【例文あり】自己PRでポジティブさをアピールするコツや注意点を徹底解説!

【例文あり】自己PRでポジティブさをアピールするコツや注意点を徹底解説!

明るく立ち振る舞うポジティブさを自己PRしたいという方もいるでしょう。

しかし、アピールの仕方に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事ではポジティブさを自己PRする際のポイントを紹介します。

ぜひ本記事を参考に、魅力的な自己PRを作成してくださいね。

この記事を読んでわかること
  • ポジティブさは自己PRになるのか
  • ポジティブさを自己PRするポイント
  • 自己PRの構成
  • 自己PRの例文
この記事がおすすめな人
  • ポジティブさを自己PRしたい人
  • ポジティブさを効果的にアピールしたい人
  • はじめて自己PRを書く人

目次目次を全て表示する

【自己PRの例文:ポジティブ】企業は自己PRから何を見ているのか

どんな企業に応募する際にも、必ず通ることになるのが自己PRをすることです。

そのため、自己PRはあらかじめ用意しておく必要があるでしょう。

とはいえ、そもそもなぜ企業は自己PRを求めるのか?といった疑問を持つ人もいるはずです。

そこで最初に、自己PRを通じて企業がどんなことを見ようとしているのかを、詳しく解説します。

人柄

まず企業は、自己PRからその人がどのような性格の人間なのかを、理解しようとするでしょう。

特に今の時代は、単純なスペックだけではなく、人柄まで重要視されるようになってきました。

そのため、どれだけ学歴が良かったとしても、人間的に好かれなければ不採用になることも珍しくありません。

企業での仕事は1人でこなすものだけではなく、他の人とも協力しながらこなすものまでありますので、人柄は必ず見られるポイントだと認識しておくべきでしょう。

ポテンシャル

企業は入社後に自社で活躍してくれそうな人材を求めています。

そのため、自己PRの強みを入社後にどう生かせるのか、どう活躍できそうかからあなたのポテンシャルを見ているのです。

だからこそ、できる限り企業が望む人材を理解した上で、自己PRをしないといけません。

企業とのマッチング

同じ業界にある企業でも、その企業ごとに大きな違いがあります。

例えば組織全体の雰囲気は大幅に異なるため、応募してきた人材が自社の雰囲気に合いそうなのかどうかを、自己PRから見定めるところは少なくないでしょう。

なぜなら、自社に合わない人を採用しても、すぐに辞められてしまうリスクがあるからです。

つまりお互いにとって意味のない結果となってしまうため、あらかじめ自分が応募する予定の企業がどんな雰囲気なのかを、調べておいてください。

【自己PR:ポジティブ編】ポジティブは強みになる?

自己PRで、ポジティブな一面があることを強く伝えていきたいと思っている人もいるでしょう。

結論からいうと、ポジティブという強みは自己PRとして成立します。

ただし、ポジティブであることをシンプルに伝えるだけでは、どんな企業にもあまり響かない自己PRになるかもしれません。

その理由は、ありがちなアピールだからです。

だからこそ、そのポジティブな面をどのように入社後に活かせるのかを、明確に伝えるようにしてください。

【自己PRの例文:ポジティブ】企業がポジティブな人に求めること

周りの人を明るくしてくれる

ポジティブな人は、何事にも前向きに明るく取り組むことができます。

そのため、その明るさを活かし、周りの人も明るい雰囲気にしてくれることを望んでいます。

例えば、繁忙時期や大事なプロジェクトがあると、チーム内での雰囲気が悪くなってしまうことがあります。

その中で明るくポジティブな人がいることで周りに良い影響を与えることができるでしょう。

また、ポジティブで明るい人は話しかけやすい雰囲気の人が多く、組織の中心として盛り上げてくれる存在にもなるでしょう。

失敗を恐れない

どうしても新人のときは失敗だらけで、落ち込んでしまうものです。

しかし、企業にとっては、そんなことは当然ながら承知の上です。

企業が採用のときに注目しているのは、「失敗しないこと」ではなく、「失敗を恐れずに行動できるか」「失敗しても恐れることなく行動ができるかどうか」ということを意識しています。

そつなく仕事をこなすだけでは認めてもらえない世の中では、安定を求めたり、失敗を恐れる・行動しない、というのは魅力を感じることがないので採用されなくなってしまいます。

ポジティブな人は、前向きと見られますので、リスクをとり、失敗も覚悟の上でいかに行動していける人物なのかということをアピールしていきましょう。

すぐに立ち直ることができる

仕事といえば、必ずしも最初から最後まで順調にいくわけではありません。

つまり、どこかで大きな失敗をすることも、おそらく一度くらいは出てくるでしょう。

だからこそ、そこで企業が求めているのが、すぐ立ち直れるメンタルを持っていることです。

ポジティブな人であれば、一度の失敗ですぐ諦めてしまうことも、おそらく少ないはずです。

もし自己PRでポジティブな面をアピールするなら、諦めない姿勢があることも全面的に押し出すようにすると良いでしょう。

【自己PRの例文:ポジティブ】ポジティブさをアピールするコツ3選

自己PRでポジティブ思考を魅力的にアピールするためにはコツを理解しておくことが効果的です。

そこでここではポジティブ思考をアピールするコツを3点ご紹介します。

1.ポジティブさを具体的にアピールする

1つ目はポジティブに具体性を持たせるという点です。

企業に貢献できるということを主張する次に重要なのは、抽象的な表現であるポジティブを具体化することです。

ポジティブという強みは抽象的なうえに、企業でどう生かせるのか伝わりにくい表現です。

ポジティブさを入社後にどう生かすのか、また具体的な裏付けや理由となるエピソードは何かを話すことがアピールに有効です。

また、ポジティブをアピールする際には類似表現である「楽天的」と差別化するように意識してください。

一見同じように見えますが、楽天家であるということはPRとして不向きです。

後先を考えず、無計画という印象を与えてしまうため、注意しながらアピールを考えましょう。

2.ポジティブを言い換えてアピールする

2つ目はポジティブの言い換えを考えるというポイントです。

ポジティブの言い換えを知っておくことで、自分の強みを別の視点で知ることができます。

そのため、自分が伝えたい内容をさらに深掘りして考えることができるようになるのです。

また、ポジティブの言い換えを知っておくと、他の学生との差別化にも繋がります。

ポジティブ思考をアピールする学生は多いため、強みの伝え方が弱いと他の学生に埋もれてしまいます。

そのため、ポジティブの言い換えを考えて、強みをより具体的に伝えられるようにしましょう。

ポジティブの言い換え集

ここではポジティブの言い換えを考えるためにいくつかその例を紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

ポジティブの言い換え例
  • 粘り強い
  • 精神力がある
  • 向上心がある
  • 周りを笑顔にできる
  • 感情のコントロールがうまい
  • ネガティブな感情に流されない
  • モチベーションを常に保つことができる

3.面接でポジティブな振る舞いをする

3つ目は面接でも人事担当者にポジティブを印象付けるというポイントです。

自己PRでどれだけポジティブであるエピソードを述べたとしても、面接の時にネガティブな逆質問をしたり、常に自信がないような振る舞いをしてしまうと説得力がなくなってしまいます。

そのため、面接でも返事を元気よくしたり、会話の時は笑顔を心がけたりなどして、できる限り人事担当者にこの学生はポジティブだという印象を与えられるような振る舞いをするようにしましょう。

【自己PRの例文:ポジティブ】自己PRのおすすめの構成

企業に魅力的に自己PRをするには構成が重要です。

アピールしたい内容が同じであったとしても、どの順番で話すか、どのように伝えるかで、受け手の理解や反応に違いが出るためです。

以下では、自己PRで伝える際のおすすめの構成をご紹介しますので、なぜその順序が良いかを理解し、適切な構成で自己PRができるようになりましょう。

結論:私の自己PRはポジティブなところです(アピールポイント)

ポジティブさを自己PRで伝えるには、最初に結論を述べましょう。

自己PRを求められ、あなたのアピールポイントを尋ねられているので、その問いにストレートに答えることが重要です。

まず「私の自己PRはポジティブなところです。」と結論を述べるところから、自己PRをスタートさせましょう。

余計な前置きは入れずに結論からスタートすることがポイントです。

最初にアピールポイントを明確にすることで、面接官は「これから、いかにポジティブであるかの根拠や経験が聞けるのだな。」と準備も整い、その後の話が伝わりやすくなるのもメリットです。

理由:なぜならば、〇〇で〇〇ということがあったからです

結論に続けて、なぜアピールポイントとしてポジティブであることを選んだのかの理由を述べましょう。

理由は具体的な経験に基づいて選んだことを、紹介するのがポイントです。

具体的な経験を理由に挙げることで、自己分析ができており、自分のポジティブさについて理解しているのだとアピールすることができるためです。

これに対して、「家族や友達にポジティブだね、と言われるから」と他人から指摘されたことを理由にしたらどうでしょうか。

自分のことを自分自身で理解できておらず、本当にアピールポイントになるのか疑問を持たれてしまいます。

「ほかに思いかないから」など消極的な理由では、自信を持ったアピールポイントとして成立しなくなるので、これもNGの理由付けです。

エピソード:私は〇〇で〇〇をしていました

次に自分がいかにポジティブであるかを理解してもらうための、具体的なエピソードを紹介しましょう。

自分がポジティブだと述べるだけなら、誰にでもできることです。

そのため、ポジティブさが発揮された具体的な経験に基づくエピソードを紹介することで、実際にポジティブな性格の持ち主であることを理解してもらえます。

エピソードを紹介するうえでは、アピールポイントであるポジティブさが役に立つことを説得するため、なんらかの問題をポジティブさで乗り越えた話を選ぶのがベストです。

まずは、エピソード紹介のファーストステップとして、エピソードの前提を説明しましょう。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

どのような経験について話すのかを簡潔に説明した後は、2ステップ目として、その経験において生じた問題点を紹介します。

問題というと災害や事件、事故などに遭遇した、大きなトラブルを抱えたなど、インパクトのある問題を取り上げないといけないと思いがちですが、問題の大きさは関係ありません。

あなたが持ち前のポジティブさを発揮することで乗り越えることができた問題や解決できた問題であることがポイントです。

自分がいかにポジティブであるかをアピールする場面ですので、伝えるべきことをミスチョイスしないようにしましょう。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

エピソード紹介の3ステップ目として、直面した問題にあなたがどのような対処をしたのかを説明します。

もちろん、この内容はアピールポイントであるポジティブさを発揮して対応したことが必要です。

生じた問題に対する考え方や対処法が、ポジティブさとはまったく無関係のものでは意味がありません。

また、自ら積極的に問題の解決のために考えて、行動したことが大切です。

ポジティブ思考の重要性を諭されて、人の指示を受けて動いたとか、自らは行動に出ず、人に解決してもらった話では、自ら解決したことにならず、ポジティブであることの説得力に欠けてしまいます。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

そして、4ステップ目として、自らポジティブさを活かして行動に出たことで、問題がどう解決したのか、結果や成果を伝えましょう。

結果を述べる際には、「無事に問題を解決できました」「自分のポジティブさで問題を乗り越えることができました」と結果だけを述べるのではなく、より具体的に、どう結果が残せたのかをアピールすることが大切です。

問題が生じていた時点と行動に出た後の違いを数値など、客観的な指標を用いて述べることや問題発生時と解決後のビフォーアフターを具体的に紹介することがポイントです。

これによって、ポジティブさが実践的に発揮でき、役立つことをアピールできます。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

エピソードの結果を伝えることで話が完結した気がしてしまいますが、最後の結論を忘れてはいけません。

実は最後の締めがとても、重要になります。

ここまでの内容で、あなたのう強みであるポジティブさは、困難を乗り越える力があることが理解してもらえたはずです。

ですが、それでは単にそのエピソードでの成功を伝えただけで、自社にとってメリットがある人物かが伝わってきません。

ポジティブさをどう仕事に活かすことができるのかを、企業研究を踏まえた具体的な事柄で説明し、「自分は〇〇で貢献できるから、採用価値があるのだ」というアピールを行い自己PRを締めましょう。

【自己PR:ポジティブ編】ポジティブを関連づけた自己PR例文

自己PRをどんな構成で作れば良いのかわかったとしても、具体的なイメージができずにいる人も、おそらくいるでしょう。

そんな人のために、ここではポジティブな面を関連付けた自己PRの例文を、3つ紹介します。

もしどうしても自己PRを組み立てるのが難しいなと思っている人は、この内容を参考に自分なりの自己PRを作成してみてください。

例文1:卒業論文

例文1

私は課題に対して前向きに取り組み、活路を見出すことが得意です。

その性格を最も自分自身が強く意識したのは、大学の卒業論文を書いているときです。

私は交通事故で入院したこともあり、大学を1年近く休養していました。

そのため、卒論や単位周りのことで追い込まれた状況に立たされていました。

しかし、逆境に対して絶望するどころか、私は「やること、やれることがある」ということに喜びを感じていました。

卒論の差し戻しが来ても「もっと面白い、完璧な内容に仕上げて卒業してやる」と思い、授業に参加していても、教授が本当に伝えたいことはどのようなことなのかを考えることに喜びを感じていました。

そしてこの就職活動も一つの課題でしたが、やはり私は楽しんでいます。

自己分析で自分を知り、業界研究や企業研究で社会を知り、世間知らずな自分が、知らないなりに知ろうとしている毎日が楽しいのです。

貴社に入ってからも、逆境や困難、課題の一つ一つと楽しく向き合いながら、苦しみすらも喜びに変えていけるよう、日々邁進して参ります。

例文2:留学

例文2

私の強みは、成功のためならどんな時も常に努力し続けられるところです。

私は大学2年生の頃、1年だけ海外留学をしました。

最初は語学力に対してあまり自信がなく、実際に海外で人と接する際にも、ほとんどまともに会話することができませんでした。

そのことが当時はすごく悔しくて、それ以降は毎日欠かさずに外国語の単語を覚えたり、コミュニケーションを取るための文法も勉強したりする日々を繰り返していました。

さらには積極的に周りにいるネイティブスピーカーとも会話をするようにしていたため、最終的にかなりの語学力が身についたのが嬉しかったです。

おかげで半年後には、ルームメイトと冗談を言い合えるような仲にまで成長できました。

これから貴社に入社しても、1つの失敗ではめげずに、必ず最後には克服できるように努力を積み重ねていきたいと思っています。

例文3:サークル

例文3

私の強みは、屈強に負けないポジティブさがあるところです。

大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、学園祭を目前に足をひねってしまい、それ以降なかなか練習に参加できずにいました。

しかし何もしない自分がすごく嫌だったため、ある日からは練習に参加しつつも、自分ができる範囲のことだけをやるようにしました。

最初は上半身の振りつけだけを練習するようにし、足の痛みが回復してきたところで下半身の振りつけも覚えるようにしたため、結果的には学園祭で最高のパフォーマンスを披露できたのを覚えています。

周りからも「よく頑張ったね」と褒めてもらうことができたので、すごく嬉しかったです。

貴社に入社した際にも、さまざまな壁を自分なりに乗り越えていけるように、頑張っていきたいと思っています。

【自己PRの例文:ポジティブ】ポジティブをアピールする際の注意点

ポジティブであるという強みをアピールしようとしたのに、かえってマイナスに捉えられてしまうおそれもあります。

大抵の長所と短所は紙一重で、ポジティブであることも、アピール方法や相手の捉え方によっては短所になってしまうのです。

たとえば、小さなことではクヨクヨしない性格も、見方によってはただのへらへらした人だと思われてしまうかもしれません。

誤解されないためにも、ポジティブをアピールする時は以下のことに注意しましょう。

自主性をアピールする

ポジティブであること自体は立派な強みであり自己PRとしても有効です。

しかし、ポジティブさをアピールした時に、何も考えていないただの楽観主義だと思われてしまったら、むしろマイナス評価になってしまうでしょう。

ポジティブであるのと、単なるのんきな楽観主義とは違うのです。

ポジティブな人は、どんなに困難でも常にその打開策を探し、どうにかしてその状況を変えようと動きます。

しかし、ただの楽観主義者は自分で困難な状況を切り抜けようという姿勢に欠け、自分で動こうとしません。

ポジティブさをアピールする際はともに主体的な姿勢をアピールすることが重要です。

困難な状況下でもあきらめずに工夫して切り抜けた、などのエピソードを用意しておきましょう。

失敗から学んだ経験も述べる

たとえ失敗したとしても、落ち込まずに前向きでいられるのがポジティブな人です。

しかし、その失敗から何も学ばず、やみくもに取り組むだけではいけません。

失敗から学ばない人は、その先何度でも同じような失敗を繰り返すでしょう。

また、同じようなミスを繰り返してしまっては、大きな損害を出してしまう恐れもあります。

ポジティブさをアピールする際は、選考を通して「失敗から学べる」ということをアピールし、マイナスなイメージを払しょくしましょう。

【自己PRの例文:ポジティブ】ポジティブさを伝える際のNG例

以下では、反面教師としてポジティブさをアピールする自己PRのNGの例文をご紹介します。

実はNGな方法でアピールしていたということががないよう、チェックしてみましょう。

NG例文1:エピソードが抜けている

NG例文1
私の自己PRはポジティブなところです。
これまでいろいろと失敗したこともありますが、失敗を苦にすることや後悔することなく、いつもポジティブに前に進んでいくことができます。
一度切りの人生ですので、くよくよしたり、悔やんだりせず、常に前向きに過ごすことが大切だと思っています。
なぜなら、後悔したところで後戻りはできず、失敗や過ちを正すこともやり直すこともできないからです。
これから仕事をしていくうえでも、ポジティブさは大切だと感じています。
ビジネスの現場でも失敗することもあれば、想定外のトラブルなどに遭遇することもあると思います。
ですが、ポジティブな考えができれば、想定外の事態もチャンスと捉えて、新たなアイディアを生み出すことや成長を続けることができるのです。
ポジティブさを存分に活かして、御社の事業に貢献していきたいです。

NG例文1のポイント

NGポイントとして、具体的なエピソードが抜けている点が挙げられます。

「これまでいろいろと失敗したこともありますが、失敗を苦にすることや後悔することなく、いつもポジティブに前に進んでいくことができます」とアピールポイントとしてポジティブさを選んだ理由を述べていますが、具体的なエピソードがないため、本当にポジティブに失敗しても乗り越えることができるのか、面接官には伝わりません。

「これまでいろいろと失敗した」と失敗経験があることを匂わせているわけですから、その経験を1つ挙げて、エピソードを紹介するべきでしょう。

NG例文2:仕事にどう生かすのかが抜けている

NG例文2
私の自己PRはポジティブなところです。
サッカー部に所属し、県大会決勝の直前にケガをして出場を逃しても、すぐに気持ちを切り替えられた経験があるためです。
私は中学から高校までサッカー部に所属し、高校の全国大会出場を目標に、強豪校へ進学を果たしました。
3年間努力してレギュラーを獲得しましたが、県大会の決勝戦の交通事故に遭い、高校生活での競技復帰は不可能になってしまったのです。
とても悔しく涙があふれましたが、すぐに気持ちを切り替えることができました。
なぜなら、全国大会はお正月に開催されるので、そこまで練習を続ければ、受験勉強がおろそかになります。
ですが、私は受験勉強ができるようになり、浪人せずに済むと思考を切り替えることができました。
全国大会に出場した3年生メンバーの中には、浪人した人や志望の大学に進学できなかった人が何人もいます。
志望大学に現役合格して学べた経験を無駄にせず、御社に貢献したいです。

NG例文2のポイント

エピソードの内容から気持ちの切り替えが早いらしい、ピンチや挫折をチャンスに捉えることができる点は伝わってきます。

もっとも、その経験から何を学んだのかは言及されておらず、浪人しなくて良かった、志望大学に現役合格できて良かったという、ラッキーな話に終始してしまっています。

志望大学において何を学んだのかもわからず、仕事にどう活かせるのかも伝えることができていません。

ただ思考がポジティブなだけで、これまでの経験を入社後にどう活かせるのかがまったくわからず、仕事と結びつけた自己アピールになっていない点がNGポイントです。

NG例文3:根拠に欠ける

NG例文3
私の自己PRはポジティブなところです。
ポジティブさでは誰にも負けません。
私は演劇サークルに所属しており、文化祭で公演を行うことになっていました。
ですが、感染症拡大の影響で中止せざるを得なくなり、メンバーは打ちひしがれていました。
私はポジティブ思考なので、独り芝居をして自撮りした映像をネットにアップしたところ、100人余りの方に再生してもらうことができたのです。
この経験から、想定外のアクシデントが起こっても、くよくよせず、ポジティブに捉えることで、新たなチャンスを得られることを学びました。
御社の業界でも、感染症拡大による大きな影響を受けていますが、ポジティブ思考でピンチをチャンスに変えられる私がいれば鬼に金棒です。

NG例文3のポイント

具体的なエピソードを挙げ、瞬時に発想の切り替えができることは伝わります。

もっとも、演劇部で作り上げた演目のことやほかのメンバーのことには配慮せず、1人だけ自己満足している印象を与えます。

また、再生回数も100回ほどと、大した実績が残せたわけでもありません。

ポジティブ思考で、自分だけが自己満足程度に行った経験を、あたかも大きな成功のように誇張している点に、面接官としては根拠が見出せません。

しかも、その経験や根拠のない自信で、自分を採用すれば鬼に金棒と主張している点もNGポイントです。

根拠のない自信で、失敗しそうなイメージを持たれるためです。

【自己PRの例文:ポジティブ】自己PR作成後は見直しをしよう

自己PRは作成して終わりではありません。

見直しを行い、わかりにくい表現や間違えを修正し、完成度を高めることで通過しやすい自己PRを作成することができます。

以下で見直しのポイントを確認しましょう。

自分で見直す際のポイント

完成したらまずは基本的なミスがないか確認しましょう。

具体的には、誤字脱字はないか、漢字の変換ミスはないか、主述の関係は明確かなどを確認しましょう。

基本的なミスがあるまま企業に提出してしまうと、熱意が低いという印象を与えてしまいますので入念に行いましょう。

時間をおいてから見直しを行おう

自己PR作成後は達成感で溢れているため、ミスがなく完璧な自己PRに思えてしまいます。

そこで、時間をおいてから見直しを行うことが重要です。

時間を置くことで、自分のミスと冷静に向き合うことができます。

最低でも1~3日ほど置くことがおすすめです。

完璧な自己PRを作成するためには時間に余裕を持つことが大切です。

添削を行ってもらう際のポイント

自己PRの見直しを自分だけで行ってしまうと主観的なアピール文になってしまいます。

そこで、第三者に添削を行ってもらうことが自己PRの完成度を高める上で大変有効です。

家族や友人、大学のキャリアセンターやOB・OGを頼り、行ってもらいましょう。

確認してもらう際は、表現に違和感がないか、企業目線で魅力的な文章かなどを客観的に確認してもらいましょう。

就活エージェントを頼ることがおすすめ

自己PRでお悩みの方は就活エージェントを頼ることをおすすめします。

就活のプロに頼ることで、より企業目線に立った自己PRのアドバイスを受けることができます。

中でもおすすめのサービスは就活市場エージェントです。

一人で就活を進めるよりも、就活エージェントを頼ったほうがずっと効率良く動けるでしょう。

詳細は以下の就活市場エージェントの紹介ページをご覧ください。

おわりに:自己PRでポジティブさをアピールしよう

例文ではあえてポジティブという表現を使用することを避けました。

何人もの学生が「ポジティブ」というありきたりな表現を毎年使用するので、そこと差別化を図るためには、自分なりの言い換えができると良いでしょう。

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