「ガクチカで学業をアピールしたいけど、どう書けば良いのか分からない」
「ガクチカで、学業をアピールしても大丈夫なのか不安」
このように思っている就活生も少なくはないのではないでしょうか。
学生時代に、何を頑張ったのかは一人ひとり違います。語学や実習、卒業論文などさまざまあります。
ここでは、学業をガクチカにしたい方に向けて、学業をアピールするときのポイントや注意点を紹介していきます。
では、見ていきましょう。
- ガクチカで学業をアピールする方法
- 勉強熱心さを上手に伝えるコツ
- 学業とGPAの違い
- 学業のエピソードでガクチカを作成するポイント
- ガクチカで学業をアピールする方法を知りたい人
- 勉強熱心さを上手に伝えるコツを知りたい人
- 学業とGPAの違いを知りたい人
- 学業のエピソードでガクチカを作成するポイントを知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【学業をガクチカでアピール】ガクチカで学業はアピールしていいの?
「ガクチカって、学業でも大丈夫かな?」と思って、不安な就活生もいると思います。
まずは、ガクチカで勉強のことをアピールしてもいいのかについて見ていきましょう。「勉強以外にアピールできることがない」という人は、ぜひ目を通してみてください。
1.学業をガクチカでアピールしても問題はない
結論から話すと、学業をアピールしても問題はありません。
そもそも、ガクチカというのは「学生時代に頑張ったこと」を略した若者言葉であり、就活用語のことです。ガクチカには、「学生時代の活動をもとにどのような経験を積んでいるか」「そして何を学んだか」を書いていきます。
それを踏まえて、ガクチカです学業をアピールしても問題ない理由は、2つあります。
- アピールする項目よりも、「どのような経験をしたのか」「どんな風に考えたのか」のほうが重要だから
- 学生の本分は学業だが、あまり注力する人が多くないため
2.学業とGPAは違うのか?
あなたは「GPA」という言葉を知っていますか?
「GPA」とは、Grade Point Averageの略で、大学での成績を簡単に数値化したもので、良い成績を取れば取るほどGPAは高くなっていきます。
つまり、「GPA」は学業の評価をするための指標のことなのです。
そのため、考え方としては、学業という大きなくくりの中にGPAが含まれる印象と言えるでしょう。
ただ、GPAを上げることがゴールになってしまうと、何もアピールすることができません。そのため、しっかりと、「なぜGPAを上げることにしたのか」が分かるきっかけや理由を考えないといけません。
【学業をガクチカでアピール】GPAが低い場合はどうする?
結論としてGPAが低い場合でも学業をガクチカにすることは十分に可能です。
数値で伝えるのではなく、自分が何をしたのか、どのような取り組みをしたのかなど、過程に焦点を当てましょう。
ただし、面接などにおいて「GPAが低いけれども?」と突っ込まれてしまった場合にどのように回答するのかだけは検討しておく必要があります。
【学業をガクチカでアピール】企業に与える印象は?
学生時代に力を入れたこととして学業をアピールすると、企業にはどのような印象を持たれるのでしょうか。
多くの学生は学生時代に力を入れたこととしてアルバイトやボランティア経験を記述します。
特に就業経験があると強いとされていますが、その中で学業について語るのは果たして効果的なのか、一緒に確認していきましょう。
- 真面目さ
- コツコツ積み重ねられる
- 無難な印象
1.真面目さ
学業を頑張っている方は真面目な印象を与えられます。
あなたも思い出してみてください。ノートをしっかりととって勉強をしている友人やクラスメイトを見て「真面目だなぁ」と思ったり、あなた自身が勉強を一生懸命にしていると「真面目だね」と言われたことなど、ありませんか?
これは、企業側も同様の印象になると言えます。
学生時代に力を入れたこととして学業を挙げることで真面目さをアピールすることができます。
仕事に対して真面目に向き合い、任務を遂行する人材は好印象ですし、忍耐力が強い、タイムマネジメントなどもしっかりできる、などの印象が与えられます。
2.コツコツ積み重ねられる
成績や頭は急に良くなることはありません。毎回の授業をしっかりと聞き、ノートに書いたり、予習復習など、毎日の積み重ねが大事と言えます。
なので、日々コツコツ頑張れる印象を与えられるでしょう。
学生時代に力を入れたこととして学業をアピールすることで、コツコツと1つ1つの業務を積み重ねることができるというアピールにもなります。
継続力があるという証明にもなり、好印象です。
また、途中で投げ出さずに職務を遂行してくれることも予想でき、信頼できます。
コツコツ積み重ねられる人材は、業務をしっかりこなしてくれるので、早期離職の可能性も低いと評価されます。
数年で転職してしまう人材も多い昨今、長く働いてくれる人材は貴重なのです。
3.無難な印象
学業は、大学生なら誰もがやらなくてはいけないものです。そのため、無難な印象を与えることができるでしょう。
また、「やらなくてはいけないことを一生懸命頑張れる人」にも見られるので、無難でも問題はありません。
【学業をガクチカでアピール】企業がガクチカを質問する理由
学業をガクチカでアピールした際に、企業がどのよう印象を抱くのか、を紹介しました。
では、企業がガクチカを質問する理由を見ていきましょう。
理由は、3つあります。
- 人柄を知るため
- 能力を知るため
- どんな働き方をするかをイメージするため
「企業がガクチカを聞く理由」は、他の記事でも紹介しています。
詳しく知りたい方は、この記事の「3.面接の際にガクチカを聞く理由」を参考にしてみてください。
1.学生の人柄を知るため
企業はガクチカで学生の人柄を知ろうとしています。
ガクチカに限らず、面接における企業の意図は学生一人一人の個性を効率よく知る事です。
ガクチカを聞くことで、学生の努力や工夫を知り、学生がどんなことに興味があってどんな風に努力できるのか知れます。
企業に自分の人柄がよく伝わるガクチカを作成しましょう。
2.学生の能力を知るため
企業はガクチカの内容から、学生のスキルや能力を確認しています。
ガクチカの内容によってアピールできる学生の能力は異なります。
自分がアピールしたいスキルや能力に合わせてエピソードの伝え方を変えましょう。
3.企業とのマッチ度を図るため
「企業とのマッチ度を図るため」というのも企業が学生時代に力を入れたことを聞く理由の1つです。
企業には存在意義であるミッション、理想像であるビジョン、そして行動指針であるバリューが設定されており、それぞれと合致しているかを確認したいと思っています。
企業側からすると、入社後に活躍できる人材が欲しいというのが先行でのニーズです。
そのため、企業の事業内容や社風と全く結びつかない内容のガクチカは避けた方がいいでしょう。
可能な限り自身が将来描いているビジョンとすり合わせて伝え、好印象を与えるとよいでしょう。
企業の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」については公式サイトなどに記載されていることが多いので、ぜひ確認し、すり合わせを行いましょう。
企業にとって入社後に活躍できる人材かどうかはとても重要です。
企業との相性を鑑みてガクチカを作成しましょう。
【学業をガクチカでアピール】面接官から評価されやすいガクチカの構成
続いて、面接官から評価されやすいガクチカの構成について考えていきましょう。
下記の構成を意識して作成することで、企業の採用担当者が読みやすく、あなたがどのような点をアピールしたいのかすぐに理解できる文章を作成できるはずです。
面接官から評価されやすいガクチカの構成
- 結論
- 目標や課題
- 行動
- 結果
- 学び
- 入社後にどう活かすか
結論
どのようなビジネスの場面においても、最も重要なことは先に結論を述べることです。
まずはじめに、あなたが学生時代に取り組んだことについて簡潔に伝えましょう。
結論から話すことで、読み手も話の概要が分かり、内容が頭に入ってきやすくなります。
企業によっては、ダラダラと書かれている、論理性が低いという理由だけで不合格にするところもあるので、必ず結論から書くようにすることが重要です。
目標や課題
目標や課題についても詳しく説明していく必要があります。
なぜならば、企業の採用担当者はその場に居合わせていない、あなたに初めて会う人なので、そもそも内容を全く理解できていないからです。
あなたがなぜそれに取り組もうと思ったのかについて詳しく説明していきましょう。
取り組むにあたって立てた目標やぶつかった課題を伝えるのはもちろんのこと、その理由を伝えることで話に具体性を持たせることもできます。
例えば、高いGPAを維持したことがガクチカの場合、なぜ高いGPAを維持しようと思ったのかについてわかりやすく説明する必要があると言えます。
行動
続いて、行動についても詳しく説明していくようにしましょう。
あなたが建てた目標やぶつかった課題に対してどのような行動をとったのかについて説明していく必要があります。
この部分は最も重要なものであり、どのように問題解決を目指せるのか、どのように工夫ができるのかについて説明ができる部分です。
その問題に対してどのようにアプローチしたのか、なぜそのようなアプローチをしたのかについてわかりやすく説明していきましょう。
ガクチカにおいては、特にこの部分が重要視されており、問題に対するあなたの姿勢や対処の仕方について、誰が読んでも理解できるような書き方をしていきましょう。
結果
続いて、結果について述べていきましょう。
行動によってどのような結果に至ったのかについて説明していくのです。
ガクチカにおいては、成果の大きさよりも1つ前の行動の部分が見られているので、誇張する必要はありません。
また、文字数が限られている場合は簡潔に述べるだけでも良いでしょう。
ただし、全く触れないと後ろめたいことがあるのかと思われてしまうので、全く触れないのはNGです。
学び
どのような学びを得られたのかについても詳しく説明していきましょう。
あなたがガクチカを通じてどのような能力を身につけたのか、どのようなことを学べたのかについて説明していくフェーズです。
単なる感想や反省だけでなく、ビジネスで活用できる学びであるということを説明するようにしましょう。
企業によっては、その後の質問で得た学びを具体的にどのように活かしていくかについても聞かれることがあります。
よって、再現性がある学びであると良いでしょう。
入社後にどう活かすか
入社後にどう活かすかは、企業にとって非常に重要な部分なので詳しく説明していく必要があります。
エピソードで得た学びを入社後実際の業務にどのように活用するのかについて説明していきましょう。
ここにおいて重要とされているのは、入社後の業務に対する解像度の高さです。
つまり、どのくらい企業研究をしっかり行っているかということと言えます。
具体的に伝えると、企業の採用担当者もあなたの入社後の活躍について想像しやすくなり、採用したいと考えることでしょう。
実際の業務についての情報はOB・OG訪問で入手することができるので、積極的に行うことが重要です。
【学業をガクチカでアピール】学業のエピソードでガクチカを作成するポイント
学生時代に力を入れたこととして学業をエピソードで話す際のポイントについても確認しておきましょう。
伝わりやすい形を持っていれば安心して志望動機が作成できますし、分かりやすい文章にもなります。
見ていきましょう。
- 学業を頑張った理由を盛り込む
- 問題と解決策を具体的に伝える
- 数字や実績を使えるとアピールしやすい
- この経験が仕事にどう活かせるかを考える
1.学業を頑張った理由を盛り込む
学業を頑張った理由は必ず盛り込んでおきましょう。
採用担当者からすると、その就活生がどこでモチベーションを上げているのかを見極めたいと考えています。
今後一緒に仕事をするとなった時に、モチベーションがどこにあるかを知っていれば、入社後のイメージも湧きやすいです。
また、自走できる人材、つまり自ら目標を立ててそれに向かって邁進することができる人材かどうかを見極めるというポイントでもあります。
学業を頑張った理由は必ず盛り込んでおきましょう。
2.問題と解決策を具体的に伝える
問題と解決策を具体的に伝えましょう。
頑張ったことを伝えるだけでなく、「その時に起こった問題」や「解決した方法」も伝えることで、より面接官がイメージを湧きやすくなることでしょう。
3.数字や実績を使えるとアピールしやすい
志望動機によって過去の経験の伝え方を変えると非常に効果的です。
数字や実績を使えるとアピールしやすいです。
実績を伝える際は数字を交えることで説得力が増します。
例えば営業職志望の人は数字を伝えて、どれくらいの件数案件を獲得することができたか、などを伝えるようにしましょう。
技術職の場合は何の資格を取得しているか、またどのような工夫をして資格取得の勉強をしたのかについても述べましょう。
販売職の場合は幅広いコミュニティで活躍した経験などを伝えることで、より良い印象を与えることができます。
ただ示せる具体的な数字がなかったとしても、「実績や結果がどうなったのか」などの変化をアピールできれば問題はありません。
4.この経験が仕事にどう活かせるかを考える
この経験が仕事にどう活かせるのかを考えましょう。
企業が、ガクチカを聞くのは仕事で何ができそうなのか、イメージを沸かせるためです。
しっかり学業を頑張った経験が仕事でどのように活かせるか、活かしていけるのかを考えましょう。
【学業をガクチカでアピール】エピソードの選び方
学業といっても、さまざまあります。「ゼミ」「卒業研究」「授業」「資格」「語学」「学外活動」など、人によって何を頑張ったのかはそれぞれです。
ここでは、エピソードの選び方を紹介します。
エピソードを選ぶ際には、「学業の中で、どこを一番頑張ったのか」「学業の中で、何に一番時間を使ったのか」などで、エピソードを選択するのが良いでしょう。
また、大学受験をガクチカにすることも可能ではあります。
しかし、面接官からは「大学中は何も頑張っていないのか」と思われる可能性があります。
そのため、大学受験をガクチカにする際には、注意が必要となります。
1.努力や工夫した経験を洗い出す
ガクチカで企業から好印象を獲得するには、努力や工夫した経験を洗い出しましょう。
些細なことでも構いません。
自分が自分の言葉で伝えられる、印象深い経験を探しましょう。
例えばフル単をとったことをガクチカの内容にするなら、フル単をとるためのモチベーション維持方法や工夫したことをできるだけ詳細に示します。
入社後には、過去の経験よりもその過程での努力や気持ちの切り替えの方が活きます。
再現性のあるポイントをアピールすることが大切なのです。
2.些細なエピソードでもOK
ガクチカにおいて学業での経験をアピールする際には、些細なことでも構いません。
一つの授業にフォーカスして、授業の課題で高評価を獲得した経験などをアピールすることも可能です。
グループワークや発表などで意識したことや工夫した点について説明できると小さなエピソードでも、自分の人柄が伝わる魅力的なガクチカが作成できます。
3.過程を説明できるエピソードでOK
ガクチカにおいて大事なのは過程です。
どれだけ特別な経歴でも、過程で努力した経験が説明できなければあなたの魅力が十分に伝わりません。
企業は自分で考えて工夫できる人材に魅力を感じます。
過程に焦点を当てて伝えることのできるエピソードを選んでガクチカを作成しましょう。
4.入社後に活用できる学びがあると良い
ガクチカではただ学生生活を伝えるだけではいけません。
その経験から学んだことを自分なりに整理して伝えましょう。
例えば、継続して努力することが成功につながる、人と協力することでより完成度の高い結果が出せる、などを自分の経験から伝えると、企業側はその教訓を活かして働いてくれることを期待できます。
入社後に企業への貢献につながるような学びを示してアピールすることで企業からの評価につながるのです。
【学業をガクチカでアピール】ガクチカに活用できるエピソードの探し方
ガクチカで活用できるエピソードが見つからない、という方は以下の方法でガクチカのエピソードを探してみてください。
ガクチカに活用できるエピソードの条件は先述の通りですので、エピソード探しと合わせて参考にしてみてください。
1.自己分析
自己分析は自分で経歴の洗い出しを行う方法です。
自己分析は様々な方法がありますが、ここではモチベーショングラフについて説明します。
モチベーショングラフとは、自分の気持ちを可視化したグラフのことです。
縦軸はモチベーション、横軸は年月でグラフを書きます。
大学在学中の自分の気持ちの上下を漠然と書いてみましょう。
その後に分析を行います。
自分が直感で書いた線の特に上昇している部分と特に書こうしている部分に何があってどんな気持ちだったのかを思い出しましょう。
どうやって気持ちを切り替えたのかなど、グラフの山や谷を分析していきます。
これにより、今まで気づかなかったエピソードにも気が付くようになります。
他にも自己分析方法は多岐にわたりますから、自分に合った方法を探してみてください。
2.他己分析
他己分析は他社から見た自分を知る方法です。
自分では気がつけないことについて新たな視野を手に入れることができますので自己分析が苦手な方は他己分析もおすすめです。
他己分析のやり方はいたって簡単です。
自分の人柄について友人や家族に聞いてみましょう。
長所や短所など、またその理由についても聞いておきます。
自分だけで人柄を考えるよりも客観的な意見が手に入ります。
ガクチカで学業のことに言及する場合には、他己分析は学校での様子を知る友人に頼むと良いでしょう。
【学業をガクチカでアピール】学業のエピソードでガクチカを考えるときの注意点
ここまでで、4つのポイントを紹介しました。
次は、その際の注意点を知っていきましょう。注意点は、3つあります。
- 結果だけを紹介しない
- エピソードだけを紹介しない
- 嘘をつかない
1.結果だけを紹介しない
結果だけを紹介してはいけません。
結果だけを紹介してしまうと、その結果までのプロセスがわからないため、どう頑張ったのかをアピールすることができなくなってしまいます。
そのため、きちんとどのように解決していったのか、どのように働きかけたのかなど、その結果までのプロセスを説明しましょう。
2.エピソードだけを紹介しない
「エピソードだけを紹介しない」ことも学生時代に力を入れたこととして学業を使う際の注意点として非常に重要です。
ガクチカはあくまで選考の材料ですし、エピソードだけを紹介してしまうと、それがどのような長所となっているのかなどが分かりにくく、人となりや経験をアピールすることができません。
エピソードを紹介した上で、それを活かしてどのように企業に貢献するのかについて述べることが非常に大切です。
3.嘘をつかない
嘘は、絶対につくのはやめましょう!
面接官は、あなただけを相手にしているわけではありません。
多くの就活生を相手にしてきた経験から、「嘘っぽいな」「嘘をついてる」と分かると考えてください。
また、嘘をついて入社できたとしても、入社後に嘘がばれて、周りに迷惑をかける可能性があります。
社会人になるということは、自分だけの責任では終わりません。
上司や会社の責任にもつながりかねないので、絶対に嘘をつくのはやめましょう。
理由など、詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてみてください。
4.専門的すぎることは噛み砕いて伝える
専門的すぎることは噛み砕いて伝えるのも、ガクチカの説明をする際に非常に重要なことであると言えるでしょう。
特に今回の題材である学業においては、ゼミや研究について話す際、先行している人にしかわからないような専門用語をついつい使ってしまう人も多いでしょう。
当然ながら相手は理解できませんし、客観的に物事を考えられない人物であるとも考えられてしまう可能性もあります。
そこで、相手は何も知らないという前提で話す必要があります。
【学業をガクチカでアピール】学業をガクチカにした例文を紹介
ここまでで、ガクチカを考える際のポイントや注意点が分かったと思います。
続いて、学業をガクチカにした例文について詳しく紹介していきます。
自分がこれまでに力を入れてきたことと最も近いものを中心に、ぜひ参考にしてみてください。
例文1:ゼミを頑張った経験
私が大学時代に力を入れたことは、◯◯に関する研究を行うゼミでの活動です。
私は、そこでゼミ長の役職についていました。
ゼミに入ってすぐに取り組んだグループ研究では、苦労したことも多くありました。始まってすぐの頃は、役割分担がうまくできず、なかなか研究は進みませんでした。
この状況を解決するために、私はゼミ長として、一人ひとりに何が得意で何が苦手なのか話しを聞きました。
そして、得意分野ごとに作業を分担し、作業を進めるように提案しました。
その結果、ゼミのメンバー全体の作業効率が上がり、順調に研究を進めることができ、大人数で作業に取り組む意義を見出すことができました。
この経験から、人数が多いことが、必ずしも作業効率や作業スピードが高まるわけではないことを学びました。
今後社会に出たら、この経験を活かして活躍していきたいと思います。(363文字)
例文2:GPAを上げて志望するゼミに入った経験
私が学生時代に力を入れたことは、学業です。私は学業に励み、高いGPAを獲得することができました。
私が勉強を頑張ろうと思ったのは、高校時代に苦労して一生懸命に勉強して、自分が望んで入った大学だからこそ、大学での環境を活かし、すべて学びつくそうと思ったからです。
また、大学では成績がGAPで目に見える形になり、自分が頑張った分だけ数値も上がるので、それも勉強に力を入れようと思った理由の一つです。
そのため、予習復習は必ず行いました。
授業の中には、分からずついていけない内容もありましたが、そのような授業では先生に直接質問を行い、自分が分かるように落とし込みました。
その結果、私は志望していた「◯◯」について研究を行っているゼミに入ることができました。
この経験から、分からないことは一人で抱え込むのではなく、素直に質問に行くことが、自身の利益向上または、望む結果につながるのだということを学びました。
また、質問に行った際に、先生から「それは自分で調べることができる」「調べたら分かる内容だ」と指摘されたことが何度かありました。
そのため、下調べの大切さや方法も合わせて学ぶことができました。
今後社会に出たら、この経験を活かして活躍していきたいと思います。(523文字)
例文3:コロナ禍で英語学習をリモートで頑張った経験
私が学生時代に頑張ったことは、リモートでの英語学習です。
大学1回生では通っていましたが、コロナ禍で外出自粛になったため、現在の大学4回生まではリモートで行うことになりました。
始めた理由は、将来はグローバル企業で働きたいと思っており、何か一つでも外国語が話せるようになりたいと思ったからです。
また、小中高と英語に触れてきたため、英語を選択しました。
英語学習を始めたすぐの頃は、ジェスチャーなどと交えながらコミュニケーションを取っており、対面で行うからの熱量や場の雰囲気などもあり、とても楽しく学んでいました。
しかし、コロナ禍に入り、リモートになると対面で体感していたものが感じられなくなったため、学習意欲が低下してきてしまいました。
そこで私は、海外の映画またはドラマを一本、毎日見るようにしました。
最初は英語音声と日本語字幕で視聴し、次に言語も字幕も英語で視聴するようにしました。
すると、徐々に理解できる単語や、英語の発音も綺麗にできるようになり、学習意欲も上がっていきました。
その結果、リモートでも英語学習でも、理解できる単語が増え、発音も先生も褒められるようになり、高い評価を得ることができました。
この経験から、どんな環境でも行動次第で楽しむことができる、ということを学びました。
今後社会に出たら、この経験を活かして活躍していきたいと思います。(573文字)
例文4:資格の獲得
学生時代、私が最も力を入れたことは大学の授業と並行して簿記三級の資格を取得したことです。
経済学部に所属していた私は、ビジネスや会計に深い興味を持っており、この分野の専門知識をより深めるために簿記資格の取得を目指しました。
しかし、授業の課題とサークル活動に追われる日々の中で、学習の時間を取ることが困難でした。
そこで私は空きコマや通学時間など、日常生活の中のスキマ時間を有効活用することを心がけ、移動中には簿記の教科書や問題集を持ち歩き、常に勉強できるよう、環境作りを徹底しました。
この地道な努力の結果、簿記三級の試験に合格することができました。
この経験から、目標達成のためには現状に甘んじることなく、自己管理能力を発揮して時間を確保し、継続的に努力をすることの重要性を学びました。
今後はこの経験を活かし、どのような状況下でも高い自己管理能力を発揮し、目標に向かって効率的に取り組むことで、貴社に貢献していきたいと考えています。
ガクチカの例文をさらに知りたい人はこちらを参考にしてください。
様々な例文を見てイメージを膨らませることでより良いガクチカを書くことができます。
例文を読んでガクチカを作ろう
いくら作成方法について本記事で色々と学んだとしても、なかなかどのように書いていいのか想像がつかない人も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、例文を複数読むことです。
例文を読んで引き出しを増やすことで、自分の経験の中で良いガクチカを文章にすることができるようになります。
こちらの記事では101個ものガクチカの例を紹介しているため、あなたの経験に近いガクチカの例文もあるはずです。
ぜひ参考にして、自分の引き出しを増やしましょう。
【学業をガクチカでアピール】よくある質問
ここまでで、企業の印象、なぜ聞くのか、エピソードの選び方、評価されるガクチカなど、さまざまなことがわかったと思います。
ここでは、ガクチカについてのよくある、2つの質問に答えていきます。
1.学んだことと希望業界や職種に関係性がないが問題ないのか
結論から言うと、問題はありません。
なぜかというと企業は、学んでいる内容よりも「学びの中の経験」をガクチカで知りたいからです。
ですので、問題はありません。
あなたが一番頑張ったエピソードのガクチカを話しましょう!
2.様々なエピソードを紹介したいが問題ないのか
一人ひとりに、それぞれでたくさんのエピソードがあると思います。
たくさん頑張ったことがあれば、たくさんのエピソードがあり、話したいことがたくさんあるでしょう。
しかし、面接官はあなた一人のために、時間は割けません。
あなただけではなく、他の就活生の面接をしなければならないからです。
そのため、エピソードは1つに絞ったほうが良いです。
あなたが一番頑張った経験や実績があるエピソードで、他の就活生と差別化をしましょう!
短い時間の中でアピールする必要があるため、話すエピソードは1つに絞り、その中であった問題や経験などに時間を使うほうがとても効率的と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ガクチカで学業をアピールする際のポイントや注意点は、分かりましたでしょうか。
改めて、この記事では、以下の9つに内容を紹介しました。
- 「ガクチカで学業をアピールしても良いのか」
- 「学業をアピールすると企業が抱く印象」
- 「企業がガクチカを質問する理由」
- 「どんなガクチカが評価されやすいのか」
- 「面接官に評価されやすいガクチカの流れ」
- 「エピソードの選び方」
- 「ガクチカを考える際のポイントと注意点」
- 「学業をガクチカにした例文」
- 「ガクチカのよくある質問」
ここで紹介した中には、別の記事により詳しい内容が載っているものもあります。ぜひ、そちらも見てみてください。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
この記事が少しでも、あなたがガクチカを考える参考になればと思います。
就職活動を頑張ってください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート