面接のマナーが結果を左右する!押さえておくべき面接のマナーを徹底解説!

面接のマナーが結果を左右する!押さえておくべき面接のマナーを徹底解説!

はじめに

書類選考が通過したら次は1次面接です。初めての面接は誰しも緊張すると思います。

面接といっても、どのようなマナーが正しいのか、入室退出時・待ち時間などの立ち振る舞いが分からない就活生は少なくありません。

そこで、ここでは面接の基本的なマナーについて解説していきます。

そもそもどういうものかも分からない就活生はぜひ参考にして、1つ1つ不安をつぶしていきましょう。

【面接のマナー】面接のマナーが重要な理由

まずはそもそも面接のマナーがなぜ重要かを解説していきます。

結論、面接時で質問に受け答えできても、マナーができていないと落ちる原因になるからです。

企業は就活生の人柄を重視しています。

人柄は質問への回答などの言語的コミュニケーションだけでなく、態度やマナーなどの非言語的コミュニケーションからも伝わってきます。

むしろ、非言語的コミュニケーションの方が情報が伝わりやすく、印象を左右しやすいので重要です。

【面接のマナー】前日までに準備すべきこと

面接当日になって焦ることがないように、前日に必ず準備しましょう。

準備が必須な項目は大きく3つあります。

1.予定の確認
2.持ち物の確認
3.身だしなみの確認

予定の確認

予定の確認は必須です。何日の何時か、場所はどこかを確認しておきましょう。

また、余裕を持って会場に到着できるよう、ルートの確認もしておきましょう。

一度も訪れたことのない場所の場合は特に、かなり余裕のあるスケジュールにしておくことがおすすめです。

持ち物の確認

次に持ち物の確認です。

忘れ物があると社会人の基礎が備わっていない・熱意が低いと思われてしまい、落ちる原因になってしまいます。特に履歴書の提出がある場合は忘れないように前日にカバンにしまって、しっかりと用意しておきましょう。

主な持ち物

・カバン(自立し、A4サイズが入るもの)
・携帯電話(事前に)
・履歴書(指定がある場合)
・筆記用具
・メモ
・学生証(念のため)
・ハンカチ・ティッシュ
・腕時計(派手でないもの:高級ブランドやスポーツ用、デジタル時計などはNG)

あると便利なアイテム

必須ではありませんが、あると便利なアイテムも紹介します。

・くし(髪が崩れた際に)
・ストッキングの予備(やぶれた際・伝線した際に)
・眼鏡(普段コンタクトの人)
・常備薬
・折り畳み傘(かばんに入る大きさ、シンプルな柄)
※雨が強い場合は長傘でOK、ただし会社に雨が入らないようエントランスのビニール袋などに入れて持ち込みましょう。

身だしなみの確認

最後は身だしなみの確認です。

スーツの場合はしわがないか・汚れがないか・ネクタイは曲がっていないかを事前に確認しておきましょう。

シャツやブラウスも同様、色は白が無難です。

企業によっては私服で来てくださいというところもあるのでTPOに合わせ、清潔感のある服装でいきましょう。

靴も汚れがないか確認し、髪型(目にかかっていないか・鬱陶しい印象を与えないか・明るすぎないか)や爪(派手ではないか、自然な色合いか、長すぎないか)なども確認しましょう。

→髪を切ったり染める必要がある場合は余裕を持って準備することをおすすめします。

→飛び出した髪の毛などはワックスやムースで整えましょう。

また、自立するA4サイズが入るカバンを用意しておいた方が良いです。(リュックはカジュアルすぎるためNG)

【面接のマナー】前日に注意すべきマナー

ここでは前日に注意すべきマナーについて2つ解説していきます。

当日だけでなく前日にも準備することもあります。

家を出る直前にどうにかするだけでなくきちんと準備していきましょう。

1.身だしなみ
2.時間を守る

身だしなみ

上記でも記載しましたが、身だしなみは1番気を付けなければいけません。

見た目は印象を左右します。

寝ぐせや服のしわ、汚れなどがないようにしましょう。

またカバンなどに傷があると、乱暴なのかな?ガサツなのかな?と思われてしまうケースもあります。

特ににおいに注意しましょう。香水は少しだけにするか、つけない方が良いです。

また、食事はにおいの少ないものにするなどを気を付けましょう。

時間を守る

社会人として当たり前ですが、遅刻は厳禁なのはもちろん、早く着きすぎるのもNGです。

企業から指示がない場合は、約束の15分前に到着できるようにしておきましょう。

早く着きすぎた場合は近くのカフェで時間をつぶしたりして、企業に迷惑をかけないようにしましょう。

電車が遅延し遅刻しそうな場合の対処法はこちら

【面接のマナー】受付時に注意すべきマナー

次は受付時に注意すべきマナーについて4つ解説していきます。

面接官は就活生の行動を見ているため、気を付けて行動しましょう。

1.アウターは脱ぐ
2.身だしなみを整える
3.受け付けは約束の5分前までにする
4.待ち時間でも見られている意識を

アウターは脱ぐ

アウターは脱いでおきましょう。コートなどのアウターは企業に入る前に脱いでおくのがマナーです。入る前に畳んで持っていきましょう。

また、アウターの内側が外になるようにたたむのがマナーです。(アウターについた外の汚れなどを企業に持ち込まないようにするため)

身だしなみを整える

トイレを済ませておく・崩れた髪型を直し、汗を拭くなど身だしなみを整えておきましょう。

携帯の電話を切っておくのもマナーです。マナーモードではなく切っておくことをおすすめします。

→バイブ音が鳴ってしまうと印象が下がり、またその失敗を引きずり面接に集中できない可能性があります。

受付は約束の5分前までにする

受付は面接の時間の5分前に行いましょう。

受付に人がいる場合は、【大学名、氏名、目的】を述べて指示に従うのが必須です。

例:お世話になっております。本日〇時から面接のお約束をさせていただいております、〇〇大学の〇〇と申します。担当者様にお取次ぎいただけますでしょうか。

受付に人がいない場合は紙などに書かれた指示に従いましょう。

待ち時間でも見られている意識を

待ち時間でも見られているという意識を持ちましょう。受付から面接までは時間が空くことが一般的です。また、決して携帯電話をいじらないようにし、他の学生との雑談もNGです。そして、社員の方が通ったら挨拶をするなど、マナーを忘れずに気を付けましょう。

【面接のマナー】面接時のマナー

受付時のマナーについて理解いただけたでしょうか。

受付の次は面接です。

次は入室〜退室までのマナーについて解説していきます。

1.入室のマナー
2.着席する際のマナー
3.面接中のマナー
4.退室時のマナー

入室のマナー

最初に入室のマナーについて解説します。入室の流れは以下の通りです。

  1. ノック
  2. 「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と言ってから入室
  3. ドアを閉める
  4. 面接官の方を向き、「よろしくお願いいたします」とあいさつしお辞儀
  5. 椅子の横まで移動
  6. 指示を受けた後、学校名と名前、本日はよろしくお願いいたしますと挨拶をし、お辞儀
  7. 指示を受けた後着席

ノックは3回

ノックは3回が基本です。

2回はトイレで鳴らす回数、失礼に当たります。

(海外の企業では4回が基本です)

指示を待ってから行動する

入室時は指示を待ってから行動しましょう。入室時に支持を受けるのは3回です。

  1. 「ノックの後」
  2. 「椅子の横まで移動した後」
  3. 「着席する前」の3回です。

特に指示を受ける前に着席しないよう注意しましょう。

ドアを両手で閉める

入室時はドアを両手で閉めるようにしましょう。また、ドアを閉める際は面接官の方向を見て閉めるのではなく、ドアの方を見て両手で締めましょう。

着席する際のマナー

次に着席する際のマナーについて解説していきます。

着席する際には深く座らず、浅く座り、背筋を伸ばしましょう。

また、男性は足を開き手を軽く握り桃の上に置き、女性は足を閉じ、両手を重ねて膝に置くようにしましょう。

面接中のマナー

入室〜退室までの一連の流れが理解できたうえで、次は面接中のマナー(表情や話し方)について解説していきます。

面接中のマナーは1番面接官に見られるところです。対面でもWebでもマナーは同じです。

表情のマナー

面接中のマナーとしてまずは表情のマナーです。

口角を上げ、笑顔を意識していきましょう。今はマスク付けて面接することがほとんどだと思います。マスクがあることで表情が分かりづらいため、より一層表情には気を付けましょう。

また、面接官の方をしっかりと向いて受け答えするようにしましょう。

話し方のマナー

次に話し方のマナーです。聞こえる声の大きさ・トーンで話し、回答する際は抑揚を意識しましょう。棒読みだと印象が悪くなる場合がほとんどです。これも上記同様、マスクがあることにより聞こえづらかったりもごもご話しているように聞こえがちです。

正しい敬語を使おう

面接時は正しい敬語を使うようにしましょう。面接での企業の呼び方は「御社」、申す・おっしゃる、なさる・いたすなどの尊敬語と謙譲語を混同しないように注意することが必須です。

苦手な人は面接練習をしておくと良いでしょう。

メモする際はことわってから

メモをすることは良いことですが、その際は面接官に断ってからにしましょう。その際には、「メモを取らせていただいてもよろしいですか」と断ってから書くのが鉄則です。メモを取ることで熱意のアピールにもなります。

退室時のマナー

入室時のマナーがあるように退室時のマナーもあります。流れは以下の通りです。

①椅子から立つ
②「本日はありがとうございました。」とお礼しお辞儀
③ドアの前まで移動
④「失礼いたします」とあいさつしお辞儀
⑤ドアを開けて退室

お礼を忘れずに

特に退室時にはお礼を忘れないようにしましょう。特に、「ありがとうございました」「失礼いたします」などの挨拶はしっかりと行いましょう。これは面接時でも同じです。

ドアを両手で閉める

入室時同様、ドアを両手で閉めましょう。ドアを開け閉めする際はしっかりとドアの方に体を向け、両手で開け閉めします。また、退出する際、面接官に会釈しながらドアを閉めるのもポイントです。

【面接のマナー】面接後のマナー

面接は1回受けて終わりではありません。1次面接を通過したらそのあとも続きます。また、面接後に行うことで印象アップに繋がることもあります。ここでは面接後のマナーとして1つ紹介します。

お礼メールを送る

面接後のマナーとして大事なのがお礼メールを送ることです。面接後は面接をしていただいたという感謝を伝えるため、お礼のメールを送ることで印象アップに繋がります。

ただし、その日中に送る必要があるので要注意です。

どのように書けばいいのかわからないという方はこちらを参考にしてみてください→https://shukatsu-ichiba.com/article/13949

【面接のマナー】Web面接のマナー

対面での面接を理解したところで、ではWeb面接はどうなのでしょうか。

結論から言うと、Web面接のマナーは基本的に対面の時と同じです。

ただし、若干違うところもあるので1つ1つ確認していきましょう。

1.環境を整える
2.開始5分前には入室する
3.身だしなみで手を抜かない

環境を整える

まずは環境を整えるためにも騒音等のない静かな場所で受けましょう。

何回も聞きなおさないようにイヤホンを着用するのがおすすめです。

また、背景は壁を背に向けるなどシンプルなものにし、バーチャル背景は使わない方が無難です。

トラブルが起きた際に備え、企業の緊急連絡先も控えておきましょう。

電子機器のチェックをしておこう

パソコンなど、Web面接を受けるための電子機器がしっかりと動くか確認しておきましょう。

(カメラは動くか、マイクは使えるかなど)

また、不具合が生じた際に代わりに使える機器を用意し、必要なアプリなどを入れておきましょう。当日になって動かない、映らないとならないためにも事前の電子機器のチェックは必要です。

開始5分前には入室する

特に指示がない場合は開始時間の5分前に入室しましょう。

入室して名前の変更やマイク・カメラについての指示がある可能性があります。

余裕をもって入室しましょう。

指示を受けてから退出する

面接終了後、退室してくださいという指示を受けてから退室しましょう。

相手の退室を待つ必要はないです。

身だしなみで手を抜かない

上記でも解説してきましたが、身だしなみでは手を抜いてはいけません。

スーツはしっかりと着用し、ボトムスもしっかりと身に着けましょう。

立ってくださいと指示を受けることもあります。

どんな場合でも万全な状態を整えましょう。

【面接のマナー】イレギュラーな場合のマナー

面接では自分が調べていたのと違うようなイレギュラーな場合も多くあります。

特に以下の2点がイレギュラーの例としてあげられます。

1.飲み物を出された際の注意点
2.名刺を渡された際の注意点

飲み物を出された際の注意点

飲み物を出された際の注意点は、まずは運んでいただいた方にお礼をし、勧められてから飲むようにすることです。一気に飲むのはNGです。

名刺を渡された際の注意点

名刺を渡された際の注意点は、立って両手で受け取り、間に机がある際は机を挟まずに受け取ることです。また、その際、名刺の名前や企業名が隠れない位置に指を置き、すぐにしまわずに、自分から見てテーブルの左側に置きましょう。ただし、自分が名刺を渡す必要はないです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

面接のマナーについて記載してきましたが、これは社会人になっても大事になってくるところです。

そして面接に関しては特に対策練習が必要です。大学のキャリアセンターや就活エージェントで実際の時のように練習をし対策をとりましょう。

面接では第一印象が大事になってくるからこそ、身だしなみや表情・行動が肝心になってきます。

1つ1つ確認をし、事前に準備を整え、面接に備えましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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