【テンプレート付き】モチベーショングラフを使った自己分析の方法を徹底解説!【新卒就活生向け】

【テンプレート付き】モチベーショングラフを使った自己分析の方法を徹底解説!【新卒就活生向け】

こんにちは、就活市場編集部です。

本記事ではモチベーショングラフの作り方についてご紹介していきます。

就活中に必ず自己分析をしなさいというようなアドバイスを受けると思います。しかし、いきなり「自己分析をしなさい」と言われてもやり方がわからない就活生も多くいらっしゃいます。

そこで本記事では、自己分析の中でもモチベーショングラフに着目し、ご紹介していきます。モチベーショングラフの作り方だけでなく、作成する際におすすめのツールや作成例もご紹介します。

このページのまとめ
  • モチベーショングラフはあなたの人生を可視化
  • 就活の軸や就活で話すエピソード探しで使用
  • テンプレートを使うと簡単にモチベーショングラフは作成可能

【自己分析】モチベーショングラフってなに? 

自己分析_モチベーショングラフの作り方5_新卒就活

モチベーショングラフとは、自分の人生を振り返り、どんなときにどう感じていたのかをまとめたグラフのことです。

例えば、やりがいを感じていたのはいつ、充実していたのはいつか、落ち込んでしまったのはいつか、といった感情の変化を、そのとき起こった出来事ごとにまとめていきます。

モチベーショングラフを使うとどんなことができる?

モチベーショングラフを活用すると、自己の動機付けや意欲の源泉を視覚的に把握することができます。

これは、自己理解を深めるだけでなく、キャリアプランニングや就活にも大いに役立ちます。

例えば、あなたが何に興奮し、何に対して情熱を燃やすのかを明確に理解することで、あなた自身がどのような職業や業界に適しているのかを見つける手がかりになるでしょう。

また、モチベーショングラフを作成する過程は、自己反省の時間ともなり、自己の価値観や優先順位を再評価する機会ともなります。

特に、就活生にとっては、企業選びや面接での自己PRに活用できるため、自己分析ツールとして非常に有用です。

また、定期的にモチベーショングラフを更新することで、自己の成長や変化をトラッキングすることも可能になります。

これは自己理解を一段と深め、自己成長の道筋を確認する手段ともなります。

したがって、モチベーショングラフは、自己理解、キャリアプランニング、就活対策、自己成長の追跡と、複数の観点から自己分析を進めることができるツールと言えるのです。

文字が多いのは苦手...という方にもおすすめの自己分析の方法となっています。

【自己分析】モチベーショングラフの就活への活かし方

自己分析_モチベーショングラフの作り方4_新卒就活

次に、モチベーショングラフを就活に活用する方法を教えていきます。自己分析で用いるモチベーショングラフなのですが他にも「就活の軸を決める」「就活中に話すエピソード探し」の2点に活用できます。こちらの2点を先程のモチベーショングラフを用いて活用方法をご紹介していきます。

業界選び・企業選びに活かす

モチベーショングラフは業界選び、企業選びに活かすことができます。

モチベーショングラフをみることで、業界選び、企業選びの軸を探していくことができるのですが、その具体的な方法を解説します。

就活の軸はモチベーショングラフの「+から-」「-から+」に切り替わったタイミングの部分に着目して考えていきます。

自己分析_モチベーショングラフの作り方3_新卒就活

なぜ、この切り替えの部分(赤丸)に着目するかと言いますと、この部分であなたの価値観がどこかがわかってくるからです。例えば、上記では切り替えの部分ででてくるエピソードは親友や友達など関わっていた人がでてきております。そのため、この人は「関わる人」に価値観があることがわかります。

それでは、ここから就活の軸を作っていくのですが、「関わる人」が価値観の場合は、「同じような経験をした人を助けたい」「関わる人を幸せにしたい」など、あなたが関わる人がメインの就活の軸が考えられます。このような企業では、基本的にお客様がサービスを使用して笑顔になっている姿を見ることができるBtoCの営業職などが当てはまります。

さらにここから「どんな企業理念を掲げている企業がいいのか」という部分も考えていきます。

企業理念の例

1.わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します

2.人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する

この2つで比較すると2が当てはまります。このように、企業理念にはその会社の信念が刻まれているので、あなたの軸である「関わる人」という部分にマッチするような企業を選んでいくことがモチベーショングラフを用いることで知ることができます。

ガクチカ、自己PRに活かす

モチベーショングラフは、ガクチカや自己PRに活かすこともできます。

ガクチカや自己PRでは、自分のアピールをするとともに、その根拠となるエピソードを伝えることが求められます。

このエピソードを探すのに苦労している就活生も少なくありません。

そこで、モチベーショングラフを用いた就活中に話すエピソードの探し方をご紹介します。

こちらは、モチベーショングラフの切り替わる前に着目します。

自己分析_モチベーショングラフの作り方2_新卒就活

こちらに着目することで、あなたのモチベーションが切り替わるタイミングまでの過程で実施したことを確認することができます。

自己分析_モチベーショングラフの作り方1_新卒就活

例えば、中学で馴染めなかったが、勉強をひたむきに続けることで、進学校に入学しモチベーションが上がったことに着目してエピソードを考えていきます。

エピソード例

中学校でいじめられる

自分が後々にいじめてた人を見返すためには今何をすればいいのかを考える

勉強して、良い会社に就職する

ただ、勉強が苦手だったので、毎日5時間勉強すると決め、2年間毎日コツコツ続けた

その結果、難関進学校を合格できた

このように、モチベーショングラフが切り替わる直前には何か行動して変化を加えたことがあります。

「モチベーションを変えるために起こした行動は?」

「モチベーションを変えようとした理由は?」

「モチベーションが変わった結果何があったのか」

などを書き出し、それらを文章にすると就活で話すエピソードが完成します。このように、モチベーショングラフはESや選考で使用するエピソードを作るきっかけとなります。さらにモチベーションが切り替わるタイミングは複数あるため、複数のエピソードをモチベーショングラフで考えることができるため、より効率的に内容作成も可能となります。

【自己分析】モチベーショングラフを使うメリット

自己分析には多くの方法がありますが、その中でもモチベーショングラフを使って自己分析を行うメリットを解説します。

モチベーショングラフの特性を活かして自己分析をすることで、どんなメリットが得られるのかを理解した上で自己分析を進めることが大切です。

モチベーションの根底にあるものがわかる

一つ目のメリットは、自分のモチベーションの根底にあるものがわかる、という点です。

モチベーションの元となっているものが理解できていることは、就活において大変有利に働きます。

自分はこれまでどんな状況のときに活躍してきたのか、どんな状況のときに落ち込んできたのか、それがパッとみて分かるグラフとなっています。

就活の軸が見つかる

自分のモチベーションがどんなことに左右されるかが理解できるグラフのため、将来どんな仕事であればモチベーションを保っていけるか、を判断する材料のひとつになります。

モチベーショングラフを元に就活の軸を作成することで、長続きしやすく、また実力を発揮しやすい職業が見つかりやすくなります。

【自己分析】モチベーショングラフの作り方を解説!

まず、モチベーショングラフの作り方をご紹介します。モチベーショングラフはあなたの今までの人生をグラフ化し、縦軸にあなたのモチベーション横軸に年齢を記載します。

1.横軸と縦軸をつくる

自己分析_モチベーショングラフの作り方6_新卒就活

その後、年齢ごとにあなたのモチベーションが高かったのか低かったのかを記載していきます。

2.年齢とモチベーションを記入する

自己分析_モチベーショングラフの作り方7_新卒就活

このようにグラフ化することで、あなたの人生を可視化することができます。さらにグラフ化したものの分岐点などに詳細情報を記入していきます。

3.人生で起こった出来事を記入する

自己分析_モチベーショングラフの作り方8_新卒就活

このように、各分岐点におけるあなたが経験したエピソードやその時思ったことなどを書いていきます。このようにすることにより、あなたのモチベーションが何かどのように乗り越えてきたかを明確にすることができます。

今回の例では、5歳のときの失敗をきっかけに人と関わるのが苦手になった方のモチベーショングラフになります。内容をよく見ていただきますと、ことあるごとに親友や友達というワードが出てきます。なので、この人のモチベーションは関わる人に関係してくるのがわかります。

このように、実際にあなたの人生を可視化することにより、あなたの価値観がどんなところにあるのかモチベーションが上がる状況はどんなときなのかを知ることができます。

【自己分析】モチベーショングラフの書き方ポイント

モチベーショングラフの書き方は、自己分析の一環として非常に重要です。

このグラフはあなたのモチベーションの変動を明確に描き出すツールで、より深い自己理解につながります。

しかし、その作成方法は一見難しそうに思えるかもしれません。

そこで本節では、モチベーショングラフの書き方のポイントについて詳しく解説します。

これらのポイントを押さえることで、あなた自身のモチベーションの変動を正確に捉え、自己分析をより深めることが可能になります。

ポイント1.具体的に自己分析をする

モチベーショングラフを効果的に活用するための最初のステップは、自己分析を具体的に行うことです。

自己分析は、自己理解を深めるための手段であり、自分の強みや弱み、価値観や興味、目標や動機などを詳細に調査するプロセスです。

モチベーショングラフでは、これらの要素が視覚的に表現されるため、自身の内面を理解しやすくなります。

具体的に分析するためには、自分自身に対する深い洞察と優れた自己観察能力が必要となります。

それには、自分の行動パターンや思考パターン、感情の変動、反応の仕方などを日々観察し、記録することから始めることがおすすめです。

Point

自分自身に対するフィードバックを第三者目線からもらうために、他人からの意見や評価を積極的に求めることも大切です。

自己分析を具体的に行うことができれば、モチベーショングラフを通じて自己理解を深め、自身の行動をより効果的に視覚化することが可能になります。

ポイント2.変動を細かくグラフに落とし込む

モチベーショングラフを作成する際の重要なポイントの2つ目として、「変動を細かくグラフに落とし込む」ことが挙げられます。

自己分析の一環として、日々のモチベーションの変動を記録し、それを視覚的に捉えることは、自分自身の内面をより深く理解する手助けとなります。

時間軸に沿ってモチベーションの高さをプロットし、直線や曲線でつなげていくことで、モチベーショングラフが形成されます。

この際、モチベーションの高さは具体的な数値で示すことができると良いでしょう。

例えば、1から10までの尺度を設け、そのときのモチベーションを数値化してみてください。

Point

特定の出来事がモチベーションにどのように影響を与えているのか、具体的な視覚的証拠を通じて理解できるようになります。

これは、自己理解を深め、より良い行動計画を立てるための貴重な手がかりとなるでしょう。

【自己分析】モチベーショングラフのテンプレート

新卒就活自己分析_モチベーショングラフ作成のおすすめツール

ここまでは、モチベーショングラフの作り方や就活の活かす方法をお教えしました。最後に就活市場編集部がおすすめするモチベーショングラフの作成ツールを紹介します。

手書き用テンプレート

こちらはエクセルやパワポでモチベーショングラフのテンプレートを作成して、印刷をした後、記入していくものになります。手書きのため自由にモチベーショングラフの作成が可能になるためこの方法が一番多様されております。

ただ、テンプレートを作成するのがめんどくさくてモチベーショングラフを作れないというあなた!就活市場からテンプレートを準備しました。こちらを今すぐ印刷してモチベーショングラフを作成してください。

▼手書き用テンプレート▼

ダウンロード

EXCEL用テンプレート

手書きではなく、パソコンで書きたいという方には、エクセルを使用した方法をご紹介します。エクセルで年齢ごとのモチベーションを入力し、グラフを作成します。そのあと、そのモチベーショングラフにあなたの心境を記入していきます。

ここで注意点があります。心境を記入する際はセルの中に文字を入力するのではなく、画面上部にあるタブの「挿入」をクリックし、「テキスト」の中にある「テキストボックス」を使用して入力してください。こちらにしないと、入力した文章がモチベーショングラフ内で移動できなくなってしまうからです。

こちらもテンプレートを作成しましたので、エクセルでモチベーショングラフを作成される方はダウンロードしてみてください。

▼手書き用テンプレート▼

ダウンロード

スマホで手軽に書きたい場合

手書き、パソコンでのモチベーショングラフの書き方をご紹介しましたが、「やっぱり手軽に書きたい」と思っているそこのあなた!スマホでもモチベーショングラフは書くことができます。

やり方は簡単です。手書きできるアプリをダウンロードして書くだけです。横軸に年齢、縦軸にモチベーションを書いて、あとは線を引き、文章を記入するのみになります。

ただ、「軸をまっすぐ引けない」という問題が出てきます。そんなときは、手書き用のテンプレートを使用します。PDFの編集ができるアプリなどもありますので、そちらで手書き用テンプレートを編集すれば、簡単にモチベーショングラフを書くことができます。

アプリでPDFを編集可能にする方法はアプリによって異なりますので、あなたが使用しているアプリで検索してみてください。筆者はGoodnoteというアプリを使用しております。

【自己分析】合わせてやりたい自己分析

ここまでマインドマップを使った自己分析の方法をご紹介しましたが、自己分析には他にも様々な方法があります。

そこで、マインドマップのほかに就活市場がおすすめする自己分析の方法を紹介します。

自分史

自分史とは、自分の過去経験を歴史の表のようにまとめていったものです。

自分史をつかった自己分析では、自分の過去経験ごとにエピソードを深掘りすることができるため、過去経験ごとにモチベーションの上下を考えるモチベーショングラフとは大変相性の良い自己分析の方法となっています。

2つの自己分析を一緒に実施することで、より深く「なぜ?」を分析することができるため、ぜひ一緒に試していただきたいです。

自己分析ツール

就活市場では、LINE上で質問に答えていくだけで、自動的に自己分析が完了するツールを完全無料で提供しています。

モチベーショングラフと合わせて結果を分析することで、自分の特徴と自分の過去経験・モチベーションとを見比べることができるため、自分の強みや弱み、得意不得意の背景まで詳しく分析することができます。

その他の自己分析ツール

この記事で紹介したモチベーショングラフ、自分史、自己分析ツールを使った自己分析のほかにも、多くの方法があります。

それぞれの方法がそれぞれのメリット、デメリットを持っていますので、様々な方法を試してみた上で、自分に最も合っている自己分析の方法を探していただきたいです。

就活市場がおすすめする自己分析の方法を解説している記事も、ぜひ合わせてご覧ください。

【自己分析】モチベーショングラフのまとめ

モチベーショングラフは、あなたの今までの人生を可視化し、より効率的に自己分析を行うことが出来るツールとなります。さらに、自己分析だけでなく、就活の軸話す内容を考えるきっかけにもなりますので、ぜひ一度あなたもモチベーショングラフを作成してみてはいかがでしょうか。

以上、【おすすめ作成法も伝授】自己分析に役立つモチベーショングラフの作り方とは…でした。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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