「就活したくないのは甘えですか?」
そんな声が就活生から上がることは少なくありません。
大学生は就活をするのが普通といわれている現代において、「就活したくない」は甘えだと言われることがあります。しかし、そもそも働きたくない、という考えは決して甘えではありませんし、世界中の誰しもが一度は思うことです。
それでは、できるだけ楽に就活を進める方法、できるだけ社会人になってから楽に働く方法には、どのようなものがあるでしょうか?この記事で徹底解説します。
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就活したくないのは自然なこと
まずはじめにお伝えしておきたいこととして、「就活をしたくない」と感じることは悪いことではありませんし、自然なことです。
ほとんどの学生は「就活なんてしたくない」と思いながら、将来のために、自分を奮い立たせて取り組んでいます。
もちろん、昔からどうしてもやりたい仕事があり、その職業に就くために就活すら楽しいと感じる人もいるかもしれませんが、基本的に就活は楽しいものではありません。
しかし、自分の目指す職業や自分の理想の生活を叶えるための職業に就くには、ある程度就活を頑張らなければなりません。
そこで本記事ではなぜ就活したくないのかを一緒に探りながら、どうすれば少しでも楽しんで、スムーズに就活に取り組めるのかについて一緒に考えてみましょう。
就活したくないと感じる理由はどれ?
就活をしたくないと感じることは問題ではありません。しかし「なぜ就活をしたくないのか」の理由を突き止めた上で、できる限り改善することは重要です。
多くの就活生の方が就活をしたくないと感じる代表的な理由を3つ紹介するので、あなたがどれに当てはまるか、まずは参考にしてみてください。
働きたくない、就職したくないから
おそらく「就活をしたくない」と感じる人の多くが「働きたくない」もしくは「就職したくない」という理由でしょう。
確かに、就職をしなくても稼ぐ方法は世の中にいくつもあり、フリーランスや企業、インターネットを活用した収入源など、従来の会社勤め以外にも多様な働き方が存在します。
しかし、これらの働き方は安定性に欠けることが多く、収入が不定期になるというリスクも伴います。
案件の獲得やクライアントとの関係構築に多くの時間と労力を費やす必要があるフリーランスには苦労がつきものですし、社会的な保証も少ないです。
病気や事故に遭ってしまった際のリスクも一般的な会社員よりは多いです。
したがって、諸々の条件を天秤にかけた上で、自分が将来どうしたいかを考えましょう。
就職活動をやりたくないから
「働きたくないわけではないけれども、就職活動が面倒くさい」「就活って大変そうだから嫌だ」と感じる人も少なくありません。
就活は皆さんが想像できるように非常に手間がかかり、履歴書の作成や面接の準備、企業研究など多くの時間と労力がかかるものです。
したがって、就活を面倒だと感じ、就活をしたくないと考えてしまう人が多いのも無理はありません。
このような場合は、就職エージェントを利用することをおすすめします。エージェントは文字通り就活のプロであるため、あなたの希望やスキルに合った求人情報を提供してくれるだけでなく、ESや履歴書など応募書類の添削や面接のアドバイスなど、徹底的にサポートしてくれます。
手間を大幅に削減し、効率的に就職活動を進められるだけでなく、想像もしていなかったほど条件の良い企業を紹介してくれる可能性もあるため、ぜひとも登録しておきたいところです。
将来なにがしたいかわからないから
「働きたくないわけではないし、就活が面倒というわけでもないけれども、将来何がしたいのかわからない」という理由で、なかなか就活に手をつけられない人も多いです。
将来のビジョンが明確でないと具体的なキャリアプランを描くことは非常に難しく、就活に対する意欲も湧きにくくなってしまいます。
このような場合は、ぜひ自己分析やキャリアカウンセリングを通じて自分の興味や強みを見つけることをおすすめします。
自己分析を行うことで、自分が本当にやりたいことや得意なことが見えてくるからです。
また、キャリアカウンセリングを受けることで専門家のアドバイスを得ながら、自分に合ったキャリアを想像することもできます。
なにがしたいかわからない状態を脱出できたら、就活したくないという気持ちも薄れるかもしれませんね。
インターンシップやアルバイトなどを通じて実際に仕事を体験し、自分の適性を確認することもおすすめです。
将来の目標が定まっていない場合でも、様々な方法を試しながら自分に合ったキャリアを見つける努力を続けましょう。
何の仕事がしたいのかわからない方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
受けたい企業が見つからないから
受けたい企業が見つからないという人も少なくありません。
自分の理想に完全に合致する企業がないと、モチベーションが下がってしまう人も多いでしょう。
しかし現実は厳しく、全ての希望条件を満たす企業はほとんどありません。
例えば働きやすい環境や福利厚生、勤務地、企業文化など、自分が外したくない条件を絞りすぎてしまうとそれに合致する企業は限られてきます。
就活を進めるうちに、理想の職場が見つからず、働きたくないと感じることもあるでしょう。
このような場合は、自分の中で譲れない条件を一つひとつ優先順位付けした後に、順位が低いものを除外して企業選びを進めることをおすすめします。
もちろん、全ての条件に当てはまる企業があれば理想的ですが、まだ妥協できるポイントがあるならば、一旦外してみて企業選びをすることをおすすめします。
就活がうまくいかないから
何事も失敗ばかりだと、モチベーションが下がってしまうものです。何度も不合格になったり内定がなかなか獲得できなかったりすると、就職活動においてのモチベーションも下がってしまいます。
また、他の学生が次々と内定を獲得しているのを見ると、自分だけが取り残されているように感じ、ますます不安が募ってしまうことでしょう。
また、自己PRや志望動機が自信のあるものであるほど、落ちてしまった時に「なぜ内定を得られないのだ」と不満を感じ、モチベーションがさらに下がってしまうこともあります。
「どうせまた落ちるだろう」と就活自体にうんざりしてしまうこともあるでしょう。
「こんなに頑張っているのに、なぜうまくいかないのだ」と感じる人は多いですが、同じような状況にいる人も多いため、「自分だけではない」と割り切って、就活を早く終わらせられるよう取り組みましょう。
「就活したくない」が甘えと言われ始めた3つの理由
まず大前提「就活なんてしたくない」というのは決して甘えではありません。
しかし、なぜ「就活したくないは甘え」といわれるようになってしまったのでしょうか?
その理由を3つ紹介します。
1.社会的な期待が大きくなっているから
社会的には、大学を卒業すると同時に就職するのが普通、という期待があります。
この期待は、親や教師、友人といった身近な存在から、テレビなどのニュースで流れてくる世論まで、様々なところで目にすることになります。
また、就職することは社会人になることであり、いま現在の日本では、一般的な社会人であることこそ普通である、という認識が強いです。
そのため、「就職したくない」という考えは、社会的な期待に反すると考えられ、甘えだと言われるのでしょう。
2.経済的な自立が求められているから
社会人になることによる大きな変化のひとつに、経済的な自立があります。
親離れ、という言葉がある通り、世間的に、大学を卒業したら社会人になって親から離れ、経済的に自立すべきだ、という考えが日本には根強いです。
もし大学を卒業したのち、就職せずアルバイトで生活をする、就活浪人をする、となれば、親元からは離れず、経済的に自立しているとはいえないでしょう。
そんな世間で「就活したくない」なんて言おうものなら甘えと言われてしまいます。
現在の日本では、経済的に自立していない大人は軽視されてしまう風潮もあるのかもしれません。
3.掲示板やSNSでたびたび話題になるから
Yahoo!知恵袋、みん就(旧:楽天みん就)といった掲示板サイトや、x(旧Twitter)、InstagramといったSNSではたびたび、就活生から「就活したくないというのは甘えでしょうか?」という質問が寄せられているようです。
そんな質問に様々な意見が飛び交っています。
もちろん、甘えだという方、甘えではないという方と様々ですが、甘えだという意見がある時点で、就活したくないのは甘えである、といった考えが広まる一要因にはなっているのでしょう。
就活をするメリット
就活により真剣に取り組むために、就活することのメリットについて整理してみましょう。
就活のメリットは、以下のようなものがあります。
- 安定して収入を得られる
- 福利厚生
- 社会的信用を得る(クレジットカードが作れるなど)
- 仕事のなかでさまざまな人と出会える
- 仕事のなかでさまざまな考えを知れる
収入や生活の安定はもちろんですが、幅広い知見を得られるというのも大きなメリットです。
会社に入ってみると、意外と多くの人が実は就職に対してネガティブなイメージを持っていることがわかることもあります。
もちろんポジティブな人と出会うこともあり、自分のキャリアについて具体的に考えられるようになることもあるでしょう。
就活したくない、という方は就職した時に得られるものを考えてみてはいかがでしょうか?
安定して収入を得られる
就活をして理想の企業への内定を得られたら、安定して収入を得られるのが大きなメリットの1つです。
アルバイトや業務委託と比較すると正社員は月給制が一般的であり、収入が安定しています。
生活の基盤が整い、将来の計画が立てやすくなるのです。
例えば、家を買うためのローンを組む際や子供の教育費を考える際、安定した収入があることで安心感が得られます。
また、ボーナスや昇給の制度がある場合、努力次第で収入がさらに増える可能性もあります。
そして、社会保険や年金制度にも加入できるため将来の老後資金の心配も軽減されます。
アルバイトやフリーランスはこれらの制度が自己負担となる場合が多く、経済的な不安が付きまといますが、正社員であれば企業が一定の負担をしてくれるため安心して働くことができるのです。
福利厚生
福利厚生も企業に就職することで得られる大きなメリットの1つです。給与以外にも、企業が提供する様々な支援やサービスを利用できます。
例えば、住宅補助や交通費補助は生活費を抑えるのに非常に役立ちます。福利厚生が充実している企業で働けば、経済的な負担を軽減し、生活の質を向上させられるのです。
企業によっては社員の健康をサポートするためにフィットネスジムの利用補助などを提供しているところも多いです。
また、育休や介護休暇といった制度も充実している企業が多く、家庭と仕事の両立がしやすくなっています。
特に子育て中の方や将来家庭を持つ予定の方は、これらの制度があれば安心して働けるでしょう。
社会的信用を得られる(クレジットカードが作れるなど)
社会的信用が得られることも正社員として働く上での大きなメリットの1つです。
日本では安定した職についていることが社会的信用の1つの指標とされており、正社員であることが多くの場面で有利に働きます。
例えば、クレジットカードの申請や住宅ローンの審査など経済的な取引を行う際に正社員であることは信用力の証明となり、審査に通りやすくなります。
必要な時に資金を調達することができ、生活の質を向上させられるでしょう。
また、賃貸契約を結ぶ際にも正社員としての社会的信用は有効です。
安定した収入があることで家主に対して信頼性を示すことができ、より多くの選択肢の中からあなたが住みたい家を選べます。
仕事のなかで様々な人と出会える
仕事の中で様々な人と出会えることも就職活動する大きなメリットの1つです。
企業に就職すると同僚や上司、部下さらには取引先、顧客など様々な人々と関わる機会が増えます。
このような人間関係の広がりは、個人の成長や視野の拡大に大いに役立つものです。
また、ビジネスの現場では他の社員や取引先とのコミュニケーションを通じて様々なスキルを身につけることも可能です。
例えば、プレゼンテーション能力や交渉力、問題解決能力など実務を通じて培われるスキルは将来のキャリアにおいて非常に重要です。
また、職場での人間関係は仕事のモチベーションを高める要素にもなり得ます。
良好な人間関係を築くことでチームワークを向上させ、仕事の成果を上げることも期待できます。
このように、仕事の中で様々な人と出会えることは、個人の成長やキャリアの発展などに繋がるため、就職活動を通じて得られる最も大きなメリットの1つといえるでしょう。
仕事のなかで様々な考えを知れる
仕事の中で様々な考えを知れるというのも、就活をすることの大きなメリットの1つです。
企業で働くことで日常的に異なる考え方や視点に触れる機会が増え、自分自身の視野を広げることもできます。
例えば、同僚や上司、取引先など様々な人々と意見を交換することで新しいアイデアやアプローチを学べるでしょう。
このような経験は問題解決能力の向上やクリエイティブな思考の発展、そして人間としての成長に役立ちます。
また、企業ではチームでのプロジェクトが多く、他のメンバーと協力して仕事を進める必要があります。
他人の考え方や働き方を理解し、柔軟に対応する能力が自ずと身につくでしょう。
就活しないことのデメリット
就活しないことのデメリットも取り上げましょう。
基本的にはメリットの裏返しで、とくに重要なのは以下のようなことです。
- 収入が不安定で昇給も不明
- 福利厚生がなくすべて自分で責任をとらなくてはいけない
- 社会的信用が得られにくい
- 出会いや新しい経験が限定的で自分を伸ばしにくい
- スキルを伸ばすチャンスが少ない
初任給程度の給料を稼ぐことは意外と簡単ですが、それ以上の金額を稼ごうと思うと難しいことだと思えるのではないでしょうか。
営業職の場合で成果に対してインセンティブがつく場合には、1年目でも月収50万円以上稼げます。
そしてなによりも後になって就職しようと考えたときに、既卒就活は難しい(不利)という現実があります。
就をしたくない方は、デメリットもある、ということを頭に入れておきましょう。
収入が不安定で昇給も不明
就活をしないことの最も大きなデメリットは、収入が不安定で昇給が不明であることです。
アルバイトや業務委託で働く場合、シフトや案件の量によって収入が大きく変動することが多いです。
例えば、繁忙期と閑散期で収入が大きく異なることがあり、安定した生活を送れなくなってしまいます。
また、体調不良や家庭の事情などでシフトに入れない場合、収入が減少して生活費を賄うのが困難になることもあります。
収入の不安定さは生活の不安定さ、そして精神面での不安定さにつながってしまいます。
また、アルバイトや業務委託では昇給の機会が少ないことが多いです。
正社員であれば勤続年数や業績によって定期的な昇給が期待できますが、非正規雇用ではこのような制度が整っていないことも多いです。
福利厚生がなく、すべて自分で責任をとらなくてはいけない
アルバイトの場合、福利厚生が全くないというわけではありませんが、正社員と比較すると福利厚生がないことが多いです。
また、業務委託やフリーランスなどの働き方の場合はほとんど100%福利厚生は利用できません。
健康保険や厚生年金などの社会保険は自分で加入手続きを行い、全額自己負担となります。
このような負担は経済面だけでなく、手続きの手間や煩雑さも伴うため、非常に厄介なものです。
また、正社員であれば企業が提供する各種の補助やサポートを受けることも可能です。
住宅補助や交通費補助、育児休暇や介護休暇など多岐にわたる福利厚生が整っていますが、正社員でない場合、これらのメリットも享受できません。
社会的信用を得にくい
社会的信用を得にくいのも就活をしない場合の大きなデメリットの1つです。
日本社会では正社員として安定した職に就いていることが社会的信用を得るために最も重要な要素といえます。
フリーターや業務委託で働いている場合、収入が不安定であるため、クレジットカードの審査や住宅ローンの申請など、経済的な取引において不利になることが非常に多いです。
また、社会的信用が得られないと賃貸契約を結ぶ際にも影響が出ます。
家主に対して安定した収入を示すことができず契約を結べなくなってしまうことも多いです。
また、日本ではまだまだフリーターや業務委託、フリーランスなどの働き方について厳しい考え方を持っている人が多いため、友人関係はまだしも、結婚をする際にパートナーのご両親から信頼を得られない可能性もあります。
出会いや新しい経験が限定的で自分を伸ばしにくい
出会いや新しい経験が限定的で、自分を伸ばしにくいのも就活をしないことの大きなデメリットの1つです。
就職をしてしまえば否が応でも多くの人々と関わることになり、新しい経験や出会いが豊富です。
しかし、基本的にアルバイトの場合は職場での人間関係のみになり、職場の狭い人間関係のみに限定されます。
取引先と関わることはあまり多くありません。
そして、業務委託やフリーランスなどの働き方の場合、もはや家で、しかもチャットでしか取引先と会話しない場合もあるため、人と関わること自体が少なくなってしまいます。
もちろん、人と関わることが嫌いで、「1人で過ごすことが理想的」と考える人にはデメリットではないかもしれませんが、いざその状況になってみると、意外と孤独で寂しいものです。
自分が本当に少ない友人関係と、限定的なコミュニティの中で楽に過ごせるかを考えた方が良いかもしれません。
スキルを伸ばすチャンスが少ない
スキルを伸ばすチャンスが少ないことも、就活をしない場合に大きなデメリットです。
正社員として働くことで企業内の研修プログラムや先輩社員からの指導を受けることができ、業務に必要なスキルを体系的に学ぶことが可能です。
一方、アルバイトや業務委託ではこのような体系的な研修や指導を受ける機会が限られています。
自己学習が中心となり、スキルの習得に時間がかかることも多いです。
また、実務経験を積む機会も少なく、実践的なスキルを磨くことが難しくなってしまいます。
キャリアの発展に必要なスキルを身につけるのが遅れ、将来的にはキャリアにも影響が出るかもしれません。
将来的に正社員として働きたいと考えている人は、多少無理をしてでも就活をして、内定を目指した方が良いかもしれません、
就活したくないときの対処法
「就活をしたくない」という気持ちはとても理解できますし、悪いなどと言うつもりは全くありません。
しかし、この記事を開いてくれている方の多くは「就活はしたくないけれども、何かしら行動しなければならない」と思っているはずです。
そこで、就活をしたくない時にはどうすれば良いのか3つの対処法を紹介します。
就職以外の選択肢を考える
現代においては「絶対に新卒で就職をしなければならない」というわけではありません。就活をしたくない時は、就活から逃げたとしても、就職するルートを探すことができます。
現代社会においては、従来の「企業への就職」だけが社会へ出る正規ルートではなく、多様な働き方が可能です。
例えば、フリーランスとして自分のスキルを活かした働く方法や、起業して自分のビジネスを立ち上げる選択肢もあります。
これらの選択肢は、特にIT分野への専門知識やスキルが特化している方におすすめです。
インターネットの普及によりリモートワークやオンラインビジネスが増えており、地理的な制約を受けずに働くことも可能です。
就職以外の選択肢を検討し、自分に合った働き方を見つけるのも良いでしょう。
誰かに相談してみる
就活をしたくないけれど、就活をしなければならないと思っているという方は、思い切って誰かに相談してみましょう。
自分1人で悩んでいてもなかなか自分にとっての正解が見つかることはありません。
そこでおすすめなのが、家族や友人に相談してみることです。
客観的な意見をもらえるだけでなく、自分では気づけなかった視点を得ることもできます。
また、知り合いに相談しにくい場合は大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談するのもおすすめです。
キャリアセンターでは就活に関する様々なサポートや情報提供を行っており、自己分析や企業研究、エントリーシートの書き方など具体的なアドバイスをしてくれます。
就活エージェントは専任のコンサルタントが個別にサポートしてくれるため、求人情報の提供や面接対策、キャリアプランの作成など、幅広いサポートを受けられます。
誰かに相談することで就活の負担を軽減し、あなたに適した計画を立てられるでしょう。
任せきりの就活をしてみる
もちろん自分主導で就活をすることが理想的ではありますが、誰もができるわけではありません。
そんな時は「任せきりの就活」をしてみるのも選択肢の1つといえるでしょう。
就活市場が運営しているエージェント「ジョブコミット」では任せきりの就活も可能です。就活をしたくない、という方でも、1週間で就活を終わらせたりすることができます。
企業紹介からエントリー、選考対策まで手厚く無料でサポートしてくれる上に、ESの提出免除、最短面接1回など、好条件の求人を紹介してくれることもあります。
短期間で就活が終わることもあるため「就活が面倒だ」と思っている方にとっておすすめの選択肢の1つです。
また、全力でサポートしてくれるエージェントの姿を見て、やる気をかき立てられる就活生の方も多いです。
完全無料で利用でき、サポートも充実しているため、気になる方は一度お試しで登録してみることをおすすめします。
就活したくないときの就職以外の選択肢
一昔前までは就活をしなければ周りから白い目で見られるような時代でしたが、近年は比較的、そのような傾向は薄れつつあります。
確かに、「就職せずに別の選択肢を取る人が大多数」というわけではありませんが、誰かから揶揄されるような選択肢では全くありません。
就活をしたくない、という方にも、将来の選択肢は広がっています。
以下の6つの中で、あなたにとって理想的であると感じるものがあれば、思い切って就職以外の選択肢を取ってみるのも良いでしょう。
フリーターになる
就活を避けたい人にとって最も有力な選択肢の1つはフリーターになることです。フリーターの最大のメリットは勤務日や勤務時間を柔軟に選べることにあり、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
また、正社員と比べると責任が比較的軽いため、精神的な負担も正社員よりは少ない可能性があります。
ただし、フリーターのデメリットとして、給料が正社員よりは安いことが多く、安定していないことが挙げられます。将来的なキャリアの展望も見えづらいでしょう。
収入が低いため、経済的な安定を求める場合には注意が必要といえます。就活をしたくない方は、将来の収入のことは考えておきましょう。
働きながらゆっくりと安定した就職先を探すことも選択肢の1つです。
「どうしてもやりたいことが見つからない」という場合は、一旦フリーターとして働いてみるのも良いでしょう。
フリーランスになる
最近非常に人気が高まっている働き方として、フリーランスがあります。
フリーランスは自分のスキルやサービスを提供することで収入を得る働き方であり、硬い言い方をすると「自営業」です。
特定の分野での専門知識やスキル、特にIT系の能力に自信がある人は、いきなりフリーランスとして挑戦しても良いでしょう。
いわゆる「1人会社」のような状態であるため、いつ働いてもいつ休んでも、どこで働いても怒られません。
極論、日本各地を旅行しながら働くことも可能です。
しかし、自分で営業をして仕事を獲得しなければならない点や、雇用されている立場ではないため、契約を打ち切られた場合、いきなり収入がゼロになってしまう可能性などもあります。
このようなリスクを鑑みた上で、就活はしたくないけれど、自信がある方や働き方に強い魅力を感じるという方はフリーランスになるのも良いでしょう。
就活浪人(留年)をする
大学にもう1年在籍して就職活動を先延ばしにする就活浪人という選択肢も悪くないでしょう。この期間を利用して自分の将来についてじっくりと考えたり、必要なスキルや知識を身につけたりもできます。
また、インターンシップやボランティア活動を通じて実務経験を積むことで、次回の就職活動を有利に進めることもできるでしょう。
就活浪人をすることで、より自分に合った職業や企業を見つけるための時間と機会を設けられます。就活をしたくないという方は就活浪人をしてみるのはいかがでしょうか?
ただし、留年に伴う費用や学費の負担も考慮する必要があります。ご家族が払ってくれていて、かつ、「全く金銭的に問題ない」という場合は良いかもしれません。
自分で学費を払っている場合や「もう1年まるごと出してあげるのは大変」と言われた場合は、アルバイトなどをしながら就職活動に臨むことをおすすめします。
大学院に進学する
成績や学力面を考えて、可能である場合は大学院に進学するのも選択肢の1つです。特に研究職や専門職を目指す場合は、大学院での研究経験は非常に重要です。
大学院では自分の興味や関心に基づいた専門的な研究を行えるため、深い知識と高度なスキルを身につけられます。
また、大学院での人脈やが将来のキャリアに役立つ可能性もあります。大学院に進学することで、将来の就職活動において有利になる場合も多いです。
ただし、就活浪人をする場合と同様、大学院に進学するためには時間と費用がかかります。就活をしたくないからといって、安易に進める選択肢でないことは覚えておきましょう。
「学費はどうするのか」「大学院に進学したら何を学び、将来的にどのようなキャリアを歩もうと思っているのか」を考えた上で検討するようにしましょう。
公務員になる
「就職をしない」という選択肢ではありませんが、「就活をする必要がなくなる」には公務員を目指すこともおすすめです。公務員は皆さんご存知の通り、安定した収入が得られ、仕事を失う恐れが極めて低いのが魅力です。
民間企業の就活は煩雑でストレスフルだと感じる人が多いですが、公務員試験は「合格するか、しないか」であるため、構造としては比較的、単純です。
もちろん難易度は高いですが、就活と比べて「あれも、これも考えなければならない」というわけではありません。
公務員は福利厚生も充実しており、長期的な視点で見ても安心です。しっかりと時間をかけて勉強と面接対策をする必要こそありますが、勉強に抵抗がない人の場合、非常に有力な選択といえます。
就活をしたくないけれど就職はしたい、という方は、公務員を志すのもひとつの手です。
海外留学をする
海外留学をするという選択肢も、就活に対するモチベーションが低い場合の対処法の1つです。新しい文化や価値観に触れることで自分自身を見つめ直す良い機会となることも多いからです。
異なる環境での生活は柔軟性や適応力を養うだけでなく、自分の強みや弱みを客観的に再認識するきっかけにもなります。
特に、あなたのことを何も知らない外国の人と関わることで、自分では想像もしていなかった長所を褒めてくれたり、短所を指摘されたりすることもあります。
就活に大いに活用できる、分析の機会となるでしょう。就活したくない
もちろん、海外留学を通じて語学力を磨くこともできるため、留学を終えたらTOEICや英検など留学に行った国の言語能力を証明できるテストを受験し、目に見える成績を提出することもおすすめです。
就活をするか迷うときのポイント
就活がどうしても嫌で、本当に就活をするか迷っている人も少なくないでしょう。
そこで就活をするかどうか迷う時のポイントについて3つ紹介します。
以下の3つを参考にした上で、自分が本当に就活をしなくて良いのかについて考えてみてください。
一時的な感情でないか考える
今後も長く続く感情であれば問題はないのですが、一時的な感情で就活をしたくないと思っている場合は考え直した方が良いかもしれません。
なかなか内定が得られないなどのネガティブな理由で「もう就活なんてこりごりだ」と思う人も多いでしょう。
しかし、このような感情に流されて諦めてしまうと、将来的に後悔することになるかもしれません。
就活は一度の失敗で終わるものではなく、何度も挑戦することで成功の機会を掴むことができるものです。
複数の企業に応募し、様々な経験を積むことで自分に合った企業を見つけられるかもしれません。
本命企業に落ちたとしても、他の企業で自分の可能性を試すチャンスは十分にあります。
一時的な感情に惑わされず、冷静に状況を見つめ直すことが重要です。
一方「就活は本当にもう嫌だし、この気持ちが変わることがない」と断定できる場合は、就活をやめても良いでしょう。
自分がやりたいことを明確にする
自分がやりたいことを明確にすることも、就活するか迷う時に重要なポイントの1つです。
将来やりたいことが明確になっていないと、就活の方向性が定まらず、結果としてミスマッチな企業に就職してしまうリスクもあります。
仮に内定を獲得しても、職場の環境や仕事内容に満足できず、早期離職につながってしまう可能性もあるでしょう。
まず、自分が本当にやりたいことや興味を持っている分野について深く考えることをおすすめします。
自己分析を行い、自分の興味や得意なことを整理することが重要です。
例えば、これまでの学業やアルバイト、ボランティア経験などを振り返り、自分がどのような状況で最もモチベーションを感じたのかについて考えてみましょう。
また、業界研究、企業研究を通じて自分でやりたいことが具体的にどのような職種や企業で実現できるのかを調べることも重要です。
就活しないデメリットを正しく理解する
先ほど就活をしないデメリットについて詳しく紹介しましたが、就活をするか迷った時はもう一度デメリットを確認することをおすすめします。
就活をしないことで一時的には精神的に開放され、時間の余裕も得られるかもしれませんが、長期的には様々なリスクやデメリットが伴います。
就職活動を避けてしまうと職務経験やスキルの習得が遅れるため、将来的な就職活動で不利になる可能性が高いです。
特に経済的な自立が求められる日本社会においては、安定した収入を得るための機会を逃すことは大きなリスクが伴います。
また、社会的なネットワークの構築やビジネススキルの習得も遅れてしまうことも懸念点の1つです。
就職することで得られる人脈や職場での経験は、将来的なキャリアにおいて非常に重要です。
このように就活しないことで得られる短期的なメリットに対して、長期的なデメリットやリスクを把握した上で、本当に自分が就活をしなくて良いのかについて考えるようにしましょう。
就活したくないときに楽しむコツ
就活をするか迷った結果、続けることにしたとしても、100%ポジティブな気持ちで続けられる人は少なくありません。
むしろ「嫌だな」と思いながら続ける人の方が多いでしょう。
そこで、少しでも楽しみながら就活を進めるためのコツについても紹介します。
100%楽しいものになるわけではありませんが、少しでも嫌な気持ちを軽減できるかもしれません。
就活は人との出会いだと考える
「就活は人との出会いの場だ」と考えることは、就活を楽しむためのコツの1つです。
単に企業と自分のマッチングを図るだけでなく、面接官などの多くの人と出会い交流する機会でもあるということを覚えておきましょう。
様々な業界や職種についての知識を深めることができ、自分自身の視野を広げることもできます。
また、他の就活生との交流も貴重です。
同じ目標を持つ仲間たちと情報を共有し合うことで、互いに励まし合いながら就活を進めることもできます。
また、キャリアセンターやOB・OG訪問を通じて実社会で活躍している先輩たちから貴重なアドバイスを受けることもおすすめです。
これらの出会いは自分の将来のキャリアを考える上で非常に参考になるだけでなく、年齢関係なしに、お互いに尊敬できる友人ができるかもしれない点も魅力です。
就活が終わった後何をするかを考える
大学のテスト期間や長時間のアルバイトの最中、モチベーションを回復させるための方法として「これが終わったら〇〇をしよう」と考えることがあると思います。
これは就活においてもおすすめの対策の1つです。就活が終わった後に遊びやアルバイト、美味しいものを食べるなど自分へのご褒美を考えてモチベーションを維持するようにしましょう。
就活が終わった後に楽しみなことを用意しておけば、「早く内定を得て、就活を終わらせる」というモチベーションが生まれるため、結果的に望む企業に早く内定を得られる可能性すらあります。
いわゆる「目の前に人参をぶら下げられた馬」のような状況を自分で作り出し、走り続けるモチベーションを作り出すことをおすすめします。
理想の社会人になった自分を思い描く
自分が理想の社会人になっている姿を思い描くこともおすすめの対策の1つです。
例えば「平日はバリバリ働き、休みは趣味に没頭する」など、あなたが理想とする社会人の姿を思い浮かべましょう。
そのような理想の状況は、第一志望など志望順位が高い企業から内定を得られれば実現できるはずです。
理想の生活を手に入れるためならば、多少体力的・精神的に辛いかもしれない就活も乗り越えられるでしょう。
視覚的に自分の理想の社会人の姿をイメージすることも重要です。
例えばあなたが目標にしている有名人やインフルエンサーなどがいる場合は、その人のVlogなどを見て「こんな生活をしたい」と自分に重ねて想像するのも良いでしょう。
就活したくないときは将来を考えよう
自分にとっての未来図、人生や生き方を考えて何が大切でどれを選ぶべきか考えてみましょう。
弊社は就活を支援する側で、こんなことをいうのはおかしいのかもしれませんが、すべての人にとって就職をすることが正解だとは考えていません。
もしそうであったら、働くことだけが人生となってしまいます。
気分を上げてくれるYouTuberもいますし、さまざまな場所で楽しませてくれるアーティストも存在しません。
就活しない人も数多くいることで、世の中は成り立っています。
そもそも社会のなかで自分が何をやりたいのかわからなかったら、就活すらできません。
自分の人生をイメージしたときに、何が自分にとって大切なことなのか考えてみましょう。
お金を稼ぐことが大切なのか、好きなものを食べられる・好きな演劇やアーティストを追いかける、そのための収入さえ得られれば十分なのかなどがあります。
また収入は少なくてもコミュニティのなかで、人によろこんでもらって笑顔をみられることが大切な人もいるでしょう。
会社で働くとしても、実際にどういった仕事があるのかイメージしたところで、どんなに考えてもやってみなければわかりません。
会社のなかで与えられるであろう仕事についても、考えてみることは大事です。
就職することが自分の人生や生き方にとって、どのような意味を持つのかを今一度考えてみませんか。
就活したくない人にも選択肢は色々ある!
就職活動に対してどうしてもネガティブなイメージしかない、就職したくないという気持ちはおかしなことではありません。
就活よりも自分はこうなりたいというさらに大きな計画のなかで、就職がかならずしも必要かどうか考えてみることが大切です。
大きな視点で人生を考えたときに、就活はちっぽけな選択肢のひとつでしかありません。
今は就活で人生が決まるという時代ではなくなったのです。
どうしても就活したくないのであれば、いったん逃げてしまうというのも選択のひとつです。
休学を積極的に利用することで、より具体的なイメージや経験を得られることでしょう。
会社に入ってみると「とりあえず就活」というスタンスだった人が、本当に数多くいます。
「とりあえず内定」もらって「とりあえず入ってみた」の後で、どうしても合わないなと思えばやめてしまってもかまわないのです。
就活したくないのは甘えではありません。
就職は人生のなかで「できることからはじめてみる」一歩と考えて、就活に取り組んでみてはいかがでしょうか。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート