インターンシップの期間は?長いのと短いのではどちらが良い?

インターンシップの期間は?長いのと短いのではどちらが良い?

はじめに

 

実際に企業の事業を体験したり雰囲気を確認したりできるインターンシップですが、一言でインターンシップといってもいくつかの分類があります。今回は期間別のインターンシップの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

 

【インターンシップの期間とは】インターンシップにはどんな種類がある?

インターンシップには大きく分けて長期・中期・短期があります。長期は一般的に6ヶ月以上、短期は3ヶ月未満、中期はその中間程度です。基本的に長期インターンシップはアルバイトに近い感覚で行なっている学生が多く、有給の場合がほとんどです。

 

一方、短期インターンシップは無給であることがほとんどです。主に夏休みや春休みのような、学生のまとまった休みがある時期に開催されることが多いです。

 

中期インターンシップは3ヶ月〜6ヶ月程度です。長期インターンシップよりも短いので数社受ける事もでき、さらに短期インターンシップよりも長いので企業な社員と関係を深めやすいという特徴があります。

 

期間は大きくこの3つですが、参加期間が長ければ長いほど実際の業務に近いことを体験できます。

 

【インターンシップの期間とは】短期インターンシップの特徴

 

短期インターンシップには1dayや3dayなどの本当にすぐ終わるものや、夏休みなどの長期休暇に実施される1週間~1ヶ月程度のものがあり、期間の幅は中長期インターンシップよりも広いです。

 

短期インターンシップのメリットは?

短期インターンシップには

 

・何社も受けることができる

・フィードバックのタイミングが早い

・中だるみがない

・他のエネルギッシュな学生と交流できる

・時間の都合を付けやすい

・人脈を増やすことができる

 

の6つがあります。

 

何社も受けることができる

まず、短期インターンシップは何社でも受けることができるという点です。長期インターンシップは6ヶ月以上あるため、多く参加できたとしても2,3社が限度です。一方、短期インターンシップは早く終わるので何社でも参加できます。

 

2,3社しか受けていないと、どうしても業界というよりもその企業でしか通用しない考え・技術しか学べない可能性があります。ところが短期で5,6社程度のインターンシップ二酸化すると多方面での考えをマナブことができ、業界についてより知ることができます。

 

フィードバックのタイミングが早い

次に、フィードバックのタイミングが早いという点です。インターンシップが終了すると実際に業務を行ってよかった点や悪かった点を評価されます。1dayインターンシップは企業説明のようなものなので特に専門的な業務に携わることはあまりありませんが、3day以上では実際に手を動かします。

 

そのため評価をもらうことができますが、長期インターンシップでは評価を受けるまでにどうしても6ヶ月程度の期間を要します。ところが、短期インターンシップでは最終日が早いのですぐにフィードバックがあります。

 

フィードバックを早く受けられるメリットとしては、次のインターンシップ先ですぐに活かすことができることです。改善点・良くなかったところは長期インターンシップでもすぐに教えて貰えますが、案外良かった点はフィードバックのある最終日まで言ってもらえません。

 

欠点を改善することはもちろん大切ですが、自分の良いところも見直せるため早めにフィードバックを受けられる短期インターンシップは魅力的です。

 

中だるみがない

人間の集中力は長くは続かないものです。たとえ就活において重要な位置づけのインターンシップでも長期間同じ環境にいてしまえば、どうしても緊張感が薄れてしまいます。アルバイトの経験があれば分かると思いますが、出勤初日は特に気を張って作業しても半年も経てばある程度気が緩んでしまいます。

 

ただ、短期インターンシップの場合は殆どの場合、長くとも1ヶ月なのであまりそのような心配がありません。そのため。最後まで全力で参加できます。

 

他のエネルギッシュな学生と交流できる

他のエネルギッシュな学生と交流できるという点も短期インターンシップの魅力の1つです。長期インターンシップではあまり大人数のインターン生を採用しませんが、短期ではグループワークをすることが多く、数十人単位の学生が集まります。

 

先述の通り短期インターンシップでは最初から最後まで熱意を持っているため、自分にとってもいい刺激になります。さらに彼らと交流して就活についての情報交換をすれば、自分の知らなかったことが分かります。

 

インターンシップの主な目的は企業や業界の実際の仕事の体験や雰囲気の確認などですが、同じ立場で就活をしている学生との交流も必ず自分の成長に役立ちます。彼らは敵ではなく同じ立場で同じような悩みを持つ仲間として考え、お互いに協力しましょう。

 

時間の都合を付けやすい

短期インターンシップは時間の都合を合わせやすいというメリットもあります。基本的に日時は企業が決めているため、予定のない日に開催されるものから選ぶことでせっかく受かったのに時間の問題でいけないという事態を避けられます。

 

人脈を増やすことができる

短期インターンシップでは人脈を増やせます。特に日本中から就活生が集まる関東は顕著ですが、参加した企業はもちろんその関連の企業や就活生など、将来関わりを持つと考えられる人と予めパイプを持っておくことで有利になり得ます。

 

就活は情報戦と言われるように、この人脈からどの企業が狙い目なのかなどの情報を仕入れられれば、この先の就活に有効活用できます。最初にお話した通り短期インターンシップでは多くの企業に参加できるため、これらのつながりを多く築けます。

 

短期インターンシップのデメリットは?

短期インターンシップには

 

・採用に直結しにくい

・実践的な業務に携わりづらい

・交通費が支給されないことが多い

 

の3点です。

 

採用に直結しにくい

まず、採用に直結しにくいという点です。なぜなら、長期インターンシップと比べて実績を残しづらいからです。長期インターンシップでは実体験のできるプログラムが用意されていますし、時間に余裕があるためじっくりと研修をしてくれます。

 

実践的な業務に携わりづらい

ところが、短期インターンシップでは時間がないため教育をする時間がありません。そのため、特に専門的な知識が無くともできることをさせられます。したがって実務的というよりは企業の全体的な、大まかな流れの部分のみの参加になることが多いです。その点には留意しましょう。

 

交通費が支給されないことが多い

最後に、地方学生には大変ですが、交通費が支給されないことが多いです。さすがに長期インターンシップでは交通費が出るところが多いですが、短期インターンシップではほとんど出ません。

 

仮に支給されたとしても、一律500円などの近場の学生を対象としたものが多いです。遠方から短期インターンシップに参加する場合は、ある程度まとまったお金を準備しておく必要があります。

 

【インターンシップの期間とは】中期インターンシップの特徴

中期インターンシップは捉え方によって期間が変わりますが、ここでは3ヶ月~6ヶ月程度を指します。長期インターンシップほどじっくり参加することはありませんが、短期インターンシップほどすぐに終わらないという特徴があります。

 

中期インターンシップのメリットは?

中期インターンシップのメリットには

 

・ある程度業界について詳しくなれる

・ある程度実践的な内容を体験できる

・数社受けられる

 

の2つがあります。

 

ある程度業界について詳しくなれる

まず短期インターンシップと違い、半年弱参加すればある程度業界についての情報が入ります。この業界ではこのような業務に携われるということが分かり、将来のイメージが付きます。

 

ある程度実践的な内容を体験できる

また、ある程度業務に携われるため自分のやりたいこととその業務のミスマッチを避けられます。短期ではミスマッチが分からず、長期でミスマッチ起きたら辛いという心情にぴったりな期間です。

 

数社受けられる

中期インターンシップは長期インターンシップよりも多くの企業に参加できます。短期インターンシップよりも深い内容のことをやりたく、あまり1つの企業に固執せずあらゆる視点で判断したいという場合にはおすすめです。

 

中期インターンシップのデメリットは?

・期間が中途半端

・無給の企業が多い

・募集が少ない

 

の3つです。

 

期間が中途半端

まず、期間が中途半端という点です。短期インターンシップでは企業や業界のことをなんとなく掴め、長期インターンシップではその企業・業界について実務を伴って体験できるという大きなメリットがありますが、中期インターンシップはその中間です。

 

3ヶ月~半年という期間は思ったよりも短いため、考えていたような体験ができないかもしれません。そのため、時間に余裕がなければ短期インターンシップ、あれば長期インターンシップに参加することをおすすめします。

 

無給の企業が多い

また、無給の企業が多いという点です。インターンシップは労働ではないので給料を支払う義務はありませんが、中期インターンシップでは給料が出るところは少ないです。短期であればまだいいですが、その期間は収入がないためアルバイト等と掛け持ちせざるを得ない状況になります。

 

それが難しいのであれば事前に3~6ヶ月分のお金を貯めておきましょう。

 

募集が少ない

最後に、中期インターンシップは募集が少ないです。短期インターンシップはかなり多く、次いで6ヶ月以上の長期インターンシップです。一方期間が中途半端なためか、中期はほとんどありません。この点には注意しておきましょう。

 

【インターンシップの期間とは】長期インターンシップの特徴

長期インターンシップのメリットは?

長期インターンシップのメリットは

 

・採用に直結しやすい

・企業の社員と仲良くなれる

 

の2点です。

 

採用に直結しやすい

まず、採用に直結しやすいです。企業も有望な人材は確保したいと思うため、インターンシップの業績が良ければ企業の方からオファーがかかることもあります。これはほぼ長期インターンシップの特権と言っても差し支えありません。

 

企業の社員と仲良くなれる

次に、企業の社員と仲良くなれるという点です。長い間一緒に事業に関わるため、話す機会が多くあります。もし仲良くなれば有力な情報をもらうことも可能なので、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

 

長期インターンシップのデメリットは?

長期インターンシップのデメリットは

 

・地方の学生は参加が難しい

・企業に合わなかった場合が辛い

 

の2点です。

 

地方の学生は参加が難しい

長期インターンシップは半年以上その企業で働くことになります。長期インターンシップを開催している企業はIT関係やベンチャー等が多く、基本的に東京に集中しています。

 

そのため、東京近辺の学生はアルバイトの代わりとして参加することが可能ですが、地方の学生は大学を休学しなければ通うことが困難です。

 

企業に合わなかった場合が辛い

半年以上のインターンシップなので、かなりの長丁場となります。実際にその企業のことを隅々まで知ることができますが、序盤で社風が自分と合っていないと分かったとしてもやめることは難しいです。

 

そのため、どのような企業なのか事前に念入りにチェックする必要があります。短期インターンシップよりも慎重にならざるを得ないという点がデメリットと言えます。

 

【インターンシップの期間とは】おすすめのインターンシップの期間は?

おすすめは短期インターンシップです。中長期のインターンシップではそもそも募集人数が少ないため、学生同士の交流がしにくいです。企業の方と話すのも大切ですが、同じ就活生と話せる機会が多い短期インターンシップは魅力的です。

 

ただ、これはどの企業に行くか迷っている場合であって、もし行きたい企業が長期インターンシップの募集を出していた場合はエントリーしましょう。

 

【インターンシップの期間とは】インターンシップは期間を考えるのが大切

インターンシップは開催期間が公表されているため、都合の合うものを選びましょう。もし参加したい企業が決まっていない場合は、募集している企業の多い短期インターンシップを調べてみるのがおすすめです。

 


 

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