サイバーエージェントはなんの会社?年収や強みを解説!

サイバーエージェントはなんの会社?年収や強みを解説!

この記事をご覧のあなたは、サイバーエージェントに入社したいとお考えですよね?サイバーエージェントは、インターネット上テレビ局「AbemaTV」等で有名なインターネット広告業界No.1を誇る企業です

知名度も高いため、就活生からも人気の会社です。

この記事では、サイバーエージェントへの入社を検討している方向けに、企業情報や社員の声などご紹介します。
 

サイバーエージェントは国内TOPのWEB広告会社

サーバーエージェントは国内トップのWEB広告会社です。

長年WEB広告業界のシェア率1位を維持しています。

また「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、広告事業だけではなく「メディア&IP事業」や「ゲーム事業」にも強みを持っているという特徴があります。

近年は「IP&コンテンツ事業」「AI事業」「DX事業」も展開するなど事業の多角化を進めています。

サイバーエージェントの企業研究で確認すべきポイント

サイバーエージェントの様々な企業情報を解説していきます。

紹介する情報の中で就活で特に重要となるのは「企業理念」や「事業内容」、「競争力」なのでこの3つを重点的に確認してください。

①代表取締役

代表取締役社長

藤田 晋

略歴

  • 1997年 インテリジェンス(現パーソルキャリア(株))入社

  • 1998年 当社設立、代表取締役社長就任(現任)

藤田社長は24歳の若さで会社を興し、26歳で東証一部上場を果たしました。

②企業理念

サイバーエージェントの企業理念は「21世紀を代表する会社を創る」です。

これだけだと抽象的な印象を受けますが、行動指針として以下の通り、述べています。

行動指針

インターネットという成長分野から軸足を移さず、かつ連動する分野には積極的に参入する

オールウェイズFRESH!

採用には全力を尽くし、能力が高い人より一緒に働きたい人を集める

年功序列禁止

スケールデメリット(規模が大きくなることで生じるデメリット)は徹底排除

迷ったら率直に言う

有能な社員が長期的に働き続けられる環境を実現

ライブドア事件を忘れず、法令順守を徹底したモラルの高い会社に

挑戦した敗者にはセカンドチャンスを

クリエイティブで勝負

チームサイバーエージェントの意識は忘れない

世界に通用するサービスを提供するグローバル企業になる

上記理念から、「人柄重視の採用」「実力主義」「グローバル企業」「コンプライアンス意識の高さ」「元気」「チャレンジは大歓迎」といった特徴がある企業だと分かります。

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

1988年

事業拠点

東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers

資本金

7,203百万円(2019年9月末現在)

④事業内容

サイバーエージェントはM&Aで事業を買収したり社内で新規事業を立ち上げたりと様々な事業展開を行っています。

大きく分けると「インターネット広告事業」「ゲーム事業」「メディア事業」の3つに分かれます。

収益の柱となっているのは以前より強みを持っていた「インターネット広告事業」と、2009年よりはじめた「ゲーム事業」。

ゲーム事業では、子会社のCygamesによる「グランブルーファンタジー」「進撃のバハムート」といったところが有名です。

近年では、この3つの事業以外にも、マッチングサービスや仮想通貨など新たな事業へ展開を見せています。

⑤業績

サイバーエージェントの売上高と営業利益の推移は、下記表の通りです。

(単位:百万円)

年度

売上高

営業利益

2019年

453,611

215,197

2018年

419,512

182,696

2017年

371,362

30,700

2016年

310,665

36,790

2015年

254,381

32,747

⑥成長性

サイバーエージェントの将来性は高いといえるでしょう。

上記の業績推移でも分かるように、売上・営業利益とともに上昇を続けています。

サイバーエージェントの今後は、現在注力する「AbemaTV」の成長性にかかっています。

インターネット事業やゲーム事業で利益を挙げているため会社の業績は好調ですが、現在は「AbemaTV」の事業単体では赤字状態です。

「AbemaTV」で魅力あるコンテンツを提供し利益を出せるようになれば、更なる勢いで成長していく期待が持てます。

また、サイバーエージェントは海外事業への展開も進めているので、海外の業績次第では爆発的な成長を遂げる可能性もあるでしょう。

⑦景況・経済動向による影響度

サイバーエージェントが強みを持つ、インターネット広告業は、業界としても成長性が高いです。

ただIT業界は新しい業界のため、今後どうなるか予想がつきません。

技術力に強みを持つベンチャー企業が台頭してきたら、今のサーバーエージェントの地位も脅かされる可能性があります。

サイバーエージェントとしては、今後も慢心することなく技術や新事業への投資を続けていったほうが良いでしょう。

以下の記事ではIT業界の動向について最新情報を載せています。参考にしてください。

⑧競争力

サイバーエージェントの強みは、スマホ広告で高いシェアを誇っていることです。

まだガラケーが主流だった頃に、スマホ広告に注目し、パイオニア的存在となることで今の地位を確立しました。

市場やトレンドの動向を察知し、成功を収めた好例といえるでしょう。

また、ゲームやメディアなど新規事業を次々と展開できるのは、その背景に高い技術力があるためです。

次々と新事業に乗り出した結果、技術力が蓄積されたのかもしれませんが、会社として高い技術力を保有しているのは確かです。

実際、投資を行い、自社で使用できる研究所も保有しています。

この技術力の高さもサイバーエージェントの強みのひとつです。

⑨社風

企業理念でもわかる通り、サイバーエージェントは実力がある・熱意がある人が評価される社風です。

年功序列ではないため、結果を出せば年齢・男女問わず、給与が上がります。

向上心が高い方には、とてもおすすめの企業です。

⑩キャリア形成の環境

サイバーエージェントでは、新卒で入社して即社長となることも可能です。

マネジメント能力の高い人材を育成するために、入社後すぐに子会社の社長となることができるのです。

驚くべきことに、内定の段階で社長就任が決定するケースも見られます。

また、役員でも取締役の交代制度があります。

原則、2年ごとに8名いる役員のうちの2名を入れ替える制度です。

社員でも役員になれる状況を整え働くモチベーションの向上を目的として導入されました。

このように、サイバーエージェントではユニークな人事制度が取られています。

⑪職種

サイバーエージェントの新卒の募集職種は「ビジネスコース」「クリエイターコース」「エンジニアコース」の3つです。

ビジネスコースでは、様々な事業分野において「営業」「マーケティング」「プロデューサー」などの職種があります。

デザイナー/クリエイターコースでは、デザイナー・3Dクリエイター・イラストレーターなどがあります。

エンジニアコースでは、バックエンドエンジニアが募集されています。

また、求められる人物像ですが、人事の方の話によると必要となる素養は、たったひとつ。

「素直で良い奴」だそうです。

物事を素直に受け止めること、良い点も悪い点も含めて向き合えること、これがチームで働くうえで絶対に必要な素質だと考えているとのことです。

また、活躍する人の特徴には「いうことは壮大・やることは愚直」をキーワードに挙げています。

一見すると、インターネット広告業界は華々しさがありますが、日々の仕事は地味な作業が多いです。

地道な作業に耐える忍耐力も必要となるのです。

 

⑫勤務条件

 

初任給

【ビジネスコース】【エンジニアコース】【クリエイターコース】

42万円/月(*年俸制504万円)

【 エンジニアコース】

能力別給与体系

勤務地

本社

大阪支社

名古屋営業所

福岡営業所

福利厚生

家賃補助制度 2駅ルール・どこでもルール

→オフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円、勤続年数が丸5年を経過した正社員に対してはどこに住んでいても月5万円の家賃補助を支給

 

⑬関連企業

  • 株式会社AbemaTV(アベマティーヴィー)

  • AWA株式会社

  • 株式会社プレイモーション 等

サイバーエージェントの競合

サイバーエージェントは広告業界の中でもWEB広告に強みを持っています。

この見出しでは、WEB広告業界のライバル企業について紹介していきます。

競合他社の強みや特徴についても理解を深め、企業研究に役立てましょう。

この記事では「独立系」「電通系」「博報堂系」の3つに分けて紹介します。

デジタルホールディングス(旧:オプト)

三大web広告代理店(サイバーエージェント・オプト・セプテーニ)の一角であるデジタルホールディングスは独立系のWEB広告会社です。

広告事業、デジタルシフト事業、金融投資事業(ベンチャーキャピタル)の3つの事業を展開しています。

2020年に「オプト」から「デジタルホールディングス」に社名変更したことからもわかるように、web広告代理店からDX/IXの企業への変革に挑戦していることが伺えます。

電通デジタル

他社とは異なりコンサル職が強いのが電通デジタルです。

電通デジタルは電通系に属します。

デジタルにとらわれない、戦略から実装まで一気通貫のソリューションを提供してクライアントの課題を解決します。

電通本体との協業により豊富なリソースを活用して戦略を練ることができる点や電通総研との協業によりシステム導入などの実装を実現できる点が強みとなっています。

親元の会社である電通について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてください。

セプテーニ

2022年に電通グループ傘下となった電通系のWEB広告会社です。

現在は、web広告の事業に加えてメディアプラットフォーム事業も展開しており、なかでもマンガアプリ「GANMA!」を筆頭としたマンガコンテンツ事業がセプテーニの強みです。

今後は電通との協業して広告以外の事業ではマンガに加えてアニメ・ウェブトゥーンやスポーツ等のエンタメに注力する方針です。

DAC

博報堂の案件のコンテンツやメディアを担当する博報堂DYグループの子会社です。

メディアレップに強みを持ち、プロモーションサービスやアドテクノロジー事業を展開しています。

親元会社である博報堂について知りたい学生はこちらの記事を参考にしてください。

サイバーエージェントの働く環境

人気企業であるサイバーエージェントの働く環境に興味を持つ人も多いでしょう。

この見出しでは「年収」「福利厚生」「残業時間」「離職率」「勤続年数」の5つの項目から解説していきます。

年収

2023年9月期で808万円(33.3歳)です。

日本の平均年収が461万円なのでかなり高い水準であることがわかります。

また、サイバーエージェントの平均年収は年々上昇傾向にあります。

平均年収は808万円ですが、実際は職種によって異なります。

以下が職種別平均年収一覧です。

職種別年収一覧
職種 平均年収
営業 611万円
企画・管理 631万円
クリエイティブ 600万円
ITエンジニア 661万円

福利厚生

福利厚生は充実しています。

勤務しているオフィスの最寄駅から各線2駅圏内に住んでいる正社員に対し月3万円が支給される「2駅ルール」、勤続年数が丸5年を経過した正社員に対してはどこに住んでいても月5万円の家賃補助を支給される「どこでもルール」があります。

その他にも女性の働きやすさも重視しています。

妊活や育児、在宅ワークなどワークライフバランスが取りやすく、サポートは豊富です。

他にも全てのオフィスにマッサージルームがあり、リフレッシュ環境が整っている点も魅力です。

残業時間

サイバーの公式で公表されている残業時間は31時間です。

平均残業時間は21時間なのでかなり長いです。

一般的にホワイトと言われるのは20時間なので残業時間は長いですね。

また、実際に社員の口コミを見ると残業時間が80〜100時間の場合もあるなど、役職や職種によって異なります。

長時間労働に対して、会社側は長時間労働の対策を行っています。

例えばリモートワークやメンタルヘルスケアなどがあります。

離職率

サイバーエージェントの公式発表だと9.1%です。

日本の離職率の平均は13.9%なので平均よりも低い水準です。

仕事内容や給料、福利厚生に満足している社員が多いのでしょう。

勤続年数

平均勤続年数は6.4年です。

企業全体の平均勤続年数は12.7年なので平均よりもかなり短いことが分かります。

若手で溢れている会社で、活気がある環境であることが分かります。

【企業研究】サイバーエージェント社員の声を紹介

サイバーエージェントに所属している若手社員が、どのような理由でサイバーエージェントを志望したのか、社員の声を引用してご紹介します。

志望動機を作る際の参考にしていただけたら幸いです。

インターネット広告事業部:2018年入社男性

サイバーエージェントを選んだのは、大学の先輩が働いているからという点が大きいです。

彼とマーケティング関連の話をしたときに、広告やマーケティングの知識や奥深さに圧倒されました。

こんなにもクライアントの事業を理解し、広告の知識を保有している人と一緒に働きたいと強く思いました。

また、前職のメーカー勤務時代からデジタル広告に興味があったので、サイバーエージェントなら広告に関して強く学べるなと考えたのも、志望動機の一つです。

メディア総括本部:2019年入社女性

サイバーエージェントに入社したのは、自分の仕事に誇りをもって働いている人が多く、魅力を感じたからです。

私は、大学時代4年間チアリーディングをやってきて、人を応援することやみんなで目標に向かって努力するのが好きです。

そんな経験を社会人になってからも続けたいと考えたのが、サイバーエージェントを志望した理由です。

はじめて接点を持った社員の方が、私同様チアリーディング部でキャプテンをつとめた過去を持ち、社会人になった今も夢を持ち仕事に全力を捧げている姿をみて、入社を決めました。

サイバーエージェントへの内定を獲得しよう

サイバーエージェントの企業情報や社員の声を紹介してきました。

サイバーエージェントは、インターネットテレビ会社等のメディア事業が注目されていますが、収益を上げているのはインターネット広告事業とゲーム事業の2つです。

技術力に優れており、将来性も高い企業といえるでしょう。

また、社風としては実力主義でフラットな環境があります。

若手のうちから第一線で働くことが可能です。

社員の声によると「働く人の魅力」を志望動機に挙げています。

仕事に一生懸命取り組む魅力ある人材と一緒に活躍したいと考えている方にとっては、非常に魅力的な会社でしょう。

就活市場では他にも業界研究・企業研究の記事を多数掲載しています。広告業界に興味がある学生や、就職活動を大成功させたい学生はぜひ参考にしてください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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