志望動機がない!思いつかない原因と対処法|書き方も徹底解説!

志望動機がない!思いつかない原因と対処法|書き方も徹底解説!

この記事では、新卒就活生が ESや履歴書に志望動機を書くときや、面接で志望動機を話す時になかなか思いつかない、という方向けに 悩みの対処法を解説して行きます。

就活で必ず求められる志望動機ですが「志望動機がない」「思いつかない」「文字数が足りない」「ESに書けない」と悩んでいる方も少なくありません。 就活における志望動機なんて建前だ、と思っている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、志望動機は、企業への入社意欲が見られる、 とても大切な選考項目となっています。

ぜひ最後まで読んで、今後の就活の参考にしてください。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

本記事では志望動機が思いつかない、という方に向けて、 志望動機を作成するための方法受かるためのポイントなどを紹介していきます。

また、 簡単に志望動機を作成するための3ステップも解説していますので、ぜひ今後の就活の参考にしてください。

目次目次を全て表示する

【志望動機がない】志望動機がしっかり書けないと就活では不利?

志望動機は企業があなたが自社に合う人材かどうかを判断する材料です。

そのため、 選考の中でも重要度が高く、作成を怠ると就活では不利になります。

志望動機の薄さで落とされたり、文字数が足りなくて悪い印象を与えてしまうなど、うまく書けないデメリットは大きいです。それだけ、志望動機は選考への影響が大きいものになります。

逆に言えば、 魅力的な志望動機は、時に学歴や実績よりも重要になります。

志望動機をしっかり作成することが就活をうまく進めるポイントになりますので、しっかりと作成を行いましょう。

【志望動機がない】志望動機はなぜ必要なのか?

会社の規模の大小を問わず、就活生への質問として 志望動機を問うところは多いものです。

なぜ面接官が志望動機を尋ねるのか、疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

そもそも「志望動機なんて無くてもいいのに」と思う方もいらっしゃるでしょう。

面接官が志望動機を問う理由は4つあります。

企業が志望動機を聞く理由
  1. 志望度の高さを確かめるため
  2. 企業と学生の相性を確かめるため
  3. 現実的な認識を持っているか知るため
  4. モチベーションの持続性を測るため

以下で詳しく説明していきます。

1.志望度の高さを確かめるため

多くの会社で、 志望動機は就活生の本気度を見極めることに使用しています。

会社にとって採用活動というのは、 まとまった費用や多大な時間、労力がかかるものです。

せっかく採用しようと思った学生に内定を辞退されてしまったのでは、これまでの費用や時間、労力、今後の計画などがムダになってしまいます。

Memo

就活生が必死で就職活動をしているのと同じように、会社側も自社で成果を残してくれる就活生を見極めようと、 本気で採用活動に取り組んでいるのです。

本当に入社したいと願う会社の場合、その思いを伝えるために就活生は なぜその会社に入社したいかを熱い言葉で伝えることでしょう。

同業他社や同職種であればどこでも使い回せるような志望動機では、 本気度は薄いとみなされ、選考を通過することはできません。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

面接官は、就活生がなぜ自社に興味を持ったのか、入社後どのような仕事に就き、どのように取り組んでいきたいと思っているのかを知りたがっています!

2.企業と学生の相性を確かめるため

面接官は就活生に志望動機を問うことで、 自社と就活生のマッチングを見極めています

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

志望動機には、 就活生の仕事の選び方や仕事への熱意、物の考え方などが反映されています。志望動機を聞くことで、その就活生がどのような仕事感を持っているのかをチェックしています。

例えば、やる気があれば新入社員でも重要なポストにつけるようなシステムがある会社の場合は、 仕事へのやりがいを仕事選びのポイントにしている就活生がマッチする可能性が高いでしょう。

面接官は、 その会社で働く姿が想像できるような就活生を選びたいと思っています。

3.現実的な認識を持っているか知るため

志望動機が必要な理由は、企業にとって、学生が現実的な認識を持って就活に臨んでいるか知る必要があるからです。

志望動機をチェックすれば、どのように自分の将来のビジョンを掲げ、企業・業界のことをどのように理解しているのかがわかります。

学生は社会に出たことがないからこそ、企業研究や自己分析などを通じて、どこまで理想と現実のギャップを埋められるかが重要なポイントになります。

つまり、思い描く理想と現実の職場の間で大きなギャップがないか、志望動機を通じて企業は見極めているのです。

より現実的な視点で自分自身と企業のことを理解していれば、入社後は、スムーズに仕事になじんでいけるでしょう。

採用のミスマッチのトラブルも比較的起こりにくいといえます。

しかし、あまりにも自分の理想ばかりを反映させた内容では、職場に適応できない可能性があります。

ミスマッチも起こりやすくなるため、企業は志望動機で本人の考え方を聞き、現実的な認識の有無を確かめているのです。

4.モチベーションの持続性を測るため

就活で志望動機が必要になる理由は、企業に、本人のモチベーションの持続性を確かめたい意図があるからです。

志望動機を通じて本人のビジョンや熱意を聞けば、長期的に高いモチベーションで仕事に取り組めるかというポテンシャルや適性が見えてきます。

志望動機からは、やりがいや成長意欲、企業に対する理解度、貢献意思、キャリアに対する考え方などがわかるものです。

これらをチェックしたうえで、総合的に判断し、企業は適性や活躍期待度の高さを評価しています。

特に、企業が求める人物像に近いことがわかれば、高いモチベーションで働いてくれることに期待が持てます。

そのため志望動機を作成する際は、自分のモチベーションが上がるポイントを考慮しながら内容を考えることも大切です。

【志望動機がない】7つの理由と対処法

就職活動をしていて、多くの場面で問われる志望動機。

いざ面接のための原稿を作ろうと思っても、 志望動機が思いつかないという方は少なくありません。

ここでは、志望動機が思いつかない原因とその対処法についてご紹介します。

志望動機が思いつかない原因と対処法
  1. そもそも就職なんてしたくない
  2. 自己分析が不足している
  3. 志望動機の書き方がわからない
  4. その企業の志望度が高くない
  5. 業界分析・企業研究が不足している
  6. 文章を書くのが苦手
  7. 憧れが強すぎる

1.そもそも就職なんてしたくない

「そもそも就職なんてしたくない」という場合は、志望動機なんて思いつかないですよね。

現代日本では、大学を卒業したら就職してお金を稼ぎ、自立して生活していくことが求められています。

そのため仕方なく就職活動をしているけれど、 本音をいえば働きたくないし就職しなくてもいいならしない、という方も少なくありません。

しかし、文部科学省の調査「 大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査」では、 大学卒業者の97.3%もの人が就職をしていることがわかっており、今の日本では就職して自立する生き方が求められています。

対処法

説明会や就活イベントへの参加で企業をより多く知ることが解決のヒントです。その中で自分のやりたい仕事が見つかったり、自分が生活のために続けられそうな企業が見つかったりします。

2.自己分析が不足している

志望動機 5W1H

まず志望動機が思いつかない大きな原因として「自己分析が十分でない」ことがあります。

ただ単に自分がやってみたいことを書いていたり、 どの業界・企業にも当てはまる志望動機を書いていることはありませんか?

自己分析では特に5W1Hを意識して深堀り、より具体的に言語化できるようにしましょう。

対処法

自分での自己分析だけでは不十分だと感じる人は、友達に聞く、キャリアアドバイザーに相談するなど第三者に聞いてみることも解決のヒントになります。

また、自己分析した際は、自分の強みや将来やりたいことを言語化しましょう。

自分の言葉にすることで、説得力のある自己PRが作成できるからです。

ほかにも自己分析が進まない就活生は、過去の経験を洗い出すことで強みが明らかになります。

たとえば、部活動やゼミ、インターンなどの経験です。

過去は就活の軸を見つけるきっかけにもなります。

就活の軸は、企業選びに迷った際の羅針盤になるため、明確にさせましょう。

3.志望動機の書き方がわからない

志望動機の完成系をイメージできず、どのように志望動機を書いていけばいいのかわからない場合があります。

何を目指せばいいのか、何を書けばいいのかが分からなければ、集めるべき情報や組み込むべき内容も検討がつきませんよね。

そのため、まずは志望動機で書くべき内容や構成、実際の例文について知った上で自分の志望動機を書きましょう。

対処法

先輩の志望動機や例文を参考に、志望動機のセオリーを知りましょう。

志望動機の構成については以下の記事を参考にしてください。

4.その企業の志望度が高くない

就職活動をする上で、第一志望以外の会社を受けるというのはよくあることですが、本当に就職したいと思う会社ではない場合、 その会社への思いが薄いために志望動機を作るのが難しいというのは当然のことです。

就職活動というと、とにかく自分が就職できる会社を探さないといけないという気持ちの焦りから、 特に興味のない会社でもどんどん受けてしまう傾向にあります。

そうなると、面接の度にしっかりとした志望動機を考えるというのが難しく、中途半端な志望動機を伝えてしまうことで、 結果的に選考が通過できないという事態を招きます。

対処法

業界研究・企業分析と併せて自己分析をやり直してみましょう。自分のビジョンや価値観に本当に合う企業はどういった企業かを明確にし、それを軸に就職活動を続けることで、通過率も上がります。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

自分でいくつか会社選びの基準を設定し、 最低限きちんと志望動機が書ける程度に、入社の意思がある会社を選んで準備することが大切です。

5.業界研究が不足している

業界研究が不足していると志望動機が見つけられません。

志望動機は、自分の価値観と業界・企業の価値観を比較することで、初めて明らかになるからです。

業界研究で得た情報から、各業界の特徴や動向を理解し、自分の興味やスキルが活かせる業界がないか探しましょう。

自分の強みが発揮できる業界を見つけることで、志望動機や入社意欲を積極的にアピールできます。

自分が何に向いているのか、わからない状態では志望動機が書けません。

志望動機が見つからない就活生は、業界研究が足りているか確認しましょう。

業界研究は、時間がかかるため注意してください。

スキマ時間や授業の合間などを利用して、少しずつ研究しましょう。

対処法

業界研究するには、合同説明会や企業説明会などに参加しましょう。

企業の採用担当者がわかりやすく業界事業を説明してくれるため、業界研究がはかどります。

また、説明を受ける中で発生した疑問点をすぐに質問することが可能です。

さらに、公式ホームページや就活サイトからでは得られない情報が手に入ります。

志望動機の作成や周囲の就活生との差別化に役立つでしょう。

6.企業研究が不足している

志望動機が未完成の場合、企業研究が不足している可能性があります。

企業独自の強みや理念の理解が足りていないからです。

その結果、志望動機が書けない状態になっている可能性があります。

志望動機の作成には、志望企業のことをよく知ることが大事です。

憧れの企業があっても、どこに魅力を感じたのか、言語化できないと志望動機はできません。

さらに、志望動機が曖昧だと、採用担当者から入社意欲が低いと評価されます。

選考において、熱意や入社意欲は重要です。

学生時代の経験や学歴が優秀でも、不採用になることがあります。

とくに志望動機は、採用担当者が注意深く観察しているため、きちんと対策しましょう。

対処法

企業研究には、インターンの参加やOB・OG訪問がおすすめです。

実際に働いている社員の声や経験談を聞くことが可能です。

仕事内容や社風を理解するのに役立つでしょう。

また、企業研究ノートを作成するのもおすすめです。

競合他社と比較して、企業独自の強みや特徴を明らかにできます。

さらに、自分との共通点を見つけるきっかけになります。

企業研究ノートの作り方は、こちらの記事を参考にしてください。

テンプレートを無料で配布しているので、企業研究に役立ててください。

7.文章を書くのが苦手

自己分析は、ES、面接どちらにおいても まず書いて作成することが大切です。

その際、文章を書くことが苦手な人でなかなか進まないという就活生も多いです。

対処法

志望動機の文章構成を知るところから始めましょう。先輩の志望動機や例文を参考にするとわかりやすいです。一度型に沿って書きあげたら、添削を受けるなどして文章を整えましょう。志望動機の文章を書く際には以下の記事を参考にしてください。

【志望動機がない】自分の経験がない場合の対処法

志望動機を作成する上では、自分の経験について触れることは必要不可欠です。

なぜその志望動機を抱くに至ったのかのエピソードを説明できなければ、浅い志望動機になってしまいます。ESだけでなく、面接でも志望動機のきっかけとなる経験については、ほとんど100%と言っても良いほど聞かれるでしょう。

しかし、どれだけ自己分析を行っても、どれだけツールを活用しても、全く志望動機で話せそうな経験が思い浮かばない人も多いです。そこで、ここからは今からでも間に合う、自分の経験がない場合の対処法について紹介します。

新しいことにチャレンジする

自分の経験が不足していると思う場合は、新しいことにチャレンジすることが有効な対処法であると言えます。

就活が本格化するまでの期間を活かして、様々な活動に挑戦することで、新たな発見や貴重な経験を得られます。新しいことに挑戦すると、志望動機の説得力を高めるための具体的なエピソードを作り出せるからです。

例えば、長期インターンシップに参加すれば、実際の業務を通じて業界や職種の理解を深められます。また、サークル活動やボランティア活動に目的を持って取り組めば、リーダーシップやチームワークのスキルを磨くこともできます。

志望業界や職種に関連するアルバイトを経験するのも選択肢の1つです。仕事への適性や興味を具体的に確認することができ、志望動機の裏付けとなります。

時間に余裕があるならば、留学に行くのも良いでしょう。異文化や語学力の向上など、他の応募者との差別化につながるスキルを得られます。

新しいことに積極的に挑戦し、自己成長とともに就活で活かせる経験を増やして、志望動機をより具体的で魅力的なものにしましょう。

働いている自分をイメージする

就活でアピールする志望動機がないときは、まず、働いている自分自身をイメージしてみましょう。

会社の事業内容を把握したうえで、職場の雰囲気を想像し、どのように仕事に携わっていくのかを想像してみてください。

その際にどのような貢献ができるのか、何の強みを活かして活躍できるのかをイメージすれば、志望動機につながる思いやビジョン、エピソードが見えてくる可能性があります。

実体験や自分のスキルと結びつけて話せば、企業側もイメージを膨らませやすくなり、どのように貢献してくれる人材なのかをスムーズに把握できます。

働く姿をイメージできない場合は、まずはおおよその自分の強みや性格を把握したうえで、何をする会社なのかをよくリサーチすることが大切です。

やりたいことやこだわりを明確にする

やりたいことやこだわりを明確にすることも重要です。

入社後にやりたいこと、仕事で挑戦したいことを深掘りしてください。

たとえば、新商品の開発に携わりたいとします。

「なぜ、新商品の開発がしたいのだろうか」と自問自答することで、志望動機が見えてきます。

志望企業でしか開発できないのか、志望企業の商品が好きなのか、などオリジナルの理由があるでしょう。

自分の気持ちを分解することで文章にしやすくなります。

また、就活は入社後の姿を想像することも重要です。

入社後の姿を想像しておかないと、早期離職の原因になります。

自分の考えていた仕事と実際に任される仕事のギャップを感じてしまうからです。

自分のキャリア形成を叶えるためにも、やりたい業務を明確にしましょう。

就活エージェントに相談する

新しいことにチャレンジして経験を「作り出す」ことも大切ではありますが、就活本番までの期間が短い場合は「何とかしてひねり出す」必要があります。

そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。

「志望動機に関係する自分の経験なんてない」と勘違いしてしまっているだけの方も、意外と多いものです。

就活のプロは様々な視点からあなたの過去の経験を深掘りしてくれるため、会話を通じて、志望動機に関連するエピソードが思いつくかもしれません。

また、自分では「経験と志望動機が結びついていない」と思っていたとしても、エージェントに相談してみることで「それぞれの経験と志望動機には十分な関連性がある」と保証してくれるかもしれません。

そして、就活エージェントは自己PRやガクチカの作成・添削もサポートしてくれます。

その中でもジョブコミットは完全無料で利用できるだけでなく、面接対策やおすすめ企業の紹介など、他にも就活生の役に立つ様々なサポートを行っているため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。

【志望動機がない】短時間で簡単に志望動機を発見・作成!

志望動機がない・どうしても思いつかない…と困ったときは、短時間で簡単に志望動機を作成できるツールを積極的に活用してみましょう。

志望動機作成ツール・サービスを利用すれば、質問に答えるだけで、簡単に志望動機を作成できます。

あくまでツールで作成された文章なので、のちにブラッシュアップは必要ですが、ツールを使えばオリジナルの志望動機を作成するうえで心強いヒントを得られます。

志望動機がないときは、ツールを使い、どのような理由でその企業・業界に魅力を感じているのか整理してみましょう。

志望動機の見つけ方・書き方
  1. 自己分析ツールを使用する
  2. 志望動機作成ツールを使用する

1.自己分析ツールを使用する

志望動機が見つからない方は、自己分析ツールを活用することをおすすめします。

自己分析を行い、他の人にも分析してもらうことで、自分の志望動機が見つかることもありますが、どうしても自分や他人の主観が入り込んでしまうものです。

しかし、ツールは相手が人ではなく「ツール」であるため、完全に客観的な視点から意見がもらえるため、あなたが思っても見ない志望動機が見つかるかもしれません。

以下の記事で自己分析についてや自己分析ツールについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

2.志望動機作成ツールを利用する

最も手っ取り早い方法は、志望動機作成ツールを活用することです。

設問に沿って簡単な回答を入力するだけで、自動で志望動機を作成してくれる非常に便利なツールが複数存在します。

もちろん、出力された文章をそのまま提出するだけでは高い評価を受けることはできませんが、志望動機の下書きは出来上がります。

以下の記事では、 志望動機作成ツールについてさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

【志望動機がない】新しい視点で志望動機を発見・作成する方法5選

新しい視点で志望動機を作成するのであれば、さまざまな方法を取り入れ、志望動機を深掘りしたり別の考え方を盛り込んだりする必要があります。

そのためここからは、新しい視点で志望動機を発見・作成する方法を紹介していきます。

主な方法は、以下の5つです。

志望動機を発見・作成する方法5選 
  1. 説明会に参加する
  2. OB・OG訪問をする
  3. インターンに参加する
  4. 内定者のESを参考にする
  5. キャリアセンターに行く

1.説明会に参加する

志望動機が思いつかない場合、企業の説明会に参加するのも選択肢の1つです。

説明会は企業の雰囲気や働き方、事業内容を直に知ることができる貴重な機会であり、企業の公式サイトやパンフレットからは得られない生の情報を得ることができます。

実際に社員の方々の話を聞くことで、その会社の強みや魅力、そして他社との違いを理解することができるため、自分にとっての志望理由を見つけやすくなります。説明会では会社が大切にしている理念や方針についても詳しく説明されることが多く、その内容に共感できるかどうかを確認することが重要です。

また、説明会では質疑応答の時間が設けられていることが多く、自分が気になる点を直接質問できます。自分が本当にその企業で働きたいと思えるかどうか、また自分の強みやスキルがどのように役立つのかを具体的にイメージできるでしょう。

2.OB・OG訪問をする

OB・OG訪問を利用することも非常に有効な手段です。

現場で働く先輩の生の声を聞くことで、その企業での働き方や職場の雰囲気、実際の業務内容など、説明会や会社の公式サイトだけではわからない具体的な情報を得ることができます。

また、先輩がどのような経緯でその企業に入社し、どのようにキャリアを築いているのかを聞くことで、自分がその企業でどのように成長できるのか、また自分にとってその企業が本当に適しているのかを判断する手助けになります。

OBOG訪問の際には、単に企業のことを聞くだけではなく、自分がその企業でどのように働きたいのか自分の強みをどう活かせるのかを意識して質問すると良いでしょう。例えば、「入社後のやりがいや成長を実感できた瞬間はいつですか?」や「どのような人がこの会社に向いていると感じますか?」などの質問を通じて、より深く企業のことを知ることができます。

OB・OG訪問ができる無料サイト・アプリ

ビズリーチキャンパス:https://br-campus.jp/

Matcher:https://matcher.jp/

3.インターンに参加する

インターンに参加することも、志望動機を見つけるために非常に有効な方法の1つです。

企業の事業内容や業務内容、さらには社風までを実際に体験できるからです。実際の業務を経験することで、自分がその企業に対してどれだけの興味や関心を持っているのかを実感しやすくなり、志望動機を具体的に構築する手助けとなるでしょう。

また、インターンは夏、秋、冬と様々な時期に開催されており、企業によっては複数回参加するチャンスもあります。企業が求める人物や仕事の進め方を理解するだけでなく、自分がその企業にフィットするかどうかの判断材料にもなります。

また、インターンシップを通じて社員とコミュニケーションを深めたり、職場の雰囲気を直接感じたりすることで、企業に対する理解が深まり、より具体的な志望動機を見つけやすくなるでしょう。企業についての理解が深まることで、志望動機だけでなく自己PRやガクチカなどの別の項目の内容を作りやすくなることも多いです。

気になる企業の公式サイトはこまめに確認し、インターンの情報がないか確認するようにしましょう。

4.内定者のESを参考にする

志望動機が思い浮かばない場合、過去の内定者が提出したESを参考にするのも1つの方法です。

最近では就活アプリやWebサイトを通じて内定者のESを簡単に閲覧できるため、志望する企業の内定を得た人たちがどのような志望動機を書いているのかを参考にできます。内定者の志望動機を読むことで、その企業がどのような価値観や人物像を重視しているのかを理解する手がかりとなり、自分が何をアピールすべきかの参考になります。

ただし、参考にする際には単に内容を真似るのではなく、自分自身の経験や考えを基にオリジナルの志望動機を作ることが大切です。内定者のエピソードやアピールポイントを参考にしながら、自分がどのようにその企業に貢献できるのか、どういった点に共感したのかを自分の言葉で具体的に書きましょう。

特に以下のサイトでは質の高いESの見本が複数閲覧できるため、ぜひ利用してみてください。

内定者のESが見れるおすすめサイト

ワンキャリア:https://www.onecareer.jp/experiences

就活会議:https://syukatsu-kaigi.jp/

5.キャリアセンターに行く

キャリアセンターを利用することも、志望動機を見つける上で非常に有効な手段の1つです。

キャリアセンターには就職活動に関する豊富な情報やリソースが揃っており、自分に合った企業や業界を見つけるためのサポートを受けられます。学校のキャリアセンターは授業の空き時間を利用して気軽に訪れることができ、キャリアに関する相談やアドバイスを得る絶好の場所です。キャリアセンターの職員は就職活動のプロであり、多くの学生のサポートを行ってきた経験から、志望動機の見つけ方や自分の強みをどうアピールするかについて具体的なアドバイスをくれます。

また、企業説明会の案内やエントリーシートの添削、模擬面接なども実施してくれるため、より実践的な就活対策が可能です。

しかし、就活が本格化するとキャリアセンターの相談枠はすぐに埋まってしまうため、早めに予約・利用することを推奨します。

志望動機が曖昧で迷っている場合は、早めに相談して自分の方向性を明確にし、就職活動のスタートをスムーズに切りましょう。

【志望動機がない】4ステップで志望動機を作成しよう!

志望動機 PREP法

志望動機を書く際には構成を意識して書くことで論理的で分かりやす文章を作ることができます。

具体的にはPREP法を使うとよいでしょう。これはビジネスの場でも用いられる手法であり、ESや履歴書だけでなく、面接で話すときにも意識しましょう。

PREP法

「Point(結論)」→「Reason(理由)」→「Example(具体的なエピソード)」→「Point(結論)」の順で構成する手法。

この順番で話すと自然に論理構造が意識できている文章がつくれる。

Point(結論)

まずは「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に書きましょう。

ESや履歴書などのでは最初の1行目が最も重要とされているため、できるだけわかりやすく、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしましょう。

この結論の部分をおろそかにすると、応募数の多い会社では最後まで志望動機を見てくれない場合もあるので気を付けましょう。読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。

結論の書き方の例
  • 「〇〇という企業理念に共感し、志望しました。」
  • 「△△という事業に興味があり、志望しました。」
  • 「〇〇というスキルを活かしたいと思い、志望しました。」
  • 「〇〇を実現したいため志望しました。」

Reason(理由)

結論を書いたら、必ずそれに対する理由や根拠を書きましょう。

書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。

理由・根拠の記入例
  • 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました。」
  • 「アルバイトで〇〇の必要性を感じ、それに力を入れている貴社に興味を持ちました。」
  • 「大学で〇〇の分野に興味を持っており、将来はその分野を広げる仕事がしたいと思うようになりました。」

Example(具体的なエピソード)

結論と理由を述べたら、それにいたった具体的なエピソードや実体験を述べましょう。

その志望動機を考えるに至った自分のこれまでの経験があるはずです。それを述べることで、志望動機に根拠を持たせることができ、説得力の高い志望動機を作成することができます。

また、志望動機が同じような学生は多く存在しますが、根拠となるエピソードによって自分の志望動機にオリジナリティーが埋めれるため、差別化をしやすくなります。

エピソードの記入例
  • 「学生時代のアルバイトの経験で〇〇に疑問を持つようになり、これを解決したいと考えた。」
  • 「長期インターンの経験で〇〇の面白さを感じ、将来は〇〇を突き詰めていきたいと考えるようになった。」

Point(結論)

