【学部別】理系におすすめの職業や人気の企業を徹底解説!

【学部別】理系におすすめの職業や人気の企業を徹底解説!

理系出身の方は学生時代に専門的な知識や技術を習得しています。

専門分野の知識をより深めることを目指す場合は、大学院へ進学し研究開発職へ進むことが勧められますが、もし研究開発以外を希望するのであれば、学部卒であっても理系の職業に就けば十分活躍が期待できるでしょう。

この記事では、理系の専門知識や技術を活かして就職したい理系学部生に向けて、おすすめ職業や人気企業、各業界の今後の動向についてご紹介します。

【理系の職業】そもそもなぜ理系は就職に有利なのか

理系学生は文系学生に比べ、仕事量、ストレスへの耐性が強いと言えます。

学生生活において、単位取得のためにも専門的な分野で研究しなくてはなりません。

この研究のプロセスを経験していることは、就職後の仕事内容を習得し活躍するための能力が高いことを示します。

専門分野の研究には、難しい文献やデータを読み取り、地道に実験を進める必要があります。

これらの実験結果の集計やレポートを作成し論文を完成させる多大な作業量への耐性があることは、社会人として大きな強みです。

また、研究室で一定の結果が出るまで長時間の拘束にも対応し、継続する忍耐強さも高く評価されます。

日々の積み重ねによって結果を出すこと、失敗から考察し成功に繋げる経験は就職後早期の活躍に繋がる実績と言えます。

【理系の職業】文系と理系の平均年収の違い

基本的に文系学部と理系学部のそれぞれの出身者の平均年収を比べた場合、理系出身者の方が平均年収は高いとされています。

実際に比較してみると理系出身者の平均年収は638万円で文系出身者の平均年収は551万円と、理系出身者の平均年収は文系出身者の平均年収に比べて約90万円の差をつける結果となりました。

理由としては先ほど述べた通り、理系学生は専門知識だけでなく、技術やノウハウなども習得している学生が多いため、即戦力として活躍できるからです。

ただし、システム開発のように文系出身者が理系出身者の平均年収を上回る場合もあるので、職種によってばらつきがあることを知っておきましょう。

【理系の職業】理系に人気の業界の今後

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技術進歩がグローバルに進んでいく中、理系関連の業界は勢いを増しています。

もっとも、就職をするうえでは今だけでなく、将来的にも安定成長が望めるのかが重要になります。

かつては世界を圧倒した大手家電メーカーや自動車部品や自動車メーカーなどでも激震が起こる時代です。

就職してほどなく業績が悪化して、収入減少やリストラが起こらないかといった不安もあるかもしれません。

理系に人気の業界の今後について以下のものをチェックしておきましょう。

IT業界
自動車業界
工作機械
電子部品・半導体
化学業界
製薬業界
化粧品業界
食品業界
土木・建築業界

IT業界

ソフトウェア開発は令和改元への対応や消費税増税によるシステムの変更、働き方改革やフィンテック推進などにより需要が続いており、今後も増収増益見込みです。

インターネットサービス業はインターネット通信量の増大が追い風となっており、今後もクラウドサービスや情報セキュリティ分野の伸びが期待されます。

自動車業界

消費税増税や若者の自動車所有離れの影響もあり、国内生産・販売台数は微減が予想されています。

収益立て直しのため減産を図る企業も登場しており、業績見通しは明暗が分かれる状況です。

工作機器

工作機器は自動化ニーズが堅調ですが、中国減速の不透明感が漂っており、今後の業績見通しは減収減益が見込まれています。

産業機械製造の分野では各地域での販売網強化や高付加価値商品の拡大にプラスして、AI・IoT領域でいかに人材力を強化するかが業績を分けるポイントになっており、人材採用や育成の強化が期待されています。

電子部品・半導体

自動車関連需要や5G関連需要などを背景に堅調が見込まれるものの、米中貿易摩擦の動向による不透明感もくすぶっています。

化学業界

電池部材、5G関連などで増収が見込まれています。

また、世界でプラスチックによる環境問題が注目される中、生分解性プラスチックの分野への期待度が大きい業界です。

ただし、米中貿易摩擦の影響は懸念されています。

製薬業界

2019年度以降は薬価改定が毎年行われるようになるため、制度改革への対応が喫緊の課題です。

一方で、海外展開はさらに加速すると見込まれています。

化粧品業界

異業種からの化粧品開発・製造参入の動きも多く、アンチエイジング商品など競争が激しい業界です。

消費税率の引き上げによる個人消費の変化に注目が集まっています。

ネット販売や在庫の管理、流通最適化がカギを握っています。

食品業界

原材料費や人件費の上昇が続いていますが、消費者の食の簡便化ニーズを捉えた商品開発を推進していくことで増収増益が見込まれています。

酒類製造業では節約志向やRTDなどへの需要シフトが進んでおり、ビール需要は減少傾向が続いており、各社は主力ブランドの販売強化に取り組んでいる状況です。

土木・建築業界

先行指標となる受注高は民需に支えられ大幅に増大しており、増収が見込まれるものの、労務費の高止まりが懸念材料です。

【理系の職業】理系の職種の特徴

理系の職種には、文系職種にはない特徴がいくつかあります。

主な特徴としては、「専門職が多いこと」、「データなどから分析するものが多いこと」などといった点が挙げられます。

大学や大学院などで高度な専門知識を身につけた人、分析力が高い人にとっては、理系はやりがいのある職種が多いことが特徴です。

理系職種への就職を目指している人は、これらの特徴についてもしっかり押さえたうえで、自分の適性について判断してみると良いでしょう。

専門職が多い

理系の職種の一番の特徴は、専門職が多いことです。

文系の職種では、いわゆる総合職や一般職と呼ばれている職種が多くあります。

一方、理系の職種では、そのような職種に就く人は少数派です。

どちらかというと、研究職や技術職など、その仕事を極める専門職の割合が比較的高くなっています。

医療、IT、農業、建築など、自分の専門分野の知識や技術などを活かして、働けるのが理系職種の魅力です。

また、理系の専門職は、仕事を通して専門性をより高めることやスキルアップがしやすいといったメリットもあります。

在職中に他社でも通用するような高度な専門スキルを身につけておけば、転職活動の際にも有利になることでしょう。

データなどから分析するものが多い

さまざまなデータを扱う仕事が多いことも理系の職種ならではの特徴です。

データ分析では、乱雑なデータを分析したり、共通点を見つけたりしながら、改善点を探していきます。

学生時代の勉強や研究で培った分析力を活かして、活躍できるチャンスが多いのが理系職種の魅力です。

また、理系の職種は、数字を扱う機会も多くなります。

売上や実験結果などさまざまなデータや数字を取り扱うことや細かく分析をする職業に就いている人も多いのです。

そのため、理系は、数字から何かを読み取ることができる人、計算が得意な人が向いている職種と言えます。

【理系の職業】企業が必要としている力

ここでは理系の職業で企業が必要としている力を、論理的思考力と知的好奇心と忍耐力について解説していきます。

論理的思考力

一つ目は論理的思考力です。

これは物事を体系的に整理し、筋道立てて考える力のことで、理系学生は文系学生よりもこの力に長けているとされています。

企業は論理的思考力をもっていて業務上で問題が発生した時にも原因を特定したり、改善策を導き出すことができる学生を必要としているのです。

知的好奇心

二つ目は知的好奇心です。

これは物事を自発的に探究しようとする力のことです。

大学時代に研究をしてきた理系学生にとってこの力はなくてはならない力だったと思います。

企業は知的好奇心をもっていて、まだ知らぬ最先端の技術や革新的なサービスの開発や運用に物怖じせずに携わることができる学生を必要としているのです。

忍耐力

三つ目は忍耐力です。

これは目的達成のために継続的に取り組む力のことです。

企業はさらなる成長のために高い技術やサービスの研究や開発に日々取り組んでいます。

そのような研究や開発は思うように上手くいかず、壁にぶつかることも多々ある業務です。

企業はそうした時に忍耐力があることで諦めず、継続的に業務をこなすことができる学生を必要としているのです。

理系の職業】理系学生におすすめの職業とは

理系学生の強みはIT知識、情報リテラシーが企業側の求める一定程度保証されていることです。

また、定量的な思考能力が備わっていることも評価されます。

さまざまな業界でIT技術が取り入れられる昨今では、IT業界の業界規模が拡大を続けており人気の高い業種となっています。

理系学生は業界を問わず歓迎される傾向にあり、理系文系問わず様々な業種に就職する流れが強いです。

近年では理系学部生のコンサルティング、営業(技術営業)、金融業界などでの活躍も多く見られます。

【理系の職業】エンジニア

プログラミングスキルがある場合には、エンジニア職がおすすめです。

近年では多くの理系学部学科でプログラミングの授業が実施されており、それらの知識はエンジニアとして即戦力となるため多くの企業で歓迎されます。

情報系の学生ではない場合も、現在では誰でもコードが書ける時代であり敷居も低くなっていると言えます。

プログラミングのスキルが求められていることを踏まえ、大学の講義ではプログラミングの授業を履修することがおすすめです。

プログラミングの知識があることで就職先の選択肢が広がり、評価も高くなるため履修のメリットは非常に大きいです。

プログラミング言語の中でも近年人気の高い「Python(パイソン)」は、科学技術分野を中心に幅広い分野で重宝されているプログラミング言語です。

Pythonはコードの記述が短くシンプルな言語で、初心者でも比較的容易に利用できるため、まずはPythonから始めてみましょう。

【理系の職業】金融業界

数値化できない定性的思考を得意とする文系出身学生に比べ、理系学生は物事を数値化できる定量的思考が強みです。

定量的に思考することは常に数字を扱う金融系の業務において重要なスキルです。

また、論理的に物事を考え研究の実績を積んできた理系学生は、論理的思考力も身についています。

論理的な思考力はどの業界においても必要なスキルですが、金融業界はお金を扱うため、感情や直感ではなく事実や数字に基づいた論理的な判断が求められます。

理系学生は数値データにもとづいた研究を行うことが多いため、数字を用いた論理的な説明能力に長けており、金融業界において高く評価されます。

企業の決算書や損益計算書から競合他社との優位性や経営力を読み解く際に定量的思考、論理的思考が必須であり、投資の判断にもかかわる重要なスキルであるため高い優位性があると言えます。

【理系の職業】コンサル

近年コンサル業界へ進む理系学生が増加傾向にあります。

コンサルティングの業務内容は、企業(クライアント)の経営的な課題について情報収集し、分析結果をもとに改善案を立てていくことが中心です。

現在では業界問わず、コンサルティングを専門家へ依頼し、生産性の向上や合理化などを行っていることが主流となっているため、多くのコンサルティング会社が設立されています。

コンサル業界の市場規模も、年々増加しておりコンサルタントも注目度の高い職業となっています。

注目度の高いコンサル業界を希望する学生が増え、現在では競争率も非常に高くなっている人気の職業です。

コンサル業界も金融業界と同様に数値化や分析力が求められ、理系学生の持つ論理的かつ定量的思考能力を活かすことで想像以上に活躍の場が多くなります。

【理系の職業】公務員(技術系)

理系学生の就職先として注目が高まっている業界の一つに技術系公務員が挙げられます。

試験区分の違いやスケジュールなど、民間企業の就職活動をする場合と異なる店も多くあるため事前準備と情報収集をしっかりと実施しなくてはなりません。

技術系の国家公務員は、理系の知識を活かしながら国の政策を作り上げていく総合職と、その政策を実行していく一般職に分けられます。

業務内容によりさまざまな区分があるため、理系学科で履修した内容に合った専門的な職業につける可能性が高いです。

数学、物理、化学、生物学などの理学から、電気電子系、機械系、応用化学、建築・土木など区分はさまざまです。

技術系公務員は国家プロジェクトのような大きなプロジェクトに携わることが大きなやりがいになると言えます。

白衣を着て研究するような業務ではなくとも、専門知識を十分に活用した業務に携われます。

研究業務をしたい場合には大学院進学のうえ、院卒者向け採用コースを検討しましょう。

【理系の職業】弁理士

弁理士は理系最高峰の資格と言われており、弁理士試験においては合格者・志願者ともに理系出身者が圧倒的に多くなっています。

士業(弁護士、弁理士、司法書士、行政書士、税理士、社会保険社労士、土地家屋調査士、海事代理士)の中でも弁理士は唯一、理系出身者が7割を超える職業です。

弁理士は特許出願書類の作成が主な業務です。

特許として出願する発明の多くは、最先端の科学技術を駆使したものであるため、発明の内容を素早く理解し発明内容を的確に文章に落とし込むには理系分野の知識が重要となります。

そのため弁理士業界では、理系出身者は常に求められている人材であると言えます。

弁理士資格を取れば特許事務所の開業もできるため、弁理士となることで将来的なキャリアの幅が広がります。

理系大学には知的財産に関する法律を勉強する講座が開講している場合もあり、弁理士に興味があれば履修がおすすめです。

【理系の職業】MR

MR(Medical Representatives)は日本語では医療情報担当者と呼ばれます。

製薬会社などの企業のMRとして、自社の医薬品について医療関係者に説明し購入してもらう営業職です。

医療機関と連携し医薬品の効果や副作用に関する情報収集や分析を行うこともあります。

他業界の営業とは異なり、医薬品の深い理解が必須となるため、化学・薬学の知識が必要になります。

化学系や薬学系の学生が活躍できる業界と言えますが、単に薬学などの専門知識が高いだけではMRとしての業務は困難です。

日々忙しい医師や薬剤師などの医療関係者と良好なコミュニケーションをとり、信頼関係を構築する能力が必要不可欠です。

人と関わることが得意であり、初対面の人とも良好なコミュニケーションをはかれ、長期的な関係を築ける対人スキルが高く評価されます。

【理系の職業】理系に人気の企業ランキング

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理系学生に人気の企業をランキングで紹介します。

学部卒での就職活動については、研究職での採用は難しくなっています。

企業において技術営業職などに就くことで、多くの理系出身者が専門性を発揮しながら活躍しています。

ぜひ参考にしてください。

Sky
日本アイ・ビー・エム
トヨタ自動車
損害損保ジャパン
ソニーグループ

人気企業が今後目指していることや求められている技術、人材の傾向についてみていきましょう。

第1位:Sky

IT系大手企業のSky株式会社は、情報セキュリティ分野や教育分野などの商品開発販売を行うメーカー事業と、各業界からのオーダーに応える請負開発事業を強みとしています。

ソフトウェア開発は消費税増税によるシステムの変更やインボイス制度、働き方改革やフィンテック推進などにより需要が続いており、今後も市場の拡大が続く見込みです。

IT系サービス業はインターネット通信量の増大が追い風となっており、今後もクラウドサービスや情報セキュリティ分野の伸びが期待されます。

システムエンジニアなど理系学生が専門性と強みを活かして活躍できる業界です。

SkyはIT系企業の中でも非常に人気が高く、就職難易度は高いです。

全国から優秀な学生が多くエントリーするため、採用倍率は100倍以上であり、内定率も6%程度と非常に低いです。

難易度は高いながらも他社と比較して採用人数も多くなっており、全国のさまざまな大学からの採用を行っていることから、取り組み次第で内定獲得の可能性があります。

第2位:日本アイ・ビー・エム

日本IBMは、世界的なテクノロジー企業IBMの日本法人であり、企業向けコンサルティングをはじめ、ソフトウェア、インフラストラクチャー、エコシステムなどの導入と運用といった幅広いサービスを提供しています。

コンサル企業の中でも日本IBMはトップクラスの企業であるため、人気が高く就活偏差値は69と高水準です。

一方で、近年コンサル業界は人手不足なので、採用人数を大幅に拡大している側面もあり、倍率は比較的抑えられており20倍ほどと推定されています。

2023年の新卒採用人数の募集要項には「301名」の記載がありましたが、直近では500人を超える採用を行っています。

さまざまな大学からの採用実績があり、しっかりと対策することで書類選考通過は大学を問わず期待できます。

しかし、コンサル業界特有のケース面接で苦戦する人が多いです。

ケース面接は一般的な面接と違い、特定の商材の市場規模を拡大するにはどうすれば良いか、などケースワークが出題される面接です。

データがない中で数値を論理的に推測し、課題を解決する方法を短時間で思考し言語化する能力が求められます。

第3位:トヨタ自動車

トヨタ自動車は日本を代表する大手自動車メーカーであり、1台の車を通して豊かな社会や環境、生活をつくっていくことを自社の重要な仕事と位置付けています。

現在では世界中に生産拠点や販売網を持っている世界的な企業となっており、技術職で世界規模の業務に携われるなど理系学生から非常に人気が高くなっています。

トヨタは革新的な技術を生み出し続け、持続可能なモビリティの実現にも意欲的に取り組み、耐久性・安全性・燃費効率など車技術の開発により世界中の顧客から信頼されるグローバル企業です。

自動車業界は電動化や自動化、コネクティッドサービス、カーシェアリングなどの技術革新やニーズの変化が激しく、近年大きなパラダイムチェンジを迎えています。

新たなライバルも踏まえたサバイバル競争の時代を担う人材が求められています。

トヨタは社員3~5年目で必ず海外在中の機会が与えられるなど、若手のうちから世界規模で働ける環境があり、福利厚生制度も日本でもトップレベルの水準です。

就職難易度は非常に高いため、念入りに企業研究を実施したうえで入社意欲や自身のスキル、強みをしっかりと示すよう対策が必要です。

第4位:損害損保ジャパン

損害損保ジャパンは大手保険会社であり金融業界に該当します。

主要事業である自動車保険分野において、自動車の安全性能の向上など自動車事故の減少に伴った業界各社による商品改定が実施されるなど、近年大きな変化の見られる業界です。

自動車保険料の引き下げ後も、サイバーリスク保険の提供を開始するなど時代の流れに柔軟に対応した多角的な事業展開を行い、売上高は年々増加しています。

企業のデジタル化やインターネットの普及、銀行窓口販売の解禁に伴い今後も売り上げ増加が期待できる業界です。

また、海外事業の強化に取り組み、積極的に海外進出が進められているため、グローバルな活躍の場も期待されます。

自動車や自然災害など身近なリスクに加え、個人情報の漏洩やサイバー事故など新たなリスクに対し先回りで備える損害保険業務はリスクコンサルティングとも言えます。

保険業界においても、定量的思考や数値分析能力などの理系の素養が求められており、多くの理系出身者がさまざまな部門で活躍している業界です。

産業の発展を支えることや社会貢献に直結する業務に携わることが損害保険業界の魅力です。

第5位:ソニーグループ

大手電機メーカーのソニーは就職活動に関するランキングでも常に上位にランクインする人気企業です。

ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」という理念を掲げ、多種多様な事業を展開しています。

金融や関連事業なども展開しており、研究開発によって培われた技術が積極的に用いられ、最先端の技術に触れる現場で専門性を活かし活躍できる場が多数用意されています。

世界に認められてきた自社商品やサービス提供を通じて培ってきたテクノロジーと最先端のAIテクノロジーの融合で、他のメーカーにはできない新たなイノベーションを引き起こす世界規模の業務に携われる企業です。

また、社員の意欲を評価して個性を伸ばす支援が豊富であり、挑戦を後押しする社内制度が整っています。

多様な生き方に寄り添い、社員が自分らしく活躍し続けられる福利厚生も充実しています。

6位以下を紹介

6位以下の人気企業についても、金融業界、コンサル業界に続き、大手メーカーが多くランクインしています。

例年に比べ、複数の保険会社のランクアップが見られるなど近年金融業界は理系学生からの人気が高いです。

メーカー企業においても、各部署で理系の専門性を活かした活躍の場があるため根強い人気を保っています。

近年各業界において、企業はビジネス環境の激しい変化に対応する必要があり、デジタル技術を活用した変革によって自社の競争力を高めることが求められています。

理系学生の知識とスキルは業界問わずDX人材として期待される強みであり、歓迎される傾向にあるため就職活動では高い優位性を発揮します。

ランキングを参考に自分の強みを活かして活躍できる企業を探りましょう。

【理系の職業】人気企業に就職するためのポイント

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理系の方が、人気企業に就職するためには、研究内容は素人でも理解できるように説明する、論理的思考力をアピールするなど、いくつかのポイントがあります。

ポイントごとに、詳しく見ていきましょう。

研究内容は素人でも理解できるように噛み砕いて説明する

就職活動において、自身の研究内容を説明する場面がでてくることが予想されますが、専門外の人が理解できるよう噛み砕いてわかりやすく話すことが重要です。

理系や専攻仲間同士では当たり前の会話であっても、専門外の人が聞くと全く理解できないことがあることを常に意識します。

就職活動においては、相手が誰であっても中学生向けに話す場面をイメージするなど、わかりやすい説明を習慣づけることで相手にとって親切な解説内容となります。

人事担当者は研究そのものに興味を持ち質問しているわけではなく、その研究を通して学んだ内容や習得した技術を知ろうとしています。

研究によって得た知識や技術を活かして、入社後どのように活躍できるかをわかりやすく説明する必要があります。

専門用語はNG

理系学生は自分の専門分野に関して、無意識に専門用語を使って話してしまいがちです。

専門用語を使ってしまうことで研究内容が伝わりにくくなるうえ、自分の持っている強みを理解してもらえなくなります。

どうしても専門用語を使う必要がある場合には、たとえ話を用いるなどして、それがどういう意味なのかをわかりやすく解説するように心がけます。

専門的な高度な内容を専門外の人にとってもわかりやすく説明する技術は、社会人として他職種と連携して業務を進める際に重要なコミュニケーションスキルでもあり高評価に繋がります。

また、専門用語ばかりで難しい説明をしようとする人と比較し、丁寧に説明しようとする姿勢は選考において好印象を与えやすいと言えます。

研究内容よりも「研究を行う理由」、「研究で直面した問題にどのように対処したのか」、「その研究で何が得られたのか」が大切である

自分の専門分野について問われた際、つい研究内容に関して詳しく話したくなるのが自然ですが、採用担当者の質問意図は研究内容を詳しく知ることではありません。

なぜその研究を行おうと思ったか、その研究でどのような問題を乗り越え、どんな成果を得たのかを知りたいと思っています。

研究に向かう姿勢や得た成果を示すことで、物事と向き合う力や課題を見つけ乗り越える力、対応力、忍耐力といった入社後に重要となってくる素養を証明します。

企業の求める人物像に合致するよう、研究によって得た能力や技術、経験の積み重ねにより学んだことを含め、研究成果を説明します。

物事の問題点を捉え、改善することにより成果を出すことは、社会人として業界業種問わず必要とされる重要なスキルです。

面接官との会話のキャッチボールを意識する

面接の際、初対面の面接官との会話がスムーズできることも、選考の際に重要視されるポイントです。

人気企業は規模が大きく、従業員数も多く部署も多種多様であるため、他部署と連携して業務を進める場面が多いものです。

他職種との連携は業務効率にも大きく関わり、選考の際には学力だけではなくコミュニケーションスキルが評価されます。

コミュニケーションスキルは特に面接の際に見られているため、会話のキャッチボールがスムーズにできるよう対策を進めます。

普段から明るい表情を心がけ、さまざまな場面で多くの人とコミュニケーションをはかるよう、意識的にコミュニケーションスキルを高めておきたいものです。

一方的に自己PRを発信しないよう、企業側の問いかけや話す内容にも耳を傾け、誠実に答えられる練習もしておくと良いです。

質問に対して適切な回答をする

上手な会話のキャッチボールを行うためには、まず面接官の話をよく聞くことが大切です。

相手の話をじっくり聞いて、何を問われているのかをよく考えるようにすれば、とんちんかんな回答も避けられるようになります。

とくに面接時には、普段よりも緊張しやすくなりますので、早く質問に答えなくてはと焦ってしまいがちです。

慌ててしまうと、質問に対する適切な回答ができなくなってしまうこともあるので、十分に注意するようにしてください。

1人で話しすぎない

人気企業に就職したいという思いが強いと、選考時の自己アピールにもついつい力が入りがちになります。

自己アピールに必死になってしまうと、1人で話し過ぎてしまうこともあるので、気をつけるようにしたほうがよいでしょう。

1人でベラベラと話す人は、自分勝手だという印象を持たれてしまうので、相手の話を聞く姿勢も見せながら、上手に自分をアピールするようにしてください。

論理的思考力をアピールする

理系の方は、論理的思考力が高い人が多いので、人気企業を受ける際には、その能力をアピールするようにしたほうがよいでしょう。

話し方はPREP法を用いる

自分の論理的思考力をアピールするためのおすすめの方法は、PREP法を用いることです。

PREP法というのは、結論、理由、具体例、ポイントなどで話す方法です。

この方法で話すようにすれば、相手にわかりやすく伝えられますし、自分の論理的思考力の高さも伝わりやすくなります。

いきなり、PREP法で話し出すのは難しいこともあるので、紙に書き出したり、スマートフォンなどでメモしたりして、普段から練習しておくことをおすすめします。

エピソードを話す際は数字を出して根拠を出す

具体的な数字を提示することは、相手に説得力を持たせられます。

抽象的な言葉でだらだらと説明するよりも、この研究によって得た成果に関する数字をはっきり示したほうが相手もすぐに納得してくれることも多いのです。

人気企業の選考時に、自分のエピソードを話す際には、できるだけ具体的な数字を盛り込んで伝えるようにしてみてください。

【理系の職業】理系が文系職に就職してもいいのか?

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理系の素養はどの業界においても重要視される強みであり、評価が高くなる傾向にあります。

就職後に会社に貢献できる分野であれば、理系出身者が文系職を志望することは歓迎されると言えます。

自分が最も大切にしている軸から考えることが重要です。

しっかりと自己分析を実施し、言語化できるよう対策しましょう。

例えば、

私は大学では工学部でモノづくりに取り組みました。
モノづくりをする中で、良いモノができた際に良い商品をどのように世間に知ってもらい、売れる仕組みをつくるのかを考えることに関心を持ち、マーケティング領域の講義を履修しました。 
マーケティングに関する学びは大変興味深く、数値データを活用した効果的なマーケティングにより世の中に良いモノを届けられることを学びました。
御社にてマーケティングスキルを磨き、実践することにより魅力的な商品を世の中に知ってもらい、消費者へ届けることに貢献したいと考えています。

上記のように、入社後貢献できる分野への関心や学んできたこと、活用できるスキルを具体的にアピールしましょう。

まとめ

理系は学部ごとに学んできた専門知識や技術、取得した資格などが異なり、就職先の人気企業やおすすめ職種も異なっています。

先輩たちの人気の就職先や職業と今後の動向を踏まえて、どの道に進みたいか検討しましょう。

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