- 自己PRの書き出しが重要な理由は、文章の第一印象が決まるから
- 自己PRの書き出しで押さえるポイントは、アピールポイントから書き出すこと
就活の自己PRでは、冒頭の書き出しが非常に重要となります。
文章は書き出しで構成や流れが決まるため、書き出しは重要な部分といえるでしょう。
また、ポイントを押さえることで、理解しやすく、インパクトのある自己PRに仕上がります。
本記事では、企業に響く自己PRの書き出しについて、ポイントや例文を紹介していきます。
目次[目次を全て表示する]
自己PRの書き出しが重要な理由
就活生の実に8割は自己PRの書き出しで躓いたり悩んだりしています。
自己PRは志望動機などとは違い、自分を企業に良くアピールするための文章ですから悩むのは無理もありません。
しかし、だからと言って書き出しをおざなりにしてはいけません。
自己PRで書き出しが重要な理由は、文章全体のまとまりに影響するからです。
木下恵利
書き出しからしっかりかけていないと、文章全体にまとまりがなくなってしまいます。
1.第一印象が決まるから
自己PRの書き出しは、文章のまとまりだけでなく、第一印象を決めるためにも重要です。
最初に受けた印象は残りやすく、その後の評価が左右されるので、書き出しにはぜひ力を入れてください。
企業には、毎日多くのESや履歴書が届きますので、冒頭がありきたりな文章だと、印象に残すことが難しいです。
また、じっくりと目を通す時間がない場合、書き出しを見て全体の内容を判断されてしまうかもしれません。
木下恵利
採用担当者に興味をもってもらえるように、グッとひきつけられる書き出しにすることを意識しましょう。
2.文章全体の構成を決めるから
自己PRにおける書き出しは、全体の中で非常に重要な部分であるといえます。
というのも文章における冒頭部分である「書き出し」は、その文章全体の構成や流れを決めるものだからです。
たとえば、自己PRで「私の強みはポジティブな性格のおかげで、過剰に悩みすぎないところです」と書き出せば、それを見た採用担当者は、「この人はポジティブなところが魅力なんだ。それで、具体的にどうなんだろう?」と今後の流れをつかみやすくなります。
特にある程度長さのある文章は、ダラダラと内容を語ると、「結果として何が言いたいの?」と内容や結論がわかりづらくなってしまうものです。
そのため何かを述べる際は、書き出しが重要になるのです。
なお、自己PRの書き出しや全体の構成・流れについて学びたいときは、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
冒頭が平凡では印象に残らない
就活生の多くが自己PRの書き出しで躓くのは自然なことですが、書き出しは文章全体の構成や第一印象を決める重要な部分です。企業の採用担当者は多くの応募書類を処理するため、冒頭が平凡では印象に残りません。
書き出しを工夫して強みを明確に伝えることで、採用担当者の関心を引き、文章全体の流れをつかみやすくすることができます。特に、大手企業などの有名企業には多数の応募書類が届くため、印象的な書き出しが求められます。
就活で自己PRが聞かれる理由
そもそも企業はなぜ自己PRを聞くのでしょうか。
企業の質問の意図を押さえることで企業に響く自己PR文を書くことができるでしょう。
以下で企業が自己PRを聞く理由を確認し、自己PRの回答のポイントを押さえましょう。
あなたの強みを知るため
企業は自己PRから、あなたの強みを知りたいと考えています。
企業はあなたの強みを聞き、業務でどう生かせるのか、強みを生かして企業に貢献してくれそうかを見ています。
すなわち、入社後に活躍できるポテンシャルがあるかを見ているのです。
自己PRでは自分の強みを業務やキャリアアップ、企業の業績に貢献するためにどう生かせるかを伝えることが効果的です。
あなたの人柄を知るため
企業は自己PRから、あなたの人柄も見ています。
企業は、人柄から、企業の社風などに合うか、組織に馴染めそうかを判断しています。
企業は長く働いてくれる人を探していますので、すぐにやめられてしまっては大きな損失となってしまいます。
小玉 彩華
企業はミスマッチがないか見極めるため、あなたの人柄に注目しているのです。
自己PRと長所は、自分の良い部分をアピールするという点で似ています。
しかし、それぞれ質問の意図が異なる点に注意しましょう。
長所という設問は、あなたの性格上の優れている部分を問うものです。
例えば明るい性格などが挙げられます。
一方、自己PRはあなたの強みのうち、実際に業務で生かせるものを問うものです。
それぞれの違いを理解し、質問の意図を意識した回答をしましょう。
企業は人柄を判断している
企業が就活で自己PRを聞く理由は、あなたの強みと人柄を知るためです。企業は、あなたの強みを知り、それが業務や企業の成長にどう貢献できるかを見ています。
また、人柄を通じて社風に合うか、長く働けるかを判断しています。自己PRでこれらのポイントを押さえることが、企業に響く効果的な自己PR文を作成するための鍵となります。
自己PRの書き出しで守るべきルール
自己PRの書き出しで悩んでしまう人も多いのではないのでしょうか。
ここでは書き出しについて守るべきルールを紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
アピールポイントから書き出す
自己PRでの書き出しは、アピールポイントである「あなたの強み」から書きはじめましょう。
アピールポイントから書きだすことで、企業にあなたが何について話すのかを最初に示すことができます。
最初から話の方向性を提示することで、相手が理解しやすい文章構成になり、あなたの魅力をしっかりとアピールできるでしょう。
アピールポイントを書く場合は、長々と書くのではなく、簡潔でわかりやすい表現を用いましょう。
具体的には「私の強みは○○です。」というように書くと良いでしょう。
「私の強みは~で...した〇〇力です」などと長々と書き出してしまうと、あなたの強みが結局なんであるのかが伝わりにくくなってしまいます。
シンプルで理解しやすい表現を意識しましょう。
誰が聞いても分かりやすい文章にする
書き出しは、その1文を読んだだけで理解できる文章に仕上げる必要があります。
誰が読んだとしても、あなたがどんな強みを持った人材なのか、明確に把握してもらえるようなわかりやすい文章を心がけましょう。
企業の求める人物像の確認が重要
自己PRでは企業の求める人物像に合った強みを伝えることが重要です。
書き出しでアピールポイントを伝えた際、「この人はウチに合わなさそうだな...」と思われてしまっては、なかなか読み進めてもらえません。
企業研究や職種理解を深め、あなたが志望する企業や職種に合った強みを伝えましょう。
誰が聞いても分かりやすい文章にすることが大切
自己PRの書き出しで守るべきルールは、アピールポイントから書き出し、誰が聞いても分かりやすい文章にすることです。企業の求める人物像を確認し、簡潔に強みを表現することが重要です。
アピールポイントを最初に示すことで、企業にあなたの話の方向性を提示し、理解しやすい文章構成になります。
また、シンプルでわかりやすい表現を用いることで、強みが明確に伝わります。企業研究を行い、志望する企業や職種に合った強みをアピールしましょう。
自己PRの書き出しを差別化するポイント
書き出しにアピールポイントを書くことで、わかりやすい文章に仕上げることができます。
しかし「私の強みは~です」と単に述べるだけでは、ほかの就活生との差別化が難しいでしょう。
以下では、書き出しで他の就活生と差別化するポイントを紹介します。
1.数字を用いる
書き出しで数字を用いることで、具体性のあるアピールができ、企業の目を引くことができます。
例えば「私の強みは小学校1年生から14年間早起きを続けている継続力です」などの表現が挙げられます。
数字という客観的な指標を用いることでアピールに説得力を持たせることができます。
小玉 彩華
あなたの強みを数字を用いて表現できる際はぜひ積極的に用いてくださいね。
2.強みを言い換える
強みをそのまま伝えるのではなく、より具体的言い換えることであなたの強みをより魅力的にアピールできます。
例えば以下のような言い換え表現が挙げられます。
- 継続力→モチベーションを一定に維持してやり遂げる力
- 臨機応変さ→イレギュラーな事態にも冷静に対処する力
- コミュニケーション力→相手の要望をくみ取りながら会話する力
このように、具体的な表現やオリジナリティのある表現に言い換えることで、ほかの就活生との差別化が可能になります。
3.強みをモノに例える
自分の強みをモノに例えてアピールすることも効果的です。
例えば、吸収力をアピールする際に「私はスポンジのような吸収力が強みです。」というように伝えるとよいでしょう。
誰もが知っているモノに例えることで、わかりやすく印象に残るアピールができます。
ただし、あまりに使い古された表現を使ってしまうと、「あまり深く考えずに、当たり障りのないことを書こうとしている」と印象づけてしまうこともあります。
そのため、吸収力をアピールする場合はスポンジ以外に「タオル」や「カラス」などに例えてオリジナリティを出すことが効果的です。
4.キャッチフレーズを用いる
自己PRの書き出しにキャッチフレーズを用いることで、採用担当の印象に残りやすくなります。
たとえば「5年間も継続できる真面目人間」や「計画性のあるチャレンジャー」などです。
小玉 彩華
自分だけのキャッチフレーズをつけることで、読み手や聞き手の注意を惹くことができます。
ただし、キャッチフレーズを用いる場合は読み手や聞き手がイメージしやすく、かつ言い過ぎない表現のキャッチフレーズを選定しましょう。
誤解を生まないためにも、わかりやすい表現であることが大切です。
伝わりやすい表現にしよう
キャッチコピーやモノに例えて表現する際は、「伝わりやすいか」「納得できるものか」という点に注意しましょう。
例えば、自分の強みを特定のスポーツで使用する器具や、そのスポーツなどに例えたとしても、それらが相手に端的に意図を伝えらえるものでないのなら意味がありません。
また、曖昧であったり、遠回しであったりすると、別の意味に受け取られてしまうことがあるので、具体的にわかりやすく説明できるものを選んでください。
強みをモノに例えてみよう
自己PRの書き出しを差別化するためのポイントは、数字を用いる、強みを言い換える、強みをモノに例える、キャッチフレーズを用いることです。
数字を使えば具体的で目を引き、強みを言い換えることでより魅力的にアピールできます。また、強みをモノに例えるとわかりやすくなり、キャッチフレーズを用いると印象に残りやすくなります。
これらの方法を使って、他の就活生と差別化を図りましょう。
自己PRの書き出しで注意すべきこと3選
書き出しを書く際には、使用を避けるべき表現や言葉があります。
以下で確認しましょう。
曖昧な表現
「私はとても器用な人間だと思います」
例文のような「〜だと思います」あるいは「〜かもしれません」といった曖昧な表現は使わないようにしましょう。
自信のなさが見受けられますし、信用性にも欠けます。
書き出しは「〜です」といった断定する表現にします。
ネガティブな表現
「私は内気な性格なので〇〇ができません」などの、あなたのマイナス面が伝わるような表現は避けましょう。
自分の苦手なことや自信のないことをあえて書く必要はありません。
自己PRは自身の魅力を企業に伝えるために書きます。
自分で自分の評価を下げてしまっては元も子もありません。
自信を持ち、ポジティブなワードを使うようにしましょう。
「私は内気な性格なので〇〇ができません」などのネガティブな表現は避けましょう。自己PRは自分の魅力を企業に伝えるためのものであり、自分の苦手なことや自信のないことを書く必要はありません。自分で自分の評価を下げることは避け、自信を持ち、ポジティブなワードを使うようにしましょう。
嘘や誇張
自分を印象づけるために、実績や成果を誇張したり、嘘をついたりするのはやめましょう。
企業は新卒学生採用においては、経験ではなく人柄や将来性を重視していることが多いです。
そのため、スキルや強みそのものに期待しているわけではありません。
企業が注目しているのは、あなたのエピソードです。
あなたが何を考え、どう行動してくれるかに注目し、「入社したらこんな風に働いてくれそうだ」というあなたのポテンシャルを想像しているのです。
また、嘘や誇張がばれてしまうリスクも大きいです。
等身大のあなたをアピールすることを心がけてください。
選考においては、自分に自信をももってアピールすることが重要です。
しかし、「私の○○があっての成功でした」などという自信過剰な印象を与える表現は、避けたほうがよいでしょう。
大げさな表現にすると、実際に詳しく話を聞いてみたら、想像していたほどのものではなかったと思われることがあります。
さらに、自分でも質問に答えていくうちに、その表現に合わせようとしたために矛盾が生じてしまうかもしれません。
自己分析をしっかりできていないというマイナスイメージ繋がってしまう恐れもあります。
自信と誇りはもちつつ、謙虚さを失わないようにしましょう。
等身大の自分をアピールしよう
自己PRの書き出しで注意すべきことは、曖昧な表現、ネガティブな表現、嘘や誇張を避けることです。
「〜だと思います」などの曖昧な表現は自信がない印象を与えます。また、ネガティブな表現はあなたのマイナス面を強調し、自己評価を下げます。
さらに、嘘や誇張は信頼を失いかねません。等身大の自分をアピールし、自信を持ちつつ謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
【強み別】自己PRの書き出し例文25選
自己PRの書き出し例文を20個紹介します。
また、企業に響く書き出しに仕上げるポイントも解説しているのでぜひ参考にしてください。
1: リーダーシップをアピールする例文
私の強みはチームの意見をまとめるリーダーシップです。
リーダーシップのアピールは「責任感」「積極性」「周りを引っ張る力」のアピールにも繋がります。
この例文の注目すべきポイントは、「チームの意見をまとめるリーダーシップ」というように、具体的に強みを示している点です。
強みを具体的に示すことで理解しやすい強みのアピールになるでしょう。
リーダーシップを自己PRでアピールするポイントは以下の記事を参考にしてください。
2: 責任感をアピールする例文
私の強みは、サークルのメンバーに認められた責任感の強さです。
責任感のアピールは「誠実さ」「主体性」のアピールにも繋がります。
この例文の注目すべきポイントは、「サークルのメンバーに認められた責任感の強さ」というように、他の人からの評価が入っている点です。
周りの人にも認められていることを示すことで説得力を増すことができます。
ただし、どのようにサークルのメンバーに認められたのかをエピソードでしっかりと提示する必要がある点に注意しましょう。
例えば「サークルを日々真面目に取り組み、雑用も真剣に行ったところその姿勢が評価されサークル長になった」というようなエピソードが挙げられます。
書き出しとエピソードに一貫性ある内容に仕上げることで具体的で説得力のあるアピール文になります。
責任感を自己PRでアピールするポイントは以下の記事を参考にしてください。
3: コミュニケーション能力をアピールする例文
私の強みは相手が話しやすい雰囲気を作る力です。
コミュニケーション力は「聞く力」「話す力」「相手の表情を読み取る力」のアピールにも繋がります。
この例文の注目すべきポイントは、コミュニケーション能力の中でもどのようなスキルに長けているのかを具体的に伝えている点です。
コミュニケーション力は話す・聞くだけでなく、相手の表情を読み取ったり、話しやすい雰囲気を作ったりする力も含まれています。
自分の強みを細かく絞り、具体的に伝えることでわかりやすく印象的なアピールができます。
4: 柔軟性をアピールする例文
私は緊急時に冷静に対応できることが強みです。
柔軟性は「冷静さ」「臨機応変さ」 「変化に強い」という印象を与えることができます。
この例文の注目すべきポイントは、柔軟性をどのように発揮できるのかを具体的に述べている点です。
エピソードで、緊急時に冷静に対処した経験について述べることで、具体的で説得力のある自己PRができるでしょう。
5: 真面目をアピールする例文
私は真面目にコツコツ取り組むことができます。
真面目さは「責任感」「誠実」「信頼関係の構築が得意」「継続力がある」などの印象も与えることができます。
この例文の注目すべきポイントは、真面目さをどのように発揮できるのかを具体的に述べている点です。
真面目という表現は曖昧で、人により抱く印象が異なります。
そこで「真面目にコツコツ取り組むことができる」と伝えると、どのような強みなのかが具体的に伝わります。
自己PRで真面目さをアピールする人は少なくありません。
自己PRに書く際は、曖昧な印象の真面目さを言い換えることで、印象的な自己PRに仕上げることができます。
6: チャレンジ精神をアピールする例文
私の強みはリスクを恐れずにチャレンジする姿勢です。
チャレンジ精神からは「行動力」「主体性」「成長意欲」「好奇心」「精神力」もアピールできます。
この例文の注目すべきポイントは、「リスクを恐れずに」と加え、強みに加えて人柄もアピールしている点です。
企業に革新をもたらすには、時にリスクを伴う判断を背ざる負えない場面もあるでしょう。
その際に積極的に挑戦する姿勢は評価されることでしょう。
他にも『私は成長のために高い目標を持ち、常に新しいことに挑戦できます。』などの書き出しも有効です。
ただし、慎重さが求められる職種や伝統を重んじる企業においては求める人物像と不一致であると判断される可能性があるため注意しましょう。
7: 協調性をアピールする例文
私の強みはどんな意見も受け止められることです。
「協調性」は「チームワークが得意」「組織で円滑な人間関係を築ける」などの印象を与えることができます。
この例文の注目すべきポイントは、強みを具体的に言い換えている点です。
協調性という強みは曖昧で漠然としたイメージになりがちです。
しかし、「どんな意見も受け止められる」と具体的に言い換えることで、どのような強みを持っているのかを相手に明確に示すことができます。
8: 諦めない姿勢をアピールする例文
私は困難な状況でも最後までやり遂げることができます。
諦めない姿勢は「粘り強さ」「継続力」「負けず嫌い」「我慢づよいというイメージも同時にアピールすることができます。
この例文の注目すべき点は、諦めない姿勢を具体的に言い換えている点です。
具体的に言い換えることで、あなたがどのような状況で強みを発揮できるのかを示すことができます。
9: ポジティブをアピールする例文
私は困難な状況でも前向きに物事に取り組めます。
ポジティブさのアピールからは「困難に屈しない」「ストレス耐性がある」「明るい」という印象を与えることができます。
この例文の注目すべきポイントは、仕事でどのように強みを発揮できるのか想像できるように言い換えている点です。
ポジティブさは一見業務に生かせない気がしますが、以上のような書き出しを用いることで、業務がうまくいかなくてもコツコツ取り組めそうというポテンシャルを示すことができます。
そのためポジティブ→前向きに物事に取り組める人だ、といったように書き出しでアピールすることが重要です。
10: 判断力をアピールする例文
私は身の回りの人々や物事の状況から的確な判断を下すことができます。
判断力のアピールからは「効率的」「論理的」「リーダーシップがある」などの印象を与えられます。
書き出しの場合、判断力を具体的にどう発揮しているのかが伝わるという点がポイントになります。
判断力という言葉だけでは、どのような強みなのかが伝わりません。
具体的にどのように強みを発揮するのかを伝えることで具体的にあなたの強みをアピールすることができます。
11: 向上心をアピールする例文
私は目標を高く持ち、現状に甘んじない向上心が強みです。
向上心からは「成長意欲」「努力家」「継続力がある」という印象を与えることができます。
上記の書き出し例のポイントは強みだけでなく、人柄が伝わる文章になっている点です。
「目標を高く持ち、現状に甘んじない」とう部分からは高い成長意欲が表れています。
強みとともに人柄もアピールすることで、あなたの印象を強めることができます。
12: 相手の気持ちをくみ取る力をアピールする例文
私は相手を観察し、適切に声掛けを行うことができます。
相手の気持ちを汲み取り力からは「協調性」「信頼関係の構築力」「気配り」などをアピールすることができます。
上記の書き出しのポイントは、相手の気持ちをどうくみ取っているのかを伝えている点です。
相手の気持ちを汲み取るという力は曖昧なため、具体的に言い換えることで想像しやすくなっています。
ただし、相手の気持ちを100%理解することは困難です。
相手の気持ちを分かった気になっているだけでは自己満足になってしまいます。
そこで、エピソードで「相手に感謝してもらえた」「相手の希望に合った商品を提案でき、喜んでもらえた」など客観的に強みを発揮できていると判断できる描写を盛り込むことで、あなたの強みが独りよがりではないことを示すことができます。
相手の気持ちを汲み取る力をアピールする際は、エピソードでしっかりと根拠を示すことが重要です。
ヒアリング力やお客様への気遣い・思いやりが重視される業種では、好印象につながるでしょう。
13: 効率性をアピールする例文
私は日々の作業を見直し、効率化を図ることができます。
効率性のアピールからは「合理性」「スピード感」「課題解決力」があるという印象を与えることができます。
上記の書き出し例では、具体的にどのような場面で効率性を発揮できるかがわかりやすい文章となっています。
例えば事務などの業務においては再現性を評価されることでしょう。
ただし、対人の業務では必ずしも効率性を優先すべきでない場面もあります。
強みを発揮すべきタイミングを見極め、適切なタイミングで効率性を発揮できることを示すことが重要です。
14: 慎重さをアピールする例文
私は事前にリスクを見極め、慎重に行動することができます。
慎重さをアピールすることで、「責任感」「誠実さ」「物事を俯瞰して見ることができる」という印象を与えることができます。
上記の書き出しのポイントは、危機管理能力をどのように発揮するのかを伝えている点です。
企業に属した後は、その企業の看板を背負うこととなります。
そのため、うかつな言動は企業にマイナスなイメージを与える原因になってしまう可能性があります。
上記の書き出しを用いることで、安心して仕事を任せられそうという印象を与えることができるでしょう。
15: 説明力をアピールする例文
私の強みは、複雑な物事をわかりやすく伝える力です。
説明力のアピールからは「コミュニケーション力」「理解力」「プレゼン力」などが備わっているという印象を与えることができます。
上の書き出しでは、具体的にどのように強みを発揮できるのかを伝えることができます。
ただし、根拠を持たせなければ、「自分が相手に伝わったと思い込んでいるだけでは?」という印象を与えてしまいます。
そのため、エピソードで相手が理解できたという描写を含めることが重要です。
16: 問題解決力をアピールする例文
私は問題の原因を突き詰め、解決に向けて適切にアプローチをすることができます。
問題解決力からは「本質をつかむ力」「主体性」などの強みも同時にアピールできます。
上記の書き出しからは、強みを具体的にどう発揮するのかを伝えることができます。
エピソードで「どのように問題の原因を突き詰めたのか」「解決法は何を重視し導いたのか」などを示すことができれば、説得力のある具体的な自己PR文になるでしょう。
困難な状況を打開できるというアピールにつなげれば、あきらめない姿勢や行動力も魅力として伝えることができるでしょう。
17: 行動力をアピールする例文
私は行動力があり、自分の考えや意見を迅速に行動へ移すことができます。
行動力からは「遂行力」「チャレンジ精神」「好奇心」をアピールできます。
上記の書き出しでは、行動力をもって意見をすぐに行動に反映させられることがわかります。
行動力は魅力的な強みですが、一方で時に立ち止まって考えなければいけない時もあります。
そのためエピソードえは、突っ走るのではなく、他人の意見に耳を傾けられる素質が備わっていることをアピールすることが重要です。
行動力があることがどう活きるのか、採用担当者もあなたの人柄や考え方をとらえやすくなります。
18: 学習意欲をアピールする例文
私は学習意欲を持っているため、常に新しいことを学ぼうとする人です。
上の例では、学習意欲を活かして学ぶ姿勢を強くアピールできているのがポイントです。
学ぶ姿勢だけでなく、新しい分野への好奇心の高さなどもアピールできるため、採用担当者からは書き出しから好印象を獲得できるでしょう。
19: 粘り強さをアピールする例文
私は一度決めたことを最後までやり遂げることができます。
粘り強さからは「ストレス耐性」「継続力」などもアピールすることができます。
上記の書き出しは、粘り強さをより具体的に言い換えたわかりやすい表現になっています。
粘り強さからは困難や壁があっても、工夫や自分を奮い立てることで乗り越えられるというイメージが伝わります。
エピソードで、挫折や葛藤をどう乗り越えたかをしっかりと伝えることができれば魅力的なアピール文になるでしょう。
20: プレゼン力をアピールする例文
私の強みは、相手の理解度に合わせてわかりやすく説明する力です。
この例はプレゼン力をアピールする書き出しです。
注目すべきポイントは、どのようなプレゼン力を備えているのかを具体的に示している点です。
単に「プレゼン力」と伝えるよりも、「相手の理解度に合わせてわかりやすく説明する力」と伝えたほうが具体的で、読み手が想像しやすいでしょう。
21:主体性をアピールする例文
私の強みはチームの利益のために貢献する意欲です
この例は主体性をアピールする書き出しです。
注目すべきポイントは、主体性を具体的にどのように生かせるのかを示している点です。
主体性からは「責任感」「周囲を巻き込む力」「組織のために貢献する意欲」をアピールできます。
自ら進んで行動することで、周囲のメンバーにも良い影響を与え、チーム全体のモチベーションの向上に繋がることが期待できます。
また「主体性」という言葉があいまいに聞こえる場合もあるので、なるべく具体的な表現に言い換えて書き出しを書くことをおすすめします。
単に「主体性がある」と述べるのではなく、自分がどのように主体的に行動してきたのか、その結果何を成し遂げたのかを示しましょう。
主体性を持ちつつ、チームに貢献する意思を示すようにしましょう。
22:分析力をアピールする例文
私は様々な要素を考慮し、分析する力が強みです
この例は分析力をアピールする書き出しです。
注目すべきポイントは、どう分析を行ってきたのかを示している点です。
このように言い換えることで、あなたの分析力がよりわかりやすく伝わるはずです。
分析力からは「俯瞰して物事を見れる」「洞察力がある」「観察力がある」ことをアピールできます。
複雑な問題に直面した際にも、冷静に情報を分析し、有効な解決策を導き出すことができるため、組織にとって貴重な戦力と捉えられることもあるでしょう。
書き出しのポイントとしては、さまざまな状況に合わせて、柔軟な分析力が発揮できることをアピールできる表現が理想的です。
23: 継続力をアピールする例文
私の強みは11年間ウォーキングを続けてきた継続力です
この例は、継続力をアピールする書き出しです。
注目すべきポイントは数字を含めた、具体的で説得力のある表現である点です。
継続力からは「工夫する力」 「コツコツ努力をする力」「最後までやり抜く力」をアピールできます。
長期間にわたって同じ活動を続けることは、途中で挫折したくなる瞬間や困難に直面することが避けられません。
そうした中で、目標を達成するために工夫を重ね、日々の小さな積み重ねを大切にする姿勢は、どのような職場でも求められる重要な資質です。
この言い出しを使う際は、エピソードで11年間ウォーキングを続けてきた中での課題や困難をどう乗り越えたかを伝えることが重要です。
24: 集中力をアピールする例文
私の強みは短時間でやり遂げる集中力です
この例は集中力をアピールする例です。
注目すべきポイントは、どのような集中力なのかを具体的に示している点です。
集中力からは「やり遂げる力」「効率性」などのアピールができます。
また、タイトなデッドラインの中でも高品質な成果を出すことができることを示しています。
集中力をどのようにしてビジネスの場面や特定の業務で活かせるかを考え、企業研究を通じてその企業のニーズとどのようにマッチするかを考慮することが重要です。
企業研究をしっかり行い、志望する企業のどのような業務において集中力が求められ、どのように活用できるのか説明していきましょう。
25: 傾聴力をアピールする例文
私の強みは相手の話を深掘りし、潜在的な要望を引き出す力です
注目すべきポイントは具体的に強みをどう発揮するのかを示している点です。
傾聴力では「コミュニケーション力」「要点をつかむ力」「共感性」などもアピールできます。
傾聴力は、相手のニーズを深く理解し、要望を感じ取る能力ともいえます。
この言い出し例は、特に接客業や営業志望の人におすすめです。
あなたの傾聴力がビジネスにつながることを企業に意識させるため、顧客満足度を高め、長期的な関係構築に繋がることをイメージさせる表現を心がけましょう。
魅力的な自己PRの書き出しにしよう
書き出しはいわば文章の顔です。
書き出しが文章全体の印象やまとまりを左右します。
本記事の内容を参考に、企業に響くく魅力的な自己PRの書き出しに仕上げてくださいね。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
小玉 彩華
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