就職するならどこ?日本国内自動業界ランキング

就職するならどこ?日本国内自動業界ランキング

日本を代表する産業と言えばやはり自動車。

就職先として希望している人も多いのではないでしょうか?そんな自動車業界ですが、トヨタ自動車が圧倒的に強いという事はわかっても、その他のメーカーに関して、どこがどれだけ強いのか、イマイチ見えてこない部分もあります。

そこで日本の自動車業界について、販売台数をベースとしてランキング形式でご紹介してゆきます。

 

さらには販売台数以外の自動車業界研究のやり方、自動車業界を目指す人へのワンポイントアドバイスなど役立つ情報も満載です。

これから就職活動を開始するという皆様はぜひ本記事をチェックしてみてください。

気になる情報がきっと見つかるはずです。

 

やっぱり強い日本国内の自動車業界

安定した就職先として根強い人気を誇る日本の製造業ですが、中でも圧倒的な安定感と存在感を保ち続けているのが自動車業界です。

何せ日本車は世界中で大人気。

家電やスマートフォンなど海外勢が優位に立ってゆく中で、自動車業界だけはしっかりとしたブランドを保ち続けています。

 

だからこそ、就職先としても大人気です。

そんな人気の自動車業界へ就職するためにはしっかりとした企業研究が欠かせません。

ということで、日本の自動車業界についてその概要を探ってゆきたいと思います。

 

2019年1月~10月の売上台数でランキング:日本の自動車業界

まずはランキング形式で日本の自動車業界について見てゆましょう。

ランキングを考える際、さまざまな指標が考えられますが、今回採用しているのは「売上台数」です。

単純な話として、売り上げ台数が多いという事はそれだけ人気が高いという事です。

人気が高いという事はそれだけ安泰だという事です。

ということで早速ランキングを見てゆきましょう。

値は2019年1月~10月の日本国内売上台数をベースにしています。

 

1位:トヨタ自動車

売上台数を見てみますと、絶対王者であるトヨタ自動車がやはり1位です。

2019年1月から10月までの日本国内累計売り上げ台数は約132万台です。

それだけでも凄い値ですが、海外での売上を考えますと1日に25,000台近くが売れるという計算になります。

 

世界での実績に目を向けますと、例えば2017年の実績では販売台数はVW、GMに次ぐ世界第3位、売上高を見てみますと世界1位です。

絶対王者として、その圧倒的な存在感を示しています。

 

2位:ホンダ

販売台数第2位はホンダです。

フィットなどのコンパクトカー、ステップワゴンに代表されるミニバン、NSXなどのスーパースポーツカーなど、幅広いラインナップで売り上げを伸ばしています。

ホンダの魅力はやはりその唯一無二の存在感です。

 

3位:スズキ

3位にはスズキがランクインしています。

日本において軽自動車はやはり大人気。

中でもジムニーやハスラーといったちょっとスポーティーな軽自動車を有するスズキはそれら車種の人気によって販売台数を伸ばしています。

伝統的に4駆に強い会社ですから、それら車種に興味がある人にとっては魅力的な職場といえそうです。

 

4位:ダイハツ

スズキ同様に軽自動車を数多く販売しているダイハツが売り上げ台数第4位にランクイン。

3位スズキとの差はごくわずかで、同等の人気だと言っても過言ではありません。

ダイハツの人気機種の一つが軽のオープン2シーターであるコペン。

そういった遊び心を出してくるのも同社ならではの魅力です。

 

5位:日産自動車

売上台数第5位は日産自動車です。

もともとトヨタに次ぐ売上をほこっていましたが、カルロス・ゴーンショック以降、若干売上が落ちている印象です。

とはいえリーフに代表されるEVが人気ですから長い目で見れば、売上台数は回復するものと思われます。

 

本社は横浜にあり、同じく神奈川県内に巨大工場を持つなど、会社のメイン施設が首都圏にあるというのも関東エリアの就活生にとっては魅力を感じる部分かもしれません。

 

自動車業界ランキングを売上高で見てみると?

売上台数は一つの基準ですが、それ以外にも様々な指標があるものです。

例えば売上高がその最たるもの。

車種によって値段は大きく異なるため、売上台数のランキングと売上高によるランキングは大きく異なります。

 

例えば2017年のデータを参考に考えてみたいと思います。

売上台数・売上高ともに1位のトヨタ自動車は別格として、売上台数では5位のホンダが売上台数としては2位にランクインします。

売上台数では2位の日産自動車は売上高で見ると3位です。

 

ランキングを考える際には様々な視点からデータをチェックしてみる必要があります。

上記の例で言えば、ホンダ車は比較的単価が高いものが売れているという事を表しています。

それはつまり、ホンダには根強いファンがいて、高い車でも購入するという事を意味しているのかもしれません。

 

このようにデータを組み合わせますと、そこからは様々な情報が読み取れるものです。

純利益率、研究開発費、広告費、海外と日本での販売台数の比率、GMやVWといった海外大手との比較など、皆様独自の視点でランキングをチェックしてみてください。

誰も気付いていない思わぬ発見があるかもしれません。

 

自動車業界への就職を目指すなら

自動車業界は日本の製造業の中でも特別な存在です。

それゆえに多くの学生が自動車業界への就職を希望します。

そこで内定を勝ち取るのはかなりの狭き門といって過言ではありません。

そこで自動車業界への就職を目指す皆様に、抑えておくべきポイントをご紹介してゆきたいと思います。

 

自動車業界を目指す際の志望理由

自動車業界を目指す場合、志望理由が重要になってきます。

もちろん「大手だから」や「安定しているから」といった理由では内定は勝ち取れません。

ではどんな内容ならば面接官を納得させることができるのでしょうか?そこでは「なぜ自動車業界を志望するのか」ということと「数ある自動車会社の中でなぜこの会社を志望しているのか」という事を明確にする必要があります。

 

そもそも一口に仕事と言っても、世の中には実に様々な種類が存在しています。

製造業だけでも自動車、造船、プラント、家電、資材、食品…など挙げればキリがありません。

その中でなぜ自動車じゃなくてはならないのでしょう?例えば「ものつくりに興味があるから」とだけ答えたら、それなら「家電でも良いですよね?」となってしまいます。

 

自動車じゃなくてはならない理由に明確な答えはありません。

皆様の「これまでの経験」と、「これからの夢」を掛け合わせ、それぞれの答えを作り出す必要があります。

これは大変な作業です。

けれど「それぞれの答え」が明確にならない限り、次のステップには進めません。

しっかりと時間をかけて考えてみてください。

 

自動車業界へ行きたい理由が見つかれば、次は「自動車業界の中でなぜこの会社なのか」というのを明確にしてゆきましょう。

これに関しては一つだけヒントがあります。

それは「その会社ならではのポイント」を探す事です。

 

トヨタであればその卓越した生産方式に魅力を感じる人もいるでしょう。

あるいは日産であればGT-Rに代表されるスポーツカーへの力の入れようは独自のもので、それに関わりたいと思う人もいるはず。

マツダであればロータリーエンジンなど、その会社ならではのポイントを挙げ、それに対する自分の想いを伝えることができれば、その会社を選んだ理由は明確になります。

 

ただし、思い入れも無いのに「ロータリーエンジンが好きで」などと語らないようにしてください。

嘘はすぐに見破られますし、嘘がバレると面接でかなり気まずい時間を過ごす事になります。

そして当然ながら面接通過はできません。

 

自動車業界を目指すなら読んでおきたいこの本

自動車業界を目指すのであれば、伝説的名著であるトヨタ生産方式(大野太一著)くらいは目を通しておきたいところです。

「トヨタ生産方式って要するにカンバンの事でしょ?」と思っている人もいるかもしれませんが、カンバンはトヨタ生産方式を実現するための一つの手段に過ぎません。

JIT(ジャストインタイム)、自働化(自動化ではない)など驚くほどよく考えられたシステムがそこにはあります(なおJITも自働化も自動車業界に於いては常識中の常識です)。

 

日本の自動車産業がなぜこれほど大きく成長できたのか、その創意や工夫をしっかりと理解しておけば、自動車業界を目指す理由が具体的に見えてくるはずです。

そして、だからこそ、自動車業界の内定もグッと近づいてきます。

1987年発行という非常に古い本ですが、今だに売れ続けているのにはそれなりの理由があるものです。

 

可能であれば工場見学へ出かけよう

トヨタ自動車など、一般の人向けにも工場見学を実施しています。

可能であれば、ぜひそれら工場見学に出かけてみてください。

 

実際に工場で自動車が作られてゆく現場を見てみますと、そこで働くイメージも湧きやすくなりますし、先ほどご紹介したJITや自働化なども肌で感じることができるようになります。

 

もちろん工場見学へ行くにはそれなりの時間とお金もかかるため、必ず行かねばならないという事ではありません。

けれど本気で自動車業界を目指すのであれば、一度訪れてみることをおすすめします。

工場見学をした経験は働くイメージをもたらしてくれるだけでなく、面接などでの話のタネにもなりますよ。

 

まとめ:安定の自動車業界を目指そう

自動車業界のランキングについて見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?最初に述べた通り、安定している日本の製造業の中でも、圧倒的な存在感を放っているのが自動車業界です。

それだけに就職先としては非常に高い人気を誇っており、内定獲得を目指すためには、とにかく念入りな準備が欠かせません。

今回ご紹介した対策方法も参考にしながら、狭き門をくぐりぬけ内定を勝ち取ってください。

 

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