【有名ベンチャーも紹介】ベンチャー企業の特徴とポイント解説‼

【有名ベンチャーも紹介】ベンチャー企業の特徴とポイント解説‼

近年、ベンチャー企業という言葉を聞く機会が増えました。

一体どんな企業なのだろうかと、疑問に思う学生もいるでしょう。

これからどんどんベンチャー企業は増える傾向があり、あなたもベンチャー企業で活躍する日が来るかもしれません。

ここではベンチャー企業は何かという基本的なことから、有名なベンチャー企業についてなど幅広く紹介します。

目次目次を全て表示する

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業とは

では、ベンチャー企業とはいったい何でしょうか。

これまで世の中に存在しなかった商品、サービスなどを提供する新興企業のことをいいます。

日本や世界にこれまでなかった商品やサービスを生み出したいと、新しく設立した企業で、設立から5年程度がベンチャー企業と呼ばれています。

世界各国にベンチャー企業が存在しますが、ここ最近日本でも増えてきました。

これまでになかったものを生み出す、新しいことにチャレンジする企業ともいえます。

もっと便利な世の中になったらいいのにな、皆に喜ばれる商品やサービスを作りたいと考えた人たちがベンチャー企業を設立しています。

ベンチャーキャピタル(VC)など、ベンチャー企業に投資する機関から資金援助を受けている企業が多いです。

メガベンチャーとは    

ベンチャー企業の中でも、誰もが知っている大きな企業に成長したベンチャー企業のことを「メガベンチャー」と呼びます。

明確な定義はありませんが、一般的なベンチャー企業と比べてビジョンが明確であり、経営基盤が安定していることが特徴です。

大企業に匹敵する企業規模や知名度があり、社会貢献性が高いことから、就職先として高い人気を誇っています。

将来メガベンチャーに成長することを期待して、ベンチャー企業を志望する就活生も少なくありません。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業とスタートアップ企業、中小企業は違う

ベンチャー企業というと、スタートアップ企業もしくは中小企業と同じではないかと感じるかもしれません。

しかし、ベンチャー企業は異なる点があります。

ベンチャー企業への就職を考えるのであれば、それぞれの違いを理解しておきましょう。

しかしなんとなくベンチャー企業を志望すると、長年働くのが辛い、イメージしていた企業とは違うと早期退職するかもしれません。

ベンチャー企業を目指している学生も、ここで他の企業との違いを改めて確認しましょう。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い

スタートアップ企業は、新しい市場を開拓しようとしている企業のことです。

創業から2年から3年までと、設立してからまだ数年の若い企業のことを指します。

法人格としての実態がない企業もあります。

ベンチャー企業はベンチャーキャピタル(VC)などから支援を受けていますが、スタートアップ企業は支援を受けている企業もあればそうでない企業もあります。

ベンチャー企業は長い目で見て経営を続けていくのですが、スタートアップ企業は短いスパンで結果を出そうとします。

新しいサービスや商品を生み出すために長年時間をかけることもあるのがベンチャー企業、短い期間で完成を目指すのがスタートアップ企業ともいえるでしょう。

今までに行っていたサービスの延長ではなく、新たにサービスを生み出そうとする企業のことを指しています。

そのため別会社を立ち上げて、親会社と同じ業務をするという企業のことではありません。

両者の詳しい違いについては下記の記事を参考にしてみてください。

ベンチャー企業と中小企業の違い

続いて中小企業についてですが、中小企業基本法によって資本金額と従業数が定められています

中小企業として当てはまるベンチャー企業もあれば、そうでないベンチャー企業もあります。

ベンチャー企業はこれから新しいことにチャレンジするということで、創業時は数人しか社員がいないこともあるでしょう。

しかしやがて社員が増えていき、大企業へと発展する可能性があります。

中小企業は安定を求めて、今までのやり方を変えないという傾向が見られます。

少人数ながらも長年、何十年と経営している中小企業もあります。

全国的にも有名な中小企業も多く、昔から親しまれてきている企業と感じるでしょう。

その点ベンチャー企業は、新しい分野でリスクを取りながらどんどんチャレンジしていきます。

創造性、革新性、新規性があるまた成長志向があるともいえます。

新しいことにどんどんチャレンジしながら、サービスや商品が世間に認められやがて大企業へと成長する可能性が秘めています。

まだ多くの企業は創業から10年以下、従業員が多くても数百人程度ですが、これからどんどん従業員が増え、そして創業から長いベンチャー企業が増えていくでしょう。

はじめは数人で設立したベンチャー企業が、数年のうちにどんどん社員が増え、数百人や数千人と成長しているケースもあります。

中小企業の定義

中小企業は、製造業やサービス業、小売業など企業の業態によって、従業員数や資本金などが決められています。

例えばサービス業ならば、資本金の額または出資総額が5千万円以下であり、常時使用する従業員数が100人以下の会社が中小企業です。

つまり、定められている範囲に収まる規模のベンチャー企業は、中小企業に含まれることになります。

【ベンチャー企業紹介】有名なベンチャー企業を6社紹介

では続いて、有名なベンチャー企業を紹介します。

ベンチャー企業というと、これまで聞いたことがない企業だろうと想像するかもしれません。

しかし身近な企業も多く、ベンチャー企業だったのかと新たな発見があるでしょう。

各ベンチャー企業によって仕事の内容が異なります。

また独特な雰囲気がある企業も多いので、就活生として刺激を与えられるでしょう。

中小企業のように安定を目指すのではなく、ベンチャー企業ならではの新しい視野で活躍している企業が多いです。

採用の仕方が上手、社員が仕事を楽しんでいる、充実した時間を送っているなどやりがいがある企業も多いので参考にしてください。

1.株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントは、ベンチャー企業への就職を考えている人はもちろんそうでない人も耳にしたことがあるでしょう。

1998年に人材派遣会社インテリジェンス、現在はパーソルキャリア、の社員だった藤田晋が、宇野康秀の支援を受けて創業しました。

日高祐介と一緒に起業し、インテリジェンスの社内に間借りでオフィスを構えていました。

オフィスを間借りしていたサイバーエージェントが、現在は全国展開するほどの大きな企業に成長しました。

アメーバブログ、インターネット広告、インターネットテレビ局のAbemaTVをはじめとして、たくさんの事業を抱えています。

小学生向けのプログラミング教室事業「Tech Kids School」も注目されていて、インターネットを通じて世の中に新しいサービスを送り込んでいます。

長い目で見て若い世代を採用する傾向があり、新卒生の採用も積極的に行われています。

インターンシップも開催されていて、優秀な学生をスカウトするなど他の企業とは異なる採用法が採られています。

若いうちに子会社を任されるなど、責任ある地位に就くことができます。

新しいことにどんどんチャレンジしたい、1からサービスを展開していきたいと考えている学生にもオススメです。

新規事業コンテストが行われていて、今までにないさまざまな挑戦ができます。

真面目にコツコツ、周囲を見ながら黙って支えるタイプではなく、どんどん発言する人が上へ上へとステップアップする傾向があります。

自身の意見は素直に発言する、若いからといって遠慮せずどんどん感じたことは伝えるなど、積極的に行動する人が活躍しやすいです。

2.じげん

じげんは「ライフメディアプラットフォーム事業」を行っている企業です。

仕事、旅行、住まいなどのライフイベントを中心に、人々が暮らしやすい世の中を作ろうと展開しています。

求人サイト、車売買・輸出ポータルサイトなど、インターネットを通じたサービスが多いです。

さまざまな企業と手を組んで、これからもどんどん便利なサービスを、インターネットを通じて発信していくでしょう。

2013年に東証マザーズ上場していますが、今後も成長過程が見逃せないベンチャー企業です。

3.株式会社メルカリ

フリマアプリとしてたくさんの方に知られていて、ベンチャー企業を目指す学生でなくても耳にした方が多いでしょう。

2018年6月に東証マザーズに上場していますが、今後も海外事業・新規事業が展開する予定で成長が見逃せません。

まだまだ社内で問題を抱えていることも多く、今後より便利に利用できるサービスがないか、新しい案が欲しいと新規採用にも力を入れています。

若い世代も多く活躍しており、また新卒採用にも力を入れているため学生が目指しやすいベンチャー企業でもあります。

新入社員だから社内の情報は多く明かさないというスタイルではなく、どの社員にも平等に情報を明かし、どんどん新しい意見を取り入れる環境です。

私はこうしたい、もっとこうなればいいのにと意見を出し、そして積極的に活動していく人が求められています。

新しいことにどんどんチャレンジしたい、もっと世の中の人に便利にサービスを使ってほしい、自身が新しいことの発案者になりたいとチャレンジ精神旺盛の方に向いている企業でしょう。

4.株式会社ZOZO

元々株式会社スタートトゥデイでしたが、2018年10月から株式会社ZOZOに社名変更しました。

1998年に創業した企業で、インターネットを中心とした通信事業を展開し急成長を果しました。

ZOZOTOWNをはじめとして、ファッション通販サイトなど多くのサイトを手掛けています。

通販で洋服など購入する人が増えていることから、今後も成長が期待されます。

2007年に創業した企業で、法人向けクラウド名刺管理サービスを手掛けています。

インターネットが普及した現在でも、名刺交換は日常で行われています。

名刺から始まる出会いを大切にしている企業で、未来につなげるビジネスを行っています。

人と人とのつながりを大切にし、今後さらに向上していけるよう率先して引っ張っていく人材が求められています。

5.楽天グループ株式会社   

楽天グループ株式会社は、インターネット関連サービスを中心に展開している、誰もが知るベンチャー企業です。

1997年の創業当初、従業員6人で始めた「楽天市場」は、今や2億人以上の会員数を誇る国内最大級のEコマースプラットフォームに成長しています。

同社は2000年の株式公開以降、金融事業や携帯事業、エネルギー事業など、さまざまな分野へ事業展開を行ってきました。

また海外への進出を続け、現在は世界中にいる約17億人が楽天グループのサービスを利用しています。

グローバルに自分の可能性を広げていける環境が整っているため、自ら挑戦する姿勢のある人にとっては魅力あふれる企業です。

さらに詳しく知りたい場合は、HPをチェックしてみてください。

6.株式会社ディー・エヌ・エー    

株式会社ディー・エヌ・エーは、ゲームやスポーツ、ライブ配信などのサービスを提供するインターネット関連会社です。

インターネットオークションサービスを主な事業として、1999年に創立されました。

「一人ひとりに想像を超えるDelightを」を企業使命として、エンターテイメント領域を中心に、さまざまな事業に挑戦しながら事業を拡大させています。

近年は、社会課題の解決にも注力しており、人を楽しませるノウハウを活かして課題解決に取り組んでいます。

さまざまな事業に挑戦を続けているため、求められているのは挑戦と変化を楽しめる人材です。

詳しくは以下のURLで確認してみてください。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業で優遇されるスキル

ベンチャー企業と言っても、これから成長を遂げていく小さな企業からメガベンチャーに至るまで幅広くあり、業種もさまざまです。

とはいえ、ベンチャーにはこれまでになかった新しいものに挑戦する、これまでなかった新しい価値を創造するといった共通するスタンスがあります。

また、社風が自由であったり、1人ひとりの社員に年代や経験を問わず裁量が与えられたりする点も主な共通項です。

一方で組織としては未熟であったり、成長を遂げていく勢いがあることから、1人ひとりの力が大きく影響し、新人と言えど自らの責任でチャレンジしたり、何かを成し遂げていくことが求められます。

どのようなスキルがあれば、選考で優遇されるのかを見ていきましょう。

自走力

自走力とは、自らの力で走り抜ける力、自律して走れる力を意味します。

入社したばかりだから何もわかりません、何もできません、と教えてくれるのを待っていたり、助けてもらわなければ仕事ができなかったりするという受け身の姿勢ではダメということです。

自ら仕事を覚えようと必死になり、先輩の仕事する姿を見たり、自らやり方を見出したりして、任された仕事を進めていける自律性と積極性が求められます。

まずは自分でやってみて、できなければいろいろと工夫するなど試行錯誤をしてみる、それでもできないというときには、仕事の効率性を優先させて、教えを乞うという仕事のやり方ができる人です。

知的好奇心

新しいことをはじめ、幅広いことに興味を持つ、何でも知りたいと思う、いろいろと知識を深めたいと思うといった知的好奇心の持ち主も歓迎されます。

これまでにない新たなサービスを提供したり、商品を生み出したりするベンチャー企業に興味を持って志望する方も多いことでしょう。

ですが、ベンチャー企業が大きく成長していくためには、常に新たな挑戦を続けていくことが必要です。

今ある事業だけでなく、新しいサービスに飛びついた人たちが下火になったり、トレンドが去ったり、そのサービスが当たり前になる前に次の新たな一手を生み出していかなくてはなりません。

そのためにも知的好奇心が旺盛で次々に新たなアイディアを思いつくような、ベンチャー企業の持続的な成長を後押しできる人が求められています。

論理的思考能力

ベンチャー企業はノリノリで、これまでにない新しいアイディアを出せば、それがどんどん進んでいくなどと思っていませんか。

アイディアを出せばいいのではなく、それをいかに実現させるのかまで考え、それを実現できるようにしなくてはなりません。

ベンチャー企業では自走力も求められますので、アイディアを出して、あとはお任せではなく、自ら出したアイディアをいかにすれば実現できるのかを自ら考え出すことが必要です。

そのためには論理的な思考力が必要であり、どうすれば実現が可能かを筋道を立てて考えなくてはなりません。

それをプレゼンして他のメンバーや経営陣を納得させ、実行へと移すための論理的思考力が必要となるのです。

行動力

ベンチャー企業においては行動力も欠かせません。

誰かに指示されなくても、自ら積極的に動ける能動的な行動力が必要です。

もちろん、無鉄砲に行動すればいいのではなく、論理的思考力や自走力を踏まえて、アイディアを実現するために自らアクションを起こすことが求められます。

やってみてと言われたらすぐ動く、やってみてと言われなくても自分で考えて実行してみる、他の人のアイディアを実現できるようすぐにリサーチを行ったり、すぐに試したりしてみるなどスピード力を持ちながらも考えて動ける人がベンチャー企業では優遇されます。

コミュニケーション力

ベンチャー企業では自ら動くこと、1人でもできることも欠かせず、1人ひとりに対して裁量も与えられています。

だからといって独りよがりで仕事を進めればいいのではありません。

メンバーと話し合ってアイディアを出したり、直面した課題を乗り越えるために話し合いをしたり、協働することも欠かせません。

ネットサービスを提供するベンチャーでも、取引先や顧客との対応をする機会は意外に多いです。

さらにネット上でもユーザーと直接交流する機会もあります。

直接交流がなくても、語りかけるような口調で、相手が目の前にいるかのような表現でサービスの説明を行い、サイトを運営していくことも必要です。

そのため、コミュニケーション力が豊かなことも優遇されるスキルの1つです。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業に就職するメリット

ベンチャー企業は、大手企業並みのレベルまで達したメガベンチャーばかりではなく、成長過程にある小規模な企業が大半です。

即戦力としての中途採用が多い中、ある程度安定してくると、新卒採用にも踏み切るようになります。

経営力や知名度の高い大手企業や、歴史があり安定感のある中小企業ではなく、これからが期待されるベンチャー企業に就職するメリットは、どのような点でしょうか。

若手の裁量権が大きい

ベンチャー企業は、少人数精鋭で仕事をしているため、1人1人が仕事を任され、それぞれの裁量が高いのが特徴です。

年齢や経験を問わず、裁量をもって責任ある仕事を遂行していく必要があるため、新卒であっても、早い段階から自分の裁量に任されて仕事ができるのが魅力です。

裁量を与えられるということは、それだけ自分の仕事に責任をもつということでもあります。

自分の能力やスキルを活かしながら、豊富なアイディアや柔軟な対応力をもって仕事をしていきたい人に向いています。

また、人に頼るのではなく、自分で考え、自分らしい仕事ができるのもメリットです。

「人に指示されないと仕事ができない」「マニュアルがないと仕事が進められない」ではなく、創意工夫をこらしながら、自分の裁量でやりがいある仕事ができます。

自己成長できる機会が多い

ベンチャー企業は、限られた人数で業務を遂行している企業が多いため、新人の育成体制やきめ細やかなサポートが期待できないことも少なくありません。

そのため、新人の段階で仕事を任され、裁量が与えられたといっても、誰かがサポートしてくれるわけではなく、各自で学び、自分なりの工夫をしながら仕事を遂行していかなくてはなりません。

若いうちから裁量を与えられて仕事ができるので、早い段階で1人前になることが可能です。

責任が重い環境ではありますが、ある程度お膳立てしてもらえる企業に比べ、成長スピードが速く、1人で仕事を進めていける仕事力や遂行力がつくのがメリットです。

希少な存在になれる

ベンチャー企業は、創業社長と創業者に共感した創業時からのメンバーや共同経営者など、創業者とかかわりのある人材が中心で、いずれも他社でのビジネス経験をもち、ある程度の能力をもちあわせている人たちです。

ベンチャー企業が成長するにつれ、業務に対応するための人材を募集するようになりますが、即戦力となる中途採用が基本です。

さらに安定してくると、新卒募集もスタートすることになります。

つまり、既存の人材は、若手といっても、ある程度の経験をもつ人ばかりです。

そのため、新卒若手のホープとして希少な存在になれます。

新卒採用といっても大量採用ではなく、1名から数名となるため、頭角を現すことができれば、仕事を任され頼られる人材になれるのもメリットです。

意思決定のスピードが早い

ベンチャー企業は、トップダウンまたはボトムアップ型ですが、社長など経営陣との距離が近いため、意思決定のスピードが早いのが特徴です。

新卒であっても、新たな企画の提案を社長に直接することもでき、社長が認めれば、その場で次に進むGOサインを得ることもできます。

もっとも、GOサインが出たからといって、一筋縄にはいきません。

プランを練り、社長のダメ出しを受け、プランを練り直し、実行の段階でも試行錯誤をしながら実現に向けて、責任をもって遂行していくことが求められます。

その分、成長もしやすく、時代のニーズなどをキャッチアップしたり、時代を先駆ける仕事に取り組んだりすることができるのがメリットです。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業に就職するためのポイント

ベンチャー企業に就職するためには、企業理念への共感、体力や根性をアピールする、自分の将来ビジョンと志望動機を一致させるなど、いくつかのポイントがあります。

これらのポイントを抑えておくことで、選考時の対策も立てやすくなるため、就活の成功率を上げるためにも必要です。

以下に、ベンチャー企業に就職するためのポイントついて、項目ごとに詳しく解説いたします。

企業理念への共感が大事

企業理念というのは、その企業が一番大切にしている基本的な考え方のことです。

何のために経営をするのかなど、その企業の創業者や社長の想いが綴られていますので、よく理解するようにしてください。

ベンチャー企業に就職するためには、その企業理念に共感できるかどうかが重要なポイントとなります。

企業理念に共感ができたならば、それが志望動機にもなりますし、面接官にもアピールしやすくなります。

また、採用する側にとっても、自社の企業理念を理解してくれる人材を選びたいという気持ちがありますので、採用される確率も高くなるかもしれません。

応募したいと思った企業のホームページなどで企業理念をじっくりチェックして、自分がどんなことに感銘を受けたのかをまとめておくとよいでしょう。

体力や根性をアピールする

ベンチャー企業は、体力や根性のある人材を求めているところも多いです。

とくに少人数のベンチャー企業の場合には、大手の企業と違って、色々な仕事を任せてもらえやすいです。

そのため、あちこち動き回ったり、同時にいくつかの仕事をかけ持ちしたりなど、体力を使うことも多くなります。

また、若いうちから責任のあるポジションを任されることもあるので、根性も必要です。

学生時代に運動部に所属していた方、肉体労働などきついアルバイトを頑張ったことがあるという方は、その経験をアピールしておくとよいでしょう。

運動部や肉体労働の経験がない場合には、ジョギングやウオーキングやスポーツジム通いなど、普段行っていることを伝えるようにしてみてください。

自分の将来ビジョンと志望動機を一致させる

ベンチャー企業に応募する際には、自分の将来ビジョンを明確にしておくことも大切です。

そして、自分の将来ビジョンと志望動機を一致させておくことが、就職するためのポイントとなります。

もしも将来のビジョンと志望動機にずれが生じてしまうと、面接する側に「入社しても途中でやめてしまうのでは」と思われてしまい、不採用となってしまう可能性があるからです。

本人の将来のビジョンと志望動機が一致している人材であれば、面接する側も、入社後にどのように育てるべきかを考えやすくなります。

自分がその企業に入ってどのようなキャリアを築いていきたいのか、それが志望動機とマッチしているのかを、まずはよく考えるようにしてみてください。

なぜベンチャー企業なのかを明確にする

世の中には、さまざまな企業が存在しています。

大手企業や外資系企業などがある中、なぜ、あえてベンチャー企業を選ぼうとしているのかを自分の中ではっきりさせておくことは、とても重要です。

面接官から、大手企業ではなくてベンチャー企業を選んだ理由を聞かれることもあります。

自分がベンチャー企業を志望する理由をあらかじめ明確にしておかないと、そのような質問にもすぐに答えられなくなってしまいます。

ベンチャー企業に入社してなにをやりたいと思っているのか、ベンチャー企業だからこそできることはなんなのかなどをよく考えておくようにしたほうがよいでしょう。

実務経験があるとなおよし

ベンチャー企業は、従業員の数が少ないために、大手企業のようにじっくり人を育てている余裕がない会社も多いです。

新しく入ってきた社員に対して、十分な研修や教育ができないことも多いため、入社後に即戦力となる人材を求める傾向があります。

そのため、実務経験がある方であれば、より有利に就職活動を進められるでしょう。

前職がベンチャー企業でない場合であっても、同じ業種であれば、即戦力として活躍できる可能性があります。

また、正社員としての経験がない場合であっても、派遣社員やアルバイトやパートでの経験があれば、立派な実務経験としてアピールできます。

短期間の経験であっても、少しでも携わったことがあるのであれば、堂々とアピールするようにしてみてください。

アルバイトの経験もない場合には、持っている資格、学校などで勉強してきたことを実務経験にどのように活かして働けるのかを、面接官に伝えられるようにしておくとよいでしょう。

ベンチャー企業の中にはインターンシップを行っているところもありますので、積極的に参加して実務経験を積むという方法もあります。

インターンシップを経験した後、そのまま採用されるケースもあるので、未経験者はチャレンジしてみるとよいでしょう。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業に向いている人の特徴

ベンチャー企業で優遇されるスキルがあるという方は、ベンチャー企業に向いている人と言えます。

もっとも、論理的思考力や行動力、コミュニケーション力などのスキルはベンチャー企業を問わず、一般的な企業でも必要とされるスキルでもあります。

では、こうしたスキルを備えていることに加えて、どのような特徴があるとベンチャー企業に向いている人と言えるのでしょうか。

新しいことが好きな方

ベンチャー企業は基本的にこれまでにはなかったサービスや商品など、新しいものを生み出していくことで、既存の企業と差別化を図りながら成長していく企業です。

もっとも、最初に生み出してヒットさせたサービスや商品があれば、それを持続的に守っていけばいいわけではありません。

ベンチャー企業は保守的になることなく、常に革新的に成長を求めていく企業であり、新たなチャレンジを行い、新しい価値をどんどん生み出していく企業です。

そのため、常にアンテナを張り巡らせたり、想像力を働かせたりして、新しいアイディアを生み出すことが求められます。

時代のトレンドをキャッチアップするのはもちろん、時代を先駆けてこれから求められることを考え出すことができ、チャレンジできる新しいことが好きな方が向いています。

変化に柔軟な対応ができる方

ベンチャー企業は伝統の技術を守る老舗企業や安定重視の中小企業などと異なり、常に時代のニーズなどを先駆けて新たな価値を創造しながらチャレンジしていく企業です。

次々と新たなチャレンジが求められるのはもちろんのこと、人気を得ていたサービスが時代の変化やニーズの変化、それを上回るサービスが登場することや経済環境や政治情勢などさまざまな外部要因によって下火になったり、改革を余儀なくされたりすることもあります。

ベンチャー企業は基本的に1人ひとりが自ら考えて動いていく企業ですが、一方で、経営者の一声で大きく動く企業でもあります。

経営者の判断が大きく変化することも少なくなく、それに対して柔軟に対応できる力が必要です。

成長したいと考えている方

成長したい人にとっては、新人の時代から裁量を与えられ、自らの力で仕事を遂行していくことを求められるベンチャー企業は向いています。

この点、大企業のようにキャリアプランがお膳立てされたり、ステップアップ研修が用意されたり、基本的に出世コースなどが用意されるわけではありません。

そのため、成長をするためには自ら目的や目標を掲げ、キャリアビジョンを持って、それを達成するために努力を重ねることが求められます。

自らキャリアプランニングを行い、成長しようとする姿勢を持っている人はベンチャー企業での成長が期待できる人です。

将来的に起業を考えている方

将来的に自分もベンチャー企業を起こしたい、独立起業したいといった方が、一から企業を立ち上げるということを学んだり、経営マネジメントを学んだりするには最適な環境が整っています。

信望するベンチャー企業のカリスマ経営者の手腕を学びたいと、その企業を志望する人も少なくありません。

この点、一般企業を志望する場合には、仮に将来的な独立願望があっても明らかにしないのが基本的なスタンスです。

一般的な企業では長く働いてもらうことが前提で、採用を決めることが多いためです。

一方、ベンチャー企業では1人ひとりの意思を尊重してくれ、経営者も独立起業したい人の気持ちがわかるので、いつかは起業したいと意欲にあふれた人も歓迎してもらえるケースが少なくありません。

自分で考えて行動できる方

ベンチャー企業は立ち上げて間もない企業をはじめ、ある程度、年数が経過した企業でも数人程度のメンバーで運営されている企業も少なくありません。

1人ひとりの力を重視している社風とともに、職場環境や組織面からしても、誰かに任せて仕事をさせたり、お互いにきめ細やかに補い合ったりするのが難しい状況もあります。

そのような環境で常に新たなチャレンジや新たな価値を創造していくには、何も言われなくても、自分で考えて行動できる力が必要です。

もちろん、わからないこと、迷ったことがあったときは黙っているのではなく、積極的に質問して疑問を解決しようとする行動力も求められます。

バランスを保ち、何事もスピーディーに生産性をわきまえて、自分で考えて行動できる人が向いています。

【ベンチャー企業紹介】ベンチャー企業を理解して就活に生かそう!

ベンチャー企業に就職したいと考えたら、まず他の企業との違いを学び、ベンチャー企業ならではの特色を知りましょう。

日本にはたくさんのベンチャー企業があり、株式上場している有名企業も存在します。

どの企業も濃い特色があり、他の企業とは違うという面が伺えます。

自身からどんどん行動できる人、新しいことにチャレンジすることにワクワクする人が向いています。

インターネットを通じてのサービスも目立ちます。

新しいサービスの展開時に、自身も携われるというドキドキ感を感じたい人も向いているでしょう。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