いざ就職活動を始めようと思っても、やり方がわからずなかなか進められない、という就活生は少なくありません。
この記事では、新卒の大学生に向けて、就活のやり方を徹底解説していきます。
就活スケジュールや、就活を始めてから就職までにやるべきこと、最速で内定を獲得するためのポイントまで全て紹介していますので、ぜひ今後の就活の参考にしてください。
【就活のやり方】就活とは
就活とは、大学生が卒業後に働くための企業を探す活動のことです。
多くの大学生は、3年生のうちに準備を始め、内定獲得を目指します。
- 自己分析・適職診断をして向き不向きを確認する
- 企業研究をして行きたい企業を探す
- エントリーして選考を受ける
【就活のやり方】いつ本格的に始める?
就活の進め方として、大学3年生の早い時期、具体的には、9月ごろから準備を始めるのが理想的です。
企業研究や自己分析を行うことで、自分に合った業界や企業を大学生のうちに見つけやすくなります。
特に、夏休みのインターンシップに参加することで、業界の動向を知ったり、自分の適性を確認したりできるため、大学生のうちに、早めの時期にインターンに参加することをおすすめします。
本格的な就活が始まる前に準備を進めておくことで、大学4年生までに余裕を持って行動でき、スムーズに進めることができます。
また、コロナが落ち着きつつあることで、企業は労働人口減少に備えて若い人材を欲しがっており、より一層就活が早期化しています。
自分が納得のいく内定を勝ち取り、理想の企業で働くためには、早めに動き出すことが大切です。
今から就活を始める場合のやり方
これから就活を始めるにあたってやり方・やるべきことの手順に迷った際は、就活開始の時期にあわせて、具体的なやり方を押さえておきましょう。
本項目では、以下のタイミングごとに、就活の進め方を紹介していきます。
- 大学3年生の10月の就活
- 大学3年生の11月の就活
就活は近年早期化が進んでいるため、10月・11月とひと月異なるだけでも、動き方が変わってくる可能性があります。
では、周りに対して遅れを取らないためにも、就活のやり方を時期ごとに見ていきましょう。
大学3年生の10月の就活
10月は、秋のインターン募集が始まる頃です。
秋のインターンを迎える頃には多くの学生が就活に向けて本格的に動き始めるため、インターンについて調べる人も多くなってきます。
そのため、気になる企業のインターン募集があれば、積極的に応募しましょう。
ただし、秋インターンの募集日程・開催日は企業により異なります。
場合によってはすぐに募集が終わってしまう企業もあるため、早めに準備し、エントリーすることが大切です。
なお10月からの就活では、志望先が選考が早い企業でない限りは、じっくり自己分析から始めることが重要となります。
興味のある分野や自分がモチベーションアップを感じるポイントなどを考えながら、向いている業界・職種を絞り込んでいきましょう。
10月から始める就活準備の詳細は、以下の記事もチェックしてみてください。
大学3年生の11月の就活
11月から始める就活では、まず、年末~年明けに開催される冬インターンに向けて照準を絞る必要があります。
冬インターンの募集時期は11月~12月あたりで、早いところは12月を迎える頃には締め切ってしまう場合があるため、10月同様に早めにスケジュールの確認をしましょう。
大学3年生の11月は、多くの人が就活に向けて準備を本格化させている時期です。
業界によってはすでに本選考が始まっており、かなり早い人であれば内定が決まり始める時期でもあります。
そのため、就活を始める際はインターン参加を視野に入れつつ、自己分析や業界研究などをしっかり進めておくことが大切です。
また、冬インターン参加の際は選考が行われるケースも多いため、選考に向けてエントリーシートや面接の準備をすることも重要といえます。
なお、11月からの就活準備については、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
【就活のやり方】26卒のスケジュールと流れ
就活のステップは「自己分析」→「仕事研究」→「応募書類作成」→「エントリー」→「選考」→内定の順で進んでいきます。
26卒の就活スケジュールは、大学3年生の夏頃からスタートするインターンシップを皮切りに、冬頃から本格的なエントリーが始まります。
4年生の3月から6月にかけてはエントリーシートの提出や面接がピークとなり、4年生の7月から9月にかけて内定が出始めるのが一般的です。
インターンシップを除いて、本格的に動き出すエントリーが始まる時期から数えても、おおよそ短くても「10ヶ月」、インターンから数えるとおおよそ「1年」ほどはかかります。
就活のやり方として、このスケジュールに合わせて準備を進めていくことが大切です。
もし周りに24卒、25卒の就活経験者がいるなら、どれくらいの時期に何をしていたか、体験談を聞いてみるのもおすすめです。
木下恵利
ただし、近年では就活スケジュールが早期化してきており、3年生のうちに内定を獲得することもできるようになってきています。
自己分析や業界分析など、できることはなるべく早めに進めていくことが大切です。
早め早めに就職活動の流れを確認しておいて、実践していきましょう。
大学3年生6月〜大学3年生8月
大学3年生の6月~8月の時期は、サマーインターンを控えた重要な時期になります。
6月は3年生に進学してまだそこまで時間は経っていないものの、昨今は就活の早期化が著しく進んでいるため、就活準備を始める時期として決して早いことはありません。
サマーインターン実施の有無は企業によりけりですが、近年は昔と比べて、サマーインターンを始める企業も増えつつあります。
サマーインターンは、本格的に就活を始める前に、業界・企業について理解を深める大事な機会です。
時期的に夏休みの空いた時間を有効活用しやすいため、サマーインターン参加は積極的に検討したいところです。
サマーインターンに参加しておけば、これから来る早期選考で優遇されるケースもあります。
長い空き時間を活用するのであれば、中長期のインターンに応募し、業界・企業だけでなく働くことについて総合的に理解を深めるのも良いでしょう。
大学3年生9月〜11月
3年生9月~11月の秋は、秋のインターンと早期選考が始まる時期になります。
夏はあまり就活に時間を割けなかった人も、秋になるとさすがに多くの人が就活に向けてさまざまな動きを見せるようになっていきます。
秋インターンの募集時期は9月~ですが、企業によっては早い段階で募集終了してしまうため、事前のスケジュール確認は欠かせません。
このあたりから、やるべきことと大まかな就活プランの整理をし始めることが重要になります。
なお、ベンチャー企業や外資系企業などは非常に選考が早いため、この秋の期間には早期選考が始まるケースがあります。
そのため、選考が早い業界・企業を志望する場合は、遅くとも夏には動き始めておくことが必要です。
早期選考が実施される場合、サマーインターンに参加すれば、選考の案内を受けられる場合もあります。
大学3年生12月〜2月
大学3年生12月~2月の冬は、冬インターンや早期選考の時期にあたります。
また、これから来る本選考に向け、準備を万全にしておく重要なタイミングでもあります。
冬インターンは、本選考直前という時期的要因もあってか、サマーインターン・秋インターンと比べると参加率は高い傾向です。
そのため、人気企業は倍率がかなり高くなり、選考に落ちれば参加は叶わなくなってしまいます。
インターンの選考は本選考と基本的に変わらないため、本選考の練習をするつもりで、選考対策を行いましょう。
12月~2月の時期に何もしていない状況では、今後の本選考において大きく出遅れてしまうため、準備不足だと感じている人はすぐにでも就活準備と向き合う必要があります。
なお、秋インターンから案内を受けた人はこの時期に早期選考を受けるケースも見られるため、早ければ冬のうちに内定が決まる人もいます。
大学3年生3月〜5月
大学3年生の3月~5月は、本選考がいよいよ始まる非常に重要な時期です。
3月は、多くの企業が新卒採用についての情報を解禁するタイミングになります。
その情報解禁を皮切りに、各社でエントリーが開始されるため、基本的に多くの学生が動き出すのは大学3年生の3月といえます。
そのため、3月はエントリーシート作成・提出に追われることになり、選考に通れば4月に面接を受ける流れになります。
エントリーの日程や面接日などは企業によってさまざまなので、事前の確認は徹底しましょう。
また、急に面接日が決まるなどの動きが見られるケースもあるため、3月~5月はなるべく柔軟に動けるようにしておくことが大事です。
プライベートの予定は入れすぎず、アルバイトなども控えめにしておくことがおすすめです。
大学3年生6月〜9月
大学4年生6月~9月の時期は、本選考が進み、順次内々定が決まっていきます。
最近は選考の早期化が進んでいる影響で、6月以前に内定を取る学生も増えてきていますが、一般的には4年生の6月以降に内定を出す企業が多い傾向です。
そのため、3年生のうちから就活を始める際は、この4年生の6月~9月に内定を獲得することをまず目標にしましょう。
しかし、最終的には自分に合った企業に就職できることが重要なので、「内定はもらったもののなんとなく納得できない…」と感じた場合は可能な限り就活を継続しましょう。
実際に企業も、より良い人材を見つけるために、継続的に募集をかける場合があります。
そういった二次募集のタイミングなどを狙い、どんどん就活に取り組んでいくことが大切です。
大学3年生10月〜
大学4年生の10月を迎える頃には、内定式が続々と執り行われるようになります。
ただし、多くの企業の内定式は、10月1日に実施されます。
内定式では内定承諾書を交わし、学生の内定辞退を少しでもなくせるように動く企業も多い傾向にあります。
しかし、学生によっては、内定式を通じてミスマッチを感じることも珍しくありません。
その場合は再就活を始めるパターンもよく見られるため、それに向けて企業は、秋採用を実施することがあります。
そのため、意外と時期に応じて就活にはさまざまなチャンスがあることが特徴です。
万が一10月の時点で内定を1件も獲得していなくても、探せばほかに応募できる企業はあるため、諦めずに就活に取り組むことが大切です。
【就活のやり方】就活前の準備をする
就活を始める際は、事前にいくつかのことをしっかり準備しておく必要があります。
就活前の準備については、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 就活用のメールアドレスを作成する
- ビジネスマナーを対策する
- 服装や髪型を用意する
就活では、以上のポイントを意識し、準備を万全にしておく必要があります。
事前にしっかり準備を進めておけば、「就活用のメールアドレスがない」と急に困ることもなくなります。
では、就活のやり方の一環として、準備における重要なポイントを一つひとつ見ていきましょう。
就活用のメールアドレスを作成する
就活に臨む際は、まず、事前に就活用として使うメールアドレスを作成しておきましょう。
プライベート用のメールアドレスでも就活に使えないわけではありませんが、就活用として分けたほうが、重要な情報を見逃してしまう心配がないからです。
就活用のメールアドレスであれば、万が一、個人的なメールを企業に送信してしまうようなミスも起こりません。
就活用のメールアドレスは、Gmailやヤフーメール、iCloudメールなどのフリーメールで問題ありません。
ただし、@(アットマーク)より前の部分は、わかりやすくシンプルな文字列で設定しましょう。
複雑な文字列を設定すると、入力を誤ってしまい、就活関連の手続きに支障が出る恐れがあります。
なお、どうしても新しく作ることが面倒なのであれば、大学用のメールアドレスも活用できます。
ビジネスマナーを対策する
就活を始める前は、ビジネスマナー対策も必須となります。
ビジネスマナーは、大学生のうちはわからないことも多いため、何も対策せずに就活を始めるとあとで失敗を繰り返してしまう可能性があります。
就活では、最低限のビジネスマナーを身につけることは常識といえます。
たとえば、基本的なビジネスマナーとしては以下のような行動・振る舞いが挙げられます。
- 約束時間の5~10分前には到着しておく
- 面接室などに入室する際はゆっくり3回ノックする
- 名乗るときは所属(=大学名)とセットで名乗る
- 尊敬語・謙譲語・丁寧語を正しく使い分ける
ビジネスマナーについて何も知識がない人は、セミナーを受講したり、秘書検定を受けたりするのもおすすめです。
また、どのような場面でも明るくはきはきと話すことは徹底しましょう。
服装や髪型を用意する
就活を始める前には、企業探しやエントリーシートの作成、面接対策以外にも行うべき準備があります。
それは、就活にふさわしい見た目を整えることです。
就職活動はアルバイトの面接とは異なり、ビジネスマナーをわきまえた社会人を目指す者として、ふさわしい見た目で臨まなくてはなりません。
木下恵利
就職活動の選考では、ともに仕事をやっていくために必要な人柄や価値観など、内面を重点的に評価してはくるものの、やはり第一印象を決定づけるのは身だしなみになります。
就活を始める前に、就職活動にふさわしい見た目を整えましょう。
1-1.就活ファッションを準備しよう
就活を始めるにあたって、まずは就活用のファッションを準備します。
ファッションといっても、ここでは手の込んだものではなく、スーツを用意するだけで構いません。
企業の担当者は、基本的にスーツで対応してくれます。
そのため、就活生であるこちら側も、スーツを着て選考に応じるのがマナーになります。
木下恵利
ここで着用するスーツは、リクルートスーツを基本にしておきましょう。
リクルートスーツは、黒やネイビーといった寒色で無地の柄のものが多く、一般的なビジネススーツと比べて安価に購入できるのが特徴です。
就活を行う時期にもよりますが、夏用と秋冬用の2着をそろえておくと、いつでも快適に着こなせます。
同時に落ち着いた色のネクタイと、男性は白のワイシャツ、女性は白のブラウスに肌色のストッキングを準備しておきましょう。
1-2.身だしなみをそろえよう
スーツを準備したら、次は髪型や顔まわりの身だしなみにも気を配りましょう。
髪やメイクは、就職活動に適したものにすることで、清潔感が備わって企業側に好印象を持たれます。
たとえば髪型は、男性の場合は長すぎてボサボサならば短くカットし、女性の場合は、普段より落ち着いたメイクに仕上げるなどの工夫を凝らしましょう。
木下恵利
また、髪の色を明るく染めている場合は、黒髪もしくは落ち着いた色へ戻しておきましょう。
髪型やメイクの身だしなみを整えたら、一度スーツも着用して、鏡で自分の姿を確認してみてください。
そして髪型やメイクに手直しを入れてみて、本番当日でもすぐに同じような状態を作れるようにしておきます。
選考によっては、多くの就活生が集まる場合もあるため、自分だけ身だしなみが浮いてしまわないように心がけましょう。
【就活のやり方】自己分析をする
まず行うのは自己分析です。
自己分析は就活の中で最も重要なステップだといえます。
木下恵利
自己分析をすると、自分がどういった仕事に就きたいか、仕事に何を求めているか、自分の強みや弱みは何なのかといったことが明らかになります。
企業が採用にあたって重視するのは、あなたの人柄や会社への熱意ですが、自己分析をすると自分がどういう人間でどんなことに興味があるのか把握することが可能なのです。
自己分析といっても、やみくもに行ってはいけません。
適切な自己分析の手順があるので紹介します。
過去の経験を振り返る
まずは、あなた自身の過去の経験を振り返ります。
ここで振り返るものは人より優れているものであるとか、何か成功した経験である必要性はありません。
成功失敗は関係なく、自分が一生懸命取り組んだ経験を振り返ってみましょう。
木下恵利
一生懸命に取り組んだ経験の中には、あなたのことを客観的にどういう特徴を持った人物なのか、理解を深められるヒントがあります。
まずは思いつく限り、そのような経験を箇条書きにしてみましょう。
その後なぜその活動を始めたのか、なぜ活動を続けられたのか、問題や課題が出てきた場合はどのように対処したかを、それぞれの経験に対して分析していきます。
これを繰り返していくことで、それぞれの経験に共通するパターンがいくつか見えてくるはずです。
これがあなたの強み、アピールポイントとなります。
やりたい仕事・興味のある業種などを見つける
過去の経験を振り返った後は、自分にとってのやりたい仕事や興味ある業種は何なのかを見つけます。
前述の項目で、一生懸命取り組んだ理由や継続できた理由を探しましたが、これらは自分がどのような状況でモチベーションを上げられるのかを把握するよい手がかりです。
木下恵利
この情報を元に自分のやりたい仕事を見つけ出せれば、志望動機も作成しやすいだけでなく、その仕事に対して長くモチベーションを維持し続けられます。
自分の人柄を相手に深く伝えるためには自己PRを、働くことへの熱意を強くアピールするためには志望動機が重要となってきます。
採用担当者に響く自己PRや志望動機を作るためにも、やりたい仕事や興味ある業種を見つけて、それに向けて真っすぐ対策を講じるのが近道です。
おすすめの自己分析方法
自己分析を行う際は、さまざまな方法が検討できるため、あらかじめチェックしておきましょう。
具体的な方法は、以下が挙げられます。
- 自分史
- モチベーショングラフ
- 他己分析
- 自己分析ツール
自分史とは、これまでの体験を年表のように書き記し、今までの人生を振り返ることで自己理解を深めるアプローチになります。
モチベーショングラフは、今までの出来事や経験を時系列で整理し、その中でモチベーションがどのように上下しているかグラフで書き起こしたものです。
どのような場面でやりがいや熱意を感じられるのか、自分の興味関心を知る良いきっかけになります。
ほかには、周りの人に自分の長所短所・性格などを聞く他己分析も挙げられますが、最もおすすめなのは自己分析ツールです。
自己分析ツールであれば、短い時間で効率的に自分への理解を深めることができ、適性を知ることができます。
ツールを使った自己分析を試してみたい人は、自己分析ツールをぜひチェックしてみてください。
【就活のやり方】企業研究・業界研究をする
自己分析で自分の能力や価値観が明らかになったら、それをどんな仕事で活かせるのか、できるだけ幅広い視点で業界や企業など仕事研究を行いましょう。
就活生はどうしても知名度が高い企業や消費者向けに商品を展開しているBtoC企業に目がいきがちですが、BtoB企業や知名度が高くない会社の中にも優良企業はたくさんあります。
対象を狭めて隠れた優良企業に就職できる可能性を潰すのはもったいないですから、視野を広げ出来る限り多くの企業をピックアップするようにしてください。
自己分析で進みたい業界に関しては、ある程度把握できるでしょう。
しかし、その業界の中には様々な企業が存在します。
企業規模、年収、経営方針、社風、得意分野などは企業によって様々です。
あなたがどういった点を重視するか、よく考えて応募する企業を選ぶ必要があります。
社会的ステータスを気にする人なら大企業や年収の高い企業がいいでしょうし、働きやすさを第一に考えるなら風通しの良い社風だったり福利厚生が充実している企業を選んだほうが望ましいです。
木下恵利
企業研究に当たって大切となるのは、できるだけ多くの情報を集めることです。
インターネットでちょっと調べれば年収や社員の平均年齢、社風といった情報は出てきますが、それだけで満足せず、IR情報やキャリア形成に関してなど幅広い情報を集めることを心掛けてください。
キャリア形成に関する情報の集め方には、OB訪問や口コミサイトを見るなどがあります。
競合他社と比べてどのような強みがあるのか、伸ばすべきポイントはどこなのかといった情報まで仕入れておくと良いですね。
面接で良く聞かれるのは「なぜこの企業なのか」という点です。
その問いに明確に答えられるよう、各企業の強み・弱み・差別化のポイントなどをきちんと調べましょう。
企業の情報をどこで手に入れるのか
就活生が企業の情報を手に入れる方法は多岐に渡ります。
まず、企業の公式ウェブサイトは情報源として非常に信頼性が高いです。
ここでは企業の事業内容、経営理念、社風、社員の声などを知ることができます。
また、企業の年報や決算説明会の資料も貴重な情報源です。
これらを通じて、企業の財務状況や経営方針、今後の展望などを詳しく知ることが可能です。
さらに、企業の採用説明会やインターンシップも重要な情報を得る場です。
直接企業の人と話すことで、ウェブサイト上では得られないリアルな情報を得ることができます。
さらに、SNSや口コミサイト、業界専門誌も役立つ情報源です。
ただし、これらの情報は公式情報とは異なり、あくまで参考の一つであることを忘れないようにしましょう。
情報収集は就活の大切な一部ですが、情報の信憑性を確認し、自分自身で吟味する能力も必要です。
企業の評価(口コミ)もみてみよう
企業の評価をどう見るかは、就職活動の重要な一部です。
企業が公表する情報だけでなく、第三者からの評価や社員の口コミも合わせて考慮することが求められます。
しかし、情報が多すぎてどの情報を重視すべきなのか迷うこともあるでしょう。
本章では、企業の評価をどう見るべきか、具体的な視点とその判断基準を解説します。
まず、企業のビジョンや経営方針を理解することが重要です。
これは企業の目指す方向性を示すもので、ここに共感できるかどうかが働くモチベーションに直結します。
次に、事業内容や業績も重要な視点です。
安定して利益を上げている企業は経済的に安定していると言えますが、新規事業に挑戦している企業は成長の機会があります。
また、企業の風土や働き方も見るべきポイントです。
これは企業がどのような価値観を持ち、どのように働くことを推奨しているかを示しています。
自分の働き方や価値観と合致しているかを見極めることが大切です。
最後に、企業の評判や社員の口コミも参考にしましょう。
ただし、これらは一部の意見であることを忘れないようにし、多角的に情報を集めて判断することが求められます。
以上の視点を持つことで、自分に合った企業を見つけることができるでしょう
企業研究のポイント
企業研究は就活の中でも特に重要なステップであり、自分がどの企業で働くことが自己実現に繋がるのか、また、どの企業が自分の能力を最大限に活かせるのかを見極めるためのものです。
企業研究を行う際のポイントは、企業の事業内容、ビジョン、働き方、社風、そして自分が具体的に何をしたいのかという目標を明確にすることです。
まずは、企業の公式ウェブサイトやSNSを確認し、企業の基本情報を把握しましょう。
さらに、業界ニュースや取材記事も活用し、企業の最新の動向や社会的な評価を理解することも重要です。
また、OB・OG訪問やインターンシップなどを通じて、直接情報収集を行うことで、より深い理解が得られます。
企業研究は一見面倒かもしれませんが、自分にとって最適な企業を見つけるための重要なプロセスなので、しっかりと時間をかけて取り組みましょう。
【就活のやり方】インターンシップに参加する
就活のやり方を考えるうえで、インターンシップへの参加は重要なポイントになります。
インターンでは多くのことを学べるため、これまで社会人経験がない学生にとっては、業界・企業について知る良いきっかけになるでしょう。
実際に就活を始める前に、業界・企業についてよく知りたいとなった際は、インターン参加を積極的に考えましょう。
なお、インターンには複数の種類があるため、ここでは以下の項目に分けてインターンの特徴や参加の流れなどを紹介していきます。
- サマーインターン
- 秋・冬のインターン
- 長期インターン
インターン参加のやり方もよく理解したうえで、本格的な就活に備えましょう。
サマーインターン
サマーインターンは、名前の通り夏に実施されるインターンシップです。
おもに8月頃のタイミングで実施され、夏休み中であることから、業界研究の一環として参加する学生が多い傾向にあります。
初めて参加するインターンになるため、参加をきっかけに、就活のモチベーションアップにつなげていく学生も少なくありません。
そのため多くの学生はサマーインターンを機に就活準備に着手し始め、その後の秋インターンや早期選考へと進んでいく流れになります。
サマーインターンに参加したい場合は、企業の公式ホームページや就活サイト、キャリアセンターなどで情報を集める必要があります。
そのうえで募集要項をチェックし、締め切り日までに書類を提出することで応募手続きを済ませます。
人気企業は、人数も限られているため、開催前に選考が実施される場合があります。
秋・冬のインターン
秋冬のインターンは、サマーインターンと比べると、実務体験的な内容になっていることが特徴です。
サマーインターンはどちらかというと説明会や質疑応答で完結するものが多い傾向ですが、秋冬のインターンでは、実際に業務を体験したり、グループワークに挑戦したりできます。
そのため、秋冬のインターンに参加すれば、より実践的な面で企業の情報を知ることができます。
最終的にエントリーするかどうか見極めるうえでは、重要な機会になるでしょう。
秋はおおよそ9月~11月あたりが募集・参加の時期で、冬は11月~1月が募集・参加の時期になります。
企業によってスケジュールはさまざまなので、時期を逃さないためにも、早めに動くことが大切です。
長期インターン
長期インターンは、1か月以上の長い期間参加するインターンになります。
サマーインターン・秋冬のインターンは1日~1週間程度しかありませんが、長期インターンは期間が非常に長く、数か月単位でインターン生として業務に携わることも珍しくありません。
そのため、仕事をよりリアルに体験したい場合は、長期インターンへの参加がおすすめです。
短期的なインターンではその仕事が自分に向いているか判断しにくいですが、長期インターンであれば実際に会社の一員として仕事に関わるため、向き不向きの判断がしやすくなります。
長期インターンは時期問わず募集があるので、興味がある人は、就活を本格的に始める前にチャレンジしてみましょう。
ちなみに、企業によっては給料が支給される場合も多いです。
【就活のやり方】就活サイト・就活エージェントに登録する
就活のやり方を調べるうえで、就活サイト・就活エージェントの活用も大事です。
自分の就活やそのための準備をサポートしてくれるサービスなので、就活に対してとにかく不安が大きい人にとっては、良い相談先になるでしょう。
就活サイト・就活エージェントについては、以下のポイントをチェックしていきます。
- 登録するメリット
- おすすめの就活サイト
- おすすめの就活エージェント
就活サイト・就活エージェントの活用について迷った際は、まず、メリットから理解することが大切です。
そのうえでどこの就活サイト・就活エージェントに登録すれば良いのか、詳細を見ていきましょう。
登録するメリット
就活サイトや就活エージェントに登録すると、以下のようなメリットが感じられます。
- 情報収集がはかどる
- 専門的な知識が得られる
- 最新の選考情報を受け取れる
- 準備が選考対策のサポートを受けられる
就活サイトには、就活に関するさまざまな情報が凝縮されているため、登録後は具体的な就活の進め方からビジネスマナーまで幅広い知識を身につけることができます。
さらに、専門的な知識も付くため、業界・企業に対する研究もはかどるでしょう。
ほかには最新の選考情報を受け取れることで、応募可能な企業や具体的な選考スケジュールをスムーズに把握できることがメリットになります。
そのうえで、就活エージェントでは就活準備や選考対策に関するサポートが受けられるため、より備えを万全にできます。
就活について少しでも不安や疑問がある場合は、就活サイト・就活エージェントの活用を積極的に検討しましょう。
おすすめの就活サイト
就活サイトはさまざまあるため、登録・活用を考える際は、おすすめのサイトをぜひチェックしておきましょう。
おすすめの就活サイトは、以下のとおりです。
- 就活市場
- Digmedia
- ベンチャー就活ナビ
就活市場では、就活で役立つ情報を毎日配信しており、就活生向けのメディアサイトとしておすすめできます。
記事を読めば、就活関連のさまざまな情報を学べるため、とにかく就活について知識を身につけたいと考えている学生におすすめです。
Digmediaも同じように就活関連のメディアサイトになりますが、特に理系企業を目指す学生向けの情報に特化しています。
理系企業や研究職を目指す人は、Digmediaで積極的に情報収集してみましょう。
3つ目のベンチャー就活ナビは、ベンチャー企業への就職・転職について情報発信を行っているメディアサイトです。
ベンチャー志望者に向けて業界の情報や選考対策のコツなどを紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
おすすめの就活エージェント
就活エージェントは、登録後一人ひとりに専任担当者がつき、はじめの準備から本格的な選考対策まで徹底サポートを受けられる就活支援サービスです。
おすすめの就活エージェントは、ジョブコミットです。
ジョブコミットに登録すれば、自己分析や業界・企業研究、新卒向けの求人紹介、エントリーシート添削、面接対策など幅広いサポートが受けられます。
これらのサポートはすべて無料なので、就活を頑張りたい学生であれば、基本的に誰でも登録できることが特徴です。
適性を知るためのツールなども充実しているため、就活を始めるにあたって、「何も準備していない。どこの業界に興味あるのかもわからない」と困っている学生にもおすすめといえます。
就活を進めるうえで充実したサポートを受けたい場合は、ぜひジョブコミットに登録し、専任担当者に相談してみてください。
【就活のやり方】就活セミナーに参加する
就活の準備を進める際は、さまざまな情報や知識を提供してくれる就活セミナーへの参加も検討したいところです。
就活セミナーに参加すれば、単純に勉強や情報収集になる以外にも多くのメリットが見込めるため、準備の一環として参加を考えることはおすすめといえます。
そのためこの項目では、就活セミナーについて以下の点をまとめていきます。
- 就活セミナーの種類
- 参加するメリット
- おすすめの就活セミナー
就活セミナー参加を検討する際は、どのような種類があるのか理解したうえで、参加のメリットを整理する必要があります。
そのうえで、おすすめの就活セミナーをチェックしていきましょう。
就活セミナーの種類
就活セミナーには、おもに以下のような種類があります。
- スタートダッシュセミナー
- 選考対策セミナー
- 選考練習会(GD体験会など)
スタートダッシュセミナーでは、就活の基本的なやり方から用語、今後の流れ、ビジネスマナーなどを全般的に学べるセミナーです。
就活に関して総合的に知識をつけられる良い機会になるため、これから就活準備を始めるときに参加を検討してみましょう。
選考対策セミナーでは、その名の通り早期選考・本選考に向け、エントリーシート作成や面接対策について学ぶことができます。
就活についてより実践的な知識をつけられるため、選考に向けて何をすれば良いのかわからないときに参加すると、対策としてやるべきことが見えてくるでしょう。
ほかには選考練習会などもあり、面接やGD(グループディスカッション)を乗り切るコツを実践を通じて学んでいけます。
参加するメリット
就活セミナーには必ず参加しなければならないわけではありませんが、参加すれば以下のようなメリットが望めるため、参加の意義は十分にあるといえます。
- おおまかな就活の流れ・やり方を勉強できる
- 就活に関して全般的に知識を身に付けられる
- セミナー参加が就活のモチベーションアップのきっかけになる
- セミナーを通じて就活生の仲間と交流できる
- 実際の選考を疑似体験することで良い練習の機会になる
情報収集として就活セミナーが役立つのは間違いなく、さまざまな情報を知れば、それをきっかけにモチベーションアップにつながる可能性もあります。
セミナーを通じて多くの就活生と交流する機会もあるため、そういった面でも良い刺激を受けられるでしょう。
また、選考を疑似体験すれば、勉強になるだけでなく対策の重要性を再認識するきっかけにもなります。
おすすめの就活セミナー
就活セミナーはさまざまな場所で開催されているため、参加を考える際は、おすすめの就活セミナー情報もチェックしておきましょう。
おすすめの就活セミナーは、大学のキャリアセンターが主催するセミナーです。
キャリアセンター主催であれば、多くの学生が参加するうえに参加までの流れもわかりやすいため、気軽に参加できることがおすすめポイントといえます。
さらに、キャリアセンター主催の就活セミナーはほとんどが無料なので、参加費を負担する必要はありません。
セミナー情報はキャリアセンターにて確認できるため、これから就活を始める学生は、こまめにチェックしておきましょう。
まずは気軽に、大学の友達と一緒に参加することがおすすめです。
【就活のやり方】エントリーする
就活のやり方を確かめる際は、具体的なエントリー方法を確認しておくことも重要です。
就職したい企業が見つかったあとは、エントリーの手続きを済ませる必要があります。
ここからは、就活におけるエントリーの方法について、以下のポイントを解説していきます。
- 一般的なエントリー方法
- 特殊なエントリー方法
- エントリーする企業の探し方
エントリー方法にはさまざまなパターンがあるため、事前にどのような形で選考につながっていくのか詳細をチェックしていきましょう。
また、あわせてエントリーする企業の探し方についても、重要なポイントをしっかり押さえるようにしてください。
一般的なエントリー方法
就活のやり方として、まず、一般的なエントリー方法を見ていきましょう。
就活で入社したい企業が見つかった際は、一般的には、企業の採用ページやリクナビ、マイナビなどの採用サイトからエントリー登録を済ませていく流れになります。
企業の公式ホームページ内にある採用ページ経由でエントリーする場合は、名前や学校名、メールアドレスなどの基本情報を入力したうえで手続きを済ませていきます。
より入社したい熱意がある企業に対しては、このように直接的にアプローチすることが重要といえます。
リクナビ、マイナビなどの就活サイト経由でエントリーする際は、あらかじめ会員登録を済ませることで、簡単にエントリーできるようになります。
エントリーを済ませると各種案内が確認できるようになり、説明会参加やエントリーシート提出が可能になる流れです。
特殊なエントリー方法
上記のエントリー方法のほかには、特殊なエントリー方法として、以下の方法が挙げられます。
- スカウトアプリ経由でスカウトを受ける
- 就活エージェントからの求人紹介
- OB・OGからの紹介
スカウトアプリでは、あらかじめ自分のスキルなどを登録しておくことで、自社にマッチする人材を探している企業からスカウトを受けられます。
スカウトは、自分で企業を見つけてエントリーする方法とは異なるため、新しい選択肢を検討できる場合があります。
ほかには就活エージェントからの紹介でエントリーするパターンもあり、これは当該企業とのつながりが深いエージェントのサポートを受けられるため、良い結果に期待しやすいことが特徴です。
これに加えてOB・OGからの紹介で直接上層部や人事に掛け合ってもらい、エントリー・選考に進むパターンなどもあります。
エントリーする企業の探し方
エントリーする企業を探すアプローチは、たとえば以下が挙げられます。
- インターン
- 採用サイト
- 就活関連のアプリ
- 就活関連のセミナー・フェア・イベント
- 就活エージェントに相談する
「興味のある業界は決まっていても、なかなか志望先企業が絞り込めない…」と迷っているときは、インターン参加や、採用サイト・アプリでのリサーチを通じて決めることがおすすめです。
ほかには、就活関連のセミナーやフェア、イベントなどに参加し、多くの企業の情報に触れることで企業を見つける選択肢もあります。
また、必要に応じて就活エージェントに相談することもおすすめです。
就活エージェントはさまざまな企業の求人情報を保有しており、各企業とのつながりも深いです。
そのため、気になる業界にどのような企業があるのかは、カウンセリングを通じて詳しく教えてもらえます。
【就活のやり方】OB・OG訪問をする
就活準備を始める際は、情報収集や企業研究の一環として、OB・OG訪問を行うことがおすすめです。
OB・OG訪問では、社員であるOB・OGから直接その企業の情報を教えてもらえるため、企業研究には大きく役立ちます。
そのためここからは、OB・OG訪問について、以下のポイントを紹介していきます。
- OB・OG訪問をするメリット
- OB・OG訪問のやり方
- OB・OGの探し方
OB・OG訪問をすべきか迷った際は、まず、具体的にどのようなメリットが望めるのかを考えておきましょう。
そのうえでやり方・探し方などの詳細をチェックしていきましょう。
OB・OG訪問をするメリット
就活の準備として、OB・OG訪問を行えば、おもに以下のようなメリットを感じられます。
具体的な社内事情や雰囲気などを教えてもらえる
サイトに載っていない裏事情を共有してもらえる
どのような人が採用されているのかなどの情報をチェックできる
OB・OG訪問では、このように実際に社員として勤めるOB・OGからリアルな情報を提供してもらえます。
企業の公式ホームページや採用サイトには、外向きの情報が記載されていますが、裏事情的な細かい話はなかなかわからないものです。
社員から見た職場の雰囲気や、実際に働いてみてわかった働きやすさなどを知れるため、企業研究として役立つのは間違いないでしょう。
「本当にこの企業で問題ないか」という点を最終的に確認するうえでも、大きなメリットにつながるはずです。
OB・OG訪問のやり方
メリットがわかったら、具体的なOB・OG訪問のやり方や流れを整理しておきましょう。
OB・OG訪問をする際は、アポイントが取れそうなOB・OGをまず探す必要があります。
OB・OGが見つかったら、まずはメールを送り、アポイントを取るところから始めていきましょう。
大まかに流れをまとめると、以下のようになります。
- OB・OGを見つける
- メールでアポイントを取る
- 実際に会いに行く
- 気になることを質問させてもらう
OB・OG訪問では、こちらの都合に合わせて時間を取ってもらうことになるため、時間を有効活用することが大切です。
聞きたいことや不安に思っていることなどは事前にリストアップしておき、「聞くことがわからない」などのトラブルがないように注意しましょう。
OB・OGの探し方
OB・OG訪問でアポイントを取る際は、なかなかOB・OGを見つけられないケースもあります。
その際は、以下の方法を実践しておきましょう。
- キャリアセンターを通じて紹介してもらう
- OB・OGが登録するサイトやアプリから探す
よりおすすめなのは、キャリアセンターを通じてOB・OGを紹介してもらう方法です。
大学のキャリアセンターは、必要に応じてOB・OG訪問のきっかけを作ってくれることがあります。
OB・OG訪問がなかなかうまくいかない人は、まずキャリアセンターに相談してみてください。
ほかにはOB・OGが登録するサイトやアプリがあるため、サイトやアプリを活用してアポイントを取る方法もあります。
OB・OGが見つからないときは、活用してみましょう。
【就活のやり方】選考対策をする
就活準備が進めば、いよいよ選考に向けて大事な対策を行っていく流れになります。
選考対策では、具体的にはエントリーシートや履歴書などの書類作成、面接対策、Webテスト対策などが必要です。
まさに就活のメインともいえる対策なので、実際に対策に臨む際は、気を抜かずに徹底的に行いましょう。
そのためここからは、以下の項目に分け、選考対策を紹介していきます。
- ES・履歴書の対策
- 筆記試験・Webテストの対策
- 面接対策
では、重要なポイントや注意点などを整理していきましょう。
ES・履歴書の対策
就活では、エントリー後にまず書類選考が実施されます。
書類選考における対策では、エントリーシート(ES)や履歴書などを作成するポイントをしっかり押さえておく必要があります。
まず基本となるのは、以下のポイントです。
- きれいな字で丁寧に書く
- アピールしたいことを明確に伝える
書類は学生の第一印象になるため、きれいな字で好印象を残すことは重要といえます。
また、無駄な話をグダグダと語らず、アピールしたいことを明確に伝えることも大切です。
エントリーシートには、志望動機や自己PRなどさまざまな項目を記載するため、項目ごとに、書き方のコツはしっかり押さえておきましょう。
なお、完成後はそれだけで終わりにせず、何度も推敲を繰り返すことで完成度を上げることが重要です。
筆記試験・Webテストの対策
近年は、筆記試験・Webテストを実施する企業が増えているため、就活に臨む際は筆記・Webテスト対策も忘れずに行いましょう。
もし試験に落ちれば、面接までたどり着けない場合があるため注意が必要です。
なお、難易度だけでいえばそこまで高度な内容ではありませんが、しっかり解くためには傾向をつかんだうえで対策を立てる必要があります。
Webテストは、代表的なものにSPIが挙げられます。
SPIを導入している企業は多いため、事前に対策本を読んで解く練習をしたり、学習サイトなどを通じて過去問を解いたりすることが重要です。
Webテスト対策で重要となるのは、問題の傾向をつかんだうえで、時間配分をミスしないことです。
時間配分を誤ると、すべての問題を解ききれずに終わってしまうことがあるため、あらかじめ注意が必要です。
面接対策
書類選考とWebテスト対策に加えて、面接対策も必須となります。
面接は基本的にどの企業の選考を受ける場合でも必要になるため、受け答えの仕方はしっかり身につけておきましょう。
面接対策では、まず、頻繁に聞かれる質問と回答例をチェックすることが重要です。
志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、長所短所などはよく聞かれる傾向にあり、ほかには業界・企業ならではの質問もさまざまあります。
また、最後は逆質問の時間が設けられることが多いため、逆質問もしっかり考えておきましょう。
当日緊張したり頭が真っ白になったりしないためには、模擬面接を繰り返し行うことが大切です。
模擬面接を行えば、面接の雰囲気に慣れることができるだけでなく、一般的な面接マナーも身につけられます。
【就活のやり方】選考に参加する
書類作成や面接対策などの選考対策を万全にしたあとは、いよいよ志望先企業の選考に参加することになります。
選考のタイミングは企業によって異なりますが、多くの企業は、3年生の3月をめどに新卒採用向けの情報を解禁します。
3月からの選考に備えて、以下の流れを押さえておきましょう。
- エントリーシートの提出
- 筆記試験・Webテストの受験
- 面接
エントリーシート提出、筆記試験・Webテスト受験、そして面接はどのように進むのか、情報をチェックしたうえでイメージを固めておきましょう。
では、重要なポイントなどを紹介していきます。
エントリーシートの提出
企業の選考に参加する場合、エントリーにあたって、まずはエントリーシートの提出が必要になります。
エントリーシートに記載する内容は企業によって異なるため、指定をしっかりと確認することが重要です。
万が一指定を誤って提出してしまうと、その時点で書類選考に落ちることになります。
提出の際は、以下のポイントに気をつけてください。
- 提出方法は正しいか(メール・郵送など)
- 誤字脱字や汚い字はないか
- 送付状やメール本文に誤っている箇所はないか
- 期限はしっかり守られているか
エントリーシート提出を済ませたあとは、書類選考の結果を待つことになります。
結果が出るまでの期間は、目安として1~2週間ほどですが、企業によっては長くかかるケースもあります。
筆記試験・Webテストの受験
企業の新卒採用の選考では、筆記試験・Webテストの受験が求められる場合があります。
最近は試験を実施する企業は増加傾向にありますが、特に応募数が多い人気企業は、候補者をふるいにかける意味で試験を実施しています。
なお、受験が必要なタイミングは企業によりけりなので、詳しくは企業から届く案内をよく確認してください。
筆記試験の内容は、性格検査や簡単な一般常識テストなどがあります。
Webテストは、SPIの場合は言語(国語)・非言語(数学)・性格検査がおもに実施されます。
受験方法はテストセンターでの受験、もしくは自宅のパソコンで行うWeb形式があることが特徴です。
難易度自体は高いものではありませんが、対策なしで臨むと、解き方のコツや時間配分がうまくいかない場合があります。
対策本などを積極的に活用し、受験日までしっかり対策を行いましょう。
面接
書類選考に通ったあとは、面接を受ける流れになります。
就活の面接は、基本的に1回のみで終わらず、一般的には以下の流れで合計3回の面接が行われます。
- 一次面接
- 二次面接(役員面接)
- 最終面接
ただし企業によっては二次面接で終了する場合もあるため、詳細は企業ごとに確認する必要があります。
そのほかには、グループ面接やグループディスカッション(GD)、録画面接などが実施されるパターンもあります。
グループディスカッションでは、特定のテーマが出題されるため、それについて議論を交わしていく流れです。
ひたすら目立って発言する必要はありませんが、自分の意見をはきはきと伝えていく姿勢は見せる必要があります。
志望先企業の選考方法は事前によく調べ、グループディスカッションが行われる場合は、模擬面接のような形で練習を重ねることがおすすめです。
【就活のやり方】内定獲得〜入社
一般的な就活スケジュールでは、4年生の6月頃には順次内々定が決まっていく流れになります。
そのうえで内定式や内定承諾を経て、最終的に志望先企業に入社となります。
ここからは、以下のとおり、内定獲得から入社までの流れをチェックしていきましょう。
- 内定を獲得する
- 内定を承諾する
- 入社する
内定獲得後もやるべきことはさまざまあるため、事前に流れや注意点を理解したうえで、入社に向けて準備を進めましょう。
では、それぞれのステップにおける重要なポイントや注意点などをまとめていきます。
内定を獲得する
全ての選考を通過したら、晴れて内定です。
内定は正式な決定ではありませんが、法的な拘束力を持ちますので、一度出た内定が覆ることは無いので安心してください。
また、内定後でも就活を続けることは可能です。
自分の納得できる内定先が見つかるまで就活を続けるのもひとつの手です。
自分の人生を左右することになるため、じっくり考えましょう。
内定を承諾する
内定を獲得して終わりではありません。就活では、内定を獲得した企業に本当に入社するかどうか、というところまで考える必要があります。
内定を承諾する際には、慎重に判断することが大切です。
まず、その企業が自分に合っているか、そして自分の将来にとってベストな選択かどうかをしっかり考えることが重要です。
また、内定承諾のタイミングについても、他の企業の結果を待っている場合は、内定をもらった企業に誠実に対応しながら、無理のない形で調整することが求められます。
承諾したら、次のステップに向けての準備を進めましょう。
入社する
内定を承諾したら、入社に向けた準備が始まります。
