面接がダブルブッキングしてしまった。失礼にならないための対応法は?

面接がダブルブッキングしてしまった。失礼にならないための対応法は?

就活をしていると、起こりやすいのがダブルブッキングです。説明会や面接の予定が重なってしまい、どちらか一方しか行くことのできない状態ですが、こういうとき、どちらを優先するべきか悩みますよね。説明会のダブルブッキングや、説明会と面接のダブルブッキングであれば、片方の説明会を、日程変更して対応できます。

 

しかし、面接となると相手は自分のために時間を確保してくれているので、そうはいきません。そこで今回は、就活面接が、他の面接や急な事情でダブルブッキングしてしまった際の決め方、そしてメールなどの対応方法についてご紹介していきます。

ダブルブッキングしてしまうケース

1:他社の面接

別の企業の面接日程とダブルブッキングしてしまうケースです。本来入念にスケジュール管理をしていれば、あまりこういったミスは起こりません。しかし、面接を午前と午後で分けていたから余裕がある、と思っていたら意外に時間がギリギリになってしまった、というケースもあります。そのため、余程時間に余裕がない限りは同日に2社以上の面接予定を組むのは避けましょう。

2:大学関係の事柄

ゼミの発表や、卒業のかかった授業や試験が面接に重なってしまうケースです。2次選考以降は、この理由で大体なんとかなるでしょう。それほど無難な理由として、挙げられます。ただし本当に大学関係の事柄で面接がダブルブッキングしてしまった場合は、大学側の担当教授にも相談してみるようにしましょう(後日研究室に課題の提出のみする、という約束で不参加を許可されることもあります)。

3:家庭などの急な事情

親族の不幸や急病、冠婚葬祭での急な帰省といったのが「家庭などの急な事情」です。実際この理由でダブルブッキングしてしまったという場合には構いませんが、極力避けるべき理由かもしれません。というのも、多くの企業は学生からこの話をされると「別の企業とダブルブッキングしたのだろうか」と勘ぐるからです。社会人になって、転職活動や臨時休暇をとる際の言い訳にはよく使われる理由です。

予定の優先順位を整理する

ダブルブッキングしてしまった場合には、先ずスケジュールの優先順位を整理してください。面接、大学の発表、説明会、家族の事情、様々なケースが考えられますが、その中で最も優先すべきはどこなのかを早期に導き出すことが重要です。説明会であれば、別の日程でも行なっていないか、ゼミの発表であれば一週間予定をずらしてもらうことはできないか。

 

こういった確認はダブルブッキングに早く気付ければ気付けるほど落ちついて行えますし、選択肢の幅も広がります。日頃からしっかりとスケジュール管理をすることも大切ですが、見落としや見間違いがあるかもしれないので、定期的に見直すようにしましょう。

なるべく早急に連絡しよう

優先順位を吟味した結果切り捨てることとなった予定に対しては、先方の負担を軽減するためにもなるべく早い段階で連絡を入れるようにしてください。これは社会人として最低限度のマナーとなります。

 

事情を丁寧に説明し、誠意をもって謝罪をすれば、多くの場合先方も融通を効かせてくれて、大事には至りません。しかし連絡が遅れたり、気まずいという理由から連絡をせずに面接を欠席したりすると、翌年からは大学規模でエントリーを断られたりするケースにも発展するので、絶対に避けるようにしてください。

連絡は電話、後からメール

ダブルブッキングの連絡はなるべく電話で行い、それからメールを入れるようにしましょう。電話の際には迷惑のかからない時間を考慮し、手短に済ませるようにしましょう。メールでは大学、学科、氏名を名乗り、再度謝罪をしつつ感謝の言葉を書きましょう。メールの書き方については本サイトの別記事にて詳しく解説しています。

終わりに

就活でのダブルブッキングは、どんなに気をつけていても避けられないことがあります。だからこそ、もしもダブルブッキングしてしまった際、どのように対応するかというのが大切になってきます。しっかりした学生だ、という印象をこういった細かい部分でもアピールできるよう、マナーをしっかりと把握しておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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