大学3年生の8月には就活のためにどうすればいいのか、就活の流れから内定獲得の必勝法まで徹底的に解説していきます。
就活は長期戦です。焦らずに今の時期からできることを自分のペースで行って希望の企業や業界からの内定を獲得しましょう。
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【就活】大学3年生の8月に始めるのは出遅れている?
就活は年々、早期化していると言われています。それでは、大学3年生の8月からではすでに出遅れているのでしょうか?
まずは、大学3年生の8月に就活を始める人はどのくらいいるのかについても理解しておきましょう。
調査では約25%の人がすでに就活を始めている
就活市場で行った調査によると、約25%が大学3年生の8月に就活をスタートさせることが分かりました。
2024年の段階では10%にすら満たなかったため、明らかに就活を始める時期が早期化しているという傾向が伺えます。
従って、26卒の就活ではさらに早まると予想されます。
この記事を読んでいる人の多くが26卒だと思いますが、就活の対策を早めにする必要があるといえます。
8月に内定がないと手遅れ?
大学3年生の8月時点でまだ何もしていない、内定を獲得していないとしても、まだまだ手遅れではありません。
年々早期化する就活ですが、例年通りのスケジュールで採用活動を行う企業も少なくありません。
ただし、説明会への参加のピークは大学3年生の9月です(学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書 (概要版)より)。
8月からすでに企業を探し始める必要があるため、動き出しましょう。
【就活】大学3年生の8月から就活を始めるメリット3選
- 余裕をもった就活スケジュールで動ける
- サマーインターンに参加できる
- 本選考前に選考を経験できる
大学3年生の8月の時点で就活を始めるメリットには様々なものがありますが、どのような人にも共通している項目として、以下の3つが挙げられます。
それぞれ一緒に確認してみましょう。
1. 余裕をもった就活スケジュールで動ける
まず、大学3年生の8月に就活を始めることで、余裕を持ったスケジュールで就活を進められます。
夏の早い段階で就活を始めれば、自己分析から企業研究、選考対策までの準備期間を十分に確保することができます。
自己分析をしっかりと行うことで、自分の強みや価値観、キャリアビジョンを明確にして、志望動機や自己PRを具体的かつ説得力のあるものに仕上げられるでしょう。
また、業界研究を通じて志望する業界や企業の動向や特性を把握できれば、選考対策を計画的に進めることも可能です。
早い段階から始めることで、就活のピーク時期に焦らず落ち着いて対策を練ることができるため、ストレスを軽減し落ち着いて就活を進めることができるのです。
2. サマーインターンに参加できる
サマーインターンに参加できるのも、早い段階で就活を始める大きなメリットの1つです。
サマーインターンの募集は6月から8月にかけて行われることが多いため、8月に就活を始めた場合でもまだギリギリ参加可能な企業はいくつか存在します。
サマーインターンに参加することで実際の職場環境や業務内容を体験し、企業の文化や働き方を理解することができます。
この経験は自分の適性や興味を確認するために非常に有益なものであり、将来のミスマッチを防ぐ手助けともなります。
また、インターンシップでの経験やスキルをエントリーシートや面接でアピールすることもでき、選考を有利に進めることができます。
また、インターンシップを通じて企業とのネットワークを築くことができ、早期内定を目指せる可能性もあります。
3. 本選考前に選考を経験できる
本選考前に選考を体験できるというのも8月に就活を始める大きなメリットの1つです。
あらかじめインターンシップや早期選考を通じて面接や選考の経験を積むことができるのは、他の就活生を大きくリードできる要素であるといえます。
実際の選考を経験することで、面接の流れや質問内容に慣れ、自分の弱点や改善点を把握することもできます。
この経験をもとに対策を練り直し、本選考に臨む際にはより自信を持ってアピールすることができるようにしましょう。
また、選考を通じて得たフィードバックを活かして、自己PRや志望動機をブラッシュアップすることができ、選考通過率を高めることもできるでしょう。
このように、本選考前に選考を経験することで、選考プロセスに対する準備が万全となり、就活を有利に進められるのです。
【就活】大学3年生の8月の就活スケジュール
就活はいきなり企業の面接を受けるものではありません。
しっかりと自己分析や業界研究などで準備することが必要です。
以下は、一般的な就活スケジュールの流れです。
日程 | 内容 |
2021年6月頃~ | インターンシップ申込・参加 |
2021年10月頃~ | OB・OG訪問 |
2022年3月1日~ |
企業説明会・選考が開始 |
2022年6月1日~ | 筆記試験・面接選考が開始 |
2022年10月1日 | 内定式 |
2023年3月31日 | 大学(大学院)卒業 |
2023年4月1日 | 新卒入社 |
これを参考にして、就活で何か迷った際には何度でもこの記事に戻って就活を見直しましょう。
1.インターンシップ参加
色々な企業や業界を調べても、いまいちどんなことをしている企業なのかわからないことがあると思います。
そうした際には、企業が開催しているインターンシップに参加することがおすすめです。
中には、インターンシップは必要ないという意見もありますが、インターンシップに参加することで得られる新しい気づきもあると思うので就活が本格化する前に参加することをおすすめします。
また、この時期にはサマーインターンも開催されており、中には選考に直結するものもあるのでそうした情報を逃さないようにしましょう。
2.業界・企業研究
自己分析やインターンシップへの参加を通して自分の興味のある業界や企業が見つかった時には、その業界や企業を研究することが必要です。
その業界のビジネスモデルや、その企業と競合企業との差別化ポイントなど、調べることはたくさんあります。
詳しい業界・企業研究のやり方はこちらを参考にしてください。
3.本選考開始
いよいよ本選考開始です。
多くの企業は3年生の3月に就活を解禁しますが、ベンチャーや外資系などは早期選考を開催している場合が多いため、3月の前でも自分が興味のある企業をいくつかピックアップしておいて選考スケジュールがどうなっているのかチェックする必要があります。
そのためにも、なるべく早めに、少なくとも3月までには自己分析から企業研究まで終わらせられると良いでしょう。
そのため、なるべく早い段階からマイナビなどのナビサイトや就活エージェントを利用して準備しておくことをおすすめします。
【就活】大学3年生の8月に進めるときの5つのポイント
就活は情報戦と言われています。
早い時期から就活を成功させるためには企業や業界の情報を早めに入手できる環境に身を置く必要があります。
後になって自分が行きたい企業を見つけられてもその企業の募集は締め切られていたというのはよくある話です。
そうなってしまっては挑戦することすらできないので、最新の情報を手に入れられるところ、何かあればすぐに相談できるような環境が理想です。
そのためには、就活エージェントやキャリアセンターがおすすめです。
1.自分なりの就活スケジュールを立てる
自分なりの就活スケジュールを立てることはとても大切です。
就活をしていると、友達が内定をもらったのに自分は内定をもらえなかったり、ということがよくあります。
こう言ってしまってはなんですが、内定を早くもらうことが正解ではないし、なんなら就職が正解でもありません。
あくまでも自分のペースで、自分が行きたい、やりたいと思える企業に出会えるまで就活を進めることをおすすめします。
そのため、自分はこのペースで動こう、という就活スケジュールを考えましょう。
2.面接をいくつか受けてみる
自分が志望していない企業でも良いので、一度簡単なESを作って企業に提出し、面接を受けることをおすすめします。
実際に就活が始まって、いきなり第一志望の企業の面接を受けるよりも事前に面接の流れや緊張に慣れておいた方が有利に進むからです。
この時、行くつもりはなくてもその企業の企業分析までしてみると、意外と行きたいと思えるようなこともあります。
練習だと思って、とりあえず何社か選考を受けてみることをおすすめします。
3.自己分析をする
就活を始める上で絶対に欠かせないのが自己分析です。自分の強みや弱みを把握することで、強いアピールになる自己PRを作ることができます。
自己分析が不十分だと、企業に自分の長所をアピールすることができず、内定が獲得できません。
しかし、自己分析といっても何をすればいいか分からない人も多いでしょう。自己分析には時間がかかることもあり、面倒に感じる方もいるかもしれません。
そうした場合には、自己分析ツールを活用して効率的に進めるのもおすすめです。
4.就活サービスに登録する
8月は、就職活動サービスに登録するのに最適な時期です。このタイミングで登録することで、早期から情報収集ができ、自分に合った企業を見つけるチャンスが広がります。
特におすすめしたいのは「ジョブコミット」です。このサービスでは、企業の情報を詳しく知ることができるほか、エントリーシートの書き方や面接対策など、幅広いサポートが受けられます。
また、ジョブコミットならではのイベントやセミナーも多く開催されており、就活をスムーズに進めるための情報をゲットするにはうってつけです。
5.大学の就活ガイダンスに参加する
各業界や企業についての情報が提供されるため、自分に合った企業を見つけるための基礎知識が身につきます。
また、企業の担当者から直接話を聞く機会もあり、業界のリアルな情報を得ることができます。
- 就職活動の基礎知識
- 選考対策
- 企業研究
- キャリアプランニング
これらのガイダンスに参加することで、就職活動の全体像を理解し、自分の進むべき道を明確にすることができます。
大学主催のガイダンスは無料で提供されることが多く、非常に貴重な情報源となりますので、積極的に参加することをおすすめします。
【就活】大学3年生の8月に受けやすい業界3選
- IT業界
- メーカー業界
- コンサルティング業界
続いて、大学3年生の8月の段階でも募集を開始していることがある受けやすい業界を3つ紹介します。
以下の3つの中であなたが興味があるものがあるならば、ぜひ応募してみて、早い段階で内定を確保し、落ち着いて就活を進められるようにしましょう。
1. IT業界
大学3年生の8月の段階で受けられる業界の代表例としてIT企業が挙げられます。
IT業界は技術革新のスピードが非常に早く、常に新しい人材を求め続けているため、年中採用枠を設けている企業があります。
特に夏採用を実施している企業も少なくなく、8月に就活を始めた時点でも比較的容易にエントリーすることができます。
IT業界ではエンジニアやデータサイエンティスト、プロジェクトマネージャーなど多様な職種があり、これらの職種はいずれも需要が高いです。
また、インターンシップも盛んに行われているため、インターンシップに参加することで実務経験を積むことができ、企業の選考を有利に進めることができます。
また、IT業界はグローバルに展開している企業も多く、英語力や文化理解力をアピールする自信がある人は選考をさらに有利に進められるでしょう。
2. メーカー業界
メーカー業界も大学3年生の8月に受けやすい業界の1つです。
メーカーは優秀な学生を早期に採用したいと考えている企業が多く、早期選考を実施しているケースが少なくありません。
特に大手メーカーではインターンシップを通じて学生の能力や適性を見極め、その後の選考につながるプログラムが充実しています。
サマーインターンに参加することで企業の業務内容や職場環境を実際に体験し、自分に合った企業を見つけることができます。
メーカー業界では製品開発や生産管理、品質管理など様々な職種があり、自分の専門知識や技術を活かせる職場を見つけることが重要です。
また、メーカーは研究開発に力を入れている企業が多いため、理系の学生は特にアピールしやすいでしょう。
3. コンサルティング業界
コンサルティング業界も大学3年生の8月の段階で受けられることが多い業界の1つです。
コンサルティング業界はメーカー業界と同様に早期選考を実施している企業が多く、夏のインターンシップを通じて学生の能力や適性を評価し、その後の選考につなげることが一般的となっています。
特に大手コンサルティングファームではサマーインターンを通じて優秀な学生を見極め、早期に内定を出すことがよくあります。
コンサルティング業界では高い専門性や論理的思考能力が求められるため、選考前に自分のスキルや知識を確認し、必要な準備を行うことが重要です。
コンサルティング業界で内定を得るためには、ケーススタディや問題解決能力のトレーニングが不可欠です。
ぜひ早い段階で就活を始め、インターンシップを通じて実務経験を積みながら、選考対策をしっかりと行いましょう。
【就活】8月には就活関連のアイテムも準備しよう
就職活動の準備を始めるためには、必要なアイテムを揃えることが重要です。
特に8月は、本格的な就職活動に備える絶好の時期です。
以下のアイテムを早めに用意しておくことで、スムーズなスタートを切ることができます。
面接や企業訪問時に必須のリクルートスーツは、第一印象を決める重要な要素です。
自分に合ったサイズとスタイルのスーツを選び、清潔感を大切にしましょう。
スーツに合わせるワイシャツも数枚準備しておくと安心です。
シンプルで清潔なものを選び、シワがないように気をつけてください。
足元の印象も大切です。革靴やパンプスは履きやすく、きちんと手入れされたものを選びましょう。
事前に履いて慣れておくこともおすすめです。
時間管理は就活において非常に重要です。
スマートフォンに頼らず、腕時計で時間を確認する習慣をつけましょう。
書類やノート、筆記用具などを持ち運ぶための就活バッグも必要です。
A4サイズの書類が入る大きさで、シンプルで実用的なデザインのものを選びましょう。
エントリーシートや履歴書に添付する証明写真は、清潔感があり誠実な印象を与えるものを用意してください。
スタジオで撮影することをおすすめします。
就活の予定を効率的に管理するために、スケジュール帳を用意しましょう。
面接や説明会の日程を記録し、予定を見逃さないようにします。
自己分析や企業研究の内容をまとめるためのノートも用意しましょう。
自分の考えや学んだことを整理することで、効果的な自己PRが作れます。
履歴書は、予備も含めて複数枚用意しておくと便利です。
手書きの場合は、丁寧に書く練習をしておきましょう。
エントリーシートや履歴書の記入、面接の際に必要な筆記用具も忘れずに準備しましょう。
黒のボールペンやシャープペンシルなど、書きやすいものを選びます。
アイテムを揃えておくことで、いざという時に焦ることなく準備万端で臨むことができます。
【就活】大学3年生の8月に何をすればいいかわからない時の対処法
大学3年生の8月から就活を始める、といっても、何をすればいいかわからない方は少なくありません。
そこで、そんな時誰に相談したら良いのか、相談先を2つ紹介します。
1.就活市場エージェントに登録する
就活市場では、学生と何度も面談を繰り返すことによってその学生にあった企業の紹介や選考対策を行っています。
選考対策では就活の軸づくりからESの作成、面接対策まで、学生のレベルや時期に合わせて対応しています。
納得内定を目指すなら就活エージェントを利用してみてください。
2.キャリアセンターを予約する
キャリアセンターで利用可能なサポート内容は基本的にはエージェントと同じです。
その大学ごとに設置されており、主に地元の企業に就職する場合にその企業への推薦をもらえることもあります。
こちらも予約すれば何度も面談をしてもらうことができます。
ただ、学生の数に対して職員の数が限られているためなかなか予約が取れないということもあるかと思います。
保有している情報に偏りが出ないようにエージェントとキャリアセンターの併用をする学生も多くいるため、一度大学の就職課を確認してみることをおすすめします。
【就活】大学3年生の8月によくある質問
大学3年生の8月の段階で多くの就活生が抱くであろう疑問を3つ紹介します。
これまで就活エージェントとして活動をする中で多くの就活生の方に質問された内容であるため、非常に参考になるはずです。
まず結論として、8月の段階で内定を獲得することは不可能ではありません。
しかし、企業数は少ないため、焦る必要がないということも覚えておきましょう。
この時期に内定を出す企業もありますが、大手の企業はまだ選考の初期段階にあるか、インターンシップを通じて学生の評価を行っている段階です。
特にIT企業やベンチャー企業などは年中採用活動を行っていることが多いため、8月でも内定を獲得できる可能性はあります。
しかし、内定を得る学生は少数派であるため、全く焦る必要はありません。
むしろ、この時期を活用して自己分析や業界研究、選考対策をしっかりと行うことの方が大切です。
結論として、夏場の面接時の服装については企業の指定に従うことが重要です。
多くの企業は夏場の暑さを考慮してクールビズを許可しています。
しかし、全ての企業がそうとは限りません。
面接や説明会に参加する際には、企業から指定があるかどうかを必ず確認しましょう。
熱中症や体調不良を避けるためには、服装については事前に採用担当者に問い合わせることをおすすめします。
一般的にはネクタイやジャケットを外したクールビズスタイルが許可されることが多いですが、正式な面接や重要な場面ではスーツが求められることもあるのです。
確認を怠らず、適切な服装で臨むようにしましょう。
サマーインターンは、絶対に参加した方が良いです。
サマーインターンは実際の職場環境を体感し、業務内容や企業文化を理解する重要な機会です。
これにより、自分の適性や興味に合った業界や企業を見極めることができ、将来のミスマッチを防ぐことができます。
また、インターンシップを通じて得た経験やスキルは、エントリーシートや面接での自己PRにおいて強力なアピールポイントとなります。
さらに、企業側もインターンシップを通じて優秀な学生を見極め、早期に内定を出すこともあるため、インターン参加は選考を有利にするために非常に重要なステップであると言えます。
【就活】大学3年生の8月に始めて有利に進めよう
就活は長く苦しいものだと言われています。
しかし、うまく効率的に進めることで早期に自分が納得できる企業から内定をもらうことも可能です。
そのためにも徹底した自己分析や業界研究を通して今から準備しましょう。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート