「企業に好印象を与えるガクチカの内容は?」
「面接でガクチカはどのように答えればいいの?」
新卒向けの就活において、ガクチカは頻出質問の一つですが、差別化が難しく悩んでいる人も多いでしょう。
面接でアピールを成功させるためには、事前の準備が欠かせません。
そこで今回は、面接の中でされるガクチカの考え方や、エントリーシートなどで書くべきポイント、ガクチカを企業が聞いてくる理由などについてご紹介していきます。
ガクチカの答え方に悩んでいる人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
- 面接でのガクチカの答え方のコツ
- ガクチカの内容を深掘りする方法
- ガクチカの作成の流れ
- 企業がガクチカを聞く理由
- ガクチカを面接で上手に伝えたい人
- ガクチカを面接で上手に伝えたい人
- 他の学生とガクチカを差別化したい人
- 面接でガクチカを話す際に印象を良くしたい人
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企業が面接でガクチカを聞く理由
ガクチカは、多くの企業で聞かれる定番の質問であり、その回答の内容や印象が就職活動の成功を左右することもあります。
また、履歴書の記述だけでなく、面接でガクチカに関する詳しい質問をされる可能性も考慮しておく必要があります。
まずは企業がなぜガクチカを聞くのか、その意図を理解することが重要です。
理解を深めることで、ガクチカで高評価を得ることが可能になります。
企業がガクチカを聞く理由は主に3つです。
人柄を知るため
企業がガクチカを聞く理由の目的の一つは、応募者の人柄を知ることです。
履歴書やエントリーシートには、学歴や経験が書かれていますが、人柄やコミュニケーション能力はそこには明確には書かれていません。
企業は、ガクチカを通じて、応募者の内面や意志の強さなどを見極めることができます。
そのためガクチカを作成する際には、自身の人柄をアピールできるような内容を盛り込むことが大切です。
求める人物像に合っているかの確認
ガクチカの回答には、その人の価値観や目標意識が反映されています。
そのためガクチカを知ることで、学生が求める人物像に合っているかを確認しているのです。
例えば、チームワークを重視する企業では、学生が協調性を持っているかどうかを確認したいと考えているでしょう。
求める人物像として挙げている強みや人柄を備えている人は、入社後に活躍できる学生として評価される可能性が高いです。
ポテンシャルを見るため
企業は、将来的に成長や発展が見込める志望者を求めています。
ガクチカの回答は、学生の主体性や問題が生じた際にどう行動するのかなど、ポテンシャルを見るための重要な手がかりとなります。
例えば、難しい課題にチャレンジして成果を上げた経験からは、その人の成長意欲や能力を評価することができるでしょう。
企業は、長期的な視点で将来的な成長や貢献度が期待できる学生を採用したいのです。
入社意欲を知るため
企業がガクチカを聞く理由として、入社意欲を知るためという目的もあります。
ガクチカで語られる思いや行動などから、その学生がどのような価値観を持っており、どのようなことにモチベーションを感じるのかを企業はくみ取ろうとしています。
その価値観や原動力から、学生がなぜその企業を志望するのか、その企業でどのような仕事をしたいのかを判断しています。
また、企業の求めるスキルや人物像とリンクしている内容かどうか、その企業の事業内容や社風に興味を持った理由や実現したい目標と繋がるかどうか等の観点から、学生の入社意欲を見ています。
面接ではESと同じガクチカを話してもいい?
面接で話すガクチカはESと同じ内容のもので構いません。
むしろ、面接はESの内容を元に進められるため、ESと同じでないと「一貫性がない」とマイナスの評価を受けることもあります。
面接ではガクチカの内容について深掘りされることが多いので、しっかりとエピソードを整理し、説得力や一貫性のある回答に仕上げることがポイントです。
ただし、エントリーシートの内容を丸暗記して面接でそのまま話すのは避けましょう。
面接官は応募者の本当の姿や考え方を知りたいと思っています。
同じ内容をただ再度述べるだけではなく、より具体的な内容を提供できると理想です。
エントリーシートと面接での話の整合性を確認し、自己PRや学生時代の頑張ったことについて深掘りされることを想定して準備しましょう。
面接中にESを見ながら話すことは可能?
結論として、面接中にESを読みながら話すことはあまりおすすめできません。
ESを読みながら話してしまうと、どうしてもただの棒読みになってしまい、あなたの伝えたいことも抑揚を持って話せなくなってしまいます。
また、ESばかり読んでいるとコミュニケーションを取る意志がないとみなされ、評価が下がることも多いです。
面接はあなたの用意してきたことを棒読みで一気に喋り倒すものではなく、面接官とお互いを理解するための時間です。
よって、面接中にESを呼んで良いと言われたとしても基本的には読まずに話せるように対策しましょう。
面接で話すガクチカの目安時間は?
結論として、面接でガクチカについて聞かれた際の回答の目安時間は1分から3分程度と思っておけば良いでしょう。
もちろん、面接官が時間を指定してくれる場合もありますが、特に時間が指定されなかった場合は、1分から3分程度を目安に回答することをおすすめします。
あまりにも短すぎると内容が薄くなってしまい、伝わりにくくなりますし、長すぎると自分も面接官も何を言っているのかだんだんわからなくなってしまいます。
伝えるべきことは
「あなたが学生時代に取り組んだこと」
「どのような工夫をしたのか」
「どのような能力を身につけたのか」
の3点であるため、長ったらしく説明する必要はありませんが、あまりにも簡潔すぎる説明は避けましょう。
面接でガクチカはどう聞かれる?
面接においてガクチカはどのように聞かれるのかについても覚えておきましょう。
以下の4つの形で聞かれることが多いため、それぞれの質問に適切に回答できるように準備しておくことが重要です。
学生時代に力を入れていたことになぜ取り組んでいたか教えてください。
「なぜガクチカに取り組んでいたのか教えてください」と聞かれることは非常に多いため、理由を中心に回答するようにしましょう。
動機を問われているため、仕事においてもどのようなモチベーションを持って取り組むのかを見られている場合が多いです。
目的意識を持って行動できていることを積極的にアピールすると良い印象を与えられます。
あなたが取り組んだガクチカについて良い印象を与えられる動機が何であるのかを考えながら話しましょう。
学生時代に力を入れていたことの魅力を教えてください。
あなたが学生時代に力を入れていたことの魅力について聞かれることも非常に多いため、わかりやすく説明できるようにしておきましょう。
論理的思考力をアピールするためにも、ガクチカで取り組んでいたことについてどのような魅力があるのか、分かりやすく、前提知識がない相手にも説明できるように工夫することが重要です。
例えば、プログラミングに取り組んでいたならば、プログラミングがどのような場面で役に立つのか、どのような部分が楽しいのかについて話しましょう。
これにより、プログラミングについての知識が全く無い人物にもその魅力が伝わりやすくなります。
学生時代に力を入れていたことのなかで反省点や改善点を教えてください。
学生時代に力を入れていたことの中で、何か反省点や改善点がないかについて聞かれることも多いです。
この質問を通じて、企業はあなたが自分を俯瞰的に見ることができる視点を持っているのかについて確認している可能性が高いです。
自分の行動を振り返り、客観的に考えることができているのかについて問われています。
ただし、反省点や改善点を話す場合はマイナスなイメージを与える可能性の低いものを話しましょう。
不真面目であった、遅刻が多かったなど、どう聞いても悪印象を与える可能性が高いものについては話さず、良い印象を与えられるものの中からしっかりと分析し、これから改善しようとしていることについて話しましょう。
学生時代に力を入れていたことについて1分間で教えてください。
ガクチカについて簡潔に話すことができるのかについて確認されています。
だらだらと長く話すのではなく、要点を事前にまとめておくことで、簡潔に、分かりやすく述べるようにしましょう。
この対策としては、自分が書いたガクチカを再度読み返しておくことも重要ですが、200文字程度に要約しておくのもおすすめです。
その文章を何度も読み返し、すらすらと話せるようになっておけば、およそ1分程度でガクチカについて伝えられます。
面接でガクチカを話す際のポイント
続いて、面接でガクチカについて話す際のポイントを大きく分けて3つ紹介します。
面接は特に時間が限られていることが多いため、以下の3点を意識した上で簡潔に話すことを心がけるようにしましょう。
結論から話す
面接官に要点を迅速に理解してもらうためには、結論から話すことが非常に重要です。
面接は限られた時間内で行われるため、最初に結論を述べて、話の主題を念頭に置いて聞いてもらえるように工夫しましょう。
ビジネスの現場においては基本的にどのような場面でも結論ファーストな話し方が好まれるため、この対策は自己PRや志望動機においても有効です。
結論を先に話すことで、面接官もあなたが何に力を入れたかを念頭に置いた上で話を聞けるため、どのようなポイントを質問しようか考えながらあなたの説明を聞くことができます。
結論から話すことで、話が冗長にならず、さらに要点も明確に伝わるため、より概要を理解してもらいやすくなるでしょう。
自分の言葉で話す
自分の言葉で話すことは面接官にあなたの熱意を伝えるために非常に重要なポイントの1つです。
書いた内容をそのまま暗記して話すような伝え方をしてしまうと、機械的で感情のこもらない表現になってしまいがちです。
しかし、面接官はあなたの個性やモチベーションの高さを見極めるためにあなた自身の言葉で話してほしいと考えています。
自分の言葉で話すことで自然な表情で話せるだけでなく、声のトーンなども熱意がこもるため、あなたの人間性や情熱を伝えやすいです。
また、自分の言葉で話すことで思い出しやすくなり、質問に対する応答も柔軟に対応できるようになります。
結果として面接官に強い印象を与えられるでしょう。
取り組みに対しての熱意を伝える
取り組みに対しての熱意を伝えることは、あなたの積極性と成果への貢献度を強調するために非常に重要です。
単に指示されたことをこなしたかのように話すのではなく、自ら積極的に努力してきた姿勢に関して説明することで、あなたの熱意や情熱が面接官に伝わりやすくなります。
熱意を持って取り組んだ経験は面接官に対して強い印象を与え、あなたがどれだけ真剣に物事に取り組む人であるかを示す証拠となるのです。
また、熱意を持って取り込むことで得られた成果や学びについて話すことは、面接官に対してあなたの成長意欲や問題解決能力をアピールすることにもつながります。
具体的なエピソードを交えて自分の熱意をしっかりと伝えることで、面接官に好印象を与え、評価を高めるようにしましょう。
面接でガクチカを話す際の注意点
面接でガクチカについて話す際にはいくつかの注意点が存在します。
これらを念頭に置きながら本番に臨むことで、よりマイナスな印象を与える可能性が低く、適切な回答を提示できます。
以下の4点の内容を踏まえた上で、面接官に良い印象を与えられる回答を心がけましょう。
噓をつかないようにする
面接で自分の経験を語る際には嘘をつかないようにしましょう。
面接官はこれまで何人もの就活生を相手にしてきたプロフェッショナルであり、嘘を見抜く技術も持っています。
仮に最初は嘘がバレなかったとしても、面接が進むにつれて深掘りされる質問が増え、その中で整合性が取れない部分が出てくると、すぐにバレてしまいます。
また、一度嘘がバレると信頼関係が崩れ、採用される可能性は大幅に下がってしまいます。
正直に自分の経験や成果を話し、面接官との信頼関係を築き、ポジティブな印象を与えるようにしましょう。
たとえ小さな成功や経験であっても、正直に話すことで自己成長への努力をアピールすることは可能です。
高校以前の話は使わない
「大学時代、本当に何も経験していない」という人はなかなか難しいかもしれませんが、高校以前の話は可能な限り使わないようにしましょう。
直近の経験の方が、現在のあなたにそれらの取り組みの要素が反映されている可能性が高いからです。
また、高校以前の話をするということは、「大学時代に何も努力をしていなかった人材である」とみなされてしまう可能性もあります。
高校時代のエピソードは成長過程の一部としては十分かもしれませんが、大学時代のエピソードに比べるとインパクトが弱く、十分な印象を与えにくいです。
もし本当に大学でのガクチカが無く、高校の話をすることになったとしても、「その経験が大学生活、そして現在の自分にどのような影響を与えたのか」については、多少なりとも言及することが大切です。
丸暗記で面接に挑まない
特に緊張してしまいがちな人は、回答を丸暗記して本番に臨もうと思うかもしれませんが、これは多くの就活生が犯してしまいがちな悪手の1つです。
面接は自分が用意してきた内容を、ただ棒読みで一気に話して伝えるものではありません。
それならばESで十分であり、面接を実施する必要はないはずです。
面接を通じて企業はあなたのコミュニケーション能力や、対話ができるか、人柄が企業に合っているかなど、「ESの内容だけでは判断できないこと」を確認しようとしています。
確かにガクチカや志望動機、自己PRなどよく聞かれる質問は回答の下書きを用意し、暗記しておくことは大切です。
しかし、覚えた内容をそのまま全て話すのではなく、概要を覚えた上で、臨場感を持って話せるようにしましょう。
成果を残してない話は使わない
確かにガクチカはその過程やどのような経験をしたのか、どのように成長したのかに焦点を当てています。
したがって、必ずしも部活で全国制覇やTOEIC900点以上など、圧倒的な成績を収めている必要はありません。
しかし、いくつかあるエピソードの中で、内容が似たようなものが複数ある場合は、わざわざ成果を残していない話を活用する必要は全くありません。
自己PRの方が成果を求められる傾向は強いですが、ガクチカにおいても、成果を残していない話よりは、成果を残している話をした方が印象が良いのは当然のことです。
したがって、エピソードを選ぶ上で、成果を残した話とそうでないものがあるならば、前者を選ぶようにしましょう。
ガクチカを作る4つのSTEP
続いて、ガクチカを作成する4つのステップを詳しく紹介します。
人それぞれ自分なりの取り組み方は存在するかもしれませんが、基本的な作成方法は以下の4段階に分かれています。
ぜひ、参考にした上で、スムーズにガクチカを作成しましょう。
印象的な学生時代を振りかえる
印象的な学生時代の経験を振り返ることは、自分が熱意を持って取り組んだ経験を思い出し、アピールポイントを見つけるために非常に重要な対策の1つです。
学生時代に経験したことの中で、特に心に残っている出来事や努力を重ねた活動を思い出してみましょう。
たとえ自分では些細なことだと思っている、または日常的に行っていたことでも、それがどのように自分に影響を与えたかを考えることが重要です。
例えば、部活動で熱心に取り組んだことや、プロジェクトでリーダーシップを発揮したこと、ボランティア活動で全力で取り組んだことなど、あらゆる経験が対象となります。
これらの経験を振り返ることで、自分の強みや学んだことを再確認し、面接でのアピール材料を見つけられるでしょう。
エピソードを書きだす
エピソードを書き出して具体的な内容を整理し、面接での説明をよりスムーズにするようにしましょう。
実際に紙やデジタルメモに自分の経験を詳細に書き出してみることをおすすめします。
この際、具体的なエピソードを思い出すために日時や場所、関わった人物、具体的な出来事など詳細に記載するようにしましょう。
エピソードを書くことで記憶が鮮明になり、面接で質問された際には自信を持って話すことができます。
また、書き出すことで自分の経験がどのように自己成長やスキルの習得につながったかを自分で分析しやすくなります。
このエピソードを書き出すことで、面接での回答が具体的かつ説得力のあるものとなり、強い印象を与えられるでしょう。
企業に合うエピソードを選ぶ
複数のエピソードがある場合は、可能な限り企業に合ったエピソードを選ぶようにしましょう。
面接官に対して、自分がその企業に適していることをアピールするために必要な対策です。
企業ごとに社風や企業理念、仕事内容は異なるため、それぞれに合わせたエピソードを選ぶことで面接に好印象を与えられます。
まず、応募する企業の理念やビジョン、求める人物像をよく理解しましょう。
その上で自分の経験の中から企業が求めるスキルや価値観に合致するエピソードを選びます。
例えば、リーダーシップを重視する企業には、チームをまとめて成果を上げた経験を強調すると良いでしょう。
このようにして、自分の経験を企業に合わせてアピールすることで、面接官に自分の適性を強く印象付けることができます。
また、企業研究をしっかりと行っていることも伝わるため、おのずとモチベーションの高さも伝わります。
PREP法で組み立てる
PREP法とは
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 再度結論(Point)
の順に話を組み立てる方法です。
PREO法を活用すれば、話の要点を迅速に伝えられるため、ぜひ利用するようにしましょう。
まず、最初に結論を述べることで面接官に話の要点を分かりやすく伝えられます。
その後、なぜその経験を選んだのか、理由やきっかけを説明し、次に具体的なエピソードを交えて説明することで説得力のある話を展開できます。
また、最後に再度結論を述べることで、話全体を再確認し、印象を強められます。
再度結論を述べることで、あなたがどのようなことに取り組んだのかについてより強く印象付けることができます。
一度マスターしてしまえば他のエピソードを話す場合などにも応用が効くため、複数の企業を受ける際もスムーズに複数のガクチカを作成可能です。
話の流れが論理的で非常に分かりやすいため、ガクチカに限らず、志望動機や自己PRなど、面接で話す内容は基本的にPREP法で作成するようにしましょう。
面接で高評価のガクチカ例文10選!
ここではガクチカでよく用いられている「継続力」「協調性」「能動的行動」「人脈作り」「オタク」の書き方について、例文を交えながら紹介します。
「継続力」
「継続は力なり」ということわざがあるように、何事も続けられることは、強みになります。
研究や部活、アルバイトなど、誰でも一度は何かを続けた経験があるのではないでしょうか。
継続して取り組める力は、社会に出ても役に立ち、多くの人事担当者も注目する能力の1つです。
面接で継続力をアピールすることは、「地道に実績を積み、会社に貢献してくれる」「すぐに会社をやめない」「真面目に仕事に取り組む」という風に評価される傾向があります。
継続力の例文①
私は学生時代、毎朝2kmのジョギングを続けてきました。
雨が降っても風が吹いてもあきらめずに走り続けたことで、継続力や忍耐力がついたと自負しています。
ジョギングを始めたきっかけは、1つのことをやり遂げた後の自分がどうなるか知りたくなり、ジョギングなら体力づくりも兼ねてできると思ったからです。
寒い冬の朝は布団からなかなか起き上がれず、何度もやめようと思ったこともありましたが、決めたことはやり抜こうと、気力を出して走り続けました。
ジョギングを続けたことで自信がつき、以前より積極的に行動できるようになったほか、風邪もひかなくなりました。
入社後は、ジョギングを通して得た根性と体力を活かし、どんな仕事も投げ出さずやり遂げていきたいです。
継続力の例文②
私が学生時代に取り組んだことは、英語の習得でした。
英語圏の歴史や文化に興味があり、ネイティブの流暢な英語に憧れ、大学を卒業するまでに、ネイティブとも難なく会話できるようになろうと、強く決心しました。
語学力を上げるには、発音からネイティブに近づけることからと、毎日30分発音練習することを日課とし、どんなに疲れていても続けることを、ルールとしました。
発音がある程度できるようになった時点で、外国人に観光案内するボランティアを始め、語学力に磨きをかけていきました。
予想以上に語学力が伸びず、あきらめようと思ったこともありましたが、私の拙い英会話力でも、意味を汲み取ってくれる外国人の優しさに触れ、目標を達成するまで続けようと思い直しました。
その結果、外国人とのコミュニケーションが楽しいと感じられるような、英会話のレベルになりました。
語学力を買われて、英会話教室のスタッフとしてアルバイトも決まり、語学力を磨く場が広がりました。
私の語学力と、何かをやり遂げるための行動力を、貴社の業務に役立てていけたらと考えております。
「協調性」
協調性とは、周囲と連結したり団結したりして、物事をすすめる素質のことを言います。
協調性を持つ人は、チームワークを大切にし、空気を読んで行動する、といった傾向があり、人事担当者は、「周囲と協力しながら任務を遂行できる」「個人より組織のことを考えて行動する」「他人をフォローする能力が高い」と評価します。
協調性を持つ人は、会社にとって必要な人材になりますので、ガクチカとしてアピールするのに最適な素質と言えます。
協調性の例文①
私は、常にチームにとって最善なことは何かを考えて行動するのが得意です。
レストランでアルバイトをしていたとき、スタッフの間でシフトに対する不満が出ました。
働いていたレストランでは、3交代制のシフトを導入していて、スタッフはそれぞれの時間帯に割り当てられます。
不満が吹き出したのは、夜番を担当したスタッフたちからで、前シフトの時間内に終わらなかった仕事が、すべて夜番のスタッフにのしかかり、閉店後も1〜2時間店に残らなくてはならないということでした。
作業内容の見直しが必要と考えた私は、店長に事情を説明し、シフト表のほかにタスク管理表を導入し、メンバー内で状況を共有してはと提案しました。
スタッフには、早番と昼番に入ったとき、できるだけ時間内に仕事を終えるよう説明し、タスク管理表をチェックしながら、終わっていない仕事を片付けることも、伝えました。
その結果各スタッフが自分の仕事を時間内に済ませ、空いた時間に他の仕事をこなすようになりました。
タスク管理表を導入したことで、業務の重複を確認することもでき、無駄な作業をしないことにもつながりました。
以前よりも平均で30分ほど早く作業が終わるようになり、スタッフ同士の関係が改善されました。
貴社に入社後も、状況を把握し、チームにとって最善策を提案していきたい所存です。
協調性の例文②
私の強みは、状況を把握し自分は何をすべきか、役割を考えられることです。
大学時代野球部のマネージャーをしていて、チームが思うように結果が出ないという問題に直面していました。
チームの雰囲気は次第にピリピリし、解決策を巡ってキャプテンとメンバーの間で意見が対立するようになりました。
マネージャーとしてやるべきことは、チーム内の調和を整えることで、調和を乱す原因となっている、「勝てないこと」という問題を解決することに気づきました。
マネージャーとして何ができるか調べたところ、チームマネジメントの導入や、練習メニューの管理など、複数の有効な解決策があることを見つけました。
チームメンバーに新しい管理方法を提案し、承諾を経て導入しました。
練習や選手の状況、試合の結果など、必要なことを記録、定期的にチームメンバーに報告し、改善するためにどうしたら良いか、皆で意見を出し合いました。
チーム内の雰囲気は再び明るくなり、前回の成績より上を目指し、練習に励むようになりました。
その結果、前回は地区大会1回戦で敗退しましたが、地区大会の準決勝進出を果たしました。
優勝できなかったものの、予想以上の成績を残せたことと、状況を把握し、適切に行動することで、良い結果がもたらされるということを学びました。
この経験を活かし、調整役として貴社に貢献したいと考えております。
「能動的行動」
能動的行動は、自ら行動することを意味し、受動的行動とは対義語になります。
仕事でいうと、上からの指示を待つのではなく、必要と考えられる場合には、自ら行動を起こし、仕事で結果を残す人です。
企業は受け身の人よりも、自ら行動できる人を採用する傾向があります。
自分で考え行動できることを示すガクチカがあれば、面接でアピールすると良いでしょう。
自分で考えて行動したエピソードなら、たとえ地味なことでも構いません。
自分の考えに基づいて行動し、結果を出したことがわかれば、十分です。
能動的行動の例文①
学生時代ネイルサロンのアルバイトをしていて、そのサロンは、顧客の獲得に苦労していました。
ネイルサロンは立地条件の良い場所にあり、週末は予約で一杯になるときもあるほどです。
ですが平日になると客足が落ち、クーポンを発行したり、広告を打ったりしても、思うような反応が得られないことが問題でした。
アルバイトの中でも勤続年数が長く、店の内情をある程度把握していた私は、オーナーに、問題についてぜひ一緒に取り組みたい旨を伝えました。
ネイルサロン利用者層の傾向や、店を利用する年齢層、価格帯などを分析したところ、平日客足が伸びない原因は、ターゲット層の設定に問題があるのでは、という点に気づきました。
平日の昼間の利用者を増やそうと、店では主婦をターゲットにしていましたが、ほとんどの人はジェルネイルのため、多くても月1度程度の来店で済んでしまいます。
平日の人通りを観察すると、サロンの近くを通るのは、仕事帰りの女性が多く、今よりも客足を伸ばすのは、仕事帰りの女性にターゲットを絞るのが有効だと感じました。
オーナーにはターゲット層を変え、仕事帰りの女性がそのまま着替えやメイクをして出かけられるよう、メイク室を設置してはどうかと提案しました。
平日の中でも一番客足が見込める曜日を割引デーにし、格安でサービスを受けられるようにもしました。
サロンの顧客がこのサービスを気に入り、同僚に勧めたことをきっかけに、サロンの評判は口コミで広がり、改善前よりも売上が3割伸びました。
能動的行動の例文②
私は学生時代から周囲をまとめ上げ、1つの目標に向かって突き進めるよう指導していく強みがあります。
大学時代、あるイベントの企画を任されたのですが、企画内容は良いものの、運営の面で評判が悪いと言われていました。
私はまず企画に携わる関係者を把握し、代表者たちと話す機会を設けました。
そこでわかったのは、運営の管理が全体に行き届かず、スタッフのやる気を削く結果につながっていることでした。
コンセプトに向かい、スタッフが一丸となって行動することが必要と考え、イベントのコンセプトをもう一度確認し、そこから関係者への対応を考えました。
コンセプトが印刷されたポスターを作成し、スタッフの目に届くところに張りました。
その一方でスタッフ全員と面談し、イベントに対する不満や要望を聞き出すことも行いました。
収集した意見をまとめ、運営の改善策を打ち出したところ、徐々にスタッフの士気が上がり、最善の状態でイベントを開催できました。
イベントに訪れた来場者たちの感想は軒並み良好で、およそ8割の人が、スタッフの対応に満足したと回答しました。
私は貴社でもこの経験を通して得た強みを発揮し、よりよいプロジェクトを生み出したいと考えております。
「人脈作り」
社会人は、多くの人と話す機会が増え、多種多様なつながりに順応できる、素質が求められることがあります。
人見知りせず人と話すのが好きだったり、友人を作ることが得意だったりすることは、当たり前の能力だと思うかもしれませんが、人脈作りは、面接で立派なアピールポイントです。
プライベートであれば、好きな人とだけ付き合うということは可能ですが、社会では苦手な人ともコミュニケーションを構築していく必要があります。
世の中にはいろいろな付き合いがあることを理解した上で、人脈を広げる能力は、企業の採用担当者から歓迎されるでしょう。
人脈作りの例文①
私には、新しい環境でもすぐに周りに溶け込み、人間関係を築く強みがあります。
大学に入学したての頃、先輩にサークルの入会を勧められました。
雰囲気も内容も良く、楽しめそうだったので入会し、そのことを友人に伝えました。
すると、友人も気に入り入会を即決、軽い気持ちで知り合いに声をかけたところ、1日で14人部員が増えました。
入会した理由は、「私が勧めたサークルで、内容が良かったから」ということでした。
サークルではさまざまなイベントを企画しましたが、メンバー全員で1つの目標に向かってやり遂げ、達成感が出るようなものばかりでした。
人脈作りという強みを活かし、貴社では新規開拓や売上アップに貢献していきたいと考えております。
人脈作りの例文②
私は学生時代、カフェでアルバイトをしていました。
スタッフは性別も年齢層もバラバラで、働き始めたときは、同じ年齢層同士がかたまり、スタッフ全体でコミュニケーションが取れていない状態でした。
私は人見知りをほとんどせず、誰に対してもすぐに打ち解けられる強みがあり、誰とも分け隔てなく接していました。
するとこれまで没交渉だったスタッフたちが、お互い話をするようになり、以前よりもスタッフ同士のコミュニケーションが活発になりました。
店内の雰囲気は以前よりも明るくなり、お店の雰囲気が良いとお客様に褒められることも増えました。
貴社に入社後は、持ち前の人脈作りの強みを活かし、スタッフやお客様を笑顔にしていきたいです。
「オタク」
趣味は、人柄や人間性があらわれやすい分野です。
とくにオタクを自負するほどの趣味があることは、面接では強力な武器になります。
深く熱中できるものがある人は、何か1つのことに没頭することで、卓越した知識や技術を身に付けられる人です。
面接では、このように評価される傾向があるため、オタク級の趣味がある場合は、強みとしてアピールすることをおすすめします。
趣味は他の学生と差別化しやすいという特徴もありますので、趣味をガクチカに活用できないかどうか、考えてみましょう。
オタクの例文①
私は学生時代、サックスに夢中になり、人一倍練習に励みました。
学校での活動以外にも、自宅で自主練習をしたり、親のすすめで吹奏楽サークルにも入ったりしました。
ただ、私はサックスを演奏するには肺活量が少なく、それが悩みのタネでした。
サックスで好きな楽曲を思い切り演奏したいという気持ちが強くなり、体力をつけるためのトレーニングを始めました。
毎日1kmのジョギングと、肺活量をアップさせるための特別トレーニングを日課とし、肺活量に関する雑誌や本を読み込み、知識を深めていきました。
その結果、以前よりも長期間演奏できるようになり、肺活量が増えたという変化がありました。
肺活量が増えることでサックスの練習にも力が入り、そのためか、所属していた吹奏楽部が、市のコンクールで入賞を果たしました。
壁にぶつかったとき、問題と向き合い、克服したことで、何でもやればできるということが、この経験で学んだことです。
この経験から、仕事で壁にぶつかったとしても、投げ出さずに持ち前の強いメンタルで克服していきたいと考えております。
オタクの例文②
私は地元産の食べ物やグルメが好物で、それを多くの人に広めようと、ブログを立ち上げ、個人的な趣味として紹介していました。
ブログを立ち上げた理由は、私が住んでいる地元は、おいしい食べ物がたくさんあるのに、ほとんど知られていない状態で、ブログを立ち上げれば、一人でも多くの人を観光に呼び込めると思ったからです。
ですが開設したブログには全然アクセスが集まらず、目標からは程遠い結果となってしまいました。
挫折感を味わい、ここでやめようと思ったのですが、一人でも多くの人に知ってもらいたい気持ちが強く、再度挑戦することにしました。
アクセスがなぜ集まらないか、ということから検証を始め、ブログをやめて、一からサイトを構築することが大切だということに気づきました。
独学でプログラミングを学び、サイト構築、さらにはサイトコンテンツの作成を手掛けるまでのレベルに達しました。
地元の生産者さんや知り合いの協力を得ながら、少しずつサイトを充実させ、SNSと併用して情報を配信し続けたところ、月に1万人のユーザーが訪れるサイトになりました。
この経験で学んだことはたくさんあります。
「やると決めたことは絶対に成し遂げる」という強い情熱が、目標達成に大切だと言うことのほかに、状況を冷静に把握する分析力や、周囲の協力を得るためのコミュニケーション力も、必要だということを学びました。
貴社に入社後は、この経験を活かし、情熱を持って仕事に取り組んでいきたいと考えております。
文字数別でみるガクチカ例文
続いて、100字、200字、300字、400字に分けて文字数別のガクチカ例文を紹介します。
文字数が少ない場合にどのような要素を詰め込むべきなのか、文字数が多い場合はどのような要素を盛り込むと良いのか、確認してみてください。
100字
例文
私が学生時代に力を入れたことは、サッカー部で皆のチームワークを高め、連携を良くすることです。
ペアトレーニングを毎回違う組み合わせで行い、週に3回ミーティングを行った結果、連携が高まりました。
200字
例文
私が学生時代に力を入れたことは宅地建物取引士試験に合格することです。
大学の授業とサークル、アルバイトと同時にこなすために、毎朝5時に起きて2時間の勉強を続けました。
2年間の計画を立てて毎日勉強に取り組み、目標通り合格することができました。
この経験を通じて培った計画性と自己管理能力を活かし、毎日、出勤前にニュースアプリと経済新聞を読み、スキルとトレンドを把握し、御社での業務においても存分に貢献したいと考えています。
300字
例文
私が学生時代に力を入れたことは、毎日料理を作ることです。
フルタイムで働く両親の負担を軽減するため、栄養バランスを考慮し、毎日の食事を用意しました。
また、せっかくならば美味しいことはもちろん、栄養バランスの良い食事を提供し、より健康になってもらいたいと思いました。
そこでYouTubeなどでレシピを調べつつ工夫を続け、野菜が苦手な両親でも食べられる献立を作り続けました。
その結果、母は体調を崩しにくくなり、太り気味だった父は5kgの減量に成功し、家族全体の健康意識も高まりました。
この経験を通して、計画力と継続力を身につけることができました。
入社後は常に計画性を持ち、そしてパフォーマンスを維持し続けることで、長期にわたって貢献できる人物を目指します。
400字
例文
私が学生時代に力を入れたことは、アパレルショップでのアルバイトで店舗の売上向上に貢献したことです。
店舗は一時、閉店の危機に直面していましたが、本部と相談し、閉店を回避するために必要な半年間の売上を設定し、店長と具体的な売上目標を設定しました。
私が担当したのは、主に常連客の獲得とSNSを活用した集客活動です。
特に、インスタグラムでの投稿内容を工夫し、商品の魅力を引き出す写真やキャッチコピーを考案し、新商品の紹介や店内イベント情報を発信しました。
その結果、リピーターが増加し、店舗の売上を安定させ、4ヶ月半で半年の売上目標を達成することができました。
この取り組みを通じて、マーケティングの基礎知識や顧客対応力、そして粘り強く目標に向かって取り組む姿勢を身につけました。
これらの経験を活かし、SNSマーケティング担当として、御社のブランド価値向上や売上の拡大に貢献したいと考えています。
どうしてもガクチカが思いつかないときは?
ガクチカがどうしても書けない人のパターンには、頑張ったことがありすぎて何を選べばいいか分からない場合や、そもそも力を入れたことが思いつかない場合などがあります。
また、力を入れたことは思いついても、どう書いていけば、志望企業へのアピールにつながるのかが分からないという方もいるかもしれません。
そうした際にはガクチカの例文を見てヒントを得るほか、次のような方法で書くべき内容や書き方を知ることもおすすめです。
ゼミやサークルなどの親しい先輩や、志望する企業のOB・OG訪問で実際に内定を得て就職した先輩たちのESを見せてもらうのも、有効な方法です。
特に志望企業に内定を決めた先輩のESは、お手本になります。
ただし先輩のESを見せてもらうときに注目するべきポイントは、ガクチカに選んだエピソードの内容やそこでアピールした事柄ではありません。
なぜなら、先輩がガクチカにアルバイトを選び、そこで得たコミュニケーション力をアピールしていたからといって、真似をしてみても内定をもらえるわけではないからです。
お手本にすべきはエピソードの紹介の仕方や、自分の強みを盛り込む方法などの伝え方です。
先輩の表現力をお手本にして、自分のガクチカに活かしましょう。
OB訪問やインターンシップに参加することも、効果的なガクチカの書き方を知る方法の一つです。
企業に刺さる効果的なガクチカを書くためには、まずその企業をしっかりと理解することが重要です。
OB訪問をすることでその企業にしかない強みを聞き出せたり、インターンシップに参加することで実際に最前線で働いている社員の方から考えや意見を聞くことができます。
ホームページやパンフレットに載っている情報だけでなく、社員の方のリアルな声を聞くことで、企業理解がより深まります。
その企業の強みや大切にしている価値観、社員の方の人柄、求められるスキルなど、具体的に得られた情報をもとに、ガクチカでアピールする内容やスキルを検討してみましょう。
自分が何を頑張ってきたのか分からない、どのようなエピソードを志望企業に対してガクチカとしてアピールすれば内定につながるのか見えてこないという人は、大学のキャリアセンターに相談するのも1つの方法です。
そもそもガクチカがないという方は、大学時代の経験を時系列に箇条書きにして相談に行きましょう。
学生時代に何もせず、ボーっと過ごしている人はいません。
何かしらの経験はあるはずなのに、しっかり頑張った感覚を持てておらず、ガクチカとして選択できなくなっているのです。
アドバイザーに経験について自分がしたことを話していくと、「十分に頑張っていた」と気づきを与えてもらえたり、志望企業にベストなガクチカはこの経験だという点をアドバイスしてもらえたりします。
学業やアルバイトなどを日々そつなくこなしていると、特に力を入れている事柄を感じられないという人もいます。
また、周囲にスポーツで選手に選ばれた人や研究開発などで成果を上げた人、ボランティア活動などに積極的に取り組んでいる人などがいると、無意識に他人と比べてしまい自分なりに頑張っていることがあるのにガクチカと呼べることはないと感じてしまう人もいます。
自分では自分の頑張りに気づけないときには、他人に聞いてみましょう。
家族、ゼミやサークルの仲間、ゼミの教授やアルバイト先の同僚など、身近であなたを見てきた人たちに思い切って尋ねてみましょう。
ゼミ仲間や教授から「いつもリサーチを徹底している」と褒められたり、アルバイト先の上司から「仕事が速くて頼りになる」のように嬉しい言葉をもらえたりするかもしれません。
志望する企業にアピールするためにどのガクチカを選べばいいのか迷っている、ガクチカは選べたけれど効果的な書き方が分からないという方は、就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。
志望企業が求める人物像とあなたの人物像の分析を通じて、どのガクチカを選び何をアピールすべきかアドバイスを受けられます。
また、内定を得られる書き方にも精通していますので、ガクチカに盛り込むべき内容や構成についてレクチャーをしてもらえるうえ、実際に書いた内容を添削してもらうこともできます。
真似して書いたり、他人の内容をコピーしたりすることなく、自分で書いた文章を高めてもらうことができるので、内定への近道になるでしょう。
就活市場でもあなたに寄り添ったサポートを行っています。
一緒に内定獲得を目指しませんか?
面接のガクチカでよくある質問
続いて、就活生の方からよくいただく、面接でガクチカについて聞かれた場合に備えた対策方法などに関する質問に回答します。
これらの質問は就活生の方からよくいただくため、この記事を読んでくれているあなたも気になる項目なはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
話す長さはどのくらいがいいですか?
結論として、1分で話せるようにまとめると、要点を簡潔に伝えられるため、面接官にとっても理解しやすく、好印象を与えることができます。
しかし、深掘りされる可能性がある面接や、エピソードを詳しく説明する必要がある場面では、2〜3分で掘り下げて話せる準備をしておきましょう。
具体的なエピソードを盛り込み、取り組んだ背景や苦労した点、工夫した方法、そして結果や学びを丁寧に説明することで、面接官に伝わりやすくなります。
また、1分バージョンでは「結論」と「成果」を中心に話し、深掘りされた場合に備えて詳細な内容を準備しておきましょう。
「短いバージョン」と「長いバージョン」の両方を用意しておけば安心です。
特に、時間指定が無い場合は長々と話してしまいがちですが、あくまで具体性と要点を意識しつつ、相手の反応を見て柔軟に調整することが求められます。
逆質問は考えていくべきですか?
逆質問は絶対に考えていきましょう。
「特にありません」などと答えてしまうと、面接官に「弊社に対する興味が薄いのではないか」や「やる気がないのではないか」といった印象を与えてしまいます。
また、企業に対する理解を深め、自分に合っているかを確認するためにも、事前に逆質問を準備しておくことは必須です。
例えば「御社の中で特に重視されている価値観について教えていただけますか」や「入社後、最初の1年間で期待される役割はどのようなものでしょうか」といった質問は、企業理解を深めるだけでなく、自身の意欲をアピールする機会となります。
また、逆質問を通じて自分の成長意欲やキャリアビジョンを伝えることもできるため、企業側にも積極性を印象づけることが可能です。
余裕があれば企業の公式サイトやインタビュー記事、求人情報について調べ、それらに関する質問をすると「この人はしっかり調べて来ているな」という印象を与えられます。
面接でガクチカの深掘りはどのようなことを聞かれますか?
面接でガクチカの深掘りが行われる際には、取り組みの背景や目的、課題の克服方法など、具体的な点について詳しく尋ねられることが多いです。
面接官はあなたがなぜその活動を選び、どのような目標を設定して取り組んだのか、そしてその過程で直面した課題について知りたいと思っています。
例えば「その活動を始めたきっかけは何ですか?」や「どのような問題が発生し、それをどう解決したのですか?」などと聞かれるでしょう。
また、ガクチカの経験を別の場面で活かせるかについての質問も多く「その経験をどのように今後の仕事に活かしたいですか?」などと聞かれることもあります。
企業はこうした質問を通じて、応募者の問題解決能力や行動力、そして結果を出せるかを確認しています。
聞かれやすい深掘り質問について、全てスラスラと回答できるようになっておきましょう。
面接の時間はどれくらいですか?
面接の時間は一般的に30分から1時間程度です。
特にガクチカが重要視されるのは一次面接で、30分から1時間の中で今までの職務経験やスキル、基本的な適性などが確認されます。
質問に答えるときは何秒くらいで答えればいいの?
質問に対して何秒で答えればいいのかわからないといった時間に関する疑問も持つでしょう。
まず、自己紹介や自己PRなどの簡単な質問の場合は30秒から1分を目安にするといいでしょう。
答えるときは要点を絞って話しましょう。
具体的なエピソードを聞かれたときには1分から1分30秒が理想です。
ここでは話が長くならないように、背景→行動→結果の順にまとめると面接官に伝わりやすくなります。
まとめ
ガクチカを書く際には、
- 結論から記入する(何を頑張ったのか)
- どうして頑張ることができたのか(行動の背景)
- どういった取り組みをしたのか(具体的な行動)
- 最終的にどうなったのか(結果と感想)
上記のポイントを意識しながら書いてみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート