとることを心がけるようにしました。
なぜなら、材料のストックの確認のためには、キッチン担当に気軽に聞けるような関係性を作っておくことが必要だと考えたからです。(②エピソード:行動)
その結果、わざわざ聞かなくてもキッチン担当の方から材料のストック数を教えてくれるようになり、ミスを防ぐことが出来ました。(②エピソード:結果)
この経験から、良好な関係性を作ることで、仕事が効率的に働くということを学ぶことができました。(③結論)
【文字数別のバイトのガクチカ例文】文字数の調整の仕方
一応書くことは決まったけど、文字数の調整が難しいと悩む人もいるのではないでしょうか。
その際のポイントを以下で紹介していきますので確認していきましょう。
最初は思うままに書いてみる
最初にガクチカを書く際は、文字数を気にせず、思うままに書いてみましょう。
実は、後から文字数を調整した方が書きやすいのです。
このときに意識すべき点は、相手がイメージしやすいよう、できるだけ詳細に書くことです。
省略出来るものは省略しよう
次に、文字数を調整していきましょう。
文字数を削る際のポイントは、省略しても意味が通じるものは省略することです。
例えば、「○○にて××でしたが…」という表現は、「○○で××でしたが…」と変更しても意味が伝わります。「にて」を「で」に変えることで、文字数を省略することが出来ます。
省略できる文字数は少ないかもしれませんが、このような言い回しを多く使っている場合は、多くの文字数を省けるでしょう。
また、「以前は、○○で××でした。しかし…」という表現は、「以前は~でしたが…」と、変更することが出来ます。接続詞を変えたり、文章を一言で置き換えたりすることで、文字数を大幅に省くことが出来ます。
文字数を調整する際、減らす場合は「省略すること」に、増やす場合は「状況を詳細に述べること」に意識を置いて作成しましょう。
【文字数別のバイトのガクチカ例文】ガクチカを書く際の注意点4選
ガクチカを書く際には見落としがちな注意点があります。
せっかくガクチカを書くのですから、質の高いものを目指しましょう。
①アピールすることは1つに絞る
せっかくのアピールの機会だからと、たくさんアピールすればいいわけではありません。
アピールすることは1つに絞り、そのエピソードを確実に伝えることが大切になります。
多くアピールしてしまうと、文字数の制限もありますから、具体性がなく、想像しにくい内容となってしまう可能性があります。
そうなっては、せっかくのアピールが台無しになってしまいます。
②学んだ内容を具体的に書く
「接客マナーを身に着けた」「様々なスキルを身に着けた」などと聞くと、一見いいように聞こえます。
しかし、接客マナーにも、「コミュニケーション力」や「細かいことに気づける力」など様々あり、一概にこれとは言えません。
このような抽象的でイメージしづらい表現でのアピールは避けましょう。
例えば、「コミュニケーション力」「臨機応変な対応」など、具体的でイメージしやすい内容をアピールしましょう。
③専門用語は使わない
一般的な用語でない用語は使わないようにしましょう。
専門用語を知っているからと言って、知識があるというアピールにはなりません。
むしろ、気遣いに欠けるとマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあります。
④短期でやめたアルバイトは書かない
内容が薄くなってしまうという理由もありますが、企業にすぐにやめたことがばれてしまった場合、「また辞めてしまうのでは」と、離職を懸念されてしまう可能性があります。
また、短期でやめたことを隠していたと思われてしまった場合、企業側に不信感を抱かれてしまう可能性もあります。
できるだけ、アルバイト経験の長いものを選びましょう。
また、特にエピソードがないからと無理やりアルバイト経験をガクチカにする必要はありません。
再度自己分析を行い、あなたを十分に表現できる題材を探してみてもよいでしょう。
【文字数別のバイトのガクチカ例文】まとめ
今まで述べたように、ガクチカは相手が想像しやすくまとめる必要があります。
その際、構成や含める内容を工夫することで質の高いガクチカとなるでしょう。
また、ガクチカの文字数の調整する際も、内容を意識し、必要なものを削ってしまわないよう注意しましょう。
本記事を参考に、あなたの魅力を最大限にアピールできるガクチカを作成してください!