昨今急成長を遂げ、その将来性の高さから就活市場でも注目を集めているIT業界。
新卒学生の方にもIT業界を希望し、業界研究や企業研究をしている方が増えてきました。
そんなIT業界ですが、皆様はどのように業界研究をし、どのようなイメージをお持ちですか?
一言でIT業界といっても、企業によってやっていることは様々ですし、職種も多数あります。
当ページではIT業界を研究している新卒学生の皆様向けに、IT業界の特徴や将来性、職種一覧について紹介いたします。
いま話題のIT業界ではありますが、将来性や話題性だけでなくてそこで何をしたいか、そこに入社することで何を成し遂げられるのかを考えて選考に臨みましょう。
そのために、当ページの情報が少しでも皆様の業界研究の参考になれば幸いです。
目次[目次を全て表示する]
IT業界の概要と将来性
ITとはInformtion Techology(和訳すると情報技術)の略称です。
今では仕事やプライベートでPC・スマホを使うのは当たり前になってきましたが、これらもIT技術の恩恵と言って良いでしょう。
ネット検索やSMS、スマホアプリなどもIT技術の産物です。
今ではIT技術は必要不可欠なものになっており、今後ますますその必要性は加速していくと予測されています。
そのため、IT業界に就職することは将来性を考えても良い選択肢といえるのではないでしょうか。
業界の将来性という点でいくと、IT技術の発達や日本社会の構造の変化などもあり、いまある仕事も10年後、20年後にはなくなるのではないか?とさえ言われています。
そうなった時に日本社会を支えるのは、やはりIT技術でしょう。
例えば、普段お店で買い物に行く時も、ロボットや人工知能などの機械によって買い物が済まされることなどが考えられます。
そういった意味で、将来性を考えるとIT業界への就職はけっして間違いではないと考えられます。
但し、もちろんどんな仕事にも向き・不向きはあります。
将来性だけを考えて選ぶのではなく、本当にIT業界で働くことが自分に向いているのかどうか、しっかり業界研究を行ったうえで仕事を選びましょう。
また、一言でIT業界と言っても様々な分類の仕事がありますし、職種も多種多様です。
ここではそんなIT業界の分類と職種について説明をしてまいりますので、将来性や向き・不向きを考えながら参考にしていただければと思います。
現在のIT業界の現状
今の時代をリードするIT業界は就活でも花形の存在です。
もっとも、就職すれば、今後40年あまりにわたってIT業界で仕事をすることが考えられます。
今がいいからだけでなく、しっかりと現状と未来を理解し、将来的にも安定して働けるのか、やりがいを持って取り組んでいける業界かを見極めなくてはなりません。
あらゆる業種でIT化が求められ、各家庭においてもIT化やIoT化が進んでいます。
行政機関においても各種手続きのオンライン化が促進されており、政府では国を挙げてのICTを推進しようと取り組んでいるのが現状です。
ICT化促進のためには急増するビックデータの流通を支えるネットワーク基盤の構築と大容量化、モバイルアクセスにおける5G*7、Beyond5Gの実現をはじめ、マルチコアファイバーや光多値伝送などの革新的技術の確立が求められます。
また、多様なIoT端末が自律的に動けるプラットフォームの構築、社会全体のICT化に対応したセキュリティ技術や耐災害性の強化も求められています。
今後のIT業界の展望
近年の人工知能の高度化はビッグデータ活用における新たなフェーズをもたらし、収集したデータをAIが自動学習し、新たな機能を生み出すICTシステムが実現できる段階に入っています。
政府では国を挙げて、世界最先端の社会全体のICT化の推進を目指しており、IT人材の育成強化やIT業界のさらなる高度化に向け、官民学一体となって取り組む体制を強化しました。
社会的なICTを実現するには膨大なセンサーからの情報伝送の遅延を最小化する革新的なネットワーク技術の開発が求められています。
周囲の状況をリアルタイムに収集し、ビッグデータ解析に基づき、将来を予測してロボットや自動走行車両を最適にコントロールできるIoT2.0に向けた技術開発も期待されています。
2030年のIT業界は?
国を挙げて世界最先端の社会全体のICT化を目指そうとしている日本では、IT人材が不足していると言われています。
IT人材の不足は2016年に約17万人であったのが、2020年には約37万人の不足が生じ、さらに2030年には約79万人もの人材が足りなくなると言われ、IT化の促進において深刻な問題をもたらすと懸念されているのです。
中でも深刻なのがサイバーセキュリティ対策を講じる人材の不足で、2020年の時点でも19.3万人の不足が生じています。
また、AIやビッグデータを駆使して第4次産業革命に対応できる新たなビジネスの担い手となる人材も、2020年に4.8万人が不足しており、ベンダー・ユーザー双方において今後の人材育成が緊急の課題となっています。
IT業界に就職するなら、今後求められる新たなスキルの研鑽に努め、最新技術を使いこなして新たなビジネスを創出していける能力を身につけていくことが大切です。
インターネット・web
インターネット・webの仕事にはWebサイト制作やインターネット広告などの法人向けサービスと、通販やSNSなどの個人向けサービスがあります。
業界研究をしている新卒学生にとっても人気の業界で、この業界で技術を磨くと多種多様な働き方ができるので、将来性の面でも学んだ技術が役に立つ業種といえるでしょう。
具体的にはデザイン制作やプログラミング・ライティング、広告運用やサイト設計における分析・マーケティングなど、様々な役割のスタッフがプロジェクトに関わることになります。
中には外注先としてこれらの業務を受発注している業者もいれば、自社ホームページの運用管理を行うWEB担当、フリーランスとしてこれらの業務を部分的に担当する在宅ワーカーなど、様々な働き方があります。
Webデザイナー
Web業界の仕事の中でも人気があり、需要が多いため将来性を考えても安定している職種といえます。
PhotoshopやIllustrator によるWebデザインだけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミングを覚える必要があります。
これらを身につけるのは大変ですが、だからこそ需要も多く、身につけたスキルをそのまま仕事に活かせるため将来性が高く、IT業界の中でも人気の職種といえます。
専門知識が必要となる職種ですので、どんな勉強をしないといけないかや仕事内容など、業界研究をよく行ったうえで選びましょう。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの制作を統括し、クライアントやデザイナー、ライターやコーダーなどの間に立って進行管理と品質管理を行います。
インターネット・Webの業界研究を行っていると、様々な職種が目につくかと思いますが、1つのサイトを作り上げるには様々な役割のスタッフが関わることが少なくありません。
そのためWebディレクターはインターネット・Webに関する知識とコミュニケーション能力を持ってその進捗具合を調整し、同時に品質が落ちないように品質管理も行います。
インターネット・Webの将来性
社会全体のICT化を実現するにはインターネットの技術は不可欠であり、ますます将来的な成長拡大が期待できます。
今後はデジタルテクノロジーを遂行する人材として、制作技術だけでなく、デザインやクリエイティブ性を高めていくことが求められます。
将来のインターネットやWeb業界に革新をもたらしていくイノベーション人材になるには、専門知識を有するだけではなく、明確なゴールイメージとビジョン、妥協しない強い意志やこだわりを持つことが必要です。
さらにチームメンバーや協力会社、経営陣に至るまでを動かす力を持ち、コミュニケーション能力やレポーティング能力を強化していかなくてはなりません。
また、オンプレミスとクラウド両方のハイブリッド運用ができる人材へのニーズも高まっていくでしょう。
通信
電話やインターネット回線などの通信インフラを扱う業界です。
今ではパソコンやスマホは日常生活にも仕事にも必要不可欠なものとなっており、将来性を考えてもまず無くなることはない業界といえるでしょう。
業界研究をする際はNTTやKDDI、ソフトバンクなどの大手企業は抑えておくようにしましょう。
通信の将来性
社会全体のICT化を実現するには、通信技術のさらなる大容量化と高速化が不可欠であり、今後ますます高度化が求められる業界であり、ニーズも絶えず高まっていく業界です。
現状ではAI・ロボット・IoEを実現するうえで制約となっているのが、通信技術と言われています。
次世代通信5Gが始まったばかりですが、社会全体のICT化の実現を目指す2030年にはさらに進化した次世代の通信技術が要請されています。
ビッグデータを活用するためにはストレージの確保が課題です。
そのため、今後の流通データ量拡大に対して、さらなるエネルギー効率性と空間効率性に優れたストレージ技術と、転送速度のスピード化が求められています。
AIの活用においても、外部からの供給なしでセンサーの作動エネルギーが確保される通信能力が要望されています。
AI・ロボット・IoE技術の進展を支える技術として、通信業界は2030年まで圧倒的に高い技術成長性が見込まれている業界です。
情報処理サービス
システムインテグレータ(SI)とも呼ばれる職種で、企業に情報システムを導入する際にハードウェアの選定やデータベースの構築、ソフトウェアの管理などを総合的に行います。
これらを行うには専門的な知識はもちろん、導入する企業の将来性も見据えて適切なシステム選定を行う必要があります。
また、こういった専門知識を自社で抱えている企業が少ないことから、情報処理サービスをITコンサルタントによるコンサルティングサービスとして提供している企業もあります。
情報処理サービスの将来性
社会全体のICT化を実現するうえで、必須となるのが情報セキュリティの強化です。
現状ではセキュリティ人材の不足が大きな問題となっており、今後、情報処理サービス業界で活躍していきたいなら、サイバー攻撃の防止やトラブル発生時の復旧などに取り組める高度な技術とノウハウを蓄積していくことが求められます。
セキュリティ人材となるには単にIT技術だけでなく、法律やプロトコルなどの知識をはじめ、リスク感覚を持ってリスク管理ができる人材が不可欠です。
攻撃のタイプも世界的な進化を続けており、入社後も常に定期的なトレーニングを積んでいくことが求められます。
ソフトウェア
ハードウェアがPCやゲーム機などの本体を指すとすれば、ソフトウェアはそのハードウェアの動作を処理・制御するためのプログラムを指します。
PCやスマホといった様々な将来性あるIT機器も、ソフトウェアによる動作管理がされていないとスペックをフルに発揮することが出来ません。
身近な言語でいうとOSやクラウドに加え、ExcelやPowerPointもソフトウェアに含まれます。
プログラマー
プログラマーは、ソフトウェア開発に必要不可欠な職種です。
プログラムの基礎知識はもちろん、数あるプログラミング言語の中でどれだけの言語を専門で扱えるかや、それをいかに効率よく書くことができるかなどの応用力も求められる職種といえます。
このプログラミング言語を学ぶことは、将来性を考えると先々必ず活かせますので、この業界を希望する人は勉強しておくべきといえるでしょう。
システムエンジニア
SEとよく呼ばれる職種で、システム開発に総合的に関わることになります。
ソフトウェアの開発だけではなく、プロジェクトの進行管理やマネジメント、コンサルティングにも関わります。
専門知識だけでなくコミュニケーション力も要求される仕事ですので、業界の中でも重宝されており、将来性の高い職種といえます。
ソフトウェアの将来性
社会全体のICT化を実現するにはAI技術の進歩が不可欠ですが、日本にはAI技術を支える人材が限られているのが現状です。
AI人材は世界的にも熾烈な人材獲得競争が起きており、優秀なAI人材の育成が社会全体のために重要な急務となっています。
ソフトウェア開発においても、新たな技術を駆使していくことができれば、将来性は大いに高いです。
また、アジャイル開発についても、人材育成ニーズが増加傾向にあります。
アジャイル開発の手法を学習する入門コースや、アジャイル手法を体験的に学習する実践的なワークショップ型の研修が人気となっているので、今後求められるソフトウェア開発技法として学んでおくといいでしょう。
ハードウェア
ハードウェアとはPCやスマホ、その周辺機器のことを指します。
この職種で働くのは主にメーカーで設計・開発を行うエンジニアです。
中でも組み込みシステムエンジニアと呼ばれる職種は、家電や自動車などに組み込まれるシステムを開発するエンジニアとして重宝されています。
ハードウェアの将来性
社会全体のICT化を実現するには、IoT機器の開発促進も欠かせません。
専門知識がなくても誰もが気軽にアクセスでき、使いこなせる性能、社会全体に普及するための低コスト化などが求められています。
センサー経由でデータを収集し、クラウド上にデータを保存して分析する技術などを身につけるとともに、IoTについて全体像を俯瞰(ふかん)して対応できる人材育成が課題です。
自動運転車両の実現やドローン配送、電子決済システムの高度化など、社会全体のICT化を実現するために様々なハードウェアのさらなる高度化が求められており、将来的にますますの成長が期待できます。
IT業界の仕事内容
IT業界は今の時代にどんどん進化を遂げ、拡大を続けている産業の一つですが、仕事内容も多岐にわたります。
ここではIT業界における代表的な職種を取り上げ、仕事内容についてご紹介します。
ITコンサルタント
ITコンサルタントはコンサルティング会社やシステム開発会社などに属し、企業がITシステムを導入する際の相談に応じ、プランニングや提案をすることや既存のシステムの改革や見直しなどを提案するのが主な仕事内容です。
今の時代は、業種や規模を問わず、ITの導入が不可欠な時代になっています。
もっとも、自社にどのようなシステムを導入すべきか、どうすれば業務効率が改善されるのかがわからない企業も多いのが実情です。
企業の依頼に応じて、企業の業務内容や職場環境などをヒアリング、調査し、企業のニーズや予算なども踏まえながら、導入すべきシステムの提案や構築などを行います。
また、必要に応じてITを導入したことでシステムにまとまりがない企業や運用効率が悪い企業、保守費用などのランニングコストがかかっている企業などから相談を受ける場合や自ら営業などをかけてアプローチし、システム改革のコンサルティングを行うケースも多いです。
コンサルティングの結果、新たなシステムの導入や見直しが決まれば、企業のニーズを満たす開発会社を紹介するか、自社に開発部門がある場合にはワンストップでシステムの開発から試験なども行い、導入時や導入後のフォローまでサポートしていきます。
システム開発に関する知識があるのはもちろんですが、クライアントごとに異なる各種業界の業務を学んで理解する能力やコンサルティング力、提案力やプレゼンスキルも求められます。
クライアントや開発チームとスムーズにやり取りできる、コミュニケーション力も不可欠です。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、ITシステムの開発におけるマネジメント役として、リーダーの役割を担うのが仕事内容です。
システム開発においては、その開発ごとやフェーズごとにプロジェクトが組まれます。
各プロジェクトの開発期間や開発費用、内容ごとにプロジェクトメンバーが選ばれて構成され、納期までに開発をしなくてはなりません。
そのプロジェクトチームをまとめ、管理し、納期までに仕様書や要件定義書通りのシステムを開発できるようにマネジメントしていくのが、プロジェクトマネージャーの仕事です。
システム開発に求められる専門技術よりも、システムを全体的に俯瞰して、人を動かせる力が求められます。
スケジュール管理力や計画遂行力、メンバーをうまくまとめてモチベーションを高めながら、納期に間に合うようプロジェクトを完成する力も必要です。
チームメンバーとの関わりはもちろん、クライアントとの打ち合わせや進捗報告、各種折衝に赴く機会もあるため、コミュニケーション力も不可欠です。
システムエンジニア
システムエンジニアはITシステムを開発するためのコンサルタント的な役割とシステム開発に向けた計画やプロジェクトを立て遂行することが主な仕事内容です。
企業によってはシステムエンジニアと開発に携わるメンバーだけで構成されるケースもありますが、他の職種との関係性や位置付けで分ければ、ITコンサルタントがコンサルティングを行い、提案をしてクライアントから依頼を受けたシステム開発について、システムエンジニアに引き継ぎます。
システムエンジニアはクライアントとの打ち合わせを重ねて、ニーズなどを詳細にヒアリングし、求める要件などをまとめて、システムを設計し提案を行います。
納期やコストなどの要望を踏まえ、必要な開発者の人数などを決め、スケジュールを立てたうえで開発プロジェクトチームを結成するのも仕事です。
中小の規模が小さな企業では、システムエンジニアがプロジェクトマネージャーを兼ねるケースも少なくありません。
役割分担ができる企業では、プロジェクトマネージャーに各プロジェクトのコストや必要工数や人数などを示してチームの結成を依頼し、プロジェクトの運用を担わせます。
プロジェクトマネージャーと連携しながら、開発中もクライアントとの窓口となり、導入前のテストや導入、その後の保守点検や改修など、様々な場面でクライアントとの調整役となっていきます。
そのため、社内での仕事より、打ち合わせで社外に出ている機会も多い職種です。
コミュニケーション力をはじめ、クライアントの要望をまとめてシステムを提案する能力や他企業とのコンペに勝つためのプレゼン力や交渉力も求められます。
各プロジェクトを運営するためのコスト管理力やスケジュール力、納期通りにシステムが完成するようコントロールをしていく力も必要です。
プログラマ
プログラマはシステムエンジニアが設計した設計書にもとづき、プロジェクトメンバーの一員として開発を手掛ける職種です。
コツコツ作業が中心となり、専門知識と技術を活かしながら、仕様書通りのプログラムを期限までに開発していくことが求められます。
社外の人と接する機会は少ないものの、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーとの報連相や、チームメンバーとの連携など最低限のコミュニケーション力も必要です。
IT業界の今後の課題
IT業界は今後も成長していく可能性の高い分野です。
しかし、だからこそたくさんの課題を抱えているとも言えるのです。
この課題を知っておくことも、就活に有利になるので、ぜひ確認しておきましょう。
エンジニアは長時間労働に悩まされています。
そのため、エンジニアの心身的なストレスは大きくなる傾向があり、入れ替わりの激しい業界とも言えます。
さらに、そもそもIT業界はいろいろな意味で人材が不足しているのです。
この人材不足を解消することもIT業界を進歩させるためには重要になってくるでしょう。
IT業界を目指すのであれば、こうした課題に取り組む可能性も十分にあります。
エンジニアは長時間労働
以前よりエンジニアの課題とされているのが長時間労働です。
人材不足もあって、1人のエンジニアにかかる負担が大きくなる傾向があるのが、この業界特有なのです。
また、長時間労働を続けていると、当然、心身に大きな負担がかかってしまいます。
その結果、うつ病を発症してしまったり、その他の業界への転職を考えてしまったりと、いろいろな弊害が生まれてくるのです。
せっかく、優秀なエンジニアも長時間労働に嫌気がさして、辞めてしまったのでは、なかなか業界に進歩は訪れません。
労働時間に関する革命は、IT業界が最も求めていることなのかもしれません。
人材が不足している
IT業界はとにかく人材が不足しています。
だからこそ、おすすめの業界でもあるのですが、IT業界の人材が不足する理由はいくつかあるでしょう。
その一つが、エンジニアの長時間労働です。
仕事がきついので、そのほかの仕事に転職を考えるような人もいるのです。
また、常に新しい技術が生まれる業界というのもあります。
新技術に対応できる技術者が少ないのは当然、現状のIT業界は、その進化スピードにまったく追いつけていない状態だと言えるでしょう。
国策レベルでの技術者の確保が急務だと言われています。
まとめ
IT業界で業界研究を進める方向けにIT業界の職種や将来性について紹介してきましたが、いかがでしたか?
IT業界はこれから日本の将来を担う業界です。
それだけに、将来性を考えても志望する業界・職種の一つとして検討して損はないといえるでしょう。
また、今回はおおまかな職種を紹介してきましたが、企業によってはもっと役割を細分化していたり、他社にはない職種を置いている企業もあります。
開発だけでなく営業職やコンサルタントなど職種も多種多様ですので、将来性豊かな業界といえるでしょう。
ぜひ業界研究・企業研究を進める中で、自分に合うと思える企業を見つけ出してくださいね。