【海外インターンとは?】参加するメリットやくわしい内容を徹底解説!

【海外インターンとは?】参加するメリットやくわしい内容を徹底解説!

日本の大学生は在学中にインターンへ参加する人が多いです。

なぜなら学生という立場にいながら社会人と同じような経験ができるため、就活に有利だからです。

調べてみるといろいろな企業が出てきて、インターンを実施している企業があるのは日本だけではないこともわかります。

海外にある企業でも、日本の学生を受け入れてくれるところがあります。

海外インターンの実態や参加するメリットなどを解説するので、興味がある人はぜひ最後まで読んでみてください。

海外インターンとは?

海外インターンはその名の通り、日本ではない場所のインターンに参加するものです。

日系企業も外資系の企業でもどちらでも良いのですが、仕事先は海外であるところがポイントです。

日本で行うインターンと同じで、そこで働く人たちと一緒に給与をもらいながら仕事をします。

会社の規模は大小さまざまなものがあり、ジャンルも多岐にわたっています。

外国語を使って現地の人と一緒に現地の人向けのサービスを行う場合は語学力も磨かれ、日本人のスタッフと一緒に仕事をする場合は、外国語をそれほど話せなくても参加できるなど、応募先の企業によって条件や得られるメリットなどもさまざまです。

その国の文化を体感でき、その国の事情にくわしくなれることも魅力です。

対面型インターンシップ

海外に足を運び、現地で仕事をするのは対面型のインターンシップです。

企業が用意する寮やアパートに入れることもあれば、住む場所は自分で探さなければいけない場合もあります。

インターンの仕事をしてもらえる給与で生活費をまかなえる場合もあれば、足りないこともあります。

給与がどれくらいもらえるのかにもよりますが、現地での最低限の生活費や、参加者が望む生活水準によっても変わってくるところです。

ただ、アメリカに行く場合1年間で150万円から300万円程など、そもそも参加費用を必要とする場合がほとんどです。

現地に赴く形での海外インターンに参加したいのであれば、参加費や生活費などお金のことをしっかり調べて、十分な準備をしておかなくてはいけません。

オンライン型インターンシップ

海外のインターンで、オンラインですべての業務が完結するものをオンライン型インターンシップと呼びます。

オンラインで仕事ができるため、必ずしも現地に行く必要がなく、日本にいながら参加することが可能です。

渡航費や現地での生活費がかからないため、費用を圧倒的に安く抑えられます。

日本にいながら海外の仕事ができるため、対面型よりもハードルが低く感じられるかもしれません。

ただし、現地の生活を体験できないため、仕事の内容によっては日本のインターンとの違いがあまり感じられないこともあります。

十分なインターネット環境やパソコンのスキルはもちろん必要であり、リモートで業務をこなすための業務内容に関する知識や能力も必要です。

【海外インターンとは?】国内のインターンとの違いは?

業務内容に関しては、日本でのインターンと大きな違いはありません。

しかし、一緒に仕事をする人や顧客の国籍や文化が違うため、そこが仕事に影響することも多いです。

コミュニケーションの難易度が変わってくることはもちろん、日本では当たり前にやっていることが、海外ではなかったり物珍しく思われたりすることもあるのです。挨拶の仕方や、時間厳守の考え方などはよくあげられます。

ちょっとした例をあげたいときにも、共通で理解できるものがなかったりすると、伝わりにくくなります。

日本ではすぐにできることでも、海外の人が相手となると思うようにいかないこともあるため、大変だと感じる人は多いですが、やりきったときの達成感は特別です。自分とは違う意見や背景をもっている人への理解が深まり、接し方を学べます。

【海外インターンとは?】期間はどのくらい?

海外インターンの求人は基本的には長期のものが多いです。

おおよそ3ヶ月から1年ほどがほとんどです。

現地に行って生活しながら仕事をする対面型の場合は、夏休みなどの長期休みだけでは足りないことが多いでしょう。

休学や留学など利用できる制度がないか、調べながら計画を立てましょう。

オンライン型の場合は授業との両立も可能ですが、仕事に時差が影響することもあるため、注意が必要です。

打ち合わせなど会議に出席する場合は、現地の時間に合わせる必要があり、顧客の対応をする場合も相手の時間に合わせなければなりません。

早朝や夜中に対応しなければならないことが続くと、授業との両立が難しい場合もあるため、稼働時間を前もって調べておくことが大切です。

短期の海外インターンも存在する

基本的には長期のものが多いですが、短期の海外インターンも存在するため「あまりにも長期だと、学業や就活に支障が出る」と懸念している方でも参加できないことはありません。

ただし、長期であればあるほど有給インターンになることが多く、短期の海外インターンは無給のものが多いことは覚えておきましょう。

また「海外に行く」というだけでもかなりの費用がかかります。

円安の昨今、資金的に余裕があるか、もしくはインターンで給料がもらえなくても問題がないかを確認してから、短期の海外インターンも選択肢に含めることをおすすめします。

【海外インターンとは?】参加するメリット

業務内容にそれほど大きな差はありませんが、海外のインターンに参加することで得られるメリットは多いです。

参加する先の企業や業務内容によっても違いますが、参加者の意識によっても得られるものは大きく変わってきます。

メリットに気づいていなかったり、意識して積極的に取り組んだりしなければ、せっかく参加しても目に見える成長はできません。

海外インターンに参加すると、どのような成長のチャンスがあるのか認識しておくことが大切です。

英語力が身につく

海外インターンでは日本語を使わないのが普通です。

企業がある国の言葉か、顧客に合わせた言語が使われます。

アメリカやオーストラリアなど英語圏での募集が多く、また多国籍のスタッフがいる場合も英語を使うことがほとんどです。

そのため、海外インターンに参加すると英語力を磨くことができます。

挨拶や最低限の日常会話レベルではなく、条件を提示したり相手の希望を聞いたりと、ビジネスレベルまで英語力を上げることも可能です。

最初の段階で必要な英語力は、それぞれの企業の募集要項に書かれているのでチェックしてみてください。

最初から高い英語力を要求されると思われるかもしれませんが、意外とハードルはそれほど高くありません。

つまり、外国語を使って仕事に励んだ結果、語学力アップが期待できるということです。

グローバルなビジネス環境を体験できる

それぞれの国の文化に特徴があるように、ビジネス環境も国によって特徴があります。

日本では勤務開始時間までには仕事の準備をしておくのが当たり前であるのに対し、出勤時間を目安に出社すれば、すぐに仕事に取り掛かる準備ができていなくても問題視されない国もあります。

退勤時間や休暇への考え方も異なり、仕事を優先しがちな日本に対してプライベートを優先するのが当たり前の考えである国も多いです。

年功序列にあらわれるような年齢重視の縦社会ではなく、実力重視でフラットな人間関係もあります。

日本では当たり前とされている常識が海外に行くとまったく違うことがあるので、日本のビジネス環境の特徴として良い部分と悪い部分の両方に気づけます。

視野が広がる

海外インターンでは、普段出会えない人に出会えたり、経験できないことを経験できたりします。

育ってきた環境が違えば、考え方や意見が異なるのは当たり前であることに身をもって気づけます。

意見の違いが生まれる理由を考える力がつき、日本人に対しても応用できるようになるでしょう。

海外では文化の違いが極端にあらわれるためわかりやすいのですが、同じ日本人同士でも地域性や家庭環境の違いなどから、判断の仕方や当たり前だと思っている価値観などに、少なからず違いがあるものです。

海外での極端な違いを経験していると、日本人に対してささいな食い違いや対立などに柔軟な理解を示し、対応できるようになります。

日本にいるだけでは知らなかったことやビジネスの考え方を知る機会もあります。

異文化理解力を身に着けられる

インターン期間中は、様々な文化の人と接しながら実務を学ぶことが多いです。

特に観光地で接客業の海外インターンに参加する場合、様々な国から来た人々と関わることになるため、異文化を理解する力を自然に身に着けることができます。

企業内のダイバーシティが重要視されている現代において、異文化を理解する力がますます重要です。

たとえあなたが目指している企業が現在は他国と取引がなかったとしても、将来的には市場開拓のために海外進出を視野に入れる可能性があります。

異文化理解を深め、その考えを企業に持ち込むことができれば、企業の発展にも貢献できる可能性が広がります。

【海外インターンとは?】参加するデメリット

海外インターンでは様々な経験ができ、多くの就活生が経験するものではないため、差別化を図るには非常に有効な選択肢の1つでしょう。

しかし、デメリットが存在することも事実です。

以下の2点を把握した上で、本当に海外でインターンを経験するかどうかを慎重に考えてみてください。

大学を休学する必要がある

短期インターンの場合、授業を1週間欠席する程度で済むこともありますが、長期の場合、大学を休学しなければならないことが多いです。

国内でのインターンならば、大学の都合に合わせて企業側が配慮してくれることもありますが、海外インターンではそうはいきません。

休学をすると、卒業時期がずれたり、就職活動に間に合わなかったりするため、就活が遅れる可能性があります。

これらの要因を総合的に考え、本当に海外インターンに参加すべきか、メリットとデメリットを天秤にかけて判断することが重要です。

目的がないと時間が無駄になる

明確な目的がないと、海外インターンが無駄になってしまうこともあります。

特に、国内インターンと比較して海外インターンは情報が限られており、プログラム内容や具体的な成果が曖昧な場合が多いため、事前の準備が不十分だと期待ハズレに終わる可能性があります。

目的を定めずに参加すると、ただ漠然と時間を過ごしてしまい、「海外に行った」という経験だけが残る結果になりかねません。

また、異文化の環境に適応するだけで精一杯になり、肝心の業務スキルや知識の習得に集中できない恐れもあります。

こうしたリスクを避けるためには、参加前に自己分析を行い、何を学びたいのか、どのようなスキルを身に着けたいのかを明確にすることが重要です。

さらに、現地の言葉もある程度話せるように準備しておくことが成功の鍵となります。

【海外インターンとは?】探し方

海外インターンに参加したくても、どこで情報を得たらいいかわからずのんびりしていると、人気のインターン先はどんどんほかの人に取られていってしまいます。

大学の都合もあるため、出遅れてしまうとタイミングが合わなくなり、希望のプログラムに参加できなくなってしまうこともあります。

思い立ったらできるだけ早く情報収集に取り掛かりましょう。

おすすめのサイトや探し方を紹介します。海外インターンに興味はあるものの、まだ参加先を決めていない人は、ぜひ参考にしてください。

Wantedly

Wantedlyの特徴は求人掲載数が非常に多いことです。

国内インターンはもちろん、さまざまな海外インターンの情報を探せるため、希望の職種や企業が明確に定まっていない人も、候補が見つかる可能性は高いです。

方向性や希望の条件が決まっている場合も、条件を絞って検索できるため、理想のプログラムを探しやすくなっています。

さまざまなタイプの求人を見られるので、見ているうちにそれぞれのプログラムについて特徴などもつかめるようになっていきます。

海外インターンについてはっきりイメージできない人は、どのような募集があるのかをいろいろ見てみると、イメージが湧いてくるかもしれません。

海外インターンに興味があるのなら、ぜひチェックすべきです。

セブターン

セブターンは、アジアの海外インターンを多く提供しているのが特徴です。

アジアだと文化が似ていることもあるため、常識が通じて仕事もやりやすいと感じられるかもしれません。

現地へ行く場合は、渡航費や生活費が比較的安く抑えられるというメリットもあります。

また、セブターンでは募集要項などの情報提供だけでなく、インターン前後のサポートを徹底的に行ってくれます。

オンラインではファイルの扱い方やオンライン特有のマナーなどがあり、海外で生活する場合には現地までの行き方や、そこでの生活に不安があるものです。

そこをサポートしてもらえるのは非常に心強いため、海外へ行った経験があまりない人や、心配な人はセブターンを利用すると安心して海外インターンに参加できるでしょう。

海外企業へ直接申し込む

個人で海外企業と直接コンタクトを取って申し込む、という方法もあります。

企業のホームページなどにインターンの募集情報が載っていれば、その案内に従って申し込みができるのです。

難易度が上がるため、可能性は低くなりますが、気になる企業へ直接問い合わせをしてインターン参加の交渉をする人もいます。

インターンを実施しない企業ももちろんあるので、過去の事例や企業の風潮などを事前に調べることが大切です。

日本人がインターンへ参加するための窓口ではないため、こうして企業に直接申し込む場合は、交渉力や語学力が必要です。

英語力に自信があり、仕事でもどんどん使っていきたい人などは、あえて自分で申し込むことに挑戦してみると貴重な経験となるでしょう。

【海外インターンとは?】おすすめの国3選!

企業や事業で選ぶことも大切ですが、まず国から選びたい人も多いです。

特に対面型の場合には、その国の人と密に関わって生活することになるため、国選びに重点を置くのは当然です。

国によっては文化が大きく異なるため、業務で重視しなければいけない点や、インターンを通じて得られるものなども変わってきます。

海外インターンにおすすめの国を3つ紹介します。まずは国から選びたい人や国を重視して選びたい人はぜひ参考にしてください。

アメリカ

アメリカは、海外インターンシップ制度を取り入れている企業が多いです。そのため、数多くの企業を比較して選べます。

費用は1年間で150万円から300万円程かかることがあるため、事前の調査や計画・資金準備が必要不可欠です。

アメリカは州によって法律や気候などが大きく異なる場合もあります。そこでの生活スタイルや暮らしている人々の人種や、価値観なども異なってきます。

現地に行って生活しながら参加する場合は特に、その州の特徴を調べておきましょう。

アメリカのインターンに参加すれば、日本よりも大きな規模の市場を対象にしたビジネスに関われ、指揮の取り方やチームワークなども日本とは大きく違ったスタイルを経験できます。

オーストラリア

オーストラリアはさまざまな国からインターン参加者を受け入れています。

インターンだけでなく、仕事のためにオーストラリアに集まっている海外出身者が多いため、いろいろな国の人と関わる機会が生まれるでしょう。

たくさんの文化に触れられるため、新しい発見があったり今とは異なる価値観をもてたりするかもしれません。

費用は1年間で150万円から250万円ほどかかりますが、給与水準が日本よりも高いため、日本で同じ仕事をするよりも高給が期待できるのも魅力です。

現地に行って生活をする場合も、ほかの英語圏の国とは比べて時差が少なく、距離も近いため移動が楽です。

観光地として有名な場所も多いため、時間があるときや休日に観光を楽しめるのも大きな魅力と言えます。

ニュージーランド

英語圏では、ニュージーランドもおすすめです。

語学学校や専門学校とセットになっているインターンプログラムが多いため、英語力に自信がなくても安心して参加できます。

英語が得意ではないけれど海外インターンに参加したい人や、英語力を伸ばしたい人にはニュージーランドがうってつけです。

費用が1年間で50万円から150万円程度と、比較的安く抑えられます。

今のところ、現地の物価も東京と大きな差はないため、現地での生活費もアメリカやオーストラリアなどよりも安く抑えられます。

対面型インターンシップに参加したいけれど、英語力に自信がなかったり海外で暮らすことに不安があったりする人などにとっては、ニュージーランドは挑戦しやすいかもしれません。

【海外インターンとは?】就活に活かせる?

海外インターンへの参加は就活で大きな強みになります。

どの企業の間でも、海外インターン経験がある学生の評価は高い傾向にあります。

若いうちから海外へ関心をもって人や文化に触れているため、柔軟な思考ができるようになっていることや挑戦する意欲が高いこと、たしかな行動力があることなどの証明になるからです。

しかも観光や留学などではなく、そこで働いた経験があるというのは貴重な経験であると言えます。

なぜなら、ただ旅行や勉強だけでは得られない、試行錯誤だったり他人との関わりだったりいろいろな経験ができるからです。インターンに参加するだけでも企業からの評価は高くなりますが、海外インターンではさらにほかの学生との差別化をはかれるため、大きなアピールポイントになります。

海外インターンの経験を活かせない人がいる

せっかく海外インターンに参加しても、あまり成長できない人もいます。

お金も時間もかかって、さらに勇気や苦労も必要なのに、その経験を活かせなければ、時間の無駄になってしまうかもしれません。

海外インターンの意味を失くしてしまわないためにも、以下の人のようにならないよう注意しましょう。

目的を明確にしていなかった人

何事においても、手段と目的が逆になったり混同したりするのは好ましくありません。

インターンも、参加が目的になってしまう人もいますが、あくまで手段です。

語学力を伸ばすためなのか、日本と海外の働き方の違いを認識するためなのか、海外インターンに参加することで何を得たいのか、目的を参加前から参加後まで明確にもっておかなくてはなりません。

参加することが目的になってしまうと、自分で考える機会や試行錯誤の量が圧倒的意に変わってきます。

意欲的に仕事に取り組めなくなったり、積極的に行動できなくなったりする可能性も高くなるのです。

自分で考えて動いた経験がないと自分の印象にも残りづらいため、面接でくわしく聞かれたときにも、熱のこもらない浅はかな回答になってしまいます。

参加して安心してしまった人

参加することに意味があるのはたしかですが、ただ参加するだけで就活が有利になるほど甘くはありません。

就活で海外インターンを強みとしてアピールするのであれば、どのようなことを考えて、何をしたのか、明確に伝えることが肝心です。

参加だけで満足してしまうと、言われたことをただやるだけになってしまい、自分で考えて挑戦してみるといった試行錯誤の量が圧倒的に減ってしまいます。

チームで意見を述べたり、協力し合ったりする機会を自ら減らしてしまう可能性があります。

自分の記憶にも残りづらく、あとで詳細を思い出すことも難しくなってしまうでしょう。

そうすると就活でも熱量のあるアピールができなくなってしまいます。

参加できただけで安心するのではなく、日々自分考え意欲的に取り組むことが大切です。

就活に関する情報を集めなかった人

業務は簡単でないため、忙しくなるのが必然です。

海外インターン中に就活の情報を集めるのはたしかに大変でしょう。

しかし、就活の情報収集をおこたると、就活に間に合わなくなってしまうことがあります。

海外インターンは、長いものだと半年から1年ほどの取り組むことになります。

その間、就活に関することを何もしないでいると、ほかの学生から大きく遅れてしまったり、志望したい企業の選考に間に合わなくなったりする可能性もあるのです。特に対面型で海外へ行く場合には、日本で就活を行うほかの学生の動きを察知しにくくなるため、さらに注意が必要です。

長期で海外インターンに参加する場合には、どのくらいの時期に何をすべきか就活の情報を集め、事前に計画を立てておきましょう。

【海外インターンとは?】よくある質問

海外インターンに関して、就活生からよくいただく質問にお答えします。

多くの人が経験するものではないため、ネットで体験談を探しても、自分が参加しようとしているようなインターンの情報が見つからないこともあります。

以下の2つの質問と回答を確認し、不安要素を減らして臨むようにしましょう。

海外インターンに参加する際の費用は、自己負担となる場合がほとんどです。

参加するプログラムや滞在する国によって異なりますが、渡航費、保険料、滞在費、生活費などが必要で、3ヶ月で約30万円程度が目安です。

特に航空券や現地での生活費は大きな出費となるため、事前に十分な資金を用意しておくことが重要です。

また、一部のプログラムでは別途料金がかかる場合もあります。

これらの費用を含めた総予算を計画し、予期せぬ出費に備えるために予備費を準備することも推奨されます。

金銭的なトラブルが発生しないよう、事前に詳細な費用の見積もりを立て、必要な資金を確保することが、安心してインターンを成功させるための鍵です。

海外インターンへ参加するために、英語力は必須でありません。

もちろん高い英語力が要求されるインターンもありますが、英語がそこまで得意でなくても参加できるプログラムは存在します。

ただし、数や種類が限られるため、参加したいと思えるプログラムが見つかるかどうかは保証できません。

英語は必須でありませんが、海外インターンに参加するのなら、できるだけ英語力を磨いておいたほうが良いでしょう。

参加できるプログラムの候補も増え、外国語でコミュニケーションを取れたほうが、得られるものも多いはずです。

基本的なリーディングとライティングができるのであれば、リスニングとスピーキングも慣れればそれほど難しくないので、事前に鍛えてみてください。

ワーホリと海外インターンは混同されがちですが、ワーホリは特定の国と協定を結んでいる国が発行するビザの一種であり、若者が一定期間海外での就労を認められる制度です。

一方、海外インターンは企業や団体が主催するプログラムの名称であり、働くことを通じて実務経験を積むことを目的としています。

ワーホリは自由度が高く、滞在中に観光やアルバイトを自由に選べますが、海外インターンは組織的かつ専門的な実務体験ができ、キャリアに直結する経験が得られる点が大きな違いです。

就職活動を見据えて実務経験を積みたい場合や、特定の業界でのスキルを磨きたい場合には、海外インターンがおすすめです。

ワーホリと比べて、プログラムの内容やサポートがしっかりしているため、目標を持って計画的に取り組める点も、海外インターンのメリットと言えます。

おわりに

海外インターンは就活で強いアピールポイントにできます。

海外インターンを有意義なものとするためには、目的を明確にし、自分で考えて積極的に仕事をする姿勢が大切です。

長期でインターンに参加する場合は、就活に出遅れないため、就活に関する情報をチェックし、計画を立ててから参加しましょう。

語学力や費用に悩むことがあっても、その辺りのハードルが低いプログラムもあるので、Wantedlyやセブターンなど便利なエージェントを使って探してみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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