最後に結論を述べていきます。最初に述べた結論とは異なり、「入社後に成し遂げたい事」や「貢献したい事」といった入社への意気込みを重点的に述べましょう。

この部分は志望動機の最後の締めになるため、意気込みや志望度の高さを採用側に伝えるように意識しましょう。

結論の書き方の例
  • 「このような経験から御社(貴社)を強く志望し、入社後は〇〇に挑戦したいです。」
  • 「この経験から〇〇の部分で貢献していきたいです。」

【志望動機がない】志望動機作成のポイント

志望動機がないときは、さまざまな方法を実践して志望動機を見つける必要がありますが、発見・作成時はいくつかのポイントもチェックしておくと良いでしょう。

志望動機作成のポイントは、以下のとおりです。

志望動機作成のポイント 
  • 企業との相性を強調する
  • 自己PRと一貫性を持たせる
  • 将来のビジョンを伝える

以上のポイントを押さえておけば、より魅力的な志望動機がスムーズに書ける可能性があります。

では、3つのポイントをわかりやすくまとめていきます。

企業との相性を強調する

志望動機は、企業との相性をよく考えたうえで作成する必要があります。

企業と相性が良いことを積極的に強調すれば、適性が高いことがわかり、活躍に期待してもらえるからです。

その際は、企業研究から業務内容や社風に共感したことを伝えたうえで、それがどのように自分にマッチしているのかを伝えることが重要です。

より具体的にアピールできれば、企業研究を徹底したうえでエントリーしていることがわかるため、入社意欲の高さも高評価につながります。

なお、業務内容や社風に共感したことをアピールすれば、その企業でなければならない理由を明確に示せるでしょう。

「他社でも良いのでは?」と面接で突っ込まれてしまうこともないうえに、志望度の高さを伝えられることが大きなメリットです。

自己PRと一貫性を持たせる

志望動機は、自己PRと一貫性を持たせてアピールしましょう。

自己PRで伝えた強みやスキル、経験などが企業が求める人物像にぴったり合うことを示したうえで、企業のニーズに応えられることを伝える必要があります。

一貫したメッセージを伝えることで、「自分は〇〇という人物だからこそ△△で活躍できる」という、強いインパクトを与えられます。

採用担当者に覚えてもらうきっかけになるため、内定を勝ち取るきっかけにもなるでしょう。

自己PRの内容と志望動機に矛盾があると、企業から疑問を持たれるだけでなく、印象にも残りにくくなるため注意が必要です。

志望動機や自己PRを作成する際は、それぞれの内容をしっかりチェックし、一貫性のあるアピールになっていることを大事にしましょう。

将来のビジョンを伝える

志望動機では、将来のビジョンを明確に伝える必要があります。

自分自身のキャリアビジョンや入社後にやりたいこと、将来的な目標などを示せば、入社意欲が高いことが伝わります。

その企業で明確に実現できることをアピールすれば、マッチ度の高さを伝えられるだけでなく、長期的に貢献したいという強い意思を汲み取ってもらえるでしょう。

多くの企業は、長く働くことで成長を遂げ、会社に積極的に貢献してくれる人材を求めています。

そのため、その会社で実現可能なビジョンを持っている就活生は、志望動機で高評価を得やすくなります。

なお、具体的な目標を述べることが重要であるため、抽象的なアピールにならないように注意が必要です。

企業研究を積極的に行ったうえでその企業のキャリアパスをリサーチし、実現可能な目標・ビジョンを示しましょう。

【志望動機がない】やってはいけないNG行為ポイント

志望動機が思いつかないからといって、就活では言わない方が良い志望動機の例もあります。

志望動機が思いつかないときのNGポイント
  1. 具体的ではない志望動機を伝える
  2. 他の会社でも当てはまる志望動機を伝える
  3. 福利厚生や条件面を志望動機として伝える
  4. コピペや使い回しの志望動機を伝える
  5. 商品やサービスの感想だけを伝える
  6. 履歴書とESで同じ文章を書かない

志望動機がないと悩んでいる就活生に多いNG行為を紹介します。

1. 具体的ではない志望動機を伝える

志望動機が思いつかないまま無理に言葉をひねり出しても、 採用担当者にはその薄さが伝わってしまいます。「心からそう思っている」というような志望動機がないと、説得力に欠け、他の就活生に比べて見劣りしてしまう可能性があります。

例えば、単に「御社(貴社)の理念に共感しました」と言うだけではなく、 その企業理念に絡めた具体的なエピソードや、自分自身の価値観とどう結びついているのかという具体例を示す必要があります。志望動機には、具体性がないと、面接官には響かないでしょう。

2. 他の会社でも当てはまる志望動機を伝える

他の会社も当てはまっている汎用的な志望動機は、 採用担当に「この就活生は内定がもらえればどこでもいいんだな」と受け取られかねません。企業が求めるのは、自社に対する志望度の高さです。せっかく内定を出しても、入社してくれないのでは意味がないからです。

その会社特有の強みや価値観に共感していることや、自分自身がどのように貢献できるかという 具体例を伝えることが重要です。例えば、「御社(貴社)のグローバル展開に興味がある」と言うだけでなく、「大学での留学経験を通じて感じた多文化共生の重要性を、御社(貴社)貴社の海外プロジェクトで活かしたい」と具体的に伝えると、熱意が伝わります。

3. 福利厚生や条件面を志望動機として伝える

「給与が高い」「休日が多い」といった福利厚生や条件面のみを志望動機に挙げるのはNGです。これらは多くの就活生が共通して求める要素ですが、企業側にとっては志望度が高いとは受け取れません。

仕事そのものへの意欲や挑戦したい理由を重視しましょう。例えば、「貴社の新規事業立ち上げに携わりたい」といった挑戦的な姿勢を見せることで、 企業にとって価値のある人材であることをアピールできます。

4. コピペや使い回しの志望動機を伝える

インターネットで見つけた志望動機をそのままコピーして使用するのは危険です。 採用担当者は多くの履歴書やエントリーシートを目にしており、コピペされたものはすぐに見抜かれます。

自分自身の言葉で、 自分の経験や考えに基づいた志望動機を作成することが重要です。高校時代や大学時代の部活動、ゼミ活動、サークル活動など具体的な経験を盛り込むことで、オリジナリティが出せます。

5.商品やサービスの感想だけを伝える

商品やサービスの感想だけを伝えてくる就活生に対しても、企業はあまり良い印象を抱かないでしょう。

商品のブランドやファンであることは、当然ながらマイナスに働くものではありませんが、それだけが志望動機だと「あまりにも薄い」と思われてしまいます。

「企業に憧れている」「ブランドのファンである」などの理由で入社を目指す学生の方は多いですが、それだけでは不十分です。自分が商品やサービスに関わることを真剣に「仕事」として捉えている姿勢をアピールしなければなりません。

その商品が好きであるという話をする際には「今度は自分がそれを作る側になる」という強い自覚を持っていることを示すと良いでしょう。

6.履歴書とESで同じ文章を書かない

履歴書とESで全く同じ文章を書くのは避けましょう。

多くの企業の選考では履歴書とESの両方を提出することになりますが、両者は似ているようで異なる役割です。履歴書は「基本的な情報や経歴を簡潔に伝えるための書類」であり、限られたスペースに要点を簡潔にまとめることが重要です。

一方で、ESは「自分の考えや経験をより詳しく表現するためのもの」であり、志望動機や自己PRを掘り下げることが求められます。全く同じような内容を書いてしまうと、面接官に「単調で、工夫がない人物である」と思われてしまいます。

また、ESの文字数に履歴書を合わせてしまうと、枠が小さいため、非常に小さい文字で作成しなければならなくなり、相手も読みにくいです。せっかくのアピールポイントが伝わりにくくなり、読んでもらえないことすらあるでしょう。

したがって、可能であれば履歴書とESでは違う題材の話を書き、もし似たような話をする場合でもエピソードは変えるなど、工夫することを推奨します。

ポイント

志望動機が思いつかないからといって、以下のような NG行為をしてはいけません。

1. 志望動機が薄いまま伝える
志望動機が薄いと、採用担当者にはその薄さが伝わります。具体的なエピソードを交え、 自分の価値観と結びつけましょう。

2. 他の会社でも当てはまる志望動機を伝える
汎用的な志望動機は避け、自社に対する具体的な熱意を示しましょう。 特有の強みや価値観に共感していることを伝えましょう。

3. 福利厚生や条件面を志望動機として伝える
「給与が高い」「休日が多い」などの条件面だけでなく、 仕事そのものへの意欲を示すことが重要です。

4. コピペや使い回しの志望動機を伝える
インターネットで見つけた志望動機をそのまま使用せず、 自分の言葉で、自分の経験に基づいたものを作成しましょう。

5. 商品やサービスの感想だけ伝える

商品やサービスの感想だけではなく提供する側としての意識を持っていることを伝えましょう。

6.履歴書とESで同じ文章を書かない

履歴書とESで全く同じ文章を書くのは避けましょう。

【志望動機がない】志望動機の回答例文3選

続いて、おすすめの志望動機の回答の例文を3つ紹介します。

以下の3つの志望動機は多くの就活生がアピールする代表的なものです。

PREP法を活用して作成しているため、エピソードの書き方や全体的な構成などを参考にしてみてください。

例文1.企業の商品に魅力を感じた

例文1.企業の商品に魅力を感じた

貴社を志望する理由は、貴社の商品に強い魅力を感じたからです。
私は商品開発に関心があり、貴社の商品が常に市場のニーズを先取りしている点に感銘を受けました。
学生時代、マーケティングのゼミで新商品の企画を行った際、消費者のニーズを的確に掴むことの難しさを実感し、また、マーケティングの実践方法についても学びました。
また、経験を通じて、貴社の商品が市場で支持される理由にさらなる理解が深まりました。
入社後は自分のアイデアを活用して積極的に提案し、新しい価値を生み出す商品開発に貢献する所存です。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

過去の経験と入社後の活かし方の関連が非常に分かりやすい例文です。
また、商品を届ける側としての責任感の強さも伺えるため、企業側からも高く評価されやすいでしょう。

例文2.企業理念に魅力を感じた

例文2.企業理念に魅力を感じた

貴社を志望する理由は、企業理念に共感したからです。
貴社の「社会に新たな価値を創造する」という理念に強く惹かれました。
大学時代、私は社会問題をテーマにしたプロジェクトに取り組み、解決策を提案する活動を行いました。
この経験を通じて、社会に貢献できる仕事に従事したいと強く思うようになり、貴社の理念に共鳴しました。
入社後は自分の経験を活かし、チームの一員として社会的な課題に取り組む製品やサービスの提案を行い、貴社の理念を体現する活動に貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

自分の過去の経験とそこから得た学び、そして企業理念の関連性が非常に分かりやすい例文となっています。
それぞれの関連性を分かりやすく説明することで、志望動機は一気に説得力が増します。
ぜひ経験と志望動機の因果関係が分かりやすい文章を作成しましょう。

例文3.先輩社員に魅力を感じた

例文3.先輩社員に魅力を感じた

貴社を志望する理由は、先輩社員の姿勢に大きな魅力を感じたからです。
OBOG訪問でお会いした先輩社員の方々が、仕事に対して真摯かつ、失敗を恐れない姿勢を持っていることに感銘を受けました。
先日まで参加した、他社のインターンではチームリーダーを務め、チームをまとめ上げる経験をしましたが、その際に周囲を巻き込み、困難な状況を乗り越えることがいかに難しいか、そしてやりがいがあるかを痛感しました。
入社後は貴社の先輩方のように、自分の考えを持ちながらも柔軟に対応し、チームを引っ張る人材へと成長したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

OBOG訪問を行ったことについて触れることで、入社意欲の高さをアピールできます。
また、先輩社員に強く共感していることを示すことで、入社後、社風に共感して働くことができることも伺えます。
企業は入社後、企業に溶け込んで活躍してくれる人材を求めているため、アピールのポイントとしても良いでしょう。

【志望動機がない】志望動機がない、書けない、思いつかないときは企業を選び直すのも一つの手

志望動機が書けない、思いつかないときは、企業の選び直しも検討しましょう。

志望動機がないと言うことは、 そもそもその企業に興味がない、という可能性があるのです。

そのせいで、志望動機を書いてみたけれど、しっくりこないという方も少なくないはずです。

自分で検索するのも選択肢の1つですが、プロに添削を頼むのが最も効率的な対策であると言えるでしょう。

添削を頼む方法などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

【志望動機がない】志望動機が思いつかない人からよくある質問

ここでは、 志望動機がない、なかなか思いつかないという人からよくある質問に回答していきます。

どれも、志望動機を一度でも作成したことのある人なら気になる話題かと思いますので、ぜひご覧ください。

嘘をついた志望動機は面接官に見抜かれることがほとんどです。特に、 面接の中で深掘りされた質問に答えられなくなると、そもそも信用問題につながります。

例えば、実際に経験していないエピソードについて話すと、その詳細を聞かれた際に答えに詰まることになります。志望動機は正直であることが最も重要であり、自分の本当の経験や価値観に基づいた話をすることで、信頼性を保ちましょう。

もしどれだけ業界研究、 企業研究をしても志望動機が思いつかないのなら、魅力的に感じることができない企業であると考えるのもひとつの手です。

話を盛ることは避けましょう。嘘をつくのと同じですが、現実とは異なる内容を伝えると、 後に矛盾が生じたり、採用担当からの期待に応えられなかったりします。

例えば、「リーダーシップを発揮した経験がある」と言いながら、実際にはチームメンバーとしての経験しかない場合、入社後にリーダーシップが求められる場面で期待に応えられなくなります。

入社後の信用にもつながるため、 話を守ることは避けましょう。正直な自分をアピールすることが重要です。

被ること自体は問題ありませんが、 自分自身の経験や価値観に基づいた具体的なエピソードを交えることで、独自性を持たせることが大切です。

例えば、「貴社の環境への取り組みに共感した」と言う場合、自分がこれまでに行った環境保護活動や、環境問題に対する考え方を具体的に述べることで、他の就活生との差別化が図れます。

例文はあくまで参考にするものです。構成などを参考にした上で、 自身の経験や感じたことを踏まえ、自分の言葉で書き直しましょう。

例えば、例文を読んで「こういった構成で書けば良いのか」と理解した上で、自分の体験を組み込み、「大学時代に取り組んだことで感じたこと」や「アルバイトでの学び」などを具体的に記載することで、オリジナリティのある志望動機が作成できます。

自分の過去をとにかく深掘りして、 志望動機に関するエピソードを探してみてください。

自分自身の過去の経験や興味を振り返り、その企業に関連するエピソードを探してみましょう。友人や家族に相談し、新たな視点を得るのも有効です。

例えば、自分の長所や強みを改めて考え、 その企業でどのように活かせるかを具体的に書き出してみると、新たな視点から志望動機を見つけることができるかもしれません。

また、企業のHPやニュースをチェックし、最新の取り組みやプロジェクトに共感できる点を見つけることも一つの方法です。 その企業の最新情報を志望動機に盛り込むことは、ひとつのアピールポイントになります。

【志望動機がない】まとめ

今回は志望動機がなかなか書けない、まず浮かばないといった理由で悩んでいる就活生の方々の悩みを解決するための対策を紹介しました。

就活において何かに悩んでいる時に必要な対策は「なぜそれができないか」を考えることです。

原因を明確にすれば、具体的な対策ができるようになるため、ぜひ本記事を参考に、まずはなぜあなたが志望動機を思い浮かべられないのかについて考えてみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます