面接でよく聞かれる質問の一つに「最近読んだ本を教えてください」というものがあります。
普段あまり本を読まない人には答えにくい質問ですよね。
答えることで悪印象を与える本などもあるかもしれませんし、どのように答えるのか難しいところです。
最近読んだ本の答え方や、読んだ本が相手に与える印象について調べてみました。
・面接で最近読んだ本について聞かれた際の答え方
・最近読んだ本について聞く面接官の意図
・読んだ本について答える際の注意点
・読んだ本について答える際のポイント
・最近読んだ本についての答え方が分からない人
・本を読むのが苦手な人
・面接官の意図を知りたい人
・面接での答え方の例文を知りたい人
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【最近読んだ本を面接で!】なぜ聞かれる?理由5選を解説!
最近読んだ本について、高校や大学入試の面接で問われたことがある人も多いのではないでしょうか。
面接では時に「最近読んだ本はなんですか?」とか、「最近読んだ本で印象に残っている本を教えてください。」と尋ねられることがあります。
面接官はどんな意図でこの質問をし、あなたのどんな点を知りたいと思っているのでしょうか。
「最近読んだ本」についての質問は面接で頻出なので、しっかり対策しましょう。
1.どんな分野に興味を抱いているのか
2.活字を読む習慣があるか
3.要点をまとめて伝える能力があるか
4.教養があるか
5.自社とマッチングする人材か
6.【最重要】人柄を見たい
1.どんな分野に興味を抱いているのか
一つには本の内容やジャンルなどから、あなたがどんな分野に興味や関心を抱いているのかを知りたいという意図があります。
小説など文学的な作品に興味がある人なのか、専攻している分野の技術書など自分の専門分野にとことん入れ込んでいる人なのか、最新ノベルやトレンド本などトレンドをキャッチアップする意欲が高い人なのかなどを知りたいと考えています。
日頃から、どんな本を読んでいるかで、その人の性格や傾向、興味を持って取り組んでいる分野などがわかることがあるので、最近読んだ本について質問をしてくるのです。
2.活字を読む習慣があるか
「これまで読んだ本で印象に残っているものは?」ではなく、あえて「最近」と付けて質問するのは、本を読む習慣や活字に積極的に触れる習慣があるかを知りたいと思っている意図もあります。
近年の若者はネット世代なので、新聞や本、雑誌などアナログ媒体に触れる機会がない人も増えてきました。
ネットでSNSばかりしている、オンラインゲームばかりしているのではなく、電子書籍でもいいので、活字をしっかりと読む習慣があるか知りたいという意図があります。
なぜかといえば、社会人になって仕事をするようになれば、膨大な資料を読まなくてはならないことも少なくありません。
活字を読む習慣がないので大量の資料を前に辟易して積みっぱなしにしたり、ネットで情報を検索したり、同僚に聞いて概要だけ掴んで読んだつもりにする、といったことがないよう、活字アレルギーがないかを確認したい意図があります。
3.要点をまとめて伝える能力があるか
最近読んだ本について回答を求められた際には、単に書籍名を挙げればいいのではありません。
なぜ、その本を選んだかや、どんな内容であったかを簡潔にまとめて、面接官に説明することも求められています。
面接官としては、その内容を聞いて、タイトルと内容がつながるか、あなたの話から内容が想像できるかをチェックしています。
仕事をしていくうえでも必要となる、要点をまとめて伝える能力があるかを知りたい意図があるのです。
4.教養があるか
面接官が「最近読んだ本」について尋ねるのは、学生の教養を判断するためです。
どのような本を選んで読むかは、学生の教養や興味の幅を示唆するものと言えます。
極端な例を挙げるならば、小学生向けの絵本を主に読む学生と、ITリテラシーに関する本を選ぶ学生とでは、仕事で理解できる内容や使える語彙が異なる可能性が高いです。
しかし、必ずしもITリテラシーや専門的な教本を読んでいる必要はありません。
思考力や読解力が鍛えられるような本を読んでいれば、仕事を始めた後も新しい情報や難解な内容を自分なりに整理して理解する能力が備わっている可能性が高いとみなされます。
普段から本を読まない人は大変かもしれませんが、たとえネットニュースや動画サイトで情報を収集していても、「学びや新しい知識への探求心が不足している」と解釈されることがあります。
少なくとも数冊は本記事で紹介する本を読み、本を読む習慣を身につけておきましょう。
5.自社とマッチングする人材か
面接の際に「最近読んだ本」に関する質問が出る理由には「自社とのマッチングする人材かを判断したい」というものが挙げられます。
例えば、IT企業を志望する学生がITリテラシーに関連する本を読んでいた場合、「ITへの興味を持っており、積極的に学んでいる」と判断できます。
また、多くの企業は単純な業務の繰り返しを行うだけの人材ではなく、自ら考えて行動し、会社に継続的に貢献できる人材を探しています。
よって、思考力を鍛えられる本を読んでいることをアピールできれば、企業から求められる可能性は高まります。
面接前に企業が求める人物像やビジョンをリサーチし、それに合わせて本を選ぶことで、さらに高く評価されるでしょう。
6.【最重要】人柄を見たい
面接官が「最近読んだ本」について質問する最も大きな理由は「応募者の人柄を知りたい」というものです。
結局、どの企業も「この人と一緒に働きたいか」を見極めたいものです。
どれだけ優秀でも、合わない人と働くのは苦痛でしょう。
ただし企業によっては、応募者が「就職活動のためだけに本を読んでいる」と判断するところもあります。
確かに就活のために本を読むことは大切ですが、いかにも「就活対策本」というような本ばかりを挙げるのは避けたほうが良いでしょう。
かといって、いかにも子供向けの絵本や漫画を読んでいると伝えることもおすすめできません。
一定の難易度で、自分が「勉強になる」と感じられる本を読み、どのようなことを感じたかを伝えることが大切です。
面接官が「最近読んだ本」について質問する理由は、興味や関心の分野を知りたい、活字を読む習慣があるかを確認したい、要点をまとめて伝える能力があるかを知りたい、教養があるかを判断したい、応募者が自社にマッチするかを判断したい、などといったところにありますが,最も知りたいところには、応募者の人柄を知りたいという目的があります。
【最近読んだ本を面接で!】本のおすすめの答え方3Step
最近読んだ本について調べる場合には、順序立てて答えていく必要があります。
以下のような順番を一つの例として、参考にしてみてください。
Step1. 書籍名と著者名
Step2. その本を手に取ったきっかけ
Step3. その本から得た学び
Step1. 書籍名と著者名
自分がどんなタイトルの本を読んで、その本が誰の書籍なのかを伝えましょう。
メジャーでない場合は「〇〇という名前の歴史小説です」や「〇〇という推理小説で、△△という作家さんが書いています」など、補足を入れてあげても良いでしょう。
Step2. その本を手に取ったきっかけ
タイトルと著者を伝えたら、自分がどうしてその本を読もうと思ったのかというきっかけを話してみてください。
「興味があったから」や、「人にオススメされたから」など、きっかけとなる部分を伝えることで、相手も流れを把握してくれます。
自分がそのジャンルの本が好きなのか嫌いなのか、普段から読むのかどうかということも、このタイミングで話しましょう。
Step3. その本から得た学び
その本を実際に読んでみて、何を感じたのか、何を得たのかということを最後に伝えます。
「面白かった」「つまらなかった」という淡白な感想ではなく、自分の感性や価値観を上手に伝えられると良いです。
本の感想を話す際は、まずタイトルと著者名を明確に伝えましょう。その上で、なぜその本を読もうと思ったのか、その本から何を感じたのか、何を得たのかを話しましょう。
感想だけでなく、その本から学んだことや考え方なども伝えると、より深い話になります。
例えば、以下のような文章はどうでしょうか。
「最近、〇〇という本を読みました。この本は、〇〇という作家さんが書いた、〇〇というジャンルの小説です。私は、普段から〇〇というジャンルの本が好きで、この本も気になっていたので、読んでみました。本の内容は、〇〇という主人公が〇〇という困難に立ち向かうというストーリーです。私は、主人公の〇〇という部分に共感して、とても感動しました。また、この本から〇〇という学びを得ることができ、その学びを御社でも活かせると考えています。」
この文章では、まずタイトルと著者名を明確に伝えています。その上で、なぜその本を読もうと思ったのか、その本から何を感じたのかを具体的に話しています。また、その本から学んだことや考え方なども伝えることで、より深い話になっています。もちろん、これはあくまでも一例です。自分の感想や考えを、相手に伝わるように話すことが大切です。
【最近読んだ本を面接で!】印象が良い答え方のコツ3選
面接官が、こちらの読んだ本の内容を具体的に知りたがっているわけではないことはもちろんです。
とはいえ質問は本に関することですし、どのような本でどのような点が興味深かったのか、その内容に少なからず期待を持って耳を傾けていることは事実です。
もし話を聞いた面接官が、自分もその本を読んでみたくなったと言ってくれれば、その質疑応答は面接の場において、とても豊かで有意義な対話になるでしょう。
そのような、良い印象を残せる答え方を、ぜひマスターしてください。
1.話の構成を練る
2.読んだ本から何を学んだのかを伝える
3.読んだ本から何を学んだのかを伝える
1.話の構成を練る
話す順番はビジネスのセオリー通り結論からですので、「結論・概要」→「動機」→「貢献」で構成しましょう。
題名と概要を第三者がわかりやすいように述べ、なぜその本を手に取ったかの動機を述べます。
そして自分がそこから何を得たか、本の貢献度で締めくくります。
聞き手にとってわかりやすく、同じように興味を持ってもらえるように話すことを心がけてください。
2.読んだ本から何を学んだのかを伝える
自分が何を学んだか、その本にはどんな言葉の力があったのか、自分が得た糧をしっかり伝えましょう。
ちゃんと意思を持って本を選び、普段から貪欲に知識を吸収していることがわかれば、面接官の印象も良くなります。
一貫したテーマを持って読書をしているのなら、それを伝えるのも良い方法です。
何か研究している分野がある、今興味を持っているジャンルがあるといった話ができれば、話がより発展し、自分の人となりやスキルも知ってもらえるチャンスです。
3.読んだ本から何を学んだのかを伝える
学んだ本から何を学んだのかを伝えることも、非常に重要です。
可能な限り、学んだものを志望する企業の業務と結びつけられると良いでしょう。
例えば「ITリテラシーについて学び、貴社の業務にも活かせると感じた」などと述べられると良いでしょう。
面接で「最近読んだ本は?」と聞かれたら、まず結論として本のタイトルと概要を述べ、次になぜその本を読んだのか、最後にそこから何を学び、どのように活かしていきたいのかを述べましょう。本の概要は、第三者がわかりやすいように簡潔に伝えることが大切です。動機は、自分の興味や志望する企業の業務と関連するものを選ぶと良いでしょう。学びは、具体的なエピソードや数字などがあれば、説得力が増します。また、面接官の興味を引くように、自分の言葉で伝えることも大切です。
【最近読んだ本を面接で!】ジャンル別!最近読んだ本の答え方
続いて、最近読んだ本として答えた本が、面接官にどのような印象を与えるのかということをご紹介していきます。
1.ビジネス書
2.歴史小説
3.古典文学
4.注目の本
5.漫画
1.ビジネス書
ビジネス書を答えることで、仕事に対する関心や、興味というものを相手に伝えることができます。
志望している企業や業界に関連しているビジネス書であれば、より効果も高くなるでしょう。その本の内容をきっかけに、面接官に何か質問をしても良いかもしれません。
2.歴史小説
歴史小説は、若い人にあまり読まれないことから、教養の高さをアピールすることができます。
司馬遼太郎などは、ファンの年齢層も高いので、面接官も好きだった場合には話が弾むかもしれません。
3.古典文学
古典文学は、この質問に対する問いとしては置きにいっている感じもありますが、堅実に読書好きをアピールすることができるはずです。
ただし「その作家の他の本はどうですか?」など追加の質問をされることもあるので、一冊だけ就活対策に読むのではなく、何冊か読んでみると良いかもしれません。
同じ作家の別の作品や、同じ時代の別の作家などと比較した意見を口にすることで、感性の豊かさを上手に伝えられるでしょう。
4.注目の本
書店などで話題になっている書籍もオススメです。
流行に敏感な印象を与えられるので、好印象を抱かれる可能性も上がります。
また、自分で本を選べないという人でも、書店の新刊コーナーから適当に選ぶことができるので、普段本をあまり読まないという人には良いかもしれません。
5.漫画
最近読んだ本というのは、基本的に漫画以外を指してされる質問なので、漫画を答えるのは極力避けた方が良いでしょう。
しかし、その漫画から本当に大きな影響を受けた場合や、どうしても答えたいという場合には、思い切って漫画と答えるのも一つの手でしょう。
その際には、漫画を答えてしまって申し訳ないという態度ではなく、どうしてもその漫画のことを語りたいという勢いで話すように心がけてください。
面接で最近読んだ本を答えるときは、ジャンルによって面接官に与える印象が変わってきます。ビジネス書を答えれば、仕事に対する関心や興味をアピールでき,志望する企業や業界に関連しているビジネス書を答えると、さらに効果的です。歴史小説を答えれば、教養の高さをアピールできます。司馬遼太郎などの人気作家の作品を答えると、面接官との共通点を見つけられる可能性もあるかもしれませんね!古典文学を答えると、読書好きをアピールできます。ただしその場合は、追加の質問に答えられるように、複数の作品を読んでおくと安心です。注目の本を答えると、流行に敏感な印象を与えることができるので,書店の新刊コーナーから選ぶのもおすすめになります。そして,漫画ですが,答えるのは避けた方が良いかと思います。しかしどうしても答えたい場合は、漫画から学んだことを熱意を持って話すことで好印象につながりますので,試してみても良いでしょう。
▶ 【最近読んだ本を面接で!】最新のおすすめ書籍(2023年11月版)
今年刊行された本の中でも,ビジネス界で有名になっており,かつ面接受けの良い本を5冊紹介します。
困難の末に成功してきた人たちが書いている書籍が多いため、勉強になること間違いないでしょう。
こちらは【2024年2月】に更新された最新版となっておりますので,ぜひご覧ください。
自分なりに落とし込み、何を学んだのかを面接で話せるようにしていきましょう。
・葉にできるは武器になる
・「週4時間」だけ働く。
・リーダーの仮面
・あの~~~、1円でも多くお金を残すには どうしたらいいですか
・最後はなぜかうまくいくイタリア人
『言葉にできるは武器になる』梅田悟司(2023年4月19日出版)
この本は、コミュニケーションの重要性を説いた本です。
著者は、コミュニケーションのスキルがビジネスで成功するための重要な要素であることは、わかりやすい言葉で、ビジネスシーンで使えるコミュニケーション術を解説しています。
ビジネスにおいて、コミュニケーションは欠かせないスキルです。
この本を読むことで、コミュニケーションの重要性や、効果的なコミュニケーション術を学ぶことができます。
・コミュニケーションの重要性をわかりやすく解説している
・ビジネスシーンで使える具体的なコミュニケーション術を紹介している
・誰でも実践できる内容になっている
『「週4時間」だけ働く。』ティモシー・フェリス(2023年5月12日出版)
この本は、時間と自由を手に入れる仕事術を説いた本です。
著者は、時間や自由を手に入れるためには、働き方を変える必要があると主張し、自分の時間をコントロールするための方法を解説しています。
現代人は、仕事やプライベートの両方で忙しい人が多いでしょう。
この本を読むことで、忙しい現代人でも時間と自由を手に入れる方法を学ぶことができます。
・時間と自由を手に入れる働き方を紹介している
・具体的なアクションプランが示されている
・誰でも実践できる内容になっている
『リーダーの仮面』安藤広大(2023年6月1日出版)
この本は、組織のパフォーマンスを高めるリーダーシップ論です。
著者は、組織内の誤解や錯覚を解決する方法が、リーダーシップにおいて重要であると考えており、組織を成功に導くリーダーシップについて解説しています。
リーダーシップは、組織を成功に導くために欠かせないスキルです。
この本を読むことで、組織のパフォーマンスを高めるリーダーシップについて学ぶことができます。
・リーダーシップの本質をわかりやすく解説している
・組織内の誤解や錯覚を解決する方法を紹介している
・リーダーシップを発揮するためのヒントが詰まっている
『あの~~~、1円でも多くお金を残すには どうしたらいいですか』西野亮廣(2023年7月7日出版)
この本は、お金に関する知識や考え方をまとめた本です。
この本は、お金を貯めたい、お金を増やしたい人に向けて、お金に関する知識や考え方をわかりやすく解説しています。
お金は、現代社会において重要な要素です。
この本を読むことで、お金に関する知識や考え方を学び、お金を貯めたり、お金を増やしたりするためのヒントを得ることができます。
・お金に関する基本的な知識が身につく
・お金を貯めたり、お金を増やしたりするための具体的な方法が紹介されている
・誰でも実践できる内容になっている
『最後はなぜかうまくいくイタリア人』 山本浩子(2023年8月2日出版)
この本は、イタリア人の生き方や考え方を解説した本です。
イタリア人は人生を楽しむために、シンプルで合理的な考え方を持っていて、この本ではそのイタリア人の生き方や考え方を解説しています。
仕事やプライベートで忙しい現代人にとって、イタリア人の生き方や考え方は、人生を楽しむためのヒントになるかもしれません。
・イタリア人の生き方や考え方がわかる
・人生を楽しむためのヒントが詰まっている
・読みやすく、ためになる
▶ 【最近読んだ本を面接で!】面接時の回答例文3選
それでは具体的にどのような受け答えをすれば良いか、例文を紹介します。
例文①:自己啓発本①
私が最近読んで感化されたのは、自己啓発書の「自分を変える習慣力」という書籍です。
三浦将さんが書かれた大ベストセラーですが、たった一つ良い習慣を見つけて実践するだけで、人生が変わるという言葉に興味を惹かれて読み始めました。
最初は疑ってかかっていた部分もありましたが、科学に基づいた実践的なものだったのが意外でした。
読み終えてからは、社会人として活躍する理想の自分に近づけるよう、毎日前向きに行動する癖が付きました。
例文②:自己啓発本②
少し前になるのですが、私が読んでとてもためになったのが、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」という本です。
かなり前にテレビドラマ化されてとても面白かったので、原作に興味が湧き、手に取りました。
かなりダメな会社員が、成功とはなんなのか、本当にこれで良いのかと疑問を持ちながら徐々に人生を変えていくストーリーで、一見破天荒に見えて、実は当たり前のことをコツコツやる大切さを説いている点が印象的でした。
例文③:ビジネス書籍
私が読んで非常に心に残ったのは、中尾孝年さんの「その企画、もっと面白くできますよ。」という書籍です。
この本ではビジネスにおいて「面白い」というパワーは無尽蔵のエネルギーであり、消費者のあらゆる行動の原動力となっていることをわかりやすく説いています。
心のツボを刺激する方法をすべて「面白い」というキーワードで解説しているのですが、クリエイティブを志す自分にとって、どのような頭の使い方をすべきかの手掛かりになったことは大きな成果です。
【最近読んだ本を面接で!】ない場合の対処法2選
就活生の多くは、就活の時期はそれで精いっぱいで、SPI対策本などは読んだとしても、それ以外の本を読む余裕などない方も多いかもしれません。
そもそも、ネットニュースくらいは読んでも、書店で書籍を買ったり、図書館で本を借りたりすることはほぼ皆無で、電子書籍もコミックくらいしか読まないという方がほとんどかもしれません。
本を読む習慣がない方が、最近読んだ本について尋ねられた場合、どう答えればいいのでしょうか。
この点、素直に「最近、本は読んでいません。」と答えてしまいがちですが、それでは面接官の意図に応えられず、プラスポイントが得られない可能性もあります。
就活生の多くが「最近」のキーワードを意識しすぎてしまい、直近で読んだ本でないと答えてはいけないと思いがちです。
ですが、面接官はこの1ヶ月以内にとか、この1年でなど特に期間は指定していません。
つまり、自分で読んだことがある本を思い返して、最近読んだ本として選んだエピソードを考え、あらすじやその時の自分が感じた感想などを思い返せばいいのです。
1.過去に読んで印象に残っている本を挙げる
2.今話題となっている本のあらすじやレビューを頭に入れておく
1.過去に読んで印象に残っている本を挙げる
対策その1として、過去に読んで印象に残っている本や、記憶に残っている本を思い出しましょう。
大学に入ってから授業などで課題を出された本でも、授業の中で使った教授の著書などでもかまいません。
また、中高生時代であれば、なんらかの本を読んでいるはずです。
読書感想文などを書いてクラスでまとめた冊子などが残っていれば、引っ張り出してきて感想文を読み直し、今読んだらと想定して大人になって思う感想を練り直しておけばいいのです。
2.今話題となっている本のあらすじやレビューを頭に入れておく
思い出せるような本が1つもない、読んだ記憶のある本は面接向きのタイトルや内容ではないといった場合は、どうすればいいのでしょうか。
そうした際には、書店に行って人気ランキングをチェックして、興味が持てそうな本はないかを調べたり、ネットで今話題の本などを検索したりしてみましょう。
その中から気になった本をネットでリサーチし、あらすじや目次、書評などを読んだり、実際に読んだ方のレビューなどを読み込んだりしてみましょう。
本を読まなくても、どんな本なのかを自分なりに理解して、それをもとに面接向けの回答を作ればいいのです。
ある程度内容がまとまっていれば、面接官からも深堀りされることはありません。
面接官も、あなたが答えた本を読んでいるとは限らないので、全体の話が通っていれば大丈夫です。
就活生の多くは、就活の時期が忙しく、他の本を読む余裕がない場合も多いですよね。本を読む習慣がない場合、面接で「最近読んだ本は何ですか」と聞かれた際に、「最近本は読んでいません」と素直に答えると、面接官の意図に応えられず、まったく評価されません。しかし、過去に読んで印象に残っている本を挙げることもできます。また、今話題となっている本のあらすじやレビューを頭に入れておくことで、面接で話す内容程度であれば用意ができます。面接官が実際にその本を読んでいるとは限らないため、全体の話が通っていれば大丈夫なことも多いです。
【最近読んだ本を面接で!】NG回答例2選
この質問が出た際に、やってはいけない典型的なNG例があります。
ここで例文と解説を紹介しますので、面接の際にはこのような受け答えはしないよう注意してください。
NG例文①:本は読まない
私は読書は苦手なので本は基本的に読みません。
得たい情報がある場合はネットで調べれば知識が得られますので、特に不自由はないと考えています。
スマートフォンがあれば外出先でもどこでもリアルタイムで調べたいことが調べられますので、やはりスピードの面でも勝っていると思います。
この先本や新聞はどんどん存在意義を失っていくのではないかと考えます。
解説
ネットで情報を得ることが悪いわけではありません。
知りたい情報をピンポイントで即座に得られるのは大きなメリットですが、本は周辺知識も同時に得ることができますし、得られる知識量においてはネットの比になりません。
ビジネスにおいても学びに関する情報源は書籍です。
読書習慣のない人は知識量が少なく、学習意欲や向上心のない人物と捉えられるおそれがありますので、本を読まないと言ってしまうのは大きなマイナスと肝に銘じてください。
それがいかに正直な意見であっても、就活の場に沿うものではありません。
NG例文②:漫画しか読まない
私は漫画が大好きで、活字は漫画しか読みません。
好きなものが多すぎて一つに絞るのは難しいのですが、やはり尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」は傑作だと思います。
日本の漫画は海外でも非常に人気が高いですし、誇れる文化だと考えます。
人生の考え方や生き方なども、ONE PIECEから学んだことは多いです。
ストーリーも世界観も素晴らしい作品なので何度読んでも読み飽きることなく、長期休暇になると今でも1巻から単行本を読み直して感動を新たにしています。
解説
熱い想いはわかりますが、漫画しか読まない人物が一般的な就活の面接で良い印象を持たれることはほとんどありません。
漫画はあくまで娯楽であり、仕事の場で娯楽の話をすべきではないと判断する企業のほうが一般的です。
文章ではなく絵が主体ですので、読書の範疇には入らないと考えたほうが無難です。
どうしても漫画の話をしたい場合でも、リスクを覚悟のうえで具体的なビジネスへの貢献度が高い作品を選ぶのが限界でしょう。
終わりに
日頃はあまり本を読まないという人でも、就職活動の一部として、一冊は何かの本を読むようにしてみてください。
その際には、今回ご紹介したようなポイントも参考にしつつ本を選ぶと、就活にも良い影響を与えるかもしれません。
また、面接のときにこの質問が絶対に重要というわけでもありません。
あくまであなたのことを知る一環として面接官は聞いていると理解して答えていけるといいでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート