将来が不安だ!就活中に将来の不安を払拭する5つのポイント

将来が不安だ!就活中に将来の不安を払拭する5つのポイント

はじめに

今の就活生は長い平成不況の中に生まれ育ち、日本の景気がよかった時代を知らずに育った世代です。

さらに年金財政問題や高齢化による介護の不安など、将来に関する悲観的な情報が渦巻いた中で就職活動を始めようとしています。

世界的にも知名度があった大手企業さえ、経営難に陥る場合や倒産するのも見てきました。

そのため、将来が不安で、どの企業を選ぶべきかわからない、複数社から内定をもらったあと、どの企業を選べば将来的に安心できるのか悩む方が少なくありません。

将来が不安になる理由

将来が不安になる理由として、不況時代に育ったことや年金財政の不安、高齢化や企業の倒産などを挙げましたが、それだけではありません。

将来が不安になってしまう学生さんの多くは、そもそも自分に自信が持てない人や働くことに対して不安がある方が少なくありません。

もし、自分に自信があり、会社が倒産しようが、日本の景気が傾こうが、いつかは独立起業して自分の夢を追うといった目標などがあれば、就活中に不安を抱くことはないはずです。

むしろ、どの企業に就職すれば経営ノウハウが学べるだろうかとか、将来に役立つだろうかを思案し、戦略を練っているに違いありません。

将来に不安を持つという人の多くが、就職した企業が倒産したらどうしよう、年収が下がったらどうしよう、リストラされたらどうしようと考える傾向が見られます。

また、自分はその企業のレベルに本当についていけるだろうか、業績を上げられなかったらクビになるのではないかなど、自分の能力に自信が持てずに不安になる方も少なくありません。

こうした就活中の不安を払拭して、自信を持って内定ゲットに励むことや安心して就職先を選ぶためには自分に自信を持つことがポイントになります。

就活でいっぱいいっぱいという方も、少しでも将来の不安を払拭して、自分に自信を付けて、自分は大丈夫だと思えることで、より精力的でスムーズな就活ができるようになるでしょう。

就活について不安になる原因

就活について漠然と不安を抱えてしまうのはどうしてでしょうか?

また、どうしたらその不安は取り除かれるのでしょうか?

就活は学生一人一人進捗の異なるものです。

また、受験とは経路が違うので今まで経験したことがないことに対する緊張感も抱くでしょう。

ここからは、就活について不安になる原因とその改善方法をお話します。

不安になるポイントが自分に当てはまると思ったら改善するコツも併せて行ってみてください。

選考が思う通り進まない

就活における選考が思ったよりうまくいかないなど、自分の計画から逸脱したことが起こると人は動揺します。

第一志望や志望度の高い企業の選考に落ちてしまうなど予想外のことがおこると不安の一因になりかねません。

選考が思う通りに進まないことによって感じる焦りや疲労、緊張感が漠然とした不安につながっています。

これについての対処法は次の、「就活で感じる不安を取り除くコツ」にて詳しくお話します。

周りの人は内定をもらっている

自分が就活にうまくいっていないとどうしても周りの人と比較して不安になります。

まして就活でもらう内定は将来に直結していますから不安になるのも無理はありません。

大学など、就活に励む学生と出会う機会は沢山あります。

そのため気にしないよう努めてもどうしても耳に入ってきてしまうでしょう。

周りの人が自分よりも先に内定をもらっていたり、就活がうまくいっているのを見て不安が募る学生も一定数存在します。

だんだん就活の選択肢が狭まってきている

就活も佳境を持迎えると、だんだん選考を受け付ける企業の幅が狭まってきます。

それにより、選べる企業も少なくなってきます。

全然内定がもらえず、選べる選択肢も減ってくると当然不安が押し寄せます。

焦りや緊張感でどうしようもなくなってしまうかもしれません。

就活で不安を取り除くコツ

先ほど、就活で考えられる不安の原因についてお話しました。

ここからは、就活における不安を取り除くコツについてお話します。

以下のことを意識して、焦る気持ちを抑えて就活に挑みましょう。

内定の数やスピードとその質は関連していない

内定をもらった数やその速さよりも、もらった内定の質こそが重視すべきポイントです。

また、就活は縁も大きく関連します。

そのためみんなが内定をもらっているタイミングで内定をもらえていなくても焦る必要はありません。

早く多く内定をもらうことに執着しすぎず、内定企業の質を重視しましょう。

自分のペースで就活をすすめる

さきほども述べた通り、どうしても就活では人の進捗状況と比べてしまうことがあります。

しかし、応募企業もその数も、人柄も違うわけですから、みんなそれぞれペースが違うのは当然なのです。

人は人、自分は自分のペースで就活を勧めることを意識してください。

就活は人と比べて焦る必要は全くないのです。

マイナスなことは考えないように焦らず自分の軸をしっかりと持って就活をすすめましょう。

人に相談してみよう

就活がうまくいかなくて不安になってしまったら、一人で考え込むことをやめて人に相談してみるようにしましょう。

自分の不安に思っていることを口に出すことで発散されるかもしれません。

また、人に相談すると今まで自分では気づかなかったことに気付き前進できるかもしれません。

自分で考え込むとどんどん悪い方向に考えてしまう確率が高いです。

ネガティブになってしまったら、気心の知れた友人や家族を頼るようにしましょう。

就活について不安にならないために準備しておくべき3つの項目

就活に不安を感じているという方も多いのではないでしょうか。

本当に自分は、憧れの企業の内定を勝ち取ることができるのだろうか、他の就活生より劣っているのではないかなど、不安でいっぱいになってしまう方も多いかもしれません。

しかし、このような不安を抱える就活生がいる一方で、自信に満ち溢れ積極的に就活を楽しんでいる人もいるのです。

一体、この差はなんなのでしょうか。

それは、不安にならない考え方の持ち主であることや事前に自分に自信を持つためのトレーニングを行っていることも理由として挙げられるでしょう。

自分に自信を持つことは正しい方法で積極的に行動を起こせば、さほど難しいことではありません。

まずは、思考能力やコミュニケーション能力、他者との関係性などに注目し、自分の能力を高め自信を持って就活に臨んでみませんか。

思考能力

就活への不安が大きいという人は、まず自分の3つの能力を鍛えることから始めてみましょう。

様々な点からアプローチすると効率よく不安を解消し、自信を取り戻せます。

まずは、思考能力です。

思考能力を上げる方法は、至ってシンプルです。

自分の知識を今よりも深めれば良いのです。

たとえばニュースや新聞に目を通すことや今まで読んだことのないジャンルの本をたくさん読んでみると良いでしょう。

知識を深める方法はたくさんありますが、最も素早く得るにはどんな情報であれ、すかさずキャッチして自分のものにしてしまうことが欠かせません。

普段、何気なく過ごしている一日でも、これまで目にすることのなかったニュースや新聞、本などで情報を集めてみると自分の糧になる豊富な知識を得ることができます。

また、活字を読むのは苦手という人は、恩師や友人、家族との会話を増やし新たな情報を集めてみてはいかがでしょうか。

これまで興味のなかったことでも、じっくりと耳を傾けて向き合ってみると思考能力を上げることができ、必ずや自分に自信を付けられるはずです。

コミュニケーション能力

社会人にとってコミュニケーション能力を高めることは、とても大切なことです。

どんな人とも円滑にコミュニケーションが図れる方は、プライベートはもちろんのこと、仕事の場でも高い評価を得られます。

自分のコミュニケーション能力に自信がないという方が大半ですが、実はちょっとした心がけをするだけで人と接することや自分の会話力に自信が持てるようになります。

効率よくコミュニケーション能力を上げるなら、まずはすでにビジネスで成功している人の話を直接聞きに行くことが一番です。

成功者の話は、ためになることばかりです。

あらゆる成功体験を持っている人物の話は、自分の意識を高めてくれるだけでなく、正しいコミュニケーションの図り方まで知りたい情報を得ることにつながります。

仕事に関わる人間関係でコミュニケーションを図ることは最も重要です。

相手を不快にさせない会話ができるようになれば信頼を得ることができるだけでなく、自分をしっかりと理解してもらえます。

OB訪問などを積極的に行い仕事で活躍している先輩と話をすることは、ためになる情報を得ながら聞く力や話す力を養うトレーニングになることでしょう。

相手の話にじっくりと耳を傾け、疑問点がある場合には、積極的に質問することは間違いではありません。

聞き上手や質問上手もコミュニケーション能力が高い人の特徴なので、いろいろな人に会い、まずは軽い気持ちで会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。

他者との関係性

近年、人と関わることに苦手意識を持っているという方も少なくありません。

他者とあえて深い関係になることを避けているという方もいますが、これは就活で自信を持って臨みたいという方にはオススメできません。

その理由は、一流のビジネスマンは、何よりもチームワークを大切にしているからです。

円滑に仕事を進め大きな成果を残すには、やはりチームワークがなければ達成することはできないでしょう。

人と関わることに苦手意識を持っているという方は、なるべく早い段階で他者と関わる力を身に付けることが大切です。

他者との関係性を深めるといっても難しく考えることはありません。

日常生活の中でも無理なく他者と関わる力を身に付けることができます。

簡単な方法としてオススメなのは、バイトやインターンに積極的に参加し人との関わりを増やすことです。

人と接することが苦手という方は、慣れるまでは大きなストレスを感じてしまうかもしれません。

しかし、本格的に就活を行い、入社する前に他者との関係性を深めるトレーニングを行っておくと、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになります。

様々なタイプの人と接しチームで動く練習をしておくことで知らず知らずのうちに自分に自信を取り戻せるはずです。

もちろん、将来への不安も解消できるので、ぜひ自分のためにチャレンジしてみてください。

将来への不安を払拭する方法

将来のことが気になって就活が思うように進められないという方は、まずは自分が何に対して不安を抱いているのかをリストアップするなどして、明確にしてみましょう。

不安を感じる事情によっても、払拭する方法は異なってくるからです。

長く同じ企業で頑張りたいと思っているけれど、企業の倒産リスクなどに不安があるのか、それとも自分の能力やスキルに不安を感じているのか、それとも将来の収入や老後の年金など経済的な面に不安があるのか、それとも自分の健康や精神力、体力面などに不安があるのか、少し立ち止まって考えてみましょう。

不安を持つ原因は一つではなく、複数混在して絡み合っているケースもあります。

自分が不安を感じている要素を明確化して再認識したうえで、それに対する対処法を実践していきましょう。

ポイント1 将来性のある業種や安定成長企業をリサーチする

就職したからには長く勤めて、キャリアを形成していきたいのに、今の時代はどの企業がいきなり経営難に陥る場合や上場廃止になるかもしれないなど不安を感じている場合は、まずは就活のターゲットの見直しから行いましょう。

将来に不安を感じる人ほど、内定をもらえないことにも不安を感じやすいです。

そのため、内定を少しでも多く得たいと、とにかく数を求めて、業種や会社の規模、職種なども問わず、やむくもにエントリーして活動する方が少なくありません。

数だけを求めるのではなく、本当に自分がやりたいことを考え、将来性の見込める業種や安定成長が期待できる企業をしっかりとリサーチ、分析してみましょう。

現在の経済環境や将来的な市場の発展可能性、業種の分析や企業の財務分析、中長期計画などを調べて、自分なりに分析することは、ビジネスマンとしてのスキルアップにもつながります。

もちろん、まだ学生さんなので自分の考えだけでなく、経済評論家やアナリストなど専門家の意見などもリサーチしてみて、どんな意見があるのかを学びましょう。

こうした分析や学びは、その後の就職活動や面接での質疑応答にも活きてきます。

ポイント2 キャリアプランを描く

将来が不安なのは、自分の将来が漠然としていて、先が読めないからです。

自分の将来の姿が思い描けるようになれば、不安が少しずつ払拭できます。

入社したらこんな仕事をして経験を積み上げ、何歳の時点で課長になる、何歳の時点で部長になるとか、10年勤務したら転職してこんな仕事をするとか、規模の大きな会社に行く、何歳で独立起業するなど、自分なりの目標や夢を描いてみましょう。

有名な実業家やプロスポーツ選手の多くが、幼稚園や小学生時代のまだ幼い頃から将来の自分の姿を思い描き、そのためにはどんな勉強や練習をすればよいのか具体的な計画や数値目標の設定をしていたといいます。

自分のキャリアプランが描ければ、それに向けて活動しようという目標や目的ができ、気持ちが前向きになって不安も拭えるようになります。

ポイント3 スキルアップや資格取得を検討する

キャリアプランを描いたら、その目標や夢に合わせて、どんなスキルや資格が必要になるのか、検討しましょう。

一つの会社だけで積み上げていくキャリアや経験は、場合によってはその会社や特定の業種や特定の職種にしか通用しないことも少なくありません。

ですが、国家資格や汎用性のあるスキルなどを取得することで、万が一、会社が倒産した場合やリストラされたとしても、すぐに次の就職先が見つかることや場合によっては自分で独立して仕事をしていくことも可能になります。

就活でターゲットにしている企業の業種や職種に関連するスキルの向上やより収入アップが目指せる専門資格はもちろん、まったく関連のない資格なども視野に入れてみましょう。

たとえば、就職して5年して一人前になって、お金も貯められた時点で、自分の仕事とは無関係だけれど、自分が興味ある分野で資格を取得するための勉強を通信講座で始めようとか、平日の夜間や土日にスクールに通おうといったものです。

手に職をつけることで、万が一、会社の経営が傾いた場合でも、自分一人で頑張れる自信とスキルがもたらされます。

ポイント4 ライフプランを描きキャッシュフローのシミュレーションをする

収入が少ないと結婚することや子どもを持つのも難しいかも、マイホームは欲しいけれど住宅ローンが払えないかもと不安になっていませんか。

テレビやネットの情報で、今の若い世代は収入が少なく結婚できない人が多い、子どもを持ちたくても一人以上は無理などと報道されているのを見る度に、どんどん不安になる方は少なくありません。

自分は結婚できないかもしれない、子育ての費用が出ないかもしれない、ということは老後は一人で暮らさなくてはならないと、どんどん悪い方向に考え出します。

年金がもらえないかも、長生きしたら介護費用がかかるかもと、将来がとっても不安になるのです。

まだ働いてお金も稼いでないのに、そんな不安を抱いていないで、まずは将来にどのくらいお金がかかり、どのくらい稼げばうまく行きそうか、見込まれる収入でどのくらい貯蓄ができるかシミュレーションをしてみましょう。

ネットで探すと無料のシミュレーションツールがダウンロードでき、スマホアプリなども配信されています。

自分の理想のライフプランを描き、〇歳で結婚、〇歳で第一子の誕生、〇歳で第二子の誕生、〇歳でマイホームを取得、〇歳で定年退職と目標を立て、そのためにどのくらいのお金がかかるか見積もります。

具体的な金額がわからない場合は、公表されている平均的な費用を活用しましょう。

かかるお金に対して、どのくらいの収入が得られればよいのかをシミュレーションします。

すると、どのくらいのお給料がもらえる企業に就職すればよいのか、その後、どうやってスキルアップやキャリアを重ねて収入アップすればよいのかが見えてきます。

将来のライフプランと経済的なシミュレーションを行い、それを達成できる企業選びをすることで、安心が得られるのではないでしょうか。

ライフプランの実現のために仕事を頑張るモチベーションも生まれ、気持ちも前向きになれます。

ポイント5 健康増進を図りながら医療保険や個人年金について検討する

将来の年金が不安、結婚するお金が貯められず、一生、独身かもしれない、子どもに頼れないかもしれないと、若いながらも遠い将来を悲観している方は少なくありません。

30代、40代の結婚事情や50代独身のデータ、孤独死のニュースや介護殺人の事件、子どもの虐待などのさまざまな情報が溢れる中、学生さんでも将来を不安に思ってしまう方が多いのです。

さらにブラック企業に就職してしまったらどうしよう、体力や精神力が持たないかもとか、仕事が忙しくて体を壊すかもなどと働く前から気になる方もいるでしょう。

自分の親や身近な人が健康を害している方や闘病生活を送っている様子を見ている方はなおさらそう思います。

健康は安心して将来を送り、仕事をしていくうえでも重要な要素で、若い時代の不摂生が将来の健康に影響することも少なくありません。

不安を感じているなら、今からでも生活を見直し、バランスのよい食生活を心掛ける、運動習慣を付けるなどして自分を守り、体力を付けるアクションに出ましょう。

保険料が安い若くて健康なうちに医療保険や生命保険、収入補償保険に加入していく、コツコツと個人年金で老後の資金を貯めることも将来の不安を払拭する方法のひとつです。

万が一、病気になった際や事故で働けなくなった際の助けとなり、老後の不安解消にも役立ちます。

まとめ

将来が不安になる方は将来の目標が明確でない方や自分に自信が持てない方が少なくありません。

将来が不安になる理由を明確にしたうえで、自分に何が足りないのか、どうすれば不安が払拭できるかを考え、安定成長が期待できる業種や企業選びやキャリアプランやライフプランの作成、スキルアップ計画などを立てましょう。

仕事をしていくうえでは体が資本ですから、健康維持のための対策もポイントです。

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