面接では「あなたが最近気になるニュースはなんですか?」という質問が投げかけられるケースも少なくありません。
この記事では、おすすめのニュースや答え方まで徹底解説をしています!
最新のニュースもご紹介していますが、ニュースというのは、基本的には報道されているような政治や経済、社会情勢などのニュースのことで、あなたの身近で生じていることではありません。
就活生で報道ニュースをチェックしていない方はいないと思いますが、だからこそ、どんなニュースを取り上げ、どのように答えればいいのか考えていきましょう。
- ニュースを選ぶ時の基準
- 気になるニュースの見つけ方
- 気になるニュースの答え方
- 気になるニュースの見つけ方を知りたい人
- 印象が良くなる伝え方を知りたい人
- 例文を参考に気になるニュースを見つけたい人
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【面接:最近のニュース】面接で最近気になるニュースについて聞かれる理由
面接で最近気になるニュースについて聞かれるのはなぜでしょうか。
それには大きく4つの理由があります。
1つ目は、情報感度がどのくらいか知りたいから、2つ目として、社会問題に対する意識を確認するため、3つ目に就活生の人柄を知るため、そして4つ目に志望する業界への本気度を図るためです。
それぞれの理由がどうニュースと結びつくのか、詳しく理解していきましょう。
1.情報感度がどのくらいか知りたいから
2.社会問題に対する意識を確認するため
3.就活生の人柄を知るため
4.志望する業界への本気度を図るため
1.情報感度がどのくらいか知りたいから
面接で最近気になっているニュースを尋ねられる一つ目の理由は、情報収集能力やリサーチ力を表す「情報感度」があるかどうかを判断するために聞かれます。
就職して仕事をしていくうえではさまざまな面で情報を収集することや理解して活用する能力、情報に敏感になって先んじて動く能力が要求されます。
最近気になるニュースの内容で、日頃から情報収集をしているかがわかります。
最近気になっているニュースについて問うことで、最新のニュースに敏感になっているか、どのくらいの内容を知っているのかを知ることができ、その人の仕事に取り組む姿勢や持ち合わせている能力が把握でき、どのように成長できる人物かを推し量ることが可能です。
2.社会問題に対する意識を確認するため
社会問題に対する意識を確認することも、最近のニュースが聞かれる理由です。
最近の社会問題に対して自分の意見を持っている就活生の方が、社会問題で自社に影響が出た際に、素早く対応できると判断され良い評価を受けることができます。
社会問題を課題として受け止め、問題意識を持つことが大切になります。
気になるニュースを示すことができなければ、社会に無関心ととらえられ、マイナスの評価を受けてしまうことになります。
3.就活生の人柄を知るため
最近気になるニュースを聞くことで、就活生の人柄も判断されています。
志望動機や自己PRなどは自分の意見や考えを述べる自己主張的な要素が多く、自分の言葉で語りやすいのはもとより、エントリーシートでも記入する必要があるため、事前に話すべき内容を準備しているのが一般的です。
これに対して気になるニュースは事実の説明であり、ほかの人も把握していて、公表されている内容が基本です。
最近気になるニュースは人それぞれ違い、自分が何に関心を持ち、印象深く感じるかを聞くことで、その人の人柄が現れます。
知識や情報を理解して自分なりに咀嚼できるのか、わかりやすく伝えられるかが見られています。
4.志望する業界への本気度を図るため
面接で気になっているニュースを尋ねられる3つ目の理由は、志望する業界への本気度を図るためです。
気になるニュースを尋ねられたら、ベストなのは、面接を受けている志望業界に関するニュースや業界に影響を与えるような政治や経済、社会情勢に関するニュース、その企業や同じ業界に属する企業のニュースであることが望ましいです。
どんなニュースを取り上げるかで、どのくらい志望する業界への本気度があるのかを推し量っています。
ビジネスをしていくうえでは、政治や経済の動きや他社の動きが自社にも大きく影響するものです。
それを意識して、業界に関わるニュースに敏感に反応して情報収集をしているかが見られています。
【面接:最近のニュース】ニュースを選ぶときの基準
面接で答える気になるニュースは、どのようなものを選ぶと良いのでしょうか。
基準は4つあります。
1つ目は1年以内のニュース、2つ目は志望する業界や企業、仕事内容に関係があるか、3つ目は自分が興味を持てる内容か、4つ目は情報源は信頼できるかです。
1.1年以内のニュース
2.志望する業界や企業、仕事内容に関係があるか
3,自分が興味を持てる内容か
4.情報源は信頼できるか
1.1年以内のニュース
ニュースというのは、NEWSというくらいですから、新鮮さがものを言います。
2〜3年前のニュースの場合、「最近ではない」と判断されてしまうので、直近1年間のニュースから選ぶようにしましょう。
なるべく、時事性の高い政治や経済、社会問題などのニュースを選ぶのがおすすめです。
2.志望する業界や企業、仕事内容に関係があるか
自分の志望している業界や企業、仕事内容に関係があるニュースだと、入社意欲の高さをアピールすることができます。
自分の志望と全く関係のないニュースを話してしまうと、アピールに繋がりません。
ニュースを選ぶ際には気をつけましょう。
3,自分が興味を持てる内容か
面接で話すニュースは自分が興味を持てる内容のものにしましょう。
自分の興味のないニュースにしてしまうと、面接でそのニュースについて質問されたときに自分の意見を言うのが難しくなってしまいます。
質問をされても答えやすいニュースにしましょう。
4.情報源は信頼できるか
最近ではSNS等を通してフェイクニュースが世の中にたくさん出回っています。
面接で間違った内容やフェイクニュースを話してしまうと印象が悪くなってしまいます。
見つけたニュースの情報源が信頼できるかを確認必ず確認しましょう。
【面接:最近のニュース】最近のニュースを見つける方法
面接で気になるニュースを質問されたときの回答を用意するためには、質のいいニュースを見つける必要があります。
気になるニュースを見つけるにはどのような方法がいいのでしょうか。
面接で取り扱うニュースは、質が大事です。
質のいいニュースを見つけるためには、ただネットニュースに目を通すだけではいけません。
ニュースを見つける方法をお話するので、ぜひ参考にしてください。
1.まずは新聞を買ってみる
2.経済系のネットマガジンを確認する
3.図書館で雑誌を確認してみよう
1.まずは新聞を買ってみる
時事ニュースをいち早く収集するには新聞が適しています。
新聞は平日毎日、朝刊と夕刊を刊行しています。
おすすめは文量の多い朝刊です。
家で新聞を購読している家庭はぜひ新聞を読んでみてください。
もし購読していなくても、駅などで一部ずつ購入することができます。
新聞は見出しに目を通すことがポイントです。
全てを読む必要はないので気軽に手に取ってみてください。
見出しを確認すると、時事的なトピックを一挙に把握することができます。
もし気になる見出しがあれば本文も読んでみましょう。
新聞は政治的・経済的・国際的な内容などとても網羅的です。
そのため効率的に幅広い情報を収集できる意味で新聞を買うことはとても効率的なのです。
テレビでは取り上げられないようなニッチな記事もありますから他の学生と差をつけるにはもってこいですね。
2.経済系のネットマガジンを確認する
経済系のニュースに関する回答を作成したい場合はネットニュースを参考にしてもかまいません。
ここでいうネットニュース記事はWIREDや日経などを指します。
ネットニュースと聞くと芸能ゴシップが多いイメージですね。
しかし、WIREDや日経などは新聞社や出版社が運営している信頼性の高いメディアです。
取り扱っている内容も経済やITなど、先駆的で専門性が高いので、面接で回答に使っても問題ありません。
但し、信頼性がある内容ですから、全文読むためにはお金を払う日露がある記事もあります。
新聞と同じくらい、200円前後で購入することができますから、気軽に読んでみるのもいかがでしょうか。
3.図書館で雑誌を確認してみよう
上記二つと違ってお金がかからないのが図書館を利用する方法です。
図書館で雑誌に目を通すのも、気になるニュースを見つける一つの方法です。
気になるニュースはタイムリーな内容である必要があります。
そのため本よりは雑誌など毎月刊行されるようなものが適しています。
図書館で取り扱っている雑誌は経済系や趣味系など、専門誌が多いはずですから、表紙から気になった内容のものを手に取ってみてください。
【面接:最近のニュース】最新版!2023年10月後半のビジネスニュース
ニュースに関しては、最新のものを説明すると、常にアンテナを貼っていることをアピールできます。
ここでは、2023年10月後半のニュースを紹介します。
ここで紹介しているニュースを自分でも調べて、過去のニュースと紐付けながら自分の言葉で説明できるようにしておくのがおすすめです!
1. ジェネリック医薬品の供給不足
2. 性別変更の『要件』 最高裁大法廷の判断は
3. 臨時国会召集 所得税減税議論の行方は?
4. ことしの新米 猛暑で白未熟粒増える地域も 味への影響は?
5. 九州電力が昼間の電気料金を一部実質無料に! そのワケは?
1. ジェネリック医薬品の供給不足(2023年10月27日)
参考:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/489022.html
・ 医療業界の課題として関心が高い
・ 社会的な影響が大きい
・ 企業の取り組みや解決策が求められている
・ ジェネリック医薬品の供給不足の原因
・ 医療業界や患者への影響
・ 企業の取り組みや解決策
2. 性別変更の『要件』 最高裁大法廷の判断は(2023年10月26日)
参考:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/488991.html
・ 社会的な関心が高い
・ 企業の対応が求められている
・ 企業の多様性やダイバーシティに対する姿勢を問われる
・ 性別変更の要件と最高裁の判断
・ 企業の対応の必要性
・ 企業の多様性やダイバーシティに対する姿勢
3. 臨時国会召集 所得税減税議論の行方は?(2023年10月26日)
参考:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/488853.html
・ 国民生活に直結する問題
・ 企業の税負担にも影響する
・ 企業の取り組みや対応が求められている
・ 臨時国会で議論されている所得税減税の内容
・ 国民生活や企業への影響
・ 企業の取り組みや対応
4. ことしの新米 猛暑で白未熟粒増える地域も 味への影響は?(2023年10月26日)
参考:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/488718.html
・ 食料安全保障に関わる問題
・ 企業の取り組みや対応が求められている
・ 企業の社会貢献や責任を問われる
・ 猛暑の影響で生じる白未熟粒とは
・ 味への影響
・ 企業の取り組みや対応
5. 九州電力が昼間の電気料金を一部実質無料に! そのワケは?(2023年10月26日)
参考:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/488511.html
・ エネルギー価格の高騰が社会問題化している
・ 企業の取り組みや対応が注目されている
・ 企業の社会貢献や責任を問われる
・ 九州電力の取り組み
・ エネルギー価格の高騰への影響
・ 企業の取り組みや対応
これらのニュースは、いずれも社会的な関心が高く、企業の取り組みや対応が求められているものです。就活の面接では、これらのニュースを自分の意見や考えを交えて説明することで、企業への理解や志望度の高さをアピールすることができます。
これらのニュースを説明する際には、以下の点に注意しましょう!
・ ニュースの内容を正確に理解する
・ 自分の意見や考えを交えて説明する
・ 企業との関連性を意識して説明する
これらの点に注意することで、より説得力のある説明が可能になります。ぜひ自分の言葉でニュースを説明できるように準備しましょう!
【面接:最近のニュース】取り上げるのは避けるべきニュース
前段では、「気になるニュース」の見つけ方を紹介してきました。
実際に、ニュースを見つけるにあたって、避けるべきニュースはどんなニュースなのかを理解しておくことは重要です。
面接に適していないジャンルを取り上げてしまうと、「TPOがない」「情報収集が適切でない」と判断されてしまう可能性があります。
この見出しでは、面接で取り上げるのは避けるべきニュースを紹介します。
面接で、最近気になるニュースを話す際には、これから紹介するニュースは避けて、話すようにしましょう。
1.芸能関係のニュース
2.宗教や政治のニュース
3.個人的なニュース
1.芸能関係のニュース
面接で取り上げるのは避けるべきニュースの1つ目は、「芸能関係のニュース」です。
このジャンルは面接とは、あまり関係がなく、自分をアピールすることができないので、面接で話すには、不向きなジャンルです。
興味があるニュースを探すのは大切ですが、就活や面接にふさわしい題材かどうかを意識しながら取り上げるニュースを選ぶようにしましょう。
2.宗教や政治のニュース
次に避けた方がいいニュースは「宗教や政治のニュース」です。
この題材のニュースについて話す際には、自分の考えを伝えなければいけないため、面接官と対立してしまう可能性があります。
なので、このジャンルのニュースは面接には不向きであるということが分かります。
興味を持っていたとしても、話さない方が無難です。
3.個人的なニュース
最後に、「個人的なニュース」を話すのは避けましょう。
面接で、面接官に良い印象を持ってもらうためには、話の「話題性」も重要になってくるので、自分しか知らないようなことを話すのは避けた方が良いでしょう。
「フルマラソンを完走できた」「家を買った」など、自分にとっては大きなニュースでも、面接には適しているとは言えません。
【面接:最近のニュース】3ステップで最近のニュースの回答を作成する方法
気になるニュースの回答を作成する方法を紹介します。
気になるニュースの回答は3ステップで作成することができます。
1.気になったニュースの説明
2. そのニュースになぜ興味を持ったのか説明する
3. ニュースに対する自分の意見
1. 気になったニュースの説明
まずは気になったニュースについて簡潔に内容を話します。
面接官がニュースについて知らない可能性もあるので、初めて聞く人でもわかりやすい説明をしましょう。
2. そのニュースになぜ興味を持ったのか説明する
次に、なぜそのニュースに興味を持ったのか理由を説明しましょう。
面接では気になったニュースの内容だけでなく、なぜそれに興味を持ったのかも聞かれることがほとんどです。
なぜ興味を持ったのか自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。
3. ニュースに対する自分の意見
最後に、そのニュースを知ってどう感じ、考えたかを話します。
ただ気になったことを話すだけではアピールになりません。
そのニュースで自分の意見を話すことで、問題解決力や主体性、社会への関心を示すことができます。
ニュースに対して自分なりの意見を話せるように考えておきましょう。
【面接:最近のニュース】最近のニュースについて回答する際のコツ
最近気になるニュースを見つけたら、次は回答を作成する作業に移りましょう。
気になるニュースに回答する際に、他の学生と差をつけるにはどうしたらいいのでしょうか。
最近のニュースについて回答を作成する際にはいくつかのポイントを抑える必要があります。
以下のポイントを意識して回答を作成してみてください。
1.自分の言葉で説明する
2.志望業界についてのニュースだと好印象
3.要点は最初に明示
1.自分の言葉で説明する
気になるニュースでニュースの内容よりも重視されるのはあなたがなぜそのニュースに興味を持ったのかということです。
気になるニュース自体は他の学生とかぶってしまうかもしれません。
しかしそれは問題ではないのです。
最近気になるニュースについてそれが気になった理由に学生一人一人の自分らしさがあらわれます。
この、「自分らしさ」を面接官にアピールすることが面接で最重要視されることです。
ニュースについて気になった理由を自分の言葉で説明しましょう。
他の学生と回答で差をつけるならこここそがチャンスなのです。
2.志望業界についてのニュースだと好印象
企業で仕事をしていくうえでは政治や経済の動きや世界情勢の動き、法制度の改正や新設、税率の変化をはじめ、社会問題や消費者の動きなど社会情勢の変化が、企業の事業運営や業績にも大きく影響を与えます。
学生時代は自分には直接関係ないニュースだったとしても、企業や事業に影響を与えることは、結果として自分の仕事や給料などにも影響が加わります。
志望業界にも影響を与えるニュースや業界で起こったニュースなどに関心を持つのがベストです。
志望業界やその企業に影響をもたらすニュースを取り上げることで、面接を受けている企業への本気度や仕事への意欲なども示せるからです。
3.要点は最初に明示
要点は最初に明示しましょう。
最初に要点を話すことで、これから話す内容のイメージがしやすくなり、面接官はストレスなく聞くことができます。
気になるニュースにおける回答の要点は「最近気になるニュースの内容」です。
最初に気になるニュースを最初に話すことで、聞き手である企業は道筋を予想できます。
要点を最初に明示してからなぜ気になったのか、どのように感じるかなど、自分らしさを取り入れて回答を発展させましょう。
【面接:最近のニュース】回答の際の注意点
前段では、「気になるニュースの探し方」や「回答する際のコツ」を紹介してきました。
次に、「回答する際の注意点」について解説していきます。
注意点を意識して、面接に取り組むことで、より高い評価を受けることができるので参考にしてみてください。
3つにまとめたので、見ていきましょう。
1.言い方に気を付ける
2.知ったかぶりをしない
3.ニュースの概要だけを話さない
1.言い方に気を付ける
最近気になるニュースを話す際には、言い方、特に事実と意見の区別をしっかりつけて話すようにしましょう。
この2つの言葉の意味は似ていても、使い間違えてしまうと、意味が大きく変わってしまうので注意が必要です。
ニュースを調べる際には、細かいところまで詳細に調べるようにしましょう。
そうすることで、「分からない」となくし、自分が取り上げるニュースについての理解が深まります。
2.知ったかぶりをしない
次に、自分が取り上げるニュースについての質問に対して、知ったかぶりをするのはやめましょう。
面接では、「そのニュースの〇〇について、どう考えていますか?」「このニュースを知っていますか?」などの質問をされることが良くあります。
知らないと思われるのは嫌かもしれませんが、知ったかぶりをしても、面接官にはバレたり、嘘をついたからという理由でマイナスの評価を受けてしまうこともあります。
質問に答えられない場合は素直に答えることがおすすめです。
3.ニュースの概要だけを話す
ニュースの概要だけ話すのは、自分の意見が面接官に全く伝わらないので避けましょう。
先述した通り、自分がなぜ、そのニュースを選んだのかを説明し、そこから自分らしさをアピールすることが重要になります。
ニュースの概要を伝えるだけでは、この自分らしさが全く伝わらないので、必ず、なぜ自分はそのニュースを選び、どう思ったのかを話すようにしましょう。
【面接:最近のニュース】面接で最近気になるニュースについて聞かれたときの回答例9選!
では、面接で気になるニュースについて聞かれたときの回答例を見ていきましょう。
これはあくまでも例であり、実際の面接では面接の日程や志望業界に合わせて、最新のニュースの中から選ぶことが必要です。
回答のポイントは、面接官が気になるニュースを尋ねる3つの理由を理解しておくことと、回答する際に求められる3つのポイントを踏まえて話すことです。
事故を契機に免許返納の動きが加速しましたが、一方で、免許返納を拒む高齢者がいることに疑問を感じました。
ニュースを追っていくうちに、地方などでは特に車がないと生活が難しく、マイカーに代わる手段が乏しいこと、高齢で歩くのが難しくなることや体力が低下するからこそ、車に頼ってしまう実態が見えてきました。
免許返納の動きを推進することも大切ですが、どうしてもマイカーを必要とする高齢者と社会が安心して暮らせるよう、自動運転技術をいっそう高めて信頼ある車づくりをすることが必要と感じた次第です。
だからこそ、私は自動運転技術で業界をリードしている御社を志望しています。
営業自粛や外出自粛の影響で飲食業界が大打撃を受けた中で、売上が伸びた一番の理由が立地だと知って驚きました。
一般的なコーヒーショップは駅近や街中、商業施設内の店舗が多いですが、○○珈琲店は広々とした駐車場を備えた幹線道路沿いの路面店が多かったことが功をそうしたと言います。
感染予防のために車で移動する人が増えた結果、気軽に立ち寄れ、世代を問わず親しめるメニューがあるお店として来店客が増大したというのです。
飲食店の店舗展開をするうえで、アクセスの良さや環境を考えるにあたり、現状のマーケティングだけでなく、最悪のリスクを踏まえた立地展開も考えるべきだと思わされたニュースでした。
私は、旅行することが好きなのでこのニュースを選びました。
観光業に力を入れている地域は新型コロナウイルスの影響で、観光客数激減を受けて、大きな打撃を受けました。
その対策として、観光割引キャンペーンや旅行支援などを始めました。
その結果、改めてその観光地の魅力に気づくことができました。
この出来事から、仕事をするうえでも、「どうすればよくなるか」、「どうしたら問題を解決できるか」を意識して取り組むことで、問題に直面しても、立ち止まらず成長できることを学ぶことができました。
私は電車がすきなので、交通機関でも、カーボンニュートラルに取り組んでいることに驚きました。
カーボンニュートラルに取り組んでいる鉄道会社は、駅で消費するエネルギーや温室効果ガス削減するなどをして、カーボンニュートラルを実現しました。
交通機関がカーボンニュートラルを実現するために動けば、自然と、地球温暖化などの問題解決にもつながるので、この鉄道会社の動きには感銘を受けました。
このことから、何をするにも、「自分は関係ない」という考えは捨て、当事者意識を持つことが大切だということを学びました。
私は、IT企業に興味があるので、このニュースに注目しました。
リモートワークには、コミュニケーションを取りずらかったり、情報漏洩の危険性、勤務状況が把握しずらいなどの問題がありますが、IT企業の場合、リモートワークのほうが働きやすく、web会議システムの導入などにより、問題は少なくなってきています。
新型コロナウイルスを契機に、リモートワークは広まりましたが、リモートワークがなかった時代もあると考えると驚きます。
このことから、「何かを成し遂げるため、今何をしたらいいのか」と常に考えることが大切だと考えました。
入社後は、この気づきを活かし、会社の成長に貢献していきたいと考えています。
私は、普段現金を持ち歩くことがないので、このニュースに興味を持ちました。
また、小売店でも、クレジットカードや電子マネーが使えるようになってきたので、現金を持ち歩かない人も増えました。
しかし、国際的にみれば、まだまだキャッシュレスの普及率が低いので、海外観光客向けにますますキャッシュレス化が促進されると考えています。
このことから、時代に適応することの大切さを学びました。
仕事をするうえでも、何か問題が起きたとき、適応力は重要になってくるので、周囲にアンテナを張りながら、仕事に取り組んでいきたいと考えています。
私は、普段からAI技術に興味があって、ニュースや記事を見ています。
AI技術はまだ発展途上にあり、私たちの生活にも悪影響を及ぼす可能性があるとニュースでも取り上げられることがありますが、私はAI技術の進化が私たちの生活をより快適なものにしてくれると考えています。
現時点でも医療や教育、自動運転、農業など幅広い分野でAI技術が取り入れられています。
このことから、時代の変化に対応することの大切さを学びました。
仕事においても、何か問題が起きたとき、適応力は重要になってくるので、周囲にアンテナを貼りながら、仕事に取り組んでいきたいと考えています。
私は最近異常な暑さや自然災害の多さから、気候変動に興味をもち、ニュースや記事をみるようになりました。
気候変動は、地球規模で起こっていて、異常気象の頻発や、海面上昇などもよくニュースに取り上げられています。
私はこのニュースを見て、他人事ではないと気づき、気候変動の解決に貢献したいと考えています。
例えば、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出を削減するための活動や、気候変動に適応するための活動に取り組みたいです。
私は気候変動の解決に期待し、その活動に貢献していきたいと考えています。
半導体は私たちの生活に欠かせない電子機器に使われており、私が購入しようと思っていたものが半導体不足で生産が追いついていないものを知り、このニュースに興味を持ちました。
国際的に見ても、特に成長市場や新興国では、ITインフラ整備や電子機器の需要が高まっており、半導体不足は国際的な問題です。
この課題には、供給の安定化や効率化が求められており、新たな供給源を見つける努力が必要だと考えています。
このことから、変化に適応する力が大切だということを学びました。
私はこのような変化が激しい環境でも、学び続け、技術の進化や市場の変動を常に意識し、適応力を養いながら新たなチャンスを見つけて成長していきたいです。
【面接:最近のニュース】面接で気になるニュースについて聞かれたときの失敗例3選!
ニュースは数えきれないほどあるため、どのニュースを取り上げるかは人によってまったく異なると言っても過言ではありません。
だからこそ、取り上げたニュースで失敗しないように気を付ける必要があります。
無数のニュースに囲まれる情報化時代だからこそ、このニュースは取り上げないほうがいい例や回答の仕方でマイナスになる失敗例を改善案とともにご紹介しますので、そうならないように気を付けましょう。
1. 不倫騒動
ファンであっただけに、そんなことをするのかとショックだったためです。
また、夫婦のプライベートな問題であるにもかかわらず、離婚したほうがいいなど、公で謝罪すべきだなどと騒ぐ風潮にも疑問を感じました。
お子さんがいると、ネットや雑誌を通じて自分の親の醜態を見聞きすることになり、可哀想だとも思いました。
不倫には私もネガティブな感情を抱いておりますが、だからといって、社会が全体となって批判すべきことではないように思います。
不倫は一般社会でも起こりうることですが、プライバシーに関わるとして隠そうとするのが通常だと思ったからです。
失敗ポイントと改善案
失敗ポイントはタレントの不倫といった、ゴシップニュースを選んだことです。
言いたい主張はわかりますが、企業の面接において、不倫という極めてプライバシー性の高いネタを持ち込むのは良くありません。
自分の主張もプライバシーに関わることだから、社会的に取り上げるべきでないと思っているなら、社会的な場である企業での面接で取り上げるニュースではないとわかるはずです。
改善案は、とにかく芸能ニュースや真偽のほどがわからないゴシップネタは取り上げないことです。
いつもは芸能ニュースやエンタメ、スポーツのニュースくらいしか見ていないという方は、いつも見聞きしているニュースからは選ばないようにすることが、失敗しないための改善案です。
これまではあまり触れることがなかった、政治や経済、社会問題のニュースから、ひっかかるニュースはないか探しましょう。
2. 大臣の育児休業
大臣になったばかりなのに、大切な仕事もしないで育児休業を取るなんておかしいなと思いました。
大臣がゆえに率先して育児休業を取得して、国民の模範となりたい、企業に男性の育児休業を取得させることを推進させたいといった意図があるのかもしれませんが、一国の内閣を担う大臣はほかに代わりはいないと思うので、行うべきではありません。
むしろ、男性の育児休業取得に対するイメージを悪くしてしまうのではと思いました。
御社では育児休業を男女ともに認めていますが、実際に取得しやすい環境を整えるうえでは、職場全体の理解が必要だと感じます。
失敗ポイントと改善案
職場における男性の育児休業取得が、なぜ気になったのか、理由が不明確です。
また、大臣の育児休業取得の話から、いきなり面接を受けた企業での男性の育児休業取得と無理矢理結びつけようとしている感があり、文脈的にも無理が生じています。
一体何を主張したいのかが、わかりにくく失敗例といえます。
どのように改善すれば趣旨が伝わるのか、改善案を考えてみましょう。
私が気になったニュースは、〇〇大臣の育児休業の取得です。
働き方改革のもと、男女ともに働きやすい職場環境を整えるうえで、男性の育児休業取得も必要だと考えていますが、果たして、大臣の行動が男性の育児休業取得の推進にプラスに働くのか疑問を感じたからです。
御社では男女ともに育児休業を認めていますが、実際に取得するうえでは職場全体の理解が不可欠と伺いました。
その理解を深めるうえで、就任して間もなく、ほかに代替性がないはずの一国の大臣が行うことに疑問を感じました。
上記のように、自分が主張したいことを明確にして、説明するようにしましょう。
3. 県知事のコロナ対策
私は日頃から情報収集のためにニュースアプリをチェックするようにしているのですが、一番閲覧されたトップニュースにあがっていたからです。
やはり、多くの人が気になっているニュースは世間を代表しており、消費者心理などにも影響することもあると思うので、マーケティング職を志望する私としては、1番にチェックすべきニュースだと思いました。
コロナ対策では、知事ごとの考え方の違いや対策の出動の仕方、スピードなどが異なり、知事の能力の高さなどが露呈することになりました。
それぞれの知事に対する評価に、住民や国民が敏感になったのは良いことだと感じています。
失敗ポイントと改善案
この例が失敗なのは、何より、ニュースアプリで一番上にあったから選んだという点です。
企業が面接で気になっているニュースについて尋ねる理由の一つに情報収集を行っているかを知り、入社後の成長の仕方を把握するためという理由がありました。
いまの時代、誰もが気軽に使えるニュースアプリをチェックして、与えられた情報をチェックするという受け身の姿勢では、日頃から情報収集に熱心で、情報に敏感な人物とは評価してもらえません。
近年は自分の足で歩かない、自分でしっかりと根拠を知ろうとせず、ネットを検索しただけで知ったつもりになってしまう人が増えています。
ビジネスをしていくうえでも、情報の根源がネットに書いてあったからという若い社員が増えており、問題となっています。
ニュースをいち早く知り、それがビジネスにどう影響するかを理解したり、リサーチしたり分析することは必要ですが、ネットの受け売りはビジネスパーソンとして避けるべきことですので、行わないように改善努力をしましょう。
【面接:最近のニュース】まとめ
面接の際に、どんなニュースを取り上げ、どのように答えればいいのか、理解できましたか?
面接で最近気になっているニュースを尋ねられた際には、今回紹介してきた、回答作成の3ステップや回答する際のコツ、注意点を意識したうえで話すようにしましょう。
そのためには日頃からニュースのチェックを怠らず、気になるニュースについてどう自分が考え、どう志望業界と関連するかを考えるクセをつけましょう。
面接に備えた予行練習として、毎日一つニュースを取り上げて、回答の練習をしてみるのがおすすめです。