自由形式の自己PRの書き方を徹底解説!おすすめのレイアウトも紹介!

自由形式の自己PRの書き方を徹底解説!おすすめのレイアウトも紹介!

はじめに

広告代理店をはじめ、クリエイティビティを求められる企業のエントリーシートには「自由記述の自己PR」がつきものです。

何せ自由ですから、何を書いてもOK。それゆえに就活生を悩ませます。

就活生を苦しめる自由記述の自己PRですが、作成するためには考える手順とポイントがあるものです。

それに従って考えてゆけば、作成に必要な手間も時間も大幅に削減できますし、内容も具体的になってきます。

本記事では自由形式の自己PRのの手順とポイントを解説していきます。

【自由形式の自己PRの書き方】「自由形式」の自己PRが求められる理由

そもそもなぜ「自由形式」の自己PRが求められるのでしょうか?

それは学生の「自ら新しいアイデアを生み出す能力」と「アイデアを具体的な形にする能力」を見ることができるからです。

クリエイティブな仕事を求める現場であれば、既存のアイデアにとらわれないという事は非常に重要です。

またアイデアだけがあっても、それを人に伝えられなければアイデアは宝の持ち腐れになってしまいます。

そのため形にする・伝える能力もしっかりとみられます。

また、自由形式の自己PRでは形式的な自己PRよりもあなたの強みのアピールも可能となります。

以下でアピールできるポイントを見ていきましょう。

あなたの個性をアピールできる

自由形式で自己PRをする際は、形式が決まったものよりも個性をアピールできます。

自由形式は、自身でレイアウトや形式を考える必要があり、色遣いやレイアウトの仕方から、自身の几帳面さや丁寧さや人柄等を表現することができます。

また、自己PRのまとめ方も人それぞれ変わってくるため、それ自体がその人の個性です。

自由形式で自己PRを書くことが必要となった際には、自身の個性を発揮できる場と考えて挑戦してみましょう。

熱意をアピールできる

自由形式で書いた自己PRは、形式が決まったものよりも熱意をアピールしやすいでしょう。

自由形式での自己PRを書く場合には、文字数の制限がありません。

そのため、形式が決まったものよりも多く文章を書くことができます。

自由形式の自己PRは、凝れば凝るほど時間がかかります。

凝ったデザインやレイアウトにすることで、どれだけその企業に入りたいのか志望度を見せることができるでしょう。

そのため、自分なりにその企業に入りたい熱意をアピールできるような自己PRを作成できます。

【自由形式の自己PRの書き方】自由形式の自己PRの書き方

自由形式の自己PRはどうやって書けばいいのでしょうか?

履歴書及びエントリーシートは基本的に、企業側からの指定がない限り手書きかパソコンで打ち込むか自由に選択することができます

それぞれの書き方で注意するべきポイントはどこでしょうか?

紙に書く

紙に手書きする場合、時間も手間もかかります。

しかし、その分企業側は学生から入社したい意志や意欲が読みとってくれるのです。

つまり手書きで自己PRを書くことは自身の気持ちを示すのにもってこいといえるでしょう。

手書きで自己PRを書く場合はしかし注意しなければならない点が複数あります。

第一に、字は大きく丁寧に書くことが重要です。

何社にも書類を書いていると作業を重ねるうちにどうしても投げやりになってしまうかもしれません。

また、日ごろの癖で字が小さい方は要注意です。

書体はPCのように統一したフォントを使用できない代わりに学生一人ずつの個性が垣間見えます

字が小さいと自信がないように、字が雑に書かれているとやる気がないように受け取られてしまいます。

自身の字の大きさや傾きは特に意識してみてください。

PCで作成する

PCで作成する場合は、前述の手書きのような問題は起こりえないでしょう。

フォントや大きさは自動的に統一され、文字も綺麗に並びます。

効率を重視するならPCで書類を作成するのが推奨されます。

但し、手書きよりも容易に文章を書けるため、適切な文量や羅列的になっていないかよく確認してください

手軽さからどうしてもいろいろなことを書いてしまいたくなりがちですが、たくさんの事象を書けば評価が高いわけではありません

そのためPCの場合は文章を書きあげてからよく見直ししてみてください。

矛盾している文はないか、誤字はないかなど、後から気付くこともあります。

また、PC画面上で文章を読む場合、人間の性質上文章を「画像の点滅」としか認識できません。

俯瞰して間違いを見つけるためには一度紙にプリントしてみるのも有効だといえます。

紙かPCかで悩む場合のアドバイス

自己PRの提出様式が決まっていない場合は、紙かPCのどちらで作成するか悩む人は多いでしょう。

それぞれの自己PRの特徴として、紙は自由度が高くなり、自分なりの表現がしやすくなります

紙では最初の紙の材質から選ぶことができ、その触り心地なども細かくこだわることができます。

PCで作成する場合は、ソフトを使って作成することが基本となるため、文章の線など正しいレイアウトが作りやすいでしょう。

また、PCで作成する場合は、自身の手書きと違って、確実に綺麗で読みやすい文字になります。

どちらを重視するかによって、紙かPCを選んで作成しましょう。

【自由形式の自己PRの書き方】自己PRを作成する5つのステップ

続いては具体的に自己PRを作成する5つのポイントについて見てゆきましょう。

ポイントを抑えておけば、作成がグッと楽になるはずです。

まずは自己PRすべきポイントを絞る

まずは自己PRすべきポイントを絞っていきましょう

自由に書いて良いといっても、ココはあくまでも自己PRする場所です。

面接官に「すごくイロイロ書いているけど、この学生は結局何が言いたいんだろう…」なんて事を思われてしまっては元も子もありません。

「絵が上手い事を伝えたい」のか「研究を頑張ったことを伝えたい」のか、あるいは「野球部を続けてきたことを伝えたい」のか、はたまた「語学力を伝えたい」のか。

伝えるべきポイントが明確になっていないと、アプローチするための方法が見えてきません。

そもそも「相手に伝える」という以前の問題になってしまいます。

アピールするポイントは一つに絞る必要はありません。

「絵が上手かつ野球部を続けてきた」など、複合的なPRポイントもOKです。

この場合「自分が野球をプレイする絵の上に、野球部時代のエピソードを加える」なんてアプローチも良いかもしれませんね。

なお、自己PRですから、会社にとってのメリットを意識する事も重要です。

「頑固で一度決めた事は絶対に曲げません」といった性格だったとして、それを全面に伝えてしまうと「この学生はちょっと使いづらいかもなぁ…」なんて事を思われてしまいます。

あくまでも相手にとってメリットがある内容を心がけましょう。

自己PRが伝わるようにアイデアを練る

アピールすべき項目が決まったら、次はそれを伝えるためのアイデアを出してゆきます。

何せ自由形式ですから、どんな表現をしても自由です(逆にそれが大変なのですが…)。

アイデアを考える際、まずは思いつくままにアイデアをとにかくリストアップしてゆくのがおすすめです。

「漫画を描く」「写真を使う」「論文風にする」「いたって普通に文字を書く」「多言語で書く」「プログラム風に書く」「QRコードを配置する」などなど、思いつくままに書き連ねてゆきましょう。

この段階では「このアイデアは現実的じゃないかな…」なんて事は考えない方がベターです。

可能性をつぶしてしまう事が無いように面白いと思えるアイデアをどんどんと出してゆくことが重要です。

「なかなかアイデアが出てこない…」という場合には、散歩をしながら考えてみるのもおすすめ。

歩いている時にはいつもと違う頭の使い方をするため、思わぬアイデアが浮かんでくるものです。

思いつたらスマホなどに即メモしておきましょう。

ここで重要なのは「自己PRしたいポイントが一番伝わるのはどのアイデアか」という事です。

「絵が上手です」という事をアピールするのであれば、ある程度の絵は入れた方が良いでしょうし、「外国語に自信がある」というのであれば、何かしらの方法で得意な言語を披露しておきたいもの。

このようにある程度アイデアが絞り込めたら次のフェーズに進みましょう。

面接官の気持ちになって考える

続いてはアイデアを具体的な形に落とし込んでゆく作業になりますが、そこで考えたいのは「面接官の気持ち」です。

例えば自由記述の欄に小さな字で延々と何かが書かれていたらどうでしょう。

それが面白い自伝的小説であったとして、それを読んでもらえるでしょうか?

一般的に面接官にはそれだけの時間的余裕はありません。(注:小さな会社で応募人数が少ない場合は除く)

おそらく時間が無いという理由で読み飛ばされる可能性が大です。

つまりはこの方法はおすすめできないという事になります。

また、面接官は同世代の学生ではありません。

学生のノリを全面に、若者だけにしか伝わらない言葉を駆使した自己PRではおそらく「ガチャガチャしてるなぁ」という印象になってしまいます。

面接官がどのような反応をするかは一概に言えないため、それが必ずしも悪いとは言い切れませんが、アイデアによほど自信が無ければ避けた方が良いかもしれません。

このように面白いと思えるアイデアがあっても、それを相手に理解してもらえなくては意味がありませんので注意しましょう。

白黒コピーされる可能性がある事も意識して

自由記述の自己PR、色を多様するのもアリなのですが、すべてのシーンで原本を見てもらえるとは限りません。

面接官に渡るエントリーシートはコピーであることが一般的です。

カラーコピーしてもらえる事もありますが、場合によっては白黒コピーという場合もあるものです。

また面接官が2人以上いる場合、偉い人だけがカラーコピーでそれ以外の人は白黒コピーという事もあります。

「カラーじゃないと面白さが伝わらない」という場合、痛い目を見ることになりかねません。

場合によっては白黒にされる事も意識しておきましょう。

配置によるインパクトを意識

自由記述の自己PRでは見た目のインパクトも重要です。

面接官は何十枚と自己PRを見続けることになります。

そこで印象を残すために読みにくいなんて事があってはいけません。

配置、文字のサイズなど徹底的にこだわって、インパクトのある自己PRを作り上げましょう。

なお、エントリーシート作成には締切があります。

くれぐれも「こだわり過ぎて間に合わなかった…」なんて事の無いようにしてください。

【自由形式の自己PRの書き方】自由形式の自己PRをもっとよくするには

先には自由形式の自己PRを書く際の特に意識すべきポイントを記述しました。

ここからはさらに、意識できるとクオリティーが高くみえる書き方のポイントをお話しします。

基本的なポイントも含まれていますので余裕があればぜひ以下の点に注意して自己PRを作成してみてください。

箇条書きで整理しよう

これは基本的なことかもしれませんが、箇条書きで要点を整理してみてください。

箇条書きで項目を整理することで、見やすさ・読みやすさが一気に上がります。

また、自分の頭の中も一緒に整理されるのでより洗練された自己PRを作成するためには意識しておきたいポイントです

キャッチコピーを考える

次に、自身を一言でまとめたキャッチコピーを考えてみましょう。

キャッチコピーは、より自分を簡潔に理解してもらうカギとなります。

そのため自分を一言で表すとどのような性格か、など自己分析ができると良いです。

キャッチ―な言葉で要点をまとめられると企業も容易に理解でき、学生の個性を感じることができます。

イラストや図表で分かりやすく

自己PRはどうしても文章に重点をおきがちですが、見やすさのためにはイラストや図表も挿入してみましょう。

一度文章を書きあげてからどこにイラストをいれるといいのか考えてみるとバランスのいい書類を作りやすいです。

自分が読んでみて、イラストを加えたほうがいいと思って所に厳選してイラストをいれてみてください。

無駄にイラストや図表を多く入れてしまうと、かえって見づらい自己PRになってしまいます。

バランスの良い自己PRを意識して情報を整理するとクオリティーの高い自己PRを作成できるでしょう。

 

写真の使用もOK

 

自己PRの自由形式では、写真を使用することもできます。

自己PRに沿った内容の自身の写真を使うことで、見栄えもよくなり、説得性ももたせられるでしょう。

ただし、写真の内容は自己PRと関係性のないものは、使ってはいけません。

関係のないものを使うと、何が言いたいのかわからないだけでなく、自己PRが乱雑になりやすいです。

イラストも使用することが可能ですが、写真と同じく関係性のあるものを使いましょう。

どちらも適切に使うことで、自己PRがよくなります。

文字の大きさやフォントを変えてみる

強調したい部分の文字の大きさやフォントを他の文章と差別化してみると、自分らしさも見やすさもアップします

「ここは特に読んでほしい!」と思った部分を強調してみましょう。

ただこれもあまりに多すぎると見づらさの原因になってしまいます。

ここが伝われば自己PRとして機能する、と思う部分だけを選んで差別化しましょう。

使うフォント、大きさ、色は個性が出やすいポイントでもあります。

自分らしさがアピールできるフォントを探してみてください。

【自由形式の自己PRの書き方】おすすめのレイアウト

自由形式といっても、なかなかいいレイアウトが決まらないという人も多いでしょう。

おすすめのレイアウトの方式を紹介します。

1つ目は、新聞のレイアウトを参考に作る方法です。

新聞は人に読みやすいように作られているため、レイアウトもきっちりとしていてわかりやすいでしょう。

2つ目には、物語のようにまとめる方法です。

自身のPRであるため、今まで経験してきたことを物語のようにまとめると、成長ストーリーのように作成することができます。

最期に漫画のようにまとめる方法です。

コマを作って、写真やイラストを効果的に入れることができるでしょう。

新聞風にまとめる

新聞風に自己PRをまとめてみましょう。

新聞のレイアウトは、写真やイラストなどが含まれつつも、読みやすくなっています

そのため、新聞のレイアウトに似せて自己PRを作ると失敗しにくいでしょう。

また、文字だけでなく、新聞風に自己PRを作ると写真も載せやすくなります

ただ、新聞のレイアウトそのままで作るのではなく、自分らしさも含めることでインパクトに残るでしょう。

自分らしさを含めたレイアウトにするには、新聞のレイアウトそのまま使うのではなく、参考程度にすることが大事です。

物語のようにまとめる

自己PRを物語のようにまとめる方法もおすすめです。

自身の過去の経験を、年代ごとに区切ってストーリー仕立てにしてみましょう。

自身の成長過程が見られるため、自己PRには最適です。

物語のようにまとめる際には、1つの出来事については長く語りすぎないようにします。

あくまで自己PR全体を見て、ストーリーとしてまとまっているかを重要視すると作りやすいでしょう。

また、物語のように見ていて没頭できるように、そのときの感情なども入れると読みやすくなります。

漫画のようにまとめる

漫画のように自己PRをまとめてみるのもおすすめです。

まずは漫画のように、コマ割りとどこに何の文章を置くか決めましょう。

コマ割りがうまく考えられない場合は、自身の好きな漫画などを参考にしてみると作りやすいです。

また、作る際は自身の重要としたい文章のコマを大きくすると、強調しやすいです

漫画風のため、文字だけでは圧迫感が生まれやすくなります。

圧迫感をなくす際には、写真やイラストを入れることでうまくまとめやすくなるでしょう。

【自由形式の自己PRの書き方】最後に自己PRを確認しよう

自己PRを完成させても気は抜けません。

最終チェックを重ねると最初は完璧だと思っていた部分にも改善の余地が見つかる可能性があります。

以下の要点を最終確認して完璧な自己PRを作りましょう。

内容はつめこみすぎていない?

先ず確認すべきは文章量及びその内容です。

不要な文章はないか、逆にもっと説明を加えた方がいいところはないか、何回か読み返してみてください。

エピソードが多ければ評価につながるというわけではないのです。

自分らしさがよりアピールできる文章を残し、それを深堀できると一貫性を持てます。

文章量が多いと入社後にも業務において整理や添削ができないイメージを持たれてしまうかもしれません。

適切と思われる文量を考えて添削してみてください。

配置や色は適切?

文章を確認して大丈夫だったら次はその配置や色なども確認してみてください

読みやすい配置順になっているかは読み手がスムーズに読み進められるかに大きく影響します。

エピソードの時系列を意識したり、前後関係を意識したりすることで読みやすさは一気に変わります。

イラストや図表は見やすい?

イラストや図表は大きさや位置が適切か特に気にしてみると良いです。

文字に対する大きさや紙に対する大きさなど、相対的に見て本当に今の状況がベストであるかを確認してみましょう。

また先にも述べた通り、多ければ多いほどいいというものでもありません

時には画像の数を整理してみることもより良い自己PRにするためには必要です。

自由形式の自己PRを誰かにチェックしてもらおう

自由形式の自己PRですが第三者の目でチェックしてもらう事も大切です。

先ほども言いましたが自分では良いアイデアと思えても、人に伝わらなくては意味がありません。

誰かに見せて「えっと…、それって何が言いたいの?」などと言われた場合、違うアプローチをとった方が良い可能性が大です。

また自由記述の場合、チェックしてもらうタイミングも重要になってきます。

通常の自己PRであれば「書き上げたタイミング」でのチェックで良いのですが、自由記述であれば「書き上げたモノ」を訂正するのは非常に困難です。

アイデアや構成がある程度固まった時点でチェックしてもらう事をおすすめします。

その際にラフで良いので下書きもあるとベターです。

身近にチェックできそうな人がいないという場合、大学のキャリアセンターなども上手に利用しましょう。

相談にのってもらえるはずです。

完成した自由形式の自己PRですが、下手に手を入れると取り返しがつかなくなるもの。

いったん作り上げた後は自分の感性を信じそのまま提出する事をおすすめします。

面接前に見直せるよう、必ずコピーは取っておきましょう。

まとめ:自由形式だからこそのアピールを!

自由形式の自己PRについて、作成するための5つのポイントについて解説してきましたが、何かしらのアイデアは浮かんできましたか?

自由に記述ができるだけに、考えなくてはならないことが多いのですが、だからこそライバルと大きな差をつけることができる要素ともいえます。

「自由記述の自己PRだからこそ」のアイデアを何とか形にして、面接突破をめざしましょう。

なお、芸術的センスに自信がないし…という人も諦めてはいけません。

面白いアイデアとそれを形にする何かしらの手段があれば、それはそれで十分に評価されるものです。

自由記述の自己PRを求める会社だからといって、全員が全員アーティステックである必要はありません。

アイデアが出せるのであれば、絵は他の誰かが書いてくれるものです。

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