「インターンには参加したいけど、選考があるのとないのどちらがいいのかな?」
「選考なしのインターンって意味ないって聞くけど本当かな?」
インターンへの参加時期が近くなり、このように考える人は多いのではないでしょうか。
特に選考がないインターンの場合は、気軽に誰でも参加できるため間口も広く、疑問に思う人も多いかと思います。
この記事では選考なしのインターンに参加する意味があるかどうかについてを詳しく解説していきます。
また、選考があるインターンとないインターンではどのような違いがあるのかについても詳しく解説していきます。
選考があるインターンと、選考がないインターンの違いがしっかり分かることによって、どちらのインターンに参加するのがより適切か明確に分かると思います。
インターンの選考の有無の違いを理解することにより、インターンへの理解が深まり参加の意義も同時に理解することができるでしょう。
- インターンとはなにか
- 選考ありと選考なしのインターンの特徴
- どちらのインターンに参加するといいのか
- 選考なしインターンの具体的な探し方
- インターンの参加に迷っている人
- 選考ありと選考なしのどちらのインターンに参加するか考えている人
- インターンの探し方がわからない人
- インターンの参加を不安に思っている人
そもそもインターンとは
インターンとは企業内で行われる就業プログラムのことを指し、学生が企業で実際に働ける制度です。
学生にとっては、自分の適正把握や志望する企業への理解が深まり、企業風土を肌で感じることのできる機会になり、メリットも多く有意義な制度です。
また、企業にとっても多くの学生に自社のことを知ってもらえ認知度が高められますし、優秀な学生と早期からコンタクトを取れるなどの多くの利点があります。
インターンは開催の時期などによって「長期インターン」と「短期インターン」に分けることができ、以下で詳しく解説していきます。
短期インターン
期間は1日から数週間に渡って開催されるものが多いですが、なかには1か月以上の期間で開催されるものもあります。
大学3年生から申し込みが可能で、実際の業務を行う就業体験と言うよりは、企業や業界への理解を深めるための会社説明会やセミナーの延長といった意味合いが強い傾向です。
実際の就業経験を積みスキルを高めるよりは、グループワークなどのセミナー形式での内容が多いのが特徴です。
本記事では、この短期インターンを中心に解説していきます。
長期インターン
1か月以上から1年程度であることが多いですが、中には期間が決まっていなく卒業まで続ける人もいます。
学年も短期インターンでは固定されていることが多いですが、長期インターンでは全学年が対象です。
ベンチャー企業やスタートアップ企業で開催される傾向が多く、実務を通じた経験によって特定の業務スキルを身につけることができます。
このため、将来的にやりたい仕事や興味のある企業が明確になっている人には向いている制度です。
選考なしのインターンの特徴
選考なしのインターンといっても、その内容やプログラムはさまざまなものが実施されています。
例えば、業界や企業の説明がメインで座学が中心の「セミナー型」やワークがメインの「ワーク型」などが多く開催されています。
また、見学がメインのものや座談会がメインとなっているものや、これらの内容がいくつか組み合わされた内容で開催されるケースもあります。
いずれの場合も、1日から数日以内と比較的短期日程にて開催されるものが多いのも特徴のひとつです。
選考がないため、受付人数に余裕がある限りは参加が可能な気軽さもあって比較的多くの学生が参加する傾向にあります。
このため、複数のインターンへ参加する学生が見られるのも特徴のひとつです。
中小企業に多い
選考がないインターンは大手企業をはじめとした、たくさんの企業で開催されていますが比較的中小企業で実施されるケースが多い傾向があります。
これは選考がないインターンでは、気軽に参加できるといった側面があるためより多くの学生が参加しやすいためです。
人気を集めやすい大手企業では必要ありませんが、中小企業では多くの学生に参加してもらうことにより、知名度向上の役割を果たすため選考なしのインターンを開催する中小企業は多い傾向があります。
開催期間が比較的短い
選考なしインターンでは企業を広く知ってもらい、多くの学生に参加してもらいたい意向が働いています。
このため期間も1dayや2daysなどの比較的短い日程での開催が多く、同じ内容を複数日程で開催することにより学生のスケジュール調整にも配慮した内容になっているものが多く見られます。
実施内容についても、セミナー形式や座談会形式などが中心に実施されており、会社を知ってもらうことや業界への理解を中心としたものが多く開催されています。
選考ありのインターンの特徴
今回は選考がないインターンの特徴を解説していますが、より理解を深めるためには選考があるインターンの特徴を知り比較する必要があります。
以下に大まかな特徴をあげますので、自分で比較して理解を深めておきましょう。
大手企業や人気企業に多い
大手企業や就活生に人気の高い企業では、例年多くの人材がインターンや本選考へのエントリーを行います。
このため、中小企業での目的のひとつである知名度を高めて学生を集める必要がなく、比較的優秀な学生も集まりやすい傾向が見られます。
一部で選考のないインターンを実施するケースもありますが、全体としては少ない印象です。
大手企業では選考を行わず広く人材を集めるよりも、最初から選考を行いモチベーションの高い人材を効率良く集めることが目的のひとつでもあります。
難易度の高いプログラムが行われることも
選考が行われることにより、最初から意欲やモチベーションの高い人材が集まりやすい傾向があります。
その中からさらに選考が行われることにより、企業側では意欲の高い人材を適正な人数で集めることが可能になります。
適正な人数で実施されることにより、社員一人ひとりが参加者に目が行き届き寄り添ったプログラムの実現が可能です。
実施されるプログラムも比較的難易度の高いものが選択され、より実践的な内容になっています。
選考なしインターンは意味がない?
選考が存在しないインターンは、落ちた時の心配がないため積極的に参加したくなりますが、メリットとデメリットが存在します。
確かに応募すれば確実に参加できるのは非常に大きなメリットではありますが、選考対策の練習にならないというデメリットも存在します。
したがって、インターンに落ちることを恐れて、選考ありのインターンに応募しないのは非常にもったいないことです。
ぜひ、選考ありのインターンにも参加するようにしましょう。
こちらの記事ではインターンに落ちてしまった時の対処法についても詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
選考なしのインターンのメリット
選考がないインターンでは、エントリーさえ行えばほぼ確実に参加が可能です。
このように誰でも参加可能なインターンとも受け取れるため、参加することに意味があるかを疑問に思う方もいると思います。
しかし、選考がないインターンであっても参加することには意味があります。
企業によって実施されるプログラムは異なりますが、内容の濃いプログラムを実施している企業もあります。
また、セミナー形式で説明などがメインのものと、グループワークやディスカッションなどが中心で行われるものなどがありますので、自分の目的に合ったインターンの選択が大切になります。
参加することで一部選考が免除になるような参加特典を設けたインターンなどもありますので、目的に合わせてよく調べてからエントリーすることが重要になります。
参加が確定しているため経験がつめる
参加が確定されており、経験が積めるというのも、選考のないインターンシップに参加するメリットの1つです。
通常のインターンでは選考を通過しなければならず、倍率が高いため、選考に落ちることで精神的なダメージを受けることがあります。
特に、何度も選考に落ちてしまうと自己評価が低下し、今後の就職活動に悪影響を与える可能性もあるでしょう。
一方、選考なしのインターンでは選考に落ちる心配がなく、誰でも必ず参加できるため、その分安心してインターンシップに臨むことができます。
さらに、選考なしでも内容が充実している場合ももちろんあり、参加することで得られるものは多いです。
選考なしのインターンは就職活動の第一歩として非常に価値があると言えるでしょう。
誰でも参加できる
誰でも参加できる点も、選考なしのインターンシップの利点です。
抽選や先着順の可能性もありますが、基本的には誰でも参加できるため、初めてインターンシップに参加する方にとっては良い機会となります。
選考がないため参加するためのハードルが低く、興味のある企業や業界について気軽に学ぶことができます。
自分に合った職種や業界を見極めるきっかけとなり、その後のキャリア選択にも役立つでしょう。
また、選考なしのインターンは、企業との接点を増やす機会としても活用でき、就職活動に向けた準備として有益な時間を過ごすことができます。
時間がとられない
選考なしのインターンでは、エントリーシートの作成や面接対策といった選考プロセスが不要なため、大幅に時間を節約できます。
通常、エントリーシートを書く際には内容を吟味したり、他の人に添削を依頼したりすることで多くの時間を費やします。
また、面接対策にも多大な時間と労力がかかり、それが就職活動全体の負担となることが少なくありません。
一方、選考なしのインターンはこれらの手間がかからないため特に参加しやすく、インターン自体に集中できます。
その結果、他の学業やアルバイト、趣味などに時間の余裕が生まれ、バランスの取れた生活を送りながらインターンを体験できるのです。
選考なしインターンのデメリット
ここまで選考なしのインターンに参加するメリットについて紹介しましたが、もちろん選考なしのインターンにはいくつかデメリットも存在します。
それぞれを理解した上で、参加するようにしましょう。
就活の練習にはならない
エントリーシートや面接が不要であるということは、就職活動の練習にはならないということでもあります。
通常、インターンの選考を通じて、エントリーシートの書き方や面接への対応を経験することで、本番の就職活動に向けて準備ができます。
しかし、選考なしのインターンでは、これらのプロセスを経験できないため、就職活動における実践的なスキルを磨く機会が減ってしまうのです。
特に、初めての就職活動で選考の流れに不安を感じている方にとって、選考ありのインターンで反省点を見つけ、本番に活かすプロセスを踏めないのは大きなデメリットとなるでしょう。
したがって、選考のないインターンだけでなく、選考ありのインターンにも参加することをおすすめします。
プログラム内容に差がある
選考なしのインターンでは、選考ありのインターンに比べてプログラムの内容が薄かったり、学生に割かれる時間が少なかったりするケースが多いです。
選考ありのインターンでは、企業が厳選した学生に対して、より充実したプログラムや深い業務体験を提供する傾向があります。
しかし、選考なしのインターンでは参加者が多いため、一人ひとりに対して十分な時間やリソースが割かれないことがあり、表面的な業務しか体験できないことも多いです。
このため、選考なしのインターンでは、業務の本質を理解したり、実践的なスキルを身につけたりする機会が限られる可能性があると言えるでしょう。
学生の意欲に差がある
誰でも参加できるということは、参加者の意欲にばらつきが生じやすいということでもあります。
選考を経て参加するインターンに比べて、参加者の目的意識や熱意が低い場合があり、インターンの雰囲気や成果が感じられないこともあります。
特に、周囲の学生がインターンに対して積極的でない場合、自分自身もモチベーションが下がってしまう可能性があるでしょう。
また、意欲の差によってチームワークや協力ができない場合もあり、インターン全体の質が低下するリスクがあります。
刺激的な環境で、積極的に学びたいと考えている人にとって、物足りなさを感じることがあるかもしれません。
そのため、自分の意欲をしっかりと保つように心がけることが重要であると言えるでしょう。
早期選考などの優遇が少ない
選考ありのインターンと比べると、早期選考などの優遇が少ない可能性があるのも、選考なしのインターンのデメリットの1つです。
通常、選考ありのインターンでは、企業が優秀な学生を早期に発掘し、内定につなげるために特別な選考ルートを提供することがあります。
しかし、選考なしのインターンでは参加者が多いため、企業が個別に学生を評価しにくく、早期選考や特別な待遇を受ける機会が限られることが多いです。
たとえ優遇があったとしても、それは限られた一部の優秀な学生に対してのみ適用されることが多く、全体としてのメリットは少ないと言えるでしょう。
選考があるインターンに参加すべき人の特徴
選考があるインターンに参加するためには、やはり選考に向けた準備が必要になります。
他の参加する学生たちの意識も高く、まずはこれらの選考に勝ち抜かなければ参加できません。
しっかりとした目的や狙いがある人に向いてます。
レベルの高いインターンに参加したい人
選考があることが前提で参加している学生たちのため、参加者の目的意識は高くモチベーションの高い人たちが集まります。
プログラムの内容は企業によって違いがありますが、比較的時間に余裕をもったプログラムで実践的な内容を含んだものが多いのが特徴です。
また、選考なしの場合と比べても種類が豊富であるため、自分に合ったプログラムを実施しているインターンを選択することも可能になります。
参加人数も絞られて余裕があるため、社員からのサポートやフィードバックも得やすい環境になっています。
本選考対策をしたい人
選考があるインターンに参加し、準備を行うこと自体が本選考への対策になります。
エントリーシートを提出し出来の良し悪しを確認したり、面接を実際に経験することはそれほど多く体験できることではありません。
これらのことが一度に体験することが可能で、仮に選考にもれた場合でも本試験に向けて時間的な余裕もあり対策が十分可能になります。
また、無事に合格できた場合は自信にもつながると同時に、インターンの経験もできるため積極的に参加するのが良いでしょう。
選考がないインターンに参加すべき人の特徴
選考がないインターンにはどのような人が参加したらいいのでしょうか。
選考がない分だけ、参加へのハードルは低くなっていますので、自分の目的に合わせ参加するのが良いでしょう。
次にどのような人が参加したらいいのかの特徴をあげていきます。
インターンに参加してみたい人
まずはインターンへの参加を体験してみたいといった方におすすめです。
比較的開催期間も短いものが多く、選考に落ちる心配もないため気軽に参加できる特徴があります。
選考があるインターンに向けて準備を重ねていくことも大切ですが、まずは経験をして雰囲気をつかみステップアップしていきたい方には向いている制度です。
自分が興味のある業界や職種と同じプログラムを実施しているインターンを選ぶと、今後のためにも良いでしょう。
手早く業界・企業研究を進めたい人
今後の本選考に向けて、業界や企業研究は必ず行う必要があります。
また、これらの企業研究は細かく深く行うほど効果的です。
いち早く進むべき業界が決まっている人は、書籍やインターネットなどで業界のことを調べるよりも、同業のインターンへ参加した方が、より深くタイムリーな情報が得られます。
このように進みたい業界が決まっている方は、インターンに参加することで業界に対しての詳しい情報が得られ、今後に役立てることができます。
選考なしインターン実施企業例
就職活動において、インターンシップへの参加は企業理解を深め、自身の適性を見極める上で非常に有効な手段です。
特に、選考なしのインターンシップは、本選考への不安を抱える学生にとって、参加ハードルが低く、気軽に企業との接点を持てる貴重な機会となります。
選考がないからといって内容が薄いわけではなく、企業によっては実際の業務に近い体験ができたり、社員との交流を通じてリアルな働き方を知ることができたりと、非常に有意義なプログラムが用意されています。
しかし、いざ探してみようと思っても、どの企業が選考なしのインターンシップを実施しているのか、なかなか情報が集まらないと感じる方もいるのではないでしょうか。
また、選考なしだからこそ、本当に自分にとって価値のある経験ができるのか不安に思うかもしれません。
ここでは、主要な業界における選考なしインターンシップの実施企業例を具体的に紹介し、それぞれの特徴や参加するメリットについて解説していきます。
選考を気にせず、様々な企業の雰囲気を肌で感じ、自身のキャリアを考えるきっかけを掴んでいきましょう。
メーカー
メーカー業界は、幅広い製品やサービスを提供しており、その事業内容は多岐にわたります。
選考なしのインターンシップでは、製品の開発プロセスや製造現場の見学、社員との座談会などを通じて、メーカーの「ものづくり」に対する情熱やこだわりを肌で感じられる機会が多いです。
漠然とメーカーに興味があるけれど、具体的にどのような仕事があるのかイメージできていない学生にとって、選考なしのインターンシップは、その第一歩として最適です。
アイリスオーヤマ株式会社
アイリスオーヤマ株式会社では、過去に選考なしのインターンシップを実施していることがあります。
このインターンシップでは、普段何気なく使っている日用品や家電製品がどのように企画・開発され、消費者の手に届くのかといったプロセスを学ぶことができます。
製品の企画から製造、販売までを一貫して手掛ける同社ならではの強みや、ユーザー視点に立ったものづくりへのこだわりを肌で感じられる貴重な機会となるでしょう。
- 主要事業:生活用品、家電、食品、LED照明など多岐にわたる製品の開発・製造・販売
- 特徴:ホームソリューション提案企業として、顧客の生活を豊かにする製品を提供
- 強み:スピード感のある商品開発と多様な販路
株式会社村田製作所
株式会社村田製作所もまた、選考なしのインターンシップを実施していることがあります。
同社は電子部品の世界的な大手であり、その技術が私たちの身の回りの様々な製品に応用されています。
インターンシップでは、最先端の技術開発現場や研究施設を見学できる機会が設けられることもあり、電子部品がどのようにして生み出され、社会に貢献しているのかを深く理解することができます。
技術職だけでなく、幅広い職種の仕事内容に触れる良い機会となるでしょう。
- 主要事業:電子部品の研究開発・製造・販売
- 特徴:スマートフォンや自動車、IoT機器など幅広い分野に製品を提供
- 強み:高い技術力とグローバルな事業展開
日清食品ホールディングス株式会社
日清食品ホールディングス株式会社の選考なしインターンシップでは、食品業界のビジネスモデルや、商品開発の裏側について学ぶことができます。
私たちの食卓に並ぶお馴染みの製品が、どのようなアイデアから生まれ、どのようにして世の中に広まっているのかを、座学やグループワークを通じて体験できます。
食品業界に興味がある方にとっては、商品開発の面白さや難しさ、そして「食」を通じて人々に喜びを届けるやりがいを感じられるでしょう。
- 主要事業:インスタントラーメン、チルド食品、冷凍食品などの製造・販売
- 特徴:「カップヌードル」をはじめとする革新的な製品を多数生み出す
- 強み:高いブランド力とグローバル展開
株式会社クボタ
株式会社クボタも選考なしインターンシップを実施している場合があります。
クボタは農業機械や建設機械、エンジンなどを手掛けるグローバル企業であり、私たちの社会を支えるインフラを支えています。
インターンシップでは、同社の多岐にわたる事業内容や、社会貢献性の高さを実感できるプログラムが用意されていることがあります。
スケールの大きな仕事に興味がある方にとって、自身のキャリアを考える上で非常に参考になるでしょう。
- 主要事業:農業機械、建設機械、エンジン、水環境関連製品などの製造・販売
- 特徴:食料・水・環境分野における課題解決に貢献
- 強み:高い技術力とグローバルな顧客基盤
TOTO株式会社
TOTO株式会社の選考なしインターンシップでは、住設機器のリーディングカンパニーとして、人々の暮らしを豊かにする製品がどのように生み出されているのかを学ぶことができます。
デザイン性や機能性だけでなく、環境への配慮など、ものづくりに対するTOTOならではのこだわりや哲学に触れる良い機会となるでしょう。
ショールーム見学などを通じて、製品の魅力や企業の取り組みを深く理解できるはずです。
- 主要事業:衛生陶器、温水洗浄便座、システムキッチン、ユニットバスなどの製造・販売
- 特徴:水まわりの快適な暮らしを提案するリーディングカンパニー
- 強み:高いブランド力と技術力、環境への配慮
金融
金融業界と聞くと、少し堅いイメージを持つかもしれませんが、選考なしのインターンシップでは、業界の仕組みやビジネスモデルについて、分かりやすく学ぶことができるプログラムが用意されています。
金融業界に興味はあるものの、具体的な仕事内容が掴めない、自分に合っているか不安という学生にとって、選考なしのインターンシップは、業界理解を深める貴重な機会となるでしょう。
株式会社三菱UFJ銀行
株式会社三菱UFJ銀行では、選考なしのインターンシップが実施されることがあります。
このインターンシップでは、銀行の多岐にわたる業務内容や、金融が社会で果たす役割について基礎から学ぶことができます。
個人顧客向けのサービスから法人向けのソリューションまで、銀行のビジネスの全体像を理解する良い機会となるでしょう。
現役の銀行員から直接話を聞くことで、銀行で働くことの面白さや難しさ、やりがいを肌で感じられます。
- 主要事業:預金、貸付、為替、有価証券投資など銀行業務全般
- 特徴:国内最大手のメガバンク
- 強み:強固な顧客基盤とグローバルネットワーク
SMBC日興証券株式会社
SMBC日興証券株式会社も、選考なしのインターンシップを実施していることがあります。
証券会社がどのような役割を担っているのか、株式や債券といった金融商品がどのように取引されているのかなど、証券業界の仕組みやビジネスモデルについて学ぶことができます。
資産運用やマーケット分析など、専門性の高い仕事に触れることで、自身の興味関心を深めることができるでしょう。
金融知識を深めたい学生にとって有益な機会です。
- 主要事業:株式、債券、投資信託などの金融商品の販売・引受、トレーディング業務
- 特徴:三井住友フィナンシャルグループの中核証券会社
- 強み:幅広い金融サービスとリサーチ力
第一生命保険株式会社
第一生命保険株式会社の選考なしインターンシップでは、生命保険の仕組みや社会貢献性について学ぶことができます。
保険が人々の生活や未来をどのように支えているのか、具体的な事例を通じて理解を深められます。
また、保険商品の企画・開発、顧客対応など、様々な業務に触れることで、保険業界で働くことのやりがいや魅力を感じられるでしょう。
人々の人生に寄り添う仕事に興味がある学生には特におすすめです。
- 主要事業:生命保険商品の開発・販売・保険金の支払い
- 特徴:顧客のライフステージに合わせた多様な保険商品を提供
- 強み:高いブランド力と顧客基盤、安定した財務基盤
株式会社ジェーシービー(JCB)
株式会社ジェーシービー(JCB)では、選考なしのインターンシップが開催されることがあります。
このインターンシップでは、クレジットカードビジネスの仕組みや、キャッシュレス決済の最前線について学ぶことができます。
決済サービスの仕組みや、データ分析、マーケティングなど、幅広い視点からJCBの事業を理解する良い機会となるでしょう。
決済サービスを通じて社会に貢献したい、という意欲のある学生にとっては魅力的な内容です。
- 主要事業:クレジットカードの発行・管理、加盟店業務、ブランド運営
- 特徴:日本発唯一の国際ブランド
- 強み:強固な国内基盤とグローバルな展開
東京海上日動火災保険株式会社
東京海上日動火災保険株式会社の選考なしインターンシップでは、損害保険の役割や、災害リスクへの対応、企業の事業活動を支える保険の重要性について学ぶことができます。
保険が私たちの社会の安全・安心をどのように守っているのか、その社会的意義を深く理解できるでしょう。
リスクマネジメントや社会貢献に興味がある学生にとって、損害保険業界の多様なビジネスフィールドを知る良いきっかけとなります。
- 主要事業:自動車保険、火災保険、傷害保険など損害保険商品の開発・販売
- 特徴:国内最大手の損害保険会社
- 強み:広範なネットワークと危機管理ソリューション
広告
広告業界は、常に新しいアイデアやトレンドが生まれる、非常にクリエイティブな業界です。
選考なしのインターンシップでは、広告制作のプロセスや、企業と消費者を繋ぐコミュニケーションの面白さを体験できるプログラムが多いです。
自分のアイデアを形にしたい、世の中に影響を与える仕事がしたいと考えている学生にとって、選考なしのインターンシップは、広告業界のリアルを知り、自身の適性を測る絶好のチャンスとなるでしょう。
株式会社博報堂/株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂/株式会社博報堂DYメディアパートナーズでは、選考なしのインターンシップが実施されることがあります。
このインターンシップでは、広告業界のトップランナーとして、生活者の心を動かすクリエイティブがどのように生まれるのか、その思考プロセスや仕事の流れを学ぶことができます。
座学だけでなく、グループワークを通じて実践的な企画立案を体験できる場合もあり、広告業界の魅力を深く感じられるでしょう。
- 主要事業:広告企画・制作、メディアバイイング、マーケティングコンサルティング
- 特徴:生活者発想を重視する国内大手総合広告会社
- 強み:多様な専門性とクリエイティブ力
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントも、選考なしのインターンシップを実施していることがあります。
インターネット広告事業を牽引する同社ならではの、デジタル広告の最先端や、データドリブンなマーケティング手法について学ぶことができます。
企画職やエンジニア職など、様々な職種の仕事内容に触れることで、自身の興味関心を具体化する良い機会となるでしょう。
変化の速い業界で活躍したい学生に特におすすめです。
- 主要事業:インターネット広告事業、ゲーム事業、メディア事業、投資育成事業
- 特徴:国内最大級のインターネット広告会社
- 強み:圧倒的な技術力と組織力、挑戦的な企業文化
株式会社ADKホールディングス
株式会社ADKホールディングスの選考なしインターンシップでは、広告代理店として、クライアントの課題解決にどのように貢献しているのかを学ぶことができます。
統合的なマーケティングコミュニケーション戦略の立案や、様々なメディアを活用した広告展開について、その面白さや奥深さを体験できます。
広告業界で幅広い経験を積みたいと考えている学生にとって、ADKの仕事の全体像を理解する良い機会となるはずです。
- 主要事業:マーケティング・ソリューション、メディア・コンテンツ、ビジネスプロデュース
- 特徴:フルファネルでのマーケティングを強みとする総合広告代理店
- 強み:データとクリエイティブを融合したソリューション
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 (DAC)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 (DAC) の選考なしインターンシップでは、インターネット広告における技術的な側面や、データ活用について深く学ぶことができます。
広告配信システムや、効果測定、オーディエンス分析など、デジタル広告を支える基盤技術に触れる機会が提供されることがあります。
データやテクノロジーに関心がある学生にとって、デジタル広告の最前線を知る貴重な機会となるでしょう。
- 主要事業:インターネット広告のソリューション提供、メディアレップ事業
- 特徴:インターネット広告業界の黎明期から業界を牽引
- 強み:高度なテクノロジーとデータ分析力
株式会社ジェイアール東日本企画 (jeki)
株式会社ジェイアール東日本企画 (jeki) では、選考なしのインターンシップが開催されることがあります。
交通広告や駅構内のメディアなど、JR東日本グループならではの強みを活かした広告ビジネスについて学ぶことができます。
交通インフラと広告がどのように融合し、人々の生活に影響を与えているのか、そのユニークなビジネスモデルを理解する良い機会となるでしょう。
地域に根ざした広告事業に興味がある学生に特におすすめです。
- 主要事業:交通広告、駅メディア、イベントプロモーション、デジタルコンテンツ
- 特徴:JR東日本グループの総合広告会社
- 強み:交通媒体と地域密着型ソリューション
IT
IT業界は、近年急速に発展を遂げ、私たちの生活に不可欠な存在となっています。
選考なしのインターンシップでは、プログラミング体験やシステム開発の基礎、最新テクノロジーに触れる機会が提供されることが多いです。
IT業界に興味はあるものの、専門知識がないからとためらっている学生にとって、選考なしのインターンシップは、ITの面白さに触れ、自身の可能性を広げる良いきっかけになるはずです。
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータの選考なしインターンシップでは、社会インフラを支える大規模システム開発の仕事に触れることができます。
ITの力で社会課題を解決する壮大なプロジェクトや、最先端技術の研究開発について学ぶ機会が提供されることがあります。
ITスキルを活かして社会貢献したいと考えている学生にとって、NTTデータの仕事のスケール感や社会的意義を理解する良い機会となるでしょう。
- 主要事業:システムインテグレーション、データ通信、ネットワークサービス
- 特徴:官公庁や金融機関など、社会基盤を支えるシステムを構築
- 強み:高度な技術力と大規模プロジェクト推進力
株式会社システナ
株式会社システナの選考なしインターンシップでは、システム開発やITサービスの提供を通じて、多種多様な業界の企業をサポートする仕事に触れることができます。
