メーカーの志望動機の書き方とは?考える際のヒントや例文13選を紹介

メーカーの志望動機の書き方とは?考える際のヒントや例文13選を紹介
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

はじめに

「メーカーの志望動機ってどうやって書いたらいいの?」
「どんな構成でメーカーの志望動機を書いたらいいのかな?」
メーカーに入社したい、という気持ちはあっても、実際にどうやって志望動機を書いたら良いか、わからないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、メーカーの志望動機を書く際のポイントや構成について、さらにはメーカー別の例文やNG例など、実際の志望動機の例についても説明します。

この記事を読むことで、メーカーに好印象を与える志望動機の書き方がわかり、自分の強みをアピールできる志望動機を書けるようになるでしょう。

メーカーに入社するため、志望動機を書く予定があるという人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • メーカーの職種
  • メーカーの今後の動向
  • 就活の軸を決める重要性
  • メーカーの志望動機の書き方
この記事をおすすめしたい人
  • メーカーについて知りたい人
  • メーカーの今後の動向について知りたい人
  • 志望動機の書き方が分からない人
  • メーカーの志望動機の例文を見たい人

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【メーカーの志望動機】面接で人事から志望動機を聞かれる意図とは

【メーカーの志望動機】面接で人事から志望動機を聞かれる意図とは

面接で人事担当者から必ず志望動機を尋ねられるのは、なぜなのでしょうか。

自社で働かせるか否かを決めるのだから、なぜ志望したかを聞くのは当たり前に感じるものでしょう。

確かにその通りですが、志望動機を聞く理由はほかにもあります。

人事担当者が志望動機を尋ねる意図を理解しておくと、その意図に即した形で志望動機を作成したり伝えられるようになったり、内定を得られる確率を高めることができます。

どのような意図があるのかをよく理解して臨みましょう。

志望動機を聞かれる意図
  • ミスマッチをなくすため
  • 事前にどのくらい企業をリサーチしているかの確認
  • 目的を持って志望しているかの確認
  • 仕事に対する熱意の確認
  • 先輩から物事を学ぶ謙虚さを確かめるため
  • 配属リスクに対するリスを確かめるため

1.ミスマッチをなくすため

まず、1つ目の意図は互いのミスマッチをなくすためです。

いかに優秀な学生であったとしても、自社の社風にマッチしておらず、求める人物像と異なる場合にはその学生の可能性を引き出せず、企業の業務遂行のうえでも成果が生まれない可能性があります。

一方で学生側も、自分の志望している内容をその企業では実現できなかった場合、働く意欲を失ってすぐに辞めたくなってしまうかもしれません。

このような採用のミスマッチが起きないよう、なぜ志望したかを確認して自社に即した志望動機を持っている人物であり、自社で実現できる志望動機であるのか、判断しようとしています。

したがって、双方にとってミスマッチを防ぐための質問になっているのです。

2.事前にどのくらい企業をリサーチしているかの確認

企業側は、学生が自社をどのくらいリサーチしているかを志望動機から見ようとしています。

企業は、競合他社から内定をもらった場合でも自社を選んでくれるような学生や、長きにわたって自社で活躍してくれる学生に内定を出したいと考えています。

そのため、自社に興味を持ち、事前にリサーチをしてくれているかを志望動機を通して判断しています。

3.目的を持って志望しているかの確認

志望動機には、自社を志望した明確で具体的な目的があるかどうかを、確認したいという意図もあります。

たとえば、「有名な企業だから志望した」「給与が高く福利厚生が充実しているから志望した」「成長している企業だから志望した」という理由だけでは、明確な目的を持っているとは言えません。

有名な企業で何をしたいのか、高い給与を得るためにどんな活躍をしようと考えているのか、企業の成長を止めないためにどんな貢献ができるのかを具体的に考えている人物でないと、入社しても企業に役立つ人物にはなれない可能性があります。

有名だからという企業側が与える表面的なイメージではなく、自分が企業に対して何を与えられるのか、入社して何を実現したいのか、具体的な目的を持つ人を求めているのです。

4.仕事に対する熱意の確認

企業で活躍するためには、仕事に対する熱意を持ち、継続的にモチベーションを維持し続けていくことが不可欠です。

やりたい仕事が明確ではない、企業に入社して何をしたいのかを具体的に語れない、仕事でどんな成果を上げて企業の業績に貢献できるかをアピールできない人には、熱意が感じられません。

熱意は、入社後に活躍を期待できる人であるのか、すぐに辞めてしまうことなく長く頑張ってくれる人であるかの判断材料にもなります。さらに自社が本命であるのか、内定を出したときに内定辞退をすることなく入社してくれるのかも、熱意から推測しようとしています。

就活生のほとんどが複数の企業にエントリーしているのが通常であるため、熱意が感じられないと内定を出しても他社に入社するのではと受け取られてしまいます。

5.先輩から物事を学ぶ謙虚さを確かめるため

何事にも素直な姿勢で取り組み、先輩から物事を学ぶ謙虚さがあるかどうかも、志望動機から見ているポイントであると言えます。

新卒の学生は、経験やスキルがないのも当然と言えます。

そのかわりに、周りの人たちから謙虚に物事を学ぶ姿勢が重要となります。志望動機からそのような謙虚さが感じられるかどうかを、企業は見ようとしているのです。

6.配属リスクに対する理解を確かめるため

企業側は、学生が望んでいない部門に配属される可能性があること理解しているかを確認しようとしています。

入社後は、必ずしも希望の部門に配属されるとは限りません。

自分のやりたい仕事にこだわりが強く、この仕事しかやりたくない、というような学生は、企業から敬遠される傾向があります。

そのため、志望動機を通して、その学生の思考の柔軟さを見ていると言えるでしょう。

【メーカーの志望動機】まずはメーカーのことを知ろう

【メーカーの志望動機】まずはメーカーのことを知ろう

メーカーに就職希望を出す就活生が増えています。とはいえ、仕事内容やどのような性格の人がメーカーの仕事に向いているのかわからないという方も多いようです。

内定を勝ち取るために、まずはメーカーのことを詳しく知り、志望動機の書き方のヒントを探ってみましょう。

メーカーについて知ろう
  • そもそもメーカーとは
  • メーカーの仕事内容とは
  • メーカーの種類

そもそもメーカーとは

もし、面接の際に「そもそもメーカーとは何ですか?」と問われて答えられない場合、もう少し業界についてリサーチする必要があります。

メーカーは「製造業」とも呼ばれ、モノを製造して販売するもの全般を指し、特徴としては扱う商品が非常に多いことが挙げられます。

詳しく知りたい人はこちらの記事で確認してみてください。

「すでに事前知識がある」という方も、おさらいとして読んでみてはいかがでしょうか。

メーカーの仕事内容とは

メーカーと言ってもその業種はさまざまです。たとえば、食品や自動車のほかにもアパレルなど、多種多様です。さまざまな分野で活躍しており、主にものづくりに携わっています。

現在、製造メーカーでは、海外工場も増えたことから日本のみならず世界で活躍するであろうと大きな注目を集めています。

今後は、デジタル化も進むことから、ベンチャー企業との連携も進むと考えられており、人材の確保や多様化はもちろんのこと、ますます需要は高まる傾向にあるでしょう。

メーカーの職種

メーカーの職種には、下記のようなものが挙げられます。

それぞれの特徴を詳しく紹介していくので、一緒にみていきましょう。★

メーカーの職種一覧
  • 研究職
  • 研究開発職
  • 生産管理職
  • 営業職
  • マーケティング職

研究職

メーカーの「研究職」とは、新しい技術や製品を生み出すための研究や開発を主とする職種です。

研究職では新たな知識の探求が求められることが多く、製造業において最も重要な役割の1つです。

研究職は新しい素材の開発や既存製品の改善、新技術の導入といった業務を行うこともあり、メーカーが成長するために不可欠です。

よって、研究職を目指す人は専門的な知識を持ち、探求心が旺盛で、新しい課題に対して柔軟に取り組める能力が求められます。

製造業の進化やイノベーションの推進には欠かせない役割であり、研究職は企業の競争力を高めるための重要な位置を占めると言えるでしょう。

研究職の詳しい説明はこちらの以下の記事を見てみてください。

研究開発職

メーカーの「研究開発職」は専門的な知識や技術を活用して製品を生み出すこと、そして学術的なものを日常生活の中に取り込むのが仕事です。

人々の生活を豊かにする製品やサービスを生み出すことが使命です。

例えば、最新の科学的な発見や技術を基に新しい製品などを開発し、実生活で使える製品として市場に投入することなども仕事の1つです。

研究開発職は、新たな技術やアイディアを形にするだけでなく、それを商業化するプロセスにも関わります。

よって市場のトレンドや消費者のニーズを理解する視点も必要とされるので、マーケティングの知見がある人材はより重宝されるでしょう。

生産管理職

メーカーにおける「生産管理職」は、一言でいうならば「仕入れを行う仕事」です。

製品の生産にあたり、必要な資材や時期、品質、量に留意した上で、可能な限り予算を抑えつつ安価に仕入れを行うことが求められます。

可能な限り安価に仕入れを行うために、取引先の企業を選定したり、価格交渉なども業務内容の1つです。

よって、コミュニケーション力や、いわゆる相手の懐に入るスキルが重要と言えます。

価格交渉は相手に気に入られることも重要なので、交渉力を磨いておいて損はありません。

生産管理職の詳しい説明は以下の記事を見てみてください。

営業職

営業職もメーカーにおいて非常に重要な役割を担います。

メーカーの営業業務は、ほとんどが企業に営業を行うBtoBであり、小売りに対して戦略の提案をしたり、新商品の紹介などをして売り込みを行います。

素材や部品のメーカーは製品を作るメーカーに、加工のメーカーは商社や小売店に売り込むなど、対象はさまざまですが、売り込みを行うのは同じです。

いずれにしても、取引先の利益を考えられる営業職はどの会社でも重宝されます。

一時の利益に気を取られず、相手側を大切にする営業は信頼され、取引も長く続くことでしょう。

営業職の詳しい説明は以下の記事を見てみてください。

マーケティング職

マーケティング職もメーカーにおいて重要な業務を担います。

どの業界にも言えることですが、市場を調査し、正しい戦略を考えられるマーケティング担当は重宝されます。

市場調査を元に企画や提案、製造、価格設定など、一連の流れを担うことになります。

企業や商品のための広報を行うのも業務のうちです。

一言でいうならば、「製品が売れるための仕組みを作る仕事」です。

マーケティング職の詳しい説明は以下の記事を見てみてください。

メーカーに向いている人とは

メーカーで活躍するのに特別な資格は必要ありません。

しかし、自動車製造や医療機器製造に携わる場合、それぞれの専門的な知識があるとスムーズに業務を進められます。

また、ものづくりに関わっていくため、集中力がある人や細かな作業をすることが好きという方にも最適な職業だと言われています。

円滑に仕事を進めるためにコミュニケーションを図ることも求められるので、意思疎通がしっかりとでき、協調性がある人もメーカーに向いていると言えるでしょう。

メーカーの今後の動向

メーカー業界の今後の動向についても考えていきましょう。

まず言えることとして、メーカー業界は全般的な仕事の質が高く、注目されている業界です。

しかし、近年では作業員の高齢化や人件費、そしてなにより材料費の高騰により、コストが大幅に増加し、苦しんでいる業界です。

メーカーが増えたことにより、早く納品できる企業が優先されるので納期が業界全体で短縮され、品質や安全面での課題も生じました。

これらの問題の対策として業務の効率化、特にIT技術を用いた業務の効率化が求められます。

人材不足の業界でもあるので、IT技術に長けた人ならば大手への就職も目指せるでしょう。

【メーカーの志望動機】メーカーに就職するために必要なこと

【メーカーの志望動機】メーカーに就職するために必要なこと

メーカーに受かるために大切なのは、採用担当者が納得できるような説得力のある志望動機を作成することです。

メーカーへの就職を志す学生が悩む大きなポイントが、この志望動機です。

数あるメーカーの中で、その企業ではないといけない理由を志望動機を通して伝えることは、非常に難しいでしょう。

「商品が好き」と書く学生もいますが、これはあくまでも個人の感想です。

企業に入社したら、作り手の観点からその商品に携わっていくことになるので、消費者目線ではなくビジネス的な視点を持っていることをアピールしなければなりません。

また「ものづくりに携わりたい」だけでは、その企業ではないとダメな理由を述べていませんよね。

このように説得力がある志望理由を作るのは難しいものです。

しかし、逆に言えば、説得力ある志望動機を作成することができれば、それだけで採用に有利に働きます。

次章で、メーカーへの就職で効果的な志望動機の書き方を紹介していきます。

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機を作る際の事前準備

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機を作る際の事前準備

メーカーの志望動機を作成するためには、どのような事前準備をすれば良いのでしょうか。

メーカー業界といっても、その分野は多岐にわたります。

これだという分野が決まっている方もいれば、大学で身に付けた専門知識や技術が活かせる分野を網羅的にエントリーしたいと考えている方、商品企画や営業職といった職種を志望しており、メーカーなら分野は選ばないという方もいるかもしれません。

いずれにしても、エントリーした企業の志望動機を作成するには、メーカーを志望する動機を明確にし、その企業で活躍できることを示さなくてはなりません。

そのために必要な事前準備について紹介します。

志望動機を作る際の準備事項
  • 志望する業界に興味を持った理由を考える
  • 志望する業界の現状を把握する
  • 志望する企業の製品の差別化ポイントを理解する
  • 今までの経験でものづくりに携わったことを思い返す
  • その会社でどんな仕事をやりたいのか考える

志望する業界に興味を持った理由を考える

どのような業界であっても、自分がその業界を知った理由、興味を持った理由は存在していると思います。

そこで、まずはなぜ自分がその業界を目指そうと思ったのかを考えて文字に起こしてみましょう。

例えば、営業職に興味を持った理由の場合は「貴社の〇〇という商品に魅力を感じこの様な素晴らしい商品を世の中にもっと広めたいと思ったため」など簡単な理由で大丈夫です。

大切なのは、自分の率直な気持ちを伝えることです。そうすれば自ずと企業にも興味を持った理由が伝わります。

志望する業界の現状を把握する

エントリーしたい企業が属する業界が、現在どのような状況にあるかを調査、分析しましょう。

機械メーカーを目指すなら、機械メーカーが置かれている現状、化粧品メーカーなら化粧品メーカーの現状を調べ、抱えている課題や国内外の市場における競争力はどうなっているか、過去数年間の実績の動向はどうか把握しましょう。

そのうえで、今後どうなるかといったアナリストなどの分析などもチェックします。

現状の把握は、志望する業界についてしっかり研究して熟知していることが伝わり、志望動機を深めるうえで役立ちます。

今後の動向についても確認することで、自分が入社後にどのように活躍していけば貢献できるか、現在抱えている課題の解決に役立つことができるかを明確にすることも可能です。

志望するメーカー業界の分野が複数ある方、迷っている方は現状把握を通じて、より興味が持てる業界や自分が活躍できる業界を検討する判断材料として活用しましょう。

これだという分野を決めている方も、関連する分野を横断的に現状把握することで、志望する分野と比較ができ、より魅力に気付くことができます。

他分野の現状も理解していることも、志望動機における、特定のメーカー業界を志望した理由を深めることにつながります。

業界研究の方法についてはこちらの記事を参考にしてください

志望する企業の製品の差別化ポイントを理解する

化粧品やアパレル、家電、食品など特定のメーカーを志望する方も、その分野の中で複数の企業にエントリーすることでしょう

第一志望はもとより、本命ではない企業の志望動機を作成するにあたっても、各企業の製品についてしっかりと理解し、同業他社といかなる点で差別化がなされているのか、特徴を把握することが大切です。

消費者から見れば、どれも横並びに見える製品であったとしても、それぞれコンセプトが異なっている場合や原材料や作り方が異なる、製法が異なる、技術が異なる、デザインにこだわりがある、パッケージにも配慮しているなど差別化のポイントがあります。

それをしっかりと理解したうえで、差別化の強みに魅力を感じて、その企業を選んだと説得力ある説明ができることがポイントです。

今までの経験でものづくりに携わったことを思い返す

選考に通る志望動機を作るためには、選考者や面接官がなるほどと思う、具体的なエピソードが必要です。

自社を志望したことがよくわかるエピソード、その企業で活躍できることが伝わるエピソードがあると、採用したい人物として評価が高まります。

メーカーはものづくりの業界ですから、やはり、ものづくりの経験やものづくりに対する想いや熱意などが見出されたエピソードなどがあると、志望動機を深めることにつながります。

特に開発職や技術職、製造現場の職種など実際にものづくりに携わる職種を志望している方は、エピソードはものづくりの経験がオススメです。

営業職や広報など製造現場に直接関わる職種ではないケースでも、ものづくりへの理解や経験があることは、なぜメーカーを志望しているかを明確化することに役立ちます。

なぜなら、営業職や広報の仕事がしたいなら、メーカー業界でなくても良いからです。

にもかかわらず、メーカーを選んだのはなぜかを、ものづくりを通じて得た達成感や熱意、職人のこだわりに感銘したといったエピソードで強めることができます。

そのエピソードを得て感じたことを踏まえ、こだわりを持って作られたものを多くの人に広めたいと思い、メーカーでの営業職や広報職を志望したのだとまとめることができます。

その会社でどんな仕事をやりたいのかを考える

エントリーする会社には、さまざまな職種があります。製造に直接携わる仕事から、製品の魅力を伝える仕事、製品に使う原材料などを仕入れる場合やコスト管理や品質管理、工程管理やクレーム対応する仕事まで幅広い仕事があります。

新卒一括採用で配属先はわからない会社でも、技術職や営業職など分けて採用をしている会社であっても、入社後にやりたい仕事を明確にして、その仕事で活躍できることを志望動機で示しましょう。

具体的な仕事が見えてこないと困ったときには、OB訪問など実際にその会社で働いている人の話を聞くのがオススメです。最新の職場の生の声を知ることができるからです。

【メーカーの志望動機】メーカーに受かる志望動機の書き方

【メーカーの志望動機】メーカーに受かる志望動機の書き方

企業は志望動機を通して「入社意欲が強いのか」「入社後のミスマッチはないのか」といったところを見ています。

このことを踏まえ、メーカーに受かる志望動機の書き方のポイントは、以下の5つです。

志望動機の書き方のポイント
  • 企業研究を経ってい的にする
  • 入社後にやりたいことを書く
  • メーカーで活かせる自分の強みを書く
  • リスクへの理解を述べる
  • 商品に対する思いを書く

企業研究を徹底的にする

まず、徹底的な企業研究をしてください。志望しているメーカーがどんな会社か知っておかないと志望動機は書けません。

メーカーを複数受けるなら優先順位によって力の入れ度合いが変わることもありますが、第一志望の企業に関しては「もうこの企業については調べつくした」と言えるくらいに、徹底的にリサーチしましょう。

業務内容や企業理念はもちろんのこと、社風や強み、研修制度、働いている人材の特徴など、企業のホームページやOBOG訪問などを通じて、調べ上げていきます。

特に重要となるのが「同業他社との経営戦略の違い」です。ビジネスの相手が企業なのか個人なのか、事業規模はどれくらいなのか等、同業他社と差別化できるポイントを挙げ、数あるメーカーの中でこの企業を選んだ理由を掘り下げましょう。

企業研究の詳しい方法はこちらの記事を参考にしてください

入社後にやりたいことを書く

徹底的な企業研究を行った後は、その企業で自分がどんな仕事をやりたいか考えてみてください。

メーカーと一口にいっても、大企業から中小企業まで企業規模はさまざまですし、化粧品メーカーや自動車機器メーカーなど業界も色々あります。

そのため、その企業の中で自分がどういった業務を行いたいか、具体的に考える必要があります。

その企業しか行っていないような独自の業務があれば書きやすいですが、そうでなくても、企業研究を通して自分が興味が持ったポイントを記載するだけでも十分アピールになります。

また、やりたいことをするために自分の持っているスキルが役立つことを述べれば望ましいですが、新卒採用ならスキルは求められないので、やりたいことへの熱意をアピールすることの方が大切です。

メーカーで活かせる自分の強みを書く

スキルがないことは採用側もわかっていますが、メーカーで活かせる自分の強みは記載した方が良いです。

企業研究を通して得た企業が求める人材像に即した強みや特長をアピールするのが効果的です。また、強みを記載する際は、過去の経験を根拠にして語ると説得力が出ます。

あくまで一般論ですが、どこのメーカーでも求められるのが「分析力」や「リサーチ力」です。

ユーザーのニーズに合った売れる商品を開発するためにマーケティングで必要となる能力ですし、商品の開発過程でも業務効率化のために「分析力」や「リサーチ力」は必要です。

このように、分析力やリサーチ力は、メーカーの至るところで必要となる能力なのです。

リスクへの理解を述べる

その企業への入社意欲や熱意をアピールするために、やりたい仕事や将来像などの理想を語ることは大切です。

しかし、商品の開発や販売にはリスクが伴うことも確かです。そういったリスクを考慮せずに、ただ自分の理想の姿を追及するだけでは現実的な考えを持っていないのではと捉えられかねません。

コスト削減や販売経路の確保など、メーカーが抱える問題を解決するためにどういった対策が必要となるのか考えておきましょう。リスクへの理解を述べることで、業務に深い理解を示していることのアピールになります。

商品に対する思いを書く

そのメーカーでお気に入りの商品がある場合には、その思いを書くのも良いでしょう。

好きな商品とその感想を書くだけでは志望動機にはなりませんが、その企業で働いてみたいと思ったきっかけとして、商品への思いを書くのは問題ありません。

素直な気持ちが伝わり、好印象を与える可能性もあるでしょう。

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機の構成

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機の構成

メーカーと言ってもさまざまなジャンルがあるうえ、同業他社も複数存在しています。

ジャンルを絞り込んでエントリーする方が多い一方、中には興味があるジャンルをまたいで志望する方もいるかもしれません。

半導体メーカーや自動車メーカー、家電メーカーなど1つのジャンルに絞り込んだ方も、競争の激しい業界において内定を得るためには、複数の企業にエントリーするのが基本です。

1社でも多く内定を得るために、どのように志望動機を構成すればいいのか見ていきましょう。

結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

志望動機の最初は、その企業を志望した一番のポイントを伝える結論からスタートすることが大切です。

なぜなら、企業が一番知りたいポイントだからです。

数あるメーカーの中から、なぜ自社を志望したのかは、その人物の入社意欲の高さや自社への理解度、仕事に対する意欲を測るうえで重要な判定材料になります。

一番知りたいポイントを最初に明確にすることで、その後のあなたへの興味も変わってきます。

それなら、自分の能力をアピールしたり、企業への情熱を語りつくしたりしたうえで、志望したポイントを最後に伝えた方が、最初の段階で興味が薄れるリスクがないのではと思うかもしれません。

ですが、いつまでも結論が出ないと話がわかりにくくなり、伝えたいことも伝わりません。

一番知りたいポイントを最初に打ち出すことで、論理的な構成で相手を話に引き込むことができます。

理由:なぜならば、〇〇という経験で〇〇と考えたためです

志望動機のポイントを伝えたら、志望するに至ったキッカケは何だったのか、理由となる経験を説明しましょう。

「業界トップメーカーだから」とか、「シェアナンバーワンだから」など表面的な理由ではなく、その企業で仕事をしたいと思ったご自身の具体的な経験を挙げることがポイントです。

具体的な経験を挙げることで、企業に対する熱意や理解度を示すことができるためです。

なお、同業メーカーだからと言って、結論や理由を使い回すのは避けましょう。

同じ家電メーカーだから、自動車メーカーだからと、どの企業でも当てはまりそうな汎用的なポイントや理由にしてしまうと入社意欲の高さが伝わりません。

同業メーカーでも、それぞれ強みや開発コンセプト、技術などは異なります。

そうした差別化ポイントに注目して、それぞれオリジナルで考えることが大切です。

エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

次にあなたが経験してきたエピソードを紹介することで、あなたがどんな人物で、どんな能力やスキルがあるのかをアピールします。

エピソードの種類は特に決まりはありませんが、開発や製造などの職種を志望している方の場合、大学での専攻やゼミでの研究成果などについてアピールするケースが多くなります。

営業職や広報などの職種なら、その企業の営業職や広報の仕事にどのような人物が求められ、どのような能力が必要かをリサーチし、求められる能力を発揮できたエピソードを紹介するのがベストです。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

エピソードを紹介する際には、「貴社の開発にも関連するこんな研究をしていました。」とか、「私にはこんな能力もあれば、こんなスキルもあります。」と、ただ並び立てればいいわけではありません。

表面的な話では、入社後に研究の成果を発揮できるのかがわかりませんし、本当にそんな能力がある人物なのかも疑問に残ります。

実際に能力があることの説得力を高めるためには、紹介する経験において、何らかの問題に直面し、それをあなたの行動によって解決したり、改善できたりした経験を盛り込むことがポイントになります。

行動:そのため、私は〇〇を行いました

あなたが紹介する経験で直面した問題をわかりやすく状況説明したら、その問題に対してどのような行動を取ったのかを伝えましょう。

具体的な行動に出たことを示すことで、あなたがしっかりと研究に取り組んできたことや、アピールしたい能力があることを、より納得してもらえます。

そのため、行動の内容は直面した問題をいかに解決すべきか、自ら真摯に考え、自ら能動的に出た行動であることが求められます。

誰かに考えてもらった、誰かに指示されたからやってみたなど、受動的な行動ではなく、自らその問題に対して積極的に取り組んだ行動を挙げるようにしましょう。

結果:その結果、〇〇になりました

行動に出ても、何らかの結果が出せなければ、あなたの能力や実力、強みをアピールするには弱いです。

行動には出たものの何も解決できずに終わった、特に状況は変わらなかったでは、強みをアピールできません。

研究を進める後押しができた、状況が改善できたなど、行動に出た結果、どのような成果が出せたのかまで、伝えることが大切です。

その際は単に「問題が解決しました。」で終わらせるのではなく、どう解決したのかを具体的なデータを示したり、ビフォーアフターの違いなどを紹介したりすることがポイントになります。

これにより、あなたの能力や強みがあることに説得力が生まれるためです。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

志望動機の構成の最後は、全体を総括し、自分を売り込むアピールで結びましょう。

紹介したエピソードの経験をもとに、入社後にどのような貢献ができるのかをアピールします。

その企業で求められる人物像や、その企業の事業スタイル、開発や製造で力を入れている分野などに着目し、具体的にどう貢献できるかを「〇〇で貢献していきたい」とアピールすることがポイントです。

単に「経験を活かして頑張ります。」では、どのメーカーでも使い回せるので、入社意欲の高さや熱意を伝えられません。

その企業だからこその具体的な点を挙げて、貢献したいとアピールするようにしましょう。

【ものづくりの志望動機】志望動機を考える際のヒント

【ものづくりの志望動機】志望動機を考える際のヒント

志望動機を書くにあたって、この企業の製品が好きだからという理由だけは、内容が弱くなってしまいます。

商品が好きというのは、あなたの個人の感想であり、直接的な志望動機にはつながりません。

メーカー業界への志望動機は、どのようにして作成するべきなのでしょうか。

採用担当者が納得できるような説得力のある志望動機を作り上げるには、その企業でなぜ働きたいのかを明確にする必要があります。

次に挙げる志望動機を考えるヒントを参考にして、実際に志望動機を考えてみましょう。

志望動機を考える際のヒント
  • 職種から考える
  • 就活の軸を決める
  • ほかの就活生の志望動機を参考にする
  • 先輩の志望動機を参考にする

1.職種から考える

ものづくり業界では、実際にどのような仕事を行っているのか考えてみましょう。

メーカー業界には、企画、開発、営業などさまざまな仕事があります。

それぞれの仕事内容を考えることによって、あなたが働きたいと思える仕事があるかもしれません。

企画は、メーカー企業において骨組みとなる部分と言えます。

消費者のニーズを中心にして、誰のために作るのか・なぜ作るのか・どうして作るのか・どのようにして作るのかの4つを考えるのが企画職の仕事です。

開発は企画からきた計画書などが、本当に採算性があるのかを調べる役職です。

開発は、どのようにすればこの企画が会社にとってプラスになるのかということをできるだけ明確にしていきます。

営業はできあがった製品を消費者にいかに宣伝するのかを考える役職です。

また、消費者のニーズを知る機会も多くあります。消費者ニーズを知ることは、次の企画の発案にも役立ちます。

そのため、メーカー企業の営業は、ものづくりの中心とも言えるでしょう。

2.就活の軸を決める

メーカー企業への就活以外にも言えることですが、就活の軸を決めるようにしましょう。

就活の軸が決まっていれば、それにマッチしているからというアプローチをすることが可能です。

就活の軸を決めるには、自己分析が重要になります。自己分析にはモチベーショングラフがおすすめです。

モチベーショングラフとは、あなたの今までの人生において起こった出来事によって起こるモチベーションの上下を記したものです。

就活の軸を決めたいという場合は、モチベーショングラフの「+から-」や「-から+」に切り替わった部分に注目してみてください。

また、モチベーショングラフを使用すると、就活中に使えるエピソードも見つけられるため、積極的に活用しましょう。

就活の軸を決めることも非常に重要な要素の1つです。

就活の軸やモチベーショングラフについては下記の記事で紹介しているので、ぜひ確認してみてください。

就活の軸の考え方や作り方はこちらの記事を参考にしてください

3.ほかの就活生の志望動機を参考にする

実際に使用された志望動機を参考にするのも良いでしょう。

受けたい企業の選考を通過した志望動機はもちろん、他業界も含め、数多くのほかの人の志望動機を見てみてください。

書き方や話の進め方などに、共通点が見つけられると思います。

ほかの人の志望動機を参考にするにはいくつかの手段がありますが、一番手軽に閲覧できるのはインターネットです。

インターネットで検索をしてみると、無料で先輩の志望動機を閲覧できます。

いくつかの志望動機を確認すると、自分自身の志望動機もより具体的なものになるかと思います。

また、志望動機がどのようなものなのかがわかり、書きやすくなるためおすすめです。

しかし、模倣は禁物です。あくまで参考程度に、とどめておきましょう。

4.先輩の志望動機を参考にする

身近な先輩でメーカーに就職している人がいる場合は、志望動機を参考にさせてもらうのも良いでしょう。

実際にメーカーに内定をもらった先輩の志望動機であれば、企業から高評価を受けた志望動機であるため、大いに参考になると考えられます。

【メーカーの志望動機】メーカー別!志望動機の例文13選

【メーカーの志望動機】メーカー別!志望動機の例文13選

メーカーに受かる志望動機の例文を業界ごとに紹介していきます。

医療機器メーカーの例文

医療機器メーカーの例文

医療機器を販売する仕事をしたいと考え、御社を志望いたしました。

なぜ、医療機器かというと、人の命を救う可能性を秘めた機器だからです。こういった機器があったらなと後悔するお客様を一人でも少なくするため、お客様のニーズに合わせた商品を販売したいと考えております。

私は文系のため、理系の方に比べ知識が劣っていることは承知していますが、持ち前の負けん気や粘り強さを生かし、御社に貢献させて頂きたいです。

製薬メーカーの例文

製薬メーカーの例文

難病で苦しむ世界中の人たちを救いたいと思い、御社を志望しました。

御社は新薬の開発スピードが速く、世界各国に提供しているため、自分の夢を叶えることができると考えました。入社した際には、高い技術力を持った社員の方々と協力し、少しでも新薬開発に貢献できればと思っております。

精密機器メーカーの例文

精密機器メーカーの例文

私は、AI技術について研究してきた経験を活かし、AIを用いたカメラの開発に携わりたいと思い、御社を志望しました。

大学では、AI技術についての研究を続けてきました。その知見を生かし、AIでカメラの可能性を広げようというビジョンを持った御社に貢献したいと思っております。

衣料品メーカーの例文

衣料品メーカーの例文

私は、良質な素材を使うことを重視している貴社に魅力を感じ、応募いたしました。

私の母は繊細な性格で身に付けている服の素材にも気を使っているのですが、御社の服は気持ちよく着られると好んで使っています。御社の服に出会ってから、母は笑顔の数も増え、積極的に外出するようになりました。

母を笑顔にしてくれた御社の服作りに携わってみたいと考えるようになりました。

御社に入社してからは、より肌質に考慮した素材に関する情報を収集することからはじめたいです。

食品メーカーの例文

食品メーカーの例文

私は食を通して人々の健康を増進したいと考え、御社を志望しました。国内ではじめて「〇〇食品」を作り出した御社なら、私の夢を叶えられると思っております。

私の祖母も御社の商品を愛用し、昔より元気が出てきました。「〇〇食品」はまだ一部の層への限定的な効果にとどまるので、より多くの人に利用してもらえるよう貪欲に改善に取り組んでいきたいと思います。

飲料メーカーの例文

飲料メーカーの例文

私は御社で、子どもの頃から好きなジュースの商品開発に携わりたいと思い、志望しました。

子どもの頃からジュースが好きで、新商品は常にチェックしてきました。御社はジュースの新商品開発が盛んであることから、経験豊富な社員の方々と協力し、魅力的なジュースを作る一員になりたいと考えています。

化粧品メーカーの例文

化粧品メーカーの例文

私は激しい時代の流れでも生き残るような化粧品を開発したいと考え、御社を志望しました。

御社の商品は私も愛用しています。御社の商品は、その時代のニーズに合った商品を提供しており、お客様目線に立った商品を開発していると感じます。そんな時代のトレンドを読むことができる御社で、私も一員で活躍したいと考えております。

御社に入社したら、よりお客様のニーズを詳細にくみ取り、その人に合った新製品の開発に取り組みたいと考えております。

電機メーカーの例文

電機メーカーの例文

技術力の高さから、海外の大手メーカーでも部品として採用されている御社の製品に魅力を感じ、応募いたしました。

国内市場が縮小を続けるなか、目線を変え、海外に市場を展開した姿勢に感銘を受けました。時代の変化に合わせ固定観念にとらわれず、顧客ニーズを適切にとらえる御社でマーケティングのことを強く学びたいと感じました。

化学製品製造メーカーの例文

化学製品製造メーカーの例文

私が御社を志望するのは、御社が持っている素材を通して製品の価値を広げていきたいと考えたためです。

学生時代、製造業のインターンに参加し「製品の価値は使い方次第で変わる」と学びました。御社説明会でも「使い方を通し、新たな価値を創造する」を核の部分として考えていることを伺い、ぜひ御社で働いてみたいと感じました。

競合他社の中でも、新素材の開発と既存素材の価値創出のバランスがちょうどよい御社で貢献したいと考えております。

自動車機器メーカーの例文

自動車機器メーカーの例文

私は「独自性にあふれ、革新的な車やサービスを展開する」という御社の経営理念に強く共感したため、御社を志望しました。

競争が激しくなるこれからの時代、生き残るためには他社との差別化や独自性が重要となると考えております。

私はアイデアを出すのが好きで、浮かんだアイデアはこまめにメモを取り、大学4年間でノート5冊分にもなりました。御社に入社したらこのアイデア力を生かし、独自性がある新製品の開発に携わっていきたいと考えております。

半導体メーカーの例文

半導体メーカーの例文

私は社会インフラを支える仕事をしたいと考え、半導体を取り扱っている御社を志望しました。

御社の半導体は、日本の重要な社会インフラに使われています。そのような事業を通じて、日本全体を支える責任感のある仕事をしたいと考え、志望しました。

建材メーカーの例文

建材メーカーの例文

私が御社を志望したのは、御社が耐震分野で強い技術力を持っているためです。

2018年の北海地震では、現地でボランティア活動を行い、地震の恐ろしさをあらためて目の当たりにしました。この経験から、耐震について強い興味を持つようになりました。

御社は、世界中に耐震に強い素材を提供しているので、海外留学経験のある私にとっては、語学力を生かせる環境であることも魅力のひとつです。

BtoBメーカーの例文

BtoBメーカーの例文

業界の中でもトップクラスのシェアを誇る御社のスケールの大きさに魅力を感じ、志望させて頂きました。

海外に向けても事業展開しており、スピード感がとてもある御社の中で働くことは、個人のスキルを飛躍的に伸ばせる環境だと考えております。より高いチャレンジ精神を持ち、どんな業務でも誇りを持ってたちむかっていく所存です。

【メーカーの志望動機】メーカーのNG志望動機例

【メーカーの志望動機】メーカーのNG志望動機例

メーカーに就職を希望する就活生が多いため、志望動機をしっかりと考え自分の良さを企業側にアピールできなければ、ライバルと差をつけて内定を勝ち取ることは困難です。

メーカーと言ってもさまざまな分野があるので、まずは自分が志望するメーカーの志望動機の書き方をチェックしてみるといいでしょう。

メーカーの志望動機のポイントをしっかりと抑えずに書いてしまうと、企業側に理解してもらうことはできません。

ここでは、メーカーの悪い志望動機例を紹介します。なぜNGなのかを確認し、正しい志望動機の書き方に役立ててみてください。

NG例1:商品が好きで終わっている

NG例文①

私は、昔から自動車に興味があり、休日にはドライブに行くことが楽しみになっています。

自動車の魅力をもっと多くの人に知ってほしいという思いから、御社を志望いたしました。

私の父も自動車が好きで小さい頃からクルマをいじっている姿を見てきました。

そんなことがキッカケで、自動車メーカーで働きたいと強く思いはじめましたが、御社に入社した際には製造だけでなく、商品開発にも携われるよう努力していきたいと思います。

この例文では、自動車が好きということは伝わっても、それ以上の思いを読み取れません。

企業側の視点に立ち、志望動機を作成することがもっとも重要です。

メーカーの志望動機は、自身の経験による思いや企業の強みに触れることも大切です。

入社したようにどのように活躍していきたいのかに触れているのは良いですが、その仕事に活かせる根拠も伝えられるようにするといいでしょう。

NG例2:自分の強みに触れていない

NG例文②

私は、ファッションに興味があり、新商品を開発し、世界中の人に提供したいと思い貴社を志望いたしました。

OB訪問をした際に「ファッションを通してより良い生活を提案できるように努力している」という社員の方のお言葉を聞き、自身の意識も大きく変わりました。

学生時代は、ファッションに興味を持っていても、満足に買えるお金がなく、おしゃれを楽しむことをあきらめていました。

貴社のファッションデザインは年齢問わず人気がありますが、誰でも気軽に購入できる製品を作れるよう提案していきたいと思います。

この例文は、志望動機を書くときの基本である自分の強みにも触れられていません。

メーカーの志望動機を書くときには、まずその企業でなければならない理由を明確にするようにしましょう。

また、自分の強みにプラスするだけでなく、これまでの経験にも触れると、より志望した理由を面接官に伝えられます。

NG例3:その企業でないといけない理由が含まれていない

NG例文③

子どもの頃からものを作ることが大好きでした。

木材や紙を使って自分で設計し、オリジナルの作品を作ったこともあります。

学校の図工の時間もワクワクし、あっという間に時間が過ぎてしまったことを思い出します。

成長してからもものを作ることが大好きだという気持ちは変わりません。

御社でも自身の得意分野であるものづくりの経験を通してスキルやキャリアを向上できればと思っております。

この例文のNGポイントは、自身の子どもの頃のエピソードが盛り込まれているものの、その企業だからこそ入社したいと思った理由がはっきりと述べられていません。

その企業ならではの製品に触れることで、しっかりとリサーチして志望動機を述べていることがわかり、誠意が伝わりやすくなります。誠意や熱意をアピールできれば、企業側もこの就活生は自社に貢献してくれそうな人物だと判断する可能性があります。

まずは、入社を希望する企業の仕事内容や経営理念を研究することからはじめてみましょう。

【メーカーの志望動機】就活エージェントに頼ろう

【メーカーの志望動機】就活エージェントに頼ろう

メーカー企業の場合、志望動機を特に重要視しています。そのため、志望動機があやふやであると、人事は良い印象を持ちません。ですから、志望動機に関しては特に、誰かに代わりに考えてもらうなどの横着はせず、一度自分で完成させておく必要があります。

しかし、自分一人だけで完成させた志望動機では不十分です。自分一人で書いた志望動機は、あなた自身のことをよく理解している人間が書いているため、説明が不十分であったり、言葉が伝わりにくかったりします。

誰かに添削してもらうことによって第三者の視点を入れた方が、より相手に伝わりやすくわかりやすい志望動機になるでしょう。

添削を希望する際は、キャリアセンターを利用する方も多いと思いますが、就活エージェントもおすすめです。就活エージェントは就職活動のプロであるため、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

無料で利用できるので、興味がある方はこちらのボタンからご利用ください

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機はきちんとポイントを押さえて書こう

【メーカーの志望動機】メーカーの志望動機はきちんとポイントを押さえて書こう

メーカーに受かるためには、志望動機の内容が重要です。

数あるメーカーの中でこの企業を選んだ理由を、説得力ある形で示す必要があります。

そのためのポイントとして「企業研究を徹底的に行う」「自分のやりたい仕事を述べる」「自分の強みをアピールする」の3点があります。

その企業の独自性や魅力に感じたポイント、その企業でどんな仕事がしたいのか、そのために自分にはどんな強みがあるのかといったところを意識し、志望動機を作成しましょう。

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