こんにちは、就活市場編集部です。
本記事ではモチベーショングラフの作り方についてご紹介ししていきます。
就活中に必ず自己分析をしなさいというようなアドバイスを受けると思います。しかし、いきなり「自己分析をしなさい」と言われてもやり方がわからない就活生も多くいらっしゃいます。
そこで本記事では、自己分析の中でもモチベーショングラフに着目し、ご紹介していきます。モチベーショングラフの作り方だけでなく、モチベーショングラフを作成する際におすすめのツールや作成例もご紹介します。
✓モチベーショングラフはあなたの人生を可視化
✓就活の軸や就活で話すエピソード探しで使用
✓テンプレートを使うと簡単にモチベーショングラフは作成可能
大学卒業後、大手人材会社に就職し、新人賞、MVPを受賞。その後、さらなるキャリアステップのため、ベンチャー企業にて人材コンサルティング事業部の立ち上げを行う。キャリアアドバイザー、採用コンサルタントを兼務し、1000名以上の学生と面談を実施し、100社以上の企業の採用コンサルティングを実施。また、就活セミナーの講師として、就活生に対して就活のノウハウも提供し、就活生、企業の目線から最適なアドバイスの提供を行う。
モチベーショングラフの作り方とは
まず、モチベーショングラフの作り方をご紹介します。モチベーショングラフはあなたの今までの人生をグラフ化し、縦軸にあなたのモチベーション、横軸に年齢を記載します。
その後、年齢ごとにあなたのモチベーションが高かったのか低かったのかを記載していきます。
このようにグラフ化することで、あなたの人生を可視化することができます。さらにグラフ化したものの分岐点などに詳細情報を記入していきます。
このように、各分岐点におけるあなたが経験したエピソードやその時思ったことなどを書いていきます。このようにすることにより、あなたのモチベーションが何かやどのように乗り越えてきたかを明確にすることができます。
今回の例では、5歳のときの失敗をきっかけに人と関わるのが苦手になった方のモチベーショングラフになります。内容をよく見ていただきますと、ことあるごとに親友や友達というワードが出てきます。なので、この人のモチベーションは関わる人に関係してくるのがわかります。
このように、実際にあなたの人生を可視化することにより、あなたの価値観がどんなところにあるのか、モチベーションが上がる状況はどんなときなのかを知ることができます。
モチベーショングラフをどのように就活に活かすのか
次に、モチベーショングラフを就活に活用する方法を教えていきます。自己分析で用いるモチベーショングラフなのですが他にも「就活の軸を決める」と「就活中に話すエピソード探し」の2点に活用できます。こちらの2点を先程のモチベーショングラフを用いて活用方法をご紹介していきます。
就活の軸を決める
まずは、就活の軸を決めるために用いる方法をお教えします。就活の軸はモチベーショングラフの「+から-」や「-から+」に切り替わったタイミングの部分に着目して考えていきます。
なぜ、この切り替えの部分(赤丸)に着目するかと言いますと、この部分であなたの価値観がどこかがわかってくるからです。例えば、上記では切り替えの部分ででてくるエピソードは親友や友達など関わっていた人がでてきております。そのため、この人は「関わる人」に価値観があることがわかります。
それでは、ここから就活の軸を作っていくのですが、「関わる人」が価値観の場合は、「同じような経験をした人を助けたい」や「関わる人を幸せにしたい」など、あなたが関わる人がメインの就活の軸が考えられます。このような企業で言いますと基本的にお客様がサービスを使用して笑顔になっている姿を見ることができるBtoCの営業職などが当てはまります。
さらにここから「どんな企業理念を掲げている企業がいいのか」という部分も考えていきます。
1.わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します
2.人々のココロとカラダの健康を追求し、地域社会に貢献する
この2つで比較すると2が当てはまります。このように、企業理念にはその会社の信念が刻まれているので、あなたの軸である「関わる人」という部分にマッチするような企業を選んでいくことがモチベーショングラフを用いることで知ることができます。
就活中に話すエピソード探し
次に、モチベーショングラフを用いた就活中に話すエピソードの探し方をご紹介します。こちらは、モチベーショングラフの切り替わる前に着目します。
こちらに着目することで、あなたのモチベーションが切り替わるタイミングまでの過程で実施したことを確認することができます。
例えば、中学で馴染めなかったが、勉強をひたむきに続けることで、進学校に入学しモチベーションが上がったことに着目してエピソードを考えていきます。
中学校でのいじめられる
↓
自分が後々にいじめてた人を見返すためには今何をすればいいのかを考える
↓
勉強して、良い会社に就職する
↓
ただ、勉強が苦手だったので、毎日5時間勉強すると決め、2年間毎日コツコツ続けた
↓
その結果、難関進学校を合格できた
このように、モチベーショングラフが切り替わる直前には何か行動して変化を加えたことがあります。
「モチベーションを変えるために起こした行動は?」
「モチベーションを変えようとした理由は?」
「モチベーションが変わった結果何があったのか」
などを書き出し、それらを文章にすると就活で話すエピソードが完成します。このように、モチベーショングラフはESや選考で使用するエピソードを作るきっかけとなります。さらにモチベーションが切り替わるタイミングは複数あるため、複数のエピソードをモチベーショングラフで考えることができるため、より効率的に内容作成も可能となります。
モチベーショングラフ作成のおすすめツール
ここまでは、モチベーショングラフの作り方や就活の活かす方法をお教えしました。最後に就活市場編集部がおすすめするモチベーショングラフの作成ツールを紹介します。
手書き
こちらはエクセルやパワポでモチベーショングラフのテンプレートを作成して、印刷をした後、記入していくものになります。手書きのため自由にモチベーショングラフの作成が可能になるためこの方法が一番多様されております。
ただ、テンプレートを作成するのがめんどくさくてモチベーショングラフを作れないというあなた!就活市場からテンプレートを準備しました。こちらを今すぐ印刷してモチベーショングラフを作成してください。
▼手書き用テンプレート▼
EXCELを使用して作成
手書きではなく、パソコンで書きたいという方には、エクセルを使用した方法をご紹介します。エクセルで年齢ごとのモチベーションを入力し、グラフを作成します。そのあと、そのモチベーショングラフにあなたの心境を記入していきます。
ここで注意点です。心境を記入する際はセルの中に文字を入力するのではなく、画面上部にあるタブの「挿入」をクリックし、「テキスト」の中にある「テキストボックス」を使用して入力してください。こちらにしないと、入力した文章がモチベーショングラフ内で移動できなくなってしまうからです。
こちらもテンプレートを作成しましたので、エクセルでモチベーショングラフを作成される方はダウンロードしてみてください。
▼EXCEL用テンプレート▼
スマホで手軽に書きたい場合
手書き、パソコンでのモチベーショングラフの書き方をご紹介しましたが、「やっぱり手軽に書きたい」と思っているそこのあなた!スマホでもモチベーショングラフは書くことができます。
やり方は簡単です。手書きできるアプリをダウンロードして書くだけです。横軸に年齢、縦軸にモチベーションを書いて、あとは線を引き、文章を記入するのみになります。
ただ、「軸をまっすぐ引けない」という問題が出てきます。そんなときは、手書き用のテンプレートを使用します。PDFの編集ができるアプリなどもありますので、そちらで手書き用テンプレートを編集すれば、簡単にモチベーショングラフを書くことができます。
アプリでPDFを編集可能にする方法はアプリによって異なりますので、あなたが使用しているアプリで検索してみてください。筆者はGoodnoteというアプリを使用しております。
モチベーショングラフのまとめ
モチベーショングラフは、あなたの今までの人生を可視化し、より効率的に自己分析を行うことが出来るツールとなります。さらに、自己分析だけでなく、就活の軸や話す内容を考えるきっかけにもなりますので、ぜひ一度あなたもモチベーショングラフを作成してみてはいかがでしょうか。
以上、【おすすめ作成法も伝授】自己分析に役立つモチベーショングラフの作り方とは…でした。
参考リンク:
モチベーショングラフ以外の自己分析を知りたい…という方は下記記事も参考に。就活市場編集部が考える自己分析のやり方をまとめております。