**具体的なプロジェクト事例を通して、ITコンサルティングから開発、運用まで、ITサービスの全体像を学ぶことができるでしょう。
幅広い業界に関わりながらITスキルを磨きたい学生にとって、自身のキャリアパスを考える上で参考になるはずです。
- 主要事業:システム開発、ITサービス、クラウドソリューション、モバイル関連事業
- 特徴:金融、製造、通信など幅広い分野でITソリューションを提供
- 強み:高い技術力と顧客ニーズに応じた柔軟な対応力
楽天グループ株式会社
楽天グループ株式会社の選考なしインターンシップでは、ECサイトやフィンテック、モバイルなど、多岐にわたる楽天グループのITサービスがどのように構築され、運営されているのかを学ぶことができます。
テクノロジーを活用してユーザーに新しい価値を提供する楽天ならではのビジネスモデルや、グローバル展開についても理解を深められるでしょう。
ITを駆使して世の中に新しいサービスを生み出したい学生に特におすすめです。
- 主要事業:インターネットサービス、フィンテック、モバイル、プロスポーツ
- 特徴:多種多様なサービスを展開する「楽天経済圏」を形成
- 強み:圧倒的な顧客基盤とデータ活用力
TIS株式会社
TIS株式会社の選考なしインターンシップでは、ITサービスを通じて様々な企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する仕事に触れることができます。
企業の課題をITで解決するソリューション提案や、システム構築のプロセスについて実践的に学ぶ機会が提供されることがあります。
ITコンサルティングやシステムインテグレーションに興味がある学生にとって、TISのビジネスの面白さを体験する良い機会となるでしょう。
- 主要事業:ITコンサルティング、システム開発、運用・保守サービス
- 特徴:幅広い業界の顧客にITソリューションを提供
- 強み:長年の実績と幅広い業種・業務ノウハウ
Sky株式会社
Sky株式会社の選考なしインターンシップでは、ソフトウェア開発やITインフラ構築など、幅広いITソリューションを提供するSkyならではの仕事に触れることができます。
**自社製品の開発から、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ、導入支援まで、ソフトウェア開発の全体像を学ぶことができるでしょう。
特に、開発職やシステムエンジニアに興味がある学生にとって、実際の開発現場の雰囲気を知る良い機会となるはずです。
- 主要事業:業務系・組込系ソフトウェア開発、情報セキュリティ製品開発、ICT教育
- 特徴:社会の課題を解決する自社開発パッケージソフトウェアが多数
- 強み:高い開発力と顧客の課題に寄り添う提案力
選考なしインターンを探すときのポイント
ただ選考がないことだけを条件にしてインターン探しをしても、あまり実のある体験にならないことが多いです。
そこで、選考なしインターンを探す時のポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
志望業界の周辺企業に参加する
選考なしのインターンを探す際には、志望業界や志望企業の周辺企業に参加することが効果的です。
特に倍率の高い食品業界や人気の業界では、選考ありのインターンに参加するのが難しい場合があります。
そのため、志望業界に関連する企業で、選考なしのインターンを探すと良いでしょう。
例えば、メーカーを志望している場合、流通業界の企業に参加することで新しい視点が得られることがあります。
周辺業界での経験は視野を広げ、志望業界への理解度を深めるための重要な機会となるでしょう。
選考なしのインターンでは、まずは幅広い視点で業界を捉え、目指す業界と関連性のある企業に積極的に参加することが成功の鍵です。
名前を知っている企業に絞らない
選考なしのインターンを探す場合、自分が名前を知っている企業だけに絞り込んでしまうと、非常にもったいないです。
有名な企業は選考なしのインターンを開催するケースが少なく、応募の機会も限られてしまいます。
したがって、企業の知名度にとらわれず、プログラム内容に焦点を当ててインターンを探すようにしましょう。
名が知られていない企業でも、実務的な経験や業界理解を深める上で非常に有益なインターンシップが提供されていることも多いです。
特に、中小企業やスタートアップ企業、ベンチャー企業のインターンは実践的な経験が積める機会が多く、仕事の流れやビジネスの全体像を把握しやすいというメリットがあります。
プログラム内容を吟味し、自分のキャリアにとって価値のある経験ができるインターンを選ぶことで、将来的な就職活動に役立つスキルや知識を身につけることができるでしょう。
選考なしのインターンに参加する流れ
はじめてインターンに参加しようと思っている方は、手順や流れが分からずに不安に思う方もいるかもしれません。
どのような手順で参加すれば良いのかや、注意点などもふまえて順を追って説明します。
エントリーする
インターンへのエントリーの前に、まずは参加したい企業を決めます。
前述の内容からナビサイトや企業のHP、または大学のキャリアセンターなどを中心に探していくと思いますが、それらの情報の発信元からエントリーを行うといいでしょう。
ナビサイトや企業のHPであれば、インターネットからの直接の応募が可能です。
大学のキャリアセンターであれば、相談員がエントリーの仕方を丁寧に教えてくれますので指示に従いエントリーしましょう。
企業からの連絡を待つ
エントリーを終えたあとは、登録したメールアドレスあてに企業から連絡が来ますのでそれを待ちましょう。
多くは企業のマイページへの登録を促されますので、指示に従いマイページの設定を行いインターンの参加案内をよく確認しておきましょう。
万が一、スケジュールが合わなくて当日の参加が難しくなった場合も、代替日を設定できる企業が多いためマイページから確認してみてください。
また、大学のキャリアセンターを利用している方は相談員から適切なアドバイスがもらえますので指示に従うのが良いでしょう。
参加する
インターン開催当日は、企業からの案内に従って参加をしましょう。
日時や参加会場、持ち物などは必ず前日までに確認してください。
特に持ち物に関しては、指定されたものが急に準備ができないことも考えられるため、事前の確認と準備が必要です。
また、時間と場所についても事前の確認が必要です。
はじめて訪れる場所であれば、迷うことがないように地図などを利用して確認しておきましょう。
時間についても、遅れることがないように余裕を持ったスケジュールを組んで参加しましょう。
選考なしインターンに参加する前に確認すべきこと
選考なしのインターンに参加する前には、いくつか確認すべきポイントが存在します。
以下の3点を意識した上で、選考なしのインターンに参加するようにしましょう。
インターンの参加目的を確認する
インターンへの参加をエントリーする前に、何のために参加するかの目的を明確にしておく必要があります。
志望企業だから参加するとか、同じ業界であるためであったりグループワークの練習になるなど、学生ごとにそれぞれの理由は異なると思います。
これらの理由が明確ではなく、何となく参加するのではインターンに参加する意味合いは薄くなります。
インターンに参加することにより、何を得たいのかが明確である必要があるため、しっかりと整理しておく必要があります。
必ずしも参加する必要はない
インターンが解禁されると多くの学生がインターンへの参加を希望します。
選考なしのインターンの場合、全体の約7割の学生が参加しているとも言われています。
しかし、周りが積極的に参加しているからといって必ず参加しなければならないというわけではありませんし、全く参加せずに就活を行う学生もいます。
インターンに参加するメリットが薄いと感じている方や、他に時間を費やしたいと考えている方は、無理に参加せずに自分の考える活動に時間を費やす方が良いでしょう。
プログラムの内容を確認する
選考なしのインターンを探す際は、プログラムの内容は良く確認した方が良いでしょう。
会社説明会程度の内容の場合もありますし、しっかりと濃い内容のインターンを開催しているケースもあります。
直接対面で行うのかWebでの実施であるかや、人数や規模やプログラムの内容など、集められる情報はすべて収集した上で検討するのが良いでしょう。
情報を集める上では、その企業の過去に行ったインターンの内容を確認することもひとつの方法です。
ESのみで選考されるインターンもある
選考がないというわけではありませんが、ESのみで選考されるインターンもあることを覚えておきましょう。
つまり、面接は実施されず、ESのクオリティだけで判断されるのです。
面接やグループディスカッションなどの対策をする必要がないため、他のインターンよりは比較的ハードルが低いと言えるでしょう。
大手企業もESのみで選考するインターンを実施している場合があります。
面接に苦手意識を持っており、応募までの期間が限られている場合などには、ESだけで応募できるインターンがおすすめです。
まとめ
選考なしインターンでは、気軽に参加できたり自分の本命である業界のタイムリーな情報が知れるなど参加するメリットは多くあります。
過去にインターンに参加した方の9割近くの方が「参加して良かった」と回答していることからも分かるように、参加することには十分な意義があります。
しっかりとした目的意識を持って参加することにより、選考なしのインターンでもスキルの向上には十分に役立ちます。
目的に合わせた選択が重要になりますので、良く検討をしてインターンの参加を充実したものにしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート