面接で必ずされる質問、ガクチカの考え方と答え方

学生時代に頑張ったこと、通称「ガクチカ」は、面接の中で高確率で聞かれる質問の一つでもあります。

自分が学生時代にどのようなことを頑張ったのか、何に力を入れたのかということを明確に理解している人であれば、答えるのはそんなに難しい質問ではないかもしれません。しかし、ガクチカを答えることができない人が多いというのが現状です。

そこで今回は、面接の中でされるガクチカの考え方や、エントリーシートなどで書くべきポイント、ガクチカを企業が聞いてくる理由などについてご紹介していきます。

企業がガクチカを聞く理由

企業がガクチカを聞く理由

ガクチカの書き方をご紹介する前に、そもそもなぜ企業が学生に対してこの質問をするのかということを理解しておく必要があります。企業側としてはガクチカを通して、就活生のポテンシャルや将来性といった部分を観察しています。

4年間という長い大学生活の中で、何一つ頑張ったことがないという学生よりも、何かに対して必死に打ち込んでいた学生の方が魅力的に映るのはいうまでもありません。

単純なことかもしれませんが、企業としてはこの部分をしっかりと確認しておきたいのです。だからこそ、就活面接ではほぼ必ずガクチカに関する質問がされるのです。実際企業に向けて行われたアンケートの中では、就活生に対して望むことの上位は人柄や将来性、熱意といったことが挙げられています。

面接で聞かれるガクチカの評価ポイント

面接において、面接官はガクチカを聞くことで就活生の人間性を見ています。

就活生の人材を見極める評価ポイントは、大きく分けて6点です。

「目的意識」と「行動力」、これらは主体的に考えて行動できるかどうかの判断材料になります。

次に挙げるのが「思考力」と「判断力」です。

頭を使い課題を解決していく力を評価します。

さらに「チームワーク」と「ビジネスでの再現性」の6点がガクチカの評価ポイントです。

面接官は、ガクチカからこの6点について評価して、自社の求める人間像に近い人材を探しているのです。

ガクチカの作成の流れ

ガクチカは、ただ単純に学生時代に頑張った出来事を話すだけでは内容が薄いです。

説得力もありませんし、自分をアピールできません。

面接官に好印象を持ってもらって高い評価を得られるガクチカを考えたいものです。

効果的なガクチカ作成について、ポイントを押さえながら解説していきます。

エピソードを洗い出す

ガクチカには、アルバイトやサークル活動、研究室やボランティア活動などさまざまなエピソードがあるでしょう。

まずは自分のガクチカとして話せそうなエピソードを整理していきます。

ガクチカがないという人も、家族や友人に何かしらアピールできそうなことがないかを聞くことで良い材料が見つかることがあります。

自分では大したことはないと思っている出来事でも、十分にガクチカに値する内容もあるものです。

就活の初期の段階であれば、これから何かしらに没頭してガクチカを作ってみるという手もあります。

それぞれのエピソードで何がアピールできるかを考える

棚卸したガクチカは、メモに箇条書きにしておくとわかりやすいです。

それぞれのエピソードについて、自身のどういった強みや能力をアピールできるかを考えていきましょう。

たとえば、居酒屋のアルバイトを頑張った人は、そこから得たスキルや能力を掘り起こしていきます。

いろいろなお客さんに臨機応変に対応する接客力や、厨房のメンバーと協力して仕事をする団結力やチームワークなど、人によってアピールできる能力は多種多様です。

面接で話すエピソードを選ぶ

いくつかのガクチカエピソードが見つかったなら、その中でどれについて話すかを決めなければいけません。

たくさんあるからと言っていくつも話すのが、逆効果です。

一つに絞って、内容の濃いガクチカを作っていきましょう。

選び方として、まず自分の能力をアピールしやすいエピソードであれば説得力があります。

企業が求める能力にマッチするエピソードであることも重要です。

なぜそのエピソードを実施したのか動機を考える

ガクチカエピソードを話す際には、動機が必要です。

「なぜ、その行動を起こしたのか」を定かにしましょう。

留学体験をした人は、なぜ留学しようと思ったのか、目的や意図を話すようにします。

留学の場合であれば、「語学力を付けたかった」とか「見知らぬ環境に身を置いて、人見知りする性格を直したかった」などの動機が挙げられます。

そのエピソード内であった課題を考える

体験の中で、ぶつかった壁や悩み、自分に与えた課題などを話します。

留学を例に挙げれば、思っていた以上に人見知りがひどくなり、何も話せず孤独を感じたことなどを語りましょう。

その課題に対してどう対処したのかを思い出す

ぶつかった障害や悩みに対して、どのように対処していったのかを説明します。

自分なりの作戦やアイデアを練って乗り越えたエピソードは、就活生の人間性が現れます。

面接官に、仕事をしていくうえで何らかの障害にぶつかったときに乗り越える強さや力をアピールできるでしょう。

対処した結果どうなったのかを書き出す

ぶつかった課題に対してどのように対応し、結局どうなったのかを説明します。

面接官は、成功したのか失敗したのか結果論についてはあまり関心はありません。

それよりも、そのガクチカにより就活生が何を得て学んだのかが重要です。

何も学びがなかったのでは、意味がありません。

面接官は、就活生の学ぶ姿勢や成長しようとする意欲なども見て取っています。

【ガクチカの書き方を例文から学ぼう】どうしても書けないときは?

ガクチカがどうしても書けない人のパターンには、頑張ったことがありすぎて何を選べばいいか分からない場合や、そもそも力を入れたことが思いつかない場合などがあります。

また、力を入れたことは思いついても、どう書いていけば、志望企業へのアピールにつながるのかが分からないという方もいるかもしれません。

そうした際にはガクチカの例文を見てヒントを得るほか、次のような方法で書くべき内容や書き方を知ることもおすすめです。

先輩のESを見せてもらう

ゼミやサークルなどの親しい先輩や、志望する企業のOB・OG訪問で実際に内定を得て就職した先輩たちのESを見せてもらうのも、有効な方法です。

特に志望企業に内定を決めた先輩のESは、お手本になります。

ただし先輩のESを見せてもらうときに注目するべきポイント、ガクチカに選んだエピソードの内容やそこでアピールした事柄ではありません。

なぜなら、先輩がガクチカにアルバイトを選び、そこで得たコミュニケーション力をアピールしていたからと、真似をしてみても内定をもらえるわけではないからです。

お手本にすべきはエピソードの紹介の仕方や、自分の強みを盛り込む方法などの伝え方です。

先輩の表現力をお手本にして、自分のガクチカに活かしましょう。

キャリアセンターに相談する

自分が何を頑張ってきたのか分からない、どのようなエピソードを志望企業に対してガクチカとしてアピールすれば内定につながるのか見えてこないという人は、大学のキャリアセンターに相談するのも1つの方法です。

そもそもガクチカがないという方は、大学時代の経験を時系列に箇条書きにして相談に行きましょう。

学生時代に何もせず、ボーっと過ごしている人はいません。

何かしらの経験はあるはずなのに、しっかり頑張った感覚を持てておらず、ガクチカとして選択できなくなっているのです。

アドバイザーに経験について自分がしたことを話していくと、「十分に頑張っていた」と気づきを与えてもらえたり、志望企業にベストなガクチカはこの経験だという点をアドバイスしてもらえたりします。

他己分析をしてもらう

学業やアルバイトなどを日々そつなくこなしていると、特に力を入れている事柄を感じられないという人もいます。

また、周囲にスポーツで選手に選ばれた人や研究開発などで成果を上げた人、ボランティア活動などに積極的に取り組んでいる人などがいると、無意識に他人と比べてしまい自分なりに頑張っていることがあるのにガクチカと呼べることはないと感じてしまう人もいます。

自分では自分の頑張りに気づけないときには、他人に聞いてみましょう。

家族、ゼミやサークルの仲間、ゼミの教授やアルバイト先の同僚など、身近であなたを見てきた人たちに思い切って尋ねてみましょう。

ゼミ仲間や教授から「いつもリサーチを徹底している」と褒められたり、アルバイト先の上司から「仕事が速くて頼りになる」のように嬉しい言葉をもらえたりするかもしれません。

就活エージェントを頼る

志望する企業にアピールするためにどのガクチカを選べばいいのか迷っている、ガクチカは選べたけれど効果的な書き方が分からないという方は、就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。

志望企業が求める人物像とあなたの人物像の分析を通じて、どのガクチカを選び何をアピールすべきかアドバイスを受けられます。

また、内定を得られる書き方にも精通していますので、ガクチカに盛り込むべき内容や構成についてレクチャーをしてもらえるうえ、実際に書いた内容を添削してもらうこともできます。

真似して書いたり、他人の内容をコピーしたりすることなく、自分で書いた文章を高めてもらうことができるので、内定への近道になるでしょう。

面接で人事ウケのいいガクチカ集

面接で人事担当者の心に響くガクチカは、その内容も大切ですが、伝え方にもコツがあります。

初めに話すのは結論です。

ガクチカで言うと、「学生時代に取り組んだこと」になります。

次に具体的な取り組み内容について説明していきますが、「どんな立場や状況に置かれていたか」「直面した問題や課題」「問題解決のために起こした行動」「行動したことによって起こった結果」の順に、話を展開させます。

ガクチカで人事担当者が最も重視するのは、行動の部分です。

行動するに至った経緯も含め、具体的に書くことがポイントです。

ここではガクチカでよく用いられている「継続力」「協調性」「能動的行動」「人脈作り」「オタク」の書き方について、例文を交えながら紹介します。

人事ウケ×継続力

「継続は力なり」ということわざがあるように、何事も続けられることは、強みになります。

研究や部活、アルバイトなど、誰でも一度は何かを続けた経験があるのではないでしょうか。

継続して取り組める力は、社会に出ても役に立ち、多くの人事担当者も注目する能力の1つです。

面接で継続力をアピールすることは、「地道に実績を積み、会社に貢献してくれる」「すぐに会社をやめない」「真面目に仕事を取り組む」という風に評価される傾向があります。

伝えるコツ

継続力は高く評価されることはわかりましたが、単に「長年研究を続けてきました」と言うだけでは、ガクチカとしては不十分です。

継続力をアピールする上で最も重要なのは、継続することで「何を得られたか」を伝えることです。

得られたことを明確にするには、始める前と継続した後で、自分はどう変わったか比較したり、過去の棚卸しをしたりして、得たことを見つけてから、書くことがポイントになります。

例文

私は学生時代、毎朝2kmのジョギングを続けてきました。

雨が降っても風が吹いてもあきらめずに走り続けたことで、継続力や忍耐力がついたと自負しています。

ジョギングを始めたきっかけは、1つのことをやり遂げた後の自分がどうなるか知りたくなり、ジョギングなら体力づくりも兼ねてできると思ったからです。

寒い冬の朝は布団からなかなか起き上がれず、何度もやめようと思ったこともありましたが、決めたことはやり抜こうと、気力を出して走り続けました。

ジョギングを続けたことで自信がつき、以前より積極的に行動できるようになったほか、風邪もひかなくなりました。

入社後は、ジョギングを通して得た根性と体力を活かし、どんな仕事も投げ出さずやり遂げていきたいです。

例文2

私が学生時代に取り組んだことは、英語の習得でした。

英語圏の歴史や文化に興味があり、ネイティブの流暢な英語に憧れ、大学を卒業するまでに、ネイティブとも難なく会話できるようになろうと、強く決心しました。

語学力を上げるには、発音からネイティブに近づけることからと、毎日30分発音練習することを日課とし、どんなに疲れていても続けることを、ルールとしました。

発音がある程度できるようになった時点で、外国人に観光案内するボランティアを始め、語学力に磨きをかけていきました。

予想以上に語学力が伸びず、あきらめようと思ったこともありましたが、私の拙い英会話力でも、意味を汲み取ってくれる外国人の優しさに触れ、目標を達成するまで続けようと思い直しました。

その結果、外国人とのコミュニケーションが楽しいと感じられるような、英会話のレベルになりました。

語学力を買われて、英会話教室のスタッフとしてアルバイトも決まり、語学力を磨く場が広がりました。

私の語学力と、何かをやり遂げるための行動力を、貴社の業務に役立てていけたらと考えております。

人事ウケ×協調生

協調性とは、周囲と連結したり団結したりして、物事をすすめる素質のことを言います。

協調性を持つ人は、チームワークを大切にし、空気を読んで行動する、といった傾向があり、人事担当者は、「周囲と協力しながら任務を遂行できる」「個人より組織のことを考えて行動する」「他人をフォローする能力が高い」と評価します。

協調性を持つ人は、会社にとって必要な人材になりますので、ガクチカとしてアピールするのに最適な素質と言えます。

伝えるコツ

面接で協調性をアピールする学生は多いということを忘れないようにしましょう。

「協調性があります」と言っても、周囲に埋もれてしまい、人事担当者に注目される可能性が低くなります。

協調性と一口に言っても、周囲との輪を作ることを得意とするのか、空気を読んで行動するのがうまいのか、さまざまです。

どの点から協調性があると言えるのか、もう一度振り返り、より具体的に伝えることがポイントになります。

ありきたりの表現を避けることも大切ですが、珍しい表現だからといって、解釈がわかれるような表現も避けるのが無難です。

自分の言葉で、相手に伝わることを意識しながら書きましょう。

例文

私は、常にチームにとって最善なことは何かを考えて行動するのが得意です。

レストランでアルバイトをしていたとき、スタッフの間でシフトに対する不満が出ました。

働いていたレストランでは、3交代制のシフトを導入していて、スタッフはそれぞれの時間帯に割り当てられます。

不満が吹き出たのは、夜番を担当したスタッフたちからで、前シフトの時間内に終わらなかった仕事が、すべて夜番のスタッフにのしかかり、閉店後も1~2時間店に残らなくてはならないということでした。

作業内容の見直しが必要と考えた私は、店長に事情を説明し、シフト表のほかにタスク管理表を導入し、メンバー内で状況を共有してはと提案しました。

スタッフには、早番と昼番に入ったとき、できるだけ時間内に仕事を終えるよう説明し、タスク管理表をチェックしながら、終わっていない仕事を片付けることも、伝えました。

その結果各スタッフが自分の仕事を時間内に済ませ、空いた時間に他の仕事をこなすようになりました。

タスク管理表を導入したことで、業務の重複を確認することもでき、無駄な作業をしないことにもつながりました。

以前よりも平均で30分ほど早く作業が終わるようになり、スタッフ同士の関係が改善されました。

貴社に入社後も、状況を把握し、チームにとって最善策を提案していきたい所存です。

例文2

私の強みは、状況を把握し自分は何をすべきか、役割を考えられることです。

大学時代野球部のマネージャーをしていて、チームが思うように結果が出ないという問題に直面していました。

チームの雰囲気は次第にピリピリし、解決策を巡ってキャプテンとメンバーの間で意見が対立するようになりました。

マネージャーとしてやるべきことは、チーム内の調和を整えることで、調和を乱す原因となっている、「勝てないこと」という問題を解決することに気づきました。

マネージャーとして何ができるか調べたところ、チームマネジメントの導入や、練習メニューの管理など、複数の有効な解決策があることを見つけました。

チームメンバーに新しい管理方法を提案、承諾を経て導入しました。

練習や選手の状況、試合の結果など、必要なことを記録、定期的にチームメンバーに報告し、改善するためにどうしたら良いか、皆で意見を出し合いました。

チーム内の雰囲気は再び明るくなり、前回の成績より上を目指し、練習に励むようになりました。

その結果、前回は地区大会1回戦で敗退しましたが、地区大会の準決勝進出を果たしました。

優勝できなかったものの、予想以上の成績を残せたことと、状況を把握し、適切に行動することで、良い結果がもたらされるということを学びました。

この経験を活かし、調整役として貴社に貢献したいと考えております。

人事ウケ×能動的行動

能動的行動は、自ら行動することを意味し、受動的行動とは対義語になります。

仕事でいうと、上からの指示を待つのではなく、必要と考えられる場合には、自ら行動を起こし、仕事で結果を残す人です。

企業は受け身の人よりも、自ら行動できる人を採用する傾向があります。

自分で考え行動できることを示すガクチカがあれば、面接でアピールすると良いでしょう。

自分で考えて行動したエピソードなら、たとえ地味なことでも構いません。

自分の考えに基づいて行動し、結果を出したことがわかれば、十分です。

伝えるコツ

「自ら考え行動を起こす」という能動的行動は、問題解決能力につながるものがあります。

適当なエピソードが見当たらないというのであれば、過去に問題解決した経験はないか、振り返ってみましょう。

問題に直面し、解決策を見つけるまでには、状況を正確に把握したり、分析したりする力が必要になります。

なので、行動を起こすまでの過程も、ガクチカの一部として盛り込むことを忘れないようにしましょう。

行動した部分の説明も重要な部分になりますので、単に行動しただけではなく、工夫したことや努力したことにウェイトを置いて書くようにすると、相手に印象づけやすくなります。

能動的行動は、リーダーシップと結びつくこともあります。

リーダーシップを発揮してチームをけん引したというガクチカも、面接では好まれますので、エピソードがあれば、活用するに越したことはありません。

例文

学生時代ネイルサロンのアルバイトをしていて、そのサロンは、顧客の獲得に苦労していました。

ネイルサロンは立地条件の良い場所にあり、週末は予約で一杯になるときもあるほどです。

ですが平日になると客足が落ち、クーポンを発行したり、広告を打ったりしても、思うような反応が得られないことが問題でした。

アルバイトの中でも勤続年数が長く、店の内情をある程度把握していた私は、オーナーに、問題についてぜひ一緒に取り組みたい旨を伝えました。

ネイルサロン利用者層の傾向や、店を利用する年齢層、価格帯などを分析したところ、平日客足が伸びない原因は、ターゲット層の設定に問題があるのでは、という点に気づきました。

平日の昼間の利用者を増やそうと、店では主婦をターゲットにしていましたが、ほとんどの人はジェルネイルのため、多くても月1度程度の来店で済んでしまいます。

平日の人通りを観察すると、サロンの近くを通るのは、仕事帰りの女性が多く、今よりも客足を伸ばすのは、仕事帰りの女性にターゲットを絞るのが有効と感じました。

オーナーにはターゲット層を変え、仕事帰りの女性がそのまま着替えやメイクをして出かけられるよう、メイク室を設置してはどうかと提案しました。

平日の中でも一番客足が見込める曜日を割引デーにし、格安でサービスを受けられるようにもしました。

サロンの顧客がこのサービスを気に入り、同僚に勧めたことをきっかけに、サロンの評判は口コミで広がり、改善前よりも売上が3割伸びました。

例文2

私は学生時代から周囲をまとめ上げ、1つの目標に向かって突き進めるよう指導していく強みがあります。

大学時代、あるイベントの企画を任されたのですが、企画内容は良いものの、運営の面で評判が悪いと言われていました。

私はまず企画に携わる関係者を把握し、代表者たちと話す機会を設けました。

そこでわかったのは、運営の管理が全体に行き届かず、スタッフのやる気を削く結果につながっていることでした。

コンセプトに向かい、スタッフが一丸となって行動することが必要と考え、イベントのコンセプトをもう一度確認し、そこから関係者への対応を考えました。

コンセプトが印刷されたポスターを作成し、スタッフの目に届くところに張りました。

その一方でスタッフ全員と面談し、イベントに対する不満や要望を聞き出すことも行いました。

収集した意見をまとめ、運営の改善策を打ち出したところ、徐々にスタッフの士気が上がり、最善の状態でイベントを開催できました。

イベントに訪れた来場者たちの感想は軒並み良好で、およそ8割の人が、スタッフの対応に満足したと回答しました。

私は貴社でもこの経験を通して得た強みを発揮し、よりよいプロジェクトを生み出したいと考えております。

人事ウケ×人脈作り

社会人は、多くの人と話す機会が増え、多種多様なつながりに順応できる、素質が求められることがあります。

人見知りせず人と話すのが好きだったり、友人を作ることが得意だったりすることは、当たり前の能力だと思うかもしれませんが、人脈作りは、面接で立派なアピールポイントです。

プライベートであれば、好きな人とだけ付き合うということは可能ですが、社会では苦手な人ともコミュニケーションを構築していく必要があります。

世の中にはいろいろな付き合いがあることを理解した上で、人脈を広げる能力は、企業の採用担当者から歓迎されるでしょう。

伝えるコツ

人脈作りが得意、というのは、企業にとって貴重な存在となりますが、ただ言っただけでは、訴求力が半減します。

人脈作りという素質を構成する要素はいくつかあります。

なぜ人脈作りが得意なのか、自分の行動を振り返りながら考えてみると、「人見知りをしない」「新しい環境でも臆することなく周りに溶け込める」「人同士をつなぐのが得意」「円満な人間関係を築ける」といった要素で構成されていることがわかります。

そこで、ガクチカでアピールするなら、これらの要素も盛り込んで作成することがポイントになります。

例文

私には、新しい環境でもすぐに周りに溶け込み、人間関係を築く強みがあります。

大学に入学したての頃、先輩にサークルの入会を勧められました。

雰囲気も内容も良く、楽しめそうだったので入会し、そのことを友人に伝えました。

すると、友人も気に入り入会を即決、軽い気持ちで知り合いに声をかけたところ、1日で14人部員が増えました。

皆入会した理由が、「私が勧めたサークルで、内容が良かったから」ということでした。

サークルではさまざまなイベントを企画しましたが、メンバー全員で1つの目標に向かってやり遂げ、達成感が出るようなものばかりでした。

人脈作りという強みを活かし、貴社では新規開拓や売上アップに貢献していきたいと考えております。

例文2

私は学生時代、カフェでアルバイトをしていました。

スタッフは性別も年齢層もバラバラで、働き始めたときは、同じ年齢層同士がかたまり、スタッフ全体でコミュニケーションが取れていない状態でした。

私は人見知りをほとんどせず、誰に対してもすぐに打ち解けられる強みがあり、誰とも分け隔てなく接していました。

するとこれまで没交渉だったスタッフたちが、お互い話をするようになり、以前よりもスタッフ同士のコミュニケーションが活発になりました。

店内の雰囲気は以前よりも明るくなり、お店の雰囲気が良いとお客様に褒められることも増えました。

貴社に入社後は、持ち前の人脈作りの強みを活かし、スタッフやお客様を笑顔にしていきたいです。

人事ウケ×オタク

趣味は、人柄や人間性があらわれやすい分野です。

とくにオタクを自負するほどの趣味があることは、面接では強力な武器になります。

深く熱中できるものがある人は、何か1つのことに没頭することで、卓越した知識や技術を身に付けられる人です。

面接では、このように評価される傾向があるため、オタク級の趣味がある場合は、強みとしてアピールすることをおすすめします。

趣味は他の学生と差別化しやすいという特徴もありますので、趣味をガクチカに活用できないかどうか、考えてみましょう。

伝えるコツ

人事担当者や面接官は、面接での質問を通して、その学生の人柄を知ろうとする傾向があります。

趣味をガクチカとするなら、人柄が伝わるようにアピールすることがポイントになります。

趣味そのものよりも、趣味に対する思い入れや、趣味を充実させるために取り組んだこと、工夫したことなどに重点を置いて話を展開させましょう。

例文

私は学生時代、サックスに夢中になり、人一倍練習に励みました。

学校での活動以外にも、自宅で自主練習をしたり、親のすすめで吹奏楽サークルにも入ったりしました。

ただ、私はサックスを演奏するには肺活量が少なく、それが悩みのタネでした。

サックスで好きな楽曲を思い切り演奏したいという気持ちが強くなり、体力をつけるためのトレーニングを始めました。

毎日1kmのジョギングと、肺活量をアップさせるための特別トレーニングを日課とし、肺活量に関する雑誌や本を読み込み、知識を深めていきました。

その結果、以前よりも長期間演奏できるようになり、肺活量が増えたという変化がありました。

肺活量が増えることでサックスの練習にも力が入り、そのためか、所属していた吹奏楽部が、市のコンクールで入賞を果たしました。

壁にぶつかったとき、問題と向き合い、克服したことで、何でもやればできるということが、この経験で学んだことです。

この経験から、仕事で壁にぶつかったとしても、投げ出さずに持ち前の強いメンタルで克服していきたいと考えております。

例文2

私は地元産の食べ物やグルメが好物で、それを多くの人に広めようと、ブログを立ち上げ、個人的な趣味として紹介していました。

ブログを立ち上げた理由は、私が住んでいる地元は、おいしい食べ物がたくさんあるのに、ほとんど知られていない状態で、ブログを立ち上げれば、一人でも多くの人を観光に呼び込めると思ったからです。

ですが開設したブログには全然アクセスが集まらず、目標からは程遠い結果となってしまいました。

挫折感を味わい、ここでやめようと思ったのですが、一人でも多くの人に知ってもらいたい気持ちが強く、再度挑戦することにしました。

アクセスがなぜ集まらないか、ということから検証を始め、ブログをやめて、一からサイトを構築することが大切だということに気づきました。

独学でプログラミングを学び、サイト構築、さらにはサイトコンテンツの作成を手掛けるまでのレベルに達しました。

地元の生産者さんや知り合いの協力を得ながら、少しずつサイトを充実させ、SNSと併用して情報を配信し続けたところ、月に1万人のユーザーが訪れるサイトになりました。

この経験で学んだことはたくさんあります。

「やると決めたことは絶対に成し遂げる」という強い情熱が、目標達成に大切だと言うことのほかに、状況を冷静に把握する分析力や、周囲の協力を得るためのコミュニケーション力も、必要だということを学びました。

貴社に入社後は、この経験を活かし、情熱を持って仕事に取り組んでいきたいと考えております。

ガクチカの例文

例文①

「私が学生時代に頑張ったことは、吹奏楽部の練習です。吹奏楽サークルに入っておりサックスを担当していましたが、演奏力が低いうえに肺活量が少なくてメンバーに迷惑をかけていました。市のコンクールに出ることになりましたが、私のせいで演奏がストップすることもあり悩んでいました。そこでこのままではいけないと思い、自主トレーニングと特別練習を個人的にすることに決めたのです。毎朝ランニングと腹筋30回を続けることにしました。休日は河川敷に行って一人で練習しました。その結果、以前よりも肺活量が増えてしっかりとした演奏ができるようになったのです。コンクールも2位に入賞できました。私はあのとき辞めずにもっと力を付けるために頑張ったことで、強いメンタルと目標に向かってぶつかっていく力を得たと思います。仕事でも、壁にぶつかったときに諦めるのではなく前に前にぶつかっていきたいです。」

 

例文②

私は学生時代、新聞配達のアルバイトを早朝にしていました。暑い日も寒い日も辞めずに続けたことで、継続力や努力する力を得たと思います。そもそも新聞配達をしようと思ったのは、一人暮らしだったので少しでも稼ぎたかったからです。また、自分の中でどれくらい続けられるのか試してみたいという思いもありました。とくに冬の早朝は寒いし暗いし、辞めようと何回も思いました。けれども絶対に続けると決めていましたし、終わってからのお風呂が本当に気持ち良くて頑張り続けることができました。入社後も、新聞配達で学んだ続ける根性を活かし、どんなときも諦めずに進んでいきたいです。」

例文⓷

私が学生時代に力を入れたことは、語学の勉強です。両親は語学堪能で英語の他に、中国語やフランス語を話すことができました。そんな二人に憧れたというのもありますが、私自身も世界史や語学そのものに関心があり、大学4年間のうちになんとか1カ国語はマスターできるように日々勉強しておりました。

どんなに疲れている日でも、必ず1日2時間は机に向かうようにし、購入した参考書は何周も勉強し直しました。その結果、昨年は英検一級、TOEICでも目標としていた900点以上をマークすることに成功しました。

御社の業務の中でも、私の語学能力が生きるのではないかと期待していますが、それ以上に、何かを達成したいと考え、行動する熱意を役立てていければと考えております。

ガクチカの書き方

ガクチカの書き方

上記の例文を参考にしながらガクチカの書き方を考えていきます。ガクチカを書く場合には、先ず自分が何を行ったのかということを明確にします。例文であれば、語学の勉強がそれに当たります。そして、必ずなぜその行動に打ち込もうと思ったのかという背景についての説明するようにしましょう。

そこまで書いたら、実際に自分が目標を達成するためにどのような行動を行なったのかということをなるべく具体的に記入していきます。こういった部分では、課題意識や問題に対する解決能力といったものもアピールすることができます。

そして最後に、そこまで取り組んだ行動の結果、どのようなゴールに辿り着いたのかということを説明するようにしてください。ただし必ずしも結果が報われている必要はありません。大切なのは、学生時代に自分がそのことに対して本気で頑張ったのかどうか、ということです。

面接でもエントリーシートでも変わらない

面接でもエントリーシートでも変わらない

ガクチカの書き方に関しては、面接とエントリーシートでは違いがありません。考え方や話の展開の仕方に関しても共通しているので、どちらかを完成させることができれば、もう一方も自ずと出来上がってくるでしょう。

ガクチカで最も難しいのはどのようなエピソードを持ってくるかということだと思いますが、どうしても適切なストーリーが思い出せない・浮かばない場合には、自己分析をしてみたり、 周りの友人に自分の印象を聞いてみたりしても良いでしょう。無理に華やかなエピソードを探そうとするのではなく、純粋に自分が本気で取り組んだことについて考えてみてください。

まとめ

ガクチカを書く際には、

  • 結論から記入する(何を頑張ったのか)
  • どうして頑張ることができたのか(行動の背景)
  • どういった取り組みをしたのか(具体的な行動)
  • 最終的にどうなったのか(結果と感想)

上記のポイントを意識しながら書いてみてください。

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