長所は慎重に行動します!どうすればこれがアピールになるの?

はじめに

就職活動の自己PRで、どんなことを話すかというのは中々大きな問題です。

そこで話す内容には数多くのものがありますが、その要素の中から、慎重さをアピールしたいと考える学生もいるのではないでしょうか。

行動力や瞬発力というのも社会には必要ですが、一方で一つの物事に対してじっくり考えた上で、正しい判断を下せる資質は仕事でも役立つことでしょう。

しかし、慎重であることを臆病と捉えられるリスクもあるので、どのように伝えるのがいいのかといった問題もあります。

そこで今回は、慎重さはアピールする上で有効な材料なのか、そしてどうアピールすれば魅力的に自分を伝えられるのかといったことをご紹介します。

長所を自己PRで話す時のポイント

就活で長所を自己PRするのは、重要な局面です。

当然、企業側は魅力的な長所を持つ人材を採用したいと考えていますし、その人の強みや特徴を知るうえでも、ぜひ注目したい項目です。

そのため、長所を効果的にアピールすることで、採用担当者の心が動く可能性があります。

スキルや技術、経験と同じくらい重要な項目として理解しておきましょう。

長所を自己PRする時のポイントは、相手にぜひ一緒に働きたいと思わせることです。

そのためには、相手がどのような人材に興味を持つか、どんな人材を求めているかを事前に調べる必要があります。

新しいチャレンジを行っている企業は、古い体質に囚われない革新的な発想やフットワークの軽さを求めるかもしれませんが、歴史を重んじる企業は、それを魅力に感じない可能性もあります。

つまり、アピールすべきなのは自分の考える長所ではなく、相手にとって魅力的であろう長所です。

もちろん、責任感の強さや誠実さなど、どの企業においても一定の価値が認められる長所もあります。

ただ、面接官の印象に残りたいなら、ありきたりな話し方では片手落ちです。

長所と短所の両局面からアプローチし、なぜ長所と考えるのか、今までどんなことに活かしどんな結果を出せたのかなど、周りに与える影響も含めて話すのがコツです。

実体験に基づく自分だけの物語を書き、それをベースに組み立てるといいでしょう。

短所を逆手に取って長所に転じたようなストーリーがあれば、相手に伝わる自己PRが出来上がります。

そしてその物語には必ず、他人から言われた意見を盛り込んでください。

自分の長所を自分で考え、自分でアピールするという自分勝手なワンマンショーでは説得力がありません。

体験談の中に、第三者から言われたこと、周りからよく言われることなどを交えながら、客観的にそのように評価されていることを話すのがポイントです。

話す順番は、まず結論である長所から述べ、それを裏付けるエピソードを入れます。

そして最後に志望企業でどのように業務に活かせるかを添えれば、意味のある自己PRになるでしょう。

【自己PRの長所:慎重】慎重さを自己PRで話すのは有効

就職活動の自己PRで慎重さを強みとして話すのは、とても有効なことです。

あらゆる場面において慎重であることは大切な能力ですし、横着な人間は人の上に立ったり、重要な仕事を任されたりすることはできません。

特に慎重さが活躍するのは開発職や、金銭の管理をする経理職、企業の運営に関わる法務職などですが、それらの業界、職種を希望しているのであれば、積極的に慎重さをアピールしていきましょう。

上記の仕事は会社経営や顧客への信頼といった部分に大きく関わるので、入念に確認すること「絶対」を目指して仕事をすることが求められます。

ですが慎重さというのは時にマイナスに捉えられがちなので、注意が必要です。

【自己PRの長所:慎重】自己PRで慎重さをアピールする際の注意点

内容や伝え方を誤ると、長所として伝えた慎重さが、マイナスイメージを与えてしまう、ということを書きましたが、正しく伝えるためのポイントをご紹介します。

慎重さを長所としてアピールするためには先ず、その企業が求めている人材像を知ることが必要になります。

例えば、アグレッシブな営業、失敗を考えずに飛び込む勇気や行動力のある社員を求めている企業に対して、「私は慎重な人間です」というアピールは魅力的に映りません。

自分自身が志望している業種や企業と、慎重な性格という資質がマッチするのかを、企業研究、業界研究を通し入念にリサーチするようにしましょう。

その上で、慎重の言い返しである「臆病」などの言葉を想起させないような、前向きなPRを考えてみてください。

【自己PRの長所:慎重】長所が慎重さの方に企業が求めることとは?

仕事が丁寧

面接の場において、「慎重」を長所としてアピールしたい、というのは非常に効果的な内容です。

その上で、慎重であることから企業が何を求めているかを深掘りする必要がありますが、まず「仕事が丁寧」というポイントを押さえておきましょう。

何事も慎重に進めることができる、というのは仕事のクオリティなどを担保することができて、企業としても非常に助かります。

とはいえ、営業職のような、数をひたすら突き詰める、というような職種では効果的ではないので、注意が必要ですので、しっかり企業の特性を理解した上で、アピールしましょう。

責任感がある

次に、慎重であることの特徴として、「責任感がある」というポイントを意識しておきましょう。

慎重に仕事を進める上で、その背景にあるのは「責任感」が伴っていることにつながります。

なぜ、企業は責任感がある事を求めているのかというと、当然ながら仕事のすべてにおいて、「責任」が伴うためです。

学生時代にはほとんど感じることはありませんが、実際の仕事においては、相手(クライアント)がいること、利益に関わってくることなど、自分一人の問題でなくなるために、企業としては責任感を持って仕事をしてくれる、というのは非常に大切にしています。

そのため、学生時代から責任感を持って行動をしてきた事をアピールすることは効果的です。

細かいところまで考える

最後に、「細かいところまで考えることができる」ということが慎重であることの特徴に挙げられます。

慎重であるがゆえに、細かいところまで気を配ることができるので、クオリティの担保ができます。

少し抽象的な内容なので、アピールする際は必ず具体例を挙げておきましょう。

例えば、「私の強みとして、細かいところまで考える、ということがあります。大学の研究で、教授といつも直接やりとりをしていたのですが、そこでいただいたフィードバックをいつも私が全体に周知していたのですが、これをもう少し滑らかに伝達したい、と考え、教授とのやりとりをグループ化することを思いつきました。そのおかげで、必要な連絡はいつもそこを見れば良いので、こちらからわざわざ伝達する時間を削ることができ、よりスムーズに、研究ができるようになりました。」という風に、細かいところまで考えて結果を出した経験を発表すると説得力が増すので、ぜひ忘れずにアピールしていきましょう。

【自己PRの長所:慎重】慎重さを関連づけた自己PR例文

例文1

私は用心深い、思慮深いとよく言われます。

そのことで私自身が救われたのは、大学生時代に両親の会社で経理関係のアルバイトをしていた時です。

私は、持っていた簿記の資格知識を忘れないためにそこで働かせていただいたのですが、そこでは帳簿の管理などを複数人で分けて行なっていました。

私はその作業を何度も内容が合っているか、領収書の枚数は足りているかというのを、しつこいほどに確認していました。

そのため、周りの人よりも少しだけ仕事のペースが遅かったのですが、ある時、重要な書類が見つからないという事件が起こりました。

経理関係の書類だったので全員で捜索することになったのですが、「あなたが確認した棚だけは絶対大丈夫」というふうに言ってもらえ、それ以外の場所の捜索から開始したため、該当の書類は比較的早く見つかりました。

貴社においても、経理部門で私の用心深さ、思慮深さは大いに役立つかと思います。

一つ一つの仕事の速さは少しずつ上げていき、それでいて安全性、確実性の高い仕事をこなしていきたいと思います。

例文2 慎重×丁寧

私の長所は、丁寧な仕事ができることです。

慎重な性格のため、疑問点は必ずいくつかの方法で確認するようにしています。

以前アルバイトでトレーサーの仕事をしていたときに、とても忙しい日に上司からの指示がいつもと異なることがありました。

私は前日までの作業内容と進捗状況を確認し、仕様書も確認したうえで質問に伺ったところ、上司の勘違いにより、指示内容が誤りだったことがわかりました。

このとき、上司や周りの方々から、「おかげで助かった」「いつも丁寧な仕事をしてくれるので頼りにしている」と言ってもらえ、大きな喜びを感じました。

御社の製品は常に高いクオリティを維持し、間違いのない機能を顧客に提供しています。

私も御社においてこの長所を活かし、丁寧な仕事で業務に貢献したいと考えております。

例文3 慎重×責任感

私は周囲から慎重だとよく言われますが、それは強い責任感から来るものです。

以前、年末に居酒屋でアルバイトをしていたときに、忘年会が重なり、人手が足りなくなるおそれのある日があることがわかりました。

店長はなんとかなるだろうとおっしゃっていたのですが、私は前日から準備できるものはすべて早めに済ませ、バックヤードの中を整理して、出やすいものを入口近くにまとめました。

トイレットペーパーや割り箸を多めに補充したり、空き瓶をまとめて置けるスペースを確保したりすることで、当日は予想以上の混雑になりましたが、滞りなく営業することができました。

閉店後、店長や仲間から「事前準備をしてくれていたおかげで乗り切れた」と大変感謝されましたが、私は何よりお客様に楽しんでいただけたことを誇りに感じました。

御社はお客様満足度アップに力を注いでおられますので、私もお客様に対する責任感を持って、慎重に業務を遂行したいと考えています。

例文4 慎重×気配り

私は友人から、気配り上手だと言われます。

大学時代に文化祭の実行委員を担当した際、私は学内の案内図を作成し、貼り出しと配布の企画を提案しました。

地図の中には構内のトイレの位置をすべてわかりやすく記載し、どこかが混んでいても他の場所をすぐに見つけられるよう配慮しました。

また、お子さん連れの方やご年配の方がいらっしゃったときにお疲れにならないよう、ベンチなどの座れる場所を同じ色で統一し、一目でわかるように工夫しました。

設備の配置は前年度の地図データを参考にしましたが、慎重に考え、仲間と手分けして実際に調査を行ったところ、かなりの数の間違いがあることが発覚しました。

早めに作成に取り掛かったため、当日には余裕を持って正確な案内図を用意することができ、来場した方々に喜んでいただけたのが大きな達成感です。

御社のサービスは、常に顧客の痒いところに手が届く工夫が施されています。

慎重な長所を活かし、御社の一員となって、気配りのサービスを提供したいと考えます。

おわりに:自己PRの長所:慎重

慎重という資質はビジネスで大変重宝されますが、その中でも経営やお金に関わる分野においては特段重要視されます.そういった企業に慎重さを売り出す際は、例文のように慎重さが存分に発揮された実際のエピソードを交えて話すと効果的です。

例文では、慎重さ以外にも、資格に関する話、仲間からの信頼といった部分についても触れていますが、自分で自己PRを作るときも、慎重さと、別の要素を絡めて話せると効果が更に上がるでしょう。

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