就活のやり方としては、入社前に会社の文化や業界の動きについて理解を深めておくことがポイントです。
特に、入社前の研修や自主学習を通して、安心して新しい環境に飛び込めるように準備を整えておきましょう。
入社後は、積極的に学びながら、社会人としてのスキルをどんどん身につけていくことが求められます。
【就活のやり方】最速で内定を獲得するためのポイント
ここでは3年生でもまだ間に合う就活での差別化を図る4つの方法について紹介します。
3年生になって焦る前に、まずは効率的に成功までたどり着くまでの道のりを再確認してみましょう。
インターンシップへの参加も重要になってきますし、就職エージェントを最大限に利用することも必要です。
また、就職イベントへの参加も意欲的にこなしていきたいところです。
こうした活動を効率的に行っていくことによって、就活成功までたどり着くことができます。
1.社会人との関わりを広げる
社会人と繋がりを持つことで、業界、仕事に対するイメージが湧きやすくなります。
インターネットの企業研究だけでなく、実際に働いている人の生の声を聞くことで、より詳しい社内情報を得ることができる可能性があるのです。
社会人との繋がりを広げるためには、知り合いから話を聞く、OB訪問をするといった方法があります。
OB訪問は自分の通っている学校の卒業生を訪ね、直接話を聞く方法です。
大学では就職課で卒業生の就職情報を教えてもらえることがあります。
興味のある業界、企業に卒業生がいる場合には活用すると良いでしょう。
2.インターンシップへの参加
インターンシップへの参加は重要になってきます。
ただし、なんとなく参加するインターンシップは時間の無駄だと言えるでしょう。
インターンに参加するためには、それなりの時間を使うことになりますので、しっかりと何を得るのか、何を知りたいのかを明確にして参加する必要があります。
1つのインターンで、必ず1つや2つの収穫があるように、事前に目標を立てて、参加するのが望ましいです。
また、過去にインターンシップに参加した人たちの体験談を確認するのも良いでしょう。
体験談に加えて、自分の経験が組み合わさることによって、よりいろいろなことを知れるでしょう。
3.就職エージェントの利用
就職エージェントは、効率的に就活に取り組みたいなら、決して外せないコンテンツだと言えるでしょう。
さまざまな面でバックアップしてくれますし、特定の企業に合わせた面接対策なども行ってもらえます。
少ないチャンスをより確実にものにするためのコンテンツとも言えますので、これを利用しないのはもったいないです。
就職エージェントを利用するなら、こちらからも積極的にアプローチしましょう。
ただ待っているだけでは、向こうもどう接していいかわからない可能性もありますので、こっちから何がほしいや何を目指しているなどを発信していくことが重要になってきます。
大学生の就活成功のためのコンテンツなので、就職エージェント側も全力でバックアップしてくれるでしょう。
4.就職イベントの参加
さまざまな就職イベントへの参加は、なんらかのきっかけを与えてくれるかもしれません。
このくらいの時期まできっかけを得られずにいると、どうしても焦りがちです。
しかし、就活のきっかけというものは、意外なところにあるものなので、こうしたイベントに参加するのもおすすめになります。
就職イベントはいろいろなところでやっているので、特定のイベントに偏るのではなく、思い切っていろいろなタイプのイベントに参加してみるのも良いでしょう。
5.推薦状の活用
推薦状は、教授や大学からの信頼によって選考においても有利に働く、非常に有効な書類です。
選考において書類選考など一部選考が免除される場合があり、有利に働き、スムーズに進むことから早期内定の可能性が高いです。
しかし、他社との併願ができなかったり、内定獲得後、辞退ができない、もしくは辞退をしてしまうと、教授や大学に迷惑がかかる他、後輩にまで影響が及びます。
リスクをきちんと把握したうえで上手に活用しましょう。
出遅れたと感じる場合の就活のやり方
「もう12月なのに何もしていない」
「就活せずに4年生になってしまった」
などの状況に陥ってしまったときは、出遅れたと感じても必要以上に焦らないことが大切です。
出遅れたと感じた場合は、以下のポイントを意識したうえで、就活を効率よく進めていきましょう。
- 焦らずに自己分析から始める
- 志望企業の選考スケジュールを確認する
- 二次募集を狙ってみる
出遅れてしまっても、焦らずに冷静に対処すれば、内定獲得のチャンスは見つかるものです。
では、出遅れた際の就活のやり方のポイントをまとめていきます。
焦らずに自己分析から始める
周りの就活生と比べて明らかに出遅れている状態でも、まずは焦らずに、自己分析から始めましょう。
いきなり気になる企業にエントリーしようとしても、必要な自己分析を行っていないのでは、結局ミスマッチが起こる可能性があるからです。
最初に自己分析を行えば、自分のやりたいことや向いている仕事などが見えてくるため、目指すべき業種・職種を冷静に把握できるようになります。
まずは、自己分析を行ったうえで自分の価値観や強みを理解し、就活の軸を作ることが先決です。
そのうえで、自分の就活の軸からぶれない志望先を見つけていきましょう。
また、自己分析のほかには業界研究・企業研究も必要なので、こちらも省略せずに行っておきましょう。
志望企業の選考スケジュールを確認する
出遅れている中でも焦らずに就活するためには、選考に向けて動くうえで、全体的なスケジュールを把握する必要があります。
そのため、志望先企業が定まっている場合は、まずどのようなスケジュールで採用活動を行っているのかよくチェックしましょう。
前もってスケジュールを把握しておけば、選考の締め切りに合わせて動くことができます。
より時間を置くべき準備・対策と、時間がないからこそ隙間時間などを使って取り組むべき対策の、取捨選択ができる仕組みです。
また、出遅れた場合は、企業によってはすでに採用活動を終了してしまっていることがあります。
業界・企業によっては選考が早いケースがあるため、志望先企業のスケジュールを確認する際は、くれぐれも注意してください。
二次募集を狙ってみる
たとえば4年生の夏頃にようやく就活を開始する人などは、一般的なペースと比べて、明らかに遅れている状況になります。
気が付けば周りはすでに内定を獲得しており、そんな状況下でようやく焦り始める人も多いでしょう。
しかし時期があまりに遅いと、ほとんどの企業が募集を締め切っている場合があります。
そんなときは諦めるのではなく、二次募集を狙ってみるのがおすすめです。
企業によっては3年生の3月~4年生の5月以降、二次募集をかけるケースがあるからです。
そのため、出遅れた場合はこまめに企業の採用情報を確認する必要があります。
募集がある場合は、急ピッチでキャリアセンターや就活エージェントなどに相談し、必要な対策を効率的に行ったうえで選考に臨みましょう。
専門職に就きたい場合の就活のやり方
専門スキルを活かせる仕事をしたい場合は、一般的な就活のやり方とは、手順ややるべきことが異なる場合があります。
そのため、大学卒業後に専門職に就きたい人は、以下の点をチェックしておきましょう。
- 資格を取得する
- 実務経験を積む
- 必ずOB・OGに話を聞く
専門職は、新卒でも専門スキル・知識が求められるため、通常の選考対策とあわせて対策を実践する必要があります。
そのため、やることが多く、専門職を目指す就活はややハードルが高いと言わざるを得ません。
では、それぞれの重要なポイントを解説していきます。
資格を取得する
専門職に就きたい場合は、まず、資格取得を目指しましょう。
専門性を活かして働く専門職では、資格を求められることが多い傾向にあります。
そのため、就きたい仕事・部門などが決まっている場合は、あらかじめ応募条件をよく確認することが必要です。
たとえば、資格を求められる専門職には以下のような職種が挙げられます。
- 医師
- 弁護士
- 公認会計士
- ファイナンシャルプランナー
- 薬剤師
- 看護師
中でも医師は医学部卒業を経て国家資格である医師免許を持つ必要があり、弁護士も、法科大学院の卒業と司法試験合格が必要です。
ほかの職種も難しい資格試験をパスしなければならないため、資格取得までのハードルは高いといえます。
大学に通いながら合格を目指せる資格もありますが(ファイナンシャルプランナーなど)、いずれにしてもハードルが高いことには変わりありません。
実務経験を積む
専門職に就くには、実務経験があることが条件になるケースも多いです。
そのため、可能な限りは事前に実務経験を積んでおきましょう。
専門職は就職難易度が高いことで知られますが、就職後も業務の難しさに常に悩まされる可能性があります。
事前に実務経験を積んでおけば、ミスマッチを防ぐ良いきっかけになるでしょう。
また、実務経験があればどのような経験を積んできたのかアピールすることでより選考で有利になる可能性があります。
上げてきた成果がある人は、成果に触れてアピールすると良いでしょう。
なお、学生として学業にも取り組みながら実務経験を積む方法は、アルバイトやインターンがあります。
学業に支障のない範囲で、就職後も役立つ実務経験を重ねていきましょう。
必ずOB・OGに話を聞く
専門職に就きたい場合は、必ずOB・OGに話を聞くことをおすすめします。
専門職は対応できる人材も限られることから、採用人数も少なく、あまり詳しい情報が出回らないことも少なくありません。
結果、専門職はブラックボックスとして扱われていることも多いです。
実際にどのような働き方・仕事内容・業務環境になるのかは、OB・OGにアポイントを取って質問することが望ましいでしょう。
OB・OGがなかなか見つからない場合は、キャリアセンターやアプリなどを活用したうえで、コネクションを作ることが非常に大切です。
OB・OGへの質問で疑問や不安が解決すれば、その専門職が本当に自分に向いているのか、冷静に判断できるようになるでしょう。
就活のやり方がわからない場合の相談先
就活を進める際は、とにかく不安だらけでわからないことが多いものです。
そのため、就活のやり方がわからない…と困った際は、適切な相談先を覚えておくと良いでしょう。
就活のやり方についての相談先は、以下がおすすめです。
- 就活エージェント
- 大学のキャリアセンター
- 志望企業のOB・OG
以上の相談先を押さえておけば、いざというときにサポートを受けられるでしょう。
では、就活のやり方がわからない場合の相談先として、それぞれのおすすめポイントなどを紹介していきます。
就活エージェント
就活のやり方がわからないときは、就活エージェントへの相談がおすすめです。
就活エージェントは、民間の会社が運営する就活支援サービスです。
はじめの自己分析から業界・企業研究、そして選考対策まで、細かくサポートを受けられることがメリットといえます。
ジョブコミットのように無料で利用できる就活エージェントは多く、無料の就活エージェントであれば相談するうえで一切費用は発生しません。
なお、無料の就活エージェントが事業として成り立っている理由は、企業から求人紹介に関わる報酬を受け取っているためです。
就活エージェントに相談すれば、自分自身の適職を正しく判断できるため、「方向性がこれで合っているのかわからない」と不安な人でも安心できるでしょう。
「人とうまく話せない」と悩んでいる人でも、サポートを受けたうえで徹底的に対策すれば、面接も乗り切ることができます。
大学のキャリアセンター
就活のやり方がわからない場合は、大学のキャリアセンターへの相談もおすすめです。
キャリアセンターは大学が運営する卒業後のキャリア支援部門なので、相談先として信頼性が高いことが大きなメリットです。
また、キャリアセンターは、その大学の学生がどのような就活の仕方をしているのか熟知しているため、今後の動き方のポイントをしっかり共有してもらえます。
さらに、キャリアセンターであればOB・OGとのつながりも深い傾向にあります。
OB・OG訪問でなかなかアポイントが取れないときは、キャリアセンターに相談することでOB・OGにつなげてもらえる可能性があります。
大学に通いつつすぐ相談できるため、場所的な意味でも気軽に相談に行ける点も魅力といえるでしょう。
志望企業のOB・OG
就活のやり方がわからないときは、志望先企業で働いているOB・OGから徹底的にアドバイスを受ける方法もあります。
OB・OGは就活を経て実際にその企業に就職しているため、説得力のあるアドバイスが聞けるでしょう。
学生時代にどのように就活を進めていたのか聞くことで、今後の動き方の参考になります。
アポイントを取るOB・OGは、専用アプリを使って探すか、大学のキャリアセンターを通じて紹介してもらうか、友人知人・先輩のつてをたどるなどの方法があります。
アプリを活用すれば、ビデオ通話などで気軽に話を聞いてもらえる場合もあります。
OB・OGからのアドバイスは、実体験に基づくものなので参考にしやすく、より実践しやすいアドバイスを求めている学生におすすめです。
【就活のやり方】よくあるQ&A
ここでは就活のやり方に関するよくある質問集を紹介します。
多くの大学生が疑問に思っていることを回答していきますので、一通り目を通してみると良いでしょう。
Q「大企業が正解なの?」
大企業は確かに安定しているので、正解という考え方もできます。
しかし、自己分析によっては、自分の向き不向きがあることがわかるはずです。
そのため、誰でも大企業は正解とは言い切れないのです。
大企業よりもベンチャー企業のほうが向いている人がいるのも確かです。
Q「資格って絶対必要なの?」
就活のときに資格を持っているとアピールポイントになります。
しかし、資格を持っているだけでは意味がありません。
資格を取得した時点で即戦力になることは珍しいので、無意味に資格を取得するだけでは意味がありません。
もちろん、人事もこれを知っています。
しかし、自分が進むべき道において、絶対に必要な資格の場合は、大学生のうちに取れるなら取得しておいて損はないでしょう。
重要なのは目的意識です。
Q「全滅したら終わりなの?」
何月に全滅したかによるでしょう。
まだ、時間が残されているなら、就職エージェントに一度相談して、仕切り直してみるのも良いです。
現状のあなたをしっかりと分析したうえで、ピッタリの道を示してくれるかもしれません。
Q「いつ終わればいいの?」
就活がいつ終わるかは、自分で決めます。
自分が納得できるところで就活は終わりになります。
ただし、就活にも妥協は必要で、妥協イコール負けというわけではないので、適度に落とし所を見つけるのも一つの選択肢だと言えるでしょう。
【就活のやり方】完璧に理解して大成功させよう!
この記事では、就活のやり方について、大学生向けにスケジュールや流れ、やるべきことを全て解説してきました。
紹介した中でも一番大切なのは、最初に行う「自己分析」です。
就職が成功するかしないかは自己分析の出来にかかっているといっても過言ではありません。
自分の過去のことは思い出せるものは全て思い出し、絞り出すようにして頑張った経験を列挙しましょう。
自己分析の結果、自分の強みややりたいことが分かったら、それをもとに自己PRや志望動機の作成を行います。
自己分析以外で悩む就活生が多いのは面接ですが、面接では答える内容よりも、しっかりと受け答えできるかが重要です。
最初は緊張して上手くいかないかもしれませんが、明るくはきはき受け答えができるよう何度も練習してください。
就活が不安な学生は多いですが、上記のステップを確実に行うことを意識し、是非とも就職活動を成功させましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
就活は、大学生にとって初めての大きな挑戦であり、どの時期に何をすればいいのか計画的に進めることが重要です。