【例文付き】面接で短所「マイペース」をアピール!言い換えのコツやポイントを解説!

【例文付き】面接で短所「マイペース」をアピール!言い換えのコツやポイントを解説!

「短所って質問されるけどどう答えれば良いの?」

「長所を聞かれる意味はわかるけど短所を聞かれる意味は何?」

「周りの人からマイペースな性格と言われるけどどういうこと?」

このように就活で短所を聞かれることについて、疑問に思われる方は多いのではないでしょうか。

この記事では企業が短所を聞く理由と、「マイペース」についてテーマを絞り解説していきます。

企業側から短所について質問されることも少なくありませんので対策しておきましょう。

長所よりも短所をアピールする方が得意だという方もいらっしゃるでしょうが、度が過ぎると不必要にマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

この記事を読んでわかること
  • 企業が短所を聞く理由
  • 短所としてマイペースを書く方法
  • 長所としてのマイペースの特徴
この記事をおすすめしたい人
  • 企業側から短所を聞かれる理由が知りたい人
  • 周囲からマイペースと言われて悩んでいる人
  • 短所の書き方がわからない人
  • 具体的な書き方を知りたい人

目次目次を全て表示する

ESや面接で短所が聞かれる理由とは?

ESや面接で短所が聞かれる理由とは?

面接官がなぜ面接で短所を聞くのかをご存知でしょうか。

それは、志望者の誠実さを見ているだけでなく、自分のことをしっかりと客観的に見ることができているかという点を判断しているのも理由として挙げられるでしょう。

また、自社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断する場合や思わぬトラブルが起こってしまった際に志望者が課題解決能力を発揮して解決することができるのかといった点も面接で見極めているのです。

短所を聞く理由
  • 自分のことを客観的に見られているかを確認するため
  • 会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため
  • 課題解決能力があるかを確認するため

自分のことを客観的に見られているかを確認するため

仕事をするうえで自分のことを客観的に見られているかという点は、とても大切なことです。

きちんと自己分析し短所が言える人は、客観的に自分のことを見ることができているといえます。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

自分のことを客観的に見ることができる人は、周囲と円滑に物事を進めることができ、問題解決能力が高いため、仕事の場でも大きな成果を上げることができるといわれています。

面接で短所を聞くのは、企業にとって本当にふさわしい人物であるのか、さらに入社後にその短所を活かしてどのような活躍をしてくれるのかを見極めているのです。

会社の社風や仕事内容にマッチしているかを判断するため

面接で短所を聞くことで志望者が会社の社風や仕事内容に適しているかを採用担当者は判断しています。

応募者の短所によっては、会社の社風に見合っていないと判断されてしまうこともあるでしょう。

短所がマイペースだと周囲とのスピードに合わせることができず、輪を乱してしまうことや円滑に仕事を進めることができないと思われてしまうこともあるかもしれません。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

入社後に仕事内容に適しておらず、せっかく入社したのに数ヶ月で退社してしまっては志望者だけでなく企業側にもメリットはありません。

短所を聞くことで仕事の向き不向きを判断し、自社でやっていける人物であるかを面接官は判断します。

そのため、採用確率を上げるためには、短所を少しでもプラスのイメージを与えることができるように言葉を言い換えることや根拠となるエピソードを用いて話すことが欠かせません。

課題解決能力があるかを確認するため

短所を話す際には、自分のマイナス点にもしっかりと向き合わなければいけません。

社会人になるとさまざまな困難に立ち向かわなければいけないときもあるでしょう。

自分の短所を克服しプラスに変えて行動できる人は、仕事で大きな問題に直面したとしても上手に乗り越えて自身を成長させることができます。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

人間誰しも短所があり、それを自分で理解しながら生活しています。

面接の場では、短所をどのように対処し、どう克服しようとしているのかも面接官は見ています。

短所としっかり向き合い、それを克服しようとする応募者の姿勢を見ることでトラブルや苦手な面に対してもきちんと逃げずに対応することができるのかどうかという点に関しても判断することができます。

短所との向き合い方を把握するため

社会人は学生とは違い困難な仕事に直面することがあります。

企業は、そのような状況でも真剣に仕事に向き合い困難を乗り越えていける人材を企業を求めています。

そのため、短所を聞き、短所とどのように向き合い改善していくかを聞くことによって、入社後の仕事の向き合い方を見ているのです

ESや面接の短所でマイペースは伝えてOK?

就活においてマイナスな面について話さなければならないこともあります。

そこでマイペースを短所としてアピールしようと考えている方は多いでしょうが、そもそもマイペースとはどのような意味を指すのかについて再度確認しておいた方が良いでしょう。

マイペースとは自分のペースで生きることを指し、自分に合った方法を用いて物事を進める人を指す言葉です。

自分が当てはまっているか再度確認しておきましょう。

そもそも「マイペース」とは?

マイペースとは自分のペースで生きる人のことを指します。

他の人の意見や周りの関係に流されずに自分が決めた考えで生きる人のこともあてはまります。

しかし、周りから遅れをとってしまっても、少しも気にしないため、周りの人とトラブルになることも少なくはありません。

しかし、逆を返せば、自身のペースで生きていくことができる人なので、生きやすいとも言えるでしょう。

マイペースな人の特徴

マイペースな人はまず、自身のペースで生きていきたい人なので、誰かに縛られるのが苦手です。

そして、いい意味でも悪い意味でも、人との進捗の差を気にしないため、人と違う行動をしてしまう可能性があります。

そして、物事を楽観的に捉える傾向もあります。

以下に詳しく解説しています。

マイペースな人の特徴
  • 誰かに縛られるのが苦手
  • 人と違う行動をしてしまう
  • 自分のペースを大事にしたい
  • 物事を楽観的に考える
誰かに縛られるのが苦手

マイペースな人は、何かに縛られるのが苦手な人が多いです。

そのため、ルールや規則、時間などに厳しいような集団ではとてもやりにくさを感じる可能性があります。

人と違う行動をしてしまう

マイペースな人は自身のペース通りに行動をすることに重きを置いている場合が多いです。

そのため、自分と他人との進捗度合いややっていることに差があったとしても、焦らず、改善しようと思うことも少ないため、結果的に人と違う行動をしてしまっている状況に陥ってしまっている場合が多いです。

自分のペースを大事にしたい

マイペースな人は自分のペースを大事にして行動したがります。

そのため、自分の軸となるものをしっかりと持っており、いい意味でも悪い意味でも影響されにくいです。

自身の行動の指針を自分の中に持っているため、自分のペースを乱さず行動することができていると言えます。

物事を楽観的に考える

マイペースな人は、自分を大事にするため、周りと自分をあまり比較しません。

そのため、たとえ、自分の進捗や完成度が遅かったとしても、気にしない人が多いです。

その分、自身のペースで高い完成度のものを作り出そうと尽力している人が多いです。

短所をマイペースと伝えたときの採用担当の印象は?

では自分がマイペースであると伝えた際に、企業はどのような印象を抱くのかについて一緒に考えていきましょう。

当然ながらマイペースであると伝えた場合、プラスな印象を与える部分と、マイナスな印象を与える部分があります。

それぞれのポイントについて考えていくことで、どのようにして伝えればマイナスな印象を最小限に抑えた上で、プラスの印象を最大限に高めることができるか工夫できることでしょう。

プラスな印象

まずプラスな印象についてですが、周囲の目を気にせずマイペースで行動できる人材は目標設定において自分のペースを崩さず、計画的に考え行動できると判断されることが多いです。

また、自分の意見や考えを持っていて周りの意見に左右されづらいというのもプラスな印象として与えられることでしょう。

ここからはより、細分化して紹介していきます。

マイペースな人の特徴
  • ストレスに強い
  • おおらかで前向き
  • 落ち着きがある
  • 集中力がある
ストレスに強い

「ストレスに強い」というのはマイペースであると伝えた場合に企業の採用担当者が抱く可能性が高いプラスなイメージでしょう。

マイペースな人はストレスに強く、環境や周囲の意見に影響されない場合が多いです。

自分のペースを周りから意見された場合でも生み出すことなく、コツコツ努力や成果を積み上げられるというイメージがつきやすいことでしょう。

おおらかで前向き

他にも面接官は、マイペースが短所だと聞いた時に、他の人に影響されないくらいおおらかで前向きな人なのだなという印象を受ける可能性があります。

小さいことを気にせず、自身のペースを大事にしながら行動するので、おおらかで前向きだと思われることが多いのでしょう。

落ち着きがある

他にも、落ち着きがある人だなという印象を与えることもあります。

マイペースな人は、他人に影響を受けないため、基本的に焦らず冷静沈着なことが多いです。

それが結果的に、落ち着きのある人なのではないかという面接官の印象につながると考えられます。

集中力がある

加えて、マイペースな人は集中力があるのではにかという印象を与えることもあります。

周りのことをほとんど気にせず、行動するため、自身のことに100%集中できる環境を作り出すことができるため、結果的に集中力が高いのではないかと思わせることがあります。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

マイペースな人はストレスに強く、環境や周囲の意見に影響されない場合が多いです。

自分のペースを周りから意見された場合でも生み出すことなく、コツコツ努力や成果を積み上げられるというイメージがつきやすいことでしょう。

毎日続けて行い、積み上げていくような業務にはぴったりの性格であると考えてもらえる可能性が高いです。

マイナスな印象

一方で、自分がマイペースであると伝えた際に企業の採用担当者が抱く可能性のあるマイナスなイメージにはどのようなものがあるのでしょうか。

下記の2点を参考にした上で自分の短所であるマイペースさを伝えることで、マイナスのイメージを最小限に抑えることができるのでぜひ参考にしてみてください。

マイペースな人の特徴
  • 融通が効かない
  • マネジメントしづらい
  • 時間にルーズ
融通が効かない

マイペースな人は、融通が効かないのではないかという印象を面接官に持たれてしまう可能性があります。

自分のペースを大事にするがあまり、周りに合わせて臨機応変な対応をしてくれないのではないかと思われてしまうのです。

マネジメントしづらい

マイペースな人は、同僚たちと一緒に仕事をしていてもやり方やスピードにこだわりがあるため、周囲の空気を乱し、迷惑をかけてしまうことがあります。

マイペースすぎて一緒に仕事をすることがストレスだと同僚に思われてしまうこともあるでしょう。

マイペースな人は、自分の価値観や考え方を基準にして生活しています。

そのため、周囲からは自己中心的だなと思われてしまうのです。

時間にルーズ

マイペースな人は、自分軸で生きているために、時間にルーズなのではないかと思われてしまうことがあります。

遅刻日や締め切りを守らないのではないかとさえ思われかねないことがあります。

短所と長所は表裏一体

短所と長所は表裏一体の関係で、言い換えることが可能です。

マイペースについて新たな一面に気づかれた方も多いはずです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

この記事を読まれた後、ぜひご家族やご友人にあなたの長所を聞いてみることをおすすめします。

上記の長所いずれかに当てはまるかもしれません。

また、ESや面接において短所を長所としてうまく魅力的に伝えるためには、伝え方も大切になってきます。

伝え方で大きく印象が変わることもあるため注意が必要です。

さらに詳しい記事はこちら

短所「マイペース」の言い換え例6選

マイペースを長所として言い換えることも可能です。

こうすることで、人事にプラスの印象を受け取らせることができるので、自分に当てはまると思うものを以下から選んで、いい変えてみましょう。

落ち着いている

マイペースな人は周りが焦っていても落ち着いて行動することができることが多いです。

そのため、自分のペースを崩さずに落ち着いて行動することができます。

ストレス耐性がある

マイペースな人は、自身のペースに合わせてしか行動しないため、他人からプレッシャーをかけられても、自身のペースを崩さないことが多いです。

逆を返せば、プレッシャーを多くかけられることが多いです。

そのため、プレッシャー耐性が身についているので、ストレス耐性が強いです。

集中力がある

マイペースな人は目の前のことに集中力を持って取り組むことができます。

自身のペースを崩さないため、一度波に乗って仕舞えば、自身の集中力を高いものに保ったまま、作業を行えるからです。

冷静に対処できる

周りが焦っている状況でも、マイペースな人は冷静に対処することができます。

そのため、冷静に物事を対処できる力を持っていると言えるでしょう。

おおらか

マイペースな人はおおらかであることが多いです。

おおらかで、小さいことは特に気にしないという特徴があるとも言えます。

自分の考えを持っている

マイペースな人は「自分」に従って生きているため、自分の考えというものをしっかりと持っています。

そのため、人に流されやすくなく、自身の芯を持って行動を一貫させることができることが多いです。

ESや面接の短所でマイペースを伝えるときの5つのポイント

マイペースを伝える3つのポイント
  1. マイペースという意味を改めて考える
  2. マイペースを言い換えて話す
  3. マイペースな性格を短所だと思う理由を明確に

1:マイペースという意味を改めて考える

面接で短所がマイペースであることを魅力的に伝えられるように、まずはマイペースという意味を考えてみましょう。

辞書でマイペースという言葉を調べてみると「他人に左右されず、自らの方法や進度を崩さない性格」という意味があることがわかりました。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

何かをするときのスピードは人によって違いがありますが、仕事の場では周囲に合わせて円滑に業務を行う必要があります。

そのため、短所がマイペースであることが面接官には、大きなマイナスイメージを与えてしまうこともあります。

2:マイペースを言い換えて話す

では、マイペースを少しでも魅力的に感じてもらうためにはどうしたらよいのでしょうか。

それは、そのままマイペースという言葉を使うのではなく、言い換えて伝えることもポイントです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

たとえば、マイペースだけど慎重に仕事ができる、周囲に影響されず自信を持って仕事に取り組めるなど言葉を換えるだけでプラスな印象を与えることもできます。

以下では「マイペース言い換え集」も紹介していますので是非参考にしてみてくださいね。

3:人に迷惑をかけてしまったエピソードは避ける

短所を伝える際には人に迷惑をかけてしまったエピソードを避けてください。

人を巻き込んで迷惑をかけたエピソードは悪い印象を与えてしまいます。

また、企業は基本的に人との協力が必須です。

そのため企業に入社後もマイペースな性格のせいで人に迷惑をかけるのではないかと受け取られてしまうのです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

面接官に悪印象を与えたまま終わってしまうのは元も子もないので、せっかくなら好印象を与えられるようにも、迷惑をかけすぎたエピソードを話すのは避けましょう!

できるだけ自分自身のみの失敗にとどまったエピソードを用いて短所のアピールをしてみてください。

4:短所こそポジティブな言い回しを意識

短所を相手に伝える際に、ネガティブに伝えていても意味がありません。

面接では面接官に自身に対して好印象を持ってもらう必要があります。

そして、面接官も短所を聞きながらも、応募者の話を聞いて評価ができるところはないかと探ってくれています。

であるにもかかわらず、短所をネガティブに伝えてしまっては、面接官も評価がしにくくなってしまいます。

それを防ぐためにも、ポジティブに伝えて、面接官に好印象を与える必要があります。

5:マイペースな性格を直そうとしていることを伝える

マイペースな性格は周りとのトラブルの原因にもなりやすいため、直した方が良いです。

会社としても、どのようにマイペースな性格を改善していくのかは、今後一緒に働いていく上でとても気になります。

そのため、具体的にどのように改善していく予定なのかを伝えましょう。

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの注意点5選

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの注意点

短所であるマイペースを面接で伝える際には注意すべきポイントが存在します。

そこでここからはマイペースを面接で伝える際の注意点を3つご紹介します。

以下の2つのポイントを意識してマイペースを短所としてアピールできるようにしましょう。

マイペースを短所として伝える際の注意点
  • 人に迷惑をかけてしまったエピソードは避ける
  • マイペースなNG表現を避ける
  • 改善できない短所は伝えない

1:人に迷惑をかけてしまったエピソードは避けましょう

人に迷惑をかけてしまった場合のエピソードを伝えるのは避けましょう。

誰かが多大な迷惑を被っている場合、会社でも同じようなことをしてしまうのではないかと思われてしまい、悪印象を与えることになりかねません。

2:マイペースのNG表現を避ける

社会人として資質がないと思われてしまうような表現は避けましょう。時間やお金にルーズであったりすることが窺われてしまうような表現は避けた方が無難です。

他にも、マイペースすぎて協調性がないのではないかと思われてしまったりすると、基本的にチームで動くことが多い会社、しいては社会人としての資質がないと思われてしまう可能性があります。

3:改善できない短所を伝えない

改善できない短所を伝えるのは避けましょう。

改善できない短所を伝えても、直せないならば、悪印象でしかなく、伝えても意味がないからです。

さらに、面接官側は改善しようとする努力をしていないのではないのかと受け取ってしまう可能性があるからです。

4:チームワークが重視される場合

チームワークが重要視される職場では輪を乱すと思われるので避けるべきです。

例えば、看護系や介護系やエンジニアなどの職種では、チームとして動くことが最も重要視されます。にもかかわらず、自身のマイペースのせいで輪を乱すようなことがあった場合、チームとしての動きに大きな遅れを生み出してしまう可能性があります。

そのため、そういった職種ではマイペースであることを短所として伝えるのは避けるべきでしょう。

5:業界の妨げになる場合

迅速な対応が必要とされる職種では伝えるのを避けましょう。

報道機関や医療系などでは、一分一秒が争われます。その一分一秒で、仕事の完成度等に大きく関わってきます。そのため、マイペースすぎて、業界的に多大な損失をもたらす可能性があると判断された場合は良い結果を残せない可能性が高いです。

そのためにも、こういった業界ではやはり伝えるのを避けるのが無難でしょう。

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの構成

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの構成

短所を問われてマイペースなところと回答する際、どのように構成すればいいのでしょうか。

短所は誰にでもあるもので、企業の選考担当者としても短所があるからと採用しないというスタンスで尋ねるわけではありません。

短所を話す際のポイントは、単に「短所はマイペースなところです」と伝えることではなく、それを改善しようと頑張っていることをアピールする点にあります。

以下の構成に沿って、単に短所を述べるのではなく、マイペースなところを改善しようと努力していること、なぜ改善しようと思うに至ったのかのエピソード、そして、その経験を活かしてエントリーした企業で活躍したいという点をアピールしましょう。

Point
  • 結論:私の短所はマイペースなところです
  • 理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇ということがあったからです
  • エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました
  • 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
  • 行動:今の現状が〇〇のため、私は〇〇しなければいけないと考えました
  • 改善:そのため、今〇〇を行い、短所の改善を行っております
  • 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

結論

短所を聞かれたら、まずは端的に「マイペースなところ」と結論を述べてください。

採用してもらいたいのに、面接官に短所を言うなんてとんでもないことだと不安になり、余計な言い訳からスタートする方も少なくありません。

「短所という短所はないのですが、あえて言うなら、マイペースなところでしょうか。」などと回りくどく言うのはNGです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

短所がない人間なんて通常いませんし、社会人1年生になる人が自分は短所のないパーフェクトな人間だと豪語しても説得力がありません。

以下の構成で短所の改善努力をアピールすることになりますから、堂々と自分の短所を挙げてください。

理由

次になぜ、マイペースなところが短所だと思ったのかの理由を述べます。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

人にはいろいろな面があり、短所も1つとは限りません。

また、マイペースであることを自分の長所だと考える方もいます。

そうした中で、自分の短所はマイペースだと感じた理由を具体的な経験をもとに述べてください。

こんな経験でマイペースであったために失敗した、人に迷惑をかけたといった話がなかったかを振り返ってみましょう。

エピソード

まずは、そのエピソードの概要を説明しましょう。

話す際には、以下の通りにエピソードを構成していくと良いエピソードを作れます

問題

マイペースであったがために、どういった問題に直面してしまったのかを述べましょう。

問題を選ぶ際にも、抽象的なものでなく、マイペースとの関係性がわかるような具体的な問題を伝えるようにしましょう

行動

その問題を解決するためにどのような行動をとったのか述べましょう。

その際にはどのような行動を取ったのか、具体的に述べると、印象も良いです!

改善

その行動を取った結果、どのような改善がなされたか述べましょう。

そして、他にもその際に改善すべきことが見つかった場合は、「次にこういった問題に直面しました」と話をつなげることもできます。

なお、エピソードを選ぶ際にはマイペースであったために問題に直面し、かつ、マイペースな性格を改善せねばと思うに至り、改善に向けた行動を取ったエピソードであることがポイントです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

エピソードのシーンは学生時代の出来事でも、アルバイト先での出来事でも、日常生活における出来事でもかまいません。

ですが、あなたが自分と向き合い、改善に向けて動き出した話であることが必要です。

結論

最後の結論として、短所を改善しようという努力とそれに至った経験を踏まえ、その企業でどう活躍していきたいか、どう貢献できるかをアピールしましょう。

短所を問われた際の構成をこれまで知らなかった方にとっては、最後に内定獲得に結びつくようなアピールができるなんて驚きかもしれません。

短所を話すことは多くの就活生がマイナスイメージを抱いており、どうやって話せばいいのかとか、マイナス評価を受けにくい短所はないだろうかと探しているケースも多いからです。

ですが、この構成を踏めば、短所もあなたの強みに変えられます。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

短所はマイペースであることという結論から始まり、自分の短所がマイペースだと感じた理由を述べ、具体的なエピソードを通じて、それを改善しなければと思ったことを伝え、実際に改善に向けて努力している成長できる人間だということをアピールしましょう。

短所の質問が来るということは、ある意味自らを変えられ、改善努力ができる人間だと伝えることで、企業にも役立てるとアピールできる機会なのです。

短所「マイペース」のエピソードの見つけ方

短所を述べる時には必ず具体的なエピソードが必要です。

しかしながら見つけるのはなかなか難しいです。

そこでここでは見つけ方を解説したいと思います。

周りの人に聞く

自分一人で考えてもわからないことも多いので家族や友人にまずは聞いてみるのが一番です。

第三者に聞いてみることで自分では気づけなかったマイペースな一面が発見できます。

マイペースを見つめ直す

記事の上記であげたようにマイペースにもいろんな種類があります。

自分のマイペースは何に当てはまるかを考えることでエピソードが思いつく可能性があります。

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの例文

ESや面接の短所でマイペースであることを伝えるときの例文

例文1:自分のスピードで物事を進める

例文

私の短所は、マイペースで自分のスピードで物事を進めてしまうところです。
しかし、これでは周囲に迷惑をかけてしまうのではと思うようになりました。
私は自身のマイペースな性格を改善できるように事前に計画を立てることを心掛けています。
しっかりと計画を立てることでどのように進めていけば効率よく物事を進めることができるのか、どれくらいの時間がかかるのかを把握することができ、自信にもつながっています。
御社では、周囲と歩調を揃え仕事に邁進し、仲間とともに成長することを目標に頑張りたいです。

例文2:慎重になってしまう

例文

私の短所は、マイペースなところですが、誰よりも慎重に物事を進めることができると思っております。
しかし、マイペースが原因で周囲に迷惑をかけてしまっては意味がありません。
そこでマイペースなところを改善するために、今自分が何をすべきかに注目しながら行動することを心掛けています。
周囲の状況を確認するようにしたところ、以前よりもスムーズにさまざまな物事に対応できるようになりました。

例文3:家族に指摘された

例文

私は、家族にマイペースだと指摘されることがあります。
家族と一緒に出かけるときに待たせてしまうことがあり、このままでは周囲に大きなストレスを与えてしまうと思いました。
そこで事前に予めタイマーをセットし、時間を気にして行動するようにしました。
時間を気にして行動するということを心掛けるようになってから、集中して物事に取り組めるようになったと感じています。
御社に入社した際には、時間を意識して行動し、効率よく仕事に取り組みたいと思います。

例文4:ゼミ活動での失敗

例文

私の短所はマイペースなところです。
私は一度集中すると、自分のペースで進めすぎてしまい、他の人とタイミングを合わせるのが難しくなることがあります。
その結果、ゼミの先生に進捗を共有するタイミングを逃してしまい周りのメンバーにも迷惑をかけてしまうことが度々ありました。
そこで集中することはいいことだが、周りが見れなくなるので15分ごとに周りの状況を確認する癖をつくるようにしました。
物理的な方法ではありますが、これ癖付けることにより、周りとのコミュニケーションが増えたことと、今やっている行動が間違っていた場合に軌道修正をすることができるようになりました。
今後は、こまめな報告を心がけ、チーム全体の進行を意識するようにします。

例文5:決断力

例文

私の短所はマイペースです。
普段、自分の考えをじっくり整理してから行動するタイプで、意思決定に時間がかかることがあります。
急いで決断しなければならない状況で、クレームをいただいたことがありました。
アルバイト先で新しい商品の提供方法を急遽変更することが必要な状況で、アルバイトリーダーである私は慎重に判断しようとしすぎて、決断が遅れてしまいました。
その結果、アルバイト含めスタッフ全員が私の判断を待つことになり、サービスの提供が遅れ、お客様からクレームを受けたことがあります。
今後は、スピードが求められる場面では、迅速に判断するスキルを身につけ、周囲との連携を密にして対応するように心がけたいと思っています。

短所がマイペースのNG例文

マイペースを短所として話すとき、マイナスイメージを更に膨らませてしまうNGな伝え方も存在しています。
気づかないうちに自分の評価を下げてしまわないように注意しましょう。
ここではNG例文を2つ紹介するので、このような内容にならないようにしましょう。

NG例文1:改善に向けた取り組みが無い

NG例文

私の短所はマイペースである事です。
私は自分のスピードで物事を進めてしまい、みんなが提出期限ギリギリで焦っている中、ゆっくりと作業をしたり、締め切り直前で緊迫感があるなかで、私だけ、関係の無い資料作りをしていたりしたという過去があります。
一方でこのマイペースな性格は、大人びており、人よりも落ち着いた判断が出来ると自負しております。社会人になっても、このような落ち着いた判断を続けていきたいです。

NG例文2:ネガティブな内容のみ話す

NG例文

私の短所はマイペースであることです。
課題や仕事を割り当てられても、自分のペースのみで行ってしまい、期限に遅れてしまう事がよくあります。また、大学のゼミ内の発表の際にも自分だけ、資料の提出が遅れてしまいゼミのメンバーに迷惑をかけてしまいました。

まとめ

今回は、短所をマイペースと答える際のポイントを解説しましたがいかがでしたか。

面接官がなぜ短所を聞くのかといった点やどのように伝えることが正解なのかをご紹介しましたが、伝え方によっては短所を長所として面接官に捉えてもらうこともできます。

ぜひ今回の記事を参考にして短所を魅力的に伝えてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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