【例文5選】志望動機200字を上手に書くポイント6つ|事前の準備と書いておきたいことも紹介

【例文5選】志望動機200字を上手に書くポイント6つ|事前の準備と書いておきたいことも紹介

「志望動機をかっこよく書きたいけど、どう書けばいいのか分からない」
「志望動機を200字で書くなんてどうしよう」
就職活動を本格的に始めるに当たって大切なことは、どの企業を志望するかです。

そしてエントリーする際に特に悩むことの1つが志望動機を書くことでしょう。

しかし、いざ志望動機を書こうとしてもどんな内容をどう書けばいいのか、考えがまとまらないという経験をした人は多いのではないでしょうか。

ここでは、200字程度で熱意が伝わる志望動機を書くために大切なことを、6つのポイントを中心に解説しています。

これをよく読むことで、事前準備をどうすれば良いかも理解でき、熱意ある志望動機を書くポイントが理解できます。

内容をよく読んで、志望動機を書くための準備を始めましょう。

この記事を読んでわかること
  • 200字の志望動機の書き方
  • 志望動機の書くべきこと
  • 志望動機を200字にまとめるポイント
  • 200字の志望動機の例文
この記事をおすすめしたい人
  • 200字の志望動機を書かなければならない人
  • 志望動機に書くべきことを知りたい人
  • 志望動機が短くまとまらない人
  • 例文を参考に志望動機を書きたい人

【200字の志望動機】志望動機を聞く理由 

いきなり志望動機を書こうとする方も多いのですが、志望動機を書く前に、まずはなぜ企業が志望動機を聞いてくるのか理由を理解しないといけません。

なぜなら、理由が分からないまま書いてしまうとせっかくの熱意や意欲がうまく伝わらないおそれがあるからです。

まずは、面接官がなぜ志望動機を聞くのか、その具体的な理由について解説していきます。

大きく分けて3つありますので、それぞれのポイントを押さえ、自分の熱意や意欲をアピールしましょう。

志望動機を聞く理由
  • 熱意を見るため
  • 人柄を見るため
  • 適性を見るため

熱意を見るため

まず、企業は応募者に熱意があるかどうかをチェックします。

なぜなら、多くの企業は早期離職を懸念しているからです。

たとえば、新卒の採用コストなら平均一人あたり100万円近くかかります。

さらに、新人の育成にも費用がかかるので、一人の新人が活躍できるようになるまでには想像以上のコストがかかることが予想されます。

もし新卒の方が早期離職してしまうと、新たに多額の費用や時間を費やして新しい人を探さなければなりません。

企業にとって大きな損失になるので、熱意があるかどうか見ることはとても重要な仕事と言えます。

人柄を見るため

企業は応募者の人柄が会社の雰囲気に合っているのか、組織にうまく馴染めるかどうかを見ています。

入社してから困ったことや不安なことがあったとき、うまく組織に馴染めていれば周りで支えることもできるでしょう。

しかし、コミュニケーション能力が低く問題を一人で抱えてしまうような人だと大きな損失につながるトラブルを起こしかねません。

スキルや技能とは違い、人柄というのは入社した後も基本的に変わることはありません。

企業によって異なるものの、スキルや学歴などではなく人柄を見ることを重要視するところも多いのです。

適性を見るため

熱意があり、さらに企業の求める人柄であったとしても、成果を出せる人材であるかどうかはまた別な話です。

たとえ熱意・人柄の双方が合格点だったとしても、採用した人物にとって仕事が大きな苦痛を感じるものであれば長続きしません。

この状態は、企業・応募者双方にとって非常に良くないため、適性のチェックは必ず行われます。

また適性については、採用後どこの部署に配属させるのかの判断材料にもなります。

志望動機はこの適性を知るために欠かせない情報のひとつといわれているので、多くの企業が志望動機を重要視しているのです。

【200字の志望動機】志望動機200字を書く前にしておきたい3つの準備 

ここでは、志望動機を書く前にどのような準備をするかについて説明します。

特に200字程度でコンパクトに、相手に伝わるように書くためにはここで説明する3つのポイントは外せません。

きちんとした理解と分析が必要なため、3つのポイントをよく読んでメモを取っていくようにすると良いでしょう。

志望動機を書く前にしておきたい3つの準備
  1. 自己分析
  2. 志望業界の研究
  3. 応募先の企業調査

1:自己分析

まず行うことは、自分をできる限りさかのぼって振り返り、自分と向き合ってみることです。

自分は何に興味を感じるのか、どのようなことをしてみたいと思っているか、何をしたいと思ってきたかなど1つ1つ書き出してみましょう。

そして、どのような仕事をしたいのか、人や社会に貢献できるならどのようなことをしたいのか、自分にできると思うかについても書き出してみてください。

これが志望動機を書く上での土台となります。これによって業界や職種、企業をどう選んでいくかが見えてくるようになります。

多少は時間がかかっても、自分の一生に影響することですから、じっくりと考えてみてください。

2:志望業界の研究

自己分析の結果から志望したい業界をいくつかに絞ったら、その業界をできる限り調べてみましょう。

良い点だけでなく、マイナスの点や他業種との比較など客観的な目で見ることはとても重要です。

こうして自分と合いそうな業界を知ったら、その業界だけの長所や短所、業界全体の動向なども深く調べてみると良いでしょう。

よく調べれば調べるほど、志望動機の内容が充実するため、自分で納得いくまで掘り下げることが必要です。

3:応募先の企業調査

自己分析と業界の調査ができたら、次に具体的な企業を調査します。

応募企業の特徴や強みを詳しく研究するのはもちろん、競合他社との状況や今後の展望などもできる限り調べてください。

そして自分でこの企業だと確信を持てる部分を見つけることが大切です。

この企業なら自分がやりたいことに挑戦できそうだと思えるものが見つかれば、志望動機が明確になり、それだけ相手に伝わる力が増してきます。

例えば企業が目指しているもの、重視しているものなど、強く共感できるポイントをよく分析してください。

【200字の志望動機】志望動機に書く4つのこと

志望動機として書くポイントは、なぜその会社なのか、そこで何をしたいのかが大きな柱になります。

次にその理由や入社した時の抱負まで書ければ企業の担当者にとっては分かりやすい志望動機になるでしょう。

これらのポイントをもれなく、さらに印象に残るように書くことはそれほど簡単な作業ではありません。

ここでは、200字という設定の中で志望動機を書くためのポイント5つについて、1つずつ説明しています。よく読んで、文章を組み立てる時の参考にしましょう。

志望動機に書く4つのこと
  • やりたいこととその理由
  • 志望業界を選んだ理由
  • 応募先企業の志望理由
  • 入社後の抱負

やりたいこととその理由

志望動機の書き出しは、具体的にどんなことをやりたいのか、なぜ応募先の企業を志望したのかの2点を書くことが大切です。

また、やりたいことに向かって企業の一員として頑張りたいという意欲を盛り込むことも重要です。

これらの点を押さえておくことで、目標とやる気の強さを最初に伝えることができます。

加えて、実体験を交えながら具体的な説明を書くとより説得力が増すようになるでしょう。

文字数が気になるときは、まずは詳細に書き、後から文字数を削っていくことでバランスの調整が可能です。

志望業界を選んだ理由

やりたいことを決めた理由から応募企業を選んだ背景までをつなげる部分が、志望業界を選んだ過程です。

ここでは過去の体験や自分の適性などから、志望業界や応募企業の長所、魅力に感じた点を結びつけて書きましょう。

そうすることで、なぜその業界なのかが自然に納得できる内容になってきます。

ここまで一貫性を持たせた内容にすると、企業側の担当者にも分かりやすい内容になりますし、次につなげやすくなります。

応募先企業の志望理由

志望業界を選んだ理由まで書けたら、次は大切なポイントとなる、応募企業を志望した理由について書きます。

ここまでの展開で、自分の志す何かを実現するために特に近い位置にある企業を志望したいという流れでまとめれば、自然で印象的な志望動機の根拠になるでしょう。

ここでは応募企業に対して、最も魅力に感じている点を1つ盛り込みます。

魅力に感じる点が多すぎるとごまをすっているだけに見えますし、文章がだらだらとしてしまいます。

本当に魅力だと思う点は1つでよいので、しっかり表現してください。

入社後の抱負

もう1つ忘れてならないのは、入社後にどう働きたいかという抱負です。

一貫性のある志望動機は、それを読めば志望者の人物像がある程度は見えてくるという効果があります。

入社後の抱負については、自分の長所を活かして、どのような職種で、どういった成果を出したいというふうに自分の長所をアピールする抱負を書いてください。

例えば新卒の場合は、業績のような成果でなくとも、自分の長所を活かすことで貢献できると思うことを伝えても良いでしょう。

各項目を50字以内でまとめよう

ここまで紹介してきた4つの項目を50文字以内にまとめてみてください。

これにより、4項目×50文字で200文字以内の志望動機が完成します。

ただし注意点としては、200字以内の場合はおよそ180~200字の範囲で書くべきであるということです。

200字ジャスト、あるいはそれよりやや少ない文字数に抑えることが大切になります。

200字程度の場合は多少200字を超えても許容されますが、なるべくプラスマイナス1割程度に収め、180〜220字の間で書けるようにしましょう。

【200字の志望動機】志望動機の200字を上手にまとめる6つのポイント

ここまで志望動機を書く上で必ず盛り込んでほしいポイントを5つ紹介しました。

では、志望動機を200字程度で書くために気をつけることは何でしょうか。

ここからは、200字で上手にまとめるためのテクニックを6つほど挙げて説明していきます。

自分のことを書く時は、書きたいことがたくさんあって、誰でも長々とまとまりがない文章になりがちでしょう。

しかし読み手である企業側の担当者にとっては志望動機が400字以上の長さになると、読むだけでも負担になる可能性があります。

6つのポイントを念頭に置いて、志望動機をコンパクトで印象に残るものにしてください。

志望動機をまとめる6つのポイント
  1. 先に結論を書く
  2. 志望動機を1つにする
  3. 要点を簡潔に表現する
  4. エピソードを極力短くする
  5. 接続詞は省く
  6. だ・である調で書く

1:先に結論を書く

どのような文章でも、結論が先にあると読み手に伝わりやすくなります。

志望動機の場合も同じで、志望動機は何かを最初に伝えることで、読み手にその後の理由やエピソードもわかってもらいやすくなります。

ここで応募した企業への本気度ややる気までも見えてくる可能性があるため、本当に何をやりたくてその企業を志望したのか、コンパクトで伝わりやすい表現を使いましょう。

2:志望理由は1つにする

志望動機はあれこれ書かず、1つに絞りましょう。

仮に志望動機がいくつかあるとしても、200字で書くためにはいくつも説明する余裕がありません。

そのため、文章のポイントがぼやけてしまい、入社して何をしたいのかが読み手に伝わりにくくなってしまいます。

応募企業の担当者の立場で、ぜひこの人に会ってみたい、採用したいと思うような内容にするために志望動機も明瞭な文章にしましょう。

3:要点を簡潔に表現する

次に留意すべき点は、要点をできるだけ簡潔に表現するということです。

200文字という大前提があるため、だらだらとした表現では本当に伝えたいことを盛り込めなくなるという問題もありますが、何よりも相手への伝達力が弱くなってしまいます。

これは志望動機だけに限ったことではありません。エントリーシートや履歴書に書き込む際にも言えることです。

4:エピソードは極力短くする

志望動機を200字で書く場合、エピソードはどこまで掘り下げられるでしょうか。

実際には具体的な内容が入っていたほうが印象に残るエピソードとなり、志望動機の根拠付けには有効ですが、文字数を考えると長々と説明することは望めません。

そこで、具体的な内容を数字や象徴的な表現を使って縮約し、できるだけ短くするようにしてみましょう。

5:接続詞は省く

自分で書いている時は気づきにくいものですが、接続詞を省くと文章がすっきりします。

「しかし」「だから」「そして」などの接続詞は省いたほうがわかりやすくなる場合があります。

最初は慣れないかもしれませんが、文章を書いてから少し時間を置いて、できるだけ客観的な目で読んでみると意外に意味はきちんと通じていることがわかるでしょう。

特に文字数制限がある場合には接続詞をできるだけ省いて、自分の言いたいことを十分に盛り込むようにしてください。

6:だ・である調で書く

志望動機を200字で書くには、文章を「ですます」調から、「だ・である」調に変える方法もあります。

少しでも文字数を減らすためのテクニカルな方法ですが、内容に自信を持っている印象を与えるという意外なプラス効果もあります。

「と思います」という表現は、「だ・である」という表現に置き換えて全体を読み返してみましょう。

そうすることで文字数だけでなく、自分の思いをより読み手に印象づける文章になるでしょう。

【200字の志望動機】志望動機200字の例文5選

これまで志望動機を200字で書く際に盛り込みたい内容や、コンパクトにまとめるためのポイントについて解説してきました。

ここでは、実際の志望動機の例文を業界に合わせて200字から300字以内で紹介します。

金融、食品、メーカー、コンサル、公務員の5つの業界を挙げているため、自分の志望動機を書く際の参考にしてみてください。

1:金融業界

人が暮らしていくためにはお金が必要不可欠だということに、小さい頃から強い関心を持っていました。
ただ働くのではなく、代価としてお金を稼ぎ増やしていくという行為を最も直接的に支援する社会的な装置が金融業界だと思います。
毎日懸命に働いているお客様を金融面で細かくサポートする貴行の経営方針に強く共感したことから、貴行への志望を決意しました。
たった1人のお客様でも、目の前にいる人のためになるサービスができる銀行マンになりたいです。
リテールバンクの発展は、銀行だけでなく平凡に暮らすお客様1人1人にも必要なことだと思います。
業界で最も成長している貴行で、少しでも貢献する人材になりたいと考えています。

2:食品販売

私は以前、貴社のインターンシップに参加してレトルトスープの生産管理の現場を経験しました。
子育てや仕事で忙しい人でも、家族と豊かな食事を取れる方法がここまで発展したのかという驚きは衝撃でした。
共働きだった両親はレトルト食品を上手に使った料理を出してくれましたが、それでも当時とは隔世の感がある商品が開発されようとしている中、私もぜひそういった仕事に携わりたいと考えるようになりました。
食生活が豊かな人は幸せだという貴社の創業時からの方針は、大人になるにつれてとても共感を覚える言葉です。
現代だけでなく、これから大人になる人たちのために豊かな食生活を残せるように貴社のレトルト食品開発事業の中で貢献したいと考えております。

3:メーカー

テレビ番組で欧州各地を走るタクシーの多くが貴社のハイブリッドカーだと知った時、私は貴社を志望しようと決心しました。
環境保護と利便性を追求して社会貢献を実現しようとする人類の努力の最先端を見た気がしたからです。
今後も自動車が進化していく中で、自動車業界のリーディングカンパニーとしてFCV開発は必須の課題です。
私が専攻した分野を活かして環境問題に取り組みながら何か1つでも貢献しつつ、できる限り間近でその過程に携わっていきたいと強く願っています。
いつか世界の街中で、私が少しでも携わった貴社の新型自動車が走り回る様子を見られる日が来ることを望んでいます。

4:コンサル

私は日本の次世代サプライチェーンやアジアを中心としたグローバルサプライチェーンの第一線で働くことが希望だ。
その分野で最も実績があり、特に海外展開を支援するノウハウにも実績がある貴社が私の志望を達成するために最適だと考えた。
中学高校を過ごした北米では、残念ながら日本発のコンサルファームはまだ存在感が薄い。
中高時代に他文化で学んだ自己肯定の精神と積極的な社会貢献の精神を、企業に直接的な影響を与えることが可能なコンサルティングというステージで私らしく発揮したい。
日本発のコンサルファームとして日本企業の長所を活かしたグローバルサプライチェーンなどのサービスを提供できる人材に成長することが目標だ。

5:公務員

生まれ育ったこの○○市で高校まで通った私は、大学で東京暮らしを経験し、故郷のありがたみと素晴らしさを切実に感じたことが地方公務員を志すことになった最大の理由です。
この◯◯市が現在推進中の農地改革プロジェクトとIT化推進プロジェクトは、◯◯市の住みやすさと若者に夢を与える街というスローガンを裏づける重要な市政方針だと考えます。
これによって何かを減らして市政を守るのではなく、何かを増やすことで市政の体力をつけるという考え方に共感しました。
大学で専攻した社会工学の知識を基に、より暮らしやすい◯◯市に進化するため少しでも貢献したいです。◯◯市政を支える公務員として1つでも貢献できるよう頑張ります。

【200字の志望動機】見直しをしよう

志望動機が完成した後は、誤字や脱字などがないかどうか文章全体の見直しを行いましょう。

200字という短い文字数で志望動機をまとめるのはかなり難しいことです。

特に書きたいことが多い場合や、文章を書くのに慣れていない場合にはケアレスミスが起きがちです。

また、何度も同じような文章を書いていると初歩的なミスも見逃しやすくなります。

そのようなときは友達や家族、あるいは大学のキャリアセンターなどを利用して自分の志望動機の添削を依頼しましょう。

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第三者に自分の文章を見直してもらうことは非常に大切です。

しかし、自分の身近な人に自分の文章を見せるのは恥ずかしい、周りに頼れる人がいないと悩んでいる方も少なくありません。

そのような方は、経験豊富な就活エージェントに相談してみましょう。

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志望動機はシンプルに書き上げよう

ここまで200字で志望動機を書くためのポイントをさまざまな角度から分析しました。

さまざまなポイントと例文を読んだことで、200字で志望動機をどう表現できるのか不安だった人も解決の手立てが見えたのではないでしょうか。

志望動機は冗長に書かず、伝えたいことを明瞭に表現するようにしましょう。

そうすることで読み手に伝えたいことが鮮明になりますし、記憶にも残りやすくなります。

文章は、何度も推敲することで磨かれていきます。まずは必ず盛り込むべきポイントを整理して草案を作ることから始めてみましょう。

